
最近では髪を乾かす機能に加えてヘアケアや頭皮ケア、スキンケアまでできるモデルが登場し「美容家電」としても人気の高いドライヤー。
私たちの日常に欠かせないアイテムですが、買い替え時や故障時にいざ捨てるとなると「そのまま捨てていいの?」「何ごみになるの?」など、処分について戸惑う方も多いのではないでしょうか?まだ使えるドライヤーなら捨てるのがもったい、どうしていいかわからず放置しているということもあるかもしれません。
そこで今回のコラムでは、ドライヤーの処分方法と注意点を解説していきます。
ドライヤーをごみとして捨てる方法だけでなく売却してお得に処分する方法や、ドライヤー以外に捨てたいものがある場合に便利な処分方法まで幅広くお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください!
▼この記事でわかること▼
- ドライヤーの処分方法
- ドライヤーを処分するときの注意点
ライヤーの処分方法8選!

紹介する処分方法は以下の8つです。
- 不燃ごみとして捨てる
- 粗大ごみとして捨てる
- 小型家電回収を利用する
- 家電量販店の引取サービスを利用する
- リサイクルショップで売却する
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
- 譲渡する・ジモティーを利用する
- 不用品回収業者に依頼する
手順や費用について詳しく説明していきます。
処分方法1.不燃ごみとして捨てる
不要になったドライヤーは、自治体で不燃ごみとして処分ができます。
その場合は、指定のごみ袋にドライヤーを入れて指定日時に回収場所にごみに出せば処分が完了します。ごみ袋代はかかりますが、予約や手数料の支払いなどは必要ないので気軽な処分方法です。
ただし、回収頻度は月一回程度と低めです。すぐにドライヤーを捨てたいということなら別の方法を検討する必要があるでしょう。
処分方法2.粗大ごみとして捨てる
自治体の規定サイズを超えるドライヤーは、粗大ごみとして捨てるよう指示されるケースもあります。
その場合の処分の手順は以下の通りです。
- 受付締切日までに粗大ごみ受付センターに電話かインターネットで申込
- 収集日、収集場所、料金を確認する
- スーパーやコンビニなど指定の販売店で手数料納付券(シール)を購入
- 処分する家具や家電に受付番号や氏名を記入した手数料納付券を貼る
- 収集日に指定場所に出す(立ち合いは不要)
粗大ごみ回収には予約や手数料納付券の購入など、事前準備が必要です。細かい手順やルールは自治体ごとに異なりますので、まずはお住まいの自治体のホームページを確認しましょう。
粗大ごみの回収も不燃ごみと同じく、月1回~数か月に1回と頻度が低いのがネックです。予約締切日までに間に合わなかったり、ドライヤーを回収日に出しそびれたりすると次の回収日まで待たねばならず、処分完了までに時間がかかってしまうこともあるため注意しましょう。
自治体のクリーンセンター(ごみ処理施設)に自己搬入してもOK
「不燃ごみや粗大ごみの回収日を待たずに捨てたい」「ドライヤー以外にも捨てたいものがある」ということなら自治体のクリーンセンター(ごみ処理施設)に自己搬入するという方法もあります。
- 回収日を待たずにドライヤーを捨てられる
- 複数点処分するものがある場合、1点当たりの処分費用が安くなる
- ドライヤー以外の家電や家具などもまとめて捨てられる
持込先や手順、処分手数料などは自治体によって異なっているので、よく下調べをしてから搬入しましょう。
ドライヤーをすぐに捨てられる便利な方法ではあるものの「クリーンセンターへの持込には車が必須」「稼働日時が平日のみ」という点で、利用できない方も多いかもしれません。その場合は自治体の各戸回収の利用や業者の利用など、別の方法を検討しましょう。
処分方法3.小型家電回収を利用する
ドライヤーが自治体の小型家電回収対象製品になっているなら、自治体の小型家電回収を利用すると無料で処分可能です。
- 小型家電回収ボックス
- ごみステーション回収
- 小学校、公民館などでおこなわれる拠点回収
- 市町村窓口や清掃事務所など公共施設での持込回収
- 戸別訪問回収
- 認定事業者による宅配回収
自治体によって回収場所や回収方法は異なっています。まずはお住まいの自治体のホームページを確認し、お近くで利用できる回収場所がないか探してみてください。
この方法であれば費用は無料で済み、自分が捨てたくなったらすぐにドライヤーを処分できますが、そのぶん回収拠点まで自分でドライヤーを持って行く手間がかかる、というデメリットがあります。また、お近くに回収拠点がない、持って行く時間がないということもあるかもしれません。その場合は自治体での処分を検討しましょう。
処分方法4.家電量販店の引取サービスを利用する
家電量販店では、ドライヤーを小型家電として有料で回収しています。
大手家電量販店の対応は以下の通りです。
家電量販店 | 引取対応 |
---|---|
エディオン | 3辺合計が120cm以下で重さが10kg以下 取り外し工事不要で使用できるもの 550円(税込) |
ヤマダ電機 | 持込回収も可能 指定の箱に入る大きさ(それ以外の小型家電もまとめてダンボールにつめて回収可能) 一括2,200円(税込) |
ヨドバシカメラ | 550円(税込) |
ジョーシン | 0円 |
ビックカメラ コジマ | 指定の箱に入る大きさ(それ以外の小型家電もまとめてダンボールにつめて回収可能) 一括1,958円(税込) |
この方法であれば、
- 無料~比較的安い金額でドライヤーを処分できる
- 営業時間内に持ち込めばその日のうちに処分が完了する
- 「下取り」できれば新しいドライヤーをお得に買えることも
といったメリットがあります。しかし、「自治体の回収よりも費用がかかる」「店舗まで持ち込む手間がかかる」といったデメリットもあるため注意が必要です。また、店舗によっては小型家電回収をおこなっていないところもあるため事前の確認が必須となっています。
お近くに利用できる家電量販店がない場合や、持ち込んだり郵送したりする時間や手段がないなら別の方法を検討したほうがいいかもしれません。
処分方法5.リサイクルショップで売却する
以下のような人気メーカーのドライヤー、高級ドライヤーをお持ちであれば、捨ててしまうよりもリサイクルショップでの売却が断然おすすめです。
- Panasonic(パナソニック):「ナノケア」「イオニティ」
- SHARP(シャープ):「プラズマクラスター」
- Dyson(ダイソン):「Supersonic」「Supersonic Shine」
- KOIZUMI(コイズミ):「MONSTER」
- SALONIA(サロニア):「スピーディーイオンドライヤー」
- Refa(リファ)
- YA-MAN(ヤーマン):「リフトドライヤー」
- KINUJO(キヌージョ)Hair Dryer
- Create(クレイツ)
- HOLISTIC cures(ホリスティックキュアーズ)
ただし、大手リサイクルショップは家電製品の製造年数に制限を設けており、製造年数7年以上の古いドライヤーは買い取ってもらえないことがほとんどという点に注意が必要です。
- セカンドストリート:家電は10年以内に製造されたものが買取対象
- ハードオフ:基本的に製造後7年以内のものが買取対象(オーディオ製品は年式問わず受付)
- トレジャーファクトリー:製造年数が7年以内
「売りに行くのが面倒・・・」「いつかは売りに行こう」と使わないドライヤーを放置すればするだけ買取価格は下がっていってしまいます。不要になったらできるだけ早く、査定に出すことを検討しましょう。
高価買取してもらうコツ
- 動作確認をしておく
- メンテナンスしてきれいな状態にしておく
- 取扱説明書や保証書、ノズル、アタッチメントなどの付属品はすべて揃える
- 複数の店舗で査定を受ける
中古家電の査定では、見た目のきれいさが何より重要視されます。「乾いた柔らかい布で本体の汚れを拭き取っておく」「ドライヤーの吸込口・吹出口にたまったほこりや髪の毛を掃除機で吸い取っておく」など、できる範囲でメンテナンスを済ませてから査定しましょう。
ただし、無理なメンテナンスをおこなえばドライヤーが破損したり故障したりする可能性もあるため注意してください。詳しいメンテナンス方法は取扱説明書に記載されているので、確認しつつ慎重にお手入れをするようにしましょう。
処分方法6.フリマアプリ・ネットオークションに出品する
メルカリやラクマ、Yahoo!オークションといったフリマアプリ・ネットオークションにも、さまざまなドライヤーが出品されています。
【メルカリで実際に取引されているドライヤー】
- Dyson(ダイソン)ジャンク品:5,750円
- Panasonic(パナソニック)ナノケア:5,600円
- HOLISTIC cures(ホリスティックキュアーズ)箱なし:12,000円
- Create(クレイツ):5,500円
- KOIZUMI(コイズミ)「MONSTER」未使用品:5,888円 など
新しく状態の良いドライヤーが売れやすいのはもちろんですが、リサイクルショップで買取不可になってしまった古いドライヤーも、フリマアプリやネットオークションであれば売却できる可能性があります。また、故障しているドライヤーもジャンク品として値が付くこともあるため、どんな状態のものでも一度、出品してみるのがおすすめです。
フリマアプリ・ネットオークション利用の注意点
不用品処分の手段として定番になったフリマアプリ・ネットオークションですが、以下のようなデメリットもあるため注意が必要です。
- 出品~発送まで自分ですべておこなうのでほかの手段より手間がかかる
- 売却時には販売額に応じて5%~10%の手数料がかかる
- 送った製品に不備があるとクレームになることも
上記のほか「売れるまでドライヤーを処分できない」というデメリットもあります。手間や時間をかけられない、すぐに手放してしまいたいという方は別の手段を検討しましょう。
処分方法7.譲渡する・ジモティーを利用する
ドライヤーをもっと手軽に処分したいなら、親族や知人、友人に譲渡するという方法もあります。
- 捨てたり売ったりする手間がなくなる
- 手渡しできるのであれば梱包や発送も必要なし
- 送料や処分手数料も不要
- 物を捨てることなく活用でき、環境にやさしい
メリットの多い方法ではありますが、譲るドライヤーが故障していたり汚損がひどかったりすると譲った後でトラブルに発展する可能性も。譲渡前には動作確認とメンテナンスを必ず済ませておき、譲ったあとに気持ちよく使用してもらえるようにしておきましょう。
ジモティーを利用して譲り先を探してもOK
ドライヤーを譲りたいけれど、身近で譲る相手がいないということもあるかもしれません。そんなときは、地元の掲示板「ジモティー」を使って譲り先を探してみるのもおすすめです。
- 手数料不要
- 手渡しできるなら梱包・発送作業や送料も不要
- 販売額は0円~希望する額に設定できる
ただしこちらも事前に伝えていたより状態の悪いものを譲渡するとトラブルになる可能性があるほか、以下のようなデメリットもあるため注意してください。
- 決済方法の選択肢が少ない
- 譲る相手とのやりとりに時間がかかる
- ドタキャンや個人情報の悪用など利用相手とトラブルになる可能性も
取引相手とのトラブルに巻き込まれてしまえば、ドライヤーを手放すまでに必要以上の時間や手間がかかってしまいます。「取引相手に怪しい点があるなら取引を中断し、カスタマーセンターに問い合わせをしてみる」「人目のある場所で受け渡しする」といった対策をして、安全に取引を終えられるようにしておきましょう。
処分方法8.不用品回収業者に依頼する
ドライヤーを手間や時間をかけずに処分したいなら、不用品回収業者に依頼するという方法もあります。不用品回収業者を利用するメリットは次のとおりです。
- メーカーや状態を問わず、どんなドライヤーでも回収してもらえる
- 1点のみでも回収を依頼できる
- ドライヤー以外の不用品も回収OK
- 電話一本で家まで来てくれる
- 分別や搬出、積込などの面倒な作業はすべてスタッフにおまかせできる
- 回収と同時に査定も受けられる
そのほか、不用品回収業者は年中無休で稼働しているので、自分の都合のいい日時を指定できるといううれしいメリットも。「夜のうちに作業を終えてほしい」「引っ越しを控えているのでなるべく早く来てほしい」などさまざまな要望に臨機応変に対応してもらえるので、一度相談してみてはいかがでしょうか。
不用品回収業者を依頼するときは相見積もりするのがおすすめ
複数の業者から見積もりを取って費用を比較する「相見積もり」は、悪徳業者を避けるだけでなく費用の節約にも役立ちます。忙しいときに複数の業者と連絡を取り合うのは面倒ではあるのですが、するとしないでは費用に数万円の差が出ることもあるため大切なポイントです。できれば3社以上から見積もりを取って比べてみてください。
当社「出張回収センター」では電話以外にもメーカーやLINEで簡単に見積もり依頼ができます。
年中無休で営業していますので、お気軽にお問い合わせください。
不用品回収業者の選び方については、以下の記事でも詳しく紹介しています。
ドライヤーの寿命は3~4年!故障したらどうなる?

ドライヤーの寿命はだいたい3~4年(時間換算で130〜140時間)といわれています。炊飯器が9年、掃除機が7年程度の寿命とされているのを考えると、ドライヤーの寿命が「意外と短い!」と驚かれる方も多いのではないでしょうか。
とはいえ寿命は目安なので、3~4年経ったからといってすぐに処分したほうがいいというわけではありませんし、機種や使用頻度、使い方によってはそれよりも長い期間使用できることもあります。しかし、長く使えば使うほど以下のような不具合が出るようになるため注意が必要です。
- 電源が入らない
- ドライヤー本体が熱くなる
- 温風が出ない
- 風量が弱い
- 異音がする
- 焦げ臭いにおいがする
不具合が起こると髪を乾かせなくなり日常生活に支障が出るほか、「異音がする」「焦げ臭いにおいがする」といった異常は発火や火災に繋がる恐れもあり大変危険です。本体とコードの状態は定期的に点検し、異常があるなら早めに処分を検討しましょう。
【注意】ドライヤーの分別は自治体ルールを確認

家電だし、サイズも小さいし、ということで「不燃ごみ」として捨てると思われがちなドライヤー。しかし、自治体によっては「粗大ごみ」「小型家電」など、別の分別になることもあるので注意が必要です。
自治体 | 分別 | 備考 |
---|---|---|
宮城県仙台市 | 家庭ごみ | 小型家電リサイクルでも可 |
東京都世田谷区 | 不燃ごみ | |
東京都品川区 | 陶器・ガラス・金属ごみ | 1辺が30cmを超えるものは粗大ごみ |
愛知県名古屋市 | 小型家電 | 小型家電回収を利用できない場合は「不燃ごみ」 |
静岡県浜松市 | もえないごみ | 小型家電回収ボックスでも可 |
大阪府大阪市 | 小型家電 | 小型家電回収を利用できない場合は「普通ごみ」 |
京都府京都市 | 小型家電 | |
福岡県福岡市 | 小型家電 | 小型家電回収を利用できない場合は「燃えないごみ」 |
捨て方を誤るとドライヤーが回収されず家に再度持ち帰ることになったり、そのまま放置することで不法投棄扱いをされてしまったりと、思いがけないトラブルに繋がる可能性もあります。ドライヤーを捨てる前にはお住まいの自治体の分別と捨て方のルールを確認しておき、正しく処分しましょう。
「ドライヤー」処分時によくある質問

「出張回収センター」ではドライヤーを含め、さまざまな不用品を回収しています。
ご依頼時によくある質問についてまとめましたので、参考にしてみてください。
Q. ドライヤーを処分したいのですが、どれくらいで来てもらえますか?
A. ご依頼をいただければ、名古屋周辺であれば、最短で30分ほどで回収にお伺いすることが可能です。ただし、その日の状況によっては、もう少しお時間を頂戴する可能性もございます。お急ぎの場合は、ご依頼いただく際にその旨をお知らせいただければ、できる限り早く回収するようにいたします。
Q. 壊れているドライヤーでも引き取ってもらえますか?
A. 壊れてしまって動作しないようなドライヤーでも問題なく引き取らせていただきます。回収したドライヤーは当社にて適切に処分いたしますので、安心してご依頼ください。
Q. どういった人がドライヤーの回収に来るのですか?
A. 当社が誇る優秀なスタッフがドライヤーの回収にお伺いします。替えの靴下を持参するなど、スタッフの身だしなみは徹底しておりますので、お客様に不快な思いをさせることはございません。なお、ご要望に応じて室内からの搬出作業もスタッフの方で行いますが、もし室内に入られたくないといった場合には、玄関前などでドライヤーを引き取ることも可能です。
Q. ドライヤーの回収料金を事前に教えてもらえますか?
A. 電話やオンラインフォームでお問い合わせいただければ、その場で見積りを提示いたします。LINEを使った簡易見積りサービスも実施しておりますので、そちらの利用もぜひご検討ください。
Q. 大量にドライヤーを処分したいのですが可能でしょうか
A. はい。可能です。美容院の閉業の際など弊社では、一点から数の制限なく回収できます。ぜひ、無料見積もりの際にご相談ください。
Q. ドライヤー以外のものも一緒に回収することはできますか?
A. はい。可能です。弊社では、ドライヤー以外にも、ベッドや椅子といった家具や家電の回収も行っております。
まとめ

今回のコラムでは、ドライヤーの処分方法8選と注意点をご紹介しました。
- 不燃ごみとして捨てる
- 粗大ごみとして捨てる
- 小型家電回収を利用する
- 家電量販店の引取サービスを利用する
- リサイクルショップで売却する
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
- 譲渡する・ジモティーを利用する
- 不用品回収業者に依頼する
ドライヤーをごみとして捨てる場合の分別や捨て方は、自治体ごとに異なります。適当に判断して処分するとごみに出しても回収してもらえず思わぬトラブルに繋がる可能性もありますので、まずはお住まいの自治体のルールを確認し、正しい方法で処分しましょう。
記事では自治体での処分のほかに、まだまだ使えるドライヤーを売却・譲渡して処分する方法、不用品回収業者を利用して手間や時間をかけずに処分する方法も詳しく紹介しています。
お手持ちのドライヤーの状態やご自身の希望に合わせた処分ができるよう、処分前にはぜひこの記事を参考にしてみてください。
▼ドライヤー以外の美容家電の処分方法についても参考にしてみてください▼