【包丁の正しい捨て方7選】素材別の処分方法から買取・包丁供養まで徹底解説!

目次

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普段お料理で使用する包丁ですが、捨てるとなったら捨て方が分からない・・・という方はいませんか?

一度購入したら研ぎつつ長く利用するものという印象も強く「そういえば捨てたことがない」という方もいるでしょう。「捨て方が分からずしまったまま放置している」「刃物は針のように供養しなくていいの?何となく不安で捨てられない」そんな方も、いらっしゃるかもしれません。

包丁は身近で便利な道具ですが、処分方法を間違うと危険物になってしまいます。
捨てるにしてもちょっとした注意が必要となります。

今回は知っておいて損はない、包丁の正しい捨て方から買取や包丁供養までご紹介します!
ちょうど包丁の処分を考えていた方、包丁の買い替えを検討していた方も参考にしてみてくださいね。

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素材で違う?包丁の分別

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包丁にはさまざまな素材が使われていて、その素材別で分別も異なってきます。
まずは、包丁に使われる素材にはどんなものがあるのか、見ていきましょう。

ステンレス鋼

ステンレス鋼とは鉄の欠点であるサビへの耐性を高めるためにクロムを添加して作られた合金のこと。
現在日本の包丁の素材としてもっとも多く使われているスタンダードな素材です。

一般的なステンレス鋼の包丁と鋼の包丁を比べると切れ味は鋼の包丁よりも劣りますが、サビにくい上、丈夫で欠けにくく、頻繁に研がなくても切れ味が長持ちするのが特徴。
お手入れの手間がかからず、素人でも扱いやすいのが魅力です。

同じステンレスでも安いものから高級品まで価格帯も幅広く、なかには鋼に負けない硬度で扱いやすさと切れ味を両立させたものもあります。

セラミック

セラミックは金属ではなく陶器なので、サビの心配がなく金属のニオイ移りも気にならない素材です。

切れ味に優れ、トマトのような柔らかい食材も形を崩さず綺麗に切れますし、素材の特徴として非常に硬いことから切れ味が持続するため、ほとんど研ぐ必要がありません。

軽量で長時間使用しても疲れにくく、子どもや高齢の方が使う包丁としてもぴったりです。
デメリットは衝撃に弱く、落としたりカボチャなどの硬い食材を切ると刃が欠けることがあります。

鋼(炭素鋼)

多くの和包丁の素材として使われている鋼。
一般的に包丁の素材で鋼というと、鉄に炭素などを配合した炭素鋼のことを指します。

鉄は炭素の含有量が多いほど硬くなって切れ味の持続性が増していきます。
鋼は炭素を多く含むことから、ステンレス鋼などほかの素材と比べると硬くよく切れます。
また、炭素鋼には研ぎやすいといった特徴もあります。

その反面、水や食材の残りカスなどでサビやすく、切れ味を持続させるにはこまめなメンテナンスが必要となります。
また硬度が増すことで靭性が低下してしまうので、刃が欠けやすいのも鋼のデメリット。

炭素鋼の包丁は、道具の手入れもきちんと行える料理上級者向けの包丁と言えるでしょう。

チタン

チタンは金属ですが、耐食性に優れサビにくいのが特徴です。
ステンレスや鋼の包丁のデメリットである、金属のニオイ移りも気になりません。

ほかの素材の包丁と比べると切れ味がやや劣るものの、セラミックと比べるとさらに軽量で刃こぼれもしにくく、扱いやすさは抜群の素材です。

ダマスカス鋼

ダマスカス鋼は鋼と軟鉄など異なる種類の鋼材を何層にも重ね合わせて鍛造した、独特の美しい縞模様が浮かび上がる鋼材で、ダマスカス鋼の包丁はデザイン性にこだわりたい方に特におすすめです。

ダマスカス包丁は芯材をダマスカス鋼の側材で挟み込む刃体構造になっていて、丁寧に何層も重ねて鍛造していることから、耐久性に優れています。
錆びにくい特徴のほか、日常的に使用していても刃こぼれしにくく丈夫なことも魅力です。

芯材に使われる材料の性質によって、切れ味が良くなったり耐久性が高まったりするのも特徴的です。

包丁の素材別の分別表

以下は素材別で一般的に多く使われる用途と分別を一覧表にしたものです。
手元の処分したい包丁がどれに当てはまるか確認してみましょう。

素材用途注意点
ステンレス鋼家庭用包丁・業務用包丁「不燃ごみ」または「金属ごみ」
セラミック家庭用包丁「不燃ごみ」
鋼(炭素鋼)業務用包丁「不燃ごみ」または「金属ごみ」
チタン家庭用包丁「不燃ごみ」または「金属ごみ」
ダマスカス鋼家庭用包丁「不燃ごみ」または「金属ごみ」

ステンレス鋼・鋼・チタンは金属ですから不燃ごみや金属ごみに分別されますが、セラミックは陶器に該当するので金属ごみには分別できず、多くの自治体では不燃ごみに分別されます。

上記の素材はごく一般的な包丁に使われる素材をピックアップしましたが、その他の素材の分別が知りたい場合はお住まいの自治体にて問い合わせてみてください。

包丁も買取可能!どんな包丁なら買い取って貰える?

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「劣化がある訳じゃないけれど、いつの間にか使わなくなった包丁」や「沢山包丁がある上にいただいた包丁がある」そんな方は廃棄処分する前に包丁の買取を処分の候補に入れてみましょう。

包丁には洋服やバッグなどと同じくブランドがあります。

処分したい包丁がブランド包丁であった場合は高額査定が期待できますし、状態もよく質のいいものであればノーブランドの包丁でも買い取って貰えます。

まずはどんな状態の包丁であれば買い取って貰えるのか見ていきましょう。
買い取って貰いやすい包丁の状態は・・・

  • 新品・未使用品・使用感の少ない包丁
  • ブランド品の包丁

上記の2点です。
順番に詳しく説明していきますね!

新品・未使用品・使用感の少ない包丁

包丁に限らずどんなものにも言えますが、リユースとして需要があるのは新品・未使用品・使用感の少ない状態の品です。

販売時期が古くても未使用であれば買い取って貰えます。逆に最近発売されたものでも、使用感が多い包丁であれば買取を断られてしまうこともあります。

とはいえ、包丁は研ぎなおすことで切れ味がよみがえりますので、質のいい包丁で技術のある職人が在籍する刃物専門の買取店であれば多少使用感のある包丁でも買い取って貰えるようです。

ブランド品の包丁

包丁にも時計やジュエリーのようにブランドがあります。

高級なものから安価なものまで価格はさまざまですが、メーカー品・ブランド品はある一定の品質を保証してくれる安心材料ともいえますので、中古市場でもブランドの包丁は需要が高い傾向があります。

以下では買取されやすい包丁のブランドの一部です。
手元の包丁のメーカーが当てはまっているか、調べてみてください。

Global(グローバル)

吉田金属工業株式会社のブランドで、1983年の発売開始から国内・国外で広く愛され続けているオールステンレス包丁を展開しています。

「料理を創りたくなる包丁」がコンセプトのグローバルの包丁は、刃こぼれしにくく、刃先の強度を保てる構造でありながら、心地よくなめらかな切れ味です。

ZWILLING(ツヴィリング)

鋳物ホーロー鍋、STAUB(ストウブ)を製造・販売するツヴィリングの包丁は、ツヴィリング・ヘンケルス・MIYABI(雅)と価格・デザイン別でブランドを展開しています。

世界中のプロの料理人が愛用するほどの品質の高さが魅力で使用する素材にもこだわり、切れ味や耐久性を向上させています。

関孫六(せきまごろく)

刃物の街として知られる岐阜県関市発祥の関孫六包丁は、家庭用包丁の国内シェアトップを誇る貝印のブランドです。
切れ味のよさとこだわりの品質、使い勝手の良さが最大の魅力

リーズナブルな家庭用包丁から本格的なプロ仕様の包丁まで、幅広いラインナップが揃っています。

Misono(ミソノ)

関孫六で有名な岐阜県関市でプロ用包丁を作り続けているミソノ。
ミソノ包丁の魅力は軽さで、軽いだけでなく全体のバランスが考えられているので、コントロールしやすい特徴があります。

日本刀から受け継がれた切れ味の良さは、世界の一流シェフも絶賛しています。

ボブ・クレーマー

異次元の切れ味とまで言われるボブ・クレーマーの包丁
ボブ・クレーマーは世界最高峰と称されるナイフ職人で、彼が手掛けるオーダー包丁は、プレミア中のプレミア品でとても素人が手にできるような包丁ではありません。

そんなボブ・クレーマーとツヴィリングがタッグを組み、日本のナイフ職人たちの技術により再現された包丁が「ボブ・クレーマー ユーロ ステンレス」です。

手入れがしやすく、かつ切れ味の良い包丁で、近年最もメディアを騒がせた包丁でもあります。

包丁を処分するタイミングとは?

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包丁は切れ味が悪くなっても適切に研ぐことで、また切れ味が復活しますので、10年や20年といった長期間にわたって使用することができます。
切れなくなったらすぐ買い替えるのではなく、砥石を使って砥いでみましょう。

砥ぎ続ければ半永久的に使えそうな包丁ですが、包丁も道具ですので寿命があります。

以下で紹介する状態になったら廃棄処分を考えましょう。

研いでも切れ味が悪い

通常、包丁は切れ味が落ちても研ぐことで切れ味が戻り、また切れるようになります。
長期的に使い続け、何度も研いで包丁が小さくなり、砥石やメーカーで研ぎ直しても切れ味が戻らない・研いでもすぐに切れ味が悪くなってしまう包丁は、処分するタイミングと考えていいでしょう。

切れ味が落ちた包丁を使い続けると、調理の効率が悪くなるだけでなく、怪我の原因にもなってしまいます。

刃が欠けた

刃がかけてしまっても、欠けた刃の範囲が小さければ研いで修正できるので、また使える可能性があります。
しかし、欠けた刃が5mm以上の範囲の場合、研いで修正するのは難しく、多くの時間と高い技術が必要となりますので、刃が5mm以上欠けたら捨てるタイミングと見ていいでしょう。

柄が取れた・傷んでいる

刃の部分である刀身とハンドルが違う素材で出来ている包丁で、柄が傷んできたり取れてしまったら、処分を検討するタイミングです。

柄に傷みや緩みがある状態で包丁を使うと、刃の部分が柄から外れて怪我をする可能性があります。
包丁を持った時や何かを切る際、柄に違和感を感じたら使用するのは控えましょう。

また、柄が取れてしまった場合、柄自体が傷んでいるまたは刀身の根元が錆びていることがあります。
柄だけを取り換えたり修理することも可能ではありますが、刀身の根元が錆びていたら、新しく買い替えるよりも修理の方が高額となってしまうことも。

製品やメーカーによって修理費用が違ってきますので、処分する前にメーカーへ確認することをおすすめします。

意外と知らない!包丁の正しい捨て方

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包丁の処分するタイミングは分かりましたので、今度は正しい捨て方をお話しします。

包丁は刃物なので、捨てる際には注意が必要です。
ごみ袋にそのまま包丁を入れて捨てると、刃が袋を突き破って飛び出し、ごみ収集を行うスタッフが怪我をしてしまう恐れがあります。

そうならないためにも、包丁を捨てる前に行う作業の手順を紹介します。

刃を保護してから捨てる

ほとんどの自治体では、包丁を捨てる際には刃物部分を新聞紙や布で覆うよう定められています。
以下のものを準備して、まずは包丁の刃の部分を包みましょう。

  • 軍手、防刃手袋など
  • 自治体が指定するごみ袋
  • 新聞紙やいらなくなったチラシ、古い布など包丁を包むもの
  • 紐やガムテープ

手順は以下のとおりです。

1.軍手や防刃手袋を着用する
2.包丁の刃の部分を新聞紙や布で包む
3.ガムテープや紐で外れないよう固定する
4.指定のごみ袋に入れる
5.油性ペンで「キケン」や「包丁」など収集スタッフにわかりやすいよう記載

重要なのは、包丁の刃をしっかりと包んで保護し、危険物が包まれていることが見て分かるようにしておくことです。
収集する作業員の怪我を未然に防ぐためにも、包丁は必ず刃を保護した上で捨てましょう。

また、いたずら防止のために出すときは収集日の当日の朝に出すようにします。
包丁は危険物です。荒らされることのないよう、収集時間ギリギリに出すことをおすすめします。

指定袋に入れて出す際、他のごみと混ぜて出したいという方もいらっしゃるでしょう。
他の不燃ごみや金属ごみと一緒の袋に入れひとまとめにして出してもいいかは、自治体によって異なります。

例えば名古屋市の場合は「刃物、針、ガラスなど危険なごみは、厚手の紙などに包み「キケン」と表示してください。」との指示はありますが、袋が別でなくてならないとは書かれていません。

このようにごみ捨てのルールは各自治体によって違いがあります。
詳細はお住まいの自治体のホームページなどで確認しておきましょう。

包丁の処分方法7選!

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包丁の素材別での分別方法や包丁の正しい捨て方などが分かりました。
今度は包丁の処分方法にはどういったものがあるのか順番に見ていきましょう!

包丁の処分方法は以下の通りです。

  1. 自治体の収集する不燃ごみ・金属ごみに出す
  2. リサイクルショップに買い取ってもらう
  3. 刃物専門の買取業者へ買取を依頼する
  4. フリマアプリやネットオークションを利用する
  5. 包丁供養に出す
  6. 友人・知人に譲る
  7. 不用品回収業者へ回収を依頼する

もう少し詳しく解説していきます。

自治体の収集する不燃ごみ・金属ごみに出す

もう劣化していて使えそうにない包丁であれば、次の持ち主を探すことなく、各自治体が収集する不燃ごみ・金属ごみとして出しましょう。

以下は不燃ごみ・金属ごみを出す一般的な手順です。

1.分別を確認し「不燃ごみ」「金属ごみ」に分ける
2.指定袋がある地域は指定袋に入れて出す
3.指定のごみステーションへ指定の時間に出す

指定袋に入れる際は「刃を保護してから捨てる」を参考に包丁を保護してから入れましょう。

包丁を不燃ごみ・金属ごみとして出したい場合は、まずはお住まいの市役所のホームページで不燃ごみ・金属ごみの対象となる品目を調べてみてください。

ネットで探すのが難しい場合は、市役所へ電話で問い合わせると詳しく教えて貰えます。

リサイクル回収を利用するという方法もある

お住まいの地域によっては刃物のリサイクル回収を行っている場所もあります。回収ボックスに入れれば無料で処分できるため、負担の少ない処分方法です。

ホームセンターなどの刃物を扱っているお店に設置されていますが、設置個所は限られているため、お近くの店舗に回収ボックスがあるか事前に問い合わせておくと安心です。

この場合でも、家庭ごみとして処理する方法と同様にしっかりと梱包を行ってください。

各自治体が収集する不燃ごみ・金属ごみに出すデメリット

各自治体が収集する不燃ごみ・金属ごみは1か月に1度の収集であることが多く、こちらが処分したいタイミングで処分出来ないデメリットがあります。

例えば、引っ越しが迫っていて処分したいと考えている場合。
近日に収集日があれば安価で処分できる粗大ごみは便利ですが、引っ越し後にしか収集日がない場合は処分することが出来ません。

処分したい日が決まっている場合は、各自治体が収集する不燃ごみ・金属ごみに出すのは難しくなります。

リサイクルショップに買い取ってもらう

包丁がまだ比較的新しい場合や、人気のキッチンブランドのものであればリサイクルショップで買い取ってもらうことができるかもしれません。
買ったときの金額よりは相当安くなるかもしれませんが、ただで処分してもらえればラッキー!くらいの気持ちであれば損はしないはずです。直接持ち込む事が多いと思いますので、刃物を持ち込む際は怪我をしないように注意をしましょう。

リサイクルショップに買取を依頼するデメリット

実はリサイクルショップは、数多くのジャンルを幅広く取り扱う便利なお店ではありますが、その分専門性に欠けるというデメリットがあります。本来なら価値のある包丁でも、知識のある査定士がいないために相場の半分以下の値段で査定されてしまうこともあるのです。

さらに包丁が売れなかった場合は引き取ってもらえない場合もあり、改めて別の処分方法を検討しなければならない点は要注意です。

刃物専門の買取業者へ買取を依頼する

処分したい包丁が未使用品であったり、使用度合いが少なくまだ新しい状態なら刃物専門の買取業者へ買取を依頼する方法がおすすめです。

刃物専門の買取業者は刃物を専門に買い取っていますので知識も豊富。
買取が可能な包丁であれば、適正価格で買い取って貰えます。

このような業者の場合、購入者も知識のある人が多く、料理を趣味にしている人や職業が料理人だったりするので、包丁も無駄にならずに使って貰えます。

刃物専門の買取業者へ買取を依頼する手順は以下の通りです。

1.持ち込みやすい店舗を探す、またはLINE査定・メール査定を依頼する
2.持ち込む前に包丁の付属品を揃えたり手入れをする
3.店舗へ直接持ち込む場合は査定カウンターへ持ち込む
4.LINE査定・メール査定の場合、返事が来た査定額を検討する
5.価格に納得がいけば現金と交換する
6.LINE査定・メール査定の場合、梱包して発送後、現金を口座に振り込んでもらう

直接持ち込める距離に刃物専門の買取業者があればいいのですが、遠方にしかない、包丁を持ち歩きたくない場合はLINE査定やメール査定を依頼して見積もりを出してもらいましょう。

査定後、宅急便などで包丁を発送し買取を行うことも出来ますので安心です。

刃物専門の買取業者へ買取を依頼するデメリット

買取可能な条件のあう包丁であれば即買い取って貰えますが、廃棄処分するしかない状態の包丁の場合はこの方法で処分することはできません。また、状態のいい包丁でも買取店の在庫状況次第では、買取を断られる場合もあり、処分できない可能性があります。

店舗によってはブランド品の包丁のみの買取に限定され、ノーブランドは受け付けていないこともあるので、複数の店舗で買取査定を行うことをおすすめします。

フリマアプリやネットオークションを利用する

フリマアプリやネットオークションを利用して包丁を処分する方法もあります。
フリマアプリ最大手のメルカリでは「武器としての用途と判断される刃物類の出品は禁止されていますが、用途が明確な生活用の刃物(調理用包丁やソムリエナイフなど)は出品禁止物に当たりません。」としており、包丁を販売することが出来ます。

※メルカリガイド(禁止されている出品物)

状態のいい包丁や人気ブランドの包丁は高値で売りやすく、多少傷があり使用感のある包丁でも、瑕疵情報をしっかりと記載しておけば相応の値段で処分することが出来ます。

フリマアプリやネットオークションの利用者は、期間限定で販売されていた品を探していたり、今は販売されていない品を探している方も多く、必要としている人が見つかりやすい方法でもあります。

利用者が多く出品する物は高額過ぎることがなければ購入されやすいので、ごみとして廃棄処分する前にフリマアプリやネットオークションに出品してみましょう。

フリマアプリやネットオークションを利用する手順は以下をご参考ください。

  1. アカウント登録をする
  2. 出品したい品を撮影する
  3. 瑕疵情報(傷や汚れの箇所)を文章で入力
  4. 販売価格を決める
  5. 購入されたら購入者へ連絡をする
  6. 梱包し指定した発送方法で発送する
  7. 購入者へ到着したら評価をする

さまざまなフリマアプリやネットオークションがありますが、大まかにいうとどれもこのような手順となっています。

包丁を発送する際は梱包方法にいくつか注意すべき点があります。
簡易包装で包丁を発送してしまうと思わぬ事故・怪我を引き起こしてしまうかもしれません。
適正に丁寧な梱包を心がけましょう。

発送の際は以下の梱包方法を参考にしてください。

1.包丁の刃の部分と持ち手の部分をそれぞれ新聞紙や緩衝材で包む
  繋ぎ目はテープ等でしっかりと固定してください。
  刃の部分は配送中に紙が破れるのを防ぐため、紙は数枚使用するなどして厳重に包みます。

2.サイズの合う梱包資材に入れる
  中で動いてしまう場合は、緩衝材などを使用し動かないように梱包します。
  封筒だと強度が足りず輸送中に破れて包丁が封筒から飛び出してしまう可能性があります。
  必ず箱やダンボールで発送しましょう。

送り状(伝票)の品名には「調理用品(包丁)」や「文房具(ナイフ)」と記載してください。

また、フリマアプリやネットオークションを利用するには、手数料がかかります。販売価格が高額になるほど支払う手数料が高くなるアプリもあれば、一定額の手数料ですむアプリもあるなど様々なので、希望に合ったアプリを選ぶことが大切です。

フリマアプリやネットオークションを利用するデメリット

新品の包丁や状態のいい包丁であれば、フリマアプリやネットオークションに出品する方法はメリットの高い処分方法となりますが、廃棄処分するしかない包丁の場合、この方法を利用することはできません。

また、例え人気がある質の良い包丁であっても、買い手がつかなければ処分はできません。
気長に待てる状況下ならいいのですが、出来るだけ早く処分したい場合は購入者がいつ現れるかわからない方法だとデメリットが大きいでしょう。

また出品・梱包など自分で行う手間が多いのもこの方法のデメリットと言えます。

包丁供養に出す

長年大切に使ってきた包丁をごみとして出すのは忍びない・・・という方には、包丁供養という方法もあります。

供養祭を行っている神社もあるので、お住まいの地域の神社を調べてみてください。

刃物のまちとして有名な岐阜県の関市では、刃物供養祭を行っており、毎年全国から送られてくる刃物を供養し、さまざまな刃物をリサイクルしています。

一般の利用者の場合、郵送での刃物回収も受け付けています。
送る際は新聞紙などで刃物類を梱包し、品名に「不要刃物回収」と記載して下記住所に送ります。
包丁の詳しい梱包方法は「フリマアプリやネットオークションを利用する」を参考にしてください。

送料は発送者の負担となります。

【発送先】
〒 501-3874 岐阜県関市平和通4-12-6
電話番号:0575-22-4941
岐阜県関刃物産業連合会・岐阜関刃物会館

また、全国の刃物店では刃物回収箱を設置しています。
刃物店で回収された刃物も最終的に刃物供養祭に送られますので、お住まいの地域に設置店がないか調べてみましょう。
刃物回収箱設置店一覧はこちら。

包丁供養に出すデメリット

岐阜県の関市から遠方にお住いの場合、または刃物回収箱を設置する店舗が近くにない場合、包丁供養に出すには郵送での方法しか選択肢がなく、送料がかかってしまいます。

包丁を梱包して発送する分の手間はかかりますが、こちらのタイミングで処分できますし大きなデメリットと言えるものはありません。

供養してリサイクルして貰えますので、気持ちよく処分することが出来るでしょう。

友人・知人に譲る

ちょうど一人暮らしを始めようとしている知人や、料理が趣味な友人はいませんか?
もしいたらそんな友人・知人に包丁を譲るのも一案です。

売るか差し上げるかは双方納得の上での相談が必要となりますが、手渡しで譲れる友人・知人が相手ならこちらが支出する費用はほぼないでしょう。

何より使わないまま家のどこかに放置されるより、使われた方が包丁も無駄にならずに済みます。

友人・知人に譲るデメリット

もともと友人・知人である人に譲る場合、トラブルが起きることも少ないでしょうから大したデメリットはないでしょう。

あるとしたら譲った後、包丁が思ったより切れない、使いにくいなどで軽い苦情が来るくらいではないでしょうか。

不用品回収業者へ依頼する

包丁以外に家具・家電・おもちゃ、どう処分したらいいか悩んでいる不用品はありませんか?
処分したいものが包丁以外にもある場合、不用品回収業者に依頼する手もあります。

出張回収センターでも包丁の回収・買取を行っています。
▶出張回収センターの回収対応品目「包丁」

不用品回収業者の場合、もし買取が難しい包丁であっても廃棄処分品の回収に切り替えて依頼することも出来るので、必ず処分することが出来ます。

また、多くの不用品回収業者は「不用品1点につきいくら」という料金形態ではなく「トラック1台に入るだけなら何個でも同じ料金」であることが多いので、トラックに乗る分だけなら増やした方がお得になります。同じ料金ですから、この機会に合わせて断捨離してしまうのもいいかもしれません。

不用品回収業者の中には、さまざまな品目を幅広く買取対象としている業者もあります。
包丁はもちろん、例えばメーカー品の家具・家電、貴金属品や不用品として出したバッグがハイブランド品だった場合は、こちらにとってはただの不用品でも人によっては「価値のある品」になります。

不用品として出したつもりがお金に換われば、嬉しい誤算ですよね!

そしてなんといっても急な回収依頼にも対応してくれる点は、不用品回収業者を利用する大きなメリットです。

例えば、自治体の収集する不燃ごみ・金属ごみに出す場合。
月に1度の収集日を待たなくてはならず、緊急で処分したい場合は処分が難しくなります。

不用品回収業者に回収を依頼すると、うまくタイミングが合えば相談した当日に回収して貰える場合もあります。
「引っ越し日が迫っている」「深夜・早朝しか時間がない」そんな方は一度相談してみてください。
出来る限り希望に添えるよう対応して貰えますよ。

とはいえ、どんなに便利なものでもメリットがあれば必ずデメリットもあるものです。
次の項目で詳しくお話ししていきます。

不用品回収業者へ依頼するデメリット

不用品回収業者へ依頼する際のデメリットは、そこそこの「費用がかかる」ことと「悪徳な不用品回収業者が紛れている」ことです。

例えば、今回紹介した他の処分方法と比べてみましょう。
状態のいい包丁であれば、フリマアプリやネットオークションに出品したり刃物専門の買取業者へ持ち込むのをおすすめします。処分したい品が包丁だけの場合は、不燃ごみや金属ごみとして収集して貰う方が安価な処分手数料で処分することが出来るでしょう。

ですが、包丁以外にも処分したい品がある、緊急で処分したいなど他の処分方法では対応できない特別な事情がある場合は、不用品回収業者に依頼することで解決できる場合もあります。
状況で見定めるのがポイントです。

次に悪徳な不用品回収業者とは、無料回収を謳っていたのにトラックに不用品を積んだとたん高額な費用を請求してきたり、無料回収を謳って山中などに不法投棄するような業者のこと。

多くの不用品回収業者は良質ですから、このようなことは行いませんが、街中をトラックで移動しながら「無料回収」を宣伝する業者の中にはこのような悪徳な業者が紛れていることもあるのです。

このような悪徳な不用品回収業者を選ばないためにも、不用品回収業者を選ぶ際はしっかりとチェックしておくべき点があります。
以下で詳しくご紹介します!

▼不用品回収業者について詳しく知りたい方はこちらのコラムもどうぞ▼

不用品回収業者を利用する際のチェックポイント

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不用品回収業者を利用する時にチェックしておくべき点をお話しします。

  • 見積もりが分かりやすいか
  • ホームページ上で過去の実績や不用品の事例を紹介しているか

順番に詳しく解説していきます。

見積もりが分かりやすいか

まずは見積書を残る状態で無料で出してくれるかどうかを確認してください。
紙やデータで見積書を出さず、口頭で費用を伝えてくるだけの業者は避けましょう。

不用品回収業者を利用したことがない、一般の方でも見積もりを見れば明確で何にいくらかかるのか、オプションはどういったものだといくらかかるのかが分かる見積書かどうかも大切です。
分からない部分を質問した時に丁寧に対応してくれるかどうかも見ておきましょう。

高圧的な態度を取ったり、質問にも曖昧に答えごまかされる場合は、その業者に依頼するのは避けるのが正解かもしれません。

どういったものだとオプションとして追加料金がかかるかが明確であることも良質な業者かどうかを見定めるポイントになります。

例えば・・・

  • エレベーターなしのマンションで階上での作業
  • その場で解体が必要な大きな家具の回収作業
  • 取り外しが必要なエアコンの回収作業
  • 早朝・深夜作業

上記の作業は多くの不用品回収業者がオプションとして追加料金がかかると案内している作業例です。
包丁の場合、回収する数が非常に大量だと追加料金がかかる場合もあります。

このような詳細を記載せず見積書内に「一式」としか書いていないなど、不明瞭な点が多い業者は避けるのが無難です。

ホームページ上でスタッフや経営者が顔出ししているか

ホームページがないという業者も中にはありますが、殆どの不用品回収業者はホームページ上で過去の実績や不用品の事例を紹介しています。

その中で実際に作業に来てくれるスタッフや、社長などの顔写真や作業風景などが載っているかどうかをチェックしてみてください。
例えば、出張回収センターではこのように回収実績を紹介しています。

日常的に利用する業者ではない分、不用品回収業者としてもお客様に不安を与えないよう、スタッフや社長の写真を掲載し親しみやすくなるよう工夫しています。

最近ではブログやYouTubeに作業動画を載せている業者も増えています。
不用品とはいえ、依頼品をどのような手順や扱い方で作業していくのかなども見ることができますので、一度目を通しておくのもおすすめです。

「包丁」処分時によくある質問

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Q 包丁と一緒に他の不用品も回収してもらえますか?

A. はい、喜んで回収いたします。 大量に不用品がある場合は、一度に回収すると料金が割安になりますので、よりお得にご利用いただけるかと思います。 ぜひご検討ください。

Q  大量に不用品があるのですが、現地で見積もりしてもらうことはできますか?

A. 現地でのお見積りのみの依頼も対応しております。 当日の見積もり後すぐ作業をし、包丁などの危険物が含まれる場合も、当社スタッフが丁寧に回収いたしますのでご安心ください。 もしお見積もり後キャンセルされる場合でも見積料や出張費は一切頂いておりませんので、安心してご連絡ください。

Q  引っ越しがあるのですぐ包丁の回収に来てもらうことはできますか?

A. 当日の包丁の回収依頼でも、名古屋市内や近郊にお住まいの方であれば最短30分でお伺いいたします。 ただし、他のお客様との兼ね合いもございますので、お急ぎの場合お早めにご連絡頂けますと幸いです。

Q 包丁を回収してもらう際に梱包は必要ですか?

A. いいえ、必要ございません。 ただし、包丁は危険物になりますので安全な場所に保管していただいて当社のスタッフに全てお任せください。 直接手渡しなどありますと大変危険ですので、お客様により安全に不用品を処分していただくためにも、そういった作業のプロ、当社に安心してお任せくださると幸いです。

Q 包丁一本だけの回収でも来ていただけますか?

A. もちろん、包丁一本のみの回収でも承ります。 ただし当社の料金形態は出張料+回収する物の個別料金となっておりますので、他社より低価格を実現できている当社ですが、回収する物の量に関わらずどうしても出張料は発生してしまいます。 そのため、当社の他の不用品もまとめての「積み放題パック」などご利用していただきますと回収がよりお得になりますし、同時に買取も行えますのでこの機会にぜひご検討ください。

Q 有名な職人の包丁で、まだ使用できるのですが買取は可能ですか?

A. 当社は買取も行っておりますので、現物を専門のスタッフに見ていただいて商品として需要がある物でしたら買取させていただきます。 ただしご自宅までの出張料は発生いたしますので買取の場合、買取金額から出張料を差し引かせていただく形になりますので、その点はご了承ください。

まとめ

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包丁の処分方法を7種類紹介しました。
上記で紹介した包丁の正しい捨て方を参考に、ケガや事故がないよう慎重に作業し処分しましょう。

包丁は一度購入して研ぎながら使えば10年は使える道具です。
長く使えるものだからこそなかなか自分で処分したことがない、という方もいらっしゃるかもしれません。

この機会に包丁の処分方法を確認しておくのもいいですね!
自治体によって捨て方のルールには違いがありますので、処分する際は事前にお住いの自治体のルールを確認しておきましょう!

包丁の処分、その他捨て方が分からない不用品の処分にお困りの方は、出張回収センターへご相談ください。

正しく処理・分別して、リサイクル可能なものはリサイクル、買取が可能なものは買取いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

対応可能品目数、業界随一!

不用品回収対応品目一例