部屋全体を明るく照らしてくれるのはもちろん、部屋の印象を変えるのにも役立つシーリングライト。
毎日当たり前のように使用している身近な照明器具ですが、いざ処分しようと思うとどう捨てるのかわからないという方は意外と多いのではないでしょうか?
そこで今回のコラムではシーリングライトの処分方法や注意点をご紹介します!廃棄・売却・譲渡のほか、手間や時間をかけずにシーリングライトを処分する方法や蛍光灯・電球の処分についても併せて解説していくので、処分に迷った際は参考にしてみてください!
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シーリングライトを自治体で処分する方法
サイズが大きいので粗大ごみと思われがちなシーリングライトですが、自治体によっては不燃ごみや可燃ごみ、小型家電としての処分を指示されるケースもあります。お住まいの自治体の分別一覧を確認して、正しく処分を行いましょう。
ここではまず、自治体での処分手順や費用をご紹介していきます。
可燃ごみ・不燃ごみとして捨てる
- プラスチック:プラスチックごみ、可燃ごみ
- 木:可燃ごみ
- ガラス:不燃ごみ
- 本体部分:金属ごみ、不燃ごみ など
自治体の粗大ごみ規定サイズより小さいシーリングライトは上記のように、素材ごとに可燃ごみや不燃ごみとして処分ができます。その場合、費用はかからず予約も不要で、指定日時にごみ収集所までシーリングライトを持って行くだけで処分が完了します。
ただし、自治体によって粗大ごみ規定サイズは「30cm」「50cm」など異なっており、また素材をどう分別するかにも違いがあるので事前確認が必須です。わからない場合は問い合わせて確認しておきましょう。
【自治体の分別例】
自治体 | 分別 |
---|---|
東京都江戸川区 | 燃やさないごみ。 一辺30cm以上のものは粗大ごみ |
神奈川県横浜市 | 電球等は外す。 金属製で30㎝未満のものは小さな金属類。 木製・プラスチック製で50㎝未満のものは燃やすごみ。 ガラス製で50㎝未満のものは燃えないごみ |
福岡県福岡市 | 照明器具はもえないごみ。 照明器具のかさ(木製・プラスチック製)はもえるごみ。 袋に入らないサイズのものは粗大ごみ |
粗大ごみとして捨てる
自治体がシーリングライトを粗大ごみとしていた場合は、事前に予約と手数料納付券の購入が必要です。申込手順をご紹介しますので参考にしてみてください。
- 受付締切日までに粗大ごみ受付センターに電話かインターネットで申込
- 収集日、収集場所、料金を確認する
- スーパーやコンビニなど指定の販売店で手数料納付券(シール)を購入
- 処分する家具や家電に受付番号や氏名を記入した手数料納付券を貼る
- 収集日に指定場所に出す(立ち合いは不要)
手数料はどの自治体も数百円程度となっており、比較的安い費用で処分が可能です。
しかし事前予約や当日にごみ出しをする手間がかかる、捨てるまでに時間がかかるという点で、忙しい人には不向きな方法と言えるかもしれません。
小型家電として捨てる
自治体の中にはシーリングライトを小型家電として処分するよう指示しているところもあります。
- 名古屋市:照明器具は回収ボックスへ(蛍光管・電球は外す)。回収ボックスを利用できない場合は不燃ごみ(30cm角を超えるものは、粗大ごみ)へ
- 京都市:照明器具は電球や蛍光灯は取り外して小型家電として処分する
その場合、小型家電回収ボックスにシーリングライトを入れることで無料で処分が可能です。設置場所は自治体によって異なるため、ホームページを確認して最寄りのボックスを探してみてください。
ただし、回収ボックスの投入口の大きさによってはシーリングライトが入らないこともあります。事前にボックスの投入口サイズを確認しておき、入らないようであればイベント回収やステーション回収など、回収ボックス以外の小型家電回収の利用を検討しましょう。
処理施設に自己搬入することも可能
ごみ収集日を待たずにシーリングライトを処分したいということであれば、自治体のごみ処理施設に自己搬入して処分するという方法もあります。
予約の有無や処分の手順は自治体ごとに異なっているので事前確認が必須となりますが、この方法であれば持ち込んだその日にシーリングライトや不用品をまとめて処分できます。また、持ち込むものの重さによっては粗大ごみ回収よりも1点当たりの処分費用を安くできる可能性もあるため、費用を節約したい場合に利用するのもいいでしょう。
ただし持ち込みには車が必要で、平日の日中しか利用できないというデメリットもあります。利用できない場合は別の手段を検討してください。
自治体以外でのシーリングライトの処分方法
シーリングライトは、自治体のごみ回収以外の方法でも処分可能です。お手持ちのシーリングライトの状態と照らし合わせ、適した処分方法を選んでみてください。
販売店で引き取ってもらう
シーリングライトは家電量販店やホームセンターなど、販売店で引き取ってもらうことも可能です。それぞれの処分の手順や費用について解説します。
家電量販店
家電量販店では、シーリングライトを小型家電や中型家電として有料で回収しています。かかる費用は以下のとおりです。
家電量販店 | 費用・備考 |
---|---|
エディオン | 550円(税込) |
ジョーシン | 中型家電 550円(税込) |
ノジマ | 処分のみの対応不可 同等商品を購入すれば同じ数量まで無料で処分可能 (※モバイル会員限定) |
ヨドバシカメラ | 1,100円(税込) |
ビックカメラ コジマ | 小型家電まとめて回収 一括2,200円(税込) |
ヤマダ電機 | 小型家電まとめて回収 一括1,650円(税込) |
シーリングライトの種類やサイズによって費用が変わってしまったり、店舗によっては回収に対応していなかったりすることもあります。持ち込む前には一度、お店に電話して確認しておくと安心です。
ホームセンター
ホームセンターでもシーリングライトの引取サービスを実施しています。
- カインズ:購入商品と同等・同数商品のみ引き取り可。
- スーパービバホーム:購入商品と同等の不用品を引き取り。
- コメリ:1点購入ごとに1点、無料で引き取り。
- コーナン:1点購入ごとに1点、無料で引き取り。
ホームセンターでの引取は新しいシーリングライトの購入が条件となってます。引取だけでは対応してもらえないので注意しましょう。お店によってはそもそも回収に対応していないという場合もあるので、利用前には条件や対応店舗を確認しておくことが大切です。
ニトリでシーリングライトは引き取ってもらえる?
ニトリでも小型家電のリサイクル回収を実施しており、シーリングライトも回収対象となっています。利用手順は以下の通りです。
- ニトリのネットショップで対象商品と小型家電リサイクル券(税込2,200円)を購入する
- 商品と一緒に利用券が届く
- リサイクル券に記載のシリアル番号を使い、リネット専用サイトから回収日時などの手続きを行う
- 指定サイズの段ボールに回収品を梱包する(何点詰めても、壊れていてもOK)
- 希望日時に佐川急便が集荷に来てくれる。手渡しして処分完了
不要な小型家電をまとめて回収してもらえて便利なサービスですが、「ネットショップでしか利用できない」「リサイクル券だけの購入は不可」「対象製品が限られている」など利用にはさまざまな条件があるため利用できないという方も多いかもしれません。その場合は別の手段での処分が必要です。
ちなみに、ニトリでは小型家電の回収のほか不要家具の引取サービスを常時行っていますが、サービスの対象となるのは家具のみで、生活用品や家電製品は回収してもらえません。新しい家具を購入したとしてもシーリングライトは引き取ってもらえないのでご注意ください。
リサイクルショップで売却する
- Panasonic(パナソニック)
- TOSHIBA(東芝)
- DAIKO(大光電機株式会社)
- IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ)
- SwitchBot(スイッチボット)
- HotaluX(ホタルクス)
- Aladdin X(アラジン エックス) など
上記のようなメーカーのシーリングライトをお持ちでしたら、リサイクルショップで高価買取が期待できます。持込買取であればその日のうちに処分が完了するため、急ぎの場合にもおすすめの手段です。
ただし、大手リサイクルショップで買い取ってもらえるシーリングライトは製造から5~7年以内のものに限られており、製造年数が過ぎてしまったシーリングライトは買取不可になるか、買い取ってもらえても非常に安い買取金額になってしまうため注意が必要です。
- セカンドストリート:家電は10年以内に製造されたものが買取対象
- ハードオフ:基本的に製造後7年以内のものが買取対象(オーディオ製品は年式問わず受付)
- トレジャーファクトリー:製造年数が7年以内
不要なシーリングライトは、なるべく早いうちに売却しましょう。
より高く買い取ってもらうポイントとは?
リサイクルショップは家電製品専門ではないので、そのぶん買取価格が低くなりがちというデメリットがあります。それでもなるべく高く売りたい!ということでしたら、以下のようなポイントを意識してみてください。
- リモコンや保証書など、付属品はすべて揃えて査定を受ける
- 汚れやホコリを取り除き、できるだけきれいな状態にしておく
- できるだけ早く買取してもらう
- 中古家電買取専門店など、複数の店舗に査定を依頼してみる
問題なく使えるシーリングライトでも、破損や汚れがあるとそのぶん買取価格が安くなってしまいます。買取に出す前にはきれいにクリーニング・メンテナンスを済ませておきましょう。
フリマアプリやネットオークションに出品する
リサイクルショップで買取不可になったシーリングライトでも、フリマアプリやネットオークションでなら売れる可能性があります。自分で自由に価格を決められるので、リサイクルショップでの査定額に納得がいかない!という場合に出品してみるのもおすすめです。
ただし、利用の際には以下のような点に注意が必要です。
- 出品から梱包、発送まですべて自分でするので手間がかかる
- 売れた場合は手数料もかかる
- サイズの大きなシーリングライトは送料も高くなる
- 製品の状態によってはクレームやトラブルになる可能性も
出品したからといってすぐに売れるわけではないというデメリットもあります。急ぎの場合は別の手段を検討したほうがいいでしょう。
人に譲って使ってもらう・ジモティーを使う
一人暮らしを始める人や引っ越し後の人など、必要としている人にシーリングライトをお譲りすれば喜ばれるかもしれません。もしお譲りする相手が見つからないなら、手数料不要のアプリ「ジモティー」を利用して譲り先を探すこともできます。
必要としている人に譲って使ってもらえれば、シーリングライトを捨てたり売ったりする手間をかけずに処分が可能です。取りに来てもらえれば送料も必要ないので、処分費用をなるべく節約したいという方にもおすすめの方法となっています。
ただし、シーリングライトに故障や破損があったり、汚れがひどかったりすると譲ったあとでトラブルになってしまう可能性も。キズや不具合があるのなら事前に伝えておき、それでも譲ってほしいと言われた場合にのみお譲りするようにしましょう。
不用品回収業者に回収を依頼する
「蛍光灯とシーリングライトをまとめて捨てたい」「天井が高くてシーリングライトの取り外しができない」といった事情でお困りの場合は、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。
- 電話一本で希望日時に家まで来てくれる
- 古いものや壊れたものでも回収してくれる
- 分別や搬出、積込など面倒な作業をすべてスタッフにおまかせできる
- 即日や夜間の作業にも臨機応変に対応してくれる
- 買取可能な業者なら家にいながら査定を受けられる
「引っ越しが間近に迫っているので2、3日以内に来てほしい」「夜間作業をしてもらいたい」「シーリングライトを取り外してほしい」・・・などさまざまなケースに対応してもらえるので、お困りでしたら一度相談してみてはいかがでしょうか?
※天井に直付タイプのシーリングライトの撤去は電気工事士の資格を持った不用品回収業者に依頼が必要です。資格を持っていない業者でも提携業者に依頼する形で撤去できるケースもあるため、一度問い合わせをしてみてください。
不用品回収業者をできるだけ安く利用したいなら
メリットが多い不用品回収業者ですが、そのぶん自治体での処分よりも費用が高くなりがち、というデメリットがあります。
処分方法 | シーリングライト1点の処分費用 |
---|---|
可燃ごみ・不燃ごみ | 指定ごみ袋代のみ |
粗大ごみ | ~500円程度 |
不用品回収業者 | 2,000円~3,000円 |
そんな不用品回収業者をできるだけ安く利用したいなら、複数の業者から見積もりを取って費用を比較する「相見積もり」がおすすめです。
- 料金やプランを比較できる
- 同じサービス内容でより安い業者はどこかがすぐわかる
- 見積書の不審な点にも気づきやすくなり、悪徳業者対策にもなる
- 業者の特色や担当者の人柄がわかる
忙しいときや急ぎの場合には難しいかもしれませんが、やるとやらないでは金額に大きな差が出ることも。できれば2~3社以上の業者から見積もりを取って比べてみてください。
▼不用品回収業者の選び方については以下の記事でも詳しく解説しています▼
シーリングライト処分時によくある質問
Q 壊れてしまったシーリングライトでも回収してもらえますか?
A. はい、壊れてしまったシーリングライトでも喜んで回収いたします。回収の際には当社の方で取り外し・分別いたしますので、安心してお任せ下さい。
Q 急に引っ越しが決まったのですが、至急シーリングライトを回収してもらえますか?
A. はい、お急ぎでしたら大至急シーリングライトの回収にお伺いいたします。緊急でしたら即日に、名古屋市内でしたら最短では30分ほどで到着することが可能です。出来る限りお客様のご要望に沿えるように尽力いたしますので、是非ご依頼ください。
Q 他社よりも安く不用品を回収してもらえますか?
A. はい、できる限りお客様のご希望に添えるように努力いたします。当社では名古屋地域最安値の料金を誇っておりますので、お客様にご満足いただけるような料金を提示を心がけておりますのでお気軽にご相談ください。
Q 仕事終わりに回収してもらいたいのですが、夜遅くに回収してもらうことはできますか?
A. スタッフのシフトと相談しつつになりますが、出来るだけ対応させていただきます。時間外での回収を希望される場合は早めに連絡いただくほどご希望に添える確率が高まりますので、回収希望日から余裕をもってお問い合わせくださいませ。
Q 見積もりを出してもらった後は絶対に依頼しないといけないでしょうか?
A. 見積もりのみのご相談ももちろん承っておりますので、見積もりを出したからと言って必ずご依頼いただかなくとも大丈夫です。どうぞご安心ください。当社ではLINE査定やメール査定も設けております。他社との相見積もりにお気軽にご利用くださいませ。
シーリングライト処分時の注意点とは?
ここでは、シーリングライト処分時に知っておきたい注意点をご紹介します。
スムーズに処分ができるよう、処分前には一度目を通してみてください。
シーリングライトの取り外しには注意!
- スイッチを切りブレーカーを落として、照明器具が冷めるまで待つ
- カバーを外す(カバーの形状によって取り外し方が異なるので注意!)
- 電源とつながっているコネクタを外す
- 本体を天井から取り外す
- アダプターを天井から取り外す
LEDのシーリングライトの取り外しは上記の手順で行いますが、細かい外し方はそれぞれメーカーごとに異なります。適当に取り外すとコネクタやアタッチメントが破損してしまい、天井から取れなくなってしまった・・・なんて可能性もあるので、取扱説明書を参照しながら慎重に作業を行うようにしましょう。
また、シーリングライトの取り外しは高所での作業となるため、無理をすればケガをしたりシーリングライトを落として破損させてしまったりするリスクがあります。天井に手が届かない、取り外しに慣れていなくて不安があるという場合は無理せず業者に取り外しを依頼してください。
直付けシーリングライトは電気工事が必要なケースも
古いシーリングライトの中には、引っ掛けシーリングではなく天井に直付けでシーリングライトが設置されているものもあります。その場合は自分で取り外しができず、電気工事士の資格を持った業者に取り外しを依頼しなくてはならないため注意が必要です。
取り外しは電器店や工務店で依頼できるほか、ホームセンターや家電量販店で新しいシーリングライトを購入した際に依頼できることもあります。シーリングライトの買い替えを予定しているなら、購入店舗の設置・撤去サービスについても確認しておきましょう。
蛍光灯や電球はシーリングライトと別で処分が必要
電球や蛍光灯、LED製品はシーリングライト本体やカバーとは別に処分する必要があります。分別や捨て方は自治体によって違いがあるので、自治体の指示に従い処分を行いましょう。
自治体 | 蛍光灯 | 電球 | LED |
---|---|---|---|
埼玉県さいたま市 | 有害危険ごみ | 不燃ごみ | 不燃ごみ |
神奈川県横浜市 | 燃えないごみ | 燃えないごみ | 燃やすごみ |
愛知県名古屋市 | 環境事業所 蛍光管回収協力店舗 | 不燃ごみ | 不燃ごみ |
広島県広島市 | 有害ごみ | 不燃ごみ | 不燃ごみ |
福岡県福岡市 | 燃えないごみ 拠点回収でも収集 | 燃えないごみ | 燃えないごみ |
蛍光灯が割れれば破片でケガをする恐れがあるのはもちろん、蛍光灯に含まれた水銀が飛散し、健康被害のリスクもあります。取り外しやごみに出す際には「作業は必ず安定した足場の上で行う」「ごみ出しの際は新聞紙に包んで捨てる」など安全対策を徹底しておくようにしましょう。
蛍光灯の処分については以下のコラムでも解説しています。
まとめ
シーリングライトは自治体で処分することができますが、分別や捨て方は自治体ごとに異なります。まずはお住まいの自治体のルールを確認し、確実に処分ができるようにしておくことが大切です。
記事では、自治体でシーリングライトを破棄する以外の方法もご紹介しています。買い替えなら販売店での引き取りを利用する、まだまだ使えるシーリングライトなら売って現金化するなど、シーリングライトの状態に合わせた方法でお得に処分ができるよう、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
もし「天井が高くてシーリングライトが取り外せない」「照明器具をまとめて処分したい」といったお悩みやご希望があるのなら、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
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