ゴミ屋敷ができる原因は10個!放置するリスクと対処法とは?

目次


テレビのニュースなどですっかりおなじみのゴミ屋敷問題

報道で大きくとりあげられ、地域社会におよぼすさまざまなトラブルや問題点が指摘されていますが、多くの場合、まだ解決には至っていないのが現実です。

また、最近では、住人が普段は会社勤めなどをしてごく普通の生活を送っている、あるいはほとんど家から出ることがないことから気づかれにくいものの、閉め切ったマンションの室内が実はゴミだらけ・・・という「隠れゴミ屋敷」も問題となっています。

テレビで見るゴミ屋敷ほど危険な状態ではありませんが、実態はほぼゴミ屋敷であり、住んでいる人の健康を著しく損なうおそれがあります。

また、臭いや虫の発生など、周囲への影響も決して小さいものではありません。

できるだけ早く原因を突き止め、適切な対処をする必要があります。

この記事では、なぜゴミ屋敷が出来上がるのか、その原因と、ゴミ屋敷を放置するリスクや対処法も併せて取り上げていきます。

自分や家族の家がゴミ屋敷になってしまった、またはその兆候がある・・・という方はぜひ参考にしてみてください。

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1.「ゴミ屋敷」はどういう状態のことを指すの?


広々とした一戸建ての住宅からはみ出るゴミの山、敷地を埋め尽くし、道路まではみ出た粗大ゴミやゴミ袋、壊れた家具や家電など、大小さまざまなもの。

そんな映像をテレビで見たことがあるという方は多いのではないでしょうか。

しかし、すみずみまでゴミで埋め尽くされた家だけがゴミ屋敷ではありません。

ぱっと見はとてもゴミ屋敷には見えないような状態のマンションの一室が、実はゴミ屋敷になっていたり、ゴミ屋敷一歩手前の状態になっていたりすることもあるのです。


誰が見てもわかる、いわゆるゴミ屋敷

一般的には家の中だけでなく、庭や玄関周り、敷地の外にまでゴミや要らないものがあふれている状態をゴミ屋敷と呼んでいます。

マンションやアパートの場合であれば、玄関前の廊下にもゴミが積み重なり、ベランダもゴミでいっぱいという状態です。

この状態になってしまうと、家の中で日常生活を送ることは困難です。さらに、景観を損ない、悪臭や害虫の被害が発生することで、近所の住宅にも少なからず影響が及ぶようになります。


誰にも気づかれない隠れゴミ屋敷(ゴミ部屋)

マンションやアパートの一室が、実はゴミだらけというケースも意外と多くあります。
一人暮らしで家に出入りする人が自分しかいない、隣近所との接点が少ないといった状態では、玄関ドアの向こうがゴミで埋めつくされていることに誰も気づきません。

食べかけのゴミから腐った悪臭が漂い、虫が発生し始めたところでようやく、近隣の住民が異変に気付き始めるのです。

隠れゴミ屋敷に住んでいる人は、日中はほとんど外に出ることなく家の中にこもっているケースもありますが、ごく普通に学校や勤務先に出かけているケースもあるようです。


ゴミ屋敷一歩手前の状態‘‘汚部屋‘‘とは?

ゴミ屋敷の一歩手前の状態のひとつに、「汚部屋」があります。

「汚部屋」と呼ばれる部屋はゴミではなく物が多いのが特徴。その物量ゆえに整頓するのが難しく、結果、収納場所や棚に入りきらなかった物があふれて床にまで広がってしまっている状態です。

そんな状態ですから、ちょっとした掃除をするのも一苦労。だんだんと自分では管理できない場所が増えていき、食べ終わったコンビニ弁当の容器、ビニール袋やペットボトルなどのちょっとしたゴミが物にまぎれて溜まっていきます。

その果てにゴミ屋敷が出来上がってしまうのです。

ゴミ屋敷というと特殊なケースのようにも思えますが、「汚部屋」のようなゴミ屋敷予備軍が実は身近にもかなり存在しています。


2.どうしてゴミ屋敷になるの?その原因とは


ゴミで埋め尽くされた家も、もちろんはじめからゴミ屋敷だったわけではありません。
捨てにいくはずのゴミ袋が家の中にひとつ、またひとつ…。

あるいは、ゴミ捨て場で拾ってきたまだ使えそうな家具や家電、雑誌の山が、家の周りに少しずつ積みあがっていき、やがて家の敷地を覆いつくすほどのゴミが集まっていった、と考えられます。

では、なぜ家の中や外にゴミや要らないものが溜まっていくのでしょうか?
その原因には以下の10個が挙げられます。

  1. 孤独感・疎外感
  2. 物を買いすぎてしまう
  3. 物やゴミを捨てられない
  4. ゴミを持って帰ってしまう
  5. ゴミを捨てそびれた
  6. 部屋が汚れている認識がない
  7. 潔癖症が原因となるケースも
  8. 発達障害(ADHDや自閉スペクトラム症など)
  9. 精神疾患・依存症
  10. 認知症など加齢による判断力の低下

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

孤独感・疎外感

周りに誰も知人や友人、家族がおらず一人で暮らしている場合、孤独感からゴミ屋敷になりやすいといわれています。なぜならゴミに囲まれることで疎外感が薄れるという人も少なくないからです。

家族や配偶者を亡くし、残った遺品を整理できない、寂しさから片付けをしなくなるということを発端として、ゴミ屋敷になってしまうケースもあります。

コミュニケーション不足による孤独感からゴミ屋敷に陥ってしまった場合、劣悪な環境で暮らしていて住人が健康を害しても、誰もそれに気づくことができません。

そうして孤独なまま亡くなってしまう「孤独死」も、ゴミ屋敷と同様に社会問題化しています。


物を買いすぎてしまう

頻繁に買い物をしたり、一度に買うものの量が異常に多かったり、また、必要のないものまで買ってしまったりする、いわゆる「買い物依存症」を発症することで、家がゴミ屋敷化するケースもあります。

症状には個人差がありますが、物が増えること自体に喜びを感じるタイプの人の場合、買い物をすることや手元に物が増えていくことが快感になります。

そのため、不要なものであっても「手放す」ことに不安感を抱き、「もしかしたら必要な時が来るかも」と捨てられずにゴミ屋敷化が進んでいってしまうのです。

また、物を購入することが目的であり「物」自体に執着がない人の場合は、物の処分はできるものの、処分したぶん、もしくは処分した以上の物をまた購入してしまうことでゴミ屋敷化する、という悪循環に陥ることもあるので注意が必要です。


物やゴミを捨てられない

大量に物が生産、消費される現代では、物を大切にし、「もったいない」と思う気持ちはとても大切です。

しかし、その気持ちが行き過ぎ、物に対する執着心が過度になってしまった結果、明らかにごみである物すら手放すことに不安感を感じ、捨てられなくなってしまうことでゴミ屋敷化が進んでしまうケースもあります。

必要な物が手に入らない戦後の時代を経験した高齢者の方に多いケースではありますが、中にはため込み症(強迫性貯蔵症)という精神疾患を発症している場合もあるため、その場合には治療をすることで事態が改善する可能性があります。


ゴミを持って帰ってしまう

ゴミを捨てられなくて溜まってしまうのに加えて、よそからゴミを集めてきてしまう人もいます。

近隣とのトラブルになってしまうゴミ屋敷にはこのケースが多いようです。

「まだ使えそう、何かの役に立ちそう」、「自分の財産としてとっておきたい」などという理由で、ゴミ捨て場に捨てられているものを拾ってきてしまい、「もったいないから」という理由でそれを捨てられないのでゴミや物が溜まり続けていきます。

このパターンのゴミ屋敷の住人は家族からの注意や近隣住民からの苦情、行政の指導なども一切受け付けないことが多く、解決には時間を要します。


ゴミを捨てそびれた

ゴミ屋敷が出来上がる背景にはメンタル面の問題が関係していることが多いのですが、それとは無関係に、ゴミ屋敷が形成されてしまう場合もあります。

  • 忙しくてゴミ出しをする時間や余裕がなかった
  • ゴミの出し方や分別の仕方がわからず、出しそびれてしまった

というケースです。

24時間利用できるゴミステーションが設置されたマンションに住んでいる場合を除き、働きに出ている人にとってゴミ捨てはとてもやっかいな問題です。

毎週決まった時間に指定の場所に出さなければゴミを回収してもらえないので、その時間帯に家にいないと、そもそもゴミを出すことができません。

しかも、月曜日は燃えるごみ、火曜日はプラスチック、水曜日はびん・缶・ペットボトル、木曜日は粗大ごみといったように、出せるゴミが曜日ごとに指定されています。

早朝から深夜まで激務をこなしながら、分別したゴミを毎朝決められた通りに出すのは至難の業。なんとか時間をやり繰りしてゴミを出したと思ったら、分別の方法を間違えたために回収してもらえなかったなんていう残念な結果に終わることも。

こうして、捨てられなかったゴミが家の中に溜まっていき、やがて家中を埋め尽くしていくことでゴミ屋敷が完成します。

こういったケースは多くの場合、民間の業者のサポートを利用する、または住環境を変えることで、ゴミ屋敷問題を解決することができます。


部屋が汚れている認識がない

そもそも「汚れている」という基準が一般とは異なっており、

  • ゴミがたまっている
  • 害虫が発生している
  • 悪臭がする

といった通常では耐えられない環境でも気にならずに生活できてしまった結果、ゴミ屋敷が形成されるパターンもあります。

もともと実家がゴミ屋敷に近い状態だったので慣れてしまっているというケースもありますが、中には手が届くところに物がある便利さを優先させるために、部屋が散らかっていても気にならない、という人もいます。

そういった方は、汚れたものを洗い、掃除をする、物を使い終わったら仕舞うという一般的な考え方ではないために、ゴミ屋敷が一向に改善されません。


潔癖症が原因となるケースも

部屋が汚れている認識がない、という方がいる一方で、住人が潔癖症だからこそゴミ屋敷が発生してしまうケースもあります。

潔癖症と聞くと、むしろ徹底的に住居をきれいにするのでは、と思いがちですが、潔癖症の中には汚いものに触れたり、片づけたりということが一切できない方もいます。

そのタイプの潔癖症の場合は、自分が出したゴミにも触ることができません。そのまま放置してしまい、ゴミ屋敷化。手が付けられない状態になってから、業者に依頼となるケースも多いようです。


発達障害(ADHDや自閉スペクトラム症など)

自宅がゴミ屋敷化してしまう原因の一つとしてよく挙げられるのがADHD(注意欠如・多動症)やASD(自閉スペクトラム症・アスペルガー症候群)などの発達障害です。

発達障害の中でも特にADHDの人は、注意が散漫になりやすいのに加え、こだわりが強いという特徴があるため、

  • 片づけを始めても他の事に気を取られてしまう
  • まったく別のことを始めてしまう
  • 収納場所や掃除方法にこだわりがありひとつひとつの作業に時間がかかる
  • こだわりが強く、ゴミや物を捨てることができない
  • 物事を俯瞰で見ることが苦手なので部屋全体の整理整頓ができない

といった理由で片付けや掃除が一向に進みません。上記した以外にも、今やるべきことを後回しにしてしまう「回避行動」が見られる場合もあります。

そうした行動ひとつひとつが積み重なり、ゴミ屋敷へと発展していくのです。

上記のような特徴をお持ちで、物を片づけられないと悩んでいる方、自分は発達障害かも?と心当たりのある方は、診察を受ける機会のないまま大人になってしまった「大人のADHD」「隠れADHD」かもしれません。

発達障害は医師の診断を受け、服薬することで症状を和らげることができます。一人で抱え込まずに、一度、病院での診察を受けてみることをおすすめします。


精神疾患・依存症

うつ病や統合失調症、アルコール依存症などの精神疾患がゴミ屋敷化の原因になることもあります。

うつ病などの精神疾患を発症すると気分の落ち込みや、何をしても楽しめない、判断力が低下し、本来できるはずだったことができなくなるといった精神症状とともに、眠れない、疲れやすい、食欲がなくなるなどの身体症状も現れます。

症状が進行すると、トイレに行く、お風呂に入るという日常生活もままならないことも。そうなってしまうとゴミ捨てや部屋の掃除なんてもちろんできるはずがありません。その状態が長く続くことで、ゴミ屋敷化が進んでいってしまうのです。

また、アルコール依存症のように、アルコール以外のことがどうでもよくなってしまった結果、日常生活がおろそかになり、ゴミ屋敷化してしまうケースもあります。

健康な時にはあまり意識しないことですが、日々の清掃や片付けには気力と体力が必要です。依存症やうつ病といった精神疾患を患っている場合には、家の片付けと並行して、治療することがなにより大切です。


認知症など加齢による判断力の低下

高齢や認知症になることで判断力が衰えてしまい、汚れていると感じなくなることで結果的に家がゴミ屋敷化してしまうケースもあります。

こういったケースの場合、ゴミの出し方を忘れて放置してしまっている、ゴミだと認識できていない場合もあります。

ゴミを財産だと思い込んでいる場合もあるので、強制的に片付ける前に介護のプロなどの専門家に相談することをおすすめします。

また、判断力は低下していないものの、加齢による体力の低下で重いものを持てなくなった、歩けなくなったといった理由でもゴミが溜まってしまうことがあります。

超高齢化社会が進む現代では、高齢者のゴミ屋敷問題はますます多くなっていくことが予想されます。

家族や親族がサポートすることも大切ですが、親が遠方に住んでいるなどの理由でなかなか難しいこともあるでしょう。

その場合は自治体による補助金給付や高齢者のゴミ出し支援を利用する、また、医療機関の介護サービス、訪問医療を利用するなど、さまざまな方法があることを知っておき、必要になったらためらわず利用することが大切です。



4.こんなにもある!ゴミ屋敷によるリスク!


家中ゴミだらけでも、ゴミをかき分けて移動し、毎日ゴミの山の上で寝ていようが、虫が出ようが、ちっとも困っていないという人もいるかもしれません。

ですが間違いなく、ゴミ屋敷は住人の暮らしを脅かします。ゴミ屋敷に住み続けることで様々なリスクを負い、時には大きな危険にさらされるということを、理解しておかなければなりません。

健康被害

堆積するゴミの中に食べ物、生ものなどがあれば、腐敗して悪臭を放つようになります。

そのまま放置し続ければやがて、ゴキブリやハエなどの害虫、ネズミなどの害獣が発生し、換気もしない部屋にゴミやほこりを放置することにより、カビや雑菌が繁殖することもあります。

大量発生した害虫や害獣はウィルスを媒介し、感染症を引き起こす可能性がありますし、カビや雑菌、ほこりはアレルギー症状を引き起こす原因となります。

そしてその体調不良を放置し続ければ、持病が悪化する、また、体力低下で動けなくなることも考えられます。

なるべく早く治療するとともに、体調不良の原因であるゴミ屋敷を片づける必要があります。


ケガ

ゴミの中に割れたびんや危険物が含まれており、ケガをしてしまうケースもあります。

重度のゴミ屋敷の場合、天井まで物やゴミが積みあがっていることも珍しくありませんが、その堆積したゴミが崩れて下敷きになってしまう場合も。

そのまま動けなくなり、助けを呼べずに孤独死するなど最悪のケースも考えられます。


家屋の倒壊や火災

ゴミ屋敷化した家は換気されないので湿気がこもりやすく、さらに床や壁は害虫・害獣の糞、生ごみから漏れだした液体などで非常に傷みやすい状態です。

その状態が長期間続くことで床や柱が腐り、ごみの重さに耐えられず家屋が倒壊する恐れがあります。

また、ゴミ屋敷は以下のような理由から、大きな火災が起こる可能性も高いと言われています。

  • たまったホコリが原因で発火する「トラッキング現象」が起こりやすい
  • 燃えやすいものがそこら中に広がっており、小さな火種からでも燃え広がりやすい
  • ゴミが積みあがっているので火事に気付くのが遅れる
  • 死角が多いので放火のターゲットになりやすい

家の倒壊も火災も、どちらも人命にかかわる大事故になりかねないほか、火災は燃え広がって他の家にまで被害が及ぶ可能性があり、大変危険な状態です。

一刻も早く、原因となるゴミを片づける必要があるでしょう。


近隣住人とのトラブル

ゴミ屋敷の存在は、住んでいる本人以上に、近隣の住民にも大きな悪影響を及ぼします。

悪臭のせいで窓を開けられない、また、害虫・害獣が大量発生して家に入り込むなど、心理的・身体的に大きな被害を与えるだけでなく、火事などが起きれば燃えやすいゴミに一気に火の手が周り、辺りの住宅に燃え広がってしまう危険性も。

また、ゴミ屋敷の周辺が通学路となっている場合には、道路にはみ出した粗大ゴミで子どもたちがケガをしたり、住民とのトラブルに巻き込まれたりという事態に陥る可能性があります。

ゴミ屋敷の存在は、大勢の人を不快にさせるだけでなく、周辺の住民の命を脅かす危険性までもはらんでいるのです。


近所にゴミ屋敷がある場合はどうする?

記事を読んでいる方の中には、近所にゴミ屋敷があって困っている、近々、住人に苦情を伝えようと思っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

さまざまなリスクがあることを考えると、いち早く問題を解決したいものですよね。

しかし、近隣の住民が個人でゴミ屋敷問題に立ち向かおうとすると大きなトラブルに発展してしまう可能性が高いです。

一人で行動するのではなく、行政の力を借りて対処するようにしましょう。

自治体によってゴミ屋敷に対する対策や、条例の内容は異なりますが、住人への指導や文書での勧告などさまざまな対応をしてくれるほか、改善がみられない場合は行政代執行によりゴミを強制的に撤去してもらえる可能性があります。

強制的なゴミの撤去までにはステップがありますし、なかなか状況が良くならず時間がかかることもあるかもしれませんが、一人で立ち向かうよりは確実に状況を改善することができ、第三者に相談できて心の負担が減るというメリットも。

まずはお住まいの自治体の相談窓口を探してみることから始めてみましょう。

(参考:名古屋市名古屋市住居の堆積物による不良な状態の解消に関する条例について

5.ゴミ屋敷にならないために気をつけるべきことは?


自分は絶対大丈夫!と思っていても、どんなきっかけから家の中にゴミやいらないものが溜まり始めるかはわかりません。

自分の家や実家をゴミ屋敷にしてしまわないためには、普段からどんな点に気を付けておかなければならないのでしょうか?

ゴミはゴミ箱やゴミ袋に入れる癖をつける

食べ終わったお弁当の容器を机の上に置きっぱなし、飲んだビールの缶が床に何本も転がっている。こんな状態が1週間も続いたら、もう片付けたくなくなってしまいますよね。

こうしたゴミを放置し続ければ、ゴミ屋敷が出来上がるのはあっという間です。

そうならないために、面倒でもゴミは一箇所にまとめる、ゴミ袋に入れるという習慣をつけることが大切です。

まず、ゴミ袋を用意しましょう。地域によっては指定の有料のゴミ袋が必要な場合があります。

通常のゴミ袋よりも指定のゴミ袋は価格が高いことも多いため、買うのはもったいないと思うかもしれませんが、業者にゴミ屋敷を片付けてもらう費用に比べればずっと安上がりです。

そうしてゴミ袋に入れたゴミは、溜まってから捨てよう、と思っているうちにタイミングを逃してずるずると捨てられなくなってしまう可能性があるので、ゴミが少なくても次の回収日にゴミ出ししてしまいましょう。

ゴミはゴミ袋にとりあえず入れる、そしてすぐにゴミ出しする、この習慣づけが大切になります。


危険な兆候に気づいたら助けを求めよう

ベランダに放り投げたゴミが溜まり始めている、どこから手をつけていいのかわからないほど部屋にゴミが溜まっている。片付けなければと思っているのに体が動かない。もうそろそろ、寝る場所もなくなりそう。

そんなときは、迷わず誰かに相談しましょう。

家族や友達に相談するほか、ゴミ屋敷であることを身近な人に知られたくないということでしたら行政や民間の業者に相談しても良いでしょう。業者に依頼するとお金がかかりますが、あっという間にゴミ屋敷をもとの状態に戻してくれます。

ゴミ屋敷は放置する期間が長いほど改善が難しく、リスクも大きくなります。自分の手には負えない、と分かった時点で誰かに助けを求めることが大切です。


ゴミ捨てや部屋の片付けを無理しすぎない

ゴミはできるだけ早く片付けるということと矛盾してしまうかもしれませんが、「無理をしすぎない」ということも大切です。

毎日働いている人や病を患っている人にとって、家の中を常に清潔にしておく、完璧に片付けておくというのはとても難しいことです。

家の掃除や片付けは、100%でなく80%ぐらいを目指しましょう。

完璧を目指すあまり力尽きてしまうよりも、1日1箇所どこかを片づける、1日3分間だけ掃除をするなど、ほどほどの掃除を続けるほうが部屋をきれいに保てます。

ゴミ捨ても同様に、忙しいときは2週に一度捨てるようにするなど、無理せず自分のペースで行うことで、コンスタントに続けることができます。

6.片付けが難しい場合は業者に相談しよう


放置しておけばさまざまなリスクがあるゴミ屋敷は、なるべく早く片づけてしまうことが大切ですが、

  • 頼れる人がいない
  • 実家が遠方で、なかなか片付けが進められない
  • 物が多すぎて心が折れそう
  • 仕事が忙しく手作業する時間がない

といった事情ですぐには作業できない、まとまった時間が取れないという方も多いのではないでしょうか。

そんなときにおすすめなのが、ゴミ屋敷清掃専門業者の利用です。

ゴミ屋敷清掃専門業者はこれまで数々のゴミ屋敷をきれいにしてきたプロ。その経験からどう片づければ一番効率がいいかわかっており、さらに複数人のスタッフで集中して作業してくれるので、時間をかけずにゴミ屋敷をきれいにしてもらえるというのが最大のメリットです。

そのほか、大量発生した害虫や害獣、放置された生ごみや汚物といったものの処理は慣れていないと時間がかかるうえ精神的にもつらい作業になりますが、専門業者であれば、専用の道具で匂いや汚れを落としきり、害虫や害獣も確実に駆除してもらえるので安心して依頼ができます。

また、業者によっては、

  • 社名の入っていない無地のトラックで訪問
  • 引越し業者を装って作業を行う
  • 作業中もドアや窓を開けっぱなしにしない
  • ゴミや不用品をダンボールなどに詰めて中が見えないように運び出してくれる

などのサービスを実施してくれるので家族や友人にゴミ屋敷を見られたくない、近隣住人に作業していると知られたくないという場合に利用するのもおすすめです。


費用相場は?

ゴミ屋敷の清掃にはまとまった費用が必要になります。そのため、費用がいくらかかるか不安、相場だけでも知っておきたい!という方は多いのではないでしょうか。

ゴミ屋敷清掃にかかる費用は、部屋の広さだけでなく、

  • 不用品の種類や数
  • 処分するゴミの多さや種類
  • 汚れの度合い
  • 作業時間や作業内容
  • 作業人員の数
  • 作業する場所の立地
  • オプションを利用するかどうか

といった点によっても変わってきます。

そのため費用は一定でなく、相場が出しづらくなっているのが現状です。

見積もりをとる前に、だいたいでいいので費用が知りたいということであれば、業者のホームページに記載されている「ゴミ屋敷清掃の事例」を見てみるのがおすすめです。

どんな部屋の間取りで、作業人員が何人必要になったか、ゴミの量がどれくらいで、片づけにどれだけの時間がかかったかを知ることができます。

場合によってはお客様の声も載っていることがあるので、経験談を知ることができて依頼時の参考になるかもしれません。

ちなみに、弊社出張回収センターゴミ屋敷片付けの事例については以下のようになっていました。

間取り作業時間作業人数金額ゴミの量
1K3時間2名25,000円軽トラ1台分
5階/1LDK5時間3名154,000円2tトラック1台分
2階/1K5時間3名176,000円2tトラック1台分
1LDK7時間3名300,000円腰の高さ以上のゴミ(飲食物ゴミ・ペットの糞などの処理を含む)

ホームページにはお部屋の状況の詳細や作業内容も掲載されていますので、ぜひご覧になってみてください。


業者の選び方は?

インターネットで調べると、たくさんの業者が出てきてどの業者を選べばいいかわからない、ということがあるかもしれません。

そんなときのために、業者選びのポイントをお伝えします。


①ゴミ屋敷専門の業者がおすすめ

ゴミ屋敷清掃を担当する業者でも、不用品回収をメインにしている業者や、遺品整理をメインで扱う業者など、さまざまな形態の業者がいます。

できればゴミ屋敷を専門で取り扱い、特殊清掃や除菌作業をメインに担当してくれる業者を選ぶのがおすすめです。

ゴミ屋敷専門の業者であれば、これまでの作業実績があり、サービス内容も豊富なので安心して依頼ができます。


②訪問見積を取ってくれる業者を選ぼう

業者を選ぶ際は、現地を訪問し、実際の家の状態やゴミの量を見て見積もりをしてくれる業者を選びましょう。

電話やメールでも見積もりはできますが、部屋の状況やゴミの種類を電話やメールでは正確に伝えられない場合も多く、また、作業に慣れている業者と慣れていない依頼主との間で認識の違いが起こる場合も。

その結果、作業当日になってゴミの量が聞いていた量と違うからと追加費用を請求される、また、一部しか清掃してもらえないといったトラブルに巻き込まれてしまう恐れがあります。

優良業者であればそのようなトラブルを防ぐため、業者の方から訪問見積を提案してくれます。

訪問見積を拒否する業者もまれにいますが、トラブルを未然に防ぐためにも利用しないでおくのが無難です。


③地域密着型の業者がおすすめ

インターネットでゴミ屋敷清掃、と調べると全国対応可能な業者、地域密着型(東海地方エリアのみ対応、○○県全域対応など)の業者など、さまざまな業者が出てくるのでどこを選べばいいか迷ってしまいますよね。

業者選びの際は、依頼する部屋や家の近くに会社や営業所のある業者を選ぶのがおすすめです。

遠方の業者でも利用できないことはないのですが、あまりにも営業所が遠いと見積もりや作業での移動に時間がかかるほか、追加で出張費(高速料金や燃料代など)がかかってしまう場合があります。

その一方で、地域密着型の業者は近場ということもあり、迅速に見積もりや作業に対応が可能

地域での作業実績もあるため、近隣の不動産情報に詳しかったり、地域特有のゴミ捨てルールに理解があったりと、臨機応変に対応をしてもらえるのも魅力といえるでしょう。


④相見積もりを取ろう

高額な費用になりがちなゴミ屋敷清掃をなるべく安く利用したいなら、複数の業者に見積もりを取る「相見積もり」が有効です。

相見積もりを取り、費用やサービス内容を比較することで、同じ作業内容でも費用がより安い業者を探すことができ、さらに、費用が高額すぎる、または安すぎる、項目がざっくりとしか書かれていない、といった見積書の不審な点に気づくことができるので、悪徳業者を見分けるのにも役立ちます。

そのほか、対応してくれるかどうかは業者によって違いがありますが、他社の見積もりの金額を参考にして、値引きの交渉ができることも。

相見積もりをするとしないでは、数千円~数万円費用に差が出る場合もあります。複数の業者と連絡を取るのは忙しい時には面倒ですが、できれば3社以上から相見積もりをとるのがおすすめです。

▼ゴミ屋敷専門清掃業者について詳しくはこちら▼


7.まとめ


今回のコラムでは、ゴミ屋敷が出来上がる原因やゴミ屋敷を放置するリスク、ゴミ屋敷になってしまった際の対処法などをお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

特殊な状態と思われがちな「ゴミ屋敷」ですが、孤独感や疎外感、日常生活のストレスが原因であったり、忙しくてごみを捨てそびれたことがきっかけになったりと、誰にでも起こりうる問題ということがわかりました。

ゴミ屋敷は放置すればするほど改善が難しくなり、また、リスクも大きくなっていきます。もしゴミ屋敷化してしまった場合には、一人で解決しようとするのではなく、家族や友人、行政や業者にできるだけ早く助けを求めて状況の改善を図ることが大切です。

とはいえ、ゴミ屋敷の片づけは想像以上に体力と精神力、時間を必要とする作業で、一筋縄ではいかないことがほとんどです。

  • 頼る人がいない
  • 片づける時間がない
  • 遠方の実家のお片付けがなかなか進まない
  • 物が多すぎてどこから手をつけていいかわからない

ということでしたらゴミ屋敷清掃専門業者に依頼するのがおすすめ。数々のゴミ屋敷をきれいにしてきた経験とノウハウで、手間と時間を一切かけることなくゴミ屋敷の片付けを終えることができます。

費用は部屋の広さやゴミの量、利用するサービスによっても変わってきますので、一度無料の訪問見積を受けてみてはいかがでしょうか。

記事中では業者の選び方もくわしくお伝えしていますので、業者選びの際にはぜひ参考にしてみてください。

弊社、出張回収センターでもゴミ屋敷のお片付け・清掃を行っています。

ゴミ屋敷についてお困りでしたら、ぜひ一度ご相談ください!