冷凍庫の処分方法7選|無料引取は可能?注意点・処分費用まで解説

目次

冷凍庫の中の様子

業務スーパーやお取り寄せ通販の人気上昇、冷凍食品の進化に伴い”セカンド冷凍庫”を導入するご家庭が増えています。冷蔵庫の冷凍室だけでは収まりきらない!というときにもう1台冷凍庫があると、非常に助かりますよね。

そんな冷凍庫ですが一度購入するとなかなか捨てる機会がないため、いざ捨てる際には「どう捨てたらいい?」「冷蔵庫と一緒の捨て方でいいの?」など迷ってしまいがちです。
重量があるため簡単に持ち運べないという点でも、お困りの方は多いのではないでしょうか。

そこで今回のコラムでは、冷凍庫の処分方法と注意点を解説していきます。
不要な冷凍庫をスッキリ処分できるよう、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

▼この記事でわかること

  • 冷凍庫の処分方法
  • 冷凍庫を処分する際の注意点
  • 冷凍庫の処分にかかる費用
まずはお気軽にご相談ください!
電話受付時間:9時~19時

冷凍庫の処分方法は7通り

冷凍庫

冷凍庫の処分方法は以下の7つがあります。

  1. 家電量販店に引取を依頼する
  2. 指定取引場所に持ち込む
  3. 引っ越し業者に回収を依頼する
  4. リサイクルショップや専門店で売却する
  5. フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  6. 人に譲る・ジモティーを利用する
  7. 不用品回収業者を利用する

冷凍庫は「家電リサイクル法」の対象品目としてリサイクル料金を支払い処分する必要がありますが、まだ状態のいいものであれば売却や譲渡といった手段で費用をかけずに手放すことも可能です。

ここからはそれぞれの手順や費用、注意点を解説しますので、利用しやすい方法を選んでみてください。

①家電量販店に引取を依頼する

冷凍庫を処分する一般的な手段というと「家電量販店での引取」があります。
その場合はリサイクル料金にプラスして以下のような収集・運搬料金の支払いが必要です。

大手家電量販店の利用料金は以下を参考にしてください。

家電量販店収集・運搬料金
(170L以下)
収集・運搬料金
(171L以上)
リサイクル料金との合計
ヨドバシカメラ550円(税込)
※冷蔵庫購入時
同左4,290円(税込)~5,280円(税込)
エディオン2,200円(税込)〜
※冷凍庫の容量・メーカー・利用するサービスにより異なる
2,750円(税込)〜5,940円(税込)~8,580円(税込)
ヤマダデンキ冷凍庫購入時:2,500円(税込)同左6,240円(税込)~8,649円(税込)
ケーズデンキ3,300円(税込)
※引取のみは追加料金3,300円〜
同左7,040円(税込)~8,030円(税込)
ビックカメラ冷蔵庫購入時:2,200円(税込)
引取のみ:8,200円(税込)
同左5,940円(税込)~14,349円(税込)

収集・運搬料金は「冷凍庫の容量」「下取りを利用するかどうか」「引取店舗で冷凍庫を購入しているかどうか」などによっても変わってきます。
下取りの場合は、新しい冷凍庫を安く購入できたりお店で使えるポイントを獲得できたりと、普通に処分するよりもお得に冷凍庫を手放せますが、回収のみを依頼する場合は収集・運搬料金が高額になったり、購入店でないと引取を断られてしまったりする可能性もあるので注意しましょう。

また、自宅まで回収に来てもらう場合は出張費用が追加されたり、高層階の建物からの搬出で通常よりもスタッフが必要になった場合は別途人件費が請求されたりと、別の料金が加算される可能性もあります。
家電量販店ごとに対応や費用はまったく異なりますので、事前に問い合わせて確認しておくことが大切です。

②指定取引場所に持ち込む

「冷凍庫を買い替えず処分だけしたい」「自分で冷凍庫を運搬できる」という場合には、指定取引場所に持ち込むという方法もあります。
指定取引場所については一般財団法人 家電製品協会のHPに記載がありますので、お近くに利用できる指定取引場所がないか確認してみてください。

指定取引場所の利用手順は以下のとおりです。

  1. 郵便局で家電リサイクル券(料金郵便局振込方式)を受け取る
  2. メーカー名や冷凍庫の内容積など必要事項を記入してリサイクル料金を支払う
    ※支払いには振込手数料がかかる
  3. 冷凍庫と家電リサイクル券の綴り一式を指定引取場所に持って行く
  4. 冷凍庫を回収してもらい、リサイクル券の控えをもらう

自分で指定取引場所に冷凍庫を持ち込めば、収集・運搬料金は必要なく、リサイクル料金を支払うだけで冷凍庫を処分できます。

しかしそのぶん、事前にリサイクル料金を支払ったり指定取引場所まで自分で冷凍庫を運搬しなければいけなかったりと手間や時間がかかるのがネックです。
また「近くに取引場所がない」「車がない」という事情で利用できない方もいらっしゃるかもしれません。その場合は別の手段を検討しましょう。

③引っ越し業者に回収を依頼する

引っ越しする予定があるなら、引っ越し業者に冷凍庫の回収を依頼する方法もあります。

リサイクル料金のほかオプション料金も必要にはなりますが、引っ越しの荷物の運び出しと同時に不要な冷凍庫を手放せるので、引っ越しまでに時間がない!というときには非常に便利な手段です。

引っ越し業者不用品の引取対応
アート引越センター家電リサイクル法の対象製品は有料で引取可
※そのほかの不用品は不可
サカイ引越センター家電リサイクル法の対象製品は有料で引取可
※一部地域では買取サービスも利用可
アリさんマークの引越社有料で回収可能
ハート引越センター不可
日本通運不可
クロネコヤマト小型家電のみ対応

ただし、不要な家電の回収に対応している業者は少なく、対応していたとしてもサービス内容、料金には違いがあるため事前の確認が必須です。

またホームページ上に費用が明記されていない場合が多いため、引っ越しで不要品の引取を利用したいなら、見積もり時に忘れずに確認しておきましょう。

④リサイクルショップや専門店で売却する

状態のいい冷凍庫をお持ちなら、捨ててしまう前にリサイクルショップや家電専門の買取業者で査定を受けるのをおすすめします。

リサイクルショップでは持込買取のほか「宅配買取」「出張買取」を選べるので、持ち運べない冷凍庫でも査定を依頼できるのが便利です。

  • 正常に動作するもの
  • 汚れや臭いがないもの
  • 発売から5年以内で年式が新しいもの
  • 容量が大きいもの
  • 国内の人気メーカーのもの

これらの冷凍庫であれば高価買取も期待できるかもしれません。

ただし、一般的なリサイクルショップでは家電製品を専門で取り扱っているわけではないので、査定に出した冷凍庫が相場以下で買い取られる可能性があるという点に注意が必要です。
査定に出してみたものの価格に納得がいかない、という場合や製造年数が5年以上経っているけれどほとんど未使用の冷凍庫をお持ちなら、リサイクルショップではなく中古家電買取専門店の査定を受けてみるのをおすすめします。

⑤フリマアプリ・ネットオークションに出品する

製造年数を理由にリサイクルショップで買取を断られた冷凍庫でも、フリマアプリやネットオークションに出品すれば売れる可能性があります。
古いから、使用感があるからといってすぐに捨ててしまわず、一度出品してみるのをおすすめします。

以下は実際にメルカリで取引されている冷凍庫の一例です。

  • Haier(ハイアール)小型冷凍庫 2010年製:6,400円
  • 三菱ノンフロン冷凍庫 121L 2016年製:15,000円
  • サンコー小型冷凍庫:9,800円
  • アイリスオーヤマノンフロン冷凍庫 60L 2022年製:15,300円

どなたでも手軽に出品できるものの、冷凍庫はサイズが大きいので送料が高額になってしまいがちです。事前に送料や手数料を確認しておかないと最終的に損をしてしまう可能性もあるため注意しましょう。

なお、もしも配送できない大きさの冷凍庫をお持ちなら、取引相手に自宅まで冷凍庫を引取に来てもらうという方法もあります。
その場合は面倒な梱包や発送の手続きは不要で送料もかからずに冷凍庫を手放せますが、そのぶん「売れる地域が限られてしまう」「取引相手に個人情報を知られてしまう」といったデメリットもあるため注意しなければなりません。利用するなら注意が必要です。

⑥人に譲る・ジモティーを利用する

まだ使える冷凍庫を手軽に手放したいなら、友人や知人に譲るという方法もあります。
譲り先が見つからないなら、地元の掲示板「ジモティー」を活用してみてもいいでしょう。

ジモティーを利用するメリットは以下のとおりです。

  • 取引が成立しても手数料がかからない
  • 最寄り駅や自宅まで取りに来てもらえれば梱包・発送も必要ない
  • 0円~希望金額を設定可能

直接会って引き渡しできれば、梱包や発送などの面倒な手間をかけずに冷凍庫を手放せます。

しかし、冷凍庫に汚損や故障があった場合はお譲り後に思わぬトラブルに発展してしまう可能性もあるため注意してください。
譲る前には動作確認とクリーニングを忘れずに済ませておき、譲った先で問題なく使ってもらえるようにしておきましょう。

⑦不用品回収業者を利用する

「冷凍庫を運搬できない」「家電量販店や指定取引場所に持って行く時間がない」という場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。

不用品回収業者であれば、

  • どんな冷凍庫でも回収してくれる
  • 業務用冷凍庫も回収可
  • もちろんほかの家具や家電も回収OK
  • 電話一本で家まで来てくれる
  • 面倒な分別や搬出はすべてスタッフにお任せできる
  • 買取できるものはその場で査定してくれる

上記のほかにも、不用品回収業者には「自分の都合のいい日程で処分を依頼できる」という大きなメリットがあります。土日・祝日はもちろん夜間や即日作業も可能なので「時間がなかなか取れない」「急ぎで処分したいものがある」といった事情でお困りの方は、ぜひ一度相談してみてはいかかがでしょうか。

まずはお気軽にご相談ください!
電話受付時間:9時~19時

不用品回収業者の利用手順は以下を参考にしてください。

  1. 電話やメール、Web受付、LINEなどで見積もりを依頼
  2. スタッフが現地を訪問し、見積もり作成
  3. 見積もり内容に納得できたら契約
  4. 作業日時の調整
  5. 当日、家の養生・不用品の回収・買取をスタッフが行う
  6. 作業完了確認後、費用の支払い

電話やメール、LINEなどで見積もりを取れるサービスは便利ですが、荷物量を直接確認できないので正確な金額が出しづらいという欠点があります。
そのまま作業を依頼すると、作業当日に追加費用が発生したり満足いくサービスが受けられなかったりする可能性もあるため注意してください。

見積もりは業者を家に招いて、実際に荷物量や荷物の種類などを詳しく確認してもらった上で出してもらうのをおすすめします。

別ページでは悪徳業者の特徴や見分け方についてや、以下のページにて安心して依頼できるおすすめの不用品回収業者について詳しく解説しております。業者選びの際はぜひ参考にしてみてください。

冷凍庫を処分する際の注意点

注意

ここでは、冷凍庫を処分する前に知っておきたい注意点を解説します。処分前には一度目を通してみてください。

冷凍庫は「粗大ごみ」として捨てられない

冷凍庫は冷蔵庫やエアコン、テレビや洗濯機と同じく「家電リサイクル法」の対象製品です。

【家電リサイクル法とは】
一般家庭や事務所から排出された家電製品(エアコン、ブラウン管テレビ、液晶・プラズマテレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)から、有用な部分や材料をリサイクルし、廃棄物を減量するとともに、資源の有効利用を推進するための法律です。

経済産業省HPより引用

資源を有効活用するため冷凍庫はごみとして捨てるのではなく、費用を支払いリサイクルすることが求められています。自治体の粗大ごみ回収では捨てられないので注意しましょう。

冷凍庫は家庭用か業務用かで処分方法が異なる

製氷機や冷凍ストッカー、ショーケース、業務用冷凍冷蔵庫やコールドテーブルなど業務用として製造販売されている製品は「産業廃棄物」とされ、家電リサイクル法対象製品とは別の処分が必要です。

業務用冷蔵冷凍庫の処分についてはこちらの記事でも解説していますので、処分時には参考にしてみてください。

冷凍庫内は空にし「霜取り」しておく

冷凍庫を処分する際には、冷凍庫内を空にする必要があります。食材は処分する数週間前から計画的に消費し、どうしても使い切れない食材や調味料などは保冷バッグやクーラーボックスを利用して一時保管しておきましょう。

また、冷凍庫を運搬する直前に電源を切ると、運搬中に霜が溶けて水漏れや故障の原因になることもあります。できれば前日から電源を抜いて霜を溶かし、タオルで拭き取り乾かす「霜取り」を済ませておきましょう。

霜取りの方法は以下の手順を参考にしてください。

  1. ぬるま湯で濡らしたタオルで霜を拭き取る
  2. 電源を切り、扉を開けて氷が自然に溶けるのを待つ
  3. プラスチックやゴム製のヘラで霜を剥がす

このとき、早く霜を溶かしたいからとドライヤーを使うと冷凍庫内の変形や故障に繋がる恐れがあります。自然に溶けるのを待つようにしましょう。

運搬は必ず複数人で行う

冷凍庫は小型のものでも20㎏以上、大型のものになると重量が100kgを超えるものもあります。
無理に持ち運ぶことでケガしたり、冷凍庫を落として故障や家屋の破損の原因になったりする可能性もありますので、運搬は必ず複数人で行うようにしましょう。

もし人手や運搬する手段がないということでしたら、無理せず業者の利用を検討してください。

冷凍庫を処分する際にかかる費用相場

コストのイメージ

冷凍庫のリサイクル料金は容量やメーカーによって異なります。

  • 容量170L以下:3,740円(税込)
  • 容量171L以上:4,730円(税込)

Panasonic(パナソニック)やSHARP(シャープ)、三菱電機など大手メーカーは上記のリサイクル料金となっていますが、メーカーによっては上記の区分の対象外となり、金額が異なる場合もあります。
詳しい金額は「再商品化等料金一覧」で確認できるので、処分前にはお手持ちの冷凍庫のリサイクル料金をチェックしてみてください。

以下は、今回紹介した処分方法別の費用相場です。

処分方法費用相場
家電量販店に引取を依頼する4,290円〜14,349円
※利用する店舗・メーカー・容量によって異なる
指定引取場所へ持ち込む3,740円〜
※振り込み手数料が別途必要
引っ越し業者に回収を依頼する
※具体的に明記されておらず割高になりやすい
リサイクルショップや専門店で売却する無料〜
※出張費用がかかる場合がある
フリマアプリ・ネットオークションに出品する販売手数料+配送料
※売上金額・配送先によって異なる
人に譲る・ジモティーを利用する無料〜
※遠方の場合は配送料がかかる
不用品回収業者を利用する単品回収:5,000円〜
積み放題プラン:22,000円〜
※利用する業者・作業内容によって異なる

冷凍庫の処分には費用がかかり、決して安い金額ではありません。費用を抑えようと持ち込みを検討する方もいらっしゃいますが、小型の冷凍庫ならまだしも、大容量のものとなると搬出や運搬も非常に危険となります。

ご自身の状況に合わせ、安心して確実に処分できる方法を選択しましょう。

冷凍庫の処分時に出やすい不用品

冷凍庫

引っ越しや断捨離などに伴い、冷凍庫だけでなくほかのキッチン家電もまとめて処分したいケースもありますよね。

一般的な冷蔵庫の処分についてや小型冷蔵庫の処分、そのほかさまざまなキッチン家電の処分について以下の記事でも解説しています。処分時にはぜひ参考にしてみてください。

冷凍庫の処分でよくある質問

質問

Q.できるだけ早く冷凍庫を回収してほしいのですが、最短どれくらいで回収してくれますか?

A.弊社は愛知・名古屋地区であれば最短1時間以内で伺える体制を整えております。愛知県下であれば、基本的には即日対応が可能ですので、お急ぎの場合はぜひご利用ください。

Q.冷凍庫1点だけでも回収してもらえますか?

A.もちろん冷凍庫1点のみの回収でも喜んで承ります。
ただし、1点のみのご依頼ですとごみとして廃棄するよりもどうしても費用が割高となってしまいますので、もしもほかに処分したい不用品がありましたらまとめてのご利用をおすすめいたします。

Q.他社で見積もりをして、もっと安かった場合には冷凍庫回収の費用を値下げしてくれますか?

A.弊社はリーズナブルな料金体制に自信を持っておりますが、万が一、他社のほうが安いケースがございましたら、その旨をお伝えください。できる限りお得になるよう見積もりを見直しいたします。

まとめ

冷凍庫の中身

今回は冷凍庫の処分方法について紹介しました。

冷凍庫は冷蔵庫やテレビ、エアコンなどと同じく「家電リサイクル法」の対象品目のため、自治体の粗大ごみ回収を利用できません。
リサイクル料金の支払いが必要になったり家電量販店に引取を依頼しなければならなかったりと、ほかの家電と比べて処分に手間や時間がかかってしまうため、計画的に処分することが大切となります。

もし冷凍庫を処分する際に「持ち運ぶ手段がない」「ほかにもまとめて捨てたいものがある」ということでお困りでしたら、不用品回収業者に回収を依頼するのがおすすめです。

不用品回収業者は土日・祝日はもちろん、夜間や即日の回収にも対応しています。お急ぎの方や処分に時間をかけられない方は一度、相談してみてはいかがでしょうか。
弊社「出張回収センター」でも冷凍庫はもちろん、そのほかさまざまな不用品を回収・買取しています。
年中無休で受け付けておりますので、ぜひ一度ご相談ください!

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