住居を引っ越してすぐは慣れないことが多く、何かと戸惑ってしまいますよね。
まず確認したいことのひとつに「移住先でのごみの出し方のルール」があります。
ごみの出し方のルールは国で統一されているわけではなく、ルールの設定は各自治体に任されているため、市町村ごとに異なっています。
「ごみの捨て方」とひとことで言っても実にさまざまで、〇〇市では燃えるごみに出せても、△△市では資源ごみとして出す…というケースも珍しくありません。
そこで今回は「碧南市における粗大ごみの処分方法」について解説していきます。
ごみの処分方法は日々変わっていくものです。碧南市に長く住まわれている方も、最近引っ越してきたばかりという方もこの記事を参考に、正しくごみを処分しましょう。
▼この記事でわかること
- 碧南市で粗大ごみとして回収できる品目と回収できない品目
- 碧南市で利用できる粗大ごみの処分方法
- 碧南市で粗大ごみを処分する際にかかる費用
碧南市における粗大ごみとは?
処分方法について見ていく前に、まずはどんなものが碧南市で粗大ごみとして扱われるのか確認しておきましょう。
電化製品、寝具類、家具類、自転車など、指定袋に入らないごみのことを碧南市では「粗大ごみ」と呼んでいます。
以下は碧南市で粗大ごみとして扱われる品目例です。
種類 | 品目 |
---|---|
電化製品 | 電子レンジ、パソコン、空気洗浄機、炊飯器、食器洗い乾燥機、扇風機など |
寝具類 | ベッド、マットレス、布団など |
家具類 | テーブル、椅子、タンス、学習机、本棚など |
遊具類 | 自転車、三輪車など |
碧南市の粗大ごみの大きな特徴は、多くの自治体では対象外となるパソコン機器、マットレスをはじめとしたスプリング入り家具まで粗大ごみとして回収してもらえるところでしょう。
碧南市では回収できない品目
粗大ごみに該当する品目もあれば、以下のように処分不可としている品目もあります。
家電4品目
家電4品目とは、以下の家電のことを指します。
- エアコン
- テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
碧南市では、家電4品目は粗大ごみの対象外となっているため、各地区の粗大ごみステーションやクリーンセンター衣浦では受け付けてもらえません。
これらは「家電リサイクル法」の対象であり、リサイクル料金や収集・運搬費用を支払い処分する必要があります。
- 一般廃棄物処理業の許可を所持している業者に依頼する
- 購入元の店舗に引き取ってもらう
- 新品買い替え時に引き取ってもらう
いずれかの方法を選択し、正しく処分しましょう。
事業系ごみ
事業所から排出される事業系ごみの場合は、碧南市ではその種類によって処分の可否が異なります。
事業系ごみの分類 | ごみの種類 | 処理方法 |
---|---|---|
事業系一般廃棄物 | 事業活動で出たごみのうち、産業廃棄物ではないもの (可燃ごみ、粗大ごみ、し尿、浄化槽に係る汚泥) | ・ごみ処理施設に自己搬入する ・一般廃棄物処理業許可を所持した業者へ依頼する ・自治体に回収してもらう(一部地域のみ) |
産業廃棄物 | 燃えがら、汚泥、廃油、廃プラスチック類、ゴムくず、金属くずなどを含む20種 | ・産業廃棄物収集運搬業許可を所持した業者へ依頼する |
各地区の粗大ごみステーションでは上記のどちらの処分もできませんが、クリーンセンター衣浦では事業系一般廃棄物であれば受け入れ可能です。
なお、碧南市では処分できない産業廃棄物の処分方法については別ページをご参照ください。
そのほか
家電4品目、事業系ごみのほかに、
- 分別していないごみ
- プロパンガスボンベ
- バッテリー
- 揮発油・ 軽油・ 灯油・ 重油などの石油製品
- 油又は塗料の入っている缶
- 消火器
- 劇薬
- 農薬
- 農機具
- オートバイ
- タイヤ
- ボウリングの球
- 耐火金庫 など
これらも碧南市では回収できません。
ごみステーションでの収集はもちろん、クリーンセンターへの持ち込みもできないため、販売店やメーカーに引き取ってもらうか、専門業者に依頼する必要があるでしょう。
碧南市では処分できない品目のうちガソリン・灯油の処分方法、一斗缶の処分方法、タイヤの処分方法については別ページにて詳しく解説しております。気になる方はそちらもあわせてご覧くださいね。
碧南市での粗大ごみの処分方法は3通り!
碧南市ではどんなものを粗大ごみとして扱うのか理解したところで、次は具体的な粗大ごみの処分方法を見ていきましょう。
碧南市では戸別収集が行われておらず、代わりに地区ごとに決められたステーションに排出することで粗大ごみを回収してもらえます。
碧南市での粗大ごみの処分方法は以下の3つです。
- 地区ごとのステーション回収
- クリーンセンター衣浦へ持ち込む
- 不用品回収業者へ依頼する
それぞれメリット・デメリットも一緒に紹介していきますので、ご自身の状況にあわせて処分方法を選択してくださいね。
①地区ごとのステーション回収
碧南市には地区ごとに決められた粗大ごみ専用のごみステーションがあります。
ステーションまで粗大ごみを運搬する必要はありますが、手数料はかからず無料で処分することが可能です。
地区ごとに決められたステーションは以下の表を参考にしてください。
地区名 | 該当施設 |
---|---|
中央地区 | 中部公民館 |
旭(北部)地区 | 鷲塚公民館 |
大浜地区 | 大浜公民館、南部市民プラザ西 |
西端地区 | 油ヶ淵公園駐車場 |
新川地区 | 新川公民館 |
旭(南部)地区 | 日進公民館 |
棚尾地区 | ものづくりセンター |
粗大ごみの収集は地区ごとに日付は異なりますが、月1回水曜日の回収となっています。
粗大ごみステーションを利用する際の手順は以下のとおりです。
- 排出する粗大ごみを分別する
- 各地区の粗大ごみ収集表で排出場所を確認する
- 収集日当日の朝6時30分〜8時30分までの間に所定の位置に出す
碧南市では粗大ごみを出すのに電話やネットなどで予約する必要はありません。
各地域のステーションの開催日は「ごみカレンダー」にてご確認ください。
ステーションでは種類別に分けて出す必要がありますので、持ち込む前にあらかじめ分別しておきましょう。
なお、雨天時には布団類の収集はしていませんのでご注意ください。
粗大ごみの運搬が困難な場合
粗大ごみを自分で出すことのできない方は、社団法人碧南市シルバー人材センター(電話番号:0566-46-3703)にて有料の搬送サービスを利用することも可能です。
もしもお困りの場合は、そちらに直接ご相談ください。
ステーション回収を利用した場合のメリット・デメリット
ステーション回収を利用した場合のメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・無料で処分できる ・予約する手間がかからない ・収集時に立ち会う必要がない ・スプリング入り家具をそのまま処分できる | ・ステーションまで運ぶ必要がある ・月に一度しか回収してもらえない ・種類別に分別しなければならない ・天候によって回収できない品目もある |
②クリーンセンター衣浦へ持ち込む
ステーション回収は月に一度しかないため、タイミングが合わず捨てられないこともありますよね。
そのような場合は、クリーンセンター衣浦へ直接持ち込むことも可能です。
【クリーンセンター衣浦】
住所:〒447-0067 愛知県碧南市広見町1丁目1番地1
電話番号:0566-41-3479
受付時間:平日 午前8時30分〜午前11時30分/午後1時〜午後4時30分まで
定休日:土曜日、日曜日、年末年始
(ごみの特別搬入日に限り日曜日の搬入も可能)
クリーンセンター衣浦では、平日のほか日曜日にも特別搬入日としてごみの搬入を受け入れています。
受付時間および詳しい日程についてはごみカレンダーにてご確認ください。
クリーンセンター衣浦を利用した場合の手数料
家庭からの排出 | 事業所からの排出 |
---|---|
100kgまで無料 (100kgを超えた場合は10kgにつき50円) | 10kgあたり100円 (10kg未満の場合も10kgとして計算) |
クリーンセンター衣浦へ搬入する際の手順は以下のとおりです。
- 持ち込むごみを区分ごとに分別する
- クリーンセンター衣浦に電話で持ち込みを相談する
- 搬入するごみを車両に積んだ状態で、受付時間内にクリーンセンター衣浦に持ち込む
- 職員の指示に従い、ごみを自分で下ろす
- 搬入後、クリーンセンター衣浦で計量し、処理手数料を現金にて支払う
クリーンセンター衣浦ではごみの種類により受付窓口が異なりますので、スピーディーに搬入できるよう、あらかじめ分別して持ち込みましょう。
搬入の際には電話番号(携帯電話は不可)と住所を確認されますので、運転免許証や保険証といった身分証明書を必ずご持参ください。
なお、スプリング入り家具の場合は事前に解体する必要があり、そのほかのごみも分別が行われておらず搬入に時間がかかると判断された場合は、受け入れを断られる可能性があります。
さらに車への積み下ろしや運搬は自力で行わなければならず、ステーション回収とは異なり手数料が必要となります。
クリーンセンター衣浦に持ち込む場合のメリット・デメリット
クリーンセンター衣浦に持ち込む場合のメリット・デメリットをまとめると以下のとおりになります。
メリット | デメリット |
---|---|
・自分の都合にあわせて処分できる | ・事前に電話しなければならない ・種類別に分別しなければならない ・スプリング入り家具は解体が必要 ・車がないと利用できない ・運搬や荷下ろしを自分で行う必要がある ・手数料がかかる |
③不用品回収業者へ依頼する
「細かく分別するのが面倒!」
「ステーション回収の収集日まで待てない…。」
「自分で搬入するにも車がなくて難しい…。」
このような場合には、不用品回収業者へ依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者であれば、自ら粗大ごみステーションまで運搬する必要はもちろんなく、解体や分別の手間も一切必要ありません。
碧南市では粗大ごみ収集は月に一度しかありませんが、業者の多くは年中無休で稼働しているため、お客様の都合にあわせて即日の回収や場合によっては夜間作業にも対応可能です。
急な引っ越しが決まりごみの処分が間に合わない、仕事が忙しく日中は対応できないといったお悩みも解決いたします。
不用品回収業者を利用した場合の費用目安
しかし、いくら便利でも費用が高いのは困る…という方もいらっしゃるでしょう。
以下は、不用品回収業者を利用した際の費用目安です。
品目 | 費用目安 |
---|---|
冷蔵庫 | 6,000円〜 |
洗濯機 | 5,000円〜 |
テレビ | 5,000円〜 |
ベッド | 5,000円〜 |
ソファ | 4,000円〜 |
テーブル | 4,000円〜 |
椅子 | 1,500円〜 |
見ていただくとわかるとおり、不用品回収業者を利用した際の費用はステーション回収やクリーンセンターへの自己搬入と比べて安くはありません。
不用品回収業者の場合、車両費や人件費、リサイクル料金・処分費といった費用が必要になるため、どうしても高くついてしまいます。
そこで利用して欲しいのが不用品回収業者の買取サービスです。
家具・家電といった粗大ごみはもちろん、そのほか買取可能な不用品があれば作業費から買取額を差し引き、場合によっては無料で利用することも可能です。
買取できそうにないという場合にも、複数点まとめての依頼で1点あたりの処分費用を大幅に抑えるプランもありますので、なるべくお得に利用したい方にぴったりの方法と言えるでしょう。
不用品回収業者を利用する際の注意点
不用品回収業者の多くは上記のようなメリットがあるものの、中には悪徳業者も紛れている可能性がある点には十分注意してください。
皆さんが日頃目にする機会の多い、
- トラックで町を巡回している
- チラシ投函を積極的にしている
- 「無料回収」を謳っている
こういった業者は、残念ながら悪徳業者である可能性が非常に高いです。
不用品を回収する場合には必ず費用がかかるため、買取をしていない場合に無料で処分するのはまず不可能と言っていいでしょう。
見積もり時には問題がなくても、後から追加で高額請求されたり、知らない間に不法投棄されてしまったり…このような事例も実際に多く報告されています。
不法投棄は業者だけでなく利用した依頼主まで裁かれてしまうため、他人事とは思わず、しっかりと警戒する必要があります。
不用品回収業者へ依頼する場合のメリット・デメリット
不用品回収業者へ依頼した際のメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・自宅まで回収しに来てもらえる ・分別する必要がない ・どんな粗大ごみでも回収可能 ・回収できる点数に制限がない ・買取サービスの利用、まとめての依頼で費用を抑えられる ・年中無休、即日対応、夜間対応可 | ・単品での依頼は費用が割高になる ・業者によって費用、利用できるサービスが異なる ・悪徳業者が紛れている可能性がある |
以下のページにて安心して依頼できるおすすめの不用品回収業者についても紹介しています。
どこに依頼すればいいのかわからない、信頼できる業者に依頼したいという場合には、ぜひ参考にしてみてくださいね。
碧南市での粗大ごみの処分費用は?
碧南市における粗大ごみの処分方法についてはおわかりいただけたかと思いますが、処分方法によってどれくらい費用に差があるのかも知っておきたいですよね。
今回ご紹介した処分方法別に費用を比較すると以下のようになります。
処分方法 | 家庭から出た粗大ごみの金額 | 事業所から出た粗大ごみの金額 |
---|---|---|
ステーション回収で出す場合 | 無料 ※搬送サービスの利用には費用が発生 | 受け入れ不可 |
クリーンセンター衣浦に出す場合 | 100kgまで無料 (100kgを超は10kgにつき50円) | 10kgにつき100円 (10kg未満の場合も10kgとして計算) |
不用品回収業者へ依頼した場合 | 1点あたり3,000円〜 ※利用する業者・サービス内容によって異なる | 1点あたり3,000円〜 ※利用する業者・サービス内容によって異なる |
ステーション回収を利用すれば無料で処分できますが、大きく重い家具や家電を運ぶのは非常に困難です。
また、クリーンセンターへ持ち込む場合も、搬入手段がない方にとっては容易ではありませんよね。
必ずしも費用が安ければいいというわけではなく、ご自身の状況にあわせて安全で確実な方法を選択することが大切です。
無理なく正しい方法で粗大ごみを処分しましょう。
まとめ
今回は「碧南市における粗大ごみの処分方法」について詳しく紹介してまいりました。
ごみの減量を目的とした運動も盛んでリサイクルやサスティナブルが求められる昨今、ごみ出しのルールも年々厳しくなっています。
誤った方法でごみを廃棄してしまうと近隣とのトラブルにもなり兼ねません。
メリットやデメリットを踏まえつつ、ご自身の状況にあった処分方法を選択してくださいね。
弊社「出張回収センター」でも家具や家電といった粗大ごみをはじめ、さまざまなジャンルの製品を買取・回収しています。
引っ越して間もなく、大量のごみを処分したいけど分別がまだわからない、粗大ごみの処分に困っている、そんな方は弊社へご依頼ください。
細かい分別・搬出・回収など、手間や時間のかかる面倒な作業はすべてスタッフにお任せいただけます。
お見積もりは無料ですので、碧南市にお住まいの皆さんもいつでもお気軽にご相談くださいませ!