消火器の処分方法3選|無料回収できる?使用期限・注意点まで解説

目次

消火器

家事や火災が起こった際、初期消火するのに重要なアイテムと言える「消火器」。
会社やマンションなどに設置される消火器は定期点検が義務付けられていますが、各ご家庭で管理している消火器は放置されがちです。

家事や火災が起こらない限り気にすることもなく、普段の生活では何となくそこにある置物や景色のような状態になっているかもしれませんが、消火器にももちろん使用期限があり、処分するタイミングが訪れます。

とは言え、「消火器は何ごみ?」「そもそも使用期限がわからない」などお悩みの方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は消火器の処分方法や、消火器の使用期限、処分の際の注意点までまとめて解説していきます。
いざ使うときに「使用期限が切れていて使えない」「レバーを引いても消火剤が出ない」といったことにならないよう、消火器の点検は定期的に行い、古いものは正しく処分しましょう!

▼この記事でわかること

  • 消火器の処分方法
  • 消火器を処分する際の注意点
  • 消火器の使用期限
まずはお気軽にご相談ください!
電話受付時間:9時~19時

消火器の処分方法は3通り

消火器

消火器の処分方法として考えられるのは以下の3つです。

  1. 消火器リサイクルセンターに回収を依頼する
  2. 買い替え時に販売店で引き取ってもらう
  3. 不用品回収業者へ依頼する

それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

①消火器リサイクルセンターに回収を依頼する

消火器は平成22年1月1日から日本消火器工業会の廃消火器リサイクルシステムが始まりました。
古くなった消火器は産業廃棄物処理法に基づく一般産業物広域認定制度(リサイクル法)の対象となり、一般のごみと一緒に処分できません。

そこで株式会社消火器リサイクル推進センターという団体がその法律に則り、消火器を回収・処分しています。

消火器リサイクルセンターを利用した処分方法には以下3つの方法があります。なお、いずれの方法の場合も「リサイクルシール」が必要となりますのでご注意ください。

特定窓口に処分を依頼する

特定窓口とは、日本消火器工業会に登録された消火器販売店のことで、主に「消火器の販売事業者」「防犯・防災事業者」が担っています。

ホームページ内の特定窓口検索から、該当する特定窓口を特定します。

全国に約5,000箇所あり便利ですが、特定窓口から指定取引場所までの運搬費や保管費として回収を依頼した場合、リサイクル料金+回収料金が必要となります。
回収料金は距離や条件、特定窓口によって異なりますので、直接確認しましょう。

指定取引場所に持ち込む

指定引取場所検索で検索し、指定引取場所に自ら持ち込むことも可能です。
ただし、現状では全国に約200箇所しかなく、お住まいの地域から遠い場合もあるかもしれません。

自分で持ち込んだ場合、運搬費や保管費などが必要ないので回収料金がかからず、リサイクル料金のみで処分可能です。

また、リサイクルシールを購入したい場合は事前に連絡が必要です。
リサイクルシールがあっても持ち込む前には必ず直接問い合わせてからにしてください。

ゆうパックによる回収を依頼する

日本郵政グループでは、平成18年10月2日より全国の郵便局において、ご家庭に設置されていた廃消火器を「ゆうパック」にて回収しています。

引取回収も行っているので自分での消火器の持ち込みが面倒な方にはおすすめですが、一般家庭が対象で、法人の方は利用できません。

回収を実施するメーカーは、株式会社初田製作所 エコサイクルセンターとなっており、消火器の回収を希望する場合はWebサイトから申し込めます。
ゆうパックコールセンターを利用して消火器を処分するには、回収・リサイクル費用(税込6,270円)がかかりますのでご注意ください。

なお、ゆうパックではエアゾール式消火具は対象外となっています。
そのほか不明な点は回収を実施するメーカーへ直接お問い合わせください。

②買い替え時に販売店で引き取ってもらう

消火器の買い替えお考えなら、ホームセンターをはじめとした販売店に引き取ってもらうのがおすすめです。

以下は、消火器を引き取っているホームセンターの一例です。

店舗名消火器の引取条件費用
カインズ・カインズで対象の商品を購入した場合に限り引取(持ち込みのみ)
・レシート、納品書、明細書のいずれかの提示が必要
※一部対象外の店舗あり
無料
コメリ・コメリで商品を購入した場合、同等数引取可(持ち込みのみ)
※商品納品後1ヶ月以内に引取品と一緒に納品書を店舗へ持参
※当社指定対象品目に限る
無料
コーナン・お買上げ1点につき同等品1点引取(持ち込みのみ)
※領収書または「ご注文商品発送のお知らせ」メールの提示が必要
無料

無料で引き取ってもらえるのは嬉しいですが、すべてのホームセンターでこのサービスを提供しているわけではないことと、引取は持ち込み限定、レシートや納品書の提示が必要になるなど面倒な点も多いです。

もしも販売店に持ち込む場合は、事前に引取可能か確認した上で利用しましょう。

③不用品回収業者へ依頼する

「消火器を持ち込む時間がない」「購入せず処分だけしてもらいたい」といった場合には、不用品回収業者の利用がおすすめです。

不用品回収業者のメリットは以下のとおりです。

  • 電話1本で即日対応
  • 自宅にいながら消火器を処分できる
  • 処分だけの利用もOK
  • 買取・廃棄を同時に完了できる
  • 消火器以外の不用品もまとめて処分可能

ここまで紹介してきた消火器の回収方法の多くは「自己搬入しないといけない」「新しい消火器を購入する前提」というものでしたが、不用品回収業者の場合は連絡し、当日は立会いしていただくだけで家の中から消火器を持ち出す必要はありません。

また、ほかの回収方法と大きく違う不用品回収業者の強みは、消火器以外の不用品も回収可能という点です。
ご家庭でも事業所でも「不要だけどどう処分したらわからないから置いてある」ものがあるかと思いますので、消火器を回収依頼するついでにまとめて回収いたします。

そしてもうひとつ大きな魅力は「買取サービス」です。
消火器の回収だけでなく、そのほかの不用品の買取も同時に行うことで、回収費用から買取金額を差し引き、状況によっては費用がかかるどころか無料で利用できる場合も。

不用品回収業者では消火器をはじめ、さまざまな住宅設備の処分が可能です。以下の記事でも紹介していますので、ぜひ一度目を通してみてくださいね。

まずはお気軽にご相談ください!
電話受付時間:9時~19時

とても便利で頼もしい不用品回収業者ですが、中には不法投棄や高額請求といった違法行為を繰り返す悪徳業者も紛れています。

複数の業者から見積もりを取ると悪徳業者を避けられるほか「費用の相場がわかる」「より費用の安い業者を選べる」といったメリットもありますので、なるべく2〜3社程度は比較するのがおすすめです。

悪徳業者の特徴や見分け方についてや、安心して依頼できるおすすめの不用品回収業者についてはこちらの記事で詳しく解説しています。利用の際にはぜひ参考にしてみてくださいね。

消火器を処分する際の注意点

注意

処分方法を確認したら、次は処分時の注意点についてです。

リサイクルシールの有無を確認する

処分方法にも出てきましたが、消火器の処分にはリサイクルシールが必要となります。
2010年以降に製造された消火器には、消火器のどこかにリサイクルシールが貼ってあります。

有効期限が切れている、または消火器が古くリサイクルシールが貼り付けられていない場合は、新しくリサイクルシールを購入しなければなりません。

リサイクルシールのない消火器の引取はできませんので、処分する前に必ず確認しておきましょう。

運搬の際には中身の飛散・漏えいに注意

消火器を処分する際に持ち運びが必要となる場合は、中身の薬剤が飛散したり漏れたりしないよう対策した上で処分しましょう。

状況に応じて以下のように対策してください。

消火器の状態対策
安全栓があるストッパーが固定されるように安全栓を正しくセットする
※安全栓が正しくセットされていない場合は漏えいの可能性あり
安全栓がない安全栓がない場合はストッパーをテープ類でしっかり固定する
※トリガーを引かないよう注意
すでに漏れてしまっている袋や段ボールに入れて薬剤が漏れ出ないよう厳重に閉じ処分する

消火器の使用期限

消火器を使用する様子

決まった場所にいつも置かれているし目にすることが多いからか、ずっと使えそうなイメージがある消火器ですが、消火器にももちろん寿命があります。
住宅用で5年程度、業務用で8〜10年程度と言われています。

消火器は、火災の際に私たちの命を守る重要な役割を担っていますが、使用期限が切れてしまっていてはその性能は十分に発揮できません。
期限が切れた消火器は、消火効果の低下や安全性に問題が生じるため、いざというときに効果が発揮できず大きな事故へとつながってしまう恐れもあるのです。

なお、安全に使用するためには、使用年数以外にも以下の点にご注意ください。

  • 安全栓の封が破れ・剥がれの有無
  • 本体の変形や腐食、サビの有無
  • レバーの変形、損傷の有無
  • ホースやノズルのひび割れ・詰まりの有無
  • キャップがきちんと閉まっているか

参考:総務省 消防庁|自ら行う消火器の点検報告

なるべく半年〜年に1回程度点検し上記に当てはまっていないか確認しましょう。
期限が切れた消火器は速やかに処分して、安全性の確保された新しい消火器への買い替えが望ましいです。

消火器の処分でよくある質問

Q&A

Q.消火器1点だけなのですが、回収してもらえますか?

A.もちろん不要となった消火器1点だけでも回収に伺います。
出張回収センターでは、不用品をまとめて処分していただくことでお得となる料金プランのご用意もございますので、ぜひご自宅に眠っているほかの不用品と一緒に処分することもご検討ください。

Q.海外製造の消火器や消火スプレーでも回収はしてもらえますか?

A.はい、もちろん回収可能です。
弊社では、簡単に廃棄できない海外製造の消火器や、処分に手間のかかる消火スプレーも回収しております。
また、国内製造の消火器でも容器に凹みやサビのあるような状態のよくない消火器でも回収可能でございます。ご不明な点がございましたらまずはお気軽にお問い合わせください。

Q.自宅で不要となった消火器の回収を依頼したいのですが、当日の回収は可能ですか?

A.弊社では、名古屋市内や近隣地域であれば、最短1時間以内でお伺いします。
ただし、混雑状況やお伺いする場所によっては、到着までに多少の時間を要する場合がございますのでご了承ください。可能な限り最短で回収に伺いますので、お客様がお急ぎの場合は、できるだけお早めにご連絡くださいますと幸いです。

Q.消火器以外にも回収して欲しいものがあるのですが、回収は可能でしょうか?

A.もちろん、消火器以外の不用品も喜んで回収いたします。
消火器のみでのご依頼よりも、まとめて不用品回収された方がお得にご利用いただけます。
ただし、不用品の量によって追加車両やスタッフの増員などが考えられますので、そのような場合は事前にお気軽にご相談ください。

Q.消火器にリサイクルシールが貼ってないけど回収してもらえますか?

A.リサイクルシールが貼ってない場合でも回収は可能です。
どのような消火器であっても回収いたしますし、お客様のご都合に合わせて回収日時も決められますので、まずはお電話もしくはホームページよりご連絡ください。

Q.海外製の消火スプレーを処分したいです。中身がまだ残っていますがそのままでも回収可能ですか?

A.はい、中身の消火剤もそのまま弊社スタッフが回収いたします。
お客様の手は一切煩わせませんので、処分が面倒な不用品がございましたら、出張回収センターにご相談くださいませ。

まとめ

消火器

今回は消火器の処分について解説してきました。
一般的なごみと違い、あまり聴き慣れない施設への引取依頼や持ち込みが必要となるため、少々億劫に感じてしまうかもしれません。

しかし、消火器はいざという時、私たちの命を守ってくれる備品です。
定期的にメンテナンスが必要なものだと意識し、処分が必要な時期には交換・処分するよう心がけましょう。

「消火器の処分に困っている」「自分達では持ち出せないごみがある」そんなときは出張回収センターへご相談ください。処分方法がわかりにくい消火器も、適切な方法で回収・処理いたします。
お見積もりやご相談は無料でご利用いただけますので、まずはお気軽にお問い合わせください!

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