気分転換やリラックス効果をもたらしてくれる「香水」。
お気に入りの香りを身にまとうことで、前向きで幸せな気分になるので生活に欠かせない方も多いのではないでしょうか?
たくさんのメリットがある香水ですが、「中身が液体である」「容器に複数の素材が使用されている」「蓋が固く取り外しにくい」などの理由から、処分を後回しにしてしまうことも少なくありません。
香水は、中身と容器を適切に分けて処分する必要があります。
また、状態が良いものならお得な買取で臨時収入を得ることも可能です!
この記事では、香水の正しい処分方法や注意点を詳しく紹介します。
「捨てるのがもったいない」という方に向けて、おすすめの活用法や売却についてもお伝えするので、ぜひ参考にしてください!
香水の正しい処分方法は6通り
香水の処分方法は、主に以下の6通りです。
- 自治体で処分する
- 知人・友人に譲る
- ルームフレグランスやアロマバスとして再利用する
- フリマアプリ・オークションに出品する
- 買取専門店で査定を依頼する
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれの捨て方について詳しく解説していきます。
自治体で処分する
使わなくなった香水は、自治体のごみ分別ルールに沿って処分します。
香水は、以下のパーツごとに捨て方が異なります。
- 香水瓶
- 蓋
- アトマイザー(スプレー部分)
- 中身の液体
基本の処分方法を、大きく4つのステップに分けてみていきましょう。
①道具を準備して、必ず換気をする
香水瓶を分解するために、以下の道具を準備します。
- マイナスドライバー
- ニッパー
- 軍手
- 新聞紙やシート
- 古布や新聞紙
- ポリ袋やジップロックなどの密封袋
閉め切った部屋で作業すると、香水のにおいが充満して気分が悪くなることがあります。
そのため、必ず換気をしながら作業を行ってください。
②スプレー部分を取り外す
香水瓶は中身が漏れないようにスプレー部分がしっかり固定されており、化粧水の容器のように簡単に開けることはできません。
そのため、「マイナスドライバー」や「ラジオペンチ」といった工具を使用して慎重に取り外します。
作業中に瓶が割れたり、工具でケガをしたりしないように必ず軍手を着用しましょう。
また、床にキズや汚れがつかないよう、新聞紙やシートを敷いてから作業を始めてください。
作業の手順は以下の通りです。
- ボトルと金属のつなぎ目の部分にマイナスドライバーを差し込む
- テコの原理で力を加えて金属パーツを持ち上げ、隙間を作る
- 隙間にラジオペンチを差し込み、金属パーツに縦に切り込みを入れる
- 切り込みから金属パーツ・栓を取り外す
中身がたくさん残っている場合は、液体が飛び散って目に入らないように、眼鏡をつけることをおすすめします。
③中身を捨てる
スプレー部分を取り外したら、「ポリ袋やジップロック」「古布・新聞紙」を用意し、中に入っている液体を処分します。
手順は以下の通りです。
- ポリ袋やジップロックの中に古布・新聞紙を入れる
- 袋の中に香水瓶を入れ、中身をしみ込ませる
- 袋の口をしっかり閉じて「可燃ごみ」として捨てる
中身の量が多い場合は、においが強くなるため、袋を二重にし、古布や新聞紙の量も多めに入れて処理するようにしましょう。
④パーツを分別してごみに出す
中身を処理したら、香水瓶や蓋を分別し、指定の収集日に出します。
処分費用は無料ですが、自治体指定のごみ袋が必要になることもあります。
以下は、一般的な分別方法の例です。
品目 | ごみの区分 |
---|---|
香水瓶(ガラス製) | びん(資源ごみ) 不燃ごみ 割れ物 |
香水容器(プラスチック製) | 匂いや汚れが付いていなければ 容器包装プラスチック 可燃ごみ |
キャップ | 可燃ごみ 容器包装プラスチック |
金属製の留め金 | 不燃ごみ 金属ごみ |
香水をしみ込ませた紙や布 | 可燃ごみ |
自治体によっては、瓶の汚れが取れているかどうかで分別が異なる場合もあります。
まずは自治体のホームページでごみの分別ルールを確認しましょう。
知人・友人に譲る
香水を、知人や友人・家族に譲って使ってもらうという方法もあります。
捨てるよりも再利用してもらう方がエコですし、処分の手間や費用もかからないのが嬉しいですよね。
しかし、古い香水を譲ったり、必要としていない相手に無理に渡したりするとトラブルになることもあります。
そのため、譲る前に香水の残量や使用期間など相手が知りたい情報をしっかり伝えることが大切です。
近くで譲る相手が見つからない場合は、地元の掲示板「ジモティー」を利用して出品するのも良いでしょう。ANNA SUIやジルスチュアート、ジバンシー・エルメスなど有名なブランドであれば、中古品でも需要があります。
ジモティーでは直接の受け渡しが基本なので、待ち合わせ日時や場所を決めて、安全に取引を行ってください。
ルームフレグランスやアロマバスとして再利用する
使い切れなかった香水は、
- 香水瓶にリードディフューザーを直接入れる
- コットンに香水を染み込ませ、レースの袋に入れてサシェにする
といった方法でルームフレグランスとして再利用できます!
香りが強すぎる場合は、無水エタノールで薄めて好みの香りになるよう調整できるので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
また、香水の再利用には他にもいろいろな方法があります。
- 手紙やハンカチに香りをつける
- お風呂に数滴垂らしてアロマバスにする
- オイルに混ぜてヘアコロンとして使う
香水の空瓶はインテリア雑貨やハンドメイド作品、ハーバリウムの素材としても活用できます。
インターネットで「香水 活用」と検索すると、さまざまなアレンジが見つかりますよ。
処分する前には一度調べてみることをおすすめします。
フリマアプリ・ネットオークションに出品
まだ使える香水をお持ちであれば、メルカリやYahoo!オークションといったフリマアプリ・ネットオークションでの売却もおすすめです。
自分で価格を設定して高く売りたいという場合や、開封済みの香水も出品できるため、中古でも試してみたい人が購入してくれる可能性があります。
メルカリでは、以下のような中古の香水が売れています。
- ビュリー オー・トリプル:5,000円(送料込み)
- CHANEL チャンス・オー・ヴィーブ:4,000円(送料込み)
- SHIRO スパークルホリデー 限定香水:4,800円(送料込み)
これらは、いずれも出品から1日以内で購入されています。また、4~5本をまとめて安価で販売するのもおすすめです。
期間限定商品やクリスマスコフレのような希少性のある商品は、パッケージ目的で購入する人も多いので、手持ちの香水を捨てる前に一度出品してみてはいかがでしょうか。
フリマアプリ・ネットオークションは不用品を手軽に処分できて便利ですが、以下の点に注意が必要です。
- 出品・梱包・発送は全て自分で行う必要がある
- 送料や販売手数料がかかる
- すぐに売れるとは限らない
特に手数料は、利用するサービスによって異なるため事前にチェックしましょう。
買取専門店で査定を依頼する
使用期間が短い香水であれば、買取専門店で査定を依頼することでお得に手放せます。
以下のような高級ブランドの香水は、元値が数万円を超えるものも多いため、高価買取が期待できます。
- BVLGARI (ブルガリ)
- Christian Dior(クリスチャン ディオール)
- Tiffany & Co.(ティファニー)
- HERMES(エルメス)
- CHANEL(シャネル)
- JO MALONE LONDON (ジョーマローン ロンドン)
- TOM FORD (トム フォード)
ただし、以下のような香水は、買取を受け付けていないところもあるため、査定の基準を、事前に確認しておきましょう。
- 残量が半分以下
- 劣化が激しい
- 部品が故障している
香水の高価買取のポイント
香水を高値で買い取ってもらうためには、以下の点を押さえることをおすすめします。
- 香水の買取実績がある専門業者に依頼する
- 複数の店舗で査定を受ける
- 外箱や説明書、袋など付属品を揃える
- 何種類か香水をまとめて売る
- 香水瓶についた汚れをきれいにする
- できるだけ早く売る
店舗によっては、数千円以上の買取価格に差が出ることもあるため、ぜひ参考にしてください。
不用品回収業者に依頼する
「長年コレクションした香水をまとめて捨てたい」「中身が残ったままの香水の処分に困っている」といったお悩みがあるときにおすすめしたいのが、不用品回収業者に依頼して回収してもらう方法です。
不用品回収業者であれば、香水瓶の分解や分別といった面倒な作業がすべて不要になり、その他にもこれだけのメリットがあります。
- 香水以外の不用品もまとめて回収OK
- 査定と買取もしてくれる
- 早ければ電話した日に回収してもらえる
- 年中無休で、夜間も対応可能
大量の不用品がある場合は、トラック積み放題プランを利用することでお得に処分できるため、断捨離や実家の片付けの際におすすめです。
主な料金体系は以下の2通りがあります。
- 単品回収:1点から依頼可能 4,000円~
- トラック積み放題:載せられる分だけ回収OK 33,000円~
業者によって「液体は取り扱い不可」としている場合もあるため、事前に相談が必要です。まずは無料のお見積りを取り、具体的な費用を確認しましょう。
悪徳業者に注意
不用品回収業者を利用する際には悪徳業者とのトラブルにご注意ください。
「なるべく安い業者に頼もう」と費用を第一条件にして選ぶと、
- 無料のはずが、荷物の積み込み後に追加料金を要求された
- 回収された不用品を不法投棄されてしまった
- 回収されたものが違法な手段で転売された
- 捨てる予定のないものまで無理やり回収された
といったトラブルに巻き込まれる恐れがあり、大変危険です。
このような事態を避けるためにも、慎重に業者を選びましょう。
(参考:国民生活センター|不用品回収サービスのトラブル)
悪徳業者と優良業者を見分けるためには、いくつかの業者から「相見積もり」を取るのがおすすめです。複数の見積もりを比較することで、だいたいの料金相場がわかり、万が一、不当な請求があっても見抜きやすくなります。
また、同じサービス内容でも、よりお得な価格で対応してくれる業者を選ぶことができますよ。
▷業者選びについて詳しくはこちらのコラムをどうぞ
香水を処分する際の注意点
ここでは香水を処分する際の注意点を解説していきます。
中身が入ったままごみに出さない
香水瓶にはガラス、プラスチック製のスプレー部分、金属のキャップなど、さまざまな素材が使用されています。面倒だからといって、そのままごみに出すことは絶対に避けてください。
ガラス製の香水瓶は、そもそも可燃ごみとして捨てられません。
これを無視して中身ごと可燃ごみに出してしまうと、ごみ収集車や処理施設でアルコールが発火する恐れがあります。
そのほか、以下のようなリスクもあります。
- ごみ収集スタッフが割れたガラスでケガをする
- 割れた瓶から漏れた香りが近隣の迷惑になる
- ごみ収集車に匂いが染みつく
- 香水瓶以外のごみも回収不可となる
少し手間はかかりますが、きちんと中身を処理してから捨てましょう。
中身をトイレやシンクに流さない
香水の中身をトイレやシンクに流して捨てるのは、間違った処分方法です。
香水は液体なので「少しならトイレやシンクに流しても問題ないだろう」と思うかもしれません。
しかしその方法で香水を処分してしまうと、以下のようなリスクがあります。
- 香水の匂いがシンクから取れなくなる
- 香水に含まれる成分で配管が傷む
- 匂いが部屋に充満し、体調不良を引き起こす
- 香水が川に排水され、水質汚染につながる
香水の中身を捨てる際は、新聞紙や古い布にしみ込ませてから処分することが大切です。
買取や譲渡の前にチェック!使用期限を確認しよう
香水は「腐るものではない」と思い、長期間保管している方も多いかもしれませんが、実は香水にも使用期限があります。
一般的に、香水の使用期限は未開封の場合で約3年、開封後であれば1年程度とされています。
ただし、これらの期限はあくまで目安で、パッケージに記載されているわけではありません。
また、保管状況が悪ければ使用期限前でも劣化することがあります。
買取や譲渡を考えているなら、以下のような変化がないか、香水の状態をチェックすることをおすすめします。
- ツンとしたにおいがする
- 酸化した油のにおいがする
- 容器内部にカビが生える
- 液体が濁る
- 液体が黄色や飴色に変色する
香水が劣化すると、元の香りが楽しめないだけでなく、肌に使用した際にかゆみや肌荒れなどのトラブルを引き起こす可能性もあります。
「高かったから・・・」「まだ半分以上中身が残っているから・・・」と思っても、使用期限を過ぎた香水は早めの処分を検討しましょう。
香水の処分でよくある質問
Q.他社の見積り金額の方が安い場合には値下げをしてもらえますか?
A. 当社では、自社の料金水準に自信を持っていますが、他社の見積もりが当社よりも安い場合は、可能な限り料金を見直させていただきますので、お気軽にご相談ください。
Q.香水を回収してもらう際に準備することはありますか?
A. 回収時にお客様の方でやっていただく作業は特段ございません。
中身を捨てる必要もなく、そのままの状態で回収いたします。
もし気になる点がございましたら、当社の担当者までお問い合わせいただければと存じます。
Q.大量の香水を回収することは可能ですか?
A. はい。可能です。
1点から上限なく回収できますので、見積もりの際にお申し出ください。
無料見積もりはメールやLINE、お電話で承っております。ぜひお気軽にご相談ください。
Q.香水と一緒に大きい家具も回収することができますか?
A. はい。可能です。
香水に限らず、家具や家電など様々な不用品も同時に回収いたします。
Q.割れてしまった香水の容器は回収可能ですか?
A. はい。可能です。
割れたガラスは大変危険ですので、素手では触らないようにご注意ください。
担当スタッフが、床に落ちたガラスを安全に回収いたします。
当社は、年中無休で営業しており、最短30分で回収することが可能です。
お急ぎの場合はお電話にてご連絡ください。
香水の処分は出張回収センターにおまかせください!
香水の処分方法は以下の通りです。
- 自治体で処分する
- 知人・友人に譲る
- ルームフレグランスやアロマバスとして再利用する
- フリマアプリ・オークションに出品する
- 買取専門店で査定を依頼する
- 不用品回収業者に依頼する
香水は最後まで使い切るのが難しいアイテムですが、実は使用期限があり、時間が経つと中身が劣化します。開封後は早めに使い切り、使わないものはできるだけ早く売却や譲渡を検討しましょう。
劣化した香水は適切に処分することが大切です。
スプレー部分が固い香水瓶は、分解や分別に手間がかかるため、正しい手順での処分を心がけてくださいね。
「中身が入ったままの香水の処分に困っている」「香水以外の不用品もまとめて処分したい」という場合には不用品回収業者の利用がおすすめです。
香水瓶の分別をすべてスタッフにおまかせでき、手間なく短時間で回収いたします。
愛知県名古屋市の出張回収センターでは、香水の買取・回収を承っております!年中無休で対応可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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