いつでもおいしい水が飲める、便利な「ウォーターサーバー」。
ウォーターサーバーとは、ミネラルウォーターのボトルをセットし、レバーを押すだけで温水と冷水がいつでも使用できる電化製品です。
これまでご家庭では水道水を飲むのが一般的で、ウォーターサーバーと言えばオフィスや病院で設置されているくらいでした。しかし近頃は飲料水にこだわる方が急激に増加し、ご自宅に取り入れる方も随分と増えましたよね。
そんな便利なウォーターサーバーですが、引っ越しやライフスタイルの変化になど何らかの理由で処分したい場面もあるでしょう。
「ウォーターサーバーは何ごみ?」
「処分するにはいくらかかるの?」
とお悩みの方はいらっしゃいませんか?
ウォーターサーバーの処分方法は、機械をレンタルしているか買取しているかで異なります。
レンタルの場合はレンタル会社に返却するだけで良いのですが、問題は買取した場合です。
そこで今回は、「ウォーターサーバーの処分方法」について詳しく解説していくとともに、処分の際の注意点・必要な費用などまとめてご紹介したいと思います!
別ページにて浄水器・カートリッジの処分方法についても解説していますので、気になる方はそちらもあわせてご覧ください。
ウォーターサーバーをレンタルしている場合の処分方法
冒頭で”ウォーターサーバーはレンタルか買取かで処分方法が異なる”とお伝えしましたが、まずはウォーターサーバーをレンタルした場合の処分方法から確認していきましょう。
ウォーターサーバーをレンタルした場合、業者によって対応は異なりますが基本的には契約している会社に連絡すれば返却できる仕組みとなっています。
返却手順は以下のとおりです。
- カスタマーセンターに電話をし解約申請する
- サーバーの返却方法を聞き、返却日を決める
- 返却日までにサーバー内から水を出し切る
- 梱包をし宅配業者へ引き取ってもらう
参考:コスモウォーター
このように、電話やWEBで申請するだけで自宅まで引き取りに来てもらえるため手軽に処分できます。
ただし、レンタルの場合は、最低利用期間が定められていることも。この契約期間内に解約してしまうと、違約金が発生する会社も多いので必ず確認の上で解約申請をしましょう。
申し込みは電話かWEBで行い、引き取りまでにウォーターサーバー内から水を抜き、梱包を済ませておきましょう。
細かな対応に関しては利用中のプランやレンタル会社によって異なりますので、詳しくは現在利用している会社に直接ご確認ください。
ウォーターサーバーを買取している場合の処分方法は?
続いてはウォーターサーバーを買取した場合の処分方法について見ていきましょう。
ウォーターサーバーを買い取った場合の処分方法は以下の5つです。
- 自治体を利用し処分する
- リサイクルショップに買い取ってもらう
- ネットオークション・フリマアプリに出品する
- 知人や友人に譲る・地元情報掲示板を利用する
- 不用品回収業者へ買取・回収を依頼する
それぞれについて詳しく解説していきます。
1.自治体を利用し処分する
規定サイズである最大辺が30cmを超えるウォーターサーバーは「粗大ごみ」として処分することになります。
粗大ごみの処分は電話やインターネットでの事前予約制であることが多いので注意してください。その場合は、回収日までに必要な金額の手数料納付券を購入しておくのを忘れないようにしましょう。
以下は、名古屋市で粗大ごみを出す場合の手順です。
【粗大ごみを出す手順】
- ネットか電話で回収を依頼する(その際に処分料金が確定)
- 料金分の手数料納付券をスーパー・コンビニ・郵便局などで購入し処分するウォーターサーバーに貼っておく
- 収集日当日の朝8時までに指定の場所に運び出して完了
締切日や費用は自治体によって差がありますので必ず確認するようにしてください。
また、収集頻度は月1回と少ない自治体が多く、空になったボトルは別で処分しなければなりません。
締切日に間に合わなかったり、手数料納付券が用意できていなかったりした場合はウォーターサーバーを回収してもらえず、さらにボトルは別で処分となると思った以上に処分に時間がかかってしまうかもしれません。
なお、後ほど注意点の項目で詳しく解説しますが、フロン類を使用したウォーターサーバーは粗大ごみとして処分できないためご注意ください。
ごみ処理施設へ持ち込むことも可能
できるだけ早くウォーターサーバーを処分したい場合、ご自身で自治体のごみ処理センターへ持ち込んで処分する方法もあります。
この場合は重さによって処分料金が決まることがほとんどですし、自治体によっては無料としている場合もあるため、通常の粗大ごみ収集に出すよりもさらに安く済む可能性が高いでしょう。
ただし、車への積み下ろしや運搬は自力で行わなくてはいけません。
また、センターによっては持ち込みに予約が必要な場合や、本人確認が必要な場合、さらに受付時間が決まっていることもあるので事前に確認しておきましょう。
2.リサイクルショップに買い取ってもらう
未使用のものや、買ってからあまり使用しなかったものなど状態の良いウォーターサーバーをお持ちの場合は、捨ててしまうより買い取ってもらうほうが断然お得です。
買い取ってもらえればもちろん処分費用は無料ですし、「出張買取」「宅配買取」「店頭買取」を利用できるのも魅力のひとつですね。
高く買い取ってもらえるウォーターサーバーは?
売却できるウォーターサーバーはもちろん正常に動作するものであることが大前提ですが、そのほかにも
- 蛇口付近の水垢、カビがないもの
- 箱や説明書、保証書などの付属品が揃っている
- 製造から5年以内のもの
- 契約会社からではなく、水を自分で用意するタイプ
上記のような特徴があるウォーターサーバーは高価買取が期待できます。
とくに蛇口付近がきれいかどうかで判断されますので、水垢やカビが発生していないか確認し、できるだけきれいに掃除しておきましょう。
なお、リサイクルショップは数多くのジャンルを幅広く取り扱う便利なお店である一方で、その分専門性に欠けるというデメリットがあります。本来なら価値のあるものでも、相場の半分以下の値段で査定される場合もあるのです。
また、ウォーターサーバーはレンタルが主流なので、そもそも買取を行なっていない業者も多いです。
買取できないものの場合、引き取り不可になってしまうことも考えられます。その場合は別の処分方法を検討し直す必要が出てくるため注意しましょう。
3.ネットオークション・フリマアプリに出品する
ヤフオク!やメルカリをはじめとした大手ネットオークション・フリマアプリには、さまざまなウォーターサーバーが出品されています。
ネットオークションやフリマアプリの大きなメリットは、多少傷があるものや型が古くても、有名メーカーのものや性能が優れたものなら売れる点と、自分の好きな価格で売れる点でしょう。
【ネットオークション・フリマアプリに出品する手順】
- 事前にウォーターサーバーの相場を調べた上で、販売価格を決定する
- 購入からどれくらい経過・使用しているのか、商品説明を分かりやすく書く
- ウォーターサーバーの商品画像を自分で撮影し、商品ページに掲載する
- 自宅からの運び出しと発送手続き
- 購入者とのやり取り
業者には買い取ってもらえないようなウォーターサーバーでも売れる可能性があるのはうれしいですが、いつ売れるの分からないため売れるまではいらないウォーターサーバーを保管し続ける必要があります。
また、配送料はこちらが負担するのが一般的です。出品時に送料込みの価格を設定しておかないと、せっかく高額で売却できても送料でマイナスに…なんてことも考えられます。
さらに、商品に傷や汚れがついてはトラブルに発展し兼ねませんし、ご自身で出品・梱包・発送までのすべての工程を行うのは少々面倒に感じてしまうかもしれません。
もちろんすでに空になったボトルはご自身で処分しなければならないため、本来ならお得な売却方法のひとつですが、売却方法の中では唯一手間やご自身の労力がかかる方法でもあります。
4.知人や友人に譲る・地元情報掲示板を利用する
売るほどではないけれどまだまだ使用できるウォーターサーバーなら、欲しがっている方を探して譲渡するのも良いでしょう。
友人や知人など、周囲の方に聞いてみても良いですし、ジモティーのような地域の掲示板であれば、直接引き取りに来られる近隣の人を中心に相手を探せるので、梱包や配送の手間も省け、処分費用もかからず無料でウォーターサーバーを手放せます。
ただし、無償とは言え人に手渡すものである以上は、マナーとしてきちんと手入れしておく必要はあります。
とくに蛇口付近が汚れていると印象が悪いので、掃除はしっかりと行っておきましょう。
なお、相手が遠方であった場合は配送料が必要となります。
配送料をどちらが負担するかといった金銭トラブルに巻き込まれるケースも少なくありませんので、対人取引である以上はさまざまなトラブルの可能性を視野に入れておくと安心かもしれません。
5.不用品回収業者へ買取・回収を依頼する
ウォーターサーバーにはさまざまな処分方法があるのはお分かりいただけたかと思いますが、ボトルと分けて処分する必要があったり、自分で梱包しなければならなかったりと、手間や時間のかかる方法が多いですよね。
「ウォーターサーバーを楽してお得に処分したい!」「ボトルもまとめて処分して欲しい」…そんなときは不用品回収業者の出番です。
不用品回収業者に依頼するメリットは、以下のとおり。
- フロン類が使用されたもの・ボトルも問題なく回収できる
- 自分の都合に合わせて自宅まで回収に来てくれる
- 不用品回収・買取をすべてワンストップで行える
- 回収・買取をしてくれる業者なら、査定額を差し引いてお得に処分できる
- 買取不可な場合でも、引き取りに応じてくれる
- ほかの不用品もまとめて処分してもらえる(まとめて処分する方がお得になる)
これだけ多くのメリットがあります。
気になる費用は?
とは言っても、心配なのは費用がどれくらいかかるのかですよね。
通常、不用品回収業者へ依頼すると、
基本料金 + 回収費用 = 支払い料金
という料金形態になっていることが多く、基本料金相場が3,000円〜とウォーターサーバーの回収費用相場が2,000円〜となっているので、
3,000円 + 2,000円 = 5,000円〜
この程度が妥当かもしれません。
単体の回収費用だけで比べると割高に感じるかもしれませんが、まとめて不用品を処分する場合にはお得になる料金形態もあるため、大掃除や引っ越し作業で出た不用品をまとめて処分したい!という場合には単体で依頼するよりもずっとお得に処分できるでしょう。
また自宅にいながらウォーターサーバー本体だけでなくボトルまで一度に処分できるため、労力は一切かかりませんし、多少費用を払ってでも急いでウォーターサーバーを処分したい方にはぴったりの方法なのではないでしょうか?
そしてもうひとつ大きな魅力として「買取サービス」があります。
専門的な知識を持ったスタッフが在籍している不用品回収業者であれば、ウォーターサーバーも価値を分かった上で査定してもらえますし、買取可能な場合は費用がかかるどころか無料で利用できる場合もあるのです。
悪徳業者に要注意!
しかし不用品回収業者のほとんどがこういったメリットがある一方で、中には悪徳業者も紛れている可能性があるため注意が必要です。
どういった点に気を付けるべきなのかというと、
- 「無料」を謳い文句にする。
- チラシ投函を積極的にしている。
- トラックで町を巡回している。
こういった業者は、後から高額請求してきたり、不用品回収後に不法投棄したりするケースも。
「無料回収」を謳い文句に、出張費用や運搬費用などを後から請求するという悪どい業者も少なくありません。
ましてや不法投棄の場合は、業者だけでなく依頼側も裁かれてしまうので、決して他人事ではないのです。
- 対応が丁寧
- 訪問見積もりに対応している
- 口コミが高評価
- 見積もり書が明解
- 値段交渉に応じてくれる
など、これらの条件に当てはまっている業者であればまず安心して大丈夫です。信頼できる業者であれば、楽してお得にウォーターサーバーを処分できるでしょう。
ウォーターサーバーの処分でよくある質問
Q.今日中に回収してもらうことはできますか?
A.はい、可能でございます。
名古屋市内や近郊エリアであれば、1番近くにいるトラックをすぐにご自宅に向かわせることができ、最短30分で伺います。
ただし、ほかのご予約状況によってはお待たせすることもありますので、早めにご連絡をいただければ幸いです。
Q.土日や祝日にも対応してもらえますか?
A.もちろん対応可能です。
当社は年中無休で不用品の回収を行っておりますので、土日や祝日のご依頼も大歓迎です。平日は仕事が忙しく時間が取れないという方も、ぜひお気軽にご連絡ください。
Q.ボトルを設置したままでも問題ないですか?
A.はい、そのままでも問題ございません。ウォーターサーバーを回収後にボトルは適切に処分させていただきますので、安心してお任せください。
Q.ウォーターサーバー以外の不用品も一緒に処分することは可能ですか?
A.はい、もちろん可能です。ウォーターサーバー以外にも家具・家電をはじめさまざまな品目を回収しております。 ぜひ、お見積もり時にお申し出ください。
Q.ウォーターサーバーの買取は可能ですか?
A.ものによっては買取できる場合がございます。
買取対象は再販できるもので、とくに人気モデルや比較的製造時期が新しいものは買い取りできる可能性が高いです。
当社には買取専門事業部があり、さまざまな品目の買取を行っております。
買取可能な場合は回収費用と相殺しお得に利用していただけますので、まずはお見積もりからお気軽にご相談ください。
ボトルはどうやって処分する?
ウォーターサーバー本体の処分方法は分かったけれど、ボトルはどうやって処分したら良いの?とお困りの方も多いですよね。
空のボトルは「業者に回収してもらう」か「ごみとして処分する」
使い終わった空のボトルは、種類によって以下のように処分方法が異なります。
- リターナブル方式のガノンボトル…業者に回収してもらう
- ワンウェイ方式のペットボトル…分別し一般ごみとして処分する
- ワンウェイ方式のボトル…分別し一般ごみとして処分する
リターナブル方式のガノンボトルは、リサイクルするために業者に回収してもらうのが一般的です。
一方で、ワンウェイ方式のペットボトルやボトルの場合は、キャップ部分・本体部分をきちんと分別すれば一般ごみとして処分できるでしょう。
なお、「可燃ごみ」「不燃ごみ」といった分別は各自治体によって異なりますので、お住まいの自治体のルールを確認し正しく処分してください。
水の入ったボトルは「飲みきる」か「災害用にとっておく」
空のボトルなら分別し処分すれば良いだけですが、水がまだ残っている場合は、ウォーターサーバー本体を処分するまでに飲みきってしまうのが1番手軽かもしれません。
もしも飲み切れない場合は、災害時のために備蓄水として取っておく方もいらっしゃいます。
ただし、注意して欲しいのは”賞味期限”です。水の賞味期限は未開封で製造から6ヶ月程度とされていますので、保管する場合は賞味期限を意識し、適切な期間で消費するようにしましょう。
ウォーターサーバーの処分にかかる費用は?
レンタルと買取の場合の全部で6つの処分方法を見てきましたが、それぞれ結局どのくらいかかるのかも比較しておきたいですよね。
ウォーターサーバーの処分費用を処分方法別にまとめると以下のようになります。
処分方法 | 費用目安 |
---|---|
レンタル会社に返却する | 無料〜 ※ 契約期間内であった場合は違約金が発生 |
自治体を利用し処分する | 無料〜1,000円 ※ 自治体によって異なる |
リサイクルショップに買い取ってもらう | 無料〜 ※ 出張費用がかかる場合がある |
ネットオークション・フリマアプリに出品する | 販売手数料 + 配送料 ※ 売上金額・配送先によって異なる |
知人や友人に譲る・地元情報掲示板を利用する | 無料〜 ※ 遠方の場合は配送料がかかる |
不用品回収業者へ買取・回収を依頼する | 5,000円〜 ※ 利用する業者・作業内容によって異なる |
レンタルの場合は契約期間が満期であれば返却するだけで処分できますし、買取の場合もご自身で持ち込むのが可能であれば、ボトルもあわせて格安で処分できます。
しかし、大きなウォーターサーバーの場合は搬出も大変ですし、仕事や家事が忙しく時間がないという方もいらっしゃいますよね。
必ずしも費用が安ければ良いというわけではなく、正しい方法で無理なく処分することが大切です。
処分方法でご紹介したメリット・デメリットを考慮した上で、ご自身の状況にあわせて処分方法を選択しましょう。
ウォーターサーバーを処分する際の注意点
ここまでウォーターサーバーの処分方法やかかる費用について見てまいりましたが、最後に注意点についても確認しておきましょう。
レンタルは「最低利用期間」と「契約方法」の確認が大切
レンタルの場合の処分方法の項目でも少し触れましたが、ウォーターサーバーを処分する前に確認したいのが「最低利用期間」です。
ウォーターサーバーをレンタルしていた場合、多くのレンタル会社で「最低利用期間」を設けており、最低利用期間に満たない時期に解約してしまうと違約金が発生してしまうのです。
買取よりも処分も簡単で利用料もお得!と思い契約したのに、この最低契約期間を知らずに解約してしまうと却って損してしまうことに。
また、中にはレンタルなのに間違ってご自身で処分してしまう方もいらっしゃいます。
レンタル品を勝手に処分するのは絶対にNGなので、処分を検討する際には今一度「契約方法」についても確認しておくと安心です。
レンタルなら返却前に必ず「水抜き」をする
ウォーターサーバー内はその構造上、常に水が貯まっている状態です。
この水が残ったままだと、搬出・搬送中に水漏れが起きる可能性があるため、ボトルやウォーターサーバー内の水を取り除く必要があるのです。
【ウォーターサーバーの水抜き手順】
- ボトル内を空にする
- コンセントを抜いて放置する
- 排水キャップを外して放水する
このような手順で返却までに水抜き作業を行っておきましょう。
なお、メーカーによって水抜き作業の手順は異なり、レンタル会社によっては水抜き作業の必要がない場合もありますので、あらかじめ確認しておくと安心かもしれません。
粗大ごみとして処分できないウォーターサーバーもある
ウォーターサーバーは粗大ごみとして処分できるとお伝えしましたが、以下のようなウォーターサーバーは自治体を利用し粗大ごみとして処分できないためご注意ください。
【フロン類が使用されているウォーターサーバー】
主に業務用のウォーターサーバーに多いのですが、フロン類が使用されているウォーターサーバーはフロン排出抑制法の対象となるため粗大ごみとして処分できません。
フロンガスを大気中へ放出することが法律で禁止されており、フロンガスを使った製品は、許可を受けた専門業者によって正しく回収・廃棄する必要があります。
フロン類が使用されているウォーターサーバーには、以下の表記があります。
- フロンガス
- 冷媒ガス
- R-12、R-134a、R-22など(Rではじまるもの)
- HCFC-22、HFC-134a、CFC-12など
ウォーターサーバー本体に貼付されている銘板シール(機器の名称や型番などが書いてあるシール)に記載されているものが上記のどれかに当てはまるようであれば、第一種フロン類回収業者等に回収を依頼し、正しく処分しましょう。
【業務で使用したウォーターサーバー】
粗大ごみは家庭で使用していたものが対象なので、オフィスや店舗などで使用していたウォーターサーバーも粗大ごみとして出すことができません。
オフィスや店舗、工場などで業務に使用されて出たごみはすべて「産業廃棄物」に該当し、この「産業廃棄物」の処分は「産業廃棄物収集運搬業許可」を持っている業者に依頼しなければならないためです。
たとえフロン類が使用されていない家庭用のウォーターサーバーを業務に使用した…という場合でも、粗大ごみをはじめ自治体のごみ回収を利用することはできませんので注意しましょう。
事業で使用して出たごみの処分が正しく行われなかった場合には業者だけでなく依頼主にも罰則が科せられ、その内容は、
- 資格を持っていない業者に産業廃棄物の処理を依頼した場合…5年以下の懲役、1,000万円以下の罰金もしくは両方
- 契約書を作成せず業者に依頼した場合…3年以下の懲役、300万円以下の罰金もしくは両方
など、非常に重いものです。
引き渡し後のトラブルを防ぐため、「産業廃棄物」は必ず資格や許可を得た業者に依頼しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「ウォーターサーバーの処分方法」について詳しく解説してまいりました。
ウォーターサーバーの処分方法をおさらいすると、
- レンタル会社に返却する
- 自治体を利用し処分する
- リサイクルショップに買い取ってもらう
- ネットオークション・フリマアプリに出品する
- 知人や友人に譲る・地元情報掲示板を利用する
- 不用品回収業者へ買取・回収を依頼する
レンタルと買取をあわせて全部で6つの方法がありましたね。
ウォーターサーバーはレンタル会社を利用するか買取するかによって処分方法が異なり、水のボトルも分別して処分する必要があります。
処分の際は、必ず自治体のホームページなどで分別方法を確認し、指示に従って正しく処分をするようにしましょう。
買取したウォーターサーバーに限りますが、状態の良いものは売却することも可能なので、買ったものの大して使用しなかったウォーターサーバーなら、捨てる前に一度査定に出してみるのも良いかもしれませんね。
「本体と空のボトルを一度にまとめて処分して欲しい」「ウォーターサーバーのほかにも捨てたいものがある」「一刻も早くウォーターサーバーを処分したい!」という場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。
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