大きな音を鳴らしリズムを取るドラムは、昔も今も変わらず人気の楽器です。
ドラムは大きく、音量も調節できないため、これまで自宅での演奏は難しいとされてきました。
そんな元来のドラムの欠点をカバーし、コンパクトで発生する音を抑えられる優れものが「電子ドラム」なのです。
しかし、いくらコンパクトとはいえ、1.5〜2畳分のスペースを必要とし、ギターやベースなどの楽器よりも場所は取ります。
不要になった場合にそのまま取っておく…というのはなかなか難しいですよね。
「電子ドラムを処分したいけど、どうすれば良いか分からない…。」
「電子ドラムをなるべくお得に処分したい!」
このようなお悩みはありませんか?
そこで今回は「電子ドラムの処分方法」について見ていくとともに、処分の際の注意点もまとめてご紹介していきたいと思います。
電子ドラムはただごみとして廃棄してしまうのはもったいないです。この記事を参考に、楽してお得に電子ドラムを手放しましょう!
電子ドラムを処分するならまずは「売却」!
電子ドラムに限らず楽器全般に言えることなのですが、楽器の処分は「売却」がおすすめなのはご存知ですか?
見た目もきれいで演奏にも問題のない電子ドラムなら、まずは売却を検討しましょう。
楽器の中でもとくにドラムには大勢のファンがおり、それは電子ドラムでも同様です。
- YAMAHA(ヤマハ)
- Roland(ローランド)
- KAWAI(カワイ)
- Fender(フェンダー)
- ALESIS(アレシス)
といったメーカーの電子ドラムは品質も良く、中古でも大変人気があります。
また、一部が壊れていたとしても、電子ドラムはパーツのみでの売却も期待できるのでどんなものでも一度査定に出してみましょう。
電子ドラムを売却する場合は以下の4つの方法から選択できます。
- リサイクルショップに買い取ってもらう
- 楽器買取専門店に買い取ってもらう
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
- 不用品回収業者に買取を依頼する
ではこれらの方法についてもう少し詳しく見ていきましょう。
リサイクルショップに買い取ってもらう
状態の良い電子ドラムであれば、リサイクルショップで買い取ってもらうのも良いかもしれません。
買い取ってもらえればもちろん処分費用は無料ですし、「出張買取」「宅配買取」「店頭買取」を利用できるのも魅力のひとつでしょう。
しかし数多くのジャンルを幅広く取り扱う便利なお店である一方で、その分専門性に欠けるというデメリットがあります。
電子ドラムに詳しくない方に査定されてしまった場合はパーツの買取も期待できませんし、本来なら価値のある電子ドラムでも相場の半分以下の値段で査定される場合も。
また、買取できない電子ドラムの場合、引き取り不可になってしまうことも考えられます。その場合は別の処分方法を検討し直す必要が出てくるため注意しましょう。
楽器買取専門店に買い取ってもらう
電子ドラムは、その性能や品質を理解するのにある程度の楽器の知識が必要となりますが、楽器の買取専門店なら安心して任せられるはずです。
もちろん壊れた電子ドラムの修理も可能ですし、パーツごとの買取も積極的に行っています。
リサイクルショップと同様に「出張買取」をはじめすべての買取サービスを利用することができるため、重さのある電子ドラムでも手軽に処分できるでしょう。
とはいえ、「楽器の専門店だから絶対大丈夫!」と信頼しすぎるのも良くありません。
業者によって査定基準はバラバラなため、たとえ専門店であっても査定士によってどうしても差が出てしまいます。できるだけ高く売りたいのであれば、複数の見積もりは必須と覚えておきましょう。
フリマアプリ・ネットオークションに出品する
メルカリやラクマ、ヤフオク!といった大手フリマアプリやネットオークションには、人気メーカーのハイグレードのものから、手頃で手を出しやすい価格帯のものまでさまざまな電子ドラムが出品されています。
リサイクルショップや楽器専門買取店では断られてしまった電子ドラムでも、フリマアプリやネットオークションであれば売却できる可能性があります。
フリマアプリやネットオークションの大きなメリットは、多少傷があるものや型が古くても、人気メーカーのものや性能が優れたものなら売れる点と、自分の好きな価格で売れる点です。
壊れていて処分するしかないと思っていた電子ドラムでも、ペダルのみや接続部品だけで売るケースもありますので、どんな状態のものでも一度出品してみても良いかもしれません。
フリマアプリ・ネットオークションに出品する手順
- 事前に電子ドラムの相場を調べた上で、販売価格を決定する
- 購入からどれくらい経過・使用しているのか、商品説明を分かりやすく書く
- 電子ドラムの商品画像を自分で撮影し、商品ページに掲載する
- 自宅からの運び出しと発送手続き
- 購入者とのやり取り
なお、配送料は基本的にはこちら持ちとなります。
電子ドラムの場合は軽いものでも30kg程度はあるので、販売額を設定する際は送料や手数料をあらかじめ計算しておき、損にならないように価格設定を行うようにしましょう。
フリマアプリやネットオークションは気軽にいらない電子ドラムを処分できて便利ではありますが、その反面、下記のようなデメリットもあるため注意が必要です。
- 出品から梱包、発送まですべて自分で行うため手間がかかる
- 売れた場合は手数料もかかる
- 説明していたより電子ドラムの状態が悪いとクレームになることも
そのほか、出品したからといってすぐに売れるわけではないというデメリットもあります。手間や時間をかけられない…という方は別の手段を検討したほうが良いかもしれません。
不用品回収業者に買取を依頼する
”不用品回収業者”と聞くと、単にいらないものを回収するだけと思われるかもしれませんが、実は不用品回収業者の中には「買取」に力を入れている業者もあります。
これまで数多くの不用品を扱ってきた経験を生かし、さまざまなジャンルに詳しいのが不用品回収業者の強み。
価値が分からず断られてしまった電子ドラムでも、不用品回収業者ならしっかりと査定することができるのです。
通常、不用品回収業者に依頼すると出張や回収作業に伴う費用が発生しますが、電子ドラムやその他の不用品の買取も同時に行うことで回収費用から買取金額を差し引き、状況によっては費用がかかるどころか無料で利用できる場合もあるのです。
悪徳業者に要注意!
しかし中には悪徳業者も紛れている可能性があるため注意が必要です。
気を付けるべき点は以下のとおりです。
- 「無料」を謳い文句にする。
- チラシ投函を積極的にしている。
- トラックで町を巡回している。
こういった業者は、後から高額請求してきたり、不用品回収後に不法投棄したりするケースも。
「無料回収」を謳い文句に、出張費用や運搬費用などを後から請求するという悪どい業者も少なくありません。
ましてや不法投棄の場合は、業者だけでなく依頼主も裁かれてしまうので、決して他人事ではないのです。
- 対応が丁寧
- 訪問見積もりに対応している
- 口コミが高評価
- 見積もり書が明解
- 値段交渉に応じてくれる
など、これらの条件に当てはまっている業者であればまず安心して大丈夫です。信頼できる業者であれば、楽してお得に電子ドラムを処分できるでしょう。
問題なく演奏できる電子ドラムは「譲渡」も可能
問題なく演奏できる電子ドラムなら「譲渡」し有効活用するのも良いかもしれません。
譲渡する場合に考えられる方法は以下の2つ。
- 人に譲る・地元情報掲示板を利用する
- 支援団体に寄付する
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
人に譲る・地元情報掲示板を利用する
わざわざ売るほどではないけれど、目立った傷や汚れもなく、問題なく演奏できる電子ドラムなら、欲しがっている方を探して譲渡するのも良いでしょう。
友人や知人など、周囲の方に聞いてみても良いですし、ジモティーのような地域の掲示板であれば、直接引き取りに来られる近隣の人を中心に相手を探せるので、梱包や配送の手間も省け、処分費用もかからず無料で電子ドラムを手放せます。
ただし、無償とは言え人に手渡すものである以上は、どれだけ使用したものなのか提示するとともにマナーとしてきれいに手入れしておく必要はあります。
必ずお譲りする前に現物を目で見て確認してもらい、それでも譲ってほしいと言われた場合にのみお譲りするようにしましょう。
なお、相手が遠方であった場合は配送料が発生し、電子ドラムは大きさも重量もありますので、その分配送料も高くついてしまいます。
費用をどちらが負担するかといった金銭面で揉めるケースも少なくないので、あらかじめ話し合い、後々トラブルにならないようご注意ください。
支援団体に寄付する
ボランティア団体やNPO団体などへ寄付するのも、いらない電子ドラムを有効活用できる方法のひとつです。
発展途上国や被災地域への物資支援として物品募集をしている団体が世の中には数多くあり、楽器類の寄付は大変喜ばれます。
なお、本的には送料はこちらで負担する形となりますので、遠方の団体に寄付する場合にはいくらかかるのか確認しておく必要があるでしょう。
弊社でも「ユースマイル」という世界の恵まれない人達に寄付する取り組みをしています。
電圧の関係があるため、そのままの状態で寄付するのが難しい場合は、寄付品の売却による売上からワクチン支援団体(認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会)を通じて、ワクチンにて現地にお届けする支援を行っています。
ご興味のある方はぜひ一度ご覧になってみてくださいね。
ひどく損傷している電子ドラムは「廃棄」
いくら品質が高く、人気の高いメーカーの電子ドラムだとしても、ひどく損傷していては売却や譲渡するのは難しいかもしれません。
パーツのみでも売却は可能とお伝えしましたが、依頼した業者によっては買取を断られる場合や、一部のパーツしか売ることができずそれ以外のパーツは手元に残ったまま…なんて場合もありますよね。
売れない電子ドラムは、以下のような方法で処分することができます。
- 自治体を利用し処分する
- 不用品回収業者に回収を依頼する
これらの方法から処分方法を検討しましょう。
自治体を利用し処分する
最大辺が30cm以上になる電子ドラムは「粗大ごみ」として処分するのが一般的です。
中には、規定サイズよりも小さく解体し「不燃ごみ」として処分しよう!と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、電子ドラムの場合は金属パーツも多く、切断は危険が伴うためあまりおすすめできません。
以下に、名古屋市の場合の処分手順をご紹介いたしますので参考にしてください。
【粗大ごみを出す手順】
- ネットか電話で回収を依頼する(その際に処分料金が確定)
- 料金分の手数料納付券をスーパー・コンビニ・郵便局などで購入し処分する電子ドラムに貼っておく
- 収集日当日の朝8時までに指定の場所に運び出して完了
名古屋市では予約締切日が収集日の7日前となっていますが、締め切り日は各自治体で異なるためご注意ください。
回収場所まで自分で運び出さなくてはならないこと、指定された回収日までは電子ドラムを手元に置いておかないといけないことが難点ですが、費用は250円〜1,000円と比較的安価に済むのがメリットでしょう。
なお、粗大ごみの収集日は月1回程度しかない自治体が多いため、急ぎで処分したい場合には不向きかもしれません。
ごみ処理施設に持ち込むことも可能
できるだけ早く電子ドラムを処分したい場合、ご自身で自治体のごみ処理センターへ持ち込んで処分する方法もあります。
重さによって処分料金が決まることがほとんどで、自治体によっては無料としている場合もあるため、通常の粗大ごみ収集に出すよりもさらに安く済む可能性が高いです。
ただし、車への積み下ろしや運搬は自力で行わなくてはいけません。
また、センターによっては持ち込みに予約が必要な場合や、本人確認が必要な場合、さらに受付時間が決まっていることもあるので事前にきちんと確認しておきましょう。
不用品回収業者に回収を依頼する
ここまでさまざまな処分方法を見てきましたが、業者によっては一部のパーツのみ引き取りで残った部分は処分できなかったり、梱包や発送の手続きを自分でする必要があったりと、思うように処分できない方法も多かったですよね。
「売却」する方法の項目でも登場した不用品回収業者ですが、手間と時間をかけずに電子ドラムを処分したいのであれば、やはり不用品回収業者がおすすめです。
不用品回収業者なら、
- メーカーや状態を問わずどんな電子ドラムでも回収できる
- 必要な場合は解体作業も可能
- 電子ドラム以外のものも引き取りOK
業者によって利用できるサービスに違いはありますが、どんな電子ドラムでも引き取ってくれるのに加え、解体・搬出・回収といった作業はすべてスタッフにお任せできるので、あっという間に電子ドラムの処分を完了できます。
また、業者の多くは年中無休で稼働しており即日回収や夜間作業にも対応可能。
そのため引っ越し前日・当日に不要なものを処分してしまいたい、仕事が忙しいので夜に回収に来てほしいといったご希望にも臨機応変に対応してもらえます。
電子ドラムの処分でよくある質問
Q.今日中に回収してもらうことはできますか?
A.はい、可能でございます。
名古屋市内や近郊エリアであれば、1番近くにいるトラックをすぐにご自宅に向かわせることができ、最短30分で伺います。
ただし、ほかのご予約状況によってはお待たせすることもありますので、早めにご連絡をいただければ幸いです。
Q.せっかくなら電子ドラム以外も処分したいのですが可能ですか?
A.もちろん可能でございます。弊社は回収制限はとくに設けておりませんので、電子ドラムの引き取りにあわせて回収を行うことも可能です。
ただし、トラックの空き状況や、回収品目の内容によっては即日での対応が困難な場合もございます。量が多くなりそうであれば、あらかじめ弊社にご相談いただけますと幸いです。
Q.電子ドラムの買取はできますか?
A. 状態が良いもので、問題なく演奏できる電子ドラムであれば買取できる可能性もございます。当社には買取専門事業部があり、さまざまな品目の買取を行っております。
買取可能な場合は回収費用と相殺しお得に利用していただけますので、まずはお見積もりからお気軽にご相談ください。
電子ドラムを処分する際の注意点
ここまで電子ドラムの処分方法について見てまいりましたが、最後に注意点についても確認しておきましょう。
「売却」「譲渡」の前にはメンテナンスしよう
売却や譲渡をする前にはなるべく電子ドラムをきれいにすることが大切です。
売却の場合、丁寧に手入れされていたほうが査定額は高くなりますし、譲渡の場合もきれいな状態の電子ドラムのほうがもちろん喜ばれます。
その際にステッカーやシールなどが貼られていれば剥がし、音が正常に出るかどうかの確認もあわせて行いましょう。
電子ドラムの手入れ方法
- ペダルをはじめ足回りのホコリを落とす
- 専用のクリーナーを使用し、ゴム・プラスチック部分の汚れを拭き取る
- メッシュや交換できる部品は交換しておく
なお、売却する場合も譲渡する場合も、付属品が揃っていたほうが印象は良くなります。
- 保証書
- 収納ケース
- 防音マット
- 専用ヘッドホン
- 専用スピーカー
- ドラムスティック
- 交換用パーツ など
これらの付属品が手元にある場合はまとめておきましょう。
電子ドラムを細かく切断するのはおすすめできない
粗大ごみに該当する電子ドラムでも、小さく分解して不燃ごみとして処分しよう!と考える方も中にはいらっしゃるかもしれません。
通常、指定のごみ袋に入るサイズまで分解できれば問題なく処分できるでしょう。
しかし、電子ドラムに使用される大きなパーツであるパイプスタンドは金属製です。
金属類を切断するためには、
- 金切ノコギリ
- 金切バサミ
- 金属カッター など
これらの工具が必要となり、切断時には防塵マスクの着用も必要になります。
また、慣れない方が金属パーツを細かく解体・切断する…というのはケガの危険性もあり、かなりの労力が必要となるでしょう。
費用を抑えたいからと言ってむやみに分解・解体するのではなく、ご自身のためにも安全に処分することをおすすめいたします。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「電子ドラムの処分方法」について詳しく解説してまいりました。
電子ドラムを処分するには、
- リサイクルショップに買い取ってもらう
- 楽器買取専門店に買い取ってもらう
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
- 不用品回収業者に買取を依頼する
これら4つの「売却」する方法と、
- 人に譲る・地元情報掲示板を利用する
- 支援団体に寄付する
「譲渡」する方法2つ。そして
- 自治体を利用し処分する
- 不用品回収業者に回収を依頼する
ごみとして「廃棄」する2つの方法のあわせて8つの処分方法がありました。
電子ドラムは人気のデジタル楽器。何も考えずに処分してしまうのはもったいないです。
処分前に一度目をとおしていただき、ご自身の希望に合わせた処分方法を選べるようにしてみてくださいね。
「価値の分かる業者に査定してもらいたい。」「なるべく手間なくお得に電子ドラムを処分したい!」という場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。
弊社「出張回収センター」でも電子ドラムを含め、さまざまなジャンルの製品の買取・回収を行っています。
分別・搬出・回収など面倒な作業はすべてスタッフにお任せいただけます。
お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談くださいませ!
▼こちらの記事もおすすめです▼