【漬物石の処分方法6選】無料で引き取ってもらえる?費用や注意点も解説

目次

漬物石
  • 塩分や味が野菜に入って味を良くする
  • 野菜の水分を抜いて歯ごたえを良くする
  • 漬物を下に押し込むことでカビなどを防ぐ

などメリットがたくさんある漬物石。
おいしいお漬物を作るためには欠かせないアイテムですが、漬物を作らなくなったり、新しい漬物石に買い替えたりして処分したいと思ったときには「そういえば捨て方を知らない」「何ごみになるんだろう?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?

そこで今回のコラムでは漬物石の処分方法や注意点を解説します。
漬物石の処分をお考えの方はぜひ、参考にしてみてくださいね!

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漬物石は何ごみ?素材や分別について

漬物石

ひと昔前までは漬物石というと、近所の山や川で拾ってきた大きな天然石のイメージがあったものでしたが、近年では人工石や陶器、鉄器素材のものが主流となっています。
素材それぞれの特徴は以下の通りです。

素材特徴
人工石(コンクリート)・市場に出回る数が多く一般的な素材
・外側がプラスチック製、内側はコンクリートでできている
・丸形角型など種類が豊富
・安価で入手しやすい
・ほかの素材よりも劣化しやすい
陶器・部屋の雰囲気を邪魔しないので、インテリアとしても人気
・劣化しにくく、匂いも付きにくい
・重さが足りない場合は重ねて使用する
鉄器・デザイン性が高い
・特にぬか漬け作りに向いている
・ぬか床に入れる鉄くぎの代わりにも使用可
・錆が出ることがあるため、こまめな手入れが必要
天然石・昔ながらの漬物石
・最近では天然石を扱いやすく加工した漬物石も販売されている
※石や砂の採取を禁止されている場所もあるため採取時には注意が必要

漬物石は上記したような素材によって、分別や捨て方が変わることがあります。特に天然石素材の漬物石は「自然物」であることから基本的に自治体でごみとして回収されないことがほとんどのため、処分時には注意が必要です。

  • 東京都板橋区:漬物石(市販のもの)は収集不可。専門業者へ依頼
  • 静岡県静岡市:自然石は収集不可
  • 愛知県名古屋市:天然の石は受付不可

お手持ちの漬物石の素材をきちんと把握したうえで処分を行いましょう。

漬物石の処分方法6選!

漬物石

今回ご紹介する漬物石の処分方法は以下の6つです。

  1. 自治体のごみ回収を利用して処分する
  2. クリーンセンター(ごみ処理施設)への持込
  3. 産業廃棄物処理業者に依頼する
  4. ホームセンターに引き取ってもらう
  5. 再利用する
  6. 不用品回収業者に依頼する

方法や手順をそれぞれ確認していきましょう!

①自治体のごみ回収を利用して処分する

人工石や陶器、鉄器素材の漬物石は、自治体のごみ回収を利用して処分できます。

  • 神奈川県横浜市:燃えないごみ
  • 千葉県船橋市:粗大ごみ(370円)※重さ15㎏未満まで
  • 東京都板橋区:粗大ごみ(400円)
  • 静岡県静岡市:不燃・粗大ごみ※無料で処分可能
  • 愛知県名古屋市:樹脂製のものは粗大ごみ(500円)
  • 大阪府大阪市:普通ごみ

分別は不燃ごみとなることが多いですが、自治体によっては不燃ごみ以外にも「粉砕ごみ」「埋め立てごみ」「家庭ごみ」など分別が異なることもあります。
大きさによっては粗大ごみとして排出しなければならないこともあるため、漬物石のサイズをあらかじめ測っておくといいでしょう。

この方法であれば、無料~数百円と比較的安価に漬物石を手放せます。
しかしそのぶん、「ごみに出せる日が限られてしまう」「重たい漬物石を収集場所まで運ばなければならない」というデメリットもあるため注意しましょう。
「急いで処分したい」「処分する漬物石が複数ある」という場合は別の方法を検討したほうがいいかもしれません。

②クリーンセンター(ごみ処理施設)への持込

漬物石を回収不可としている自治体でも、クリーンセンター(ごみ処理施設)に持ち込めば処分できる場合もあります。

  • 収集日を待たずに処分できる
  • 漬物石だけでなくほかの家電や家具もまとめて処分できる
  • 処分するものの重量・点数によっては粗大ごみ回収よりも費用が安くなる

ただし、受入可能なごみの種類や量、予約の有無や受け入れの手順、処理手数料などは自治体ごとに異なっているため注意が必要です。ホームページ等で必ず事前に確認しておき、わからない点があれば直接問い合わせておきましょう。

またこちらの方法は「車での搬入が必須」「平日のみ回収可能」という点で利用できない方も多いかもしれません。その場合は別の方法を検討しましょう。

愛知県名古屋市のクリーンセンターへの持ち込み方法

愛知県名古屋市では天然石でできた漬物石は回収不可となっていますが、愛岐処分場(岐阜県多治見市)への自己搬入は可能です。
利用の手順をご紹介します。

  1. 車に漬物石を積んだ状態で、居住区の環境事業所で受付する(事前予約は不要)
  2. 愛岐処分場の受付時間である午前9時15分~午後4時10分の間に自分で搬入する
  3. 積み下ろしは自分で行う
  4. 漬物石を計量し、手数料を支払う(処理手数料は10kgまでごとに200円)

③産業廃棄物処理業者に依頼する

漬物石の収集を産業廃棄物処理業者へ依頼するという方法もあります。
自治体のホームページには自治体で収集できないごみの捨て方や、自治体の許可を受けた産業廃棄物処理業者のリストが掲載されているので、そちらを参考に依頼をしましょう。

産業廃棄物処理業者に処分を依頼すれば少なからず費用はかかりますが、費用をかけたくないからと無資格の業者に回収を依頼したり、回収された漬物石が正しく処分されなかったりした場合は「5年以下の懲役または1000万円以下の罰金若しくはその両方」と重い処罰が業者だけでなく依頼者にも科せられます。
業者が資格を保有しているかどうかは依頼前に必ず確認し、正しい手段で漬物石を処分できるようにしましょう。

④ホームセンターに引き取ってもらう

ホームセンターで新しい漬物石を購入する際に、古い漬物石を引き取ってもらうという方法もあります。
新しい漬物石の購入が条件にはなりますが、この方法であれば処分費用をかけずに漬物石を手放すことが可能です。

ただし、引取に対応しているかどうかや回収費用については店舗によって対応に差があります。購入店舗で処分が可能かどうかは、事前に確認しておきましょう。

⑤再利用する

漬物石を捨てるのが面倒くさいなら、再利用することを検討してみてもいいかもしれません。

  • 天然石の見た目を活かして庭石として使う
  • アウトドア時にテントやシートの重しとして使う
  • 天然石で小さめのものなら水槽に入れて飾り石に!
  • 筋トレのダンベルやプッシュアップバーの代わりに使用する
  • 漬物石を砕いて砂利にする

など、インターネットで検索してみるといくつか活用法がヒットしました。
YouTubeには漬物石を筋トレで使用する動画もいくつかあげられているので、一度見てみてはいかがでしょうか。

⑦不用品回収業者に依頼する

これまでご紹介してきた漬物石の処分方法はどれも、重い漬物石をごみに出したり、自分たちで購入店舗や処理場へ持ち込まねばならなかったりと、手間がかかってしまうのがネックでした。
自治体で漬物石を回収していたとしても月に1度など決まった回収日に間に合わなかったり自分の予定と合わなかったりして出しそびれてしまうこともあるでしょう。

そんな時に頼りになるのが、不用品回収業者です。

  • どんな素材の漬物石でも回収してもらえる
  • 数が多くてもまとめて回収してくれる
  • 漬物石以外の家具や家電ももちろん回収OK
  • 分別や運搬、トラックへの積込はすべてスタッフにおまかせできる
  • 買取できるものは買い取ってもらえる

不用品回収業者なら、素材や数を問わずどんな漬物石でも回収してもらえます。もちろん、漬物石以外の家具や家電などもまとめて回収可能です。分別や運搬はスタッフにすべてお任せできるので、とにかく手軽に漬物石や不用品を手放せます。

また、不用品回収業者は自分の都合に合わせて回収の日程を決められるという大きなメリットもあります。相談次第で、即日回収や夜間回収も可能です。
「なかなか時間が取れないので夜間に作業してほしい」「引っ越しを控えているのでできれば2、3日中に来てほしい」などさまざまな希望に臨機応変に対応してもらえますので、お困りの方は一度相談してみてはいかがでしょうか。

不用品回収業者の利用手順

  1. 電話やメール、Web受付、LINEなどで見積もり依頼をする
  2. スタッフが現地を訪問し、見積もりを作成する
  3. 見積もり内容に納得できたら、契約する
  4. 作業日時の調整
  5. 当日、家の養生・不用品の回収・買取をスタッフが行う
  6. 作業完了確認後、費用の支払い

不用品回収業者の多くは電話やメール、LINEなどで見積もりを取れるサービスを提供しています。
気軽に見積もりが取れて便利な手段ですが、「荷物量を直接確認していないため正確な費用が算出できない」というデメリットもありますので利用時にはご注意ください。

そのまま作業を依頼すると、作業当日に追加費用が発生したり満足いくサービスが受けられなかったりする可能性があります。見積もりは業者を家に招いて、実際に荷物量や荷物の種類などを詳しく確認してもらったうえで出してもらうのがおすすめです。

漬物石処分時の注意点

注意

ここでは、漬物石を処分する際に注意したいポイントについて解説します。
処分前には一度、目を通してみてください。

「天然石」でも自然に戻すのはNG

天然石はもともと自然のものなので、ごみとして出せないなら「元あった場所に戻そう」「近くの山や川に持って行こう」と考える人もいるかもしれません。

しかし、一度家庭で使用した石を自然に戻す行為は、不法投棄とみなされ法律違反となります。
購入した天然石か自分で拾ってきたかどうかなどは関係なく、法律を無視した場合は罰金や懲役など重い罰則が科せられることになりますので注意してください。
罰則があるほか、一度人間が使用した石を自然に戻す行為は自然環境の破壊につながる恐れもあります。適切な方法で処分を行いましょう。

運搬時には注意が必要

漬物石は大きなものになると10~20㎏以上重量があるため、一人で持ち運ぶことが困難な場合があります。重い漬物石の運搬は、必ず複数人で行いましょう。

人手がないからと無理して漬物石を運ぶと、落としてケガをしたり、お部屋の床や家具を破損させてしまったりする恐れがあります。
人手がない、大量に漬物石があり運べないということであれば、不用品回収業者に回収を依頼して、安全に処分を終えられるようにしてください。

悪徳不用品回収業者に注意!

不用品回収業者は便利な手段ですが、中には「高額な作業費用を請求してくる」「回収した不用品を不法投棄する」ような悪徳業者も存在するため注意が必要です。

依頼前には複数の業者から見積もりをとる「相見積もり」を行うのはもちろん、SNSで会社名を検索したり最新の口コミを確認したりしてトラブルに巻き込まれないよう対策しましょう。

【業者選びのチェックポイント】

  • 電話口のスタッフの対応を判断材料にする
  • 作業実績を確認する
  • 業者のブログや作業動画を見てみる
  • 見積書の項目が明確に書かれているか確認する
  • 追加料金の有無をあらかじめ確認しておく

見積もりを取った際にサービス内容や費用について不明点がでてきたなら、遠慮せずに直接業者に問い合わせて確認しましょう。
その際に「明確な返答をしてくれない」「電話がなかなか繋がらず、折り返しもない」といった対応が見られたら要注意です。
利用は避けて、別の業者に連絡を取ってみるのをおすすめします。

別のページでは不用品回収業者に必須の「古物商許可」についてや、業者選びのポイントについても解説しています。業者選びの際はぜひ参考にしてみてください!

まとめ

漬物

今回ご紹介した処分方法は以下の6つです。

  1. 自治体のごみ回収を利用して処分する
  2. クリーンセンター(ごみ処理施設)への持込
  3. 産業廃棄物処理業者に依頼する
  4. ホームセンターに引き取ってもらう
  5. 再利用する
  6. 不用品回収業者に依頼する

漬物石は不燃ごみや粗大ごみとして排出できる自治体もあれば、処理困難物として収集を受け付けない自治体もあるなど、処分に関する対応が自治体によって大きく異なります。
処分前にはお住まいの自治体の分別や捨て方を必ず確認し、確実に処分できるようにしておくことが大切です。

もし「自治体で回収してもらえない漬物石をどう処分するか迷っている」「数が多いので運搬できない」といった事情でお困りの場合は、不用品回収業者を利用する方法がおすすめです。

  • どんな素材の漬物石でも回収してもらえる
  • 数が多くてもまとめて回収してくれる
  • 漬物石以外の家具や家電ももちろん回収OK
  • 分別や運搬、トラックへの積込はすべてスタッフにおまかせできる
  • 買取できるものは買い取ってもらえる
  • 自分の都合のいい日時に回収に来てもらえる

不用品回収業者は無料の見積もりを行っています。サービス内容や費用を知りたい方は一度、問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

弊社「出張回収センター」でも、漬物石はもちろん、それ以外のさまざまな不用品の回収・買取を行っています。
年中無休で受付をしておりますので、お急ぎの方はぜひ一度ご相談ください!

対応可能品目数、業界随一!

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