リクライニングチェアの処分方法6選|自力で運べる?費用・注意点は?

目次

ヨーロピアンな家具とマッチするリクライニングチェア

読書をしたり座面を倒してくつろいだり、自宅でゆったり過ごすのにぴったりな「リクライニングチェア」。
リクライニングチェアはくつろぐことを目的として作られており、背面の角度調節ができるのはもちろん、クッション性や座り心地に優れたものが多いです。

そんな座り心地の良いリクライニングチェアですが、一般的な椅子よりも大きく重いため、処分するのはそう簡単ではありません。
いざ処分しようと思っても、自力で運べずお困りの方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は「リクライニングチェアの処分方法」について見ていくとともに、気になる処分費用や処分の際の注意点まで、役立つ情報をまとめてお伝えしていきたいと思います!

別ページにて一般的な椅子の処分方法についても詳しく解説しておりますので、気になる方はそちらもあわせてご覧ください。

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リクライニングチェアの処分方法は全部で6つ!

テーブル越しに見えるリクライニングチェアの背もたれ

リクライニングチェアとは、背面をベッドのように倒すことができる1人用の椅子のことを指します。
大きな括りで言うと座椅子やゲーミングチェアなどもこれに該当し、一方で2人掛け以上の複数人用のものはリクライニングソファに分類されます。

電動式で大型のものや折りたたみ式のものもありますし、ソファのようにコイルスプリングが使用されていたり、背面のリクライニング機能とあわせてフットプレートの上昇機能があったりと、通常の椅子よりも大掛かりな仕組みのものが多いです。

そんなリクライニングチェアの処分方法は以下の6つ。

  1. 自治体を利用し処分する
  2. 家具量販店の引き取りサービスを利用する
  3. リサイクルショップに買い取ってもらう
  4. フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  5. 人に譲る・地元情報掲示板を利用する
  6. 不用品回収業者へ買取・回収を依頼する

それぞれの方法のメリットやデメリットについてもあわせてお伝えしますので、お持ちのリクライニングチェアの状態に注目し、処分方法をご検討ください。

1.自治体を利用し処分する

古くなったり壊れたりして不要になったリクライニングチェアは、自治体でごみとして捨てることができます。

自治体を利用した場合、「粗大ごみ」または解体し「可燃ごみ」「不燃ごみ」として処分するか、「自治体の処理施設へ持ち込む」の内のいずれかの方法で処分することになるでしょう。

粗大ごみとして処分する場合

粗大ごみの一般的な定義は、最大辺が30cm〜50cm以上の家具や家電とされており、多くのリクライニングチェアは「粗大ごみ」として捨てることになります。

粗大ごみの処分は、電話やインターネットでの事前予約制であることが多いです。その場合は、回収日までに必要な金額の手数料納付券を購入しておくのを忘れないようにしましょう。

以下は名古屋市で粗大ごみを出す場合の手順です。

  1. ネットか電話で回収を依頼する(その際に処分料金が確定)
  2. 料金分の手数料納付券をスーパー・コンビニ・郵便局などで購入し処分するリクライニングチェアに貼っておく
  3. 収集日当日の朝8時までに指定の場所に運び出して完了

名古屋市では予約締切日が収集日の7日前となっていますが、締め切り日は各自治体で異なるためご注意ください。

手数料は1,000円〜3,000円程度と比較的安価で処分できるものの、収集頻度は月1回と少ない自治体が多いです。自治体での回収は指定された収集場所へ運ぶ必要があるため、重量のあるリクラインングチェアを処分する際には不向きかもしれません。

なお、自治体によってはコイルスプリングが使用された製品の回収は不可としており、大きさや重量に上限を設けている場合もありますので、必ず事前に確認してから利用するようにしましょう。

可燃・不燃ごみとして処分する場合

リクライニングチェアを解体し規定のサイズ以下にできれば、「可燃ごみ」または「不燃ごみ」として処分できる場合もあります。
可燃・不燃ごみで処分する際には指定のごみ袋を購入する必要がありますが、そのほかの費用は無料で予約も必要ありません。

ただし、不燃ごみの場合は粗大ごみと同様に収集日が月1回と少ない場合が多いです。

また、リクライニングチェアは大きさも重量もあり、工具の取り扱いに慣れていない方が分解する場合はケガや事故などの危険性があります。
苦労して解体したとしても粗大ごみとして処分しなければならない自治体もありますので、解体・分解作業を進める前にあらかじめ自治体のルールを確認しておくと安心かもしれません。

ごみ処理施設に直接持ち込む場合

できるだけ早くリクライニングチェアを処分したい場合、ご自身で自治体のごみ処理センターへ持ち込んで処分する方法もあります。
ごみ処理施設では重さによって処分料金が決まることがほとんどですし、自治体によっては持ち込みは無料としている場合もあるため、通常の粗大ごみ収集に出すよりもさらに安く済む可能性が高いです。

ただし、車への積み下ろしや運搬は自力で行わなくてはいけないため、大きく重いリクライニングチェアの処分には不向きかもしれません。

また、センターによっては持ち込みに予約が必要な場合や、本人確認が必要な場合、さらに受付時間が決まっていることもあるので事前にきちんと確認しておきましょう。

2.家具量販店の引き取りサービスを利用する

もし古いリクライニングチェアを処分した後に新しくリクライニングチェアを買い替えるつもりであれば、家具量販店で「引き取りサービス」を利用する方法もあります。

商品の配送と同時に不要なリクライニングチェアを回収してもらえるため、手間がかからず便利な方法のひとつです。

家具の引き取り条件と費用

店舗名条件処分費用
ニトリ購入した家具と「同数料」もしくは「同容量」4,400円(税込)/ 1注文
無印良品注文商品と「同種」かつ「同数」
(一部引き取り不可の製品もあり)
無料
ベルメゾン41,800円(税込)以上の対象家具
購入家具と「同数量」
無料

※ 2024年10月現在

このように、条件やその費用は利用する店舗によって異なります。

ただし、すべての店舗で引き取りを行っているわけでなく、たとえリクライニングチェアを新しく購入したとしても引き取りに応じてもらえない場合もあるので、事前に対応可能か確認しておく必要があるでしょう。

3.リサイクルショップに買い取ってもらう

購入して日が浅いリクライニングチェアをお持ちであれば、売却しお得に処分することも可能です。

買い取ってもらえればもちろん処分費用は無料ですし、「出張買取」「宅配買取」「店頭買取」を利用できるのも魅力のひとつ。
重量のあるリクライニングチェアを持ち運ぶのは非常に大変な作業なため、解体・運搬なども行ってくれるお店を選ぶようにしましょう。

  • カリモク
  • IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ)
  • 大塚家具

といった人気国内メーカーの製品なら高価買取も期待できるので、一度査定を受けてみるのがおすすめです。

ただし、リサイクルショップは数多くのジャンルを幅広く取り扱う便利なお店である一方で、その分専門性に欠けるというデメリットがあります。
本来なら価値のあるリクライニングチェアでも、相場の半分以下の値段で査定される場合もあるため、査定を受けに行く前に店舗に確認をしておくと安心かもしれません。

4.フリマアプリ・ネットオークションに出品する

メルカリラクマヤフオク!といった大手フリマアプリやネットオークションには、高級感のある電動式のものから、折りたたみのメッシュタイプのものまで数多くのリクライニングチェアが出品されています。

フリマアプリやネットオークションの大きなメリットは、多少傷があるものや型が古くても、人気メーカーのものや性能が優れたものなら売れる点と、自分の好きな価格で売れる点でしょう。

フリマアプリ・ネットオークションに出品する手順

  1. 事前にリクライニングチェアの相場を調べた上で、販売価格を決定する
  2. 購入からどれくらい経過・使用しているのか、商品説明を分かりやすく書く
  3. リクライニングチェアの商品画像を自分で撮影し、商品ページに掲載する
  4. 自宅からの運び出しと発送手続き
  5. 購入者とのやり取り

フリマアプリやネットオークションは気軽にリクライニングチェアを処分できて便利な手段ですが、その反面、下記のようなデメリットもあるため注意が必要です。

  • 出品から梱包、発送まですべて自分でするため手間がかかる
  • 売れた場合は配送料と手数料がかかる
  • 説明していたよりリクライニングチェアの状態が悪いとクレームになることも

そのほか、出品したからといってすぐに売れるわけではないというデメリットもあります。手間や時間をかけられない…という方は別の手段を検討したほうが良いかもしれません。

5.人に譲る・地元情報掲示板を利用する

わざわざ売るほどではないけれど、目立った汚れや傷もなく、機能も問題のないリクライニングチェアなら、欲しがっている方を探して譲渡するのも良いでしょう。

友人や知人など、周囲の方に聞いてみても良いですし、ジモティーのような地域の掲示板であれば、直接引き取りに来られる近隣の人を中心に相手を探せるので、梱包や配送の手間も省け、処分費用もかからず無料でリクライニングチェアを手放せます。

なお、相手が遠方であった場合は配送料が発生し、重量のあるリクライニングチェアの場合は3,000円〜5,000円程度かかってしまいます。
費用をどちらが負担するかといった金銭面で揉めるケースも少なくないので、あらかじめ話し合い、後々トラブルにならないようご注意ください。

6.不用品回収業者へ買取・回収を依頼する

リクライニングチェアにはさまざまな処分方法があるのはお分かりいただけたかと思いますが、ご自身で運びださなければならなかったり、解体や梱包の必要があったりと、何かと不便な方法が多かったですよね。

「リクライニングチェアが重くて運べない…。」「なるべく手間と費用を抑えてリクライニングチェアを処分したい!」…そんなときは不用品回収業者の出番です。

不用品回収業者なら、

  • どんなリクライニングチェアでも回収可能
  • 必要な場合は解体作業も依頼できる
  • リクライニングチェア以外のものも引き取りOK
  • 年中無休で対応可能

どんな大きさのリクライニングチェアでも引き取ってくれるのに加え、解体・分別・搬出といった作業はすべてスタッフにお任せできるので、手間や時間をかけずにリクライニングチェアの処分を完了できます。

不用品回収業者なら、リクライニングチェア以外にも個数制限なくまとめて不用品を処分できますし、引っ越しの期日が迫っていて、粗大ごみの収集日を待っていられない!なんて場合にも早急に対応可能です。

そしてもうひとつ大きな魅力は「買取サービス」です。
専門的な知識を持ったスタッフが在籍している不用品回収業者であれば、リクライニングチェアも価値を分かった上でしっかりと査定してもらえますし、買取可能な場合は費用がかかるどころか無料で利用できる場合もあるのです。

悪徳業者に要注意!

しかし不用品回収業者のほとんどがこういったメリットがある一方で、中には悪徳業者も紛れている可能性があるため注意が必要です。

気を付けるべき点は以下のとおりです。

  • 「無料」を謳い文句にする。
  • チラシ投函を積極的にしている。
  • トラックで町を巡回している。

こういった業者は、後から高額請求してきたり、不用品回収後に不法投棄したりするケースも。
「無料回収」を謳い文句に、出張費用や運搬費用などを後から請求するという悪どい業者も少なくありません。

ましてや不法投棄の場合は、業者だけでなく依頼主も裁かれてしまうので、決して他人事ではないのです。

  • 対応が丁寧
  • 訪問見積もりに対応している
  • 口コミが高評価
  • 見積もり書が明解
  • 値段交渉に応じてくれる

など、これらの条件に当てはまっている業者であればまず安心して大丈夫です。信頼できる業者であれば、楽してお得にリクライニングチェアを処分できるでしょう。

リクライニングチェアの処分でよくある質問

Q.リクライニングチェア単品でも回収に来てもらえますか?

A.もちろん単品でも回収に伺います。
ただし、単品のみの回収はごみとして廃棄するよりも費用が高くついてしまう可能性がございます。 
ほかにまとめて処分したい不用品があれば一緒に処分されることをおすすめします。

Q.大きなリクライニングチェアなのですが、回収前に解体・搬出する必要はありますか?

A.そのままの状態で構いません。
大型のリクライニングチェアの解体、搬出作業は大変危険です。大きさだけでなく重量もあるため、たとえ成人男性であっても作業に慣れていない場合は危険が伴います。
解体作業および運搬作業は弊社のスタッフがすべて行いますので、遠慮なくお申し付けください。

Q.リクライニングチェアの買取は可能ですか?

A.使用年数が浅く状態が良いもので、機能に問題のないリクライニングチェアであれば買取できる可能性もございます。弊社には買取専門事業部があり、さまざまな品目の買取を行っております。

買取可能な場合は回収費用と相殺しお得に利用していただけますので、まずはお見積もりからお気軽にご相談ください。

リクライニングチェアの処分にかかる費用は?

費用

全部で6つの処分方法を見てきましたが、それぞれどのくらい費用がかかるのかも比較しておきたいですよね。

リクライニングチェアの処分費用を処分方法別にまとめると以下のようになります。

処分方法費用目安
自治体を利用し処分する無料〜3,000円
※ 自治体によって異なる
家具量販店の引き取りサービスを利用する無料〜4,400円
※ 利用する店舗によって条件・費用は異なる
リサイクルショップに買い取ってもらう無料〜
※ 出張費用がかかる場合がある
フリマアプリ・ネットオークションに出品する販売手数料 + 配送料
※ 売上金額・配送先によって異なる
人に譲る・地元情報掲示板を利用する無料〜
※ 遠方の場合は配送料がかかる
不用品回収業者へ買取・回収を依頼する4,000円〜
※ 利用する業者・作業内容によって異なる

ご自身で解体・搬出すればその分費用は抑えられますが、いくら費用がかかるからと言って無理に大きく重たいリクライニングチェアの解体作業や搬出作業をするのはおすすめできません。

必ずしも費用が安ければ良いというわけではなく、ご自身の状況にあわせて、安全かつ確実な方法で無理なく処分しましょう。

リクライニングチェアを処分する際の注意点

注意

ここまでリクライニングチェアの処分方法やかかる費用について見てまいりましたが、最後に注意点についても確認しておきましょう。

重量のあるリクライニングチェアの解体・運搬は慎重に

リクライニングチェアの中には折りたたみ式で簡単に解体できるものもありますが、一方で電動式の大型のものや重量のあるものも多いです。
手間や時間がかかるだけでなく、慣れない工具を使用し思わぬ事故やケガの恐れもあるため、費用を抑えたいからと言って無理に解体作業をするのはおすすめできません。

また粗大ごみで処分する場合や、持ち込みで処分する場合に自力でリクライニングチェアを運び出す場面もあるかと思います。
慣れない方が無理に自力で搬出作業を行ってしまうと転倒や落下で家財を傷つけてしまう恐れがあり、また打撲や腰を痛めるといったケガの危険性もあります。

大型のリクライニングチェアを運び出すという場合には、無理に解体せず必ず大人2人以上で行うか、人数の確保が難しい場合はプロの業者へ依頼しましょう。

自治体によっては「粗大ごみ」として捨てられない場合もある

リクライニングチェアを処分する際に「粗大ごみとして処分しよう!」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、処分方法の項目でもお伝えしたとおり、リクライニングチェアの材質によっては回収できない自治体もあります。

自治体によっては”コイルスプリングが使用された製品の場合は回収不可”と記載がある場合や、サイズ・重量によっては引き取り不可となる場合もあり、地域によって対応はさまざまです。

各自治体によってルールが異なりますので、処分の前に一度自治体に問い合わせておくと安心かもしれません。

まとめ

窓辺に置かれた折りたたみ式のリクライニングチェア

いかがでしたか?
今回は「リクライニングチェアの処分方法」について詳しく解説してまいりました。

記事の中ではごみとしてリクライニングチェアを処分する方法のほか、まだ使えるリクライニングチェアを売却・譲渡するなど有効活用する方法もご紹介しています。
処分前に一度目をとおしていただき、ご自身の希望に合わせた処分方法を選べるようにしてみてくださいね。

「手間なくお得にリクライニングチェアを処分したい!」という場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。

弊社「出張回収センター」でもリクライニングチェアを含め、さまざまなジャンルの製品の買取・回収を行っています。
分別・搬出・回収など面倒な作業はすべてスタッフにお任せいただけます。
お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談くださいませ!

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