オフィス、事業者、店舗から出る粗大ごみは何ごみ?処分方法が知りたい!

目次

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引っ越しや模様替え、家具・家財道具・電気製品などの買い替えで大量の大型のごみや不用品が出たとき、どうやって処分しますか?

 

家庭から出た粗大ごみを処分する場合は、自治体のごみ収集に粗大ごみとして出して処分してもらうことができます。有料の個別収集になっている地域がほとんどですが、自宅の前まで回収に来てもらえるのでとても便利ですね!

でも、オフィス、事業所、飲食店や小売店などの店舗から出た粗大ごみは、自治体の粗大ごみ収集に出すことができません。

 

事業所から出た粗大ごみは、一体どうやって処分すればよいのでしょうか?

 

 

1.オフィスのレイアウト変更で粗大ごみが出た!

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オフィスや事業所、飲食店や小売店などの店舗から出るごみは、「事業系ごみ」として処分しなければならないという決まりがあります。

 

一般家庭から出る「家庭系ごみ」は、指定された場所に出しておけば自治体のごみ収集で回収処分してもらえますが、事業系ごみは、ごみを排出した事業者が責任を持って処分しなければならないのです。

そのため、事業を行っている人はそれぞれ民間のごみ処理業者と契約し、ごみの処理を依頼しています。

 

オフィスや飲食店などから日常的に出るごみの種類や量は大きく変化することは少ないので、毎回決まった量を業者に回収してもらう契約を行っています。レイアウト変更や備品の買い替えなどで粗大ごみが出た場合に、勝手に指定のごみ集積所に粗大ごみを出しても、残念ながら回収してもらうことはできません。

粗大ごみの回収は、自分で処分するか、別途、業者に依頼をする必要があるのです。

 

 

2.オフィスから出た粗大ごみはどうやって捨てればいいの?

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それでは、移転やレイアウト変更、備品の買い替えなどで要らなくなった家電や家具などの大型ごみ(粗大ごみ)は、どのようにして処分することができるのでしょうか?

 

事業系ごみを処分するには、次の2つの方法があります。

▶ 地域のごみ処理施設に、分別したごみを自分で持ち込んで処分してもらう

▶ 自治体の認可を得ている民間の業者に回収処分を依頼する

 

ごみ処理施設に、ごみを自分で持ち込んで処分してもらう方法を「自己搬入」といいます。

事業系ごみを地域のごみ収集に出すことはできませんが、自分で地域のごみ処理施設に持ち込んで処分してもらうことはできるのです。業者に依頼せずに自分で持ち込むことで、コストをかけずにごみを処分することができます。

 

事業系ごみを自己搬入する方法

ごみを自己搬入する方法は、家庭系ごみも事業系ごみの場合も同じです。

具体的な手続きは地域によって多少異なりますが、地域のごみ処理施設に車で運ぶというのが基本的なルールです。自転車や徒歩など、車以外での持ち込みはできません。処分するごみが複数ある場合もすべてまとめて計量し、重さによって処理手数料が決まります。

 

名古屋市のケースについて、自己搬入の方法を詳しくご紹介します。

▶ 受付は環境事業所、搬入はごみ処理施設

名古屋市でごみの自己搬入を行う場合、車にごみを積んだ状態で、地域の環境事業所とごみ処理施設の2か所に行く必要があります。

まず地域の環境事業所で受け付けを行い、その後、指定のごみ処理施設にごみを持ち込み、処分してもらいます。ごみの種類によっては受け入れできない場合があるので、迷う場合は、環境事業所へ行く前に電話で相談することをおすすめします。

1) 電話で相談をする
2) 地域の環境事業所で受け付けを行う
3) 指定のごみ処理施設にごみを持ち込む
(※受付をしたその日に施設に持ち込む必要があります)

 

▶ 地域の環境事業所を探す

利用できる環境事業所は地域(区)ごとに決められています。以下のサイトで、各区の環境事業所の場所をご確認ください。

各区の環境事業所

受付時間:8:00~12:00、13:00~14:30
(または15:15など、事業所によって異なる)
休み:土日(祝日は利用可)、年末年始

 

▶ ごみ処理施設を探す

利用できるごみ処理施設は、ごみの種類・地域(区)によって異なります。

粗大ごみの自己搬入は、港区の「大江破砕工場」で受け入れています。粗大ごみのうち、大きさが180cmを超える大きなもの、破砕が難しいものなどは受け入れできません。岐阜県多治見市の「愛岐処分場」で受け入れをしています。

 

大江破砕工場

受付時間:8:45~12:00、12:45~15:40
休み:土日(祝日は利用可)、年末年始

 

愛岐処分場

受付時間:9:15~12:00、12:45~16:10
休み:土日(祝日は利用可)、年末年始

 

▶ 自己搬入の処理手数料

ごみの処理手数料は、重さによって決まります。

処理施設で計量を行い、10kgにつき200円の処理手数料を、その場で現金で支払います。

 

▶ 自己搬入できないもの

ごみ処理施設では、すべてのごみを受け入れできるわけではありません。次の種類のものは持ち込みできませんのでご注意ください。

【危険物】

自動車用タイヤ、ホイール、自動車用バッテリー、スプレー缶、ライター、充電式電池など発火の恐れがあるもの、水銀血圧計、産業廃棄物、ガスボンベ、消火器爆発物、劇薬など

⇒ 販売店などに相談する

【リサイクル対象となっているもの】

エアコン、テレビ、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、衣類乾燥機、パソコン

⇒ 各自でリサイクルの手続きを行う

【資源として処理できるもの】

新聞、雑誌、ダンボール、紙類、空きびん、空き缶、ペットボトル、発泡スチロール

⇒ 地域の資源回収に出せる

 

 

3.オフィスから出た粗大ごみの処分を依頼する方法

地域のごみ処理施設に自己搬入することが難しい場合は、自治体の認可を得ている民間のごみ処理業者に回収処分を依頼する必要があります。

 

▶ どのような業者に依頼すればよいか

粗大ごみの回収処分を依頼する業者は、名古屋市の認可を得ている「一般廃棄物収集運搬業許可業者」でなければならない点に、注意が必要です。ごみの種類によっては、「産業廃棄物処理業許可業者」に依頼する必要があります(業務用プリンターは、産業廃棄物になります)。

処分を依頼する業者を探すには、次のような方法があります。

・日常的にごみの処分を依頼している業者に、粗大ごみの処分を依頼する
・ビルなどの管理会社に相談する
・一般廃棄物収集運搬業許可業者を探す
・産業廃棄物処理業許可業者を探す
・粗大ごみを処分してくれる民間の不用品回収業者を探す

 

▶ 許可業者に回収を依頼する場合の処理手数料

回収業者と事業者との間で契約を行います。ごみ処理施設での処理手数料(10kgにつき500円)のほか、ごみ処理業者に支払う手数料が必要になります。

※ 処理可能なごみの種類については、業者に直接ご相談ください。

 

▶ 民間の不用品回収業者に回収を依頼する場合の処理手数料

回収業者と事業者との間で契約を行います。処理費用は業者によって異なります。

まだ使える家具や家電製品を買取してくれる業者もあるので、申し込み時にぜひ問い合わせてみてください。買取を廃棄処分を同時に行うことで、よりお得に粗大ごみを処分することができます。

 

オフィスから出た粗大ごみの処分見積もりはこちらから

 

 

4.まとめ

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オフィスや事業所、小売店や飲食店などで、移転やレイアウト変更、備品の買い替えなどの際にでる粗大ごみの処分方法についてご紹介しました。

 

家庭から出る粗大ごみは自治体の個別収集を依頼することができますが、事業者から出る粗大ごみは、各自で責任をもって処分しなければなりません。地域のごみ処理施設に自分で持ち込むか、ごみ処理業者や不用品回収業者に回収処分を依頼する必要があります。

多くの場合、業者に処理を依頼することになると思いますが、信頼できる業者を見つけることができればごみの処理がとても楽になります。まずは業者選びから始めてみてください!

 

対応可能品目数、業界随一!

不用品回収対応品目一例