照明器具の処分方法8選!無料引取や売却・注意点についても解説

目次

モダン照明

「照明器具」は私たちの生活に欠かせないものです。
しかし捨てるタイミングが少ないため、「捨て方がよくわからない」という方も多いのではないでしょうか。

照明器具は「本体」と「電球・蛍光管」などに分けて処分しますが、本体の場合は素材や大きさに気を付けて処分しなければなりません。
また、電球や蛍光管などは種類によって捨て方が異なる場合もあります。

今回は照明器具の処分方法について、種類別の正しい捨て方や注意点を紹介します。
「引っ越しで照明器具が不要になった」「古くなった照明器具を一新したい」など、照明器具の処分の際にはぜひ参考にしてみてください。

▼この記事でわかること▼

  • 照明器具の処分方法
まずはお気軽にご相談ください!
電話受付時間:9時~19時

照明器具の処分方法は8通り

シーリングライト

照明器具は「本体」と「電球・蛍光管」に分けられますが、素材や大きさ、種類によってはすべて自治体で処分することも可能です。
お持ちの証明器具と照らし合わせて、最適な処分方法を選択しましょう。

処分方法1.普通ごみとして捨てる

卓上ライトやペンダントライトなどの小型の証明器具は、自治体で「可燃ごみ」や「不燃ごみ」といった普通ごみに分類されることがあります。
普通ごみに分別できるかどうかは、自治体ごとに素材や大きさなどで定められているため、お住まいの地域のルールを確認してください。

例えば、神奈川県秦野市では、照明器具のうち「電気スタンド」が「不燃ごみ」に分類されています。
また、埼玉県朝霞市では、照明器具のうち「ペンダントライト」は50㎝以下のものに限って「不燃ごみ」で処分することが可能です。

普通ごみとなるのは「30㎝角以下」や「一辺の長さが30㎝や50㎝以下」などですが、自治体によっては照明器具がこの大きさに該当していても、普通ごみにならない場合もあるためご注意ください。

さらに普通ごみ扱いとなる場合、素材ごとに「可燃」か「不燃」に分かれます。
分別は以下のようになることが一般的です。

  • 金属:金属ごみ・不燃ごみ
  • 木:可燃ごみ
  • プラスチック:可燃ごみ・プラスチックごみ
  • ガラス:不燃ごみ

また、照明器具を普通ごみとして処分する際は「電球・蛍光管」の取り扱いがどのようになっているかも確認する必要があります。

例にあげた「秦野市」では、照明器具を捨てる際に電球・蛍光管は外しておかなければなりません。
しかし自治体によっては電球・蛍光管も一緒に回収してもらえる場合があります。
自治体で普通ごみとして処分する場合は、「大きさ」や「素材」だけでなく、電球・蛍光管の分別方法にも注意しましょう。

処分方法2.粗大ごみとして捨てる

シャンデリアやスタンドライト、シーリングライトなど、自治体の粗大ごみ規定サイズ(一辺30cm~50cm)より大きな照明器具は、粗大ごみとして排出するのが一般的です。
回収手順と各自治体の粗大ごみ手数料をご紹介しますので、処分時に参考にしてみてください。

【粗大ごみ回収の手順】

  1. 電話、または申請フォームで収集依頼をする
  2. 収集場所、収集日時などを確認する
  3. コンビニやスーパーなどで手数料納付券(シール)を購入する
  4. シールに必要事項を記入し、照明器具に貼る
  5. 指定日時に収集場所へ運び出し、処分完了

例として、照明器具を粗大ごみとして回収している以下の自治体での、処分手数料や注意事項を紹介します。

自治体名処分手数料注意事項
愛知県名古屋市250円30㎝を超える照明器具(LED照明・シーリングライト・ランプシェード・スタンドライト・キャンドルなど)
蛍光管は外して排出
神奈川県横浜市200円照明器具の素材によって申し込みの分類が異なる
蛍光灯や電球は外してから搬出
大阪府大阪市200円~1,000円大きさによって手数料が異なる
蛍光灯管は環境事業センターへ電話申込みにより回収
2025年3月時点

照明器具の処分手数料はどの自治体も200円前後となっており、安価で処分できるのが魅力です。
しかしその反面、収集頻度が低いため処分完了までに時間がかかるというデメリットがあります。
予約や手数料納付券の購入など事前準備も必要ですので、手間をかけたくない方や、急ぎの方は別の方法を検討したほうがいいかもしれません。

処分方法3.小型家電回収を利用する

照明器具は自治体で「小型家電」として回収をしているところも多くあります。
一般的な回収方法は「小型家電回収ボックスへ持ち込む」方法ですが、自治体ごとに実施している回収方法に違いがあるので、利用しやすい方法を選んでみてください。

回収方法は次のようなものがあります。

  • 小型家電回収ボックス
  • ステーション回収
  • ピックアップ回収
  • 資源物の集団回収
  • 市町村窓口への持込
  • 戸別訪問回収
  • 認定事業者による郵送での回収 

回収ボックスはどの自治体でも市役所や大型スーパーなどに設置されており、施設の営業時間内であれば利用可能です。対象の小型家電であればいくつでも「無料」で処分できるため、まとめて捨てるのにも適しています。

例えば愛知県名古屋市の場合、対象の小型家電が「小型家電回収ボックス」に入る大きさであれば処分できます。名古屋市の回収ボックスへ投入できる大きさは、縦15㎝以下かつ横40㎝以下かつ奥行25㎝以下ですので、利用前にお持ちの照明器具を確認してみましょう。
回収ボックスに入らない大きさのものは「不燃ごみ」へ、30㎝角以上のものは「粗大ごみ」となっており、大きさごとに処分方法が異なるため注意してください。

回収ボックスの投入口の大きさは自治体によって異なります。
回収ボックスを利用する際は、お住まいの地域のホームページで確認してみましょう。

【回収ボックス投入可能サイズの一例】

  • 神奈川県横浜市:30×15㎝(長さ30cm未満)
  • 大阪府大阪市:15×30cm
  • 兵庫県神戸市:縦15cm×横40cm×奥行35cm程度

照明器具が回収ボックスに入らない場合や、近くに回収ボックスがないという場合は別の処分方法を検討しましょう。

▼小型家電の捨て方についてはこちらのコラムでも解説しています▼

処分方法4.販売店で引き取ってもらう

小型家電である照明器具は家電量販店やホームセンターなど、販売店で引き取ってもらうことも可能です。販売店での回収は、営業時間内であればいつでも処分できるだけでなく、買い替えの際にも便利な方法です。

例えば「エディオン」では、以下の照明器具については550円(税込)で回収してもらえます。

  • シーリング照明
  • ペンダント照明
  • シャンデリア(5kg以上)
  • 屋外照明器具
  • 電気スタンド
  • 防犯ライト

ただしエディオンでは回収条件に「縦+横+高さの合計が120cm以下で重さが10kg以下」や「取り外し工事不要で使用できるもの」などがあり、店頭での回収となっています。

このように、回収を実施している店舗によって引き取れる照明器具の種類やサイズが異なります。
また、処分費用や回収方法にも違いがあるため、事前に確認しておきましょう。
そもそも回収に対応していない店舗もありますので、持ち込む前には一度、利用店舗に電話して確認しておくことをおすすめします。

処分方法5.リサイクルショップで売却する

照明器具の状態によっては、売却して処分することもできるかもしれません。
まだ使えるものや、新しいもの、見た目がキレイなものであれば買取が期待できるため、リサイクルショップへ持ち込んでみてはいかがでしょうか。

一口に照明器具と言っても、定番のシーリングライトのほかに、スタンドライトやペンダントライトなどさまざまな種類があります。
どのような照明器具が買取されやすいか紹介します。

【買い取ってもらいやすい照明器具の特徴】

  • 正常に動作するもの
  • 汚れや傷の少ないもの
  • 有名家具メーカー・人気ブランドの製品
  • シーリングライトのような、定番の照明器具
  • リモコンや保証書など、付属品が揃っているもの

照明器具はインテリアとしても人気の高い海外ブランドであると、より高い査定額が期待できます。
例えば北欧ブランドである「ルイス・ポールセン」や「ヴィータコペンハーゲン」のように、デザイン性の高いものは特に人気です。
また、流行に関係ない「シーリングライト」のような定番品は、安定した需要があるため買い取ってもらえる確率が高いでしょう。

ただし、リサイクルショップで買い取ってもらえる照明器具は製造から5年~7年以内の、比較的新しいものに限られている点に注意が必要です。
以下の店舗では、製造からの年数によって買取対象かどうか判断されます。

  • セカンドストリート:家電は10年以内に製造されたものが買取対象
  • ハードオフ:基本的に製造後7年以内のものが買取対象(オーディオ製品は年式問わず受付)
  • トレジャーファクトリー:製造年数が7年以内

状態が良い照明器具でも、製造年数が古いものは買取不可になる可能性が高くなります。
不要になった照明器具は、できるだけ早く売却しましょう。

処分方法6.フリマアプリやネットオークションに出品する

フリマアプリやネットオークションを利用して、照明器具を売却する方法もあります。
こうしたサイトでは直接欲しい人に売却できるため、売れないと思っていたものでも売却できるかもしれません。
リサイクルショップで買取を断られた照明でも出品できるほか、自分の好きなタイミング、売却価格で売れるのもメリットです。

まずはサイトを確認し、お持ちの照明器具に似た実例があるか確認していみるのもよいでしょう。

【メルカリで実際に取引されている照明器具】

  • シーリングライト(2022年製):2,850円
  • ダクトレール専用スポットライト 4個セット:4,275円
  • ベルメゾン ペンダントライト:6,900円
  • NEC 和室用ペンダントライト:4,000円

しかし、フリマアプリ・ネットオークションには「出品しても必ず売れるとは限らない」というデメリットがあります。売れるまでに時間がかかることもあり、その場合は不要な照明器具を保管し続けなければならないでしょう。

また、出品から購入者とのやりとり、売れた場合の商品の梱包、発送手配など、すべての作業を自分で行わなければなりません。
お急ぎの方や手間を省きたい方は、別の方法を検討してみてください。

処分方法7.人に譲る・ジモティーを使う

一人暮らしを始める人や引っ越しを控えている方が周りにいるなら、照明器具を使ってもらえないか聞いてみてはいかがでしょうか。
初期費用を節約したい!という方に譲渡すると、喜んでもらえるかもしれません。
もしお譲りする相手が見つからないなら、地元の掲示板「ジモティー」を利用して譲り先を探してみるのもおすすめです。

「ジモティー」はフリマアプリやネットオークションなどと違い、無料で譲渡ができます。
地元密着型のサービスであり、直接手渡しできるため、「送料がかからない」「梱包などの手間がかからない」といったメリットもあります。

ただし、無料で譲渡するとはいえ、譲る相手に失礼となる行為はしてはいけません。
「正常に作動しない照明器具」や「目立つ破損や汚れなどがある照明器具」などを渡す、引き渡し日にドタキャンをする、といった行為はトラブルの原因となる可能性もあるため気を付けましょう。

処分方法8.不用品回収業者に回収を依頼する

「引っ越しで照明器具以外にもたくさん捨てたいものが出た」「持ち運べない照明の処分方法に悩んでいる」という場合は、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。

不用品回収業者は家庭やオフィスなどから出る不用品を回収、処分してくれる業者で、小型から大型までさまざまな照明器具の処分を依頼できます。
多くの業者では照明器具の取り外しや解体も依頼できるため、作業に不安を持つ方や、分別や搬出が面倒…という方にも便利です。

また、買取サービスを実施している業者であれば、まだ使えるものをその場で買い取ってもらえるので、買取先を選んだり店先まで足を運んだりする必要もありません。
お得に手間なく、照明器具や家の中の不用品を手放せるのが嬉しいですよね。

ほかにも、不用品回収業者を選ぶメリットは次のようなものがあります。

  • 回収日時を指定できる
  • 土日や夜間などでも、柔軟に対応してもらえる
  • 幅広い品目を同時に処分できる
  • ハウスクリーニングや引っ越し作業など、オプションサービスが充実している
  • 業者によっては法人の利用が可能

業者によっては即日対応が可能なので「引っ越しが間近に迫っているのですぐに来てほしい」というケースにも対応してもらえます。
引っ越しにも対応している業者であれば、不用品の処分と引っ越しを同時に依頼できるなど、一つの業者で済むため、

まずはお気軽にご相談ください!
電話受付時間:9時~19時

不用品回収業者については、以下のコラムで詳しく解説しています。

「照明器具」処分時の注意点

手書きのビックリマーク

ここでは、照明器具の処分時に知っておきたい注意点を確認します。

照明器具の取り外しには注意が必要

天井や壁など、高所に取り付けた照明器具の無理な取り外しは、ケガをしたり照明器具を落として破損させてしまったりする可能性があり、大変危険です。
手が届かなかったり、取り外しに慣れていない場合は無理せず、業者に撤去を依頼してください。

また、古い照明器具の中には、天井に直付けで照明が設置されているものもあります。
その場合は自力で取り外しができず、電気工事士の資格を持った業者に取り外しを依頼しなくてはならないため注意が必要です。

取り外しは電器店や工務店に依頼できるほか、ホームセンターや家電量販店で新しい照明器具を購入した際に依頼できることもあります。照明器具の買替を予定しているなら、購入店舗の設置・撤去サービスについても確認しておきましょう。

蛍光灯・電球は取り外して処分する

照明器具を処分する際は、蛍光灯や電球を本体から取り外し、別の分別で処分する必要があります。
分別や捨て方は地域によって違いがあるので、まずは自治体の指示を確認しましょう。

  • 愛知県名古屋市:環境事業所や蛍光管回収協力店舗で回収。電球・LED製品は不燃ごみ
  • 埼玉県さいたま市:蛍光灯は有害危険ごみ。電球・LED製品は不燃ごみ
  • 神奈川県横浜市:蛍光灯・電球は燃えないごみ。LED製品は燃やすごみ

破損した蛍光灯はケガの恐れがあるだけでなく、蛍光灯に含まれた水銀が飛散し、人体に悪影響を及ぼす可能性もあります。ごみに出す際には「新聞紙に包んで捨てる」「ごみ袋にキケンと表示する」など安全対策を徹底しましょう。

▼蛍光灯の処分方法についてはこちらのコラムで詳しく解説しています▼

電池・バッテリーは取り外して捨てる

電池式・充電式の照明器具に内蔵されている乾電池やバッテリーはそのままごみに出すと、収集・処理時に発熱・発火する危険性があります。
ごみに出す前には必ず取り外し、適切に処分しましょう。
照明器具本体から取り外せない電池やバッテリーについてはそのままにせず、自治体に問い合わせて処分方法を確認してください。

取り外した電池やバッテリーは、自治体の指示に従って処分を行います。
「不燃ごみ回収」や「電池の一括回収」「自治体が設置した回収ボックス」など自治体ごとに回収方法は異なりますので、お住まいの自治体のルールを確認してください。

▼電池の処分については以下の記事でも詳しく解説しています▼

よくある質問

Q かなり高さのあるスタンド式の照明器具ですが、回収してもらえますか?

A. はい、高さのある照明器具や重さのあるものでも問題なく回収可能です。運び出しやトラックへの積み込みは当社のスタッフがすべて行いますので、お気軽にご連絡ください。

Q アンティークショップで購入したものも買取可能でしょうか?

A. アンティークのお品物でも、製品の状態やメーカーなどによっては買取対象になる場合もございます。当社では、お品物のお見積もりを無料で行っております。買取をご希望の際は、お気軽にご相談ください。

Q お願いした当日に照明器具を回収してもらえますか?

A. 当社は即日回収を行っておりますので、照明器具の処分でお急ぎの方もぜひご相談ください。名古屋周辺にお住まいの方であれば、最短30分でご自宅まで伺います。もちろん、日時はお客様のご都合に合わせて調整いたしますので、ご希望がございましたら担当者にお申し付けください。

Q 回収して欲しい照明器具は外しておかないといけませんか?

A. いえ、そのままで大丈夫です。当日、ご自宅に伺ったスタッフが外し、回収から運搬すべてを行いますので、お客様は何もなさらずとも問題ございません。しかし、作業時間を短くしたい場合には、予め照明器具を外しておいていただけますと作業がスムーズに進みます。お時間に余裕がございましたら、ご検討くださると幸いです。

Q 昼間に時間が取れないので、夜間に照明器具の回収に来てもらいたいのですが…。

A. もちろん問題ございません。お客様のご都合のよい時間にスタッフを派遣いたします。ただし、事前にスタッフやトラックの手配等がございますので、お客様のご予定がわかりましたらお早めにご連絡ください。

Q 照明器具だけでなく、ほかの不用品も同時に回収してもらえますか?

A. もちろん照明器具だけでなく、そのほかの不用品をまとめて回収することも可能でございます。回収当日に予定になかった品物も引取可能となっており、その場合はスタッフが改めてお見積もりを行いますので、ご遠慮なくお申し付けください。

まとめ

おしゃれな照明

照明器具は自治体のごみ回収を利用すれば安価で捨てられますが、大きさや素材によって「可燃・不燃ごみ」「粗大ごみ」「小型家電」など分別が異なるため注意が必要です。
お住まいの自治体のルールを確認し、正しく処分を行ってください。
まだ使える照明器具であれば、売却や譲渡といった手段でお得に手放すことも検討しましょう。

「引っ越しで照明器具以外にもたくさん捨てたいものが出た」「天井の照明を取り外せない」など、照明器具やそのほかの不用品の処分にお困りでしたら、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。
業者の多くは無料の見積もりを実施しているので、気軽にサービス内容や費用を確認できます。
不用品の処分についてお困りでしたら一度、問い合わせてみてはいかがでしょうか。

弊社「出張回収センター」でも、照明器具はもちろん、それ以外のさまざまな不用品の回収・買取を行っています。
年中無休で受付をしておりますので、お急ぎの方はぜひ一度ご相談ください!

対応可能品目数、業界随一!

不用品回収対応品目一例