子どもの頃の写真や、学校の集合写真。旅行先やイベントで撮影して現像した写真、皆さんどのように整理していますか?
ついついあと回しになりがちな、プリントした写真の整理方法について、便利なアプリやお手軽な保存方法をご紹介します!
フィルム式のカメラで撮影した写真を専用の用紙にプリントしていた、アナログの時代をご存知でしょうか?
写真を撮るためには、まずフィルムを買う必要がありました。高価なフィルムで撮影した写真は全て現像され(現像も有料!)、一枚一枚大切にアルバムに収納。写真を撮るのは、とてもお金のかかることだったのです。そして、ほとんどの家庭にはたくさんのアルバムがありました。
もちろん、今でもフィルムで撮影するカメラは健在ですし、スマホで撮影した写真をプリントする機会はたくさんあります。でも、スマホやデジカメで写真を撮ることが一般的になり、プリントした写真をアルバムに貼って整理することはかなり少なくなってきました。
昔撮影した写真は、ずっしりと重くてかさばるアルバムの中に収められ、整理が済んでいないプリントした写真は、引き出しの中に乱雑に詰め込まれているという方も多いのではないかと思います。
いつかなんとかしなければと思いつつ放置されている写真の整理は、多くの方にとっての悩みの種になっているようです。
十数年前に撮影してプリントしたものでも、アルバムで保管していた写真は今でも色鮮やかに残っています。
プリントした写真は保存状態によってはかなり長持ちすることがわかっており、現存する世界最古の写真は、1825年頃に撮影されたものだそうです。およそ、200年前ということになりますね。日本で最初に写真が撮影されたのは1850年頃。白黒写真ですが、現存する写真から写っている人物がはっきりと判別することができます。
ネガフィルムからプリントされた一般的な写真も、およそ100年は品質を保てるといわれています。自分が子どもの頃の写真や、両親、祖父母の子ども時代の写真も、きちんと保管しておけば、かなり先の時代にまで残すことができるということですね。
しかし現在では、写真はデジタルデータとしてのみ保存しているケースが一般的。デジタルデータなら管理がとても楽だし、フォルダーに分けて分類することで、大量の写真も簡単に扱うことができますし、必要に応じて取り出して、その都度プリントすることもできます。
そこでおすすめしたいのが、昔撮ってプリントした写真を、デジタルデータとして保存する方法。何十年も前の古い写真も、ネガを無くしてしまった写真も、デジタルデータ化することで安全に保管し、必要に応じて何枚でもプリントすることができます。
次の章で、プリントした写真をデジタルデータ化する方法をご紹介します!
紙に印刷された写真をデジタルデータ化する、最も簡単な方法は何でしょう?
それは、スマホやデジカメでその写真を撮影することです。
プリントした写真をデータとしてスマホやパソコンに取り込むには、特別な機材や技術が必要だと思っていませんか?
確かに、画質を落とさず確実にデジタルデータ化するにはスキャナーを使うのがベストですが、スマホやデジカメで撮影するだけでも、一応、デジタルデータとして画像を取り込むことができるのです。その写真の状態にもよりますが、急いでいる場合や、画質にこだわらなければ、スマホで撮影するだけで十分にデジタルデータとして残すことができます。スキャナーなどの機材がなくても、誰でも写真をデータ化できるのでとてもおすすめです。
スマホで写真を撮影してデータ化する方法には、もうひとつメリットがあります。それは、写真をアルバムからはがさなくても済むこと。
古い写真はアルバムに貼り付けてビニールシートで覆われていることが多く、無理にはがそうとすると、写真の表面がはがれたり破れてしまうことがよくあります。そのような写真は、表面をなぞるだけでスキャンできるハンディスキャナーを使って画像データを読み取る必要がありますが、スマホで撮影する場合は、ハンディスキャナーも不要。アルバムからはがすことなく、そのままデータ化できるので、大切なアルバムを傷つけずに済みます。
スマホやデジカメを使って写真をデータ化する場合、光が映り込んで反射してしまうという問題点があります。
撮影する背後から、照明や太陽光が入らないように写真の角度を調整したり、スマホと写真をできるだけ平行に保つなどの工夫が必要です。アルバムに貼ったままの場合は、表面のビニールシートだけ外して撮影するとよいでしょう。また、写真の端が反っている場合は、テープなどで四隅を軽く押さえて伸ばしてから撮影すると、端まできれいに写ります。
プリントした写真をスマホでうまく撮影できない!という方に、おすすめのアプリがあります。
Googleのスマホアプリ「PhotoScan(フォトスキャン)」は、アプリを起動して撮影するだけで、光の反射を自動で除去、角度や遠近も自動補正。スキャンしたように、写真をデジタルデータにすることができます。
画像の読み込みに少し時間がかかる場合もありますが、操作はとても簡単。保存した画像データは、GooglePhoto(グーグルフォト)で自動的に整理してくれます。
より精度の高い画像データで保存したいなら、スキャナーを使って1枚ずつ保存するか、まとめて業者に依頼してしまう方法もおすすめです。
大切に残しておきたい写真は、専門の業者に画像データを作ってもらうと安心。さらに、希望する写真を選んでフォトブックを作ってもらえるサービスもあります。デジタルフォトブックのほか、写真をプリント加工したフォトブックのサービスも人気です。
プリントした写真だけでなくネガも残っている、ネガだけが残っているというケースはどうでしょうか?
保管されていたネガは、不要なものとわかっていれば思い切って捨てることもできますが、何が写っているのかわからないのでは、処分するのもためらってしまいますよね。
ネガフィルムは、写真の現像と同様に、業者に依頼してデジタルデータに加工してもらうことができます。写真店に持ち込むほか、ネットのデジタル化サービスも利用可能。ネガ1本につき、数百円程度の金額で全ての写真をデジタルデータにしてもらえます。
しかし、ネガが大量にある場合、全てを業者でデータ化してもらうと高額な費用がかかってしまいます。そんなときは、必要な写真だけ選別してデータ化する方法があります。
何が写っているのかわからないネガの整理に困っている方には、スマホアプリ「LomoScanner 2」がおすすめ!
明るいところでネガをスマホアプリでスキャンするだけで、画像データとしてスマホに保存することができます。現像した写真のようにくっきりとスキャンできるわけではありませんが、写真の内容を判別可能。アプリで写真を選別して、必要な写真だけ業者に現像を依頼することができます。
プリントした写真、ネガの残っていない古い写真は、デジタルデータ化して保存する方法がおすすめです!
スマホアプリを利用して手軽にデータ化するほか、業者に依頼してフォトブックを作る方法など、いろいろな方法で写真を整理して残しておくことができます。プリントした写真の整理に困っているという方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
回収内容についてお教えください。詳しくご記入いただくほど、制度の高いお見積もり可能です!
不明点等はスタッフが丁寧に確認いたしますので、まずは分かる範囲でお気軽にご記入ください。