
タイヤは、自動車に欠かせない足回りの重要なパーツです。
車と合わせて購入し、車の買い替えの際にタイヤも一緒に処分してしまうことが多いので、普段はあまり気にすることはないと思いますが、タイヤだけを買い替えるケースは、実はよくあります。
冬用のスタッドレスタイヤに交換する場合や、タイヤがパンクして買い替える場合、ホイールをより軽くて良いものに交換するケースなど。すり減ってしまったタイヤを買い替えるケースもありますね。
タイヤは、車の販売店やディーラー、ガソリンスタンドや、タイヤを専門に扱う店舗などで購入できますが、取り扱っているのは新品のタイヤだけではありません。一度使った中古のタイヤも売買されているのを、ご存知でしょうか?
状態の良いものに限りますが、リーズナブルに購入できる中古タイヤは、実はとても人気があり、有名ブランドの人気モデルは高値で買い取りしてもらえます。
この記事では、売れる中古タイヤの特徴や買い取ってもらう方法、廃棄処分することになった場合の方法などを詳しく見ていきます。
タイヤの買い替えや、使っていないタイヤの処分を検討されている方など、ぜひ参考にしてみてください!
▼この記事でわかること
- タイヤの処分方法
- タイヤの処分費用
- タイヤを捨てる際の注意点
タイヤの処分方法は5通り!

タイヤとホイールを廃棄処分する方法は、
- 車のディーラーに依頼する
- カー用品専門店、タイヤ販売店に依頼する
- 自動車修理・整備工場に依頼する
- ガソリンスタンドで引き取ってもらう
- 民間の不用品回収業者に回収を依頼する
の5つの方法があります。それぞれ詳しく説明していきます。
車のディーラーに依頼する
車のディーラーや、自動車販売店に依頼する方法があります。
車のディーラーでタイヤを処分する際の費用は1本あたり500円~。
普段から車のメンテナンスを依頼しているディーラーなどがあれば、タイヤの他に気になるところがある場合も相談できて安心です。
ただ、車のディーラー、特に正規ディーラーでは、他の処分方法に比べて処分費用が高い傾向にありますので注意が必要です。
カー用品専門店、タイヤ販売店に依頼する
カー用品専門店、タイヤ販売店にタイヤの処分を依頼した場合の費用は1本あたり250〜500円程度となっています。ホイールを取り外すのに別途料金がかかる場合があるなど、店舗ごとに金額やサービスの内容が異なるため、依頼する前には確認が必要です。
比較的、処分費用が安い場合が多いですが、自分でタイヤを持ち込む手間がかかることがデメリットとなります。
自動車修理・整備工場に依頼する
次は、自動車修理・整備工場にタイヤの処分を依頼する方法です。
費用は約250円~500円程度で、比較的安価でタイヤを処分してもらえる方法と言えます。こちらも自分でタイヤを持込む手間がかかることがデメリットです。
ガソリンスタンドで引き取ってもらう
ガソリンスタンドでタイヤの回収を依頼する方法もあります。費用はガソリンスタンドごとに異なり、タイヤ1本当たり300円〜550円程度のところもあれば、1,000円程度かかるガソリンスタンドもあるなど、金額に大きな差が出ることもあるため注意しましょう。
セルフスタンドで従業員が常駐していない店舗や、車検を実施していないガソリンスタンドではタイヤ処分に対応していないことも多いため、事前の確認が必須となります。
不用品回収業者に回収を依頼する
不用品回収業者にタイヤの回収を依頼する方法もあります。
「処分するタイヤの数が多い」「タイヤの他にも処分したいものがある」といった場合でも、不用品回収業者であれば自宅まで引き取りに来てくれるので便利です。買取をしている業者であれば、ごみとして処分する予定だったものに値段が付く可能性もあります。
デメリットとして挙げられるのは、タイヤの処分金額は他の方法より高くなってしまう場合があること、悪徳業者がいるため注意が必要、この2点です。
悪徳業者に回収を依頼してしまうと、高額な費用を請求されたり、タイヤを不法投棄されたりとトラブルに巻き込まれることがあります。特に不法投棄に関しては、業者だけでなく依頼主も罰せられる場合がありますので気を付けなければなりません。
不用品回収業者の利用を検討する際は、必ず見積もりをとってもらいましょう。
見積書の項目に車両費・出張費・梱包作業費・分別作業費・スタッフ追加の際の費用などがきちんと書かれているかどうかを確認するのが大切です。細かく確認することで、不用品回収の後、見積書に書かれていない費用を追加請求されるのを防げます。
信頼できる不用品回収業者の選び方については、こちらの記事で詳しく解説しております!
古タイヤを売却する方法は5通り!

不要になったタイヤは約90%がリサイクルされるため、売却すれば再利用され、資源として生まれ変わります。
タイヤを買取してもらう方法は以下の5通りです。
- 買い替え時に下取りしてもらう
- カー用品専門店で売る
- タイヤ買取の専門店で売る
- フリマアプリなどで売る
- 不用品回収業者に査定を依頼する
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう!
買い替え時に下取りしてもらう
タイヤを買い替える際に下取りをしてもらう方法です。タイヤを新しく購入する際に、不要なタイヤを下取りしてもらうことで、新しいタイヤの購入金額を値引きしてもらえることがあります。
店舗によっては対応していないところもありますので、事前に確認しておくと安心です。
カー用品専門店で売る
オートバックスやイエローハットなどのカー用品専門店で買い取ってもらう方法があります。
お近くに店舗があれば、気軽に依頼ができるのがメリット。買取キャンペーンをおこなっている店舗もあるため、チェックしてみるのがおすすめです。
しかしカー用品専門店で売る場合、
- タイヤ購入時のみ可
- 4本揃ったものが買取対象
- 買い取れるメーカーに限りがある
- 自店舗で購入したタイヤのみ買取可能
などの条件があることが多いため注意が必要です。
タイヤ買取の専門店で売る
タイヤ買取の専門店で買い取ってもらう方法です。
先ほどのカー用品専門店よりも幅広いメーカーに対応していることが多いのがポイント。無料で査定しており、出張買取をおこなっているところもあります。
海外のタイヤなど、珍しく希少価値の高いタイヤも適正価格で買い取ってもらえることが多いです。こちらも店舗によって、買取の際のサービスが異なりますのでホームページなどで事前に確認しておきましょう。
フリマアプリ・ネットオークションで売る
最近増えているのが、メルカリやラクマなどのフリマアプリや、ヤフオク!などのネットオークションでタイヤを販売する方法です。カー用品専門店や、タイヤ専門店で買取できないと言われてしまったタイヤでも、需要があれば買い取ってもらえることがあります。
自分で価格を設定できるので、お店で提示された買取価格に納得ができなかった場合などにもおすすめの方法です。
デメリットは出品の手間がかかること、売れた際は手数料がかかることと、梱包・発送の手間がかかることです。
メルカリの場合、梱包・発送たのメル便という梱包から発送までを代行するサービスも存在していますが、別途料金がかかるので、送料などの金額を抑えて利益を出したい方は自分でダンボールやPPバンドを使いしっかりと梱包する必要があります。
また、出品したからと言ってすぐに売れるとは限らないため、急ぎで処分したい方には向いていない方法となっています。
不用品回収業者に査定を依頼する
タイヤを売却する際、「持ち運ぶのが面倒」「店舗まで行く時間がない」という方におすすめなのが、不用品回収業者での査定・買取です。
不用品回収業者なら、自宅までスタッフが訪問し、その場で査定・買取・回収まで完了するため、タイヤを運び出す手間が一切かかりません。さらに、買取だけでなく、状態が悪いタイヤの処分も同時におこなえるため、売れるかどうかわからないタイヤを抱えている場合にも便利です。
特に、土日祝日や夜間対応可能な業者を選べば、仕事や予定の合間に査定を依頼できるのも大きなメリット。回収業者によっては、タイヤ以外の不用品もまとめて査定・買取してもらえるので、ガレージや倉庫の片付けを兼ねて依頼するのもおすすめです。
タイヤを売りたいけど、持ち込むのは大変という場合は、不用品回収業者の出張査定を利用して、ラクに売却・処分を進めましょう。
不用品回収業者では、タイヤ以外にもさまざまな不用品を買取・回収しております!詳しくは以下の記事もご覧ください!
高価買取となる中古タイヤの特徴・メーカー

意外と需要のある中古タイヤ。具体的にどんなタイヤなら売れるのか詳しく解説します。
高価買取される中古タイヤの条件
中古タイヤは意外にも需要が高く、特に新品に近い状態のものは高価買取の対象になりやすいです。以下の条件を満たしているタイヤは、高額で買い取ってもらえる可能性があります。
- 製造されてから日が浅いタイヤ
- 一度も使っていないタイヤ
- 人気のあるタイヤ銘柄
- 希少価値の高いタイヤ
自分の持っているタイヤの製造された時期は、タイヤの側面の製造番号で確認できます。製造番号はアルファベットと4桁の数字になっており、4桁のうち下2桁の数字は年数を示しています。
例:製造番号下4桁が「2415」の場合→2015年に製造されたもの
自宅に眠っているタイヤがこれらの条件に当てはまるか確認し、売却のタイミングを逃さないようにしましょう。
高価買取が期待できる人気のタイヤメーカー
海外の高級車のタイヤなど、国内中古タイヤ市場に出回ることが少ないもの、そもそもの生産台数に限りがあった車についていたタイヤなど、希少価値の高いタイヤはより高額で買取されやすいです。
また、以下のメーカーは国内外で高い評価を受けており、中古市場でも人気があります。
- ブリヂストン
- ミシュラン
- グッドイヤー
- ヨコハマタイヤ
- ピレリ
- ダンロップ
その他にも、スポーツカー用やSUV用のハイグリップタイヤは、需要が高いため査定額が上がる傾向にあります。
できるだけ高くタイヤを売るコツ
中古タイヤを少しでも高く売却するためには、査定前の準備が重要です。以下のポイントを押さえると、買取価格アップが期待できます。
- 2本または4本セットで売る
- 売る前にクリーニングする
- 溝に詰まった小石を取り除く
タイヤは通常4本1セットで交換するため、セット販売の方が買取価格は上がりやすいです。また、ホイール付きのタイヤは水洗いで汚れや小石を取り除き、清潔な状態で査定に出すと買取価格が上がることがあります。
売却前のちょっとした手間で査定額が変わる可能性があります。しっかり準備して、できるだけ高く売却しましょう。
タイヤを廃棄する際の処分費用

タイヤを処分する方法によって、費用や手間が異なります。処分費用の目安と注意点は以下の通りです。
依頼先 | 費用(1本あたり) | 注意点 |
---|---|---|
ディーラー | 500円~ | 金額が高め 持込の手間がかかる |
カー用品専門店、タイヤ販売店 | 250〜500円程度 | 買取条件がある 持込の手間がかかる ホイール付では値段が変動することも |
自動車修理・整備工場 | 250~500円程度 | 持込の手間がかかる |
ガソリンスタンド | 300〜550円程度 1,000円程度かかる場合も | 金額が高め 回収できない店舗もある 持込の手間がかかる |
不用品回収業者 | 1点4,000円~ トラック積み放題:33,000円~ | 金額が高め |
タイヤ1本あたりの処分費用は、ディーラーやカー用品店が安いですが、持ち込みの手間がかかるため、すぐに処分したい方には不向きです。
一方、不用品回収業者は単品回収だと費用が高めですが、出張回収のため持ち運び不要なのが最大のメリット。
また、「トラック積み放題」プランを利用すれば、タイヤ以外の不用品もまとめて処分できるため、引っ越しや大掃除で大量の不要品を処分したい場合にお得です。
タイヤ1本だけなら他の方法が安く済むこともありますが、「持ち込みが面倒」「まとめて捨てたい」という方は不用品回収業者の利用がおすすめです。
タイヤを処分する際の注意点

ここではタイヤを処分する際の注意点を解説していきます。
劣化する前に早めの処分を
不要なタイヤを放置すると、劣化が進み売却や再利用が難しくなるため、早めの処分をおすすめします。特に、駐車場やガレージ、庭先などに積み上げられたタイヤは、雨ざらしや直射日光によって急速に劣化します。
ヒビが入ると安全性が低下し、走行中のトラブルの原因になるため、使う予定がなければ買取に出すのが最適です。適切に保管されていないタイヤは、いざ売ろうと思った時には価値がなくなっていることもあります。
不要なタイヤは、なるべく早めに査定に出しましょう。
冬タイヤを売るならシーズン前が狙い目
タイヤの買取価格は、需要の高い時期に売ることでより高値がつきやすくなります。特に、スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)は雪が降る前の10月ごろに売るのがベストです。
シーズン終了後に売ろうとすると、需要が減り査定額が下がることが多いため、秋の終わりごろに査定を受けることで買取価格が上がりやすくなります。
また、スタッドレスタイヤはノーマルタイヤよりも寿命が短いため、使わなくなったら早めに売却を検討するのがおすすめです。買取価格を最大限に引き出すためにも、タイミングを意識して売るようにしましょう。
状態が悪いタイヤは適切に廃棄する
安全性が低下したタイヤを無理に使い続けると、事故の原因になるため、一定の基準を超えたものは速やかに処分することが大切です。
以下のようなタイヤは買取不可となり、廃棄処分しなければなりません。
- 溝がすり減っている(スリップサインが出ている)
- 製造から5年以上経過している
- ヒビ割れやワイヤーが露出している
タイヤの溝が1.6mm以下になると滑りやすくなります。タイヤの側面に記載されている製造年数を確認し、5年以上経過しているものは交換・処分を検討しましょう。
また、ヒビが入ったタイヤはゴムの柔軟性が失われており、バーストのリスクが高いため、すぐに処分することをおすすめします。
こうした状態のタイヤは自治体で回収できない場合が多いため、カー用品店やディーラー・不用品回収業者を利用して適切に処分しましょう。
タイヤは適正処理困難物なので自治体のごみ収集に出せない
不燃物や粗大ゴミで処分できそうなタイヤですが、実は、車のタイヤとホイールは多くの自治体で「適正処理困難物」に指定されているため、自治体のごみ収集に出すことは禁止されています。
現在使用している車のタイヤを交換する際は、ディーラーやカー用品店で回収を依頼するのが最も簡単な方法です。タイヤ交換の費用に処分代が含まれていることも多く、手間をかけずに処分できます。
タイヤを処分する際に出やすい不用品

タイヤのように車関連グッズの片付けでよく出やすい不用品の捨て方については、こちらの記事も参考にしてください!
タイヤの処分でよくある質問

Q.アルミホイールに付いたままのタイヤですが回収できますか?
A.専門知識を持つスタッフが対応いたしますので、アルミホイールに付いた状態でも安全に回収することが可能でございます。
Q.古タイヤ1本だけでも回収してくれますか?
A.1本だけの回収依頼も可能です!
他のお客様との兼ね合いもございますので、お急ぎの場合は早めのお問い合わせがおすすめです。
Q.タイヤを他の不用品と一緒に回収してもらうことはできますか?
A.もちろんです!
タイヤ以外に引っ越しや空き家整理などで家財一式をまとめて処分するなど、複数の不用品回収をご依頼いただくことも多いです。
まとめて処分を依頼される方が移動の手間がかからず、不用品1つ当たりの料金も安く済むのでお得です。
タイヤの処分方法まとめ

タイヤは「適正処理困難物」にあたり、自治体のごみ回収では処分できません。そのため、以下の方法で適切に廃棄する必要があります。
- 車のディーラーに依頼する
- カー用品専門店、タイヤ販売店に依頼する
- 自動車修理・整備工場に依頼する
- ガソリンスタンドで引き取ってもらう
- 民間の不用品回収業者に回収を依頼する
また、状態の良いタイヤであれば、買取専門店やフリマアプリで売却できる可能性もあります。
「持ち込みの時間がない」「タイヤ以外の不用品もまとめて処分したい」という方には、不用品回収業者にまとめて依頼するのがおすすめです。
- 自宅まで回収に来てくれるので持ち運び不要
- 土日・祝日でも対応可能で、好きな時間に回収OK
- タイヤだけでなく、大型の不用品も一緒に処分できる
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