「ビーズクッションはどうやって処分するの?」
「中身のビーズは分けてごみに出した方が良い?」
ビーズクッションは独特のフィット感があり、多くの人が愛用しているソファです。しかし、長年使っていると、徐々にビーズがへたってくるので、座り心地が悪くなりますよね。
家族で座れる大きなソファタイプのものや、一人でゆったりくつろげるクッションなどさまざまなビーズクッションが販売されていますが、いざ処分するとなると取り扱いに困ってしまうものです。
要らなくなったビーズクッションは自治体で処分できますが、誤った方法で出すと周囲に迷惑をかけることがあるため、注意しなければなりません。
この記事では、ビーズクッションの正しい処分方法や費用について詳しく解説します。
古いビーズクッションを手放して、快適に過ごしましょう!
ビーズクッションでない、普通のクッションの処分についてはこちらで説明しておりますので、併せてご覧ください。
体にフィットするビーズクッションとは
ビーズクッションは、細かなパウダービーズが詰め込まれたクッションで、形を変えてフィットする特徴があります。
リビングのソファやチェアとして利用されることが多く、リラックスアイテムとして人気です。ここでは、代表的なビーズクッションの素材や特徴についてみていきましょう。
無印良品の人をダメにするソファ
無印良品の「体にフィットするソファ」は、2002年の発売から累計販売数180万個以上のロングセラーヒット商品です。
ソファを形作る微粒子ビーズが自由に変形して、体にフィット。くつろぐポーズや体形に合わせて、包み込まれるような座り心地を実現します。「人をダメにするソファ」といわれる通り、一度座ったら立ち上がれなくなるほど快適だと評判です。
カバーの素材は、綿、デニム、ポリエステルなどから選べます。洗い替えも可能ですが、ビーズがへたってきた場合は補充用クッションを購入するか処分を検討する必要があるでしょう。
yogibo(ヨギボー)のビーズクッション
アメリカ生まれのユニークな形が豊富なヨギボーのビーズクッションは、小さな子供から大人まで人気のアイテムです。カラフルで見た目も楽しく、インテリアのアクセントとしても重宝します。
YouTuberのはじめしゃちょーの自宅にあったことで話題になりました。ヨギボーでは、リペアサービスを行っており、インナーカバーの交換やビーズの補充が依頼できます。ただし、修理は有料で送料もかかるため、思い切って買い替えた方がお得になるかもしれません。
ニトリの極小マイクロビーズソファ
ニトリの極小マイクロビーズソファは、非常に細かいビーズを使用しており、滑らかなフィット感が特徴です。価格が手頃で、お求めになりやすい一方で、使用頻度が高いとクッションの形状が崩れることも。
ニトリでは家具の引き取りサービスを行っていますが、ビーズクッションは対象外となるため、自分で処分する必要があります。
ビーズクッションの6つの処分方法
ここでは、ビーズクッションの処分方法を詳しく解説します。
処分方法 | メリット | デメリット |
粗大ごみ収集に出す | 費用を抑えて処分できる | すぐに処分できない |
自治体の燃えるごみの日に出す | 気軽に処分できる | 大きいと簡単に処分できない |
ごみ処理施設に直接持ち込む | 平日なら当日に処分できる可能性あり | 持ち込む手間がかかる |
フリマアプリやオークションに出品する | 現金化できる | 状態が悪いと売れない |
リサイクルショップで買い取ってもらう | 現金化できる | 買取を断られることがある |
不用品回収業者に依頼する | ・どんなビーズクッションも処分できる ・夜間や土日も対応可能 | 費用がかかる |
それぞれの処分方法について詳しく解説します!
粗大ごみ収集に出す
ビーズクッションは自治体の粗大ごみ収集に申し込んで処分できます。
事前に予約して、指定された日に出すだけで回収してもらえるので便利です。粗大ごみとなるサイズや処理手数料は、自治体によって異なります。
ホームページで処理手数料を確認できない場合は、電話で受付する必要があります。申し込みの手順は下記の通りです。
粗大ごみを出す手順
- 個別収集の申し込みをする(電話、ネット)
- 必要な額の「手数料納付券」を購入する
- 必要事項を記載した「手数料納付券」を貼る
- 指定の日時に、指定された場所に出す
立ち合いは必要なく、玄関前やごみ集積所の前などに運び出す必要があります。長期休暇や年末年始の前後は混雑しやすく、予約から1か月待ちとなることもあるため、早めに手続きをしましょう。
自治体の燃えるごみの日に処分する
ビーズクッションを分解することで、燃えるごみとして処分できます。手間はかかりますが、費用はごみ袋代だけで済むので、お得です。
ビーズクッションの分解手順は下記の通りです。
- クッションの外カバーを外す
- 内側の袋を開けてビーズをごみ袋に移す
- 袋に「ビーズクッション」と明記して収集日に出す
愛知県名古屋市では、30cm以下のビーズクッションなら可燃ごみとして処分できます。ビーズが入っている袋から、ごみ袋に移し替える際は、漏斗状の筒を活用するとスムーズです。チャックがない内袋のクッションはハサミで少し切って慎重に作業してください。
ごみ処理施設に直接持ち込む
大きなビーズクッションを処分したい場合は、ごみ処理施設へ自分で持ち込むのも一つの方法です。
手間はかかりますが、平日の昼間にタイミングがあれば、すぐに処分できる可能性があります。愛知県名古屋市を例に、手続きの流れを解説します。
- ビーズクッションを車に積み込む
- 環境事業所で受付する
- 搬入先の工場まで運転する
- 係員の指示に従い、ビーズクッションを積み下ろす
- 計量(10kgまでごとに200円)
- 処理手数料を支払う
名古屋市では当日に受付をした後、処理施設まで向かいます。受付時間は地域によって異なり、早いところは13:40に締め切ってしまうため、午前中に行くと安心です。また、ビーズのように飛散するものは、前処理が必要となることがあるため、事前に電話で問い合わせておくと良いでしょう。
フリマアプリやオークションに出品する
ビーズクッションは、フリマアプリやネットオークションで出品して手放すことができます。
汚れやへたりが少なく、まだ使用できそうなものは、売却を検討しましょう。自分で販売価格を決められるので、納得して処分できる点がメリットです。ただし、いつ売れるか分からないため、急いで処分したい人には不向きといえます。
また、販売価格に応じて利用手数料がかかる点には注意してください。
- メルカリ:販売価格の10%
- ラクマ:販売価格の4.5~10%
- Yahoo!オークション:販売価格の10%
そのほか、出品者側で送料を負担する場合は、その分を考慮して価格を決めることが必要です。
下記のようなビーズクッションは人気があるため、数日で売れることも。
- ヨギボー マックス(1人用):16,000円
- 無印良品 体にフィットするソファ2個:3,500円
- キャラクターのビーズソファ:11,111円
大きなビーズクッションは送料が2,000円台と高くなり、梱包も大変です。販売価格と手間が釣り合うか考えて、この方法を選びましょう。
リサイクルショップで買い取ってもらう
まだ使えるビーズクッションなら、リサイクルショップに持ち込む方法で処分できます。費用がかからないだけでなく、臨時収入を得られるので、一度査定に出すと良いでしょう。
大型のビーズクッションは自分で運ぶのが難しい場合がありますが、出張買取サービスを利用すれば、自宅まで担当者が来て査定・買取をしてくれるため、手間が大幅に省けます。
ただし、全てのリサイクルショップがビーズクッションを引き取るわけではありません。においや汚れが目立つビーズクッションは買取を断られることもあります。
ビーズクッションを高く売るコツ
ビーズクッションを高く売るためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。
- 汚れやほこりを落とす
- 買取実績がある店舗を選ぶ
- 複数セットで売る
まず、査定前にクッションを丁寧にクリーニングし、汚れやほこりをしっかり落としましょう。目立つシミがある場合は、可能な限りシミ抜きしておくと、買取価格がアップする可能性があります。また、日頃からクッションを丁寧に扱い、傷をつけないようにすることも大切です。無印良品やヨギボーなどのビーズクッションを売却したい場合は、買取実績のある業者を選ぶことで、より高値で売れる可能性が高まります。
また、同じメーカーのクッションや家具があれば、同時に査定してもらうのもポイントです。
不用品回収業者に依頼する
ビーズクッションをすぐに処分したいなら、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。
手間をかけずに複数の不用品を処分したい場合や、大きなビーズクッションを家から持ち出せない場合に適しています。依頼の手順は次の通りです。
不用品回収業者に依頼する手順
- 回収業者を選ぶ
- 電話またはウェブで見積もりを依頼する
- 見積書で費用を確認する
- 回収日時を決める
- 当日作業完了後、お支払い
料金がかかりますが、手間も時間もかからずとても便利な方法といえます。正式に依頼する前に必ず業者の無料見積もりを利用し、比較検討をすることをおすすめします。
悪質な業者に注意!
ビーズクッションの処分を不用品回収業者に依頼する場合には、悪徳業者に依頼しないように注意が必要です。
悪質な業者はお客様に対して、作業完了後に高額な費用を請求するケースがあります。また、極端に安い費用で回収して不法投棄する事例も少なくありません。トラブルに巻き込まれないためにも、下記ポイントを確認して業者を選ぶことをおすすめします。
- ホームページに会社概要が記載されている(住所・代表の電話番号)
- 不用品回収の実績が豊富である
- GoogleMapで口コミを確認する
- 料金体系が明確である
- 見積もり時の対応が丁寧
近くの不用品回収業者のホームページを見て、2~3社に無料見積もりを依頼することで相場が把握できます。
ビーズクッションの処分費用の相場
ビーズクッションの処分費用は、選択する方法によって大きく異なります。
処分方法 | 費用相場 |
粗大ごみ収集に出す | 400円 (自治体によって異なる) |
自治体の燃えるごみの日に出す | 無料 |
ごみ処理施設に直接持ち込む | 200円 (自治体によって異なる) |
フリマアプリやオークションに出品する | 無料 (販売手数料・送料がかかる) |
リサイクルショップで買い取ってもらう | 無料 |
不用品回収業者に依頼する | 1点4,000円~ |
費用だけでなく、時間や手間も考慮して、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
時間に余裕があるなら粗大ごみとして出すのも一つの手段ですが、手間をかけずに処分したい場合は、電話1本で依頼が完了する不用品回収業者を利用する方が良いでしょう。
ビーズクッションを処分する際の注意点
ここでは、ビーズクッションを処分する際の注意点を解説します。
ビーズが飛散するので安全な場所で分解する
ビーズクッションを分解して処分する際、ビーズが飛散しないように、安全な場所で分解することが重要です。クッション内部のビーズは非常に軽く、風や動きで簡単に散らばってしまうため、屋内や風の当たらない場所で作業を行いましょう。ペットや赤ちゃんがいる環境では、誤飲や窒息のリスクがあるため、一人で作業できる部屋を確保することが大切です。
ハサミで切る際には、細かいビーズが飛び散るためマスクをして作業してください。
ごみ袋を二重にして「ビーズ」と貼り紙する
ビーズクッションの処分時には、飛散防止のため、ごみ袋を二重にし、外側に「ビーズ」と貼り紙をすることが非常に重要です。
マイクロビーズは非常に軽くて飛散しやすいため、回収作業中にごみ袋が破れてしまうと、道路や近隣の家に被害が及ぶことがあります。実際にビーズが飛散し、ごみ袋が破裂した事例が報告されており、川や海に流れ込んで海洋汚染に繋がる恐れもあります。適切に処分してこうしたリスクを防ぎましょう。
不用家具引き取りサービスは利用できない
ビーズクッションの処分には、「不要家具引取りサービス」は利用できない可能性が高いです。家具販売店で提供しているサービスは、購入した家具と同じ種類の家具に限り、無料または有料で引き取ってくれますが、ビーズクッションは対象外となることが多いです。たとえば、無印良品ではビーズクッションは対象家具のカテゴリーに含まれないため、このサービスを利用することはできません。そのため、ビーズクッションを処分する際には、他の回収方法を検討するか、引き取りサービスの対象品目を事前に確認することが重要です。
ビーズクッションの処分は不用品回収業者におまかせください!
- 大きなビーズクッションを処分したい
- 家から持ち出すのが大変
- 朝のごみ出しに間に合わない
ビーズクッションの処分にお困りの場合は、不用品回収業者に依頼することで効率良く処分できます。ここでは不用品回収業者のメリットを詳しく解説します。
大きいビーズクッションも楽に処分できる
不用品回収業者に依頼することで、大きいビーズクッションも簡単に処分できます。自分で重いクッションを運ぶ必要がなく、スタッフが安全に搬出してくれるため、手間がかかりません。複数人で座れるソファタイプのビーズクッションは、自宅の狭い通路を通すのが難しいことがあります。不用品回収業者であれば、プロのスタッフが作業するため、労力をかけることなく処分できます。
他のソファや不用品もまとめて回収依頼できる
不用品回収業者では、ビーズクッションだけでなく他の不用品も同時に処分できます。1回の訪問で同じトラックに積み込むことで、一律料金で処分できるのも魅力です。たとえば、ソファやテーブル、家電など処分方法が異なるものでも問題なく回収できます。
引っ越しや大掃除で、多くの不用品が出る場合にもおすすめです。
夜間や早朝、土日祝日も対応可能
不用品回収業者は、夜間早朝や土日祝日にも営業しているため、朝のごみ出しに間に合わない人や忙しい時にも利用できます。
仕事帰りや休日など空いた時間を使って回収依頼できるので、予定を調整することなく処分できるのがメリットです。都合が合えば、最短即日で対応できるため、急ぎで処分したい場合に利用すると良いでしょう。
ビーズクッションの処分方法まとめ
ビーズクッションの処分方法には下記の6つがあります。
- 粗大ごみ収集に出す
- 自治体の燃えるごみの日に処分する
- ごみ処理施設に直接持ち込む
- フリマアプリやオークションに出品する
- リサイクルショップで買い取ってもらう
- 不用品回収業者に依頼する
ビーズクッションはカバーと中身のビーズに分けられ、自治体によっては燃えるごみとして処分できます。ただし、分解する際はビーズの飛散に十分に注意して作業しなければなりません。
大きなビーズクッションを効率良く処分するなら、そのまま回収してもらう方が安全です。時間や労力の違いを把握し、自分に合った方法を選びましょう。
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