「天候や時間を気にせず運動できる」「カロリー消費量や心拍数を確認できる」…など、メリットが多いランニングマシン。
大人気の運動器具ですが、飽きていつの間にか使わなくなり、置物状態になってしまっている…という方は意外と多いのではないでしょうか?
いざ処分しようとしても重くて持ち運ぶのも容易ではありませんし、電動式の場合はモーターがついているので、ますますどう捨てればいいかわからず困ってしまいますよね。
そこで今回のコラムではランニングマシンの処分方法をご紹介します!
自治体でランニングマシンをごみとして捨てる方法以外にも、まだ使えるランニングマシンを売ってお得に手放す方法もお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください!
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ランニングマシンとは?
ランニングマシンとは、室内でランニングやウォーキングを行うための運動器具です。
「トレッドミル」が正式名称ですが、ウォーキングマシン、ルームランナー、ジョギングマシンと呼ばれることもあります。
ひと昔前までのランニングマシンはスポーツクラブやジム、公共の施設に置かれるものとしての認識が一般的で、さらに「重い」「音が大きい」「高価」といったイメージがありましたが、最近では1万円台で手に入る安価なものや、折りたたんだり分解したりできるコンパクトなものも増え、自宅でのトレーニングやダイエットに取り入れる方も増えてきました。
健康志向の高まりとともに、家庭用ランニングマシンの需要も今後ますます増えていくことが予想されます。
ランニングマシンの種類
ランニングマシンの種類は大きく分けて自走式と電動式の2つあり、それぞれ特徴が異なります。
種類 | 特徴 |
---|---|
自走式 (リハビリ目的の方におすすめ) | ・走行ベルトを自力で回転させる ・軽量で動作音が小さい ・電源不要で場所を選ばず使える ・電動式よりも安価 |
電動式 (運動不足解消やダイエットにおすすめ) | ・モーターが走行ベルトを回転させるため、速度を一定に保てる ・傾斜角度調整や速度調整、心拍数センサーなどサポート機能が充実している ・本体が大きく重い ・高価 |
自走式のランニングマシンは電動式よりも小型で軽量なものが多いですが、それでもある程度の大きさと重さがあるため処分時の分別は「粗大ごみ」となります。
折りたたみ式のものや分解可能なものも同じく「粗大ごみ」となりますので、処分の際には注意しましょう。
ランニングマシンの処分のタイミングは?
ランニングマシンは使用中に大きな負荷が機械にかかり続けるため、寿命は3年~5年(走行距離は約3,000~6,000km)と意外と短めです。
もちろん上記した年数や走行距離は目安であり、使用頻度や使い方によっては寿命が異なることもありますが、使用し続けるうちに以下のような症状が出たら注意してください。
- 電源が入らないことがある
- 運転音が大きい
- 使用中にベルトが動かなくなる
- スピード調整機能がきかなくなる
- 異音がする
- ベルトの劣化
- 走行板のヒビや割れ
- 焦げ臭いにおいがする など
ランニングマシンの使用中の急停止や、スピード調整機能の故障による急加速などは、大きなケガにつながりかねず大変危険です。
すぐに使用を中止し、メーカーに相談してみるか、処分を検討したほうがいいでしょう。
また、故障はしていないけれど半年~1年程度ランニングマシンを使用していないという場合も、処分を検討するタイミングです。
ランニングマシンは使用せず置いているだけでも劣化が進んでいますので、できるだけ早めに売却や譲渡などの手段で手放すことをおすすめします。
ランニングマシンの処分方法7選!
今回ご紹介するランニングマシンの処分方法は以下の7つです。
- 自治体の粗大ごみ収集で処分する
- クリーンセンター(ごみ処理施設)に直接持ち込む
- 家電量販店の回収サービスを利用する
- リサイクルショップに売却する
- フリマアプリやネットオークションに出品する
- 友人や知人に譲る
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれ詳しく確認していきましょう!
①自治体の粗大ごみ収集で処分する
自治体の多くは一辺30cm以上のものを粗大ごみに分別しているため、ランニングマシンは小型のものでも「粗大ごみ」として捨てるのが一般的です。
回収手順と各自治体の処分手数料をご紹介しますので、処分時には参考にしてみてください。
【粗大ごみ回収の手順】
- 受付締切日までに粗大ごみ受付センターに電話かインターネットで申込
- 収集日、収集場所、料金を確認する
- 指定の販売店(スーパー・コンビニなど)で手数料納付券(シール)を購入
- 手数料納付券に名前を記入して、ランニングマシンに貼る
- 収集日に指定場所に出す(立ち合いは不要)
【各自治体の粗大ごみ手数料】
- 神奈川県横浜市:500円
- 東京都板橋区:2,300円
- 愛知県名古屋市:重量20kg以下は500円、20㎏を超えるものは1,000円
- 大阪府大阪市:1,000円
- 福岡県福岡市:500円
自治体の粗大ごみ回収は比較的費用が安価というメリットがあるものの、収集頻度はどの自治体も月一回程度と低く、すぐに捨てられないというデメリットがあります。
また、重いランニングマシンを収集場所まで自力で持ち運ばなければならないという点で、利用が難しい方もいらっしゃるかもしれません。
②クリーンセンター(ごみ処理施設)に直接持ち込む
自治体のクリーンセンター(ごみ処理施設)に自己搬入すれば、ランニングマシンを持ち込んだその日に手放せます。
処分するものの量が多ければ1点当たりの処分費用が安くなることもあるため、「ランニングマシンのほかにも処分したいものがある」「費用を節約したい」方にもおすすめの方法です。
予約の有無や持込の手順など、細かいルールは施設ごとに異なりますが、どの施設も稼働は平日のみで、搬入には車が必須です。自転車や徒歩では持ち込めないため、ご注意ください。
「車がない」「平日に時間が取れない」ということなら別の方法を検討しましょう。
③家電量販店の回収サービスを利用する
家電量販店で不要なランニングマシンを回収してもらうという方法もあります。
- エディオン:4,400円(税込)
- ノジマ:処分のみの対応は不可。同等商品を購入すれば同じ数量まで無料で処分(※モバイル会員限定)
- ヨドバシカメラ:4,400円(税込)
- ジョーシン:4,400円(税込)
- ケーズデンキ:2,200円(税込)
家電量販店では「小型家電リサイクル回収」の一環としてランニングマシンの引取を実施しているので、引取対象となるのは電動式のランニングマシンのみです。自走式は持ち込んでも回収してもらえないため、ご注意ください。
また、引取はどの店舗でも有料ですが、新しいランニングマシンを購入する場合は下取りという形で処分費用をお得にできる可能性もあります。
買替時には、古いランニングマシンの回収についても忘れずに確認しておきましょう。
④リサイクルショップに売却する
ランニングマシンをできるだけ簡単に処分したいなら、リサイクルショップに売却する方法がおすすめです。
- 店舗数が多いので利用しやすい
- 持込買取であればその日のうちにランニングマシンを手放せる
- 「宅配買取」「出張買取」の利用も可能
- ランニングマシン以外の不用品も一緒に売却できる
リサイクルショップはさまざまなジャンルの製品を買い取ってくれますが、そのぶん専門性が低く相場よりも買取額が低くなってしまいがち、というデメリットがあります。
「より高く売りたい」「専門性のあるスタッフに査定をしてほしい」なら、スポーツ用品を専門で取り扱う買取店に査定を依頼するのがおすすめです。
査定前にはランニングマシンの状態と製造年数をチェックしよう
ランニングマシンは中古需要が高い製品ですが、汚損や破損があるものはそのぶん買取額が低くなってしまいます。持込前には動作確認やメンテナンスを行い、できるだけベストな状態にしてから査定に臨むようにしましょう。
また、リサイクルショップで売却できるのは「製造から5~7年以内の比較的新しいランニングマシンのみ」という点にも注意が必要です。
- セカンドストリート:家電は10年以内に製造されたものが買取対象
- ハードオフ:基本的に製造後7年以内のものが買取対象(オーディオ製品は年式問わず受付)
- トレジャーファクトリー:製造年数が7年以内
古い製品はいくら状態が良くても、無料引取すらしてもらえないことが多いです。持込前にはお手持ちのランニングマシンの製造年数を忘れずに確認してください。
⑤フリマアプリやネットオークションに出品する
フリマアプリ・ネットオークションなら、製造年数が古いランニングマシンでも需要次第で売却できます。
故障したものでも「ジャンク品」「部品取り用」として買い取ってもらえることがありますので、どんなものでも一度、出品してみるのがおすすめです。
【メルカリで高額取引されやすいメーカー】
- アルインコ(ALINCO)
- HORIZON(ホライズン)
- DAIKOU(大広)
- フジモリ
- リーボック(Reebok)
フリマアプリやネットオークションは手軽に利用できるのが魅力ですが、出品や梱包、発送など作業のすべてを自分で行わなければならず、そのぶんどうしても手間と時間がかかってしまうというデメリットがあります。
そのほか、利用時には以下のようなデメリットにも注意してください。
- ランニングマシンは精密機械なので梱包に注意が必要
- サイズが大きいので送料が高額になりがち
- 送料を自己負担にするなら、送料も含めた価格設定が必要
- 売却できた場合は販売額に応じて5%~10%の手数料がかかる
- すぐに売れない可能性もある
⑥友人や知人に譲る
ランニングマシンは高価な製品なので、「無料で譲ってもらえるなら使ってみたい」という方は多いはずです。捨てる前に一度、友人や知人など、身近な人にランニングマシンを引き取ってもらえないか聞いてみてはいかがでしょうか。
【譲渡のメリット】
- 売ったり捨てたりする面倒な手間が不要になる
- 引取に来てもらえるなら梱包や発送も不要
- 送料もかからない
- まだ使えるものを捨てずに済むのでエコ
ランニングマシンに不具合があるのをそのままにしておくと、譲った先ですぐ壊れてしまったり、不具合が原因で譲った相手がケガをしたり、といったトラブルに発展しかねません。事前に動作確認やメンテナンスは入念に行っておきましょう。
⑦不用品回収業者に依頼する
ランニングマシンは自治体でごみとして捨てられますが、粗大ごみ回収は捨てられる日程が限られており、また事前予約が必要であるなどなにかと手間がかかります。サイズが大きく重量があるため、まず持ち出すのが難しいという方も多いですよね。
そんなときは不用品回収業者に依頼するのが便利です。
- どんな状態のランニングマシンでも回収OK
- 家の中の家具や家電、衣類や書籍などもまとめて回収可能
- 電話一本で家まで来てもらえる
- 分別や搬出、積込などの面倒な作業はすべてスタッフにおまかせしてOK
不用品回収業者は年中無休で稼働しているので、自分の都合に合わせて回収を依頼できます。
「賃貸物件の退去までに時間がないので2、3日中に来てほしい」「夜しか時間をとれないので夜間に作業してほしい」など、さまざまな希望に臨機応変に対応してもらえるので、ランニングマシンや不用品の処分でお困りなら、一度相談してみてはいかがでしょうか。
不用品回収業者の利用方法
- 電話やメール、Web受付、LINEなどで見積もり依頼をする
- スタッフが現地を訪問し、見積もりを作成する
- 見積もり内容に納得できたら、契約する
- 作業日時の調整
- 当日、家の養生・不用品の回収・買取をスタッフが行う
- 作業完了確認後、費用の支払い
不用品回収業者の多くは無料の見積もりを実施しているため、かかる費用やサービス内容を依頼前に確認できます。
ただし、電話やメール、LINEでの見積もりは正確な費用というわけではなく、そのまま作業を依頼すると、作業当日に追加費用が発生したり満足いくサービスが受けられなかったりする可能性もあるためご注意ください。
見積もりは業者を家に招いて、実際に荷物量や荷物の種類などを詳しく確認してもらったうえで出してもらうのをおすすめします。
別のページでは不用品回収業者に必須の「古物商許可」についてや、業者選びのポイントについても解説しています。業者選びの際はぜひ参考にしてみてください!
「不用品回収業者」利用時によくある質問
Q ランニングマシンを夜に回収して欲しいのですが可能ですか?
A. はい、お任せください。当社では日中以外にもお客様のご希望の時間帯で回収作業を行っております。もちろん夜間の作業も可能です。
Q ランニングマシンを2階に置いていて自分で運ぶのが難しいのですが運び出してもらえますか?
A. 当社のスタッフが室内からランニングマシンを運び出しますのでお任せください。2階など高所に設置している場合でも問題ございません。さまざまな場所から不用品を運び出している経験豊富なスタッフが、スムーズに回収を進めます。
Q ランニングマシンと一緒にほかの不用品も回収してもらえますか?
A. はい、何点でも回収可能です。回収作業に要するトラックやスタッフの手配がございますので、ご依頼の際には回収ご希望の不用品の品目や数量・サイズなどについて詳しくお聞かせください。
Q ランニングマシンの回収依頼はどのようにすれば良いですか?
A. 回収依頼は電話で承っております。9:00~19:00まで年中無休でオペレーターが対応しておりますので、お気軽にご連絡ください。また、メールやLINEの無料見積からご依頼いただくことも可能です。お客様のご都合の良い方法でご連絡ください。
Q ランニングマシンの回収の見積りだけお願いすることはできますか?
A. お見積りだけのご依頼も対応しております。なお、お見積りは無料となっておりますのでご安心ください。
ランニングマシン処分時の注意点
ここでは、ランニングマシンを処分する際に知っておきたいポイントについて解説します。
処分前には一度、目を通してみてください。
ジムで使用したランニングマシンは自治体で捨てられない
この記事を見ている方の中には、スポーツクラブやジムなどで使用したランニングマシンを、粗大ごみとして捨てることを検討中の方もいらっしゃるかもしれません。
しかし事業で使用したランニングマシンは種類・サイズに関わらず「事業系ごみ(産業廃棄物)」として扱われ、自治体のごみ回収では排出できないため注意が必要です。
事業系ごみは廃棄物処理業者に回収・廃棄を委託するのが一般的ですが、自治体によっては捨て方が異なるケースもあります。
(参考:神戸市|事業系ごみ分別検索サイト)
まずは自治体のホームページを確認し、指示に従い処分を行いましょう。
運搬には注意が必要
家庭用ランニングマシンは業務用のものより軽量ですが、それでも60~100kg以上の重量があるため、ひとりで持ち運ぶのは不可能です。
無理に運び出そうとすると、腰や膝を痛めてしまったり、落としてお部屋の床や家具を破損させてしまったりする可能性があるため注意してください。
運搬は必ず複数人で行うことを徹底し、人手がないなら不用品回収業者の利用を検討しましょう。
まとめ
飽きて使わなくなったり、故障したりして不要になったランニングマシンは、自治体の粗大ごみ回収や家電量販店の引取サービスを利用して処分できます。動作に問題がなく、比較的新しいランニングマシンなら、売却や譲渡といった手段も選択可能です。
しかし、「重たくて持ち運べない」「時間がない」などの事情でなかなか処分に踏み切れないという方も多いのではないでしょうか。
そんなときには不用品回収業者の利用がおすすめです。
- どんな状態のランニングマシンでも回収OK
- 家の中の家具や家電、衣類や書籍などもまとめて回収可能
- 電話一本で家まで来てもらえる
- 分別や搬出、積込などの面倒な作業はすべてスタッフにおまかせしてOK
弊社「出張回収センター」でも、ランニングマシンはもちろん、それ以外のさまざまな不用品の回収・買取を行っています。
年中無休で受付をしておりますので、お急ぎの方はぜひ一度ご相談ください!