五月人形の処分方法7選!人形供養や買取もあり!費用・注意点も解説

目次

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子供の初節句を祝う大切な五月人形。
長い間、成長と幸せを見守り、厄を引き受けてくれた人形を、そのまま捨てるのは心が痛むものです。

そういった背景から「そもそも処分してもいいの?」と悩む方も多いかもしれませんが、役目を果たした五月人形は処分しても問題ありません。

この記事では、五月人形の供養や買取を含む7つの処分方法について詳しく紹介します。
実家の床の間に飾ったまま、押し入れにしまったままの五月人形の処分にお困りの方は、ぜひ参考にしてください!

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五月人形の処分方法は7つ!

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五月人形を処分する方法は、主に以下の7通りです。

  1. 自治体のごみ回収を利用する
  2. 人形供養をしてもらう
  3. 知り合いに譲る
  4. 支援団体や施設に寄付する
  5. 人形買取専門店で買い取ってもらう
  6. フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  7. 不用品回収業者を利用する

それぞれ詳しく確認していきましょう。

①自治体のごみ回収を利用する

役目を終えた五月人形は、自治体のごみ回収で処分が可能です。
五月人形の分別方法は、素材やケースの有無、大きさによって自治体ごとに異なります。
たとえば、愛知県名古屋市では、「人形」を以下のように分別します。

具体例分別
陶器・ガラス製の人形不燃ごみ
木・布・プラスチック製の人形可燃ごみ
ガラス製の人形ケース不燃ごみ
※30センチ角を超えるものは粗大ごみ

五月人形はケースに入っていることが多く、自治体によってはケースの分別が必要になることもあります。
粗大ごみのサイズ規定もさまざまなので、捨て方に疑問がある場合は、自治体の担当窓口に問い合わせると良いでしょう。

可燃ごみとして処分する

最近では、取り扱いやすさと持ち運びの便利さから、布やプラスチックなどの軽い素材で作られた五月人形が多く販売されています。
愛知県名古屋市をはじめとする多くの自治体では、粗大ごみの規定サイズよりも小さい布製や木製、プラスチック製の五月人形を「可燃ごみ」として処分できます。

愛知県名古屋市で「可燃ごみ」を出す際のルールは以下の通りです。

  • 週に2回の回収日に各戸収集
  • 当日の朝8時までに家の前や指定場所に運んでおく
  • 指定ごみ袋に入れ、口をしばって出す

指定袋を買う費用はかかりますが、処分自体は無料です。
収集頻度は週2回なので、処分したいと思った場合にすぐに捨てられることがメリットといえます。

不燃ごみとして処分する

多くの自治体では、一辺30cm以下の五月人形は、「不燃ごみ」として処分可能です。
愛知県名古屋市で「不燃ごみ」をだす際のルールは以下のようになっています。

  • 月に1回の回収日に各戸収集
  • 当日の朝8時までに家の前や指定場所に運んでおく
  • 指定ごみ袋に入れ、口をしばって出す

指定のごみ袋を購入する必要がありますが、そのほかの費用は無料です。
不燃ごみを指定場所まで運び出す手間はかかりますが、予約なども必要ありません。

ただし、収集頻度が月1回と少ないため、すぐに五月人形を処分したい!という方には向いていない手段となっています。

粗大ごみとして処分する

一辺30cm(地域によっては50cm)を超える五月人形やケースは、素材を問わず粗大ごみとして処分する必要があります。
粗大ごみの処分は、自治体の受付センターで事前予約を行うことが一般的です。

愛知県名古屋市では、以下の手順で申し込みます。

  1. 粗大ごみ受付センターに電話かインターネットで申し込む
  2. 収集日、収集場所、料金を確認する
  3. 指定の販売店などで(スーパーやコンビニ他)、手数料納付券(シール)を購入
  4. 処分する家具や家電に受付番号や氏名を記入した手数料納付券を貼る
  5. 月に1回の収集日に指定場所に出す(立ち合いは不要)

電話でもインターネットでも申し込みの締切日は収集日の7日前となっており、急ぎで処分したい粗大ごみがとしても間に合わない場合がありますので、早めに確認しておきましょう。

名古屋市では、事前に手数料納付券を購入し、受付番号や氏名を記入して粗大ごみに貼り付けることで、手数料の支払いが完了します。手数料納付券は250円、500円、1000円、1500円の4種類があり、ごみの種類や大きさによって料金が異なります。
五月人形は、500円(灯篭、人形、鎧兜、飾り一式)で処分できるので費用を抑えたい方におすすめです。
品目が見当たらず、手数料が分からない場合は、電話で問い合わせましょう。

また、収集頻度は月に1回と不燃ごみと同様少ないので、急ぎの場合には処分に困ることがあるかもしれません。

②寺社で人形供養をしてもらう

頭では「処分しても大丈夫」と理解していても、実際には罪悪感をおぼえ、そのまま捨ててしまうのが心苦しいと考える方も多いでしょう。そんな場合は、費用はかかるものの「神社や寺院での供養」をおすすめします。

供養は必須ではありませんが、心理的なためらいが解消され、処分のハードルが下がるかもしれません。神社や寺院なら、供養後にそのまま処分まで一貫してお願いできます。

供養の有無、方法、費用は各神社や寺院によって異なるため、事前にホームページで確認するか、電話で問い合わせるとよいでしょう。費用相場は、2000円から1万円程度です。

また、普段は人形供養を行っていない神社や寺院でも、年に一度など定期的に供養祭を開催していることがあります。
たとえば名古屋市の大須観音では、毎年10月の第1木曜日の午前中に人形供養を行っています。

お近くの寺社でも神社やお寺でも人形供養・お焚き上げの行事がないか確認してみましょう。

郵送でも供養ができる

近所にお焚き上げをしてくれる神社や寺院がないという場合や、忙しくて持ち込む時間がないという場合には郵送による人形供養が便利です。

一般社団法人日本人形協会では、日本郵政と提携し、「ゆうパック」を利用した供養代行サービスを行っています。五月人形以外にも以下のものを受け付けています。

  • ひな人形
  • 鎧・兜
  • 抱き人形
  • 市松人形
  • 舞踏人形
  • ぬいぐるみ
  • こけし

利用の流れは簡単で、電話やウェブから申し込み後、専用キットに人形を入れて集荷依頼をするだけです。預かった五月人形は、毎年10月に行われる「人形感謝祭」で供養されます。

この他にも人形供養の代行サービスはあるため、サービスの内容を比較検討して依頼しましょう。

③知り合いに譲る

状態がよく処分するのがもったいない五月人形であれば、知り合いに譲るという方法もあります。

五月人形は大きさや種類によっては非常に高価なので、中古品でも状態が良ければ欲しいという方がいるかもしれません。
最近では、地域の人に譲渡できる「ジモティー」を活用することで、知り合い以外にも新しい持ち主を見つけることが可能です。

ただし、五月人形は「持ち主の厄を受けてくれる」という役割も持つため、そのまま譲ることに不安を感じる方もいるでしょう。その場合は、神社や寺院で「厄払い」をしてから譲渡することで安心です。

また、譲り渡す前には、人形自体に汚れや破損がないか確認するようにすることが大切です。

処分の手間を省くために無理に五月人形を押し付けたり、状態が悪いままの人形を渡してしまったりすると、人間関係のトラブルに発展する可能性があります。
相手の希望をしっかり確認して、お互いに納得の上で譲り渡すようにしましょう。

④支援団体や施設に寄付する

もう使わなくなった五月人形は、

  • 支援団体や施設
  • 小児病院
  • 老人ホーム
  • 児童養護施設
  • 保育園や幼稚園

などに寄付して再利用してもらうという方法もあります。

お近くの保育園や幼稚園でも寄付を受け付けている場合もありますので、事前に問い合わせてみるのが良いでしょう。

寄付された五月人形は、施設で飾られるか、再販した収益が途上国支援に活用されることもあります。
ただし、すべての団体が人形を受け付けているわけではないため、受付中の対象品目を確認することが重要です。送料は、寄付者の自己負担になることが多く、サイズの大きいものだと2,000円以上はかかるかもしれません。

弊社の「ユースマイル」では、不用品を活用して発展途上国の子供たちに支援を届けています。
五月人形を含む不用品は、国内でリセールし、得た資金でワクチンを購入して寄付が可能です。寄付の対象や方法についてはホームページで詳細が確認できます。
五月人形に限らず、不用品を通じて寄付を考えている方は、ぜひ一度ご覧ください。

▷「ユースマイル」詳しくはこちらから

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⑤人形買取専門店で買い取ってもらう

状態の良い五月人形であれば、人形買取専門店で査定を依頼して売却できる場合があります。
リサイクルショップでは価値が正確に評価されないこともありますが、専門の査定士がいる買取店では、状態や作家の知名度などを踏まえた適正価格での査定が期待できます。

ただし、一般的に五月人形は中古市場の需要は低く、引き取りを断られることも。再販を目的とする買取専門店では、値段のつかない五月人形を回収してくれないため注意しましょう。

五月人形を高く売却するコツは以下の通りです。

  • 湿気のある場所や直射日光のあたる場所に置かない
  • 査定前にはできる範囲でメンテナンスを行う
  • 鈴や木札、ケースなど付属品を揃えておく

複数の店舗で査定してもらうことで、大体の相場が把握できるため、安く買い取られるのを防ぐことができます。

売却できる五月人形には以下のような特徴があります。

  • 状態の良い五月人形(破損がなくパーツが揃っているもの)
  • 有名作家が作った五月人形
  • 骨董品価値のある五月人形
  • キャラクターを模した五月人形 など

上記に当てはまる五月人形であれば、売却を検討してみてもいいかもしれません。

⑥フリマアプリ・ネットオークションに出品する

役目を終えた五月人形は、フリマアプリ・ネットオークションに出品するという方法もあります。

五月人形は新品だと高価なため、中古品でも安く購入したいと考える人には需要があります。実際にメルカリでは、以下のようなものが売れています。

  • 久月 五月人形・兜:12,800円(着払い)
  • ドラゴンボール・孫悟空 五月人形:12,600円(送料込み)
  • 金太郎 五月人形 ガラスケース入り:3,100円(送料込み)

キャラクターものやコンパクトな五月人形は人気が高く、早めに売れる傾向があります。

出品して無事に売れた場合、丁寧な梱包と発送が必要です。ガラスケースの場合は、割れないように緩衝材で包んで、サイズの合ったダンボールを使用しましょう。
こうした梱包資材の費用がかかることや、送料・販売手数料が発生することを見込んで、価格設定をする必要があります。

⑦不用品回収業者を利用する

五月人形や他の不用品を一度に処分したい場合、不用品回収業者を利用するとスピーディーに手放せます。
供養が必要な五月人形も、提携先の寺院や神社に依頼して処分でき、他の家具・家電の分別や搬出を含めてすべておまかせできます。

  • 片付けをする時間がない
  • 実家が遠方にある
  • 処分するものが多すぎて手に負えない

このような場合に、心理的・肉体的な負担を大幅に減らせる点が大きなメリットです。

さらに、買取も行っている業者なら、まだ使える不用品を買い取ってくれるため、処分費用を抑えることも可能です。
また、複数の品物を一度に処理できるため、引っ越しや大掃除など、短期間で一気に片付けたいときにも便利でしょう。

一方で、業者選びには注意が必要です。「無料回収」と宣伝しながら後で高額な追加料金を請求するケースや、不法投棄によって持ち主が責任を問われるリスクもあります。
信頼できる業者を選ぶためには、口コミや会社概要をよく確認し、少なくとも2~3社に見積もりを取ることをおすすめします。
安心して利用するために、情報収集をしっかりと行いましょう。

不用品回収業者の選び方についてはこちらの記事でも詳しく解説しております!

五月人形の処分費用

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  • 自治体:無料~500円(愛知県名古屋市の場合)
  • フリマアプリ・ネットオークション:送料・販売手数料
  • 人形買取専門店:無料
  • 譲渡・寄付:無料(送料負担)
  • 人形供養:2,000~10,000円
  • 不用品回収業者:1点4,000円~、トラック積み放題33,000円~

五月人形の処分費用は、方法や地域によって異なります。
大型の鎧飾りや着用鎧は、「粗大ごみ」となり、手数料が発生することが一般的です。
一方、小型の兜飾りや収納飾りは、「可燃ごみ」や「不燃ごみ」として無料で処分できることもあります。

また、供養を重視して処分する場合は、神社や寺院に供養料をお納めする必要があります。
不用品回収業者では、どのような種類の五月人形でも確実に処分でき、供養や買取もオプションとして用意している場合が多いです。短時間で効率的に手放したい方は、不用品回収業者の利用を検討しましょう。

五月人形を処分するタイミング

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五月人形を処分するタイミングは家庭によってさまざまです。

地域によっては、子供が20歳を迎えた時点で役目を終えたとするところもありますが、他にも以下のような節目が適切なタイミングでしょう。

  • 就職や進学したとき
  • 一人暮らしで家を離れたとき
  • 経済的に自立したとき

この他、引っ越しや大掃除、遺品整理の際に処分することも多いです。

五月人形を処分する際の注意点

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ここでは五月人形を処分する際に、注意すべき点について解説していきます。

処分する前に買取を検討する

五月人形を処分する前に、一度査定を受けてみましょう。有名作家が手掛けたものや希少価値の高い五月人形は、高値で売れることがあります。

五月人形の有名作家はこちら

  • 武蔵朔太郎作(むさしさくたろう)
  • 上原玉鳳作(うえはらぎょくほう)
  • 雄山作(ゆうざん)
  • 平安武久作(へいあんぶきゅう)
  • 武久寛宗作(ぶきゅうひろむね)
  • 小柴鑽穂作(こしばさんすい)
  • 加藤鞆美作(かとうともみ)
  • 幸一光作(こういっこう)
  • 原孝洲作(はらこうしゅう)
  • 別所実正作(べっしょじっしょう)
  • 辰広作(たつひろ)  など
  • こうした作家の五月人形は、芸術的価値が評価されて、買取価格が高額になることもあります。

    また、伊達政宗や真田幸村の兜飾りは人気が高く、最近ではディズニーやドラえもん、アンパンマンなどのキャラクターものも需要が高いです。
    思い出の品をただ捨てるのではなく、買取業者にて無料査定を受けてみてはいかがでしょうか。

    譲渡や売却の際は厄払いをする

    五月人形を譲渡や売却する際には、厄払いを行うことをおすすめします。家族や親族にとって特別な意味を持つ豪華な五月人形は、子供や孫に引き継ぎたいと考える方も多いでしょう。
    しかし、一部の地域では「五月人形は一人に一つ」という考え方があり、他人への譲渡を避けるべきとされることもあります。

    そのため、譲渡や売却を考える際は、子供の成長を願うという本来の目的を大切にして、家族全員が納得し心からお祝いできる形を優先することが大切です。

    ガラスケースや兜は分別する

    五月人形を保管するガラスケースや内飾りの兜は、自治体によって分別が異なります。

    • 兜:不燃ごみ、可燃ごみ
    • ガラスケース:不燃ごみ、粗大ごみ

    また、寺社の人形供養ではガラスケースや台座を引き取ってもらえない場合もあるため注意しましょう。
    五月人形と一緒に飾られることが多い破魔矢は、寺社でお焚き上げをしてもらえることが多いです。

    五月人形の処分は出張回収センターにおまかせください!

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    五月人形の処分方法は以下の通りです。

    1. 自治体のごみ回収を利用する
    2. 供養してもらいそのまま処分する
    3. 知り合いに譲る
    4. 支援団体や施設に寄付する
    5. 人形買取専門店に買い取ってもらう
    6. フリマアプリ・ネットオークションに出品する
    7. 不用品回収業者を利用する

    五月人形は自治体で捨てることも可能ですが、なんとなく抵抗がある方は、人形供養がおすすめです。
    寄付や売却、譲渡といった形で、リユースもできるので、納得のいく方法で手放しましょう。

    五月人形以外にも処分したいものがある、時間をかけずに処分したい方は、不用品回収業者の利用が最も効率的です!
    不用品の買取と回収を同時に依頼できるため、手間が少なく、早ければ電話した日に対応してくれることもあります。

    愛知県名古屋市の出張回収センターでは、五月人形をはじめとする不用品の回収・買取を行っています。人形供養をご希望の場合は、提携先の寺院で丁寧に処分することも可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください!

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