赤ちゃんの健やかな生活のために必要不可欠な「ベビーチェア」。
近年では機能的な製品も増えていることから、ひとつ持っているご家庭でも買い替えを検討することがあるのではないでしょうか?
また、子どもが使うものだからこそ壊れていたり、少しでも安全面に不安があったりするならば、使い続けて事故を起こしてしまう前に手放してしまった方が良いでしょう。
今回は、ベビーチェアを処分するときの方法について、解説していきます!
ベビーチェアの処分方法【捨てる場合】
ベビーチェアを処分するときには、いくつかある方法の中から自分にとって最適な方法を選びましょう。
まずは、古くなったり壊れてしまったりしたベビーチェアは、ゴミとして捨てるという処分方法を検討しましょう。
粗大ゴミとして処分する
粗大ゴミとは、主に「1辺が30cm以上になる大型のゴミ」のことです。
そのためベビーチェアを捨てるときには、基本的に粗大ゴミに分類されるでしょう。
ただし粗大ゴミの基準は自治体によっても異なり「50cm以上」を粗大ゴミとしている自治体などもあるため、各自治体の決まりを確認してから処分するようにしてください。
粗大ゴミとして処分するときには自治体に問い合わせ、回収の日時や場所を確認します。
ベビーチェアには、コンビニやスーパーなどで売られている粗大ゴミ専用のシールを購入して貼り付けて、所定の日時までに回収場所へ持ち込んでください。
処分費用となるのはこの専用シールの料金のみなので、安く済ませたい人におすすめです。
【粗大ゴミ処分費用の参考】(いずれも自治体の公式ホームページより)
- 新宿区の場合…いす1脚400円
- 大阪市の場合…いす・座いす(一人掛け用で回転機能の付いていないもの、ロッキングチェアを除く)1脚200円、いす(二人掛け用以上)1脚700円
- 名古屋市の場合…応接いす(一人用)1脚500円
このように「いす」という区分でも、だいたい数百円程度で引き取ってもらえるようです。
大人用のいすよりもさらに小ぶりなベビーチェアの場合には、もう少し安い金額で済むかもしれませんね。
一方で、回収日や回収場所は自治体によって決められて、自分のペースで処分することはできません。
「今すぐ手放したい」「絶対にこの日までに処分したい」というときには、タイミングが合わないかもしれません。
粗大ゴミの処分方法としてはもうひとつ「自治体が指定しているゴミセンター(リサイクルセンター)へ持ち込む」という方法があります。
自治体のリサイクルセンターとは、粗大ゴミを持ち込むことで回収してもらえる施設です。
施設が開いている時間であればいつでも持ち込めるので、自治体が指定する日時を待たずにベビーチェアの処分ができます。
ただし、施設までは自力で運ばなければいけません。
「家の近くの回収場所までは運べるけど、車に乗せて運搬するのは難しい」という人は、やはり指定の日時まで待つ方法が良いでしょう。
可燃ゴミ、不燃ゴミとして処分する
組み立てた状態ではサイズの大きいベビーチェアでも解体できるのであれば、解体して不燃ゴミなどに出せるでしょう。
解体するときには「1辺が30cm以下」などのサイズに収まるようにします。
パーツを外してもまだサイズが大きい場合には、ノコギリなどを使って細かく解体してください。
ベビーチェアは素材もさまざまに展開されているため、場合によっては可燃ゴミとして扱えるかもしれません。
どのようなサイズ、どのような素材なら、どんなゴミとして処分できるのか、自治体の決まりをよく確認しましょう。
ベビーチェアの処分方法【譲る場合】
まだ使えそうなベビーチェアは、どうしても「捨てるのはもったいない」と感じやすいでしょう。
その場合には、ベビーチェアを使う人へ譲るという方法もおすすめです。
知り合いに譲る
フリマサイトなどのサービスが発展する前は、ベビーチェアをはじめとしたベビー用品は知り合いに譲ることが一般的でした。
「自分自身も、幼少期にはおさがりをもらっていた」という人も多いのではないでしょうか?
今でも、サイズアウトしたベビー用品は知り合いに声をかけて譲っているという方は多くいらっしゃいます。
知り合いに出産を控えている方がいらっしゃれば、声をかけてみることで喜ばれるかもしれません。
その際には「問題なく使えるか」「壊れていたり、汚れていたりしないか」をしっかりチェックしましょう。
せっかく譲ったベビーチェアでも質の悪いものであれば嫌な印象を与えてしまいますし、万が一ベビーチェアを使ったことで赤ちゃんが怪我をしてしまったら、相手との信頼関係にも影響を及ぼします。
必ず状態を確認してからお渡しするようにしてください。
寄付する
まだまだ使えそうなベビーチェアを役立てたいなら、寄付という方法も検討してみましょう。
ベビーチェアの寄付は、次のような団体に相談してみましょう。
- 公益財団法人マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン
- NPO法人もったいないジャパン
- KIFUcoco
このような団体へ相談することによって、引き取ってもらえるかもしれません。
ただし、引き取っている品物は団体によって違います。
持ち込む前に問い合わせるようにしましょう。
また、団体への寄付の場合には基本的に自身で持ち込むことになります。
回収に来てもらうことは難しいため、理解しておきましょう。
また、弊社でも世界の恵まれない人達に寄付する「ユースマイル」という取り組みを行っています。
不用品を処分しながら、誰かの役に立ってほしいと考えている方はぜひ参考にしてください。
ベビーチェアの処分方法【売る場合】
まだ使えそうだけれど、身近に譲る相手がいないベビーチェアは、さらに視野を広げた上で「売る」という選択をするのもいいかもしれません。
使わなくなったものを処分しながらお小遣い稼ぎにもなるかもしれないお得な方法について、解説していきましょう。
リサイクルショップで売る
「ベビーチェアとしてまだ使える」、「人気のベビーチェアだから捨てるのはもったいない」
このように感じるものは、リサイクルショップへ持ち込んで売却するのもひとつの手です。
売れるかどうか、またいくらくらいの金額になるかはベビーチェアの種類、状態にもよりますが、人気のメーカーのもの、きれいなものであれば高値で取引できるかもしれません。
リサイクルショップなら、好きなタイミングでベビーチェアを手放すことができます。
急いで処分したい人にもうれしいですね。
また、状態によってはお金を得ることができるとあれば「自分でお金を払って処分するよりも、少しでもお金をもらいたい」と考えている方にはうれしい方法と言えるでしょう。
デメリットとしては、リサイクルショップまで持ち込む手間がかかってしまう点が挙げられます。
大きなベビーチェアの場合には特に運搬が大変で、手間どってしまうかもしれません。
「わざわざリサイクルショップまで持ち込んだけれど、売れなかった」という結果だった場合には、ふたたび自宅まで持ち帰る必要があります。
ベビーチェアをはじめとするサイズの大きな家具類は、店舗内で保管するときにも場所を取ってしまうことから、買取に消極的な店舗があることも事実です。
一部のリサイクルショップでは出張買取などのサービスも実施していますので、手間をかけたくない方や車などを持っておらず運搬できない方はそのようなサービスを行っている店舗へ積極的に相談してみてください。
ネットオークションやフリマアプリで売る
リサイクルショップへの持ち込みが面倒に感じられる方であれば、ネットオークションやフリマアプリを活用するのもおすすめです。
ネットオークションやフリマアプリの最大のメリットは、なんと言っても金額を自分で決定できることでしょう。
リサイクルショップでも売ることはできますが、査定金額は店舗側が一方的に決定します。
納得のいかない金額だった場合には、他の店舗へも持ち込み、複数の査定結果を比べるという方法もあります。
しかしその場合でもあくまで「店舗側が決めた買取金額の中で、もっとも納得のいく金額を提示してくれた企業へ売る」ということに過ぎません。
「絶対にこの金額で売りたい!」という要望があれば、ネットオークションやフリマアプリを利用しましょう。
【ネットオークションやフリマアプリを利用する流れ】
- ベビーチェアの写真を撮影する
- ブランド・メーカー名や型番が分かれば調べる、記載する
- 使用期間、傷の有無などの状態といった情報を記載する
- 売却希望金額を決定する
- 情報を公開し、購入希望者や落札者が現れるのを待つ
- 購入者・落札者が決まったら相手とやりとりをする
- ベビーチェアを梱包し、発送する
ただしネットオークションやフリマアプリは、相手のもとへベビーチェアを届けるための配送料がかかり、基本的に出品者持ちとなります。
遠方の相手へ、重量感のあるベビーチェアを送るとなると配送料も大きな額になるでしょう。
せっかく希望の金額で売れたとしても、配送料を踏まえていなかったために損をしてしまうこともあるかもしれません。
また、インターネット上のやりとりだけでは相手がどのような人かはわからないので、場合によっては人間関係のトラブルを招いてしまう可能性があります。
ベビーチェアの情報掲載などもすべて自分で行うため、足りない情報があったことでのちのち「聞いていた話と違う、これなら買わなかった」というような揉め事も起こるかもしれません。
「自分で写真を撮って情報を掲載し、梱包し発送し…という手間を避けたい」「人間関係のトラブルに巻き込まれたくない」という方であれば、リサイクルショップのような店舗、業者への持ち込みの方が気楽に思えるかもしれませんね。
ベビーチェアが売れるかわからないときは?
ベビーチェアの捨て方について考えるとき「売れるなら売りたいけれど、値が付くのか判断できない」ということも多いのではないでしょうか。
その際には、不用品回収業者に依頼するのもおすすめです。
不用品回収業者とは?
不用品回収業者とは、自宅に眠っている不用品や、処分の仕方がわからないものを回収してくれる専門業者です。
回収に来てくれるため、重いベビーチェアでも自分で運ぶ必要がありません。
「ゴミ捨て場へ持っていくのも大変」と思ってしまうようなベビーチェアも簡単に処分できますよ。
不用品回収は基本的に有料となりますが、不用品回収業者の中には、ただ回収するだけでなく「買取できるものは査定の上で買取金額を決定し、回収費用から差し引く」というサービスを行っている業者もあります。
そのため依頼前に「売れるもの、売れないもの」と分別しなくても、業者が適切に見極めて「値段がつくものは買取する」と判断してくれるのが特徴です。
「捨てるつもりで回収依頼をしたベビーチェアが、思わぬ高額買取につながった」なんてこともあるかもしれませんね。
「ベビーチェアを自分の希望するタイミングで手放したい」
「重くて持ち運べないので回収にきてもらいたい」
「ベビーチェア以外にも、色んな不用品をまとめて回収してもらいたい」
このようなご要望があれば、不用品回収業者へ依頼してみましょう。
不用品回収業者を選ぶときのポイント
不用品回収業者は数多く、中には「一見普通の不用品回収業者のようだけど、詐欺行為やトラブルのもとになる行為を行っている」という、いわゆる悪徳業者も紛れ込んでいます。
特に、次のような特徴が見られないか注意しましょう。
- 「無料回収」「無料相談」など「無料」をアピールしている
- 不用品の廃棄にまつわる資格を取得していない
- 相場に比べて明らかに安すぎる金額を提示しめいる
- 公式ホームページ上に料金のわかりやすい表示がない
- 見積もり内容がわかりにくい
上記に該当する不用品回収業者は、「お得かもしれない」と期待して依頼して損をしてしまうこともあります。
- 「無料」と聞いていたのに「このベビーチェアの場合にはオプション料金が発生する」など言いくるめられて高額な費用をとられてしまう
- 知らずに不法投棄され、所有者の自分が罪に問われてしまう
こうした被害に遭わないためには、実際に利用した方の口コミをチェックしたり、少しでも不審に感じられる点があればきちんと問い合わせたりして、信頼のできる業者か見極めながら契約するか決めるようにしてください。
ベビーチェアの捨て方にまつわるQ&A
ここからは、ベビーチェアの捨て方に悩んだときに参考にしてほしいポイントを解説していきます。
Q.不用になったベビーチェアはメーカーや店舗で回収してもらえないの?
A.基本的には難しい!
不用になったものが家電などであれば、購入したメーカーや店舗に問い合わせることによって引き取ってもらえるケースがあります。
しかしベビーチェアの場合には、メーカーや店舗に問い合わせても引き取ってもらえない場合がほとんどでしょう。
そのため、メーカーや店舗に引き取ってもらうのではなく、ここまでご紹介したような方法で処分しましょう。
Q.汚れているベビーチェアは売れないの?
A.状態による!
汚れているベビーチェアでも、人気の高い製品の場合にはリサイクルショップやフリマアプリで売却できる場合があります。
しかしベビーチェアはその性質上、買取にあたっても「衛生的か」「安全に使えるか」という点が細かくチェックされます。
極端な汚れや傷がついていて、不衛生な印象のものについてはたとえ人気のあるメーカーのベビーチェアでも売却は期待できないでしょう。
少しでも高くベビーチェアを売るにはどうすればいい?
A.すみずみまできれいに、清潔にしておく!
ベビーチェアを売却する場合、自力で落とせる汚れや傷はしっかり落としてから査定に出すことが買取金額アップのコツです。
- こすって落ちる汚れがそのままになっていないか?
- カビが生えていないか?
- ネジ部分など入り組んだ場所にホコリが溜まっていないか?
このような点に注目し、できる限りきれいな状態で査定に出しましょう。
また、もし取扱説明書などの付属品があるのなら、セットで査定に出すと買取金額アップにつながります。
まとめ
ベビーチェアの捨て方として、粗大ゴミや不燃ゴミとして処分することが一般的です。
そのほかにはリサイクルショップやフリマアプリで売却する、人に譲る、寄付するなどの方法もありますので、自分に合った方法での売却を検討しましょう。
「もし売れるなら売りたい」「大きなベビーチェアで運び込むのが難しいから回収しに来ててほしい」
このようなご要望は、不用品回収業者へお聞かせください。
「出張回収センター」は、ベビーチェアをはじめとした不用品をなんでも取り扱う、出張回収の専門家です。
これまで多くのお客様とともに積み重ねた長年の実績に基づき、大切なお品物を丁寧に取り扱い、価値のあるお品物は適切な価格で買取します。
もちろん、ベビーチェア以外にも「使っていないものがある」という場合にはまとめての対応ができますので、お気軽にご相談ください。
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