ウォシュレットの処分方法6選|取り外しは自分でできる?注意点は?

目次

自動洗浄中のウォシュレット

トイレで用を足した後に使用する「ウォシュレット」。
自宅やオフィス、ショッピングモールをはじめ、さまざまな場所で設置される身近な家電です。

あると便利なウォシュレットですが、処分する機会はそれほど多くはありません。不要になった際にどうやって手放せばいいかわからない…という方もきっと大勢いらっしゃいますよね。

そこで今回は「ウォシュレットの処分方法」について紹介していきます。
処分には費用がいくらかかるのかや、処分の際の注意点についても併せて解説していきますので、処分時にはぜひ参考にしてみてくださいね。

▼この記事でわかること

  • ウォシュレットの処分方法
  • ウォシュレットを処分する際の注意点
  • ウォシュレットの処分費用
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ウォシュレットの処分方法は6通り

壁掛け式のウォシュレットが設置されたトイレ

ウォシュレットの処分方法は以下の6つです。

  1. 自治体を利用し処分する
  2. 家電量販店の下取りサービスを利用する
  3. 住宅設備専門の買取店で売却する
  4. フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  5. 人に譲る・ジモティーを利用する
  6. 不用品回収業者へ依頼する

それぞれの方法のメリットやデメリットについてもお伝えしますので、お持ちのウォシュレットの状態に注目し、処分方法をご検討ください。

①自治体を利用し処分する

破損したり古くなったりして不要になったウォシュレットは、自治体でごみとして処分可能です。
自治体を利用した場合、「粗大ごみ」や「不燃ごみ」「小型家電」として処分する、または「自治体の処理施設へ持ち込む」の内のいずれかの方法で処分することになるでしょう。

以下はウォシュレットについて記載のあった自治体の一例です。

自治体名分別区分備考
愛知県名古屋市粗大ごみ・衛生上のため、袋に入れて排出
東京都江東区粗大ごみ
大阪府大阪市小型家電リサイクル
粗大ごみ
・宅配便による自宅回収を実施(有料)
・リサイクル回収に出せない場合は粗大ごみ
福岡県粕屋町不燃ごみ

粗大ごみとして処分する場合

粗大ごみの一般的な定義は、最大辺が30cm〜50cm以上の家具や家電とされており、多くのウォシュレットは「粗大ごみ」として捨てることになります。

粗大ごみの処分は、電話やインターネットでの予約制であることが多いです。その場合は、回収日までに必要な金額の手数料納付券を購入しておくのを忘れないようにしましょう。

以下は愛知県名古屋市で粗大ごみを出す場合の手順です。

  1. ネットか電話で回収を依頼する(その際に処分料金が確定)
  2. 料金分の手数料納付券をスーパー・コンビニ・郵便局などで購入し処分するウォシュレットに貼っておく
  3. 収集日当日の朝8時までに指定の場所に運び出して完了

名古屋市では予約締切日が収集日の7日前となっていますが、締め切り日は各自治体で異なるためご注意ください。

自治体での回収の場合、手数料は300円〜500円程度と比較的安価で処分できるものの、取り外し作業は自力で行う必要があり、収集頻度は月1回と少ない自治体が多いです。

なお、指定された収集場所へ運ぶ必要がありますし、自治体によっては「衛生面を考慮し袋に入れて排出してください」というようにルールを設けている場合もありますので、必ず事前に確認してから利用するようにしましょう。

不燃ごみとして処分する場合

規定のサイズ以下のウォシュレットであれば「不燃ごみ」として処分できる場合もあります。
不燃ごみで処分する際には指定のごみ袋を購入する必要がありますが、そのほかの費用は無料で予約も必要ありません。

なお、粗大ごみと同様に取り外し作業が必要になり、不燃ごみの収集は月1回と少ないです。
自治体によっては規定サイズも異なりますので、あらかじめお住まいの自治体に確認した上で捨てるようにしましょう。

小型家電として処分する場合

自治体によってはウォシュレットを粗大ごみ・不燃ごみとして廃棄せず「小型家電」としてリサイクルする場合もあります。

何を小型家電とするかは自治体によって異なりますが、ウォシュレットが小型家電に該当する自治体の場合は小型家電リサイクル法という法律にのっとり、定められた方法で処分する必要があります。

回収方法は以下の4つです。

  • ボックス回収
  • イベント回収
  • ステーション回収
  • ピックアップ回収

近隣で上記のいずれかの回収が行われているなら、持ち込んで回収してもらいましょう。
取り外しは自分で行う必要があるものの費用は一切かかりませんし、ボックス回収の場合はごみの収集日を待たずにウォシュレットを処分できるため大変便利です。

別ページにて小型家電の処分方法について詳しく解説してますので、詳しくはこちらをご参照ください。

ごみ処理施設に直接持ち込む場合

急いでいてごみの収集日まで待っていられない!という場合には、ご自身で「自治体のごみ処理施設へウォシュレットを持ち込み処分する」方法もあります。
ごみ処理施設では重さによって処分料金が決まることがほとんどですし、自治体によっては持ち込みは無料としている場合もあるため、通常の粗大ごみ収集に出すよりもさらに安く済む可能性が高いです。

ただし、粗大ごみ・不燃ごみ・小型家電と同様に取り外し作業は自分で行う必要があり、車への積み下ろしや運搬は自力で行わなくてはいけません。

また、センターによっては持ち込みに予約が必要な場合や、本人確認が必要な場合、さらに受付時間が決まっていることもあるので事前にきちんと確認しておきましょう。

②家電量販店の下取りサービスを利用する

ウォシュレットを新しく買い替えるのなら家電量販店の「下取りサービス」を利用して処分するのがおすすめです。
下取りしてもらうことで、新しいウォシュレットをお得に購入できたり、処分費用を無料にできたりする場合も。
数多くの家電を取り扱う家電量販店であれば安心してウォシュレットの処分も依頼できますし、処分費用は比較的安価で済むというメリットがあります。

ただし、取り外し作業には別途費用が必要になり、店舗によって条件や費用が大きく異なる点には要注意です。また、すべての店舗で利用できるわけではありませんので、ご注意ください。

③住宅設備専門の買取店で売却する

新品未使用、もしくは状態のいいウォシュレットをお持ちであれば、住宅設備を中心に買い取っている業者で売却するのもいいでしょう。
一般的なリサイクルショップでは買取の難しいウォシュレットでも、建築資材に特化した業者なら買い取ってもらえます。

  • TOTO
  • LIXIL
  • Panasonic

といった人気国内メーカーなら高価買取も期待できるので、一度査定を受けてみるのがおすすめです。

ただし、ウォシュレットは衛生面を考慮する必要があるため、汚れたものや新品でないものは買取が難しい業者が多いです。もしも買取を断られてしまった場合は別の方法を検討しましょう。

④フリマアプリ・ネットオークションに出品する

メルカリラクマヤフオク!といった大手フリマアプリやネットオークションには、壁掛けタイプのものから、便座一体型のものまでさまざまなウォシュレットが出品されています。

このようなサイトでは「欲しい」と思う方がいれば、買い手がつくのが大きな魅力でしょう。出品するにはサイトへの登録が必要ですが、誰でも簡単に利用できます。

利用手順は以下のとおりです。

  1. 事前にウォシュレットの相場を調べた上で、販売価格を決定する
  2. 購入からどれくらい経過・使用しているのか、商品説明を分かりやすく書く
  3. ウォシュレットの商品画像を自分で撮影し、商品ページに掲載する
  4. 購入者とのやり取り
  5. 自宅からの運び出しと発送手続き

フリマアプリやネットオークションは気軽にウォシュレットを処分できて便利な手段ですが、その反面、下記のようなデメリットもあるため注意が必要です。

  • 取り外し作業を自分で行う必要がある
  • 出品から梱包、発送まですべて自分で行うため手間がかかる
  • 売れた場合は配送料と手数料がかかる
  • 説明していたよりウォシュレットの状態が悪いとクレームになることも

そのほか、出品したからといってすぐに売れるわけではないというデメリットもあります。手間や時間をかけられない、という方は別の手段を検討したほうがいいかもしれません。

⑤人に譲る・ジモティーを利用する

わざわざ売るほどではないけれど、お手持ちのウォシュレットが目立った傷や汚れもない美品なら、欲しがっている方を探して譲渡するのもいいかもしれません。

友人や知人など、周囲の方に聞いてみてもいいですし、ジモティーのような地域の掲示板であれば、直接引き取りに来られる近隣の人を中心に相手を探せるので、梱包や配送の手間も省け、処分費用もかからずウォシュレットを手放せます。

なお、無償でお渡しするとはいっても、肌に直接触れる製品である以上は衛生面を考慮し、できる限りきれいにしておく必要はあるでしょう。
また相手が遠方であった場合は配送料が発生し、費用をどちらが負担するかといった金銭面で揉めるケースも少なくないので、あらかじめ話し合い、後々トラブルにならないようご注意ください。

⑥不用品回収業者へ依頼する

「ウォシュレットの取り外しからお願いしたい」「急ぎでウォシュレットを処分したい」といった場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。

不用品回収業者なら、

  • 自宅にいながら手早く処分できる
  • 必要に応じて取り外し作業も依頼できる
  • 年中無休で対応可能
  • 汚れたままのウォシュレットでも回収可能
  • ウォシュレット以外のものも引き取りOK

破損や汚れに関わらずどんなウォシュレットでも引き取ってもらえますし、取り外し作業・分別・搬出・回収といった作業はすべてスタッフにお任せできるので、手間や時間をかけずにあっという間にウォシュレットの処分を完了できます。

また、業者の多くは年中無休で稼働しており即日回収や夜間作業にも対応可能。
そのため引っ越し前日・当日に不要なものを処分してしまいたい、仕事が忙しいので夜に回収に来てもらいたい!といったご希望にも臨機応変に対応してもらえます。

そしてもうひとつ大きな魅力は「買取サービス」です。
ウォシュレットの回収だけでなく、そのほかの不用品の中で買取可能なものがあれば買取金額と相殺し、状況によっては費用がかかるどころか無料で利用できる場合もあるのです。

不用品回収業者はウォシュレットをはじめ、さまざまな住宅設備の回収を承っています。以下の記事で詳しく解説していますので、処分の際は参考にしてみてくださいね。

まずはお気軽にご相談ください!
電話受付時間:9時~19時

不用品回収業者のほとんどがこういったメリットがある一方で、中には悪徳業者も紛れている可能性があるため注意が必要です。

基本的に優良な業者では「無料回収」を謳うことや、「地域を回って不用品を回収する」といったことはしません。
ホームページで業者の業歴や実績を確認し、3社程度見積もりを取ってから依頼するようにしましょう。

悪徳業者の特徴や見分け方についてや、安心して依頼できるおすすめの不用品回収業者については以下のページにて紹介しています。業者選びの際の参考になるかと思いますので、ぜひ併せてご覧くださいね。

ウォシュレットを処分する際の注意点は?

注意

ここまでウォシュレットの処分方法について見てきましたが、ここで注意点についても確認しておきましょう。

取り外す前に電源を抜き、止水栓を閉める

自治体を利用し処分する場合や、売却・譲渡する際には、便器から取り外す作業を自分で行わなくてはなりません。

まずは電源コードを抜いておくことが重要になります。
電気の通った状態で作業を開始すると感電する恐れがあるため、必ず作業前に乾いた手で電源プラグを抜いてから作業に移ってください。

次に止水栓を閉めましょう。
止水栓を閉め忘れたまま作業を進めてしまうと、水が一気に吹き出て床が水浸しになり、アパートやマンションの場合は下の階にも水が漏れ、被害が広がる恐れも。

なお、ボタンの位置や便座の外し方は、メーカーや機種により異なることがあります。自力で取り外しができないタイプのものもありますので、事前に取扱説明書で確認してから行うとスムーズです。

売却できるのは「新品未使用」か「美品」

処分方法の中には買取業者やフリマアプリを使用した売却方法もいくつかあったかと思いますが、すでにお伝えしているようにウォシュレットの場合は衛生面を考慮し、基本的に「新品未使用」のものでないと売却は難しいかもしれません。

  • 美品
  • 高性能
  • 動作に問題がない

これらのようなものであれば中古であっても売却できる可能性もありますが、買取価格はあまり期待できないと思ったほうがいいでしょう。

ウォシュレットの処分費用はいくら?

費用

全部で6つの処分方法を見てきましたが、それぞれどのくらい費用がかかるのかも比較しておきたいですよね。

ウォシュレットの処分費用を処分方法別にまとめると以下のようになります。

処分方法費用目安
自治体を利用して処分する無料〜500円
※自治体によって異なる
家電量販店の下取りサービスを利用する無料〜2,200円
※取り外し作業には別途費用がかかる
※利用する店舗によって条件・費用は異なる
住宅設備専門の買取店で売却する無料〜
※出張費用がかかる場合がある
フリマアプリ・ネットオークションに出品する販売手数料 + 配送料
※売上金額・配送先によって異なる
人に譲る・ジモティーを利用する無料〜
※遠方の場合は配送料がかかる
不用品回収業者へ依頼する4,000円〜
※利用する業者・作業内容によって異なる

見ていただくと分かるとおり、ウォシュレットの処分は比較的安価で済ますことが可能です。

しかし、処分までに時間がかかってしまったり、ご自身で取り外す必要があったりと、汚れたウォシュレットを処分する際には不便に感じる方法が多いですよね。

必ずしも費用が安ければいいというわけではなく、ご自身の状況に合わせて、安全かつ確実な方法で無理なく処分しましょう。

ウォシュレットの処分時に出やすい不用品

ウォシュレットのリモコン部分

ウォシュレットを処分する際に、一緒に古い便器も処分したい!という方もいらっしゃるかもしれません。

便器は「可燃ごみ」「不燃ごみ」、あるいは「粗大ごみ」として処分できます。自治体によって規定サイズや分別区分が異なりますので、処分時にはまず自治体のルールをご確認ください。

便器の処分をはじめ、さまざまな住宅設備の処分について解説しています。処分の際は以下の記事を参考にしてみてくださいね。

ウォシュレットの処分でよくある質問

質問

Q.ウォシュレットの処分の際、細部まで掃除は必要ですか?

A.いいえ、そのままで問題ありません。
ウォシュレットのような取り付け式の家電の場合、外さず細部までの洗浄は難しいかと思われます。
弊社スタッフは不用品の回収だけでなく、家電の取り外しからハウスクリーニングまで幅広く手掛けておりますので、お客様の手を煩わせることなく清潔に回収が可能です。

Q.ウォシュレット単体でも回収に来てもらえるのでしょうか?

A.はい、ウォシュレット単体でもお伺いいたします。弊社は回収品目の数量に、下限を設けておりません。
単品であっても安心して遠慮なくご連絡ください。もしほかに不用品があるようでしたらよりお得に回収できますので、お気軽にご相談くださいませ。

Q.ウォシュレットの買取はできますか?

A.売れるかどうかわからないウォシュレットの査定は、弊社にお任せください。汚れたものは買取不可、または査定額が減額される場合もございますが、状況に応じて適正価格で買取いたします。
買取可能な場合はお得にご利用いただけますので、まずはお見積もりからお気軽にご相談ください。

まとめ

トイレのイメージ

今回は「ウォシュレットの処分方法」について詳しく解説してまいりました。

ウォシュレットの処分には取り外し作業が必要になりますが、使用済みのウォシュレットを触るのはあまり気持ちのいいものではありませんよね。
無理にご自身で行うよりも、プロに任せ、楽に手放せる方法を選択しましょう。

記事の中ではごみとしてウォシュレットを処分する方法のほか、まだ使えるウォシュレットを売却・譲渡するなど有効活用する方法も紹介しています。
処分前に一度目を通していただき、ご自身の希望に合わせた方法をお選びくださいね。

「手間なくお得にウォシュレットを処分したい!」という場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。

弊社「出張回収センター」でもウォシュレットを含め、さまざまなジャンルの製品を買取・回収しています。
取り外し作業・分別・搬出・回収など面倒な作業はすべてスタッフにお任せいただけます。
お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談くださいませ!

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