楽器の処分方法7選!使わなくなった楽器をお得に処分するポイントをお教えします

目次

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子どもの習い事の定番と言えば「ピアノ」ですよね。

一昔前はピアノというと、お金持ちの家にあるグランドピアノやアップライトピアノ、といった高価なもののイメージも多かったですが、最近では電子ピアノや電子キーボードの性能が向上、値段もお求めやすくなったことから、大人になってからピアノを習い始める人も増えていらっしゃるようです。

ピアノに限らず、コロナ禍でおうち時間が増えたことからも、楽器を習い始める人は増加傾向にあります。

そんな大人の趣味・習い事としても人気の楽器ですが、引っ越しして演奏ができなくなった、子どもが習い事をやめてしまった・・・などの理由から、使わない楽器の処分に困っている方も多いのではないでしょうか。

楽器は製品によっては高価なものも多いため、ただ捨ててしまう、というのももったいないですし、愛用していた楽器を捨ててしまうのは抵抗がありますよね。

今回のコラムでは、使わなくなった楽器の処分の方法を取り上げていきます!

楽器を使わなくなって、どう処分するか迷っている方、買い替えで古い楽器をどうしようか検討中の方など、ぜひ参考にしてみてください!

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1.楽器の種類・有名メーカー

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一口に楽器と言っても種類はさまざまです。

楽器の種類や製造しているメーカーによって値段や、中古市場での需要も変わってきますので、楽器の基本的な種類と有名メーカーをそれぞれ見ていきましょう!

鍵盤楽器

鍵盤楽器とは、鍵盤を操作して演奏する楽器のことを指しています。

代表的なものにはピアノ、オルガンなどがありますが、そのほかシンセサイザーやキーボードなどの電子楽器も含まれています。

  • ピアノ
  • オルガン
  • 電子ピアノ
  • シンセサイザー
  • キーボード
  • アコーディオン
  • 鍵盤ハーモニカ

弦楽器

弦を指や義爪などではじいたり、弓で引いたりすることで音を出す楽器が弦楽器と呼ばれます。

弦楽器の中でも、指や義爪ではじくギターのような楽器は「撥弦(はつげん)楽器」、弓で引くヴァイオリンなどの楽器は「擦弦(さつげん)楽器」、ピアノのように本体の中の弦を叩いて音を出すピアノなどの楽器を「打弦(だげん)楽器」、といった音の出し方によって種類が分けられています。

弦楽器には以下のような種類があります。

撥弦楽器

  • ギター
  • ハープ
  • 箏(こと)
  • 琵琶 など

擦弦楽器

  • ヴァイオリン
  • チェロ
  • 胡琴(二胡など)
  • 馬頭琴 など

打弦楽器

  • ピアノ
  • ツィンバロム
  • ハンマーダルシマー など

木管楽器

木管楽器とは、リードなどを用いて、唇以外のものを振動させて発音する楽器のこと。

木製だから「木管」楽器とされている、というわけではないので、金属でできていても構造や発音方法が同じであれば木管楽器と呼ばれます。

  • サックス
  • クラリネット
  • フルート
  • オーボエ
  • リコーダー
  • 尺八

金管楽器

木管楽器と異なり、唇の振動によって発音する楽器のことを指しています。いわゆる「ラッパ」と呼ばれているものです。

  • トランペット
  • トロンボーン
  • ユーフォニアム
  • ホルン
  • チューバ

打楽器

打ったり、振る、こするなどして音を出す楽器のことを指しています。

木製のもの(カスタネットなど)と金属製のもの(シンバルなど)があります。

また、打楽器の中でも楽器全体が振動することによって発音する「体鳴楽器」、和楽器である太鼓やドラムなど、張られた膜をたたくことで発音する「膜鳴楽器」といった名称で分けられることもあり、種類や特徴はさまざまとなっています。

  • カスタネット
  • シンバル
  • トライアングル
  • マラカス
  • ドラム
  • 太鼓 など

2.高価買取のポイント!

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高価買取されやすい楽器には特徴があります。それぞれ詳しく確認していきましょう!

楽器の製造年が新しいもの

テレビなどでヴィンテージギターが高値で取引されているのを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ヴィンテージギター・アンティークの楽器のように、古い楽器が高値で取引される場合もありますが、一般的な楽器は製造年が古くなるのにつれて、買取価格が安くなっていくことがほとんどです。

ギターやキーボードなどはどんどん新しい製品やモデルが発売されるので、型落ち品・古い楽器は必然的に取り扱いも少なくなり、その結果需要が減って買取価格も安くなっていってしまいます。

楽器を保管している間にも、素材の劣化や日焼けなどで楽器の状態が悪くなってしまい、ますます買取価格が下がってしまうことも考えられます。

上記の理由から、使わなくなった楽器はなるべく早く売ってしまうのがおすすめです。

最近演奏していないな・・・と思ったらすぐ査定に出してみましょう。

状態がいい楽器

楽器も、もちろん傷や汚れのない状態のいいものが高値で売れます。

売却先でも再販前にメンテナンスをするため、お手入れしないままでも査定には出せますし、必須ではありません。

しかし状態の悪い楽器はメンテナンスや調整に手間がかかるため、買取価格がそのぶん下がってしまいます。なるべくきれいな状態の楽器を査定に出すのがベストです。

ギター本体にステッカーを貼っていた場合は剥がしておく、チューニングをしておく、パーツを外して乾いた布でホコリをとっておく・・・など楽器ごとにお手入れの仕方は異なっています。

お手入れの際に起きてしまいがちなのが、汚れを落とそうとした結果、薬品を使ったことで表面が傷んだり変色してしまう、傷が付いたりパーツがとれてしまうなどのトラブルです。

購入した際についていた説明書などにお手入れ方法が載っている場合も多いので、それぞれの楽器に適した方法で、自分にできる範囲でメンテナンスを行うことが大切です。

売却前はもちろんですが、普段から使用後のメンテナンスをして、良い状態を保っておきましょう。

付属品がそろっているもの

楽器を買った当初についていたケースや説明書、保証書などの付属品があればまとめて査定に出しましょう。

付属品がそろっているものといないものでは、査定額が大きく変わってしまうので大切なポイントです。

楽器によっては、初心者セットとしていろいろな付属品がセットになって売っているものもあります。セットで付いていたものはなるべくまとめて買い取ってもらいましょう。

例えばギターであれば、

  • ハードケース
  • チューナー
  • ギタースタンド
  • ストリングワインダー 

など。サックスであれば、

  • マウスピース
  • リガチャー
  • ネックストラップ
  • チューナー
  • 譜面台

などが付属していることがあります。

購入時に売却のことは考えておらず、邪魔だと思ってケースを受け取らなかった、もしくは付属品を処分してしまった・・・、ということもありがちだとは思いますが、なるべく購入時についていたものは捨てずにとっておくことが望ましいです。

有名メーカー・ブランドの楽器

ピアノの有名メーカー・ブランドと言えば、ヤマハ(YAMAHA)が有名ですよね。

ヤマハのほか、有名メーカー・ブランドの楽器はやはり高額で取引されやすくなります。

楽器の有名メーカー・ブランドを確認してみましょう。

ピアノ

国内のピアノの楽器の有名メーカー・ブランドとして名前が挙がるのは、やはりヤマハ(YAMAHA)カワイ(KAWAI)です。

日本には他にも東洋ピアノ製造株式会社有限会社クロイツェルピアノといったメーカーが現在もピアノを製造しています。

海外では、

  • スタインウェイ&サンズ(STEINWAY&SONS)
  • ベーゼンドルファー(Bosendorfer)
  • ベヒシュタイン(C.BECHSTEIN)

上記の3つが、世界三大ピアノブランドとして日本国内でも人気となっています。

ギター

有名なギターのメーカー・ブランドにはフェンダー(Fender)ギブソン(Gibson)などがあります。

ロックミュージシャンが愛用していることで、メーカーやブランド名を耳にしたことのある方も多いかもしれません。

また、ヤマハもギターを製造しており、世界で高く評価されています。

ギターの有名ブランドは他にも、

  • マーチン(C.F. Martin & Company)
  • テイラー(Taylor)
  • エピフォン(Epiphone)
  • フェルナンデス(Fernandes)

などがあります。

そのほかのメーカー

そのほかにも、電子楽器の製造で有名な「ローランド(Roland)」、「カシオ(CASIO)」、管楽器を製造する「セルマー(Henri Selmer Pari)」やフルートやドラムの製造を行う「パール楽器製造株式会社」など、実に多くの楽器メーカー・ブランドがあります。

楽器は、製造メーカーやブランドによって買取価格が大きく変動します。

まず持っている楽器のメーカーやブランドを確認して、ネットでの買取相場を見てみると自分の楽器の大体の買取価格を知ることができます。

複数の業者で見積もりを取る

楽器の値段は一律ではなく、業者によっても大きく変わることがあります。

できれば複数の買取業者に査定を依頼して、金額を比べてから売却してみましょう。

複数の業者に見積もりを取るのは手間だし、時間がないという場合は、ネットで自分の売りたい楽器の売却相場をチェックしておきましょう。

だいたいの売却価格を知ることができ、売却する際の参考にできます。

また、業者によっては買取強化キャンペーンを行っている場合もあり、キャンペーンが有るか無いかでは大きく買取価格が変動することも。

複数の業者から見積もりを取らない場合も、あらかじめホームページなどを見比べて確認しておくのがおすすめです。

3.楽器の処分方法

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楽器の基本的な種類、高価買取のポイントがわかったところで、処分方法をそれぞれ確認していきましょう!

まずは、まだ使える楽器の処分方法を5つご紹介します。

楽器買取専門店に持ち込む

楽器買取専門店に使わなくなった楽器を売却する方法です。

楽器買取専門店では、楽器の取り扱いに詳しく、知識のあるスタッフが査定をしてくれます。

購入した楽器が希少なものや高価なものであった場合、その価値を理解してくれ、適切な査定額を出してくれるため、安心して査定を依頼できます。

楽器の手入れや保管の仕方も熟知されているため、思い入れのある楽器を大切に取り扱ってくれるという点でもおすすめの方法です。

また、楽器を幅広く扱う楽器買取専門店もあれば、ピアノに特化して買取を行う専門店、ギターのみ買取を行う専門店、などそれぞれ専門の楽器を扱う買取専門店も存在しています。

生産数の少ない楽器や、ヴィンテージ楽器、珍しい楽器などの場合は特に、専門性のある買取専門店を利用するのが良いでしょう。

デメリットと言えば店舗が少ないことですが、店舗がお近くにない場合は宅配買取、出張買取を利用できる場合もあります。

宅配買取・出張買取を利用する場合は、

  • 出張費用がかかるかどうか
  • 査定後、売却キャンセルした場合の返送料はかかるかどうか
  • 出張対応エリアかどうか

といった点をあらかじめ確認しておきましょう。

また、店舗によっては新しい楽器を買う際に、古い楽器を下取りしてくれるところもあります。

新しい楽器をお得に購入できるかもしれないので、事前に確認しておくといいでしょう。

リサイクルショップに売却する

リサイクルショップにいらなくなった楽器を売却する方法があります。

リサイクルショップは全国各地にあるため、比較的、持込査定も簡単・手軽なところがメリットとなっています。

店舗によっては宅配買取・出張買取にも対応しているところもあります。

家電や衣類なども幅広く扱っているリサイクルショップであれば、楽器の他にも不用品があった場合に一緒に査定してもらえて便利です。

楽器を取り扱っていない店舗もあるため、持ち込む前に事前に確認しておくといいでしょう。

リサイクルショップでは楽器のメーカーや年式などで一律で買取価格を設定しているところも多いため、その楽器が希少なものであったとしてもそれが配慮されず安価で買取されることも。

リサイクルショップに査定に出す前に、インターネットで自分の持っている楽器の買取相場などを調べておくと安心です。

持込査定の場合は、大きな楽器を運ぶのに車など移動手段が必要になる場合もあります。

フリマアプリやネットオークションに出品する

フリマアプリやネットオークションに楽器を出品する方法です。

人気のフリマアプリ・ネットオークションには

  • PayPayフリマ
  • メルカリ
  • ラクマ
  • ヤフオク
  • モバオク

などがあります。

会員登録が必要にはなりますが、出品はスマホで写真をとり、説明文や金額、発送方法などを設定するだけ、といったシンプルで使いやすいアプリも多いです。

手軽に不用品を出品できるのが魅力となっています。

自分で金額を設定できるため、リサイクルショップや買取専門店での査定結果に納得がいかなかったときに利用するのもおすすめです。需要があれば、相場よりも高額で売却できる可能性もあります。

便利なフリマアプリ・ネットオークションですが、

  • 手数料がかかる(メルカリは売却金額の10%)
  • 送料を自己負担する場合もある
  • 梱包・発送の手間がかかる

といったデメリットもあります。

特に楽器は厳重に梱包しておかなければ、配送中に破損してしまうことも考えられます。発送後のトラブルを防ぐためにも、取り扱いには十分注意する必要があるでしょう。

出品したからと言ってすぐに売れるとは限らないため、急ぎで売却したい場合には向いていない手段となっています。

人に譲る・ジモティーで譲る

楽器に思い入れがあり、売ったり廃棄するのにためらいがある場合は、人に譲るという方法もあります。

同じ楽器を使っている人や、楽器を始めようと考えている人に譲って、大切に使ってもらえれば嬉しいですよね。

口頭で楽器の状態や種類を伝えているだけだと、譲る段階になって、思っていたものより古かった、思っていたものと違った、など認識の相違があってトラブルになることも考えられます。

譲る際には事前に楽器の詳細を伝え、できれば写真ではなく実物を見てもらいましょう。

周りに楽器を譲れそうな人がいない場合は、ジモティーを利用する方法もあります。

ジモティーとは、不用品を「譲りたい」「譲ってもらいたい」人が無料で利用できる掲示板です。

フリマアプリ・ネットオークションと同じように、会員登録をすればスマホで簡単に不用品を出品できます。無償で譲るだけでなく、価格を設定することも可能です。

ジモティーのメリットは、売却・譲渡された場合でも手数料がかからないこと。メルカリの手数料が売却価格の10%、PayPayフリマが5%であることを考えると違いは大きいですよね。(※2023年5月時点の手数料)

玄関先や最寄り駅など、自分の指定する場所に取りに来てもらえた場合には梱包の必要がなく、送料がかからない点も大きなメリットとなっています。

フリマアプリと同じく、すぐに引き取り手が見つかるとは限らないため、急ぎの場合には向いていない手段です。

また、引き取り場所などをすべて自分たちで相談して決める、というシステムになっていることから、トラブルがあった場合の対応についても自分たちで行う必要があります。

寄付するという方法もある

使わなくなった楽器を捨てるのも売るのも気が進まないけど、周りに楽器を譲れるような人もいない・・・・・・、という場合には、楽器を支援団体を通して学校や施設、発展途上国に寄付することもできます。

寄付された楽器を海外の発展途上国の子どもたちに送ったり、寄付された楽器を売ったお金を発展途上国に寄付する取り組みなど、さまざまな団体が活動を行っています。

今回はその中から「楽器寄附ふるさと納税」という取り組みをご紹介します。

「楽器寄附ふるさと納税」は、慢性的な楽器不足が続く学校や施設に、使わなくなった楽器を寄付し、子どもたちに使ってもらうという取り組みです。

「楽器寄附ふるさと納税」の大きな特徴は、その寄付によって税金の控除を受けることができるという点。

ふるさと納税の仕組みを利用し、自治体を通じて学校や施設に楽器を寄附することで、楽器の査定額分の税金が控除されます。

寄付する流れは以下のようになっています。

  1. 参画自治体の中から寄附先を選ぶ
  2. 査定を申し込む
  3. WEBでの一次査定を受ける
  4. 楽器を無料の楽器発送用の梱包キットで寄付先に送る
  5. 現物が最終査定される
  6. 寄附が完了。税金が控除される

査定を申し込んでから寄附完了までは平均1.5~2ヶ月ほど時間がかかるとのことです。

「楽器寄附ふるさと納税」では、無料の楽器発送用梱包キットが用意されますが、そのほかの団体に楽器の寄付をする場合の送料は基本的に自己負担の場合が多いので注意しましょう。

発送方法や運送会社、送料は支援団体によって指定がある場合がありますので、寄付を検討される方は支援団体のホームページを確認してみてはいかがでしょうか。

弊社でも、使わなくなったものを発展途上国の子どもたちに寄付する取り組み「ユースマイル」を行っています。

ユースマイルに寄付された不用品は、

  • そのまま使用できるものは発展途上国で再利用される
  • 輸出ができない不用品は中古品として販売され、その売上で購入したワクチンを寄付する

という形で寄付されています。ホームページでは詳しい内容や寄付実績などを見ることができます。

楽器や不用品を寄付したい方、寄付活動に興味のある方はぜひご覧になってみてください。

「ユースマイル」活動について詳しくはこちらから

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ここからは、もう使えない楽器の処分方法2つご紹介していきます。

自治体のゴミ回収に出す

状態が悪く、もう使用できない楽器は、残念ながらゴミとして処分することになります。

楽器の種類・素材によって分別が異なりますので、自治体のホームページなどを確認してから処分するようにしましょう。

楽器それぞれの分別・処分方法が詳しく記載されていない場合が多いため、わからない場合は直接自治体に問い合わせをしてみるのが確実です。

名古屋市のホームページで詳しい分別を確認できた楽器は、

  • ピアノ
  • ギター
  • キーボード
  • オルガン
  • 電子ピアノ・電子オルガン

など数種類で、ピアノ以外は全て粗大ゴミとして処分との記載がありました。

※電子ピアノ・電子オルガンは100キログラムを超えるものは、販売店等で要相談

例として、名古屋市の粗大ゴミの処分の方法を見ていきましょう。

粗大ゴミの処分手順(名古屋市)

粗大ゴミの収集方法、収集頻度はそれぞれ自治体で異なっていますが、インターネットや電話で事前に申し込む事前申込制をとっている自治体が多いようです。

名古屋市の粗大ゴミの処分は事前申込制です。手順は以下のようになっています。

  1. 粗大ゴミ受付センターに電話かインターネットで申し込む
  2. 収集日、収集場所、料金を確認する
  3. 指定の販売店などで(スーパーやコンビニ他)、手数料納付券(シール)を購入
  4. 処分する家具や家電に受付番号や氏名を記入した手数料納付券を貼る
  5. 月に1回の収集日に指定場所に出す(立ち合いは不要)

電話でもインターネットでも申し込みの締切日は収集日の7日前です。急ぎで処分したい粗大ごみがでたとしても次の収集日に間に合わない場合もありますので早めに確認しておきましょう。

手数料納付券は250円、500円、1000円、1500円の4種類。粗大ごみの種類や大きさによって手数料が変わるため、その金額分の手数料納付券を購入し、粗大ごみに張り付けて指定場所に出します。

名古屋市の粗大ゴミの手数料のめやすでは、

  • オルガン・・・1,000円
  • 電子ピアノ・電子オルガン・・・1,500円

との記載がありました。大きさや重量によっても金額は異なりますので、事前予約の際に問い合わせておくといいでしょう。

▼名古屋市の粗大ゴミの捨て方について詳しくはこちら▼

かさばる粗大ごみの正しい捨て方!持ち運べないものはどう処分する?

ピアノは自治体では取り扱えない場合が多い

ピアノなど大型の楽器は、粗大ゴミでも回収してもらえない場合も多いため注意が必要です。

名古屋市でも、ピアノの処分については「販売店に相談」との記載がありました。

ピアノは搬出にクレーンを使ったり、運ぶ手間がかかることから処分費用が高額になることが多く、最低でも数万円かかってしまうことも。

ピアノをゴミとして処分する場合、費用は必ずかかると思っておいた方がいいでしょう。

ピアノ専門で買取している業者によっては、壊れたピアノでも買取、引き取りしてくれるとしているところもありますので、ゴミとして処分する前に一度、買取業者に確認してみることをおすすめします。

分解して処分できる?

小さな楽器であれば、分解することで、粗大ゴミではなく可燃ゴミ・不燃ゴミとして楽器を処分するという方法もあります。

大きな楽器は分解するのに場所や道具が必要になる場合も多く、さらに時間と手間がかかってしまいます。

無理に分解しようとしてケガをしてしまう恐れもあるため、大型楽器の場合はおすすめできない手段となっています。

不用品回収業者に依頼する

処分の難しいピアノを楽に捨てたい、または不要になった楽器の他にも処分する不用品がある・・・という場合は不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。

不用品回収業者に依頼するメリットは以下の3つです。

  1. 手間がかからない
  2. 時間がかからない
  3. まとめて回収してもらうことで費用がお得になる

まず1つ目は、手間がかからないという点。

大きな楽器を粗大ゴミとして自治体で捨てる場合、

  • 粗大ゴミそれぞれに事前予約が必要
  • 手数料納付券を粗大ゴミそれぞれに貼り付ける
  • 回収日に指定場所まで持って行く

といった手間がかかります。処分するものが一つならまだしも、楽器が複数ある場合や、他にも捨てるものがある場合は時間も労力もかかる作業です。

不用品回収業者に依頼すれば、これらの面倒な作業は一切必要なし。

自分で重たい楽器やそのほかの不用品を運び出す必要はなく、搬出から処分まで全てお任せでき、当日はスタッフが運び出すのを座って見ているだけでOKです。

2つ目のメリットは、時間がかからないという点。

粗大ゴミに出す場合は回収日まで待つ必要がありますが、即日対応可能な業者であれば、処分したい!と思い立ったらすぐに処分することができます

3つ目は、まとめて回収してもらうことで費用がお得になるというメリットです。

不用品回収業者に依頼すると、楽器だけを回収してもらう場合に費用が割高になってしまうのですが、ほかにも不用品がある場合には定額プランを利用できて、結果的にお得になることも多いのです。

買取をしてくれる業者であれば不用品を買い取ってくれ、費用が相殺される可能性も。

可能であれば買取もしてくれる業者を選ぶのがおすすめです。

デメリットは、悪徳業者に依頼してしまう場合があるということ。

便利な不用品回収業者ですが、中には回収した不用品を不法投棄したり、追加で料金を請求するなどの悪徳業者も存在しているので注意が必要です。

国民生活センターでは、引っ越しや自宅整理の際に利用した不用品回収業者とのトラブルが増加しているとして注意を呼び掛けています。

引っ越しや自宅整理等の機会に利用される不用品回収サービスについて、全国の消費生活センター等への相談が増加しており、2021年度には2,000件を超えました。

 一般家庭から出る廃棄物の収集・運搬には、廃棄物処理法に基づく「一般廃棄物処理業の許可」または「市区町村からの委託」が必要ですが、産業廃棄物処理業の許可のみの事業者等、一般廃棄物処理業の無許可業者とのトラブルが目立ちます。

 相談事例をみると、インターネットやチラシ等の広告をきっかけに、「安価な定額パックを申し込んだはずが、作業終了後に高額な料金を請求された」「トラック詰め放題プランで依頼したが、当日荷台の囲いの高さまでしか載せられないと言われた」など、消費者が広告を見て認識していたプラン内容と、実際の料金やサービスが大きく異なりトラブルになっています。インターネットやチラシ等で広告を大々的に出している事業者が必ずしも一般廃棄物処理業の許可業者とは限らないため注意してください。

国民生活センター不用品回収サービスのトラブル-市区町村から一般廃棄物処理業の許可を受けず、違法に回収を行う事業者に注意! より引用

国民生活センターからの注意にもあるように、不用品回収を行う、そしてその不用品を買い取ったり売る場合には資格が必要です。

資格を持っている業者であれば、ホームページに必ずその記載がありますので確認してみましょう。

「会社概要」のページの中に、「許認可」や「取得許可番号」などという項目で書かれていることが多いのでそちらを見てみてください。

一般廃棄物収集運搬業許可一般家庭から家具や家電、ゴミなどを回収する場合に必要
産業廃棄物収集運搬業許可法人からゴミを回収する場合に必要
古物商の許可回収した不用品を売ったり、リサイクル品の買い取りをする場合に必要

不用品の無料回収や買取を呼び掛けながら町を巡るトラックを見かけたことがあるかもしれませんが、そのような業者が実際に資格を持っているかどうか、というのを確認するのはなかなか難しいので依頼は避けたほうがいいでしょう。

また、資格を持った業者に依頼することになったら、相見積もりを必ず取ってトラブルを防ぎましょう!

複数の不用品回収業者に見積もりを依頼することを「相見積もり」と言います。

複数の業者の料金を見比べることで、適切なサービス内容かどうか、適切な金額であるかどうかの確認ができます。

見積もりに記載される項目は、人件費、車両費、処分費などさまざまですが、この項目や費用がざっくりとしか書かれていない場合、追加で費用を請求される場合も。

項目ひとつひとつを確認して、不明瞭な点がないようにしておきましょう。

▼不用品回収業者の選び方についてもっと詳しく!▼

4.楽器の処分でよくある質問

Q.楽器一個でも、取りに来てくれますか?

A. 楽器一点からのご利用も、お気軽にどうぞ。少量の不用品も喜んでお引き受けいたします。

Q.どんな楽器でも引き取ってもらえるのですか?

A.幅広い楽器に対応していますが、全て引き取っているわけではございません。
他の方法が適している可能性もあるためです。

もし、処分が難しいとお考えの場合は、最適な方法をご提案いたしますので、ぜひ、一度お問い合わせください。

Q.見積もりの後、キャンセルしたら費用はかかりますか?

A. お見積りにご納得いただけない際には、気兼ねなくキャンセルをお申し付けください。
出張費や違約金などは原則、いただいておりません。

Q.回収の際に追加費用は発生しませんか?

A. 特に、作業内容に変更がなければ、お見積り以上の費用は発生いたしませんので、ご安心ください。

もし、追加費用が発生する場合は、事前にご連絡を差し上げます。
その上で、ご納得いただけてから作業を行う方針です。

Q.楽器を売る際に必要なことはありますか?

A. 古物営業法に規定されている、一定の書類が必要です。
具体的には免許証やパスポートなどの身分証明書の他、未成年の方は、保護者様の同意を要します。

Q.引っ越しの予定があるのですが、楽器の処分で悩んでいます。

A.当社は引っ越しのお手伝いもいたしていますので、処分にお困りでしたら、ご相談をどうぞ。
買取や廃棄、新居への移動も含め、最適な方法を一緒に検討させていただきます。

5.まとめ

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今回のコラムでは、楽器を高額で売却するためのポイントや売り方、また楽器をゴミとして廃棄する場合の方法をご紹介しました。

おうち時間の増加によって楽器を趣味にする方も増えてきていますが、一方で引っ越しで楽器が演奏できなくなったり、子どもが習い事をやめるなどの理由で、楽器を使わなくなることも多々あります。

楽器は高価なものなので、新しく、状態の良いものであれば高値で売却できる可能性が高いです。

状態が良い楽器でも、一部のヴィンテージ楽器・アンティーク楽器を除いて、古いモデルは需要が少ないため買取価格が下がってしまうことを頭に入れておきましょう。

また、意外な感じもしますが、楽器は消耗品。使わないうちに劣化が進んで買取価格が大幅に下がってしまうこともあります。

そのため、使わなくなった楽器はすぐに査定に出すのがおすすめです。

楽器を売却・廃棄する方法は7つありました!

  1. 楽器買取専門店に持ち込む
  2. リサイクルショップに売却する
  3. フリマアプリやネットオークションに出品する
  4. 人に譲る・ジモティーで譲る
  5. 寄付する
  6. 自治体のゴミ回収に出す
  7. 不用品回収業者に依頼する

自分が選んで購入し、愛用してきた楽器ですから、できれば処分せず、次の使用者に大切に使ってもらえれば嬉しいですよね。

すぐにゴミとして処分するのではなく、一度、査定を受けてみることをおすすめします。

ご紹介した処分方法にはそれぞれにメリットとデメリットがあります。

自分に合った方法で、楽器をお得に処分できるよう、ぜひこの記事を参考にしてみてください!

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