バッグは使用用途で選ぶだけでなく、服装に合わせてファッションとして楽しむ側面も大きいアイテムですから、流行と共に買い替えてしまい、しまい込んでいる方も多いのではないでしょうか?
買い替えの頻度が高い人なら「断捨離したいけど、あまり使っていないから捨てるのは忍びない」そんなバッグもありますよね。
気に入って思い入れがあり長く使うバッグもあれば、学生カバンのように一定期間集中して使い、期間を過ぎれば必要なくなってしまうものもあるでしょう。
今回はそんなバッグをごみとして捨てる方法、買取して貰う方法、不用品回収業者へ依頼する方法などバッグのさまざまな処分方法をお話ししたいと思います。
バッグを整理したいと考えていた方は是非参考にしてみてくださいね。
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種類によって分別が変わる?バッグの種類について
バッグと一口に言っても用途や素材で沢山の種類が存在します。
また、バッグに使われる素材や、サイズによっては同じバッグでもごみの分別が異なります。
例えば、ビジネスバッグの中でも合成樹脂加工されているものは燃えないごみですし、アタッシュケースはアルミ製が一般的なので粗大ごみで出す自治体が多くなります。
このようにバッグを処分するにはまず、素材や種類でごみの分別が異なることを知っておく必要があります。
以下は、バッグの素材・種類別の一般的なごみの分別を一覧表にしたものです。
分別の種類 | バッグの種類 |
---|---|
可燃ごみ | ・帆布など、表面に加工されていない布製のバッグ ・小さくたためるエコバッグ |
不燃ごみ | ・ビジネス用バッグ ・エナメル製バッグ ・アタッシュケース ・カメラバッグ ・パソコンバッグ ・本革製バッグ ・合成皮革製バッグ |
粗大ごみ | ・ハードタイプのキャリーケース ・ゴルフバッグ ・タイヤのついたキャリーバッグ |
燃えるごみに出せる布製のバッグやエコバッグは、燃やした時に有毒ガスなどを発生させる心配のない素材が使われている為、燃えるごみとして出すことが出来ます。
ぱっと見は布製でも、防水加工などの樹脂コーティングが施されていることの多いビジネス用のバッグやエナメル製のバッグ、合成皮革製のバッグは有毒ガスを発生させるため、不燃ごみとなります。
また同じ不燃ごみでも、アタッシュケースやカメラバッグ、パソコンバッグはバッグの一部に金属が使用されているため、燃えるごみに出せず不燃ごみに分別されます。
本革は布製品などと同じく本来なら燃えるごみに出せる素材のように思えますが、燃えにくい素材であることから不燃ごみとして回収する自治体が多いようです。
ハードタイプのキャリーケースやゴルフバッグ、タイヤのついたキャリーバッグは30cm×30cm以上であることが多く、サイズ的に粗大ごみとして扱われます。
以上、一般的なバッグの分別についてざっくりとまとめてみました。
比べてみると、意外にも燃えるごみとして出せるバッグが少ないことが分かりますね。
一覧表にないバッグは自己判断せず、まずはお住まいの自治体に相談してみてください。
また、自治体によっても分別のルールが異なりますので、収集に出す前にお住いの地域の分別を確認しましょう。
処分する前に…そのバッグは本当にごみにしかならない?
バッグの種類や素材で分別が変わることはわかりました。
では、処分したいと思っているバッグは本当にごみにしかならないのでしょうか?
実は状態が良ければ買い取って貰える可能性があります。
その条件は・・・
- 人気のブランド品かどうか
- 使用度合いが少なく状態がいい
上記2点が当てはまっているかどうかです。
人気のブランドでなくても状態が良ければ価格は安価になるものの買い取って貰えることもあります。
また、リサイクルショップやブランド買取業者に断られても、フリマアプリやネットオークションでは売れることもしばしば。
まずは処分したいと考えているバッグがブランドやメーカー品かどうか調べてみましょう。
バッグの人気ブランド・メーカー
前述した通り、中古のバッグであってもブランド品やメーカー品の場合、リサイクルショップやブランド買取業者が買い取ってくれるかもしれません。
不要になったバッグが人気のブランドの物なら高価買取が狙えることもあるので、中古市場で人気のブランドを一部をご紹介します!
ルイ・ヴィトン
日本での中古市場で人気のバッグブランドといえば、ルイ・ヴィトンはNO.1だといっても過言ではありません。
購入者が日本人でも海外の方であっても関係なくルイ・ヴィトンは大人気!
状態がいいものはもちろん、状態が悪くてごみにしかならないのでは?と思うようなものでも値段が付くことがあるので、不要になったバッグがルイ・ヴィトンであれば、まずは買取店に持ち込んでみてください。
買取店で断られた場合は、フリマアプリやネットオークションに出すと価格と状態に大幅な価格乖離がなければ大抵の物が購入されています。
中でもモノグラムやダミエのアクセソワールは、20年前の物でも状態が良ければ当時購入した定価以上の値が付くことも。
他にはネヴァーフルやアルマ、スピーディも買取されやすいデザインだとか。
期間限定品や数量限定品の場合は、通常の査定額に上乗せされることもありますので、とにかくそのまま捨ててしまうにはもったいないバッグです。
シャネル
ルイ・ヴィトンの次に買取されやすいバッグブランドはシャネルです。
ルイ・ヴィトンと同じくシャネルも何十年と変わらない定番デザインのバッグを販売しており、定期的に流行りが回ってくると中古価格が高騰しています。
中古市場で人気なシャネルのバッグと言えばマトラッセ チェーン ショルダーバッグ。
こちらもヴィンテージシャネルとしてブームになっているので、数十年前の品であっても状態が良ければ、当時の購入価格を上回る買取価格が付くこともあります。
マトラッセ以外には、ボーイシャネルも人気です。
劣化しやすい素材であることが多いのが要注意です。
エルメス
バッグブランドの中の王者ともいえるエルメスも中古市場で大人気で、エルメスの中でも値崩れしにくいバッグと言えばバーキンです。
新品ですら購入するのが困難と言われるバッグなので、新品同様のバーキンとなると中古市場では定価以上のプレミア価格で販売されています。
中古品であっても状態が良ければ定価と変わらない価格で買取されるので、投資目的で購入する方もいるのだとか。
バーキンの他にはケリーやピコタンロック、ガーデンパーティーも根強く中古市場では人気です。
エルメスはバッグの状態だけでなく、金具の色や素材によって買取価格が大きく変動するので素人では買取相場の当たりをつけるのが難しいバッグでもあります。
「状態がいい」とはどんな状態のバッグのこと?
バッグでいう「状態がいい」とは、使用感がなく新品に近い状態であればあるほど「状態がいい」ことになります。
多くの買取店がチェックするのは「バッグ表面に傷や汚れはないか」「バッグの角擦れがないか」「持ち手に傷があったり黒ずんでいたり汚れていないか」「バッグの中に傷や汚れ、臭いはないか」などです。
バッグに使われる素材によってもチェックポイントは変わりますが、上記のチェックポイントを知っておくことでバッグの状態が把握でき、ある程度の市場価格を予想することが出来ます。
また市場価格を予想するためだけでなく、フリマアプリやネットオークションなどでバッグを出品する際にも状態を購入者へ知らせる説明文に使えますので覚えておくと便利です。
買取に出す前に出来ること
バッグにも買取して貰いやすい条件があるのはわかりました。
その条件を満たすバッグをより良い条件で買い取って貰いやすくするために、私たちが出来ることもあります。
- バッグを綺麗にする
- 付属品は出来るだけ見つけて用意する
- 買取が得意なリサイクルショップやブランド買取業者を選ぶ
- シーズンを合わせて持ち込む
上記4点は、買取して貰いやすいバッグを更に高額査定して貰う方法です。
もう少し詳しくお話ししていきます。
バッグを綺麗にする
前述した通り、新品に近ければ近いバッグほど査定額が上がるので、買取の査定を高くするには状態が綺麗であることが大切です。
ですから、中古のバッグであっても出来るだけ綺麗な状態にしておきましょう。
「「状態がいい」とはどんな状態のバッグのこと?」の項目でお話ししたチェックポイントと共に、バッグの中にごみはないか、金具部分が曇ってないか、バッグをかけた時に臭いがないかなどは査定でチェックされる一般的なポイント。
レザー製のバッグであれば乾燥による表面のひび割れがないかも確認されますので、買取に持ち込む予定がなくても、普段からこまめにお手入れをしておくことをお勧めします。
付属品は出来るだけ見つけて用意する
バッグに付属している箱、保管用の袋やギャランティーと呼ばれる保証書、バッグに着ける装飾品などの付属品は出来るだけ揃えてバッグと一緒に持ち込むのをお勧めします。
特に高級ブランドであるほど付属品は、付属品単体でも数千円になるほど価値があります。
少しでも査定額を上げるためには、付属品も揃えて査定に持ち込むようにしましょう!
買取が得意なリサイクルショップやブランド買取業者を選ぶ
リサイクルショップにも店舗によっては、家具に強かったり衣類に強かったりと得意分野があります。
ブランド買取業者は名前の通りブランド品の買取に強い業者ですが、こちらも店舗によって買取査定が異なることもあります。
まずは持ち込みたいリサイクルショップやブランド買取業者の口コミや評判を調べ、高めの査定額をつける店舗か確認しましょう。
また、必ず行っていただきたいのは「相場を知ること」と「相見積もり」です。
店舗によっては「どこの支店に持ち込んでも同じ査定額を出す店舗」もあれば「まず最初の査定額は低く出すよう指示されている店舗」もあります。
「▶ある程度の相場価格を知っている客と認識されるので、安価過ぎる査定額を提示してくることはないでしょう。
安く買いたたかれないためにも「相場を知ること」と「相見積もり」はお得に買取業者を利用するのに、とても重要なポイントなのです。
▼買取についてはこちらのコラムも参考にどうぞ!▼
【なんでも買い取ってくれる?】リサイクルショップor不用品回収業者を選ぶコツ
シーズンを合わせて持ち込む
ブランドであってもノーブランドであっても、シーズンに合わせて持ち込むとぐっと買取率も買取価格も高くなります。
以下はざっくりとした用途に合わせたシーズン表です。
シーズン | バッグの種類 |
---|---|
年明け頃 | 新年度で使うリクルート系のバッグや学生用バッグなど |
梅雨頃 | 夏に人気のストローバッグや浴衣に合わせやすい巾着など |
夏の終わり頃 | 暖かそうなふわもこ素材のバッグなど |
初秋の頃 | 着物に合わせやすいミニバッグなど |
シーズンを合わせても、需要の高まる真っ只中に持ち込んだらライバルが多く埋もれてしまいます。
狙い目は、需要が高まる時期の2~3か月前です。
このタイミングは買取店でも買取が強化されていますので、通常なら買取が難しそうなバッグでも買い取って貰えたり、予想外に高額な買取査定になる場合も。
逆にシーズンを逃すと、買い取って貰えそうなバッグが買い取って貰えないなんてこともあります。
リサイクルショップの買取利用は「シーズン」がとても重要なのです!
バッグの処分方法 5選!
不要になったバッグはごみに捨てるだけでなく、買取を依頼する方法もあるのだとわかりました。
今度は、バッグの処分方法を詳しく見ていきましょう!
バッグを処分する方法は5種類あります。
- 自治体が収集する一般ごみに出す
- リサイクルショップに出す
- 誰かに譲る
- 寄付する
- 不用品回収業者に依頼する
それでは、順番に説明していきますね。
自治体が収集する一般ごみに出す
使い古してぼろぼろになったバッグや、ノーブランドで状態の悪いバッグは自治体で収集する一般ごみに出してしまいましょう。
前述した通り、バッグに使われる素材や種類で分別が変わります。
「種類によって分別が変わる?バッグの種類について」の一覧表とお住まいの自治体のごみの分別を参考に分別を行ってください。
一般ごみに出す一般的な手順をご紹介します。
- 分別を確認し「燃えるごみ」「燃えないごみ」「粗大ごみ」に分ける
- 指定袋がある地域は指定袋に入れ、粗大ごみシールがある地域ではシールを貼る
- 指定のごみステーションへ指定の時間に出す
自治体によっては金具部分だけ外せば燃えるごみに出せるなど、分解する手間がかかる場合もあります。
リサイクルショップに出す
状態が綺麗なバッグやブランド品のバッグであれば、リサイクルショップに持ち込むことで現金に換えられるかもしれません。
価格が付きやすい、引き取ってもらいやすいのはやはり高級ブランドではありますが、百貨店などに出店しているメーカー品やファッションブランドのバッグも買い取って貰える確立が高いです。
使用頻度が少ない、まだまだ使えそうなバッグであれば、ごみに出す前にまずはリサイクルショップに持ち込むことを視野に入れましょう。
リサイクルショップへ持ち込む手順は以下を参考にしてください。
- 持ち込みやすい店舗を探す
- 持ち込む前にバッグを綺麗に手入れする
- 付属品などがあれば一緒に持ち込む
- 査定カウンターへ持ち込む
- 価格に納得がいけば現金と交換する
近くに買取してくれそうなリサイクルショップがない場合は、LINEやメールで査定してくれるショップもあります。
LINEやメールで査定後、郵送し現物を確認した後、正式な買取額を提示される流れとなりますので、発送する手間はかかるものの、梱包材などはショップから送って貰えるので、お近くにリサイクルショップがないという方は利用をお勧めします。
リサイクルショップにも得意分野がある?
リサイクルショップと言ってもバッグが得意、洋服が得意、時計が得意、貴金属が得意など、実は店舗によって得意分野があります。
リサイクルショップの中には、ブランドバッグであっても「バッグはいくら」と一律で買取価格が決められている場合もあるので、出来るだけ高く買い取って貰いたいなら、各ショップが得意としている買取品は何か下調べしておく必要があります。
ブランドバッグであれば、リサイクルショップよりも「ブランド買取業者」、ファッションブランドのバッグなら洋服の買取を得意とする店舗を選ぶと知識が豊富なスタッフも多く、高い査定を付けて貰いやすくなります。
誰かに譲る
リサイクルショップやブランド買取店では買い取って貰えないけど、まだまだ使えるバッグなら、ごみに出さずに誰かに譲る方法もあります。
自分にとっては不要なものでも、もしかしたらそのバッグを買いそびれてしまって欲しくて探している人がいるかもしれません。
そんな次の持ち主を探すには、以下の3つの方法がおすすめです。
フリマアプリやネットオークションを利用する
毎日多くの品が売り買いされているフリマアプリやネットオークションでは、中古のバッグも数多く出品されています。
期間限定で販売されていたバッグを探している、今は販売されていないデザインのバッグを探しているなど、必要としている人が見つかりやすい方法と言えます。
利用者が多く出品する物は高額過ぎることがなければ購入されやすいので、ごみとして処分する前にフリマアプリやネットオークションに出品してみましょう。
フリマアプリやネットオークションを利用する手順は以下をご参考ください。
- アカウント登録をする
- 出品したい品を撮影する
- 瑕疵情報(傷や汚れの箇所)を文章で入力
- 販売価格を決める
- 購入されたら購入者へ連絡をする
- 梱包し指定した発送方法で発送する
- 購入者へ到着したら評価をする
さまざまなフリマアプリやネットオークションがありますが、大まかにいうとどれもこのような手順となっています。
また、フリマアプリやネットオークションを利用するには、手数料がかかります。
現在多く利用されているフリマアプリやネットオークションの利用手数料を一覧表にしましたので、ご参考ください。
アプリ名 | 手数料 |
---|---|
メルカリ | 販売価格の10% |
楽天ラクマ | 商品価格の6.0%(税抜) |
PayPayフリマ | 販売価格の5% |
ヤフオク! | Yahoo!プレミアム会員 8.8%(税込) Yahoo!プレミアム会員登録なし 10%(税込) |
モバオク | 月額利用料330円 または 360円/月(税込)が必要 販売手数料、売上金の振込(入金)手数料は不要 |
販売価格が高額になるほど、支払う手数料が高くなるアプリもあれば、一定額の手数料ですむアプリもあります。
手数料で選ぶのも一案ではありますが、多くの人の目に触れるほど希望者に巡り合いやすくなるので、利用者が多いアプリを選ぶのがおすすめです。
ジモティで欲しい人を募る
ジモティとは「地域密着型のクラシファイドというサービスで、利用者がお金を使わずに不用品を譲ったり譲ってもらったりできるサービス」のこと。
地元密着型の無料掲示板サイトとなっており、掲示板に不用品を投稿することで譲り先を探すことが出来ます。
フリマアプリやネットオークションと同じくネットを介して譲り先を探すのですが、フリマアプリやネットオークションとの違いは譲る側に手数料がかからないことです。
また、ジモティーは譲る側が品物を譲る際に金銭を必要とするか無料で譲るか選べるのも特徴です。
地元密着型の為、双方が納得した条件下であれば送料もかからず手渡しすることが出来ます。
とはいえ、フリマアプリやネットオークションのように間に入る運営がいないため、トラブルになった場合は全て自分たちで解決しなくてはなりませんので、デメリットを鑑みた上での利用をお勧めします。
友人に譲る
ちょうどバッグが欲しいと思っていた、好みが似ている友人がいるという方は、知人に譲るのもいいかもしれません。
私は過去に販売員をしていたことがあるのですが、店で着用する服やバッグは全てその店で売られるものでなくてはならず、アルバイトで入社した新人の子にとっては大きな負担となるものでした。
そんな時、まだ新しいけれど自分によっては不要なバッグや洋服を譲ると、大変喜ばれた経験があります。
この話の環境は少々特殊ですが、例えば現場仕事の多い人のバッグはすぐに汚れてしまうので、買い替えの頻度も多く使い捨てに近いと聞いたことがあります。
必要としている方が身近にいそうであれば、声をかけてみるのもいいかもしれません。
決して無理強いすることのないよう「要らなければ気兼ねなく断って」などの一言をつけて相談してみましょう。
支援団体に寄付する
次の持ち主が見当たらなかったけれど、まだ使える状態のバッグをゴミにしてしまうのはもったいないという方は、支援団体への寄付がおすすめです。
寄付支援活動は寄付したバッグを直接お届けする方法と、ブランドバッグの売却による売上からワクチン支援団体(認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会)を通じてワクチンにて現地にお届けする方法の2つの方法を利用することができます。
寄付した側がどちらかを選択するのではなく、不用品の専門家が選定後、選択します。
現地に必要なものは直接現地へ届け、現地では再利用できないもの・輸送コストが大きいものに関してはワクチンにて支援する流れとなっています。
ただし、支援団体に寄付する際に必要となる配送料はこちら持ちとなり、遠方から配送を利用する場合は、無料で処分できるわけではありません。
しかし、廃棄処分してしまうと無駄になってしまう資源で社会貢献できるのは素晴らしいことです。
費用は掛かるものの、自宅まで引き取りにきてもらえるサービスもありますので、自力での運搬が難しい場合や、忙しくてなかなか時間が作れない方は利用してみても良いかもしれません。
弊社でも「ユースマイル」という世界の恵まれない人達に寄付する取り組みをしています。
画像からリンク先に飛ぶことができますので、ぜひ一度ご覧になってください。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者と聞くと粗大ごみや大型ごみ、家電などが対象では?と思われるかもしれませんが、以下のサイトを見ていただければわかる通り、バッグやキャリーケースも回収して貰えます。
ここまで紹介してきたバッグの処分方法の多くは自分でどこかへ持ち込んだり、出品・梱包・発送をしなくてはならないものでしたが、不用品回収業者の場合は連絡をして当日は立会していただくだけで家の中からバッグを持ち出す手間は必要ありません。
また、他の回収方法と大きく違う不用品回収業者の強みは、バッグ以外の不用品も回収可能という点です。
「不要だけどどう処分したらいいかわからないから置いてある」ものがあるなら、バッグを回収依頼するついでにそれも一緒に回収依頼することが出来ます。
不用品回収業者は「不用品1点につきいくら」という料金形態ではなく「トラック1台に入るだけなら何個でも同じ料金」であることが多いので、トラックに乗る分だけなら増やした方がお得です。
同じ料金ですからこの機会に断捨離してしまうのも手です。
また、買取を行う不用品回収業者へ依頼した場合、不用品がお金にかわるかもしれません。
例えばバッグ以外にも不要な家具を回収すると想定した場合、不要な家具がどこかのメーカー品であったなら思わぬ買取価格となることも。
ごみとして処分する筈だったものが、お金にかわるかもしれないのは嬉しい誤算ですよね!
家具を粗大ごみの収集場所まで移動させるのは、意外と重労働です。
バッグの他にも処分したい不用品があるなら、不用品回収業者へ依頼するのを視野に入れてもいいでしょう。
とはいえ、メリットばかりではありません。
そのあたりの詳しいことは次の項目でお話ししていきます!
▼不用品回収業者について詳しく知りたい方はこちらのコラムもどうぞ▼
「無料回収」は危険!悪徳不用品回収業者の特徴や依頼時のチェックポイントとは
不用品回収業者を利用する際、気をつけたいこと
不用品回収業者へ依頼するメリットはわかりました。
今度は不用品回収業者を利用する際、気をつけたいことについて見ていきたいと思います。
- 費用がかかる
- 悪質な業者が紛れていることもある
こちらも詳しく解説していきます!
費用がかかる
不用品回収業者に依頼する最も大きなデメリットは費用がかかることです。
バッグの場合、ごみとして出すにも指定袋代や粗大ごみシールなどの手数料がかかりますが、不用品回収業者に依頼する費用と比べると大きく差があります。
買取店で買い取って貰えたり、フリマアプリやネットオークションを利用した場合と比べても、不用品回収業者に依頼する費用の方が大きくなります。
自分で行わなくてはならない分、手数料が安く済むというのが不用品回収業者以外を利用して処分するメリットともいえます。
不用品回収業者は、不用品回収業者に依頼する以外の方法を利用して処分する際にかかる手間が全てかからずお任せ出来る分、費用はかかる、と考えて間違いありません。
とはいうものの、いくつかの不用品を回収依頼するとなると安価で処分できる場合もあります。
また、前述した通り不用品回収業者は買取を行っています。
不用品として出したものの中に買取が可能な品があった場合、結果 不用品回収業者に依頼する以外の方法での処分より安く済むこともあります。
悪質な業者が紛れていることもある
殆どの不用品回収業者は信用できる良質な業者ですが、中には、無料回収と謳いながらいざ依頼してみると実際は高額を請求する悪質な業者がいることも否定できません。
本当に無料で回収したものの、山中などに不法投棄し適切に処分しない場合も。
このケースでは、後に依頼者側が不用品の所持者ということで罪に問われてしまうということもあるようです。
また「不用品回収と共に高価買取をしているから不要になった貴金属はありませんか」といい、相場よりも大幅に安価で強引に買取を行う悪徳な業者も存在します。
そのような詐欺まがいな行為を行う不用品回収業者を選ばないためにも、不用品回収業者を選ぶときは確認していただきたい、いくつかのポイントがあります。
不用品回収業者を選ぶポイント
不用品回収業者を選ぶときは、次の項目を確認してください。
- 見積もりが分かりやすい
- 一般廃棄物処理業の許可・古物商の許可がある
- ホームページ上でスタッフや経営者が顔出ししているか
順番に詳しく解説していきますね。
見積もりが分かりやすい
まずは見積書を残る状態で無料で出してくれるかどうか確認してください。
紙やデータで見積書を出さず、口頭で費用を伝えてくるだけの業者は避けましょう。
不用品回収業者を利用したことがない、一般の方でも見積もりを見れば明確で何にいくらかかるのか、オプションはどういったものだといくらかかるのかが分かる見積書かどうかも大切です。
分からない部分を質問した時に丁寧に対応してくれるかどうかも見ておきましょう。
高圧的な態度を取ったり、質問にも曖昧に答えごまかされる場合は、その業者に依頼するのは避けるのが正解かもしれません。
先ほど前述しましたが、どういったものだとオプションとして追加料金がかかるかが明確であることも良質な業者かどうかを見定めるポイントになります。
例えば
- エレベーターなしのマンションで階上での作業
- その場で解体が必要な大きな家具の回収作業
- 取り外しが必要なエアコンの回収作業
- 早朝・深夜作業
上記の作業は多くの不用品回収業者がオプションとして追加料金がかかると案内している作業例です。
このような詳細を記載せず見積書内に「一式」としか書いていないなど、不明瞭な点が多い業者は避けるのが無難です。
一般廃棄物処理業の許可・古物商の許可がある
一般家庭で出たごみや不用品を回収するには資格が必要です。
回収するごみによって資格は異なりますが、以下の資格を持つ業者であるか確かめてください。
一般廃棄物収集運搬業許可 | 一般家庭から家具や家電、ごみなどを回収する場合に必要 |
産業廃棄物収集運搬業許可 | 法人からごみを回収する場合に必要 |
古物商の許可 | 回収した不用品を売ったり、リサイクル品の買い取りをする場合に必要 |
資格はホームページの「会社概要」ページ内に「許認可」や「取得許可番号」という項目で書かれていたり、直接電話で問い合わせることも可能です。
こちらの資格は都道府県ごとに許可が必要なので、複数所持している業者も多いようです。
もし許可がない業者であれば、ごみや不用品回収行為は違法となりますので依頼すべきではありません。
▼古物商許可について詳しくはこちら▼
不用品買取業者には必須!「古物商許可」とはどんなもの?
ホームページ上でスタッフや経営者が顔出ししているか
そもそもホームページがないという業者もありますが、殆どの不用品回収業者はホームページ上で過去の実績や不用品の事例を紹介しています。
その中で実際に作業に来てくれるスタッフや、社長などの顔写真や作業風景などが載っているかどうかチェックしてみてください。
例えば、出張回収センターではこのように回収実績を紹介しています。
日常的に利用する業者ではない分、不用品回収業者としてもお客様に不安を与えないよう、スタッフや社長の写真を掲載し親しみやすくなるよう工夫しています。
最近ではブログやYouTubeに作業動画を載せている業者も増えています。
不用品とはいえ、依頼品をどのような手順や扱い方で作業していくのかなども見ることができますので、一度目を通しておくのもおすすめです。
まとめ
バッグの種類や素材別の分別から寄付まで、バッグの処分方法についてご紹介しました。
服と違って意外と捨て辛いバッグは、気付くとクローゼットの主になっていることもありますよね。
廃棄処分一択だともったいないと感じて処分するのが難しくても、状態の悪いバッグは捨てる、状態がいいバッグやブランドバッグは買取に、ノーブランドなど金額が付かないなら寄付をするなど使い分けると整理しやすくなるのではないでしょうか。
不要となったバッグを買取に出して処分できる上、手にした現金で必要なものの購入資金にできれば一石二鳥です。
この機会に一度クローゼットや押し入れを確認し、整理してみては。
バッグの処分に困っている、自分達では持ち出せないごみがある、そんな方は出張回収センターへご相談ください。
正しく処理・分別して、リサイクル可能なものはリサイクル、買取が可能なものは買取いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。