【契約書の確認を忘れずに!】不用品回収の被害激増!悪徳業者とのトラブル回避方法4選!

目次

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処分したいものがたくさんあるとき、皆さんはどのような手段で処分を考えますか?

ご存知の方も多いかもしれませんが、大量の不用品回収を得意とするのはやはり「不用品回収業者」。

しかし、「不用品回収業者」と聞くと、

「ぼったくりが多いって聞くし不安…。」

「どんな業者が信頼できるのかわからないから頼みづらい…。」

このようなご意見を多く耳にします。残念なことに、不用品回収におけるトラブルは数多くあり、悪徳業者も存在しています。このような理由から不用品回収業者を避けてしまう方が多いのも事実なんです。

しかし、それだけの理由で不用品回収業者を利用しない…というのは正直もったいないです!

もちろん優良な業者もたくさんありますし、何より、不用品回収業者にはさまざまなメリットがあり、実際に利用された方から喜びの声も多くいただいています!

民間の業者に不用品回収を依頼する場合どんなふうに申し込めば良いのかは、いろいろな情報サイトなどで紹介されています。

業者に作業を依頼するときに、とくに注意すべき点は、「契約書」をしっかりと読み確認すること!契約書をよく読んで、内容に納得したうえでサイン・押印をすることがもっとも大切になります。

しかし、契約書には難しい言葉がたくさん並んでおり、そもそも理解するのが大変という方もたくさんいらっしゃると思います。細かい字でびっしりと書かれた書類を読むのは苦手…と感じる方も多いのでは?

今回は、不用品回収業者がどんなものなのか「不用品回収」のトラブルについて詳しく見ていきつつ、トラブルを回避するために必要な「契約書」についても解説していきます。読む際に気をつけるべきポイントや、優良な業者の見極め方をしっかり覚えて、ぜひとも業者選びに役立ててくださいね!

そのほか役立つコラムはこちら▼▼

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そもそも「不用品回収業者」ってどんな業者?

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そもそも「不用品回収業者」とは、どのようなサービスを提供している業者なのでしょうか?

「不用品回収業者」とは、その名のとおり「不用品を回収してくれる業者」のこと
大型の家具や家電製品などは処分に困る方も多いでしょう。

そんなとき、自治体で回収できないものでも引き取ってくれるのが不用品回収です。

運びにくいものでも自宅で待っているだけで回収してくれるので、女性や高齢者から多くの支持を得ているサービスとなります。
民間企業が営業しているため、平日だけでなく土日や祝日も関係なく、依頼者の要望で不用品を回収することができます。

行政サービスと不用品回収業者の違い

不用品処理を依頼するとき、

  • 自治体に依頼する方法
  • 民間企業が運営している不用品回収業者に依頼する方法

これら2つの方法があります。

メリットデメリット
自治体の行政サービス・料金がリーズナブル・平日の指定された日のみの回収しかできない
不用品回収業者・土日祝関係なく柔軟に対応してもらえる・料金が高額になりやすい

自治体が行う行政サービスは料金がリーズナブルな反面、平日で指定された日のみの不用品回収に応じていますが、すでにお伝えしたように不用品回収業者は民間企業が運営しているため、各企業でサービス内容や営業時間はさまざまで、多くの不用品回収業者が”年中無休”や”即日回収”を謳っています。

つまり、不用品回収業者のほうが融通が効くため、忙しい現代人にはぴったりな業者ということなのです!

近頃は、電化製品や家具の輸出という流れもあり、リサイクル対象の家財道具を無料で回収する不用品買取サービスも登場。このようなサービスを活用すれば、廃棄処分として料金を支払わなくて済むので、行政サービスよりも使い勝手が良くなってきているようです!

不用品回収業者の儲けの仕組みは?

新品に近い家具・家電は理解できますが、ゴミやガラクタなどの不用品を回収してどうやってお金になるの?と思いますよね。不用品回収業がどのように儲けを出しているのか気になる方も多いのかもしれません。

儲ける仕組みは、以下のとおりです。

  1. 不用品を有料で回収する
  2. 状態の良い不用品を再販売
  3. 壊れたものはリサイクルやパーツの販売をする
  4. 海外に輸出する

これらの業務から儲けが出る仕組みになっています。具体的にどのようなどのように行われているのか、もう少し深掘りしてみましょう。

① 不用品を有料で回収する

現在、不用品回収業者には、無料で回収する事業者有料で回収する事業者の2通りあります。

「無料」と「有料」だったら、当然どんな方でも「無料」が良いと思いますよね。

そう考えると、有料で回収する事業者は無料で買い取る事業者に比べると依頼が少なくて儲けられないんじゃない?と思われがちですが、料金が設定されているため回収するだけで確実に利益が出せる…というわけなのです。そして、実はこの「有料」というのが今は信頼にも繋がっています。

後ほどトラブル事例でもご紹介いたしますが、ここではこの「無料回収」を謳う業者がトラブルの元になると覚えておきましょう。

② 状態の良い不用品を再販売する

街中をよく走っている不用品回収業者の軽トラックが「壊れていても動かなくても回収します」などの文言で宣伝している様子を見たことがあるかと思います。

壊れている家電などを買い取ってどのように利益を出すのかというと、正常に動くように整備して再度販売することで利益を出しているのです。

とくに家電などの場合、少し整備すれば再度正常に利用できる場合も多いため、リサイクルショップなどと契約し、再販売できそうなものを回収している事業者もいるようです。

③ 壊れたものはリサイクルやパーツの販売をする

不用品回収業者は、依頼主から回収したものをリサイクルしたりパーツを販売し、利益を出しています

家電などの金属部分はリサイクルできますし、パソコン内部のハードディスクのデータを処理して中古のパーツとして販売することも可能です。

このような仕組みのため、無料で不用品回収をしている事業者も利益を出せ、依頼主が無料で回収を依頼できるというモデルが成り立っているというわけです。

④ 海外に輸出する

リサイクルや中古パーツとして販売しない方法としては、海外に輸出する方法があります。

とくに、自転車やバイクは海外で主な移動手段として利用している国が多いため、まとめて輸出することができ、多くの利益が見込めます。

不用品回収業は誰でもできるわけではない

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儲かる仕組みを理解すると簡単な業務に感じるかもしれませんが、不用品回収業は実は誰でもできるわけではなく、以下のようなきちんとした資格を持った業者だけが営業を許されています。

一般廃棄物収集運搬業許可

一般の家庭から出る家具や家電といった不要物を回収するときには、必ず一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。

産業廃棄物収集運搬業の許可のみを取って一般家庭の不用品を回収している業者もあるようですが、これは違反にあたりますので、くれぐれもこのような業者にはお気をつけ下さい。

実は一般廃棄物収集運搬の許可は取りにくいと言われているのですが、これは、新規の一般廃棄物収集運搬業者を募集していない自治体が多いためです。不用品回収を依頼する際は、許可の確認を必ず行いましょう。

産業廃棄物収集運搬業許可

産業廃棄物収集運搬業とは、大きな会社や業者、事業所などと提携して産業廃棄物の回収処分を行うときに必要となる許可のことです。

例えば、工場から出る廃油や廃プラスチック、タイヤやゴムくず、金属くず、がれき類、木材の加工場から出る木くずなど、事業活動を行うことによって排出されるこれらの不要物はすべて「産業廃棄物」に該当します。

産業廃棄物は適切な処理が求められるため、専門の業者に収集や運搬依頼をする必要があります。    

古物商許可

古物商許可とは、不用品の売買や交換といった営業をするときに必須となる営業許可のことです。

不用品を回収したあとにリユースやリサイクルといった二次利用をする場合には、古物商許可が必須となります。

古物商許可は、窃盗や盗品の売買を防ぐ目的で定められた古物営業法に関する資格です。 
許可を得ている業者を利用すれば、中古品を安全に売買することが可能となります。  

遺品整理士資格

不用品回収業者の中には、「遺品整理士」の資格を保有しているスタッフがいる場合も。

遺品整理士とは一般社団法人遺品整理士認定協会が制定した認定資格です。

亡くなった方の遺品を処分する際には、遺品整理士資格をもつ業者に依頼するのが安心です。        

遺品整理士の資格がなくても一般廃棄物収集運搬業許可などがあれば遺品整理の依頼は可能ですが、遺品を正しく取り扱うためにはやはり専門知識が必要です。 
トラブルなく遺品整理を済ませたいのなら、遺品整理士資格をもつ業者を探すのも良いかもしれませんね。

不用品回収業者はこんなときに便利!

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ご存知の方も多いと思いますが、ひと昔前の時代なら、いらなくなったものやゴミ・不用品を捨てるのはとても簡単なことでした。

しかし、今は違いますよね。

生ゴミや紙くずなどのゴミを捨てるにも、地域によっては有料。指定の袋を購入しなければならないので、当然お金がかかります。また、再生可能な資源である、ビン・缶・ペットボトルなどは分けて出さなければいけませんし、冷蔵庫やテレビなど一部の電気製品は、指定の方法でリサイクルの手続きが必要になるため、自治体を利用して捨てることはできません。そんなゴミの中でもとくに面倒なのが、大型の粗大ゴミの処分。

面倒なゴミ捨てを楽にできたら…と思いますよね。そんなときに役立つ業者、それが「不用品回収業者」なのです!

面倒な粗大ゴミ、わかりづらいゴミの処分には不用品回収業者がおすすめ!

一般的な粗大ゴミを処分する手順は以下のとおりです。

粗大ゴミの申し込み手順

  1. 粗大ゴミ受付センターに電話で申し込む
  2. 収集日、収集場所、料金を確認する
  3. 指定の販売店などで(スーパーコンビニ他)、手数料納付券(シール)を購入
  4. 納付券に名前を記入して、不用品に貼る
  5. 収集日に指定場所に出す(立ち合いは不要)

ほとんどの地域で上記のような手順を踏んで有料の個別回収となっており、その都度、申し込まなければなりません。そして、指定の日時に家の前に出しておかなければならないので結構な手間ですよね。

地球の環境を守るためにゴミの分別を徹底し、ゴミを減らしていく努力をすることは大切なことなのですが、中には、ゴミ捨てのルールが難しくていつ出して良いかわからない忙しくて指定の時間にごみを出せないリサイクルの方法がよくわからない…というような方もいらっしゃると思います。

そんなときに頼りになるのが、民間の不用品回収業者の存在なんです!

捨て方が難しい粗大ゴミや家電製品、溜まってしまった可燃ゴミや資源ゴミ、引っ越しや模様替えで一度にたくさん出たゴミも、まとめて回収・処分(※1)してもらえます!

※1 なんでも回収できると思われがちですが、ほとんどのゴミの回収は可能な反面、生ゴミ・危険物などの法令に反するものの回収は残念ながらできません。

まだまだある!不用品回収業者へ依頼するメリット

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お伝えしたように、ゴミだけでなくとくに大きく運搬が難しい製品を処分する際に大活躍するのが不用品回収業者。さまざまな不用品を楽してお得に処分することのできるとっておきの方法が、「不用品回収業者へ回収・買取を依頼する」ことなのです

またお得で便利なだけでなく、不用品回収業者は環境へも配慮した不用品の処分・再利用を第一に考えてくれるんです。もちろんメリットはそれだけじゃありません!

不用品回収業者に依頼するメリットは、以下のとおり。

  • 自治体で回収不可のものも対応してもらえる
  • 自分の都合に合わせて自宅まで回収に来てくれる
  • 回収と買取が一度の依頼で済む
  • 回収・買取をしてくれる業者なら、査定額を差し引いてお得に処分できる
  • 買取不可な場合でも、引き取りに応じてくれる
  • たくさんの不用品をまとめて処分してもらえる

不用品の回収を業者に依頼するなら、具体的にどんなメリットがあるかも気になるところですよね。それぞれについてもう少し詳しく見てみましょう。

自治体で回収不可のものも対応してもらえる!

自治体の粗大ゴミ回収でも、回収不可のものがあります。

  • 家電リサイクル法対象品目(テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機など)
  • パソコンリサイクル法の対象品目
  • 自治体では処理できないもの(自動車のバッテリー・タイヤ・ピアノ・消化器など)

既にお伝えしていますが、家電リサイクル対象品目は自治体では回収不可なので販売店やメーカー・指定引取場所を利用して回収をする必要があります。
同様に、パソコンリサイクル法の対象品目は、メーカー・家電店・小型家電回収をしている自治体・パソコンリユース企業を利用して、回収を行うのが普通です。また、適正処理が困難なものについては、自治体が「一般廃棄物収集許可業者」を教えてくれるので、そちらに問い合わせする必要があります。

不用品回収業者は、これらの自治体が回収不可としているものでも回収が可能です。「自治体で受け付けていない不用品は、どうやって処分するの?」と悩んだ場合や、ほかの処分方法では体力的に無理などの理由があって利用できない方にも、手軽に依頼できる頼れる業者なのです!

自分の都合に合わせて自宅まで回収に来てくれる!

不用品回収業者の大きなメリットのひとつに、「自分の都合に合わせて自宅まで回収に来てくれる」ことがあります。

自治体の行政サービスでは回収できる日時が限られていますし、自宅までの回収はしてもらえません
指定された場所まで不用品を運ばなければならず、品目にもよりますが、電化製品や家具の場合は相当な重労働になります。不慣れな搬出をした結果、怪我をしてしまったり壁などにぶつけてしまうというトラブルも…。

その点、不用品回収業者なら、営業時間内であれば依頼主の都合に合わせて自宅まで伺い、土日祝日や早朝・夜間にも対応可能なんです!お仕事の忙しい方にはぴったりのサービスと言えますね!

回収と買取が一度の依頼で済む!

不用品回収業者は、まだ使える家電や家具などを再販するために買取も応じてくれます。本来なら処分費用が必要なものでも、廃棄という選択肢ではなく処分の方法を見直すと、逆にお金が得られる可能性すらあるんです!

今はネットオークションやフリマアプリの利用も浸透してきている時代ではありますが、慣れない方には出品の手続き、配送方法、商品の写真撮影など想像以上に大変なものでもあります。

不用品回収業者なら、依頼した日程で回収と買取のどちらにも対応してもらえるので、手間がかかると感じることもありません!

回収・買取をしてくれる業者なら、査定額を差し引いてお得に処分できる!

不用品回収に限らず、業者へ依頼するとなると気になるのは「費用」ですよね。

回収だけでなく、買取までできる不用品回収業者であれば、回収費用から買取金額を差し引いて利用することができます本来の費用よりもずっとお得に、場合によっては無料かむしろプラスに!なんてことも考えられるんです!

買取不可な場合でも、引き取りに応じてくれる!

リサイクルショップなどの買取業者にありがちなのが、「買取不可のものは引き取り拒否」されること。

しかし、儲けの仕組みでも解説しましたが、不用品回収業者の場合は買取できない壊れたものでも問題なく回収してもらえます!中のパーツを利用したり、リサイクルするためのルートを確立しているため、壊れたものでも無駄にすることなく環境へも配慮して処分することができるんです!

たくさんの不用品をまとめて処分してもらえる!

自宅に処分したい不用品やゴミがたくさんあって困っていませんか?
こんな状況でも不用品回収業者なら一気に回収可能です!

たとえば、電子レンジのみ捨てる場合は、運ぶのも大変ではありませんし自治体の回収を利用すればお得に済みますよね。
しかし、不用品が複数ある場合には、それぞれ処分方法に従って適正に進めなければならず、手間も時間も覚悟して進めることになることは避けられません。

  • 捨てたいけれど正しい捨て方がわからずにとりあえず保管しているものがある
  • ゴミ処理場へ持ち込みたいけれど人手も車も時間もない
  • 溜まってしまった不用品をいつかまとめて処分をしなければならないと思っている

このように感じている方は、実は意外と多いと言われているんです。
”処分しなきゃ”とわかっていても、忙しくて時間が作れず、どうしても手が回らない…そんな方も多いんです。

不用品回収業者は、こうした悩みを持っていた方ほど”依頼して良かった!”と実感いただける頼れる業者なんです!

反対にどんなデメリットがあるの?

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不用品回収業者には数多くのメリットがあることがわかったかと思いますが、もちろんデメリットも存在します。

自治体と比較すると料金が高い…

不用品回収業者は行政サービスと比較するとやはり料金が高くなってしまいます。どれぐらい高くなるかは下記の表を参考にしてみてくださいね。

品目自治体
(名古屋市の場合)
不用品回収業者
炊飯器250円1,500〜3,000円
電子レンジ1,000円1,500〜3,000円
ベッド1,500円6,000〜10,000円
タンス1,000円〜4,000〜8,000円
食器棚1,000円〜4,000〜15,000円
ソファ500円〜4,000〜12,000円
テーブル1,000円〜5,000〜8,000円

見てわかるとおり、これだけの金額の差があります。なぜこんなに料金が高くなっているのでしょうか?

それもそのはず、不用品回収業者に依頼をすればそれ相当の費用を支払わなければなりません
そのため、”自力でゴミ処理場まで運べるので、処分のお金はできるだけ安く済ませたい!”という方なら、自治体の粗大ゴミ回収の費用に比べると業者に依頼すると高くつくので、あまりおすすめとは言えませんね。

たとえば、ベッドの回収を不用品回収業者へ依頼すると、

基本料金 +  回収費用 = 支払い料金

という料金形態になっていることが多く、基本料金相場が3,000円〜とベッドの回収費用相場が3,000円〜となっているので、

3,000円 + 3,000円 = 6,000円

最低でもこれ以上はかかると思ってください。やはり高いなという印象ですよね。

しかし、依頼主から不用品の処分を代行するのが「不用品回収業者」です。
そのためには基本料金・車両代・人件費などは当然かかるものです。手間や時間や労力をかけずに処分してもらう対価として納得している方なら、費用が相場内ならそれほど支障の大きいデメリットとは言えないかもしれませんね。

悪徳業者とのトラブルになることも…

費用よりももっと深刻なのは、悪質な業者に依頼してしまったときにトラブルに見舞われてしまうことです。

不用品回収業者の中には、残念ながら悪質な業者も少なからずいるため、近年国民生活センターには不用品回収・廃品回収に関するトラブルについての相談が多く寄せられているそうです。

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出典:不用品回収サービスのトラブル-市区町村から一般廃棄物処理業の許可を受けず、違法に回収を行う事業者に注意!

※ 上記は2022年度は9月までの件数です。

そのほか環境省でも、無許可の回収業者による悪質な不法投棄・処分に対して注意喚起のチラシを掲示しているほど、悪徳業者の被害が多いということです。

どうしてこんなにトラブルが多いの?

どうしてこんなに被害が多いの?と思いますよね。
というのも、不用品の回収について相場や作業内容を把握するのは一般の方では難しいため、妥当な料金・作業内容なのかどうか判断できない場合がほとんどだからです。

また、トラックさえあれば正当な事業を営む不用品回収業者に見えるため、素人では悪質な業者かどうか判断しにくいという側面もあります。高齢者など自分で作業できない方は不用品回収業者に頼らざるを得ないため、弱みに漬け込まれるケースも珍しくないんです。

こんな場合は悪徳業者かも!

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悪質な不用品回収業者に騙されないために、どんな特徴があれば危険なのか、しっかり理解しておきましょう。

HP・所在地・連絡先が分からない

不用品回収業者のHPを調べてみてください。「会社の所在地」や「連絡先」が書かれていない場合、そもそもHPがない場合は要注意です。

住所や電話番号が記載されていないと、万が一トラブルが起きた際に、こちらから問い合わせることができません。

まれに、架空の住所・電話番号を記載している不用品回収業者もいます。少しでも怪しいと感じたら、依頼前に電話して、ちゃんと繋がるか、また対応は誠実か確認すると良いでしょう。

「無料回収」を謳っている

不用品回収業者の「無料」の言葉に騙されてはいけません。

「無料」は魅力的な言葉ではあります。しかし、その裏に潜むカラクリを理解し、くれぐれも危険なトラブルに巻き込まれないように注意してください

訪問営業・チラシの投げ込みをしている

不用品を処分したいと思ったときに、営業をかけられたり、チラシを見つけたりすると「ちょうど良かった!」と思うかもしれません。しかし、そんな場合でも飛びつかず一旦冷静になりましょう。

全ての業者が危険とは限りませんが、一般的にこのようなタイミングで目にする不用品回収業者は、違法業者である傾向が高いです。最初は言葉巧みに誘導したり、魅力的なワードを並べたりするだけで、実際は高額請求するというパターンなのです。

また、チラシに書いてある連絡先に連絡すると個人情報を抜かれるリスクもあるので、実態の分からない業者とコンタクトをとることは控えたほうが無難でしょう。

必要な資格を保有していない

不用品回収業に必要な資格についてはすでに解説していますが、不用品回収サービスを行うには、必ず各自治体から許可を得る必要があります。そのため無許可で回収している業者=違法業者なのです。

きちんと許可を得て事業を行っている会社は、必ず許可番号など、必要な資格をHPやチラシなどに明記しています。

どのような資格が必要かは、扱う不用品・目的に応じて変わりますが、

  • 一般廃棄物収集運搬業許可
  • 産業廃棄物収集運搬業許可
  • 古物商許可

これら3つのうち最低でも一般廃棄物収集運搬業許可を保有しているかどうか確認しておきましょう。

見積もりを書面でくれない

正式に不用品回収業者へ依頼する前に見積もりは必須です。このとき、見積もりは必ず書面でもらうようにしてください。

口頭で「だいたい〇〇円ですかね~」としか言わず、形に残るものをくれない場合は危険です。作業後に高額請求される危険性があります。

書面があれば「なぜこんなに料金が高くなったのか?」と聞くこともできますよね。証拠がないと相手に抜け道を与えてしまうことになるので、注意が必要なのです。

悪徳業者とのトラブル事例

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悪徳業者に関わらないためにはどのようなトラブルがあるのかも知っておくことが大切になります。

ここでは、実際にどのようなトラブルが起こっているのかを具体的に見ていきましょう。

格安処分・無料回収を謳っていたのに、作業後に高額請求された

当初、”格安または無料で不用品を引き取る”と言っていたにも関わらず、作業後に高額な費用を請求する悪質な不用品回収業者も存在します。
回収そのものは無料でもリサイクル料金を請求される場合があるため、まぎらわしい表現をする業者は要注意です。

見積もりだけでキャンセル料を請求された

優良な不用品回収業者は、見積もりを無料で行っています。

しかし、中には見積もり後に依頼しないとキャンセル料を請求する業者もいるようです。正式に依頼していないのであれば、キャンセル料を支払う必要は絶対にありません。

作業日当日に見積もり書にはないオプション料金などが追加された

見積りには基本的な料金しか含めておらず、作業当日に不用品回収業者が一方的にオプション料金を追加するケースも…
複数のオプションが追加されると、見積もり書よりも大幅に高い金額が請求される可能性もあるため、必ず見積書を再度確認をしてから作業に移るようにしてもらいましょう。

必要なトラックの説明を十分にされないまま、追加料金を請求された

同じ大きさのトラックでもタイプによって積み込める量は異なります。なのにも関わらずトラックについて事前に説明せず、当日になってから高額な追加費用がかかるケースも少なくありません。

即日対応を依頼したら明らかに高額な料金を請求された

不用品の回収はなるべく早く依頼したいという方も多いです。実際それを謳い文句にしていますし、依頼側としても迅速な対応にメリットを感じて依頼しているはず。

しかし、即日対応を依頼した結果、”無理な依頼の対応”という名目で明らかに通常よりも高額な料金を請求されてぼったくられたケースもあります。優良な業者であれば即日対応で費用が上乗せされることはないので、ご注意ください。

回収したものが不法投棄されていた

不用品を回収した後、正しい方法で処分せずに不法投棄する悪質な業者もあります料金を支払って不用品回収業者に依頼するのは適切に処分してもらうためなので、これは決して許される行為ではありません。

不法投棄の場合は、業者だけでなく依頼主も法で裁かれるので決して他人事ではありませんよね。

これらはあくまでも一例で、上記以外にも数多くのトラブルが起こってしまっています。

このような事態を避けるためには、一体どうすれば良いのでしょうか?

悪徳業者とのトラブルを避ける4つの方法とは?

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悪徳業者とのトラブルを未然に回避するために、以下の4つの方法が役立ちます!

  1. 契約書をしっかりと確認する
  2. 事前に不用品のリストを作成しておく
  3. 「無料回収」の謳い文句には注意する
  4. 複数の業者に見積もりを依頼する

これら4つを依頼する際は意識しましょう!

① 契約書をしっかりと確認する

悪徳業者を避けるためにもっとも重要になるのは「契約書」です。契約書を結ぶ前には、内容を十分に理解したうえで署名・捺印することが重要になります。

あらかじめ料金やサービス内容、追加料金など、細かい点を把握しておくことでトラブルを防ぐことができるはず。不明点はあいまいにせずに、聞きづらい点こそしっかりと確認しておきましょう。業者による料金請求の方法や注意事項についても事前に確認しておくとさらに◎!

どんなに小さな作業でも契約書を作ってもらおう!

現在ほとんどの業者が見積もりを行い、契約書を作成するという手順で業務を行っています。

契約書を作ることは、悪質な業者との取り引きや思わぬトラブルを避けるためだけでなく、勘違いや思い違いによるミスを防ぐためにも役立ちます。

たとえ、たったひとつだけの回収であっても、お互いのために、紙面の契約書を作成してもらい、必ず内容をきちんと理解することが大切なのです。

契約書の確認ポイントは?

契約書といっても、実は決まった形式や書き方があるわけではありません。どんなに大がかりで大金が絡む取引や法律が絡むややこしい取引であっても、実は契約書に書かれる内容は基本的に同じなんです。

契約書は、だれとだれが、いつどんな約束をしたかということがわかれば十分なので、業者と利用者それぞれの名前と住所、日付、受け渡しをする物についての説明、金額が書かれていればOKです。

そのほかに、「クーリング・オフ制度(※2)」についての説明・条件や保険について書かれている場合もあります。書かれている内容が間違っている場合(日付や名前、金額が異なる)、意味がよくわからない場合は、必ずその場で担当者に質問することが大切です。

間違っている場合は、必ずその場で訂正してもらいましょう。

※2 クーリング・オフ制度とは、いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度のことです。
2022年6月1日より、書面によるほか、電磁的記録でもクーリング・オフの通知を行うことが可能になりました。電子メールのほか、USBメモリ等の記録媒体や事業者が自社のウェブサイトに設けるクーリング・オフ専用フォーム等により通知を行う場合が挙げられます。FAXを用いたクーリング・オフも可能です。

② 事前に不用品のリストを作成しておく

不用品回収の依頼前に、自分で不用品を整理しリストを作成しておくのもおすすめです。

リストには回収してもらいたい品物の一覧や個数を記載し、可能なら写真も添付しましょう。

事前にリストを作成しておくことでより明確な依頼ができ、トラブルを未然に防ぐことができます。

また、余裕がある場合は、作業中に発生するトラブルを避けるためにも自分である程度、業者が運びやすいように不用品を整理しておくこともおすすめです。

③ 「無料回収」の謳い文句には注意する

既に何度もお伝えしていますが、不用品の無料回収を謳う業者は悪質である可能性があります。もちろん、すべてが悪質だとは限りませんが、無料回収を謳う業者には注意した方が無難。

本来、不用品回収は無料では行えない!

基本的に不用品は無料で処分することができません

処分費だけではなく、人件費や運搬料もかかりますし、価値のある部分を取り除いて販売するにしても仕分け料や維持費などがかかります。不用品回収をするだけでは、確実に赤字なのです。

つまり、悪徳な業者は無料で回収し費用がかからない不当な処分方法をとることで、利益を生み出しているということなのです。さらに「無料」という言葉で客寄せをして、実は高額請求してくるという詐欺のような手法を使う場合も。

また、業者に回収された不用品のうち、価値のあるパーツを取り除いた「本当の不用品」は違法に処分されるケースもあります。

  • 不法に国外に輸出する
  • 山中に不法投棄される

もちろん、無料回収業者=全て違法業者と断言するのは少し乱暴かもしれません。しかし、さまざまなトラブルに巻き込まれる可能性が高いことは間違いありません。

違法な取引に関わらないためにも、「無料はありえない!」、「依頼しない!」を念頭に置いてください

④ 複数の業者に見積もりを依頼する

不用品回収業者を選ぶときは、複数社から見積もりをとることをおすすめします。

というのも、1社の見積もりだけでは、不当に高額な料金を示されていても気づけないためです。複数社の見積もりを比較すれば、大体の適正価格も把握することが可能ですよね。見積もりの内容を確認し、信頼して依頼できる業者を選びましょう。

もしもトラブルが起きてしまったら…

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人対人のやり取りである限り、気をつけていたつもりでもトラブルが避けられないこともあるかもしれません。もしも恐れていた事態になってしまった場合、以下のような方法で対処しましょう。

不明な点はすぐに連絡・確認する

まずは業者に連絡し、トラブルの内容を伝えましょう誤解や勘違いが原因の場合、話し合いだけで解決できる可能性があるからです。

また、回収作業が始まってからでも、想定外の事態や作業員から追加料金の請求があった場合には、適切な対応を求めるためにも、速やかに業者側の会社に連絡して確認しましょう。

さらに料金や処分方法、リサイクルや廃棄の詳細などは、契約前にしっかりと質問して確認しておくことも大切です。

コミュニケーションを積極的に取ることで、双方の理解を円滑に進めトラブルを回避することができるはずです!

クーリングオフ制度を活用しする

契約書の確認ポイントでお伝えしましたが、業者と正しい契約を結んで利用した際のトラブルには、「クーリング・オフ制度」を活用することができますこの制度は、契約後一定期間内であれば無条件で契約を解除できるものでしたね。

クーリング・オフ|国民生活センター
出典:クーリング・オフ|国民生活センター

クーリング・オフ制度を活用すれば、契約後に不安やトラブルが発生した場合でも直ちに対処できるため安心して利用できるはずです。

ただし、クーリング・オフは訪問販売などで押し売りされた場合に有効な制度で、自ら回収業者へ依頼した場合は適用外の可能性も…

そのため、契約時にクーリング・オフ制度が適用されるかどうかを業者に質問し、適用される場合は、その期間や手続き方法も明確に理解しておく必要があります。

消費者センターや警察に相談

個人では対応ができないと判断した場合は、速やかに消費者センターや警察などに相談しましょう。

早期に対応することで、被害が拡大するのを防ぐことができるからです。

消費者センターでは、不用品回収業者に関する相談や対処方法をサポートしてくれますし、場合によっては、そのまま警察にも連絡してくれます。

また、より重大なトラブルの場合は、弁護士や司法書士に相談して法的措置も検討しましょう。

優良な業者を見極めるポイントは?

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トラブルの対処法を知っておいて損はありませんが、できればそんな経験はしたくないもの。そもそも、優良な不用品回収業者であれば今回ご紹介したようなトラブルは起きません。

一体どんな業者なら信頼できるのか、最後にしっかりと確認しておきましょう!

必要な資格を保有している

何度もお伝えしていますが、

  • 一般廃棄物収集運搬業許可
  • 産業廃棄物収集運搬業許可
  • 古物商許可

これらは必要になる資格です。中でも、家庭ゴミの収集・運搬・処分にあたって必須の免許である一般廃棄物処理業の許可を有していない業者は不法投棄をする可能性もあるため必ず持っている業者か確認しましょう。

委託している場合はOK!

しかし一般廃棄物処理業などの資格は取得するの難しいものなため、実はこの資格を取得していない業者も多く存在します。そのような場合には、資格を保有している別の業者に作業を委託しているかを確認してみましょう。

その業者自体が一般廃棄処理業を持っていなくても、免許を保有する別の業者に委託していれば適切に処理されるので、不法投棄の心配はありません。

料金、実績・口コミなどを掲載している

あらかじめ業者のHPを見ておき、品目ごとや回収量ごとに明確な料金記載があれば安心できるはず!

また、実績・口コミが載っているかどうかを確認してみましょう。作業の実例や、作業に対するお客様のコメントの掲載も、信頼できる業者の基準になります。

本社の住所・固定電話番号やスタッフの顔写真を掲載している

HPでは料金に加えて、運営している事業元の会社の情報もチェックしましょう!このとき、しっかりと住所の記載、携帯電話番号ではない市外局番から始まる固定電話番号の記載があるかがポイントです。

さらにHP上でスタッフの顔写真が公開されていれば、より一層信頼するに足ります。顔を出すということは責任感の現れでもあるので、安心できる業者の可能性が高いです!

訪問見積もりに応じてくれる

不用品の量が多い場合には、電話越しやメール越しで伝えるのではなく、しっかりと現地で実際の量を確認してもらったうえで見積もりをとってもらいましょう。

訪問見積もりに応じてくれない、したがらない業者の場合は、当日になって「思ったより回収量が多かった」などど追加料金を請求してくる場合もあります。

見積り書の内容が明確である

見積り書は以下の2点を確認しましょう。

【費用の内訳

どのような作業にいくらかかるのかがきちんと明記されているのかを確認しましょう。

料金が作業ごとに分かれず、一括で記入されてしまう場合は適正料金でない場合があります。「作業一式」など曖昧な記載は、より詳細な内容を尋ねてみましょう。

【作業内容】

不用品回収の業務にどのような作業が含まれるのかは業者によって異なります。何がサービスの中に入っていて、追加料金がかかるのはどの作業なのかを確認する必要があります。

余計な作業は断り、必要な作業が欠けていないかを確認しましょう。よく確認しておかないと、当日に追加作業・追加請求の原因になってしまうかもしれません。

これら2点について質問した際に明確に答えてくれない場合、その業者へ依頼するのはやめておきましょう。

まとめ

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いかがでしたか?

今回は、「不用品回収業者」について詳しく解説するとともに、悪徳業者の特徴トラブル事例、またそれを回避するための重要なポイントについて見てまいりました。

不用品回収に関するトラブル事例や、知識を正しく理解したうえで適切な業者選びを行うことが、トラブルを回避するための最善の方法です。

またトラブルが起きたときには泣き寝入りはせずに、不明点は確認し納得できない場合はすぐに業者へ連絡をとり、場合によっては消費者センターや警察への連絡も検討しましょう。

悪徳業者についてや、実際に起きてしまったトラブルを知ってしまうと「不用品回収業者って怖い…。」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかしそれは不用品回収業者について正しい知識がないためです。

今回ご紹介したように、

  • 必要な資格を保有している
  • 料金、実績・口コミなどを掲載している
  • 本社の住所・固定電話番号やスタッフの顔写真を掲載している
  • 訪問見積もりに応じてくれる
  • 見積り書の内容が明確である

これらに当てはまる業者であれば、安心して依頼できるはずです!

依頼時には必ず「契約書」の確認も忘れずに!


弊社でも不用品の出張回収・買取を行っています。
出張回収センターは、上記すべてをクリアしている不用品回収業者です!

  • 一般廃棄物収集運搬業許可
  • 産業廃棄物収集運搬業許可
  • 古物商許可

の許可ももちろん取得済み!(ご確認はこちらから)

不用品回収における不安や、お悩みなど気になることはなんでもお聞きください。ご納得いただけたうえでの作業になりますので、安心してお任せくださいね。

不用品の処分でお悩みなら、ぜひ一度「出張回収センター」までご相談くださいませ!