大切なギターを保管したり持ち歩いたりするために、必要不可欠なギターケース。
しかし、古くなったり買替で不要になったりした際には「どうやって捨てたらいい?」「ケースだけでも売れるの?」など、処分方法に迷う方は多いのではないでしょうか?
ギターケースは自治体でごみとして捨てられるほか、売却や譲渡、寄付などさまざまな方法で処分できます。ただし、素材によって処分方法が異なることもあるため注意しなければなりません。
そこで今回のコラムでは、ギターケースの処分方法と注意点についてわかりやすく解説します。
ギターケースの処分にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
ギターケースは何ごみ?分解して捨てられる?
ここではまず、ギターケースを処分する前に知っておきたいポイントについて解説します。
お手持ちのギターケースの素材・種類と照らし合わせつつ、確認してみてください。
ギターケースの素材と分別
ギターケースは大きく分けると以下の4つに分類され、それぞれ素材や特徴が異なっています。
種類 | 素材と特徴 |
---|---|
ソフトケース | 布製 ・軽量で持ち運びやすく、安価 ・そのぶん衝撃や水濡れに弱い ・寿命が短い |
ギグバッグ | 布製 ・ソフトケースよりクッション材に厚みがある ・軽く持ち運びやすい ・ソフトケースよりは高価 |
セミハードケース | 布+樹脂製 ・布製のギターケースより重量がある ・ハードケースより軽いので運搬が簡単 |
ハードケース | 木材・樹脂製 ・頑丈なのでギターの保管に最適 ・重く、高額というデメリットも ・寿命が長い |
多くの自治体では一辺30cm以上の大きさのものを「粗大ごみ」に分別しているため、ギターケースは粗大ごみになることがほとんどです。
しかし布でできた「ソフトケース」「ギグバッグ」は折りたためるので「可燃ごみ」として処分可能としている自治体もあります。
分別や捨て方は地域によって異なりますので、まずはお住まいの自治体の分別一覧を確認しましょう。
ハードケースの分解は難しい
ハードケースを粗大ごみとして処分する場合は、少なからず費用がかかります。
そのため分解して小さくすれば、「可燃ごみ」や「不燃ごみ」として費用をかけずに処分できるようになるのでは?とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ハードケースはギターを保護するため非常に頑丈な素材で作られており、解体するのは困難です。手間や時間がかかるのはもちろん、作業中にけがをする可能性もあるため解体はおすすめできません。
ハードケースはそのまま粗大ごみに出すか、運搬が困難なら不用品回収業者を利用するなど、別の方法で処分しましょう。
ギターケースの処分方法6選!
ここからは実際にギターケースを処分する方法を確認していきます!
- 粗大ごみとして捨てる
- 可燃ごみとして捨てる
- リサイクルショップで売却する
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
- 譲渡・寄付する
- まとめて処分したいなら不用品回収業者がおすすめ
手順や費用、利用時の注意点など幅広くご紹介しますので、処分前にはぜひ参考にしてみてください。
粗大ごみとして捨てる
ハードケースや折りたためないソフトケースなどは、自治体で粗大ごみとして処分できます。
その場合の処分費用はどの自治体も数百円程度となっているので、安くギターケースを処分できるのがメリットです。
- 東京都板橋区:400円(ギター込)
- 愛知県名古屋市:250円
- 福岡県福岡市:300円(ギター込)
ただし、粗大ごみの規定サイズは「50cm」「90cm」「袋に入らないサイズ」など自治体ごとに異なるため、自治体によってはギターケースが別の分別にされている場合もあるため注意しなければなりません。
ごみ出し前にはギターケースのサイズを測り、自治体の粗大ごみ規定サイズも忘れずチェックしておきましょう。
粗大ごみ回収の手順
- 予約締切日までに粗大ごみ受付センターに電話かインターネットで申込
- 収集日、収集場所、料金を確認する
- スーパーやコンビニなど指定の販売店で手数料納付券(シール)を購入
- ギターケースに受付番号や氏名を記入した手数料納付券を貼る
- 月に1回の収集日に指定場所に出す(立ち合いは不要)
粗大ごみ回収を事前予約制としている自治体では、予約締切日までに回収の申込が必要です。
申込が間に合わなかったり収集日までに手数料納付券を購入できなかったりして捨てるチャンスを逃すと、ギターケースの処分完了までに大幅に時間がかかってしまうこともあるため注意してください。
可燃ごみとして捨てる
布素材で作られているギグバッグやソフトケースは、折りたためば「可燃ごみ」として排出できる場合もあります。
- 神奈川県横浜市:ギターケースは粗大ごみ。ソフトケース(たためるもの)はたたんで燃やすごみへ
- 静岡県静岡市:ハードケースは不燃ごみ・粗大ごみ。ソフトケースは可燃ごみ
この場合は、ギターケースを小さく折りたたみ、ごみ袋に入れて指定日時にごみに出せば処分が完了します。費用もかからず、手軽な手段です。
しかし折りたためないタイプのソフトケースや、折りたたんでも自治体の規定サイズを超える大きさになるケースは「粗大ごみ」とされることもあるため、ごみ出しの際は注意してください。
ソフトケースの素材によっては「不燃ごみ」「金属ごみ」など別の分別になる可能性もあるので、事前にお住まいの自治体のルールを確認しておきましょう。
リサイクルショップで売却する
耐久性が高く状態の良いハードケースや、有名ブランドのギターケースであればリサイクルショップでの買取も利用できます。
使用済みだからと捨ててしまうのはもったいないので、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。
ただし、リサイクルショップには「楽器を専門で取り扱っていないぶん買取額が専門店より安くなりがち」というデメリットもあるため注意してください。高級・有名ブランドのギターケースをお持ちなら楽器買取専門店やフリマアプリ・ネットオークションで売却するのをおすすめします。
フリマアプリ・ネットオークションに出品する
ギターケースはフリマアプリ・ネットオークションでも多数、取引されています。リサイクルショップでは売却が難しいソフトケースや、キズや使用感があるハードケースなど、どんなものでも需要があれば自分の希望する金額で売却可能なので、一度出品してみるのがおすすめです。
【メルカリで取引されているギターケース】
- フェンダー ソフトケース:2,500円
- ヤマハ エレキアコースティックギター用ソフトケース:2,000円
- レスポール ハードケース:6,000円
- ヤマハ ハードケース:6,999円
折りたためずそのままの形で発送するハードケースは、そのぶん送料が高額になりがちです。送料を出品者負担にするのであれば、発送方法や送料についてはあらかじめ確認しておいたほうがいいでしょう。
また、フリマアプリ・ネットオークションには「出品したからといってすぐ売れるわけではない」というデメリットもあります。売れない場合はずっと手元にかさばるギターケースを持ち続けなければいけないので注意が必要です。
時間をかけずに処分したいなら、別の方法を検討しましょう。
譲渡・寄付する
まだまだ使えるギターケースを有効活用したいのであれば、譲渡や寄付という選択肢もあります。
- 友人や音楽仲間にギターケースを譲る
- 地元の掲示板「ジモティー」で譲り先を探す
- NPO団体や支援団体にギターケースを寄付する
ギターケースを身近な人や団体に手渡しできるのであれば、梱包や発送など、面倒な作業なしでギターケースを手放せます。送料もかからないため非常に気軽な手段です。
ただし、譲渡・寄付できるのは「問題なく使用できる」「汚損がない」ギターケースのみです。
再利用や再販売ができないようなものを譲渡・寄付すると、受取拒否や受取後のクレームなど、思いがけないトラブルに発展してしまう可能性もあるので注意してください。
譲渡や寄付前にはギターケースを直接見て確認してもらい、了承を得たうえでお譲りするのをおすすめします。
弊社「出張回収センター」でも、使わなくなった不用品を発展途上国の子どもたちに寄付する「ユースマイル」という取り組みを行っています。
ギターやギターケースはもちろん、そのほかの不用品も寄付いただけますので、ぜひ寄付をご検討ください。
まとめて処分したいなら不用品回収業者がおすすめ
「ギターやギターケース以外にも捨てたいものがある」「時間をかけずに処分がしたい」といったご希望があるなら、おすすめなのは不用品回収業者の利用です。
- どんな素材・状態のギターケースでも回収してもらえる
- 周辺機器もまとめて回収可能
- 分別や運搬、トラックへの積込はすべてスタッフにおまかせできる
- 買取できるものは買い取ってもらえる
- 自分の都合のいい日時に回収に来てもらえる
不用品回収業者を利用すれば、ギターケースはもちろん、ギター本体やアンプ、ギタースタンドなどもまとめて回収してもらえます。回収時の分別や運び出しはすべてスタッフにおまかせできるので、大量の趣味の品をまとめて処分したい場合や、実家のお片付けで私物を一気に処分したい場合など、処分するものが多いときに利用すると非常に便利です。
さらに不用品回収業者には「自分の都合のいい日程で処分を依頼できる」という大きなメリットもあります。土日・祝日はもちろん夜間や即日作業も可能なので、「忙しくてごみ出しできない」「引っ越しを控えているのでできるだけ早く不用品を片づけたい」といった事情でお困りの方は一度、相談してみるのをおすすめします。
別ページでは悪徳業者の特徴や見分け方について、不用品回収業者に必要な「古物商許可」についても解説しています。業者選びの際はぜひ参考にしてみてください。
「ギターケース」処分時によくある質問
Q 今日中にギターケースを回収してもらえますか?
A. ご自宅の近くを巡回している車両を手配いたしますので、名古屋市内にお住まいの方であれば最短30分で伺うことが可能です。周辺地域の方でも、できる限り当日中のお引き取りを行っていますので、ぜひご相談ください。
Q 土日や祝日も対応してもらえますか?
A. 当社は土日祝日も休まず、年中無休で営業しております。平日は忙しくて時間が取れないという方でも、土日や祝日に回収に伺えますので安心してご依頼ください。土日祝日は予約が集中しやすいため、お早めにご連絡いただけますと幸いです。
Q ギターケース1点だけでも回収してもらうことは可能ですか?
A. はい。不用品1点のみのご依頼でも、喜んでお伺いいたします。地域を巡回しているトラックがほかのお客様の不用品と一緒に回収いたしますので、1点でもリーズナブルな価格での回収が可能です。
Q 見積もりを頼んだあとに処分を断ることはできますか?
A. お見積もりだけのご依頼も承っております。当社では、お客様に安心してご利用いただくため、料金無料でお見積もり、キャンセルも無料で可能となっております。当社では長年の経験から相場に応じた適正価格をご提案いたしますので、当社で処分いただくことを前向きにご検討いただけますと幸いです。
Q 予定になかった品物が増えても回収してもらえますか?
A. 当日に不用品が増えても問題ございません。スタッフが改めてお見積もりいたします。まとめて回収をご依頼いただいたほうが回収料金もお得になりますので、お気軽にお申し付けください。ベッドなど大型サイズのものに関しては、トラックに積み込み可能な限りでのご対応になる場合もございます。大型サイズの回収品目が増えそうな場合は、できる限り早めのご連絡をいただけますと幸いです。
Q ギターも一緒に回収することは可能ですか?
A. はい。可能です。 当社では、ギターケースと一緒にほかの楽器はもちろん、家具家電も回収しております。 無料見積もり時にご相談ください。
ギターの周辺機器はどう処分する?
ギターケースを処分する際、ギター本体はもちろん、アンプやギタースタンドなどそのほかの周辺機器もまとめて処分したい!という方も多いかもしれません。
周辺機器の分別と捨て方を大まかにまとめましたので、参考にしてみてください。
周辺機器 | 分別 |
---|---|
ギター本体 | 粗大ごみ |
ギタースタンド | 不燃・金属ごみ 粗大ごみ |
アンプ | 不燃ごみ 粗大ごみ 小型家電回収など |
弦 | ナイロン弦:可燃・プラスチックごみ スチール弦:不燃・金属ごみ |
ケーブル | 不燃・可燃ごみ |
エフェクター | 不燃・粗大ごみ |
オイル | 可燃ごみ (新聞紙や布にしみ込ませ、ビニールに密閉して捨てる) |
もちろん状態がいいギター本体や周辺機器は、リサイクルショップや中古楽器買取専門店、フリマアプリ・ネットオークションでの売却も可能です。売却の手順や注意点は記事内でご紹介していますので、処分時には参考にしてみてください。
▼ギターやアンプの処分については以下の記事でも解説しています▼
まとめ
ギターケースは、種類や素材、状態によって処分方法が異なります。
売却しづらいソフトケースや傷みのあるギターケースは自治体のごみ回収を利用して費用を抑えて処分する、造りのしっかりしたハードケースは売却や譲渡でお得に処分する、などお手持ちのギターケースの状態やご自身の希望に合わせた処分方法を選んでみてくださいね。
もし「趣味の品を一度に処分したい」「なるべく早く処分したい」ということでしたら不用品回収業者の利用が便利です。
- どんな素材・状態のギターケースでも回収してもらえる
- 周辺機器もまとめて回収可能
- 分別や運搬、トラックへの積込はすべてスタッフにおまかせできる
- 買取できるものは買い取ってもらえる
- 自分の都合のいい日時に回収に来てもらえる
不用品回収業者は年中無休で稼働しているので「2.3日中に来てほしい」「夜間作業をお願いしたい」など、さまざまな希望に臨機応変に対応できます。
不用品の処分についてお困りでしたら一度、問い合わせてみるのがおすすめです。
弊社「出張回収センター」でも、ギターケースはもちろん、ギター本体や周辺機器、そのほかの不用品の回収・買取を行っています。
年中無休で受付をしておりますので、お急ぎの方はぜひ一度ご相談ください!
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