- 出張回収センターは創業15年、延べ332,400件以上の出張回収・買取実績を持っています。
- 不用品回収のプロが不用品の回収から解体、リユース・リサイクルに関するお役立ち情報を紹介しています。
私たちの衣類や小物を保管してくれるタンス。
日常的に使用しているとあっという間に使用期間が10年ほど経過していた!なんてあるあるなのではないでしょうか?
その上サイズが大きい分、いざ処分したいとなったときに、どう処分したらいいか戸惑ってしまうのもタンスあるあるだったりします。
そんな処分に困ってしまうタンスですが、中には高く買い取って貰えるタンスもあります。
処分=処分費用がかかると思われがちですが、お金に換えられるなら嬉しいですよね。
今回は使用期間が経過した古いタンスの高価買取方法や少しでも高く買い取って貰うコツ、そして買取を断られてしまい廃棄処分するしかない古いタンスの処分方法までお話ししたいと思います。
古いタンスの処分をお考えの方は、是非参考にしてみてくださいね。
あわせて読みたいコラムはこちら
目次
基本的には引き出しがいくつかあって服や小物が収納できる家具をタンスと言いますが、実はタンスに分類される家具の形状は引き出しタイプ以外にもいくつかあります。
また、タンスに似た家具でチェストと呼ばれるものもありますが、チェストはタンスとは別物なのでしょうか?
どんな家具がタンスに分類されるのか、タンスについてのあれこれを交えて順番に見ていきましょう。
タンスもチェストも「引き出し収納」のことを指し、日本語では引き出し収納の事をタンスと呼ぶので、チェストとタンスは同じものだと考えても大きな差はないでしょう。
ただし、厳密にいうと、昔のチェストは「箱に蓋をしたもの」で、昔のタンスは「箱に細かい引き出しがたくさんついたもの」といった収納面での違いがみられます。
店舗や場合によっては脚のついたものをチェスト、ついていないものをタンスと呼んだり、置く場所が洋室か和室かにとって分けている場合も。
和風のタンスのことを和箪笥や整理箪笥などと呼んで、区別している場合もあります。
タンスと一口に言っても、ローチェスト、ハイチェスト、衣装タンス、整理タンスなど、色々と種類や呼び方がありますが、これらの違いやサイズの説明は意外と難しく、区別もあいまいです。
ここからは代表的なチェスト・タンスの種類やサイズを見ていきましょう。
元々は膝の高さ位のチェストを指す言葉。
玄関などに置いて腰掛としても使えるようなものがローチェストと呼ばれていました。
現在では腰の高さくらいまでのチェストを総称してローチェストと呼んでいます。
横幅は500~1600mmくらいまでとサイズのバリエーションが豊富で、高さが控えめなおかげでお部屋に圧迫感も出にくいのが特徴。
玄関だけでなくリビング、ダイニング、寝室と置く場所を選ばず、また収納するものも選ばない最も身近なタンスです。
ローチェストよりも背の高いものはハイチェストとして扱います。
人の肩くらいまでの高さがあり、ローチェストと比べると横幅が小さいものが多く400~1200mmが主流。
少ない設置面積で多くの収納ができることが良さなので、とにかくものをたくさん収納したい、という方にお勧めなものの、高さがあることで使い勝手や空間の雰囲気を考慮する一因にもなります。
タワーとつく通り非常に大きく、人の身長以上の高さがあります。
収納力は抜群ですが、身長以上の場所にある引き出しは普段使いには不向き。
ウォークインクローゼットや納戸などの中に設置して、季節ごとに仕舞うモノを収納するなど、置く場所や収納物を限定するタンスです。
衣服や小物などを仕舞う小型のタンスで、ローチェストやハイチェストと同じ意味で使われます。
あえて整理箪笥と呼ぶ場合は、和風のタンスであったり、婚礼家具の一つとしての整理箪笥を指す場合もあります。
名前の通り、衣装を収めるためのタンス。
衣装箪笥は基本的には着物を収める和箪笥のことを指し、帯や帯締めを収める引き出しの他に、着物を包む「たとう紙」がそのまま収納できる衣装盆と呼ばれる引き出しが付きます。
その用途から通常のタンスよりも奥行きが大きく設計され、600mm前後のものが多くなります。
洋服を収める収納という意味では整理箪笥やチェストなどと同じですが、特に洋服箪笥というとワードローブとも呼ばれ、引き出し部分の上に扉があり、ハンガーパイプがついていて、そこに洋服を吊り下げるもののことを指します。
衣装タンスと同じく構造上奥行きが必要とされるため、600mm前後のものが多く出回っています。
茶器や食器を収納するタンスで、上半分はガラス戸などディスプレイ棚としても用いられています。
ダイニングやリビングに置き、見せる収納家具として和モダンな空間とも非常にマッチします。
サイズはものによってさまざまです。
水屋箪笥とは、食器棚のことを指します。
茶箪笥との違いは水屋(=台所)に置く箪笥ということで用途が限定されて作られていることですが、現代においてはあまり区別がなく、リビング空間の飾り棚として使っていることも多い収納です。
こちらもサイズはものによりさまざまです。
身の回りの小物を入れておく小型のタンスで、ローチェストよりも小さい引き出し収納を指します。
結婚の際に一式揃いで用意するものが多く、一般的には上に挙げた整理箪笥、洋服箪笥、衣装箪笥3点セットの総称を「婚礼箪笥」と言います。
同じ木製のタンスでも、仕上げに違いがあると日々のメンテナンスの仕方や劣化具合に差があります。
やった方がいいお手入れも、他の仕上げに同じことをすると劣化の原因になることも。
後程仕上げ別にメンテナンスの手順を説明しますが、まずは手元にあるタンスの仕上げがどのような仕様であるのか、確認しておきましょう。
それでは、仕上げの違いをご紹介していきます。
砥の粉(とのこ)を塗って、ロウで仕上げたもの。
昔ながらの桐たんすに最も多く、呼吸を妨げない伝統的な塗装です。
他の塗装と比べてかなりデリケートで、お手入れしにくいのがデメリット。
表面を焦がして焼き色を付け、砥の粉やロウ、オイルなどを塗って仕上げる方法。
こちらも砥の粉(とのこ)・ロウ仕上げに次いで、昔ながらの桐たんすの仕上げに多く選ばれています。
砥の粉(とのこ)・ロウ仕上げと同じくデリケートで、お手入れしにくいのがデメリットです。
砥の粉や焼き仕上げよりも、汚れにくく、塗装が落ちにくく、メンテナンスが簡単で、桐材の呼吸を妨げることもない仕上げ。
天然木の風合いを活かして、しっとりと温かみのある木肌に仕上がります。
ウレタン塗装、カシュー塗り、漆塗りは、メンテナンス性に優れた使い勝手の良い塗装です。
普段から特別なお手入れは必要なく、扱いが楽なのが特徴。
殆どのタンスは基本的に何かしらの塗装がされていますが、中には無塗装で仕上げたタンスもあります。
無塗装のタンスは、汚れや傷が付きやすいので、お手入れにも注意が必要です。
どちらかというと、経年劣化を味として楽しむ仕上げです。
残念ながら、古いタンスなら何でも買い取って貰えるわけではありません。
高く買い取って貰うのにもいくつか条件が存在します。
買取されやすい、買取に持ち込むと歓迎されやすいタンスの条件は以下の通りです。
買取される条件は「再販できるかどうか」なので、需要の高いものであることが重要です。
ですから元が高額で、新品では手が出しにくい高級ブランドのタンスやデザイン性の高いタンス、レトロ・アンティークなタンスは、中古タンスの市場ではとても需要が高いので買い取って貰いやすいのです。
上記の条件を兼ね揃えた上で、更に重要なポイントがあります。
それは「古いタンスの状態」です。
どんなに人気のブランドタンスでも、デザイン性の高いお洒落なタンスであっても、カビの生えた汚れが酷く古いタンスに需要はありません。
何よりそんな状態の古いタンスに、衣類や小物を収納するのは躊躇しますよね。
古いタンスを少しでも高価買取して貰うために出来るコツは、このあたりが関係してきます。
次の項目で詳しくお話ししますね!
古いタンスを買取して貰うのに重要なポイントに「古いタンスの状態」があるとお話ししましたが、具体的にはどんな状態であることが望ましいのか気になります。
買取して貰うのに重要な古いタンスの状態とは、傷、汚れ、カビ、臭いがないこと。
基本的にはタンスは衣類を収納するものですから、傷、汚れ、カビ、臭いがあると服を入れること自体難しくなってしまいます。
それを踏まえた上で、古いタンスを買取査定して貰う前に、軽く自分でメンテナンスしてみましょう!
手順は以下の通りです。
上記の手順を参考にお手入れを行いますが、前述した通りタンスにはいくつか仕上げに種類があります。
仕上げによっては、デリケートなために素人では手が出せず、プロにお任せしないとメンテナンスが出来ない場合も。
気を使ったつもりが逆に劣化させる原因になってしまわないよう、仕上げ別にメンテナンス方法を解説していきますね!
全くしないで持ち込むのと、メンテナンスして持ち込むのでは、意外と査定額に差が出ますので、メンテナンス出来るタンスであれば、どんな部分に気をつければいいのか参考にしてみてください。
砥の粉仕上げのタンスに汚れや傷がついた場合は、残念ながら自分で修理することはできません。
汚れを落として修復するには、水洗いや削り直し、再塗装をする必要があるので、プロに依頼するしかありません。
砥の粉(とのこ)・ロウ仕上げのタンスは、水拭き厳禁!
普段のお手入れも優しくホコリを払うのみで、優しく乾拭きをしてください。
砥の粉仕上げは、塗装が落ちやすく、手垢も付きやすい特徴があるので、日頃から極力木部に触れないようにすることが大切です。
引き出しや扉を開け閉めする際は、金具のみにしか触れないようにし、掃除する際も力を入れないように注意しましょう。
砥の粉仕上げと基本的には同じ手入れ方法となります。
砥の粉仕上げと比べると、色味が暗いので、汚れや手垢などが目立ちませんが、塗装が落ちるとムラになるので、できるだけ木部に触れないようにしましょう。
蜜蝋ワックスやオイルフィニッシュは、撥水性のある仕上げです。
汚れがひどい場合には、固く絞った布巾などで水拭きすることも可能です。
ただ、水拭きすると徐々にワックスやオイルが落ちてくるため、日常のお手入れは乾拭きが基本。
水気を放置しておくとシミになる可能性があるので、早めに拭き取ります。
傷がついてしまったら、上からワックスやオイルを再塗装すれば、多少の傷は目立たなくなります。
着色されているものなら、同じ色で着色したうえでワックス、着色なしのものならワックスやオイルのみを再塗装して補修すると、簡単に馴染みます。
防汚性や耐水性に優れた塗膜を形成するため、普段のお手入れも乾拭きでも水拭きでも掃除ができます。
基本的には、乾拭きで簡単に汚れが落とせますが、特に汚れが気になった時にだけ、固く絞った布巾で水拭きするといいでしょう。
また、化学雑巾はシミになる可能性があるため、使わないようにしましょう。
これらの塗装は、他の塗装と比べて耐久性も高いのが魅力。
故意に傷つけたりしない限りは、何十年と特別なメンテナンスなしに使うことができます。
水拭きで取れない汚れの場合は、中性洗剤を使っても掃除ができます。
中性洗剤を水に薄めて布に含ませ、固く絞ってから拭いていき、汚れが落ちたら、水拭きして完全に洗剤を取り除き、最後に乾拭きしましょう。
無塗装のタンスは、塗膜によって保護されていないため、汚れや傷がつきやすいです。
乾燥による割れや、日焼けによる変色、タンニンという桐材に含まれる物質による変色なども起こりやすいです。
傷や汚れをヤスリ掛けしたり、水分を含ませて凹みを直そうとすると、そこだけ変色する可能性が高いので、やめておきましょう。
無塗装のタンスの普段のお手入れは、柔らかい布やハタキを使って、優しくホコリを落とす程度で大丈夫です。
柔らかく傷付きやすいので、乾拭きする際は、木目に沿って軽く拭くのがポイント。
水拭きは、シミの原因になるので、控えましょう。
タンスに付いた金具に、特別なお手入れは必要ありません。
普段は木部を乾拭きする際に、同じく乾拭きすればOK。
手垢などの汚れが気になる場合は、固く絞った布巾で水拭きし、最後に乾拭きして仕上げると綺麗になります。
留め具が緩んできたら締め直しをしましょう。
基本的には、金具の裏側にあるナット隠しを外して、ナットを締め直せばしっかりと締まります。
有名メーカーや高級ブランドが買取されやすいことはわかりましたが、具体的にどんなタンスのブランドであれば買い取って貰いやすくなるのでしょうか?
中古市場でも「一般的に求められやすいブランド」は人気が高いので、買い取って貰いやすくなっています。
それでは、中古市場で需要が高くタンスを扱う家具ブランドをいくつかご紹介します。
人気はもちろん、中古市場でも買取需要の高い有名ブランドをご紹介します!
買取されやすいブランドについて詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ!
処分する前に知っておきたい、高く買い取ってもらえる人気の国内家具ブランド
買取されやすい古いタンスや少しでも査定額を上げるコツがわかったところで、今度はどのようにすれば古いタンスが買い取って貰えるか、買取方法をご紹介します。
どんなに便利な方法でも、状況や希望によっては不利にもなってしまうことも。
3つの処分方法のメリットとデメリットもそれぞれ見比べてみましょう。
売却方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
フリマアプリ・ネットオークションで売る | ・最も高値になりやすい ・サイトを選べば梱包・発送をプロに任せられる | ・全ての手配を自分で行わなければならず手間がかかる ・いつ購入者が現れるかわからない ・急いで処分したいときには向かない |
タンスや家具類に明るいリサイクルショップに持ち込む | ・安価に買い叩かれ過ぎず適正価格で買い取って貰える ・自分のタイミングで処分できる | ・フリマアプリやネットオークションよりは査定額が安価になりがち ・買取不可の場合、処分出来ない |
買取も出来る不用品回収業者へ依頼する | ・適正価格で買い取って貰える ・家具のほかの不用品も買取または回収できる ・一気に大量でも受け付けて貰える ・スタッフに全てお任せ出来る ・依頼した当日の買取・回収も可能 | ・出張料金がかかる場合がある |
買取完了まで時間がかけられるかどうかが選ぶポイントと言えます。
急いで処分したい場合には不向きな方法もあるので、何を重視したいかで選びましょう。
それでは、順番にもっと詳しく解説していきますね!
フリマアプリやネットオークションでは中古・新品問わずタンスが購入されています。
中でも人気ブランドのタンスや需要の高いスタイリッシュなデザインのタンスほど、早く購入者が現れているようです。
前述した人気ブランドのタンスを処分したいなら、フリマアプリやネットオークションを利用して売却してしまいましょう。
フリマアプリやネットオークションを利用する手順は以下の通りです。
タンスを梱包すると結構な大きさの荷物になりますから、送料が高額になってしまいます。
価格設定をするときは、必ず送料も視野に入れて設定しましょう!
また、フリマアプリやネットオークションで古いタンスを処分するのに、最も面倒となるのは梱包・発送作業です。
自分で梱包して発送箇所まで持ち運ぶのは億劫だという方には、大手フリマアプリであるメルカリが行う「梱包・発送たのメル便」を利用するのがおすすめ。
手数料が別途かかるものの、発送は自宅まで取りに来てくれる上、梱包もお任せ出来ます。
全ての工程を自分で行う分、うまくいけばリサイクルショップでの買い取り額よりも高額で購入されるかもしれません。
しかしいつ購入者が現れるかわからないので、処分を急いでいる時には不向きな方法ともいえます。
「自分のタイミングで処分したい」「購入者が現れるまで待ってられない」という場合には、リサイクルショップでの買取をお勧めします。
中でも家具のブランドに強いリサイクルショップに依頼すれば、定価が分かっているので、安価に買い叩かれ過ぎないので安心です。
リサイクルショップでの売却はフリマアプリやネットオークションのように購入者任せではなく、自分が処分したいタイミングで店舗へ持ち込み処分することが出来ます。
ただし、フリマアプリやネットオークションよりも、比較的安価な査定額となることが多いのがデメリット。
とはいえ、無料の訪問査定を利用すれば、自宅にいたままにして売却処分出来るので、古いタンスを自分で持ち運びたくない方へお勧めしたい方法でもあります。
不用品回収業者の中には「古物商許可」を取得している業者があります。古物商許可とは、ざっくりいうと中古品を購入し販売することを生業とする業者には、必要不可欠な許可証です。
この古物商許可を取得した不用品回収業者なら、廃棄処分だけでなく買取も行ってくれます。
もちろんものにもよりますが、大体リサイクルショップと同等くらいの査定額で買取して貰えます。
そして古いタンス以外の不用品もまとめて査定、もしくは回収処分して貰えますから一気に不用品を処分したい場合にはうってつけです。
各不用品業者のホームページ上で、メール無料査定やLINE無料査定を受け付けている業者が多いので、気軽に相談してみてください。
古物商許可についてもっと詳しく知りたい方はこちらのコラムもどうぞ!
不用品買取業者を選ぶときはここをチェック!「古物商」許可とはどんなもの?
古いタンスの全てが買取して貰えるわけではありません。
では、買取を断られてしまう、または廃棄処分するしかない古いタンスとはどんなものなのでしょうか?
買取ができないタンス、引取りを断られてしまうタンスは以下の通りです。
婚礼タンスの中でも桐箪笥はものによっては買取して貰える場合がありますが、それも状態次第。
傷、汚れ、カビ、臭いがある古いタンスは、買い取って貰うことが難しく断られてしまいます。
買取を断られてしまった古いタンスは、廃棄処分するしかありません。
次の項目で古いタンスの廃棄処分方法を順番にご紹介していきますね!
買い取って貰えなかった古いタンスは、廃棄処分するしかありません。
廃棄処分する方法は以下の5つ。
それでは、それぞれのメリットとデメリットを確認してみましょう。
処分方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
各戸収集の粗大ごみに出す | ・安い金額で処分できる | ・自分で運び出す手間がかかる |
環境事業所まで自己搬入をする | ・安い金額で処分できる ・収集まで待たずに自分のタイミングで処分できる | ・自分で運び出す手間がかかる ・車がないと利用できない |
自分で解体して可燃ごみ・不燃ごみに出す | ・安い金額で処分できる | ・DIYなどに慣れていないとかなりの手間 ・道具をそろえる費用が掛かる |
買い替えの際に購入店に引き取って貰う | ・業者が何度も自宅に出入りしない | ・費用が掛かる |
不用品回収業者へ依頼する | ・相談した当日の回収が可能 ・タンス以外の不用品も一緒に処分できる ・持ち出しも分別も全てスタッフに任せられる | ・手間がない分、費用が掛かる |
優先したいメリットか、妥協できるデメリットか、自分の希望や要望に応じて、適した方法を選びましょう。
それではもっと詳しくご説明していきますね。
古いタンスの最も一般的な方法は、自治体で処分して貰うことです。
自治体で処分を依頼するにもいくつか方法がありますので、順番にご紹介します。
30cm角、または自治体によっては50cm角を超える物は、粗大ごみとして扱われます。
殆どの古いタンスは粗大ごみに該当するサイズですから、粗大ごみとして処分依頼をします。
今回は名古屋市の粗大ごみ依頼までの手順を例に挙げてご説明します。
粗大ごみとして出す場合、指定場所までは自分で運ばなければいけません。
中身がなければ運びやすいとはいえ、大きなサイズのタンスを運ぶのは一苦労です。
持ち運びに自信がない場合は、他の方法を考えましょう。
必要となる手数料はタンスのサイズで異なりますので、以下の表をご参考ください。
手数料 | 家具・寝具類 |
---|---|
1,000円 | ・サイドボード(高さ90センチ未満かつ幅120センチ未満) ・書棚(高さ120センチ未満かつ幅90センチ未満) ・食器棚(高さ120センチ未満かつ幅90センチ未満) ・洗面化粧台 ・たんす(高さ120センチ未満かつ幅90センチ未満) ・ロッカー(1人又は2人用) |
1,500円 | ・サイドボード(高さ90センチ以上または幅120センチ以上) ・書棚(高さ120センチ以上または幅90センチ以上) ・食器棚(高さ120センチ以上または幅90センチ以上) ・たんす(高さ120センチ以上または幅90センチ以上) ・ロッカー(3人以上用) |
自治体の粗大ごみ収集は、予約から収集まで約1か月ほどかかり、即時対応はして貰えません。
緊急に処分したい場合は、自分で処理施設へ持ち込むのも一案です。
こちらも名古屋市を例に挙げて手順を説明します。
必ず車で搬入が条件となるので車を用意できる方に限ります。
ごみの計測時、車からの荷下ろしなどの作業は全て自分で行いますので、可能であれば複数人に同行して貰いましょう。
年末年始は除いた月曜日から金曜日であれば祝日でも搬入できますが、土曜日、日曜日は搬入ができません。
また、祝日は混みあうので出来るだけ平日に持ち込むのをお勧めします。
粗大ごみに出すまで待てない、自分で処理施設へ持ち込むのも難しい、もっと気軽に捨てたい、という場合は、古いダンスを解体して一般ごみに出すのもいいかもしれません。
一般的に粗大ごみとして扱われるサイズは、30cm角または地域によっては50cm角サイズ。
そのサイズ以下であれば一般ごみの可燃ごみまたは不燃ごみとして出すことが出来ます。
とはいえ古いタンスを解体するのは、大変な労力が必要です。
普段からDIYなどで慣れている方ならスムーズにいくかもしれませんが、慣れていない方にとっては重労働です。
解体に慣れておらず特別な理由がない限りは、解体する以外の方法で処分することをお勧めします。
一般ごみとして捨てるのでかかる費用は指定のごみ袋代のみと処分費用はかなり抑えられますが、解体する道具を一から揃えるとなると処分費用とは別の費用がかかってしまうことも。
参考までに解体に必要な道具と大まかな価格をご紹介しておきます。
道具 | 大まかな価格 |
---|---|
ノコギリ | 1,000円から2,000円ほど |
ハンマー | 500円から1,000円ほど |
バール | 1,000円から2,000円ほど |
軍手 | 500円ほど |
解体して処分するのに興味がある方は以下のコラムも一度ご覧ください。
粗大ゴミを解体して出すには?解体するメリットや解体手順、道具について詳しく解説!
新しいタンスの購入を考えているなら、購入先に引き取りまたは下取りして貰う方法もあります。
依頼する店舗によっては引き取り費用がかかる場合もありますが、新しいタンスの納品時に不要なタンスを運び出し処分することが出来るので、業者の出入りが一回で済み手間を最小限に抑えられます。
不要になったタンスの運び出しも納品する業者がすべて行い、自分で運び出す手間はかかりませんのでご安心ください。
不要になったタンスの引き取り・下取りサービスを行う家具店は以下の通りです。
店舗 | 家具 | 引き取りの条件 | 引き取り金額 |
---|---|---|---|
ニトリ | 指定なし | 購入家具と同数量もしくは同容量 | 4,400円 |
東京インテリア | ・小型家具 (幅+丈+奥行= 200cm未満) ・中型家具 (幅+丈+奥行= 200cm以上300cm未満) ・大型家具 (幅+丈+奥行= 300cm以上) | 購入家具と同数量もしくは同容量 | 2,000円〜5,000円 |
ベルメゾン | ・ベルメゾンで販売する家具のみ ・販売価格41,800円以上かつ 大型商品送料7,150円(税込) | 購入家具と同数量もしくは同容量 | 無料 |
中には自社の製品のみの対応となっている場合もありますので、購入時にあらかじめ相談しておくと安心です。
購入時に引き取り・下取りサービスを行っている店舗を選んで購入すると、古いタンスの処分もスムーズですね!
回収費用が掛かるものの、傷が多く壊れていても、解体途中であきらめてしまったものでも、必ず回収して貰えるのが不用品回収業者です。
また処分に急いでいる場合でも、不用品回収業者なら早急に対応可能。
連絡したその日に回収となる場合も多く、また営業時間外の深夜でも対応しているので仕事で忙しい方にも対応できます。
古いタンスだけではなく他にも不用品がある場合も、不用品回収業者ならまとめて回収が可能です。
大量に不用品がある場合、細かいごみの分別は面倒になってしまうもの。
ですが不用品回収業者なら回収した後、スタッフが分別を行うのでご自分での分別は不要です。
とはいえ「全てお任せ出来る分、費用が掛かるのでは?」と気になるところ。
出張回収センターにご依頼いただいた場合、他社では別途請求されがちな「車両費」+「出張費」+「梱包作業費」+「分別作業費」+「スタッフ追加」全て込みの料金です。
定額の載せ放題プランなので、料金が明確ですから安心して依頼できますよ。
詳しい料金についてはこちらをご覧ください。
出張回収センターは、どんな状態のタンスもどんな不用品も回収可能です。
手間も時間もかけずに古いタンスを処分したい方は、是非ご相談ください。
不用品回収業者の中には「無料で不用品を回収」と謳った業者や、荷物をトラックに積んだ後高額な請求をしてくる業者がいます。
無料で不用品を回収すると謳った業者の多くは、違法な処理を行っている可能性が高く、過去には不法投棄で業者が逮捕されたことも。
不法投棄された場合は元の持ち主にまで罪が及ぶ場合もあります。
悪徳な業者に依頼することのないよう、ホームページなどで過去の実績や口コミをチェックしてから依頼するようにしましょう。
もっと詳しく知りたい方はこちらのコラムもどうぞ!
不用品回収のトラック積み放題プランがおすすめな人とは?単品回収と比較!
オフィスや店舗などで什器としてや日常的に使用していたラックなどのタンスは、どのように処分すればいいのでしょうか?
オフィスや店舗で業務用として使用していたタンスの場合、家庭用のものと同じように処分できず、事業系ごみ扱いになります。
事業系ごみとなるタンスは一般家庭で利用しているものに似ていても、粗大ごみなどには出せず、別の処分方法を考えなくてはなりません。
事業系ごみは以下の2種類に分けられます。
ちなみにオフィスから出る金属ごみは基本的に全て産業廃棄物に該当しますが、木製のタンスは産業廃棄物ではなく、事業系一般廃棄物として処分することも可能です。
それぞれ処分の仕方が異なりますので順番に説明します。
名古屋市では事業系一般廃棄物を処分するのに、指定袋や収集場所が異なるものの、一般家庭のごみの分別と同じように分別を行います。
その後、どのように処分するかは以下の2つの方法があります。
それでは、もう少し詳しく見てみましょう。
事業系一般廃棄物は、排出事業者と許可を取得した一般廃棄物処理業者と契約をして、許可を受けた一般廃棄物処理業者に処理を委託するのが一般的です。
収集、運搬及び処分を委託するときは1kgまでごとに50円。
処分を委託するときは1kgまでごとに20円となっています。
自ら環境事業所まで持ち込むことも出来ます。
土曜日、日曜日は搬入できませんが年末年始を除いた月曜日から金曜日であれば、祝日でも搬入が可能です。
名古屋市を例にご説明します。
この方法は徒歩・自転車などでの搬入は受け付けていません。
また、産業廃棄物に該当するものは受け付けて貰えません。
事業系ごみでも、産業廃棄物に該当しない一般廃棄物に限りますので、木製のタンスであればこの方法が利用できます。
車を出せることが条件の処分方法となりますので、ここだけ注意しましょう。
産業廃棄物の場合、粗大ごみには出せないなど、処分の仕方が一般家庭のごみとは異なりいくつか処分方法があります。
こちらでは、金属製のラックやタンスなどの産業廃棄物の処分についてご紹介します。
業務で使用していた金属製のタンスの産業廃棄物の処分方法は、以下の2つです。
それでは、もう少し詳しく見てみましょう。
産業廃棄業者とは「産業廃棄物免許を持っている信頼できる業者」のこと。
産業廃棄物処理業者に依頼すれば、一般廃棄物も産業廃棄物もまとめて処分できます。
環境省ではオフィスなどで使用した備品・家具の処分を、産業廃棄物処理業者に依頼するよう推奨しています。
廃棄物の取り扱いについてマニュアルを提示しているほか、優良産業処理業者の情報も掲載しているので、事業系ごみを処分したい際にはぜひ目を通してみてください。
参考:産業廃棄物処理業者の情報
オフィスや店舗で使われたタンスなど、業務用の不用品は不用品回収業者に依頼することも出来ます。
不用品回収業者の場合、廃棄処分だけでなく状態によっては買取を行ってくれることもあるのでお得です。
回収費用は産業廃棄業者と同じくらいです。
また不用品回収業者の場合、タンスなどの家具に関わらず、業務用の殆どの品が回収対象となっています。
「タンス以外に不用品を一緒に処分したい」なんてご希望があれば全て一度に回収することが出来るのが、不用品回収業者の強みでもあります。
出張回収センターは、事業系ごみにも対応している不用品回収業者です。
オフィス家具はもちろん産業廃棄物も回収可能ですから、一度ご相談ください。
動物、薬品、医療器具(注射器・針・メス等)、銃器、生ごみなどの食料品全般、ペンキなどの塗料、液体、危険物(ライター・マッチ・スプレー缶・電池)などは対応いたしかねますのでご了承くださいませ。
古いタンスでも、再販で需要のあるタンスなら買い取って貰えることが分かりました。
タンスと言っても意外と種類が多く、何より仕上げの仕方で日々のお手入れにまで違いがあるとは知りませんでした。
いつか来る処分の時まで、出来るだけ綺麗に大事に使っていきたいと思えますね。
また、購入時に将来の処分のこと、リセールバリューを視野に入れつつ購入する店舗やブランドを選ぶのも今の時代ならではだと感じました。
不必要なものをただ捨てるだけでなく、リユースしていくことがもっと身近で当たり前になるといいですね!
出張回収センターでは、不要になった古いタンスを回収しています。
廃品回収としてだけではなく、リユースを目的とした買取も行っています。
お見積りはLINE無料見積、メール無料見積も行っていますので、手放したい古いタンスの処分にお困りの場合は、一度ご相談ください。
回収内容についてお教えください。詳しくご記入いただくほど、精度の高いお見積もりが可能です!
不明点等はスタッフが丁寧に確認いたしますので、まずは分かる範囲でお気軽にご記入ください。