名古屋市の北西部に位置する西区は、1908年(明治41年)4月に誕生した、区政が導入された頃から存在している歴史のある区のひとつです。
区を南北に縦断するように庄内川が流れ、その以北の山田地区(旧西春日井郡山田村)は、1955年(昭和30年)10月に名古屋市と合併して西区に編入となりました。
河川敷にある庄内緑地ではバラ園やハナショウブ園など季節の花を鑑賞でき、都会にいながら豊かな自然を感じることができるスポットとなっています。
名古屋駅が近くアクセスは良好ですが、四間道や円頓寺商店街など昔ながらの町並みが残る下町の雰囲気も残っており、毎年7月に行われる円頓寺七夕まつりは毎年多くの人が訪れる人気のイベントです。
また西区は名古屋友禅やすだれ、名古屋扇子などの伝統産業も発達している他、トヨタ産業技術記念館やノリタケの森など名古屋の近代工業の発展を支えた技術を展示した施設も多く見ることができます。
名古屋市西区が粗大ごみを回収する日は
月に一回しかありません。
月に一度しかない粗大ゴミの回収を逃さないためにきちんと自分の地域の回収日を把握しましょう。
各戸回収の粗大ごみの出し方
各戸回収の粗大ごみの収集は、月に1回で地域ごとに収集日が決まっています。
西区での粗大ごみを出す手順は以下の通りです。
1.
インターネット、または粗大ごみ受付センターへ電話で事前に予約をする
2. 「手数料納付券(シール)」をスーパー、コンビニなどの指定販売店で購入
3. シールに受付番号または氏名を記入し、必要枚数を粗大ごみの見やすい場所に貼る
4. 収集日の朝8時までに所定の位置に出す
受付の締め切りは収集日の7日前までとなっています。
収集日の詳細は、西区 町名別収集日一覧表をご参考ください。
自分で処理施設へ搬入する粗大ごみの出し方
西区では各戸回収だけでなく、自分で処理施設へ搬入して粗大ごみを出す方法もあります。
自分で処理施設へ搬入する手順は以下の通りです。
1.「可燃ごみ」と「不燃・粗大ごみ」に分別する
2. 搬入するごみを車両に積んだ状態でごみの発生する区の環境事業所に、受付時間内に持ち込む
3. 受付後、環境事業所の職員に従い搬入する
4. 処理施設で計量を行い、10kgまでごとに200円の処理手数料を現金にて支払う
ごみの計測時の荷下ろしは自分で行う必要があります。
また、土曜日、日曜日は搬入ができませんが、年末年始を除いた月曜日から金曜日であれば祝日でも搬入が可能です。
西区の環境事業所の受付時間
可燃ごみ(富田工場):午前8時から正午まで/午後1時から午後2時45分
不燃・粗大ごみ(大江破砕工場):午前8時から正午まで/午後1時から午後2時10分
不燃・粗大ごみ(愛岐処分場):午前8時から正午まで/午後1時から午後2時10分
粗大ごみで出せる物
西区の場合、家具類、寝具類、建具類、厨房用具類、電気器具類、石油器具類、ガス器具類、楽器類、遊具類などの「30センチ角を超える」大型ごみが粗大ごみの対象となっています。
粗大ごみを出すには各品目ごとに指定された手数料を払う必要があります。
以下は一部の品目の手数料を表にしました。
粗大ごみ手数料のめやす(単価)一覧表
手数料 |
電気・ガス・石油機器 |
家具・寝具類 |
その他 |
250円 |
・換気扇
・こたつ(こたつ板を除く)
・照明器具
・除湿器
・炊飯器
・扇風機
・電気掃除機
・パソコン用プリンター
・ビデオデッキ
・布団乾燥機
・ミニコンポ
・ラジカセ
・ワープロ |
・衣装箱
・いす(応接いすを除く)
・ガス台
・カラーボックス
・こたつ板
・じゅうたん
・建具
・テレビ台
・布団
・ブラインド
・マットレス(ベビー用のもの)
・毛布 |
・編み機
・乳母車
・脚立
・米びつ
・三輪車
・水槽
・スーツケース
・スキー用具
・トタン
・ベニヤ
・木材、庭木類
・物干し竿 |
500円 |
・オーディオ機器
・ガスこんろ
・ストーブ(ファンヒーター除く)
・ホットカーペット
・食器洗い乾燥機
・湯沸器 |
・応接いす(1人用)
・オーディオラック
・机(両そでの物を除く)
・鏡台 |
・ゴルフ用具
・サーフボード
・自転車
・卓上式ミシン
・流し台
・物干し台 |
1,000円 |
・オルガン
・ステレオセット(ミニコンポ除く)
・電子レンジ
・ファンヒーター
・ふろがま
・マッサージ機(いす型のもの) |
・アコーディオンカーテン
・げた箱
・サイドボード(高さ90cm未満かつ幅120cm未満)
・書棚(高さ120cm未満かつ幅90cm未満)
・食器棚(高さ120cm未満かつ幅90cm未満)
・洗面化粧台
・たんす(高さ120cm未満かつ幅90cm未満)
・机(両そでのもの)
・テーブル
・ベビーベッド(マットレスを除く)
・マットレス(ベビー用を除く)
・ロッカー(1人又は2人用) |
・健康器具
・畳
・仏壇
・ミシン(卓上式を除く)
・物置(解体した状態にあるもの) |
1,500円 |
・カラオケ演奏装置
・電子オルガン
・電子ピアノ |
・応接いす(2人以上)
・サイドボード(高さ90cm以上または幅120cm以上)
・書棚(高さ120cm以上または幅90cm以上)
・食器棚(高さ120cm以上または幅90cm以上)
・たんす(高さ120cm以上または幅90cm以上)
・ベッド(マットレスを除く)
・ロッカー(3人以上用) |
|
250円、500円、1000円、1500円に分かれていますので上記以外の品目を出したい場合は、粗大ごみ手数料のめやすにて調べてから手数料納付券(シール)を購入しましょう。
インターネットで受付を行う際は、申し込み可能な品目と処理手数料を品目一覧で確認してください。
処分したい品目が見当たらないときはインターネット受付ではなく「粗大ごみ受付センター」(フリーダイヤル:0120-758-530 / 携帯電話:052-950-2581(通話料有料))へ電話で申し込みます。
粗大ごみで出せない物
西区の場合、家電リサイクル法の対象品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機)、パソコン機器(本体・ディスプレイ・ノートPC)、適正処理困難物(市指定排出禁止物)、事業系一般廃棄物などは粗大ごみに出すことはできません。
それぞれ該当する方法で処分することになります。
家電リサイクル法対象
テレビやエアコンなどは家電リサイクル法により、行政では回収ができません。
家電量販店か、専門の回収業者に依頼する必要があります。
家電リサイクル法とは
一般家庭や事務所から排出された家電製品(エアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)から、有用な部分や材料をリサイクルし、廃棄物を減量するとともに、資源の有効利用を推進するための法律です。
この家電リサイクル法の対象となるのは「家電4品目」です。
家電4品目とは
・エアコン
・テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)
・冷蔵庫・冷凍庫
・洗濯機・衣類乾燥機
上記4種類の家電のことです。家電リサイクル法対象機器の処理方法は、新しく購入する場合は買い替えする購入店舗へ、不要となった場合は不要な家電4品目を購入した店舗へ連絡して引き取り依頼することになっています。
新しく購入する、または購入した家電量販店へ持ち込む方法
新しく購入する予定がある、または過去に購入した店舗が分かっている場合、その店舗へ持ち込みます。
家電量販店で回収を依頼すると、リサイクル料金 + 収集運搬料金が必要です。
リサイクル料金はメーカーやサイズによって金額が変わり、収集運搬料金は各小売店によって差があります。
自治体の指定取引所まで持ち込む方法
購入する予定がない、または覚えていないなど、購入元が不明な場合は自治体に問い合わせて指定取引所まで持ち込みます。
自分で持ち込む手間はかかりますが、自分で持ち込む分、収集運搬料金はかからずリサイクル料金のみで処分できます。
手順は以下の通り。
1. 郵便局でリサイクル料金を支払う
郵便局でリサイクル料金を支払うにはまず
リサイクル料金を調べます。
リサイクル料金は製造メーカーやサイズで判断できます。
その後、郵便局の窓口にて家電リサイクル券を入手し、所定事項を記入します。
家電リサイクル券に付いている振替払込書でATMまたは窓口にてリサイクル料金を振込みます。
2. 指定引き取り場所へ連絡し直接搬入する
指定取引場所は各自治体のホームページなどに記載があります。
名古屋市の指定取引場所はこちらに記載があるので、最寄りの場所を確認し連絡してから持ち込みます。
パソコン・ディスプレイ
パソコンやディスプレイなどは、資源有効利用促進法(改正リサイクル法)の対象品となっており、行政では回収していません。
資源有効利用促進法とは
循環型社会を形成していくために必要な3R(リデュース・リユース・リサイクル)の取り組みを総合的に推進するための法律です。
家電量販店か、専門の回収業者に依頼し、回収・リサイクルして貰うことができます。
リサイクルの対象となるのは以下の製品です。
・デスクトップパソコン本体
・ノートパソコン本体
・CRTディスプレイ
・液晶ディスプレイ
・CRTディスプレイ一体型パソコン
・液晶ディスプレイ一体型パソコン
・パソコンの製品出荷時に同梱されていたキーボード、マウス、コード、テンキー、スピーカー等の付属装置(パソコンと同時回収する場合に限り回収)
プリンタ、スキャナ、外付けドライブ、ワークステーション、サーバーなどはリサイクルの対象外ですので、通常の粗大ごみ収集などに出して処分します。
2003(平成15)年10月以降に販売された製品であれば無料で回収して貰えますが、それよりも古いパソコンの場合は回収費用が掛かります。
メーカーの回収・リサイクルの流れ
1. メーカーの受付窓口に回収の申し込む
ディスプレイとパソコン本体のメーカーが違う場合は、それぞれのメーカーへ申込みます。
2. 各メーカーの受付窓口を一般社団法人パソコン3R推進協会のホームページの一覧にて、確認
メーカーが存在しない自作、倒産メーカー、事業撤退、個人輸入等のパソコンはパソコン3R推進協会まで申し込んでください。
3. 申し込むとエコゆうパック伝票が送付されるので、梱包し発送する
運搬したパソコンはメーカーの再資源化施設で解体され、資源として再利用されます。
危険物・処理が困難なもの
ピアノ、オートバイ、原付き、耐火金庫などは危険物・処理が困難なものに該当します。
これらは名古屋市や西区では収集対応していません。
不明なものについては「粗大ごみ受付センター」へ電話にて相談しましょう。
処理困難なものの回収相談先
・ガスボンベ(LPガス)
販売店もしくは愛知県LPガス協会(電話番号:052-261-2896)にご相談ください。
・ガスボンベ(一般高圧ガス)
販売店もしくは東海高圧ガス容器管理委員会(電話番号:052-551-8050)にご相談ください。
・耐火金庫
中部セーフ・ファニチュア協同組合(窓口:ヤマニ商会 電話番号:052-251-4851)にご相談ください。
※小型(50cm角以下)のものは、お住まいの区の環境事業所にお問い合わせください。
・消火器
株式会社消火器リサイクル推進センターか、お住まいの区の環境事業所にお問い合わせください。
・自動車用タイヤ・ホイール・バッテリー
販売店、専門業者にご相談ください。
・二輪車
自動車リサイクル促進センターか、二輪車リサイクルコールセンター(電話番号:050-3000-0727)にお問い合わせください。
・フロン類が使用されている製品
都道府県の許可を得たフロン回収業者にフロンの回収を依頼してください。
(ウォーターサーバーなどのフロン類が使用されている製品)
詳しくは環境局 事業部 作業課 処理係(電話番号: 052-972-2396)までお問い合わせください。
事業系粗大ごみ
事業系の大型ゴミは、名古屋市では取り扱っていません。
各事業者自身で処分をするか、専用の廃棄業者を活用してください。
事務所や店舗などからでるゴミは事業系ゴミとなります。
事業活動に伴って生じた事業系ゴミは、事業者自身で責任をもって処分・処理をお願いします。
もし仕事場と住居が一緒の場合は、事業所から出るごみは「事業系ごみ」、家庭から出るごみは「一般家庭ゴミ」に分けて出しましょう。
粗大ごみについての問い合わせ先
<粗大ごみ受付センター>
フリーダイヤル:0120-758-530
携帯電話、愛知県外からの申込み:052-950-2581(通話有料)
※ご自身で粗大ごみを搬入する場合は、下記のお近くの各事業所にお問合せください。
西環境事業所:西区南堀越二丁目4番70号
電話番号:052-522-4126