切って捨てられる?ジョイントマットの正しい捨て方と注意点

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切って捨てられる?ジョイントマットの正しい捨て方と注意点

ジョイントマットは床に敷く緩衝材やインテリアとして人気があり、利用している方も多いのではないでしょうか。
値段が安く、「床に傷がつかない」「防音効果も期待できる」といったさまざまなメリットがあることから、お子さんがいるご家庭やペットを飼っている家などで特に人気のアイテムです。

そんなジョイントマットは、使っていくうちに劣化したり汚れたりして不要になることがあります。
しかし枚数や大きさによっては簡単には捨てにくいため、そのまま放置している人もいるかもしれませんね。

そこで今回は、ジョイントマットの処分方法について解説していきます。
処分するタイミングや分別の仕方、処分時の注意点についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

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「処分すべき」ジョイントマットの特徴

切って捨てられる?ジョイントマットの正しい捨て方と注意点

ジョイントマットは安価で薄いものだと1~2年程度、しっかりした厚手のものでも5年~10年程度が寿命と言われています。
しかし使用頻度や使用方法、素材や設置される環境によっても使用できる期間は違ってくるため、購入してからの年数よりもジョイントマットの状態で寿命を判断するようにしましょう。

劣化したジョイントマットの特徴は次のとおりです。

  • 踏んだ時の感触が変わった
  • 穴が開いた
  • 素材が劣化してボロボロになり、粉が出てくるようになった
  • カビが生えた
  • ジョイント部分が外れたり、ずれたりするようになった

劣化したジョイントマットは使用感や見た目が悪くなるのはもちろんですが、マットにカビが生えた場合はアレルギーの原因になったり、床に発生したカビが取れなくなって原状回復できなくなったりと、トラブルに繋がるおそれがあるため注意が必要です。

定期的にマットをはがして点検し、不具合を見つけた場合は早めに処分を検討しましょう。

ジョイントマットは何ごみ?

切って捨てられる?ジョイントマットの正しい捨て方と注意点

ジョイントマットには次のような素材のものがあります。

  • EVA・ポリエチレン
  • コルク
  • ポリエステル(パイル、カーペット調)
  • 人工芝

また、サイズは30㎝×30㎝のものが一般的ですが、60㎝の大判サイズや、超大判サイズの100㎝越えのものなどさまざまです。
処分の際にはサイズや素材を確認し、適切な方法で捨てるようにしましょう。

例として一部の自治体の分別区分をご紹介します。

自治体分別区分備考
北海道札幌市燃やせるごみ
宮城県仙台市粗大ごみ6畳以下処理手数料400円。6畳超処理手数料800円。
30cm以下のもので、プラスチック素材100%のものはプラスチック資源ごみでだす。
東京都練馬区可燃ごみ30cm角以上の場合は粗大ごみ
神奈川県横須賀市素材によって分別が変わるベランダや玄関などに敷くジョイントタイルパネルは不燃ごみ
子ども部屋などに敷くコルク製・ウレタン製などのジョイントマットは可燃ごみ
神奈川県中郡二宮町可燃ごみ30cm以内に裁断する
京都府京田辺市燃やすごみ45L袋に入れて出す
長辺50cm以上は粗大ごみ【サイズ判断品目】

上記の自治体のように「ジョイントマット」と分別区分があれば捨て方もわかりやすいのですが、品目一覧を見てもジョイントマットと書かれていないケースも多いです。
中にはカーペットと一緒に捨て方が書かれている自治体もあるので、調べる際には注意してください。

大量に捨てる場合には注意が必要

広い範囲で使用していた大量のジョイントマットを一度に捨てようとすると、以下のことも考慮しなくてはなりません。

  • 粗大ごみ処分の手数料が高額になることもある
  • 重たくて運べない
  • 小分けにした場合は何度もごみ捨て場と自宅を往復しなければならない

さらに自治体によっては一度に捨てられる量を決めているところがあり、その場合はジョイントマットを少しずつ、時間をかけて捨てる必要があります。

  • 東京都江東区:45リットルの袋で3袋まで
  • 神奈川県中郡二宮町:1世帯が1回の収集に出せるごみ袋の数は3袋まで
  • 大阪府箕面市:大型ごみは1回の収集日につき、1個までしか出せない。一時的に多量のごみを出す場合は臨時収集の申し込みが必要
  • 福岡県福岡市:一度に出せる量は、45リットルの袋で10袋まで

早くごみに出したい場合は自治体の処理工場への持ち込みや、業者に回収してもらう方法を検討してください。

ジョイントマットを自治体で捨てる方法

切って捨てられる?ジョイントマットの正しい捨て方と注意点

ここからは、ジョイントマットを自治体で捨てる方法を具体的にお伝えしていきます。

1.粗大ごみで捨てる

自治体の規定サイズ以上のジョイントマットは「粗大ごみ」として捨てることができます。

規定サイズは「30㎝角」や「一辺の長さが50㎝」「ごみ袋に入りきらないサイズ」などが一般的ですが、自治体によって異なるため注意してください。

  • 神奈川県横浜市:一番長い辺が30㎝以上の金属製品、それ以外(プラスチック商品、木製品など)で50㎝以上のものは、粗大ごみ
  • 埼玉県さいたま市:最大の1辺又は直径が90㎝以上2m未満のものは粗大ごみ
  • 福岡県福岡市:指定袋に入らない大きさのものは粗大ごみ

ジョイントマットを粗大ごみとして捨てる場合は、事前予約と手数料の支払いが必要です。
手順は以下のようになっています。

  1. 粗大ごみ受付センターに電話かインターネットで申込み
  2. 収集日、収集場所、料金を確認する
  3. スーパーやコンビニなど指定の販売店で手数料納付券(シール)を購入
  4. 処分するジョイントマットに受付番号や氏名を記入した手数料納付券を貼る
  5. 収集日に指定場所に出す

受付締切日や手数料の金額、回収頻度や回収日については自治体それぞれに違いがあります。
自治体の多くは1か月に1回程度しか回収していないため、早めに申し込みをしておきましょう。

2.小さく切って可燃ごみ・不燃ごみで捨てる

粗大ごみの規定サイズ以下の大きさのジョイントマットや、ハサミやカッターで小さく切ったジョイントマットは素材ごとにごみに出すことで処分が可能です。

EVA・ポリエチレンやコルク、起毛素材などジョイントマットの素材はさまざまですが、ほとんどの場合、可燃ごみとして捨てることができます。

しかし使われている素材が不燃性のものである場合は、不燃ごみになることもあるので注意してください。
素材については製品のパッケージに記載がされていますが、パッケージを捨ててしまって素材がわからないのであれば、メーカーのホームページを確認しておきましょう。

ジョイントマットを可燃ごみや不燃ごみに出せれば、予約も必要なく、最も手軽に処分できるでしょう。
費用についても指定ごみ袋代を除けば無料で済みます。

ただし、ジョイントマットを切る場合、素材によっては手間と時間がかかります。
複数枚捨てるとなるとさらに切る作業が大変になるので、時間に余裕があるときに作業をおこないましょう。

3.ごみ処理施設への持ち込み

できるだけ早くジョイントマットを捨てたいということでしたら、自治体のごみ処理施設にジョイントマットを持ち込むという方法もあります。

事前予約の有無や搬入の手順など、ルールは自治体によって異なっているので、まずはお住まいの自治体の指示を確認しましょう。

自治体手順と費用
神奈川県横浜市の場合事前に粗大ごみ受付センターへの申込と手数料の納付が必要。
申込日時に搬入施設に持込む。
市が収集する場合と同じ料金が必要。
愛知県名古屋市の場合事前予約は不要。
車に処分するごみを積んだ状態で、お住まいの区の環境事業所で受付をおこなう。
指示された場所まで自分で搬入をし、ごみを計量したあとで手数料を支払う。
処理手数料は10キログラムまでごとに200円。
大阪府大阪市の場合居住区の担当処理施設に電話予約が必要。
最大辺が1mを超えるものなどは破砕処理が必要となるので、その場合は破砕設備設置の舞洲工場に問い合わせて指示を受ける。
処理手数料は10キログラムごとに90円。

処理工場へ持ち込むことができれば、ジョイントマットをその日のうち捨てることができ、そのほかの不用品もまとめて処分ができます。

ただし持込の手段は車が一般的ですので、車両や手段がない場合は難しい方法です。
また、処理施設の稼働日は平日がほとんどですので、持ち込むための日程が調整できない場合は別の方法で処分しましょう。

ごみとして捨てる以外の方法

切って捨てられる?ジョイントマットの正しい捨て方と注意点

ここからは、「ジョイントマットを自治体で捨てる」以外の方法をご紹介していきます。

1.リサイクルショップで売却する

結論から言うと、基本的に使用済みのジョイントマットは買い取ってもらうことは不可能でしょう。
ジョイントマットは人の足や身体に直接触れる上、劣化もしやすい商品です。
衛生面上を考えると中古のジョイントマットを購入する人は少なく、需要がないとみなされます。

売却をするのであれば、新品や未使用品の場合のみ検討してみてください。

買取手段は持込買取、宅配買取、出張買取の3種類で、それぞれメリットとデメリットがあります。

売却方法メリットデメリット
持込買取◎その日に現金を手にできる
◎ほかのものもまとめて売れる
×店舗までジョイントマットを持ち運ぶ必要がある
×買取不可になったら家まで持ち帰らなければならない
宅配買取◎家にいながら査定を受けられる
◎ほかのものもまとめて売れる
×梱包、発送が必要
×買取金額の受け取りまでに時間がかかる
×キャンセル料や返送料が発生することも。事前に確認が必要
出張買取◎家で査定が受けられる
◎重たい家具や家電の持ち運びが不要
×1点だけの査定は断られることも多い
×日程調整が必要
×状態によっては買取不可になる可能性がある

さまざまなものを取り扱っているため、いろんな不用品を一度に売れるというメリットがあるリサイクルショップですが、そのぶん買取金額は低めというデメリットも。

ジョイントマットをできるだけ高く売りたい、査定金額に納得がいかないという場合はフリマアプリやネットオークションの利用を検討しましょう。

2.フリマアプリやネットオークションに出品する

フリマアプリやネットオークションにジョイントマットを出品して処分するという方法もあります。

自分で値段を設定できるのでリサイクルショップよりも高額で売れやすいのがメリットです。
こちらも新品・未使用品であれば売れる可能性が高いため、捨ててしまう前には一度、出品してみてはいかがでしょうか?

便利な手段である一方で、出品や梱包作業、発送をすべて自分でおこなうため手間がかかることや、すぐに売れない場合は処分まで時間がかかるというデメリットもあります。

また、売れた場合は送料と、アプリごとに手数料がかかることも忘れないようにしてください。

ネットオークション手数料
メルカリ販売価格の10%
Yahoo!フリマ
(旧PayPayフリマ)
商品価格の5%(※条件有)
ラクマ販売実績に応じて手数料が変わる
(4.5%~10%)
Yahoo!オークション
(旧ヤフオク!)
プレミアム会員かどうかで手数料が変わる
(会員は8.8%・非会員は10%)
モバオク販売手数料、売上金の振込(入金)手数料無料
(※330円~360円の月額利用料が必要)
※2024年10月時点

出品前には手数料や送料をあらかじめ計算しておき、損のない価格設定をするようにしましょう。

3.人に譲る・ジモティーを利用する

状態が良いジョイントマットであれば、知人や友人、親族など身近な人に譲って処分する方法もあります。
周りに引っ越ししたばかりの人や、お子さんがいてジョイントマットを必要としている人がいれば引き取ってもらえないか聞いてみてはいかがでしょうか?

譲り先が身近で見つからないなら、「譲りたい」「譲ってほしい」人が利用できる掲示板サービス「ジモティー」に出品するという方法もあります。
ジモティーのメリットは以下のとおりです。

  • 利用料や手数料がかからない
  • ジョイントマットをまとめてお譲りできる
  • 最寄り駅や自宅まで取りに来てもらえれば梱包・発送も必要なし
  • 値段をつけることも可能

このように、手軽に他人へ譲渡できる便利なサイトですが、直接手渡しができることもありドタキャンや情報を聞かれるといったトラブルの報告もあります。
安全に利用するためにジモティーのサイト内にある注意事項を確認して利用しましょう。

4.不用品回収業者に依頼する

複数枚まとめて捨てることが多いジョイントマットは、かさばって重く、持ち運びが難しくなります。切って捨てようと思い立っても、厚みがあるものであれば切るのも容易ではありません。

ジョイントマットを気軽に捨てたいなら、不用品回収業者の利用がおすすめです。

不用品回収業者はジョイントマットの枚数が多くても、サイズ・素材に関わらず一度に回収してくれます。
分別から運び出しまですべてスタッフにおまかせできるので、素材ごとに分別したり、ごみ袋に詰めたりといった手間は一切必要ありません。
もちろん家の中のほかの不用品もまとめて回収してもらえるので、家中スッキリ片付けることができますよ。

依頼前には「相見積もり」を取るのがおすすめ

もし不用品回収業者の無料見積もりを受けるのであれば、複数の業者から見積をとって費用やサービスを比較する「相見積もり」がおすすめ。

複数社で見積もりを取ることで、金額はもちろんですがサービス内容や対応の違いも知ることができます。
最近ではホームページから簡単に見積もりが依頼できる「メール相談」「LINE査定」などをおこなう業者も多いため、ぜひ利用してみましょう。

業者選びについてはこちらのコラムでより詳しく解説しています。

まとめ

切って捨てられる?ジョイントマットの正しい捨て方と注意点

今回のコラムではジョイントマット処分方法や注意点についてお伝えしてきました。

ジョイントマットは自治体で簡単に捨てることもできますが、枚数や大きさによっては分別方法が変わり、捨てるのが面倒な場合もあります。
例えば部屋全体にジョイントマットを使用していた場合、それらを一度に捨てようと思うとかなりの枚数になることも。
一度に自治体で捨てるのは難しいということもあるでしょう。

そのような場合は上手に不用品回収業者を利用してみてはいかがでしょうか。
不用品回収業者は大量のジョイントマットはもちろん、家の中の不用品をまとめて回収してくれます。運搬や積込はスタッフにすべておまかせできるので、忙しい方や、人手がなく重いものを持ち運べない方でも安心して依頼できるのがメリットです。

当社「出張回収センター」でもジョイントマットを含め、さまざまな不用品を回収しています。
買取サービスや、トラック積み放題といった定額プランも用意していますので、まずはお気軽にご相談ください。

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