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皆さんは、日頃ラジオをお聴きになりますか?
今は音楽も気軽にどこでも聴けるようになりましたし、日常的にラジオを聴いているという方は昔と比べるとかなり少数派になってしまったように感じるかもしれません。
実は、ラジオの人気はまだまだ健在!
ラジオで流れた知らない曲から世界が広がったり…パーソナリティの方のトークに思わず笑ってしまったり。
中でも好きなアーティストや俳優、はたまたお笑い芸人の方のラジオって、普段テレビで観るのとは違った魅力を感じられ、違った感覚で楽しめるんですよね。
実際に家電量販店やネットショップなどでも、さまざまな種類のラジオが売られています。
ふとラジオを聴いていて、ノイズや音飛びで悩んでいる…なんて方はいらっしゃいませんか?
”ラジオはこの程度の音”と割り切ってしまうのも良いかもしれませんが、せっかくなら良い音で快適にラジオを聴きたいと思いますよね!
実はこのような場合、ラジオのアンテナを的確に設置することで、音飛びなどが解消されるかもしれません!
大抵のラジオははじめから受信機が内蔵されており、アンテナなしでももちろん使うことができます。
しかし、それとは別でラジオ用のアンテナ「FMアンテナ」を使うことで、電波の受信力がさらに強くすることができるとしたら…使ってみるしかないですよね!
今回は、そんなラジオについて触れながら、ラジオを快適に聴くために欠かせない「FMアンテナ」について深掘りしていきたいと思います!
上手な選び方や設置方法、不要になった場合のお得な処分方法まで、役立つ情報満載でお届けいたしますので、ぜひ最後までご覧くださいね!
そのほか役立つコラムはこちら▼▼
目次
そもそもラジオとは、電波を利用して報道・教育・教養・娯楽などを音声・音響で人々に伝達する放送のことで、またその受信機も指します。
ちなみに、無線通信による放送は「ラジオ放送」、その放送を受信する機械のことを「ラジオ受信機」と呼ぶのが正式な呼び方です。ラジオ放送とラジオ受信機、どちらも単に「ラジオ」と呼ぶのが一般的ですね。
いつでもどこでも聴ける便利さから、ラジオは現在も人気があります!
受験勉強の息抜きに深夜ラジオ番組を聴いたり、ドライブ中に渋滞からくるストレスを紛らわすためにラジオを聴いたり…何かをしながらラジオを聴いたりすることも、生活の楽しみのひとつになっています。
また、災害時に備えた防災グッズの必需品にもなっていますね。ここでは、そんなラジオの歴史をご紹介します。
ラジオが世界に初めて登場したのは1900年で、カナダの電気技術者レジナルド・フェッセンデンが、距離約1マイル(約1,609m)での、音声の送受信に成功したのです。
彼はその後もラジオの改良に取り組み、1906年12月24日にアメリカのペンシルベニア州でクリスマスの挨拶をラジオ放送しました。
それ以降、世界各地で実験・試験的なラジオ放送が行なわれますが、1920年11月2日に世界初の公共放送を行なったのはアメリカ・ペンシルベニア州ピッツバーグのKDKA局と言われています。最初の放送は、アメリカ大統領選挙の開票結果で、ハーディングの当選を伝えたそうです。
その後日本にも世界のラジオ放送のニュースは伝わり、ラジオ放送の実験があちこちで行なわれていきました。
1923年に関東大震災が発生し、このことを機に情報伝達メディアとしてラジオの必要性が認識されるようになり、ラジオ放送の開局を急がせたと言われています。
1926年に、東京・大阪・名古屋放送局を統合した「社団法人日本放送協会(NHK)」が設立され、日本のどこにいてもラジオ聴取が可能になるよう、整備が進められていきました。
そしてラジオは、「探り式鉱石(※1)」から電気電子回路の「真空管(※2)」に代わり、スピーカーで大きな音量の放送が聴けるようになります。しかし、まだラジオが高価であったことや電池式で取り扱いが面倒だったことから、その後はしばらくの間受信者数が伸び悩みます。
やがて1930年代にはラジオの低価格化と品質の向上が進み、1931年(昭和6年)に起きた満州事変で戦況や国内状況の情報が必要となったことから、受信者数が一気に急増することに。
また、政府が国防強化の面からラジオ放送を聴取することを奨励したことで、一層ラジオの普及に拍車がかかったようです。
※1 探り式鉱石とは、感度の良いところをさぐりながらラジオを聴く方式のこと。
※2 真空管とは、ガラスや金属などで作られた容器内部に複数の電極を配置し、容器内部を真空とし少量の稀ガスや水銀などを入れたものです。
第二次世界大戦後になると、「逓信省(ていしんしょう)(※3)」によって社団法人東京放送局以外は制限されていた民間ラジオ放送の設置が、1950年の放送法によって自由になりました。
翌年に行なわれた中部日本放送と新日本放送(現毎日放送)によるラジオ放送が日本初の民間放送の始まりです。
1960年代に入ると、半導体素子であるトランジスタを使用して、小型・軽量・低消費電力化を実現した「トランジスタラジオ」の普及が進み、ラジオは一家に一台から一人に一台の時代になっていきました。その後ラジオ放送局は個人をターゲットとした番組を増やし、深夜放送もこの頃から盛んになったようです。
そして1925年の登場からテレビが普及する1960年頃までの約35年間、ラジオは日本家庭の情報伝達、娯楽の主役であり続けました。
※3 逓信省とは、大日本帝国憲法の下、郵便や通信を管轄していた中央官庁のことです。
テレビの普及によりラジオの聴取者が減ってしまっていましたが、世界中のラジオ放送を聴くことができる「インターネットラジオ」の登場によって、現在、聴取者が再び拡大し始めているんです!
さらに衛星や地上デジタルラジオも加わり、従来のアナログラジオ放送と共にラジオの多様化がどんどん進んでいます。
災害時、停電が起きても使用できるラジオは今後もっと重要視されていくかもしれませんね。
今ではインターネットを通してラジオを聴くこともできますし、オーディオ製品にラジオ機能がついたものもたくさん売られています。
そのため、若い世代の方がラジオを単体で購入するケースはあまりないのかもしれません。ラジオを使ったことがない、そもそもラジオを聞かない、ラジオを見たことがないという方も大勢いらっしゃるようです。
どうも”ラジオってお年寄りが聴くイメージでなんか古臭い…”と思ってしまいがちですよね。実際、私の祖母も寝る前によく聴いていたのを覚えています。
しかし、ラジオはまだまだ現役!
ここではそんなラジオの重要性やメリットについて触れていきたいと思います!
小型のラジオはとてもコンパクトで軽く、持ち運びにも便利!電池だけで長時間楽しむことができます。また、災害時の情報収集の目的で利用する方も多いようです。
水害や地震などさまざまな災害時に重要なのは、最新の天候や被害状況、避難状況などについての情報収集。危険な状況のとき、いかに早く現状を把握できるかが大切になりますよね。
1995年1月に起きた阪神・淡路大震災や2011年3月に起きた東日本大震災では、電池で動く携帯ラジオだけが災害状況を知る唯一の手段だったと言われています。
このように、ラジオの情報の速さはときにテレビを超えることがあります。
日常生活でなにかトラブルがあると、どうしても最新の情報を今すぐに知りたいと思う場面が出てくるかと思います。
そんなとき、テレビでは出演キャストや原稿のチェックなどで放送が遅れがちなものが、ラジオでは音声だけで放送ができるので準備も速く、情報を流すのが早いというメリットがあります。
外出先や避難先では、テレビやネットのニュースを見ることができない場合も。スマホでニュースやSNSの情報を見ることもできますが、バッテリーの問題があるので長くは使い続けることができません。
そんなとき、コンパクトなポータブルラジオがあると便利なんです!
消費電力が少なく、電池だけで長時間使えるラジオがあれば余裕を持って情報収集できますし、手回し充電式のラジオなら、バッテリーの心配もありませんね。
ラジオを楽しむ際に必要なのは耳だけ!
洗い物中や髪を乾かしている最中、歩いているときなど手が使えなくても耳だけでトークを楽しむことができますよね。
「人間が得る情報は目から入ってくるものが9割」とも言われていますが、トークのプロたちが映像なしでもしっかりと楽しませてくれるんです。
自宅にいる時(夜/深夜):35.8%
通勤時(車):26.1%
自宅にいる時(朝):14.9%
自宅にいる時(休日):9.3%
通勤時(電車/徒歩):7.4%
とあるラジオ局のアンケートによると、ラジオを聴くシチュエーションでもっとも多かったのが「自宅にいる時(夜/深夜)」の35.8%で、寝る前に気持ちを落ち着かせるBGMとして、勉強の傍聴くという声が多数あるようです。
たまに”音だけじゃわからないでしょ!”というような場面もあったりしますが、これも聞き手の想像をかき立てられて面白いものですよね。
ラジオには、ニュースや語学だけではなく音楽やバラエティなどの番組もあります。その番組を実際に耳で聴くことにより、聴いている人はその人たちが話をしている背景を想像することがありますよね。
笑い声がすれば笑っている表情を想像しますし、好きな芸能人の番組ならばその芸能人のことが思い浮かぶはずです。
目で映像を見るより耳で聴くという習慣が、人の心と脳を発達させるという研究結果もあり、テレビばかり見ているという方には実はラジオがおすすめなんです!
ラジオにはさまざまな番組がありますよね。
自治ネタやニュース、語学、バラエティー、音楽など、そのジャンルの幅が広すぎて、最初は自分の関心のある番組からチェックしていくほうが親しみが湧くかもしれません。
しかし、実際に聴いてみるとラジオの音声の聴き心地が良すぎて、気づいたら興味がない内容にも耳を傾けてしまっていた…なんてこともありますよね。音楽好きの方なら、”何この曲?なんてアーティストだろう?”と新たな発見があることも。
そんなときは意外と聴いてみると良い情報だったり、自分だけでは知り得なかった驚く情報だったりすることもあるんです!
”これは興味がないから聴かない”と線引きせずに、とりあえず関心を持って聴いてみるのも面白いかもしれませんね。
ラジオ放送には「AM放送」と「FM放送」という2種類の形態があることは、皆さんも何度か耳にしたことがあるかもしれません。
では、なぜわざわざこの2つは分かれているのでしょう?
結論から言うと”放送が開発された時期と目的が違うから”です。
音声を電波に乗せて多くの人に伝えるという仕組みであるラジオ放送は、まず振幅変調という方式が開発されました。 これを「AM方式」と呼びます。一般のラジオ放送でこのAM方式の周波数がよく用いられたため、「AM放送」、「AMラジオ」と呼ばれるようになったそう。
一方でFM放送は「FM変調(周波数変調)」という放送方式を利用したラジオ放送のことで、AM方式のラジオ放送よりも遅れて開発されました。
開発は後と言えど、その変調方式の特徴である雑音に強く、音声の帯域が広いという高音質な点がとくに音楽放送に向いていると認知されたため、その後技術革新が一段と進み、ステレオ放送にもいち早く対応してAM放送をしのぐ普及をすることになったのです。
それぞれ、音声データを遠くまで届けるための波の形に違いがあり、利用される周波数が異なります。AM放送はより広い範囲に音声データを届けることができますが、雑音が入りやすい。FM放送はより狭い範囲にしか届きませんが雑音が入りにくく、音楽番組に向いているという特徴があります。
周波数 | 届く範囲 | 雑音 | 放送アンテナ | |
---|---|---|---|---|
AM放送 | 526.5~1606.5 kHz | 海外まで届く | 入りやすい | 高いところに設置 |
FM放送 | 76.1~94.9 MHz | 10~100km程度 | 入りにくい | 広いところに設置 |
このように、それぞれのメリットは異なります。
”手軽なエリア放送としてのAM放送”、”音楽を良い音で聴くことが出来るFM放送”として、現在もそれぞれの役割を担っていると言えますね。
災害時に情報を得る方法としてラジオは有効な手段とお伝えしましたが、 AM放送の場合だと状況によってはノイズが入ってうまく聞き取れなかったり、 平地にある放送局が地震や津波の影響を受けて情報を送ることができない可能性もあります。
そこで、注目されているのが「ワイドFM」。
ワイドFMとはAM放送局の放送地域内において、 難聴対策や災害対策のために新たなFM放送用の周波数を用いて、 AM放送の番組を放送することです。
これは地上デジタル放送に移行した際に使用しなくなった周波数帯域の一部を使用し放送するもので、 AM放送の内容をFM放送で聞くことができるという特徴があります。 そのため、「FM補完放送」とも呼ばれているそう。
このワイドFMであれば、災害時でも送られてくる情報を良い音質で聞くことができるというメリットがあるのです。
また、FM放送の送信所は山頂や高台など高い位置に設置されているケースが多いので 海岸部の災害の影響を受けにくく、 いざという時に送信できないというリスクも低いというワケなんです!
これだけのメリットがあるため、実際に総務省の分科会からは2028年にはAM放送を停波してワイドFM放送に移行…なんて議題も既に挙がっているようです。
ここでようやく「FMアンテナ」の登場です。
「FMアンテナ」とは、その名のとおりラジオのFM放送の電波を受信するためのアンテナのこと。
ここまでご覧の方ならおわかりかとお思いますが、FM放送にはFMアンテナ、AM放送にはAMアンテナそれぞれが必要だと言うことになります。
しかし、先程もお伝えしたように、AM放送は今後なくなることが決まっているため、もしも今後取り付けを検討するならFMアンテナ一択ですね!
ほとんどのラジオには、本体に長く伸びるアンテナが付いていますよね。これは「ロッドアンテナ」と呼ばれるもので、FM放送の電波をとらえるためのものなんです。
このロッドアンテナを長く伸ばすことで、FM放送をよりクリアな音声で聴くことができる…というものです。
もともと本体に付いているアンテナだけではダメなの?と思いますよね。
実はラジオ本体に組み込まれている受信機は、受信する力が弱いものが多いんです。
そのため、雑音に強いと言われるFMだとしてもノイズが入ったり、音が飛んだりと快適にラジオを聴けないことがあります。そのため、安定した電波環境でFMラジオを楽しみたいなら、やはりFMアンテナを設置するのが推奨されているのです。
アンテナを設置する…というと屋根の上などに付けるのをイメージしませんか?たしかに従来のアンテナはテレビであれラジオであれ、屋外に設置するものがほとんどでした。
しかし、今は屋外に設置するアンテナだけでなく、室内用のアンテナもあるんです!設置する前に、それぞれの特徴をしっかり確認しておきましょう!
家の外側に取り付けるアンテナは、今でももっともポピュラーなアンテナと言えるのではないでしょうか?
中でも屋根の上に設置するFMアンテナは大きなものが多いので、受信の感度も比較的高め。また、屋外に設置するので邪魔になることもありませんよね。
室内用アンテナに比べて費用と取り付けの手間がかかってしまうのですが、屋外用FMアンテナならノイズの少ないクリアな音質になるため、音楽をよく聴くという方は屋外用FMアンテナ一択!
小型の屋外アンテナであればベランダに簡単に設置できるタイプもあり、価格も5,000円台から入手可能◎。
安定したFM放送を受信したい場合は、屋外用FMアンテナを設置しましょう!
出典:モノタロウ
室内に設置するタイプのアンテナは屋外用のアンテナとは違い、コンパクトなデザインなものが多いのが特徴です。
商品によってはひとつのインテリアとしても置けるほど斬新なデザインのものも!
室内アンテナであれば、受信機器のACアダプターをコンセント差し込むだけなので設置も簡単!価格も安く1,000円〜2,000円程度で購入することができます。
屋外用FMアンテナに比べると受信感度はやや劣るのですが、最近では高感度の商品も販売されているので試してみてはいかがでしょうか?
手軽に使えるうえ、価格も手頃なものが多いので機械の扱いに不安がある方にはおすすめ◎!
出典:Amazon
室内用のFMアンテナであれば、室内でケーブルをラジオにつなげて、コンセントにさすだけでOK!とお伝えしましたが、屋外用のアンテナとなれば話は変わってきます。
通常、業者へFMアンテナの設置を依頼すると15,000~30,000円ほどが費用相場になります。
これを自分でFMアンテナを設置するとすれば、出費を抑えられるというメリットがありますよね。しかし、アンテナの設置時にはさまざまな危険が伴うので注意が必要です。
とくに屋外用のアンテナを設置するのであれば屋根の上に設置することが多く、当然高所での作業ということになりますよね。風の強い日や、雨の後の作業は事故に繋がりやすく大変危険です。
また、ケーブルなどの扱いを誤ると故障するだけでなく、感電したり火災を引き起こしたりしてしまう恐れもあります。
また、すでに設置されているテレビのアンテナなどに不用意に触ってしまい、かえって不具合が起きる危険性も…。止むを得ず自身で行う場合はくれぐれも安全などには十分に注意し、不安な場合は最初から業者に依頼した方が無難でしょう。
新しく用意したFMアンテナも、正しい方向に設置できなければラジオをきちんと聴けるようにはなりません。
アンテナの設置作業は自分で行なうことも不可能ではありませんが、やはり難しい作業になるため、できれば業者に依頼することをおすすめします。
FMアンテナには屋外用と室内用があるとお伝えしましたが、FMアンテナはこの2つのどちらかを選ぶことになります。
高品質な音を楽しみたい方は、ノイズの少ない屋外用アンテナがおすすめですし、手軽に楽しみたいなら屋内用が良いでしょう。しかし自力で取り付けが難しく危険が伴ったり、音質に差が出てしまったり…どちらにもメリット・デメリットがあるため、ご自分に合うものを選ぶことが大切です。
屋外用と室内用、それぞれの製品をご紹介しておきますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!
家庭用の屋外FMアンテナです。
エレメントの割に高性能です。屋外推奨とは言え室内、もしくはベランダなどに設置する方も多く、100km圏内の放送局はほぼノイズ無しで聴けるほどの高感度。
この値段でこのクオリティなら、まずはお試しで購入するのも良いかもしれませんね。
Marantz・Onkyo・Denon・Yamaha・Sonyなど対応メーカーも豊富なマグネットつきの卓上型FMアンテナです。
口コミでは感度が高いとの声もあり、12ヶ月保障があるのも嬉しいところ。
対応メーカーと変換アダプターが多く、安定して設置できるマグネットベースのFMアンテナをお探しの方におすすめ◎です。
出典:楽天市場
ここまではラジオの魅力やFM放送のためのFMアンテナについて解説してまいりましたが、ここからは”今後もしもFMアンテナを処分する際にどうすれば良いのか”についてです。
これはなにもFMアンテナに限ったことではなく、屋外に設置されているアンテナとなると普段から気にかけていることは少ないのではないでしょうか?
気づいたら劣化していた、不要になったのにそのまま放置していたなんてこともあると思います。
忘れ去るくらいなんだからわざわざ撤去しなくても良いんじゃ…とお考えの方に向けて、処分方法について見ていく前に古くなったFMアンテナや使わなくなったFMアンテナを放置しておくデメリットについても解説します。
FMアンテナを撤去しないで置くと、建物の劣化に繋がってしまいます。
考えられる被害は以下のとおりです。
アンテナを支えている部材は雨や風などの影響を大変受けやすいもの。そのため古くなったアンテナはもちろん、比較的新しいFMアンテナでも放置しておくと、劣化が進んでいってしまうのです。
支える部材が劣化すれば、当然FMアンテナの重さで傾きや倒壊に繋がりますよね。また雨などでアンテナのサビが建物全体に広がっていく可能性も…。
建物全体にサビが広がって傷んでしまうと、家の資産価値も下がってしまいます。
古いFMアンテナはもちろん、まだ劣化してないFMアンテナでも放置していれば次第に劣化していきます。
劣化に気づかずに撤去を怠っていると、知らぬ間にアンテナが落下してしまうかもしれません。
1~3kgほどもあるアンテナが高所から落ちた場合、もしも通行人に当たってしまったら…生死に関わる大きな事故となってしまうことも。
また、落下した場所で他人の所有物を壊してしまった場合、賠償責任が生じるケースも考えられるでしょう。
アンテナを放置すれば、自分だけでなく周囲の方々に迷惑をかけてしまうこともあるんです。
このような理由でFMアンテナに限らず使わないアンテナや状態の悪いアンテナはできるだけ早く撤去するのが良いというワケなのです。
撤去の必要性を理解したところで、早速具体的な処分方法について見ていきましょう。
FMアンテナの処分方法として考えられるのは、
の2つに分かれます。
まずは、「業者に依頼して撤去してもらう方法」について解説していきたいと思います!
室内ももちろん、とくに屋外のFMアンテナの撤去は基本的に業者に依頼することをおすすめします。というのも、既にお伝えしたようにアンテナの設置場所によっては危険な作業になるため、なるべく自分で撤去作業を行うのは控えるべきだからです。
FMアンテナの撤去を行ってくれる業者は5つ。
アンテナのことを任せるなら、「アンテナ工事業者」へ依頼するものだと思っていませんか?
実は、場合によっては引越し業者やリフォーム業者、不用品回収業者への依頼が適していることもあるんです!
それぞれの業者に依頼するメリットやデメリットを見てみましょう!
メリット | デメリット |
---|---|
・アンテナの取り扱いに慣れている ・即日対応可能 ・アンテナや電気工事などの知識・経験が豊富 | ・高所での作業になる場合断られる可能性もある |
アンテナ撤去は、取り扱いに慣れている「アンテナ工事業者」に依頼するのが無難かもしれません。
アンテナ工事を専門的に取り扱っているため、豊富な知識と経験があり、安心・安全な工事が期待できます。
ただし、状況によっては依頼を拒否される場合もあるため、もしもそうなってしまった場合は再度業者を検討し直す必要があります。
メリット | デメリット |
---|---|
・引越しとアンテナ撤去を同時にできる ・代金も引越し料金と一緒に支払える | ・アンテナ工事業者と比べると撤去費用が高くなる |
引越しの際にアンテナを撤去するなら、引越しとセットでアンテナ撤去を行うのが良いでしょう。引越しの依頼にオプションでアンテナ撤去を追加すれば手軽に依頼することができます。
複数の業者に依頼する必要がないため、”なるべく作業日を同じにしたい”、”まとめて作業してもらいたい”という場合にはおすすめ◎!
ただし、当然ながら引越し費用とは別に撤去費用が必要になるため割高に。また、引越し業者によってはそもそもアンテナ撤去に対応していないところもあるので、対応可能かどうかあらかじめしっかり確認しておきましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
・リフォームとアンテナ撤去を同時にできる | ・業者によっては高所作業に対応していない ・室内アンテナの撤去に対応していないケースがある ・特殊なアンテナは協力店の職人に依頼する場合がある |
自宅のリフォームや補修と合わせてアンテナ撤去ができるのは「リフォーム業者」への依頼です。
しかし作業工程が限られることがあり、リフォーム業者や工務店だけでは対応できないケースも多いようです。
メリット | デメリット |
---|---|
・高所での作業に慣れている外壁や屋根の作業と合わせて撤去してもらえる | ・アンテナ撤去のみだと断られることがある ・新しいアンテナや配線周りの作業は依頼できない |
外壁や屋根塗装を行う業者の中には、アンテナの撤去に対応してくれるところも!業務柄、高所での作業に慣れているため、高い位置にあるアンテナの撤去も安心して任せられますね。
外壁や屋根の作業とアンテナ撤去を同時に行えますが、アンテナ専門の業者ではないために適当な工事をされてしまう可能性が高いことを理解しておきましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
・即日対応 ・高所の作業に慣れている ・不用品回収と同時に依頼すればお得に利用できる ・アンテナの状態によっては買取も可能 | ・高所のアンテナの撤去の場合、撤去作業の依頼だけでは割高になる |
意外と知られていないのがこの「不用品回収業者」なのではないでしょうか?実は、不用品回収業者でもアンテナの撤去・回収を行っている場合があるんです!
即日対応で、出張から搬出作業、見積もり作成までを無料で行ってくれます。
不用品回収のプロなので、高所の搬出にも長けていますし、仮にアンテナが搬出しにくい位置にあったとすれば、クレーンを用意し作業にあたることも可能!
”アンテナを撤去したくても自分では作業できない…”という場合にも頼もしい業者と言えます。
もちろん「不用品回収業者」の魅力はそれだけではありません!
アンテナだけでなくそのほかの不用品もまとめて回収することも可能ですし、同時に買取も可能で回収費用から買取金額を差し引いてお得に利用することも!本来撤去作業のみの依頼ですと割高になりがちな費用ですが、まとめて不用品を処分・買取することで相殺できるなら安心ですよね!
このように、不用品回収業者に依頼すれば、危険が伴う作業も一切することなく、お得で安全にアンテナを処分することができるのです!
FMアンテナ、その他不用品の回収・買取のお見積もりはこちらから
そもそも、FMアンテナを売っている家電量販店で撤去できないの?と思いますよね。
実は、家電量販店ではアンテナ撤去だけの工事は行っていないことがほとんどなんです。アンテナの設置や配線工事を依頼した際に、付帯作業として古いアンテナを取り外してくれるに留まるようです。
※ 例外として、大手家電量販店「ヤマダ電機」ではアンテナ撤去のみの工事も行っていますが、別途出張費として2,200円がかかるようです。
基本的にFMアンテナに限らず、アンテナの撤去は業者に依頼するのがおすすめですが、アンテナの撤去を行う業者の中には悪質な業者もいるので注意が必要です。
業者選びの際には以下のポイントに注意しましょう!
近年FMアンテナやテレビアンテナの設置・交換を利用し、高額な請求をする「アンテナ工事詐欺」が発生しています。
「アンテナ工事詐欺」は業者や役所勤めのふりをして訪問営業をかけてきたり、アンテナ工事業者の職員になりすまして電話をかけてきたりと巧妙な手口を使ってきます。
とくにアンテナに関して業者に問い合わせなどしていないのに、突然訪問営業をかけてきたら詐欺の可能性が高いです。また、基本的に省庁の職員が一般家庭に出向くことはないため、公的機関の職員を名乗って訪問してきた場合も詐欺の可能性が高いでしょう。
直接訪問してこなくても、中には電話やメールで架空請求をしてくる詐欺もあります。
また、アンテナ工事詐欺以外にも以下のような業者は要注意!
こういった業者は、後から高額請求してきたり、FMアンテナの回収後に不法投棄したりするケースも。
「無料回収」を謳い文句に、出張費用や運搬費用などを後から請求するという悪どい業者も結構あるんです。
ましてや不法投棄の場合は、業者だけでなく依頼主も法で裁かれるので、決して他人事ではないんです。
など、これらの条件に当てはまっている業者であればまず安心して大丈夫!
身に覚えのないアンテナ工事に対しての請求書や電話がきた場合は、お一人で悩まずに消費者相談センターや警察に相談しましょう。
アンテナの撤去に限らず、業者を選ぶ際には複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」がとても大切になります。
最初から1つの業者に絞るのではなく、いくつか候補をリストアップしてから、それぞれ見積もりを取って比較してみましょう。このとき、少なくとも3社程度は見積もりに出すと◎。
いくつかの業者に見積もりに出すことでスタッフの対応など悪徳な業者かどうか判断するにも役立ちますし、相場を知ることもできます。悪徳業者か判断するだけでなく、ほかの店のほうが安く済んだ…と後悔しないためにも、相見積もりは重要になるのです!
”業者に頼むとお金がかかるため、自分で撤去できないかな?”、”設置は難しいかもしれないけど撤去だけなら自分でもできるかも…”と考える方もいらっしゃるかと思います。
しかし、自分でアンテナを撤去することも設置するのと同様におすすめできません。アンテナを撤去するには、以下の危険が考えられるためです。
慣れない屋根上での作業には、転落して大けがをするリスクが伴います。また、アンテナが地面に落下して破損したり、通行人や周囲のものを傷つけてしまう危険もあるでしょう。
知識がない状態でアンテナを取り外そうとすると、屋根瓦や外壁、アンテナ本体、固定具などの大事な部分を損傷してしまうこともあります。アンテナや固定具は一度壊れてしまうと使えませんし、家を傷つけた場合は直す必要があります。かえって修繕や買い替えの費用が高くついてしまうかもしれません。
自力でアンテナを取り外すにはレンチやニッパーなどの工具に加え、長はしご、安全靴、ヘルメットなどの装備も必要です。これらが最初から全て揃っているケースは稀でしょう。
全て買い揃えようとすると、数万円の出費になります。このように、自力で撤去作業をする金銭的なメリットはほとんどないのです。
何度も”FMアンテナの撤去は業者へ”とお伝えしておりますが、室内、あるいはベランダなどご自身で撤去しても危険が伴わない場合もあります。
自分でFMアンテナを撤去して処分する場合、
これらの方法があります。
では順番に詳しく見ていきましょう!
業者に撤去してもらったアンテナは、基本的にそのまま業者に処分してもらえます。ただし、業者に依頼せず自分で撤去した場合やとくに依頼する必要のない場合、「粗大ゴミ」か「不燃ゴミ」として処分することもできます。
屋外に設置されている一辺が30cm以上ある大きなFMアンテナは「粗大ゴミ」として処分しましょう。
※ 細かいルールに関しては各自治体ごとに異なるので、必ず事前に確認してから処分するようにしましょう。
なお、粗大ゴミとして処分する場合手数料が必要になり、この費用は各自治体によって異なります。
一辺30cm以内の小さなFMアンテナは「不燃ゴミ」として処分することができます。この場合、必要なものはゴミ袋ぐらいで、指定された曜日に出すだけでOK。
FMアンテナは、PCやスマホと同様に小型家電リサイクルの対象です。
以下のような施設にある回収ボックスに入れるだけで処分できます。
小型家電の回収ボックスでリサイクルできるもののサイズは、自治体によってさまざま。30cm四方のところもあれば、30cm×15cmのところもあります。
無料で手軽に処分できる方法ではありますが、各自治体によっても細かいルールに違いがあるので、必ずあらかじめ確認したうえで利用しましょう。
家具家電など数多くのジャンルを取り扱うリサイクルショップなら、もちろんFMアンテナも買い取ってもらうことができます。処分に費用がかかるどころか、逆にお金を得ることができるのは嬉しいですよね。
リサイクルショップは「店頭買取」だけでなく、「宅配買取」、「出張買取」と全ての買取サービスを利用できる店舗が多いです。
手数料などはかからず、無料で査定してもらうことができるので、手軽でもっとも身近な業者と言えるのではないでしょうか?
ただし、リサイクルショップでは豊富なジャンルを扱うがゆえに、専門的な査定士がおらず、FMアンテナのスペックなど細かい価値をわからないまま安価で買い取られてしまう…ということも多いようです。
あらかじめ相場を調べておくか、いくつかの業者に査定してもらって安心して任せられる業者を選ぶようにすることをお勧めいたします。
業者での買取を断られてしまったFMアンテナだとしても、ネットオークションやフリマアプリなら売れる場合があるのはご存知ですか?
ネットオークションやフリマアプリの大きなメリットは、多少キズがあったり型が古くても、有名メーカーのものや性能が優れたものなら売れる点と、自分の好きな価格で売れる点でしょう!
業者には買い取ってもらえなかったものでも売れる可能性があるのは嬉しいですが、いつ売れるのかわからないため売れるまではいらないFMアンテナを保管し続ける必要があります。
また、配送料はこちらが負担することとなります。出品時に送料込みの価格を設定しておかないと、せっかく高額で売却できても送料でマイナスに…なんてことにもなり兼ねないため注意しましょう。
さらに、精密機器であるFMアンテナに傷や汚れがついてはトラブルに発展しかねませんから、配送時の破損などを防ぐために梱包を厳重に行う必要もあり、出品から発送まで自分ひとりで行うにはそれなりの労力がいるかもしれません。本来ならお得な売却方法のひとつですが、売却方法の中では唯一手間やご自身の労力がかかる方法でもあります。
屋外のFMアンテナの撤去ができる業者の項目でも登場した「不用品回収業者」ですが、もちろん、FMアンテナの買取・回収のみでも大活躍いたします!
とは言っても、やはり気になるのは「費用」ですよね。
通常、不用品回収業者へ依頼すると、
基本料金 + 回収費用 = 支払い料金
という料金形態になっていることが多く、基本料金相場が3,000円〜とFMアンテナの回収費用相場が2,000円〜となっているので、
3,000円 + 2,000円 = 5,000円〜
この程度が妥当かもしれません。
ほかの方法と比べるとだいぶ割高…と感じるかもしれませんが、まとめて不用品を処分する場合には「積み放題プラン」という料金形態もあり、決められた大きさのトラックに積める分であれば金額は据え置きというお得なプランになります。
100kg以下は11,000円〜、200kg以下は22,000円〜と重さで換算するためFMアンテナ以外にもまとめて処分したいものがある方にはこちらの方がおすすめなんです!
不用品回収業者のメリットについてはすでに説明していますので割愛いたしますが、不用品回収業者は、FMアンテナが売れない場合でもそのまま回収が可能です!
本来、買取を断られてしまったらご自身で処分する必要があるところを、不用品回収業者なら処分まで頼むことができるのは嬉しいですよね!
FMアンテナ以外にもまとめて不用品を処分したい方で、”ちょっとでも楽したい!お得にしたい!”という方はぜひ検討してみてくださいね!
FMアンテナ、その他不用品の回収・買取のお見積もりはこちらから
いかがでしたか?
今回は、昔から私たちの身近にあるラジオ放送に着目し、今後主流となるFM放送を快適に聴くための「FMアンテナ」について、選び方や設置方法、もしも撤去する場合の処分方法などさまざまな観点からお話ししてまいりました。
とくに気を付けてほしいFMアンテナの設置・撤去についておさらいすると、
この2つを守らないと、ご自身だけでなく周辺住民の怪我などの危険性があります。必ず守るようにしてくださいね。
現代の若者にとって、「ラジオ」はすでに廃れてしまったイメージがあるかもしれません。
しかし、ラジオは自宅で音楽や談話などを楽しむというだけでなく、アウトドアや災害時などの緊急時などの場面でも大活躍します。
今後、こういった場面で困ることのないよう、普段からFMラジオを聴く習慣をつけてみても良いかもしれませんね。
弊社でもFMアンテナの撤去、買取・回収を行っています。
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