オフィスや書斎に置かれる、ソファやテーブルからなるワンセットの設備は「応接セット」と呼ばれます。
ひとつあればインテリアの方向性が決定し、特に来客時の対応にあたっては必要不可欠な家具と言えますよね。
そんな応接セットがいらなくなったときや買い換えるときにはどのように対応すれば良いのでしょうか?
この記事では取り扱いに困ってしまいがちな応接セットの処分方法について、ご紹介していきます。
使用しない応接セットを「ついそのまま放置している」「できるなら少しでもお得に処分したい」というときには、ぜひご参考にしてくださいね。
ソファなどの家具の処分については、以下の記事でも詳しく解説しています。
【不用品回収】ソファを処分する方法8選!かかる費用と手順を徹底比較!
いらなくなったソファーは無料で引き取ってもらえるの?ソファーの賢い処分方法やお得な情報などまとめてご紹介!
応接セットを捨てるときはどうすればいい?
古く汚れている、傷や欠けがある、壊れていて安全に使えない応接セットは、自治体の規則に従って捨てることをおすすめします。
そして応接セットを捨てる場合には、これからご紹介する基本的な捨て方をしっかり確認しておきましょう。
粗大ゴミとして回収してもらう
多くの自治体では、応接セットのように大きなサイズのゴミは「粗大ゴミ」として扱われます。
ただし粗大ゴミの具体的な定義は自治体によって違うため、事前に確認しておくべきでしょう。
例えば名古屋市の場合には「30cm角を超えるゴミ」が粗大ゴミとなりますが、川口市の場合には「一辺が40cm以上を超えるゴミ」とサイズが変わります。
つまり「名古屋市では粗大ゴミになるけれど、川口市ではならない」というものもあるのです。
応接セットのような家具であればたいてい粗大ゴミ扱いで問題ありませんが、念のため詳細を確認した上で、次のような手順で処分の依頼をしましょう。
- 自治体の粗大ゴミ処分センターへ問い合わせて回収日時や集荷場所について確認する
- コンビニやスーパーで自治体の粗大ゴミ専用シールを購入する
- 応接セットにシールを貼り付る
- 所定の日時に回収場所へ持ち込む
このとき注意したいのが「専用シールは処分するものの数だけ必要になる」ということです。
例えばテーブルひとつ、椅子二脚からなる応接セットであれば、専用シールは「三枚」必要になります。
テーブルひとつ、椅子四脚からなる応接セットなら、専用シールは「五枚」必要です。
「まとめて一枚貼ればいい」というものではないため、気をつけてください。
粗大ゴミとしてリサイクルセンターに持ち込む
粗大ゴミを処分するときにはもうひとつ、自治体が指定している処分施設に持ち込むという方法もあります。
ゴミセンターやリサイクルセンターのような施設では、応接セットを持ち込むことによってその場ですぐに処分してもらえるのです。
回収日時に集荷場所へ持ち込む方法では、自治体が決めた日時にしか回収をお願いできませんが、自分で持ち込むのであればセンターが空いている時間内なら自分の好きなタイミングで持ち込むことができます。
自治体によっては「自分で持ち込む場合には粗大ゴミの処分料金が無料になる」という場合もありますので確認してみてくださいね。
ゴミとして捨てるのがもったいない応接セットはどうする?
応接セットの中には「まだまだきれいで捨てるのはもったいない」「おしゃれなデザインで中古でも人気がある」など、ただ捨てるのは抵抗のある製品もあるでしょう。
そうした応接セットは、どのように処分すれば良いのでしょうか?
人に譲る
周囲に応接セットを欲しがっている人があれば、譲るのも良いでしょう。
まだまだ使える応接セットであれば、人に譲ることでゴミとして処分する必要がなくなります。
環境保全の観点で考えても、価値のある処分方法と言えるでしょう。
応接セットのように高額になりやすいアイテムは、これから買おうと考えていた人にとってうれしいプレゼントとなりますよ。
また、譲る場合にはどのように受け渡すのか決めておく必要があります。
その際には金銭面も含めて、詳細をきちんと決めて相互に理解しておきましょう。
「お金はいらないから、自宅まで受け取りに来てほしい」というように条件を事前に取り決めておくことで、スムーズなやりとりが可能です。
リサイクルショップに売る
リサイクルショップでは、さまざまな家具や家電、生活雑貨を売ることができます。
応接セットについても、買い取り可能商品として取り扱ってもらえるかもしれません。
ただ捨てるのではなく再利用でき、さらにお金も受け取れるのが魅力と言えるでしょう。
しかし店舗によっては、スペースをとってしまう応接セットは買い取り不可としている場合もあります。
店舗まで持ち込んで断られてしまっては悲しいですから、あらかじめ問い合わせてから買取を依頼する方がいいかもしれません。
リサイクルショップでは一部、出張買取サービスも行っています。
ただしすべての店舗で対応してくれるわけではありません。
こちらも含めてあらかじめ確認しておくと、スムーズに売りやすくなるでしょう。
フリマアプリやネットオークションで売る
近場にリサイクルショップがない場合や、リサイクルショップまで持ち込むのが難しい場合にはインターネットを活用して売るのもおすすめです。
フリマアプリやネットオークションでは、より広い視野でさまざまな製品を必要としている人を見つけられます。
これらのサービスでは、リサイクルショップなどと違って自分で売価を決められることも大きな魅力です。
「絶対にこのくらいの金額で売りたい」という要望があるのなら、自分で設定すると良いでしょう。
ただし、あまりに高額な設定では買い手が見つかりづらくなります。
あくまで相場の金額を参考にしながら、無理のない設定にしましょう。
また、応接セットをインターネットで取り扱うときには相手のもとへ送るために送料がかかってしまいます。
応接セットのようにサイズが大きく重いアイテムになると、送料も高くなってしまうでしょう。
そしてフリマアプリやネットオークションでは出品者が送料を持つことが多いため、売値を決めるときにはしっかり送料を調べておきましょう。
寄付する
応接セットは企業や店舗、施設でも役立ちます。
そのためこれから開業、開店する企業や店舗では「経費削減のためにもぜひほしい」と考えていることもあるかもしれません。
また、不用品を回収して国内外の必要としている人々へ寄付をする団体もあります。
そのような団体に渡すことで、ソファやテーブルを必要としている人の元へ届けられたり、換金した上でお金を寄付したりと役立ててもらえます。
寄付団体への持ち込みは自分での運搬する場合や、郵送での受付が可能な場合などさまざまですので、事前に問い合わせてみましょう。
買い替え時に新しい商品を購入する店に引き取ってもらう
家具や家電を販売している店舗では、新しい商品を購入した際に古いアイテムを引き取ってもらえる場合があります。
こちらはあくまで買い替えを目的としているため「新しい商品を購入したとき限定のサービス」です。
「ニトリ」「大塚家具」といった店舗では、不要家具の引き取りを行っていますので問い合わせてみてください。
また、こちらもすべての店舗で必ず行われているサービスではありません。
料金も店舗によって違いますので、あらかじめ相談してみてください。
捨てるべきか売れるのかわからない応接セットはどうする?
いざ手元にある応接セットを処分しようと考えたとき「売れるのか、捨てるべきなのかわからない」「自分で判断するのが難しい」ということもありますよね。
そのようなときには、専門家に状態を確認してもらいましょう。
不用品回収業者を利用すれば判断を任せられる
不用品回収業者とは、家具や家電のほか不用品を処分してくれる業者のことです。
応接セットのような大きなアイテムも、依頼すれば回収してもらえます。
不用品回収業者は業者によってさまざまなサービスを実施しており、不用品回収だけでなく買取もしてくれる場合もあります。
応接セットを回収した際に、比較的新しく傷などがなかった場合、カリモクなど人気のあるメーカーの製品だった場合など、特定の条件に当てはまる場合には回収処分から買取へと変えてくれるのです。
「応接セットを処分したいけど、売れるかわからない」「捨てるつもりだけど、少しでも値がつくなら売る方向に切り替えたい」というような要望があるときには、まずは問い合わせてみると良いでしょう。
回収の際には自宅やオフィスなど、応接セットを管理している場所まで引き取りに来てもらえるため、手間がかかりません。
サイズが大きく重量のある応接セットも自分で運ぶ必要がなく、力に自信がない人もスタッフに運び出しを任せられます。
自治体による粗大ゴミ回収のように、指定の日時を待つ必要もありません。
依頼後はスピーディーな対応も可能なため「すぐに処分してしまいたい」といった相談も可能です。
都合の良い日時が限られている、忙しい人でも気軽に依頼できるのが魅力と言えるでしょう。
また、家庭で使用していた応接セットはもちろんのこと、オフィスで使用していたアイテムも回収を依頼できます。
さらに、応接セットの他にも不用品があればまとめて回収依頼できるのも魅力です。
「いずれ処分したいと思うけれど面倒でできていない」、「捨て方がわからなくて放置してしまっている」という製品も、あわせて処分できますよ。
応接セットを処分するとき注意すること
応接セットを処分するにあたって注意すべきこともありますので、あわせて解説していきましょう。
事業用か家庭用かで処分方法が変わる
応接セットはご家庭ではもちろん、オフィスで業務用として使用している方もいるでしょう。
これは応接セットに限った話ではないのですが、ゴミを処分するときにはその製品が「どのように使われていたか」という区分によって処分方法が変わります。
オフィスや店舗で使っていた用品のように、事業に関連したものを処分するときには「産業廃棄物」という区分になります。
産業廃棄物の区分に該当する場合、応接セットも粗大ゴミのような一般ゴミとして捨てることができなくなってしまうので注意してください。
サイズや重さを事前に確認しておく
処分のためにどこかへ送ったり、人に譲ったり、売ったりする場合には「どのような組み合わせなのか」「どのくらいのサイズの応接セットなのか」を事前に確認しておきましょう。
例えば「応接セットを譲ると聞いて了承したが、サイズが大きすぎたので置く場所がない」、「四人用だと思っていた応接セットが六人用と大きくて困っている」というように、後から問題になる可能性があるためです。
配送の際にも、どのくらいの重さのものがいくつあるかによって送料が大きく変わります。
「応接セットを譲ってもらう代わりに配送料はこちらで負担するとは言ったが、これほど高額になるのなら事前に確認がほしかった」というようなトラブルもあるかもしれません。
事前にしっかり情報を共有すればトラブルを避けることができるはずですから、きちんと調べておきましょう。
応接セットの処分でよくある質問
Q.壊れた応接セットでも回収できますか?
A.応接セットの状態に関わらず回収にお伺いいたします。
また、リユースできる状態の良い品は積極的に買取いたしますので、コンディションが良好な応接セットをお持ちの場合はお申し付けください。
Q.ソファーとテーブル合わせて5点の大型の応接セットですが回収可能ですか?
A.はい、もちろん可能でございます。搬出のプロである弊社スタッフが安全に運び出しいたします。
5点まとめていつでも回収にお伺いしますので、お気軽にご相談くださいませ。
まとめ
応接セットを処分する方法には「粗大ゴミとして捨てる」「人に譲る」「リサイクルショップで売る」「フリマアプリやネットオークションで売る」「寄付する」「買い替えサービスを利用する」というような方法があります。
それぞれ、メリットとデメリットがあるためよく検討して自分に合った方法を見つけましょう。
しかし応接セットのように大型の家具は、処分するにも手間や時間がかかるでしょう。
手間のかかることや面倒事を避けてスムーズに処分したいなら、不用品回収業者を活用してください。
「出張回収センター」では、応接セットのような大型家具はもちろん、さまざまな不用品の回収をいたします。
経験豊富なスタッフが直接回収へうかがうため、重さのある応接セットや大きな応接セットも自分で運び出したり、車に乗せて運搬したりする必要がありません。
多くの不用品回収に携わってきた専門家が、スピーディーかつ丁寧な対応をいたしますので、まずは一度ご相談ください。
応接セットの他にも、処分したい家具の取り扱いにお悩みの際にはこちらの記事もご参考くださいね。