キャンプや釣り、運動会などアウトドアで活躍するクーラーボックス。
生鮮食品や飲み物を冷たいままキープできる便利なグッズですが、蓋が壊れたり、内部が汚くなったりすると手放すことを考えるのではないでしょうか？
クーラーボックスは、地域のごみ出しでも処分できますが、使用頻度の少ないものなら高く売れることがあります。
この記事では、クーラーボックスの正しい処分方法や売却のポイントについて紹介します。
「壊れたクーラーボックスを処分したい」
「ほとんど使っていないクーラーボックスは売れる？」
とお困りの方は、ぜひ参考にしてください！
クーラーボックスの処分方法は７通り
クーラーボックスの処分方法は主に7通りです。それぞれのメリット・デメリットを比較しましたので、参考にしてください。
| 処分方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 可燃・不燃ごみ | 無料で処分できる | 小さいクーラーボックスに限定 |
| 粗大ごみ収集 | 自宅前まで来てくれる | 収集まで時間がかかる |
| ごみ処理施設へ搬入 | 平日なら当日処分できる | 車での搬入・積み下ろしが必要 |
| 知人・友人に譲る | ごみにならずリユースできる | 譲る相手がすぐに見つからないことがある |
| フリマアプリ・ネットオークション | 高値で売れることがある | 出品・発送に手間がかかる |
| リサイクルショップ | 現金化まで早い | 人気ブランド以外は売れないことがある |
| 不用品回収業者 | ・最短即日で回収 ・複数の不用品を処分できる | 費用がかかる |
各処分方法について、詳しく解説していきます。
自治体で可燃ごみ・不燃ごみとして処分する
クーラーボックスは、自治体の分別に従って、「可燃ごみ」または「不燃ごみ」として処分します。
ソフトタイプは多くの自治体で可燃ごみに分類されますが、ハードタイプ（主にポリエチレン・ポリウレタン製）や、金属の部品が付いているものは不燃ごみとして扱われることが一般的です。
具体的な自治体の例をいくつか紹介します。
- 静岡県静岡市：可燃ごみ（1ｍ以上のものは不燃・粗大ごみ）
- 東京都中央区：ソフトクーラーバッグは燃やすごみ、
内側に金属の付いているものは燃やさないごみ - 千葉県柏市：不燃ごみ
- 茨城県古河市：プラスチック・せともの類（1ｍ以上2ｍ以下は粗大ごみ）
可燃ごみ（50cｍ以上2ｍ以下は粗大ごみ）
メリットは無料で処分できる点です。一辺30cm以下の小さいクーラーボックスや、折りたたみ可能なものなら、ごみ袋に簡単に入れて収集日に出せます。
しかし、自治体によっては指定のごみ袋の用意や、規定サイズを超える場合は「粗大ごみ」として手続きが必要です。
粗大ごみ収集を利用する
サイズの大きいクーラーボックスは、自治体の粗大ごみ収集を利用して処分できます。自宅の玄関前やごみステーションなど指定場所で回収してくれるため、便利な方法です。
ただし、以下のように自治体ごとに手数料やルールが異なるため、注意しましょう。
- 兵庫県神戸市：大型ごみ（指定袋に入るものは燃えるごみ）
1度に排出できる大型ごみは5点まで - 千葉県浦安市：520円
- 東京都多摩市：200円
- 愛知県名古屋市：250円
愛知県名古屋市では、以下の手順で予約をします。
- 粗大ごみ受付センターに電話・ウェブから申し込み
- 処理手数料券をコンビニやスーパーで購入
- 必要事項を記載して手数料券をクーラーボックスに貼る
- 指定日時・場所に出す
ステンレス製や大型クーラーボックスなどの粗大ごみは、指定場所まで運び出すのが大変かもしれません。
また、地域によっては申し込みから収集まで1か月以上かかることもあるため、すぐに処分できない点がデメリットです。
ごみ処理施設へ直接搬入する
壊れたクーラーボックスを早く処分したい場合は、地域のごみ処理施設に持ち込む方法があります。
自治体のごみ収集日を待たずに、平日の空いた時間を利用して、不用品を処分できる点がメリットです。
愛知県名古屋市では、当日の受付時間が朝8時から夕方4時までで、事前の予約が必要ありません。処分までの手順は以下の通りです。
- 身分証明書と処分するクーラーボックスを持参
- 住んでいる区の環境事業所で受付
- 指定のごみ処理施設へ移動
- 係員の指示に従い、積み下ろし
- 計測後、手数料を現金支払い
処理手数料は10kgごとに200円です。自転車や徒歩で持ち込むことはできず、車で搬入する必要があります。施設での積み下ろしや移動はすべて自分で行うため、やや手間がかかる方法です。
その他の注意点として、土日や年末年始は営業していないので、前もってスケジュールを調整しましょう。
自治体によっては、事前予約が必須となることもあるため、持ち込む前に確認しておくと安心です。
知人・友人に譲る
使う機会が減ったクーラーボックスは、きれいなうちに知人や友人に譲ることで、無駄にならずに手放せます。アウトドアが好きな方なら、外出時の必需品として喜んで受け取ってくれる可能性が高いです。
一方、周囲に譲る相手が見つからない場合は、地域の掲示板「ジモティー」で譲渡先を簡単に探せます。たとえば、以下のようなものが出品されています。
- 折りたたみ式の保冷リュック
- 未使用のクーラーボックス
- アウトドア食器
- 釣り用品一式
ジモティーでは、無料で出品でき、価格も設定できますが、すぐに購入されないことがあります。そのため、早く処分したい場合は、相手の負担にならない価格にするのがポイントです。
また、直接手渡しとなるため、丁寧にコミュニケーションを取り、事前にクーラーボックスの傷や汚れを正確に伝えた上で取引をしましょう。
待ち合わせ場所は、駅前や公園の駐車場など公共の場が安全です。
フリマアプリやネットオークションに出品する
フリマアプリやネットオークションでは、捨てるのにもったないクーラーボックスを現金化して手放すことが可能です。個人間取引なので自由に価格設定ができ、欲しい人が見つかれば高額で売れることもあります。
実際にメルカリでは、以下のような中古のクーラーボックスが取引されています。
- イエティ ローディー24：38,500円（送料込み）
- スノーピーク マルチコンテナ：5,800円（送料込み）
- コールマン クーラーボックス：19,000円（送料込み）
いずれも出品から6日以内に売れており、春・夏のキャンプシーズン前なら、さらに高く売れる傾向があります。
注意点として、送料が約1,000～2,000円かかることや、販売手数料が差し引かれることを考慮しなければなりません。また、発送のタイミングや梱包にも気を付ける必要があり、何かと手間がかかる方法です。
処分に急いでいない方や、取引に慣れている方は、一度出品してみることをおすすめします。
リサイクルショップで売却する
不要になったクーラーボックスはリサイクルショップで買い取ってもらうことも可能です。自宅に査定スタッフが訪問する出張買取なら、その場で現金化できることがメリットです。
最近のアウトドアブームにより、中古でも需要が高いため、以下のような人気ブランドなら高価買取が期待できます。
- コールマン
- ロゴス
- シマノ
- ダイワ
たとえば、シマノのフィクセルシリーズは、最大110時間の保冷力と抗菌仕様が評判で、中古買取の相場は約10,000～30,000円です。
査定を依頼する際は、内側をきれいに水洗いし、十分に乾かしましょう。清潔で見た目が良いものほど、評価がアップします。
また、他にも登山・釣り用品をまとめて査定に出すことで価格が上がる可能性があります。
ただし、定価の低いモデルや臭いやカビが気になるクーラーボックスは再販が難しいため、売れないことがほとんどです。
まずはリサイクルショップや買取専門業者に査定が可能かどうか問い合わせてみると良いでしょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者では古いクーラーボックスの処分を簡単に依頼できます。
コールセンターと巡回トラックが連携している出張回収センターでは、エリア内であれば最短30分で訪問してくれるので、短時間で片付くことが魅力です。
費用はかかりますが、買取サービスも行っているため、査定価格分を差し引くこともできます！費用は、不用品の量や距離によっても変動するため、事前に無料見積もりを取ることが大切です。
不用品回収業者に依頼する際の流れは以下の通りです。
- 電話またはウェブで相談
- 見積書を確認
- 料金に納得したら回収日時を決める
- 回収作業
- お支払い
相場を確認するためにも、必ず2～3社に同条件で相見積もりを取りましょう。
大型の家具や家電など、一人で運び出しが難しいものは、事前に養生作業をしてから安全に搬出するので安心です。
忙しい方や体力に自信のない方におすすめの方法ですよ。
クーラーボックスの処分費用
| 処分方法 | 処分費用 |
|---|---|
| 可燃・不燃ごみ | 無料 |
| 粗大ごみ収集 | 200～520円 ※自治体によって異なる |
| ごみ処理施設へ搬入 | 10kgごとに200円 ※愛知県名古屋市の場合 |
| 知人・友人に譲る | 無料 |
| フリマアプリ・ネットオークション | 販売手数料・送料（約1,000～2,000円） |
| リサイクルショップ | 無料 |
| 不用品回収業者 | 1点4,000円～ トラック積み放題：33,000円～ ※見積もりが必要 |
不用品回収業者は、他の方法よりもスピーディーかつ確実に処分できますが、費用がかかります。利用を検討する際は、「単品回収」と「トラック積み放題」の2つのプランから選びましょう。
単品回収では、1点だけ処分したい場合に便利ですが、費用が割高になることも。そのため、複数の不用品も一緒に処分したい場合は、一律料金のトラック積み放題が向いています。
まずは見積もりを取り、実際の費用を比較して、お得な方法で処分しましょう。
クーラーボックスを処分する際の注意点
ここでは、クーラーボックスを処分する前の注意点を解説していきます。
素材とサイズを確認する
クーラーボックスの素材やサイズは、処分方法を判断する上で重要なポイントです。多くの自治体では、プラスチック製のクーラーボックスは可燃ごみに分別し、サイズが大きい場合は粗大ごみとして手続きが必要です。
たとえば、京都府京都市では、ポリタンクやスーツケースと同様に、クーラーボックスは大きさや素材に関わらず「大型ごみ」として処理されます。
このように自治体によって処分の基準が違うので、ホームページや担当課で確認するのがおすすめです。
大型のクーラーボックスは、資源ごみとして出せない地域が多いため、ルールを守って適切に処分しましょう。
捨てる前に部品交換・再利用も検討する
クーラーボックスは、小物の収納や防災の備蓄入れとして代用できます。
真空断熱パネルを採用したハードタイプのものなら、長持ちするため、多用途に使えるでしょう。
しかし、内側のパッキンは劣化しやすいため、メーカーに問い合わせて早めに部品を交換することをおすすめします。
破損が見られない場合は、捨てる前に新しい使い道を検討してみてはいかがでしょうか。
クーラーボックスの処分は不用品回収業者におまかせください！
- 昔キャンプで使ったクーラーボックスやテントをまとめて処分したい
- ただ捨てるのではなく、できればお金に変えたい
- サイズが大きくて家から運び出すのが大変
このようなお悩みやご要望をお持ちでしたら、不用品回収業者の利用がおすすめです！
不用品回収業者では、電話1本ですべておまかせできるので、迷わず処分できます。
どんな種類のクーラーボックスでも回収可能
不用品回収業者では、ハードタイプからソフトタイプまで、あらゆる種類のクーラーボックスを処分できます。真空断熱パネルのクーラーボックスや、ポリエチレン製のものも適正に回収し廃棄やリユースに回します。
人気メーカーのモデルや状態が良いものは買取査定を行うため、処分費用を抑えることも可能です。
他の不用品もまとめて処分できる
不用品回収業者では、クーラーボックス以外の不用品も同時に処分できます。
たとえば、テントや釣り竿、寝袋などのキャンプ用品も一緒に引き取ってもらうことが可能です。
複数の不用品回収をまとめて依頼することで、料金が割安になるため、手間が省けるだけでなくお財布にも優しいのが嬉しいポイントです。
キャンプ用品の捨て方はこちらの記事でも詳しく解説しております！
土日や夜間もスピーディーに対応
不用品回収業者では、自治体が対応していない土日や夜間にも対応可能です。スケジュールが空いていれば最短即日で迅速に回収してくれるので、すきま時間にも依頼できます。
また、片付けサービスも同時に行っているため、引っ越し作業や年末の大掃除も楽に完了します。
クーラーボックスの処分方法まとめ
クーラーボックスの処分方法は以下の通りです。
- 自治体で可燃ごみ・不燃ごみとして処分する
- 粗大ごみ収集を利用する
- ごみ処理施設へ直接搬入する
- 知人・友人に譲る
- フリマアプリやネットオークションに出品する
- リサイクルショップで売却する
- 不用品回収業者に依頼する
クーラーボックスは、自治体で費用を抑えて処分できます。人気メーカーでまだ使えるものなら売却や譲渡も検討しましょう。
愛知県名古屋市の出張回収センターでは、クーラーボックスの買取・処分を行っています！キャンプ用品や捨てにくい不用品もまとめて回収可能ですので、お気軽にご相談ください！
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