テレワークやくつろぎタイムに人気のある「座椅子」ですが、寿命が1~3年程度と意外に短いもの。
毎日のように使用している場合は、生地の破れやへたりなどで買い替えを検討することも多いと言います。
しかし座椅子は普通のごみとして捨てるには大きいため、「何ごみで捨てるの?」「ラクに捨てられる方法はないの?」と感じる人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は「座椅子」の処分方法についてご紹介します。
座椅子の処分を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
座椅子の種類・寿命について
座椅子というと、座布団に背もたれが付いたようなシンプルなデザインのものを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
しかし、一口に座椅子と言っても、さまざまな種類があります。
座椅子の種類によって特徴や寿命が異なりますので、お持ちの座椅子と見比べてみましょう。
座椅子の種類
座椅子の主な種類は以下のものです。
座椅子の種類 | 特徴 |
---|---|
座椅子 | ・デザインがシンプルで特別な機能をもたない一般的なタイプ ・旅館でよく見るような木製デザインのものもある ・コンパクトなものが多く、スペースを取らない |
高座椅子 | ・脚付きで座面が高い ・腰への負担が気になる人におすすめ |
回転式座椅子 | ・座ったまま向きが変えられる回転機能付きの座椅子 ・座ったまま作業をすることが多い人向き |
ゲーミング座椅子 | ・高い背もたれやヘッドレストが付いているものが多い ・長時間作業やゲームをする人向き |
さらに座椅子は、背もたれの高さが「ローバック」「ミドルバック」「ハイバック」の3種類に分けられます。
背もたれの種類 | 高さ | 特徴 |
---|---|---|
ローバック | 高さ~59㎝ | ・場所を取らない ・構造がシンプルで手頃な価格帯 |
ミドルバック | 高さ60~69㎝ | ・コンパクトで持ち運びしやすい |
ハイバック | 高さ70㎝~ | ・もたれかかったときの体勢が安定し、ゆったりできる ・リクライニング機能やヘッドレスト付きのものもある |
クッション素材の種類
座椅子によく使われる素材は以下のものです。
- 低反発ウレタン
- ポケットコイル
- ポリエステル綿
座椅子に使われることの多い「低反発ウレタン」は、ふわふわと柔らかい座り心地が特徴。
なかには「ウレタン」と「ポリエステル綿」の2層構造になっているものもあります。
また、ベッドマットレスにも使用されている「ポケットコイル」は、しっかりとした弾力が特徴。
複数のコイルによって体重が分散されるため、腰への負担も軽減されます。
座椅子の寿命
冒頭でもお伝えしたように、座椅子の寿命は1~3年程度と言われています。
しかし、主に座る人の体重や使用頻度、座椅子の種類によっても異なるため、必ずしも3年以内とは限りません。
例えばポケットコイル素材の座椅子であれば、へたりにくく耐久性が高いため5年~10年ほど使える場合もあります。
とは言え、座椅子を毎日、長時間使用する場合は1年程度で劣化が目立ち始めることも。
以下は座椅子の寿命のサインです。
- クッション部分に座っていても底付き感がある
- 背もたれにゆがみがある
- リクライニング機能の動作に不具合がある
- 全体的にへたりや生地の摩耗が見られる
木製の座椅子の場合、クッションの交換をすれば長期間の使用が可能です。
しかし、木の部分のゆがみやひび割れなどがあれば使用をやめて、買い替えを検討しましょう。
座椅子を長持ちさせるためには?
座椅子を少しでも長持ちさせるためには、以下のことを意識しましょう。
- 湿気や直射日光を避けて使用する
- 同じ場所に座り続けないようにする
- 連続使用を避ける
- 汚れや摩耗から保護する
座椅子の処分方法
座椅子を愛用している人は、たびたび座椅子を処分する機会が訪れます。
それほど大きな家具ではないものの、簡単に捨てられるものではないため捨て方に悩む人も多いでしょう。
座椅子は大きさや素材、機能によって捨て方が異なる場合もあるため注意が必要です。
ここでは自治体での捨て方から簡単に捨てられる回収方法まで、6つの処分方法をご紹介します。
処分方法1.自治体で粗大ごみとして捨てる
座椅子は一人用のコンパクトな椅子も多いですが、多くの地域で「粗大ごみ」に分類されます。
粗大ごみの定義は自治体によって異なるものの、多くの自治体では「30㎝角以上」や「一辺の長さが30㎝、または50㎝以上」としており、座椅子も当てはまることがほとんどです。
粗大ごみで処分する場合は「事前申し込み」が必要になり、手数料がかかります。
また、回収日時には収集場所へ自分で出さなければならないため、ポケットコイル製のような大きな座椅子の場合は運搬できるかどうか確認してから申し込むようにしましょう。
多くの地域で粗大ごみの回収日は月に1回程度です。
年末や引っ越しシーズンである3月は申し込みが混み合い、タイミングによっては回収日が1か月先になることもあるため、早めに予約を済ませるのが安心です。
粗大ごみの利用手順は以下のとおりです。
- 自治体のホームページや電話から申し込みをする
- 手数料納付券(シール)をスーパーやコンビニなどの指定販売店で購入する
- シールに受付番号や氏名などの必要事項を記入し、座椅子に貼る
- 指定された日時に指定場所へ出す
座椅子の処分費用は250円~1,000円ほどです。
ただし、同じ自治体でもひじ掛けや回転式のものなど、付いている機能によって費用が異なることもあるため確認しましょう。
以下は、一部の自治体での座椅子の処分費用についてまとめたものです。
自治体 | 座椅子の処分費用 |
---|---|
東京都墨田区 | 粗大ごみ:400円 |
神奈川県横浜市 | 粗大ごみ:200円(足全体が金属製の場合は資源を選択。リクライニング式、回転式は資源を選択) |
静岡県浜松市 | 連絡ごみ:回転式以外、60㎝以上 310円 回転式 大小問わず 620円 |
愛知県名古屋市 | 粗大ごみ:250円 回転や収納付の大型のものは500円 |
兵庫県神戸市 | 大型ごみ:300円(1回に排出できる大型ごみは5点まで) |
自治体によっては粗大ごみの品目に「座椅子」の項目がない場合もありますので、その際は問い合わせて確認しましょう。
処分方法2.ごみ処理施設へ持ち込んで処分する
自治体にあるごみ処理施設へ持ち込んで処分する方法もあります。
自分の車で運搬して持ち込むという手間はかかりますが、戸別回収とは違い都合に合わせて処分ができるのがメリットです。
多くのごみ処理施設では、平日であればいつでも持ち込みの受付をしていますので、なるべく早く処分したい人は利用を検討してみましょう。
ただし、こちらも自治体によって申し込みの手順や処分費用などが異なります。
例えば名古屋市ではごみ処理施設へ持ち込む前に、区の環境事業所で受付をしなければなりません。
また、自治体にごみ処理施設は1~3か所程度とそれほど多くはないため、家からの距離や運搬手段などを踏まえた上で選択してください。
一般的な自治体での、ごみ処理施設の利用手順をご紹介します。
- 搬入するごみを車両に積んだ状態で、自治体のごみ処理施設へ受付に行く(または事前受付が必要)
- ごみ処理施設へごみを搬入
- 処理施設で計量を行い、重さごとの処理手数料を支払う
多くの自治体ではごみ処理手数料を「重さごとに支払う」形を取っています。
例えば名古屋市では10㎏ごとに200円、大阪市では10㎏ごとに90円の手数料が必要です。
個数制限がなく、戸別収集よりも比較的安く処分できるため、粗大ごみとして捨てたいものが多いときに利用するのがおすすめです。
処分方法3.座椅子の買い替え時に販売店に回収してもらう
座椅子の買い替えを検討している方は、新しく座椅子を購入する販売店で古い座椅子の引き取りが可能か問い合わせてみましょう。
店舗によっては古い座椅子の引き取りをおこなっている場合もあります。
新しい座椅子の購入が条件ではあるものの、新しい座椅子と交換のような形で処分ができるため、捨てる手間や保管が不要なので便利です。
ただしほとんどの場合、同等商品の購入が条件で、引き取りできるものは同数となります。
以下の販売店では座椅子の引き取りをおこなっていますので、お近くの店舗へ確認してみてください。
販売店 | 引き取り条件 |
---|---|
ビバホーム | ・持ち込み引き取りに限る ・1点購入につき1点引き取り ・無料 |
島忠 | ・持ち込み引き取りに限る ・1点購入につき1点引き取り ・無料 |
大手家具店では、座椅子の回収はおこなっていないことがほとんどです。
また、無料引き取りをおこなっている店舗では、座椅子を購入したときのレシートが必要となる場合もあるため、確認しておくと安心です。
処分方法4.リサイクルショップで買い取ってもらう
座椅子の状態が良ければリサイクルショップで買い取ってもらうことも可能です。
買い取ってもらうことができれば処分費用がかからず、収入にもなるためお得に手放せる方法と言えます。
ただし、座椅子の状態によっては買い取ってもらえず、店へ持ち込む手間や時間が無駄になることも。
また、店舗によっては座椅子の扱いがない場合もあります。
家具を扱うリサイクルショップであれば座椅子の買取もおこなっていますが、お持ちの座椅子の買取が可能かどうか、リサイクルショップに確認すると安心です。
売れやすい座椅子の特徴は以下のとおりです。
- 生地の擦れやクッションのへたりがないもの
- 購入して日が浅いもの
- 臭いや汚れがないもの
- リクライニング、回転などの機能に問題のないもの
なお、人気のデザインやメーカーものであれば、より値段が付きやすくなります。
また、リサイクルショップでの買取には、「店頭持ち込み」「出張買取」「宅配買取」の3つの種類があります。
座椅子をリサイクルショップへ持ち込む方法は、運搬手段は必要になるものの、その場で査定してもらうことができ、すぐに現金を受け取れます。
一方、自分で座椅子を店舗に持ち込めない場合や近くに店舗がない場合は「出張買取」や「宅配買取」がおすすめです。
査定・入金までに時間はかかりますが、梱包用の段ボールを用意してもらえる店舗もあるため、簡単に売却ができます。
ただし、座椅子1点のみだと査定申し込みができない場合もあるため、利用条件を確認しておきましょう。
処分方法5.フリマサイトやネットオークションを利用する
「メルカリ」や「ラクマ」といったフリマサイトやネットオークションを利用して、座椅子を売却する方法もあります。
自分で値段を設定できるため、リサイクルショップでの買取を断られた座椅子でも出品可能です。
また、ネット上で直接「欲しい人」とやり取りができるため、売れる可能性が高いと言えます。
ただし、こちらも状態によっては売れないこともあり、必ず売れる保証はありません。
出品している間は座椅子を保管しておかなければならないため、なるべく早く処分したいという方には向いていません。
ほかにも、出品の際には写真や説明文で座椅子の状態を正しく表示しなければ、後にトラブルとなってしまうおそれがあるため注意しましょう。
一般的なフリマサイトの利用の手順は以下のとおりです。
- サイトに利用者登録をする
- 出品したい品物の写真や説明文を載せて出品
- 購入希望者が現れたらやりとり
- 購入があれば商品を梱包・発送
- 受け取り確認があれば取引成立
商品が売れれば当然、梱包・発送をしなければなりません。
座椅子のように大きさのあるものだと送料が高くなってしまう場合もあり、送料を出品者負担にする場合はそれも踏まえて金額を設定する必要があります。
さらに、サイトによっては商品が売れたら販売手数料として、8~10%を支払う必要もあるため注意してください。
処分方法6.不用品回収業者に依頼する
座椅子を簡単に捨てたい場合には不用品回収業者がおすすめです。
不用品回収業者は依頼後すぐに自宅まで不用品を回収に来てもらうことが可能で、座椅子以外のものもまとめて引き取ってもらえます。
運搬や車への積み込みなどはスタッフがおこなってくれるので、最も手軽な方法だと言えるでしょう。
さらに回収日時を自分の都合に合わせて選べるというのもメリットです。
土日や夜間、早朝の回収もできるので、仕事が忙しい方や大量のごみ出しを近所の人に見られたくないという人の利用も増えています。
そんな便利な不用品回収業者ですが、費用がかかるため見積もりは必須です。
業者によって回収費用やサービス内容に違いがあるため、できれば2~3社で見積もりを取るのがおすすめ。
また、座椅子1点でも利用は可能ですが、トラックでの回収となるため車両費や人件費がかかる場合もあり、不用品を複数依頼するほうがお得になります。
業者によっては定額でトラックに不用品を積み放題となるお得なプランもあるため、利用してみてはいかがでしょうか。
なお、見積もり・相談は業者によって「メール」や「ライン」などで簡単におこなえる場合もあります。
不用品が大量にある場合は現場を見てもらうほうが確実ですが、現場写真でも大体の費用を教えてもらえることもありますので問い合わせてみましょう。
座椅子を処分する時の注意点
ここでは、座椅子の処分時に注意したい点についてご紹介します。
✔座椅子は解体できる?
座椅子は多くの自治体で「粗大ごみ」となりますが、地域によっては「粗大ごみの大きさに関わらず1点1,000円」というところもあり、お金を払って捨てるのがもったいないと感じる方も。
それなら解体して普通ごみで捨てようかな、と思う方もいるかもしれませんね。
結論から言うと、簡易的な造りな座椅子であれば自分で解体するのもそんなに難しいことではありません。
正しい手順と道具があれば解体できるため、普通ごみとして捨てることが可能です。
※座椅子を解体しても普通ごみで捨てられない自治体もあります
ただし、座椅子はクッション部分の裁断は簡単でも、骨組みとして金属が使われており、これを切断するにはそれなりに労力がかかります。
また、作業をするとスポンジごみが散らばるので、レジャーシートや新聞紙などを広げておこなうなどの工夫が必要です。
解体手順をご紹介します。
用意するもの
- 強度な万能ばさみ
- 金属が切れる道具
手順
- 表面のカバーを剥がす
- スポンジやウレタンなど、クッション部分を切断
- 骨組みとなっている金属を切断
- それぞれを分別してごみ袋に入れて処分
座椅子の大きさや素材によっては解体するのが困難になります。
また、解体後のパーツは自治体の指示に従い、正しく処分しましょう。
✔クッション部分にポケットコイルが使われている座椅子は、自治体で回収されない場合もある
ポケットコイルが使われている座椅子の場合、自治体で回収されない場合もあるため注意が必要です。
というのも、ポケットコイルは金属の「ばね」がたくさん使われており、地域によっては「処理困難物」に指定されている可能性があります。
ポケットコイルはマットレスにもよく使われており、マットレスに関しても回収していない自治体があります。
回収ができるかどうかは自治体のホームページや広報などで確認ができますので、チェックしてみましょう。
座椅子の処分でよくある質問
Q.電話で座椅子処分の見積もりだけをお願いすることは出来ますか?
A.お電話でお見積もりだけでもお伺いしております。
しかも当社では、不用品回収に関する見積もりは全て無料で行っております。
さらに年中無休で9:00~19:00の間対応しておりますので、いつでもお気軽にお申し付けください。ちなみに電話で見積もりを行って、もしご満足いただけない時にはキャンセルすることも可能です。
キャンセルに関しても料金などは一切発生しませんのでどうぞご安心ください。
Q.急いで座椅子の処分をお願いしたいのですが。
A.お急ぎの回収を希望されるのでしたら、即日にお伺いすることも可能です。
最短ではおよそ30分で到着することもできます。
当社は熟練の従業員がそろっておりますので、作業スピードの速さも自慢です。
その際には、早目にご連絡をいただければ、あらかじめ従業員の動員を調整する事が可能となります。そのため座椅子の回収日がお決まり次第ご連絡いただけると幸いです。
Q.座椅子の他にも不用品をまとめて処分することは出来ますか?
A.はい、座椅子以外の不用品もまとめて処分いたします。
その際にはその他の不用品の量や種類も是非お伝えください。
状況に合わせてよりお得な回収プランをご提案させていただきます。
Q.他の業者の座椅子処分費用が安い時には、価格交渉する事は出来ますか?
A.はい、当社では他店より1円でもお安く不用品回収を行う事をモットーとしております。
その為、もしほかの業者の座椅子処分費用が当社より安い場合には、是非お伝えください。
お客様がご満足いただける料金を提示させていただきます。
Q.壊れてしまった座椅子でも回収してもらう事は可能ですか?
A.はい、壊れた座椅子でも回収させていただきます。
当社では壊れてしまった座椅子であるからといって、特に料金を加算することもございません。
お客様のご都合やご要望に合わせて、迅速に座椅子の回収にお伺いいたします。
Q.大量の座椅子を処分することは可能ですか?
A.はい。可能です。オフィスなどから出た座椅子もいくつでも上限なく回収することが可能です。
もちろん1つからでも回収いたします。
無料見積もりを行っておりますので、お気軽にご相談ください。
座椅子の処分まとめ
今回は座椅子の処分方法について解説してきました。
状態のよい座椅子であれば売って処分ができますが、そうでない場合は状況に合わせて処分方法を検討しましょう。
座椅子は多くの地域で「粗大ごみ」として処分ができますが、回転機能付きや脚付きなどの大きな座椅子は自分で収集場所へ持ち運ぶのが大変ですよね。
また、申し込みやシールの購入などの手間や、すぐに捨てられないこともデメリットの一つ。
買い替えの場合は販売店で引き取ってもらえることもありますが、座椅子は家具店では引き取りをおこなっていないことがほとんどです。
ラクに処分したいという方は、不用品回収業者を検討してみてください。
当社「出張回収センター」では、座椅子の処分はもちろん、状態によっては「買取」も対応しています。
買取品があれば不用品回収の費用から差し引き、お得に利用することができます。
さらにお得な定額プランもあり、少量の不用品回収であれば11,000円(税込み)~利用が可能。
まずは無料相談だけでもお気軽にお問い合わせください。
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