赤ちゃんや小さいお子さんのいる家庭の必需品、ベビーカー。
ベビーカーがあれば、外出時にお子さんが眠ってしまっても安心ですよね。ずっと抱きかかえていなくてもすむうえ、荷物がたくさんあるときも移動がスムーズにできるのでとても便利です。
とはいえ、ベビーカーを必要とするのは限られた時期だけなので、そのタイミングを過ぎると使う機会はほとんどなくなってしまいます。使わなくなったベビーカーをいつ処分するか、どうやって手放すか迷っているうちに時間が経ってしまった…という方も多いのでは?
そこで今回のコラムでは、ベビーカーを手放すタイミングや実際に処分する方法をご紹介していきます!処分の手順や注意点も詳しく解説しますので、処分時にはぜひ参考にしてみてください!
1. ベビーカーを処分するタイミングは?
処分方法についてお伝えする前にまず、ベビーカーを処分するタイミングや寿命について解説します。お手持ちのベビーカーの状態と照らし合わせて確認してみてください。
「子どもがベビーカーを卒業したら」処分するのが一般的
ベビーカーの卒業時期は個人差がありますが、お子さんが2歳半〜3歳になったころが多いとされています。
そのため、お子さんが4~5歳になり、ベビーカーを完全に使用しなくなったタイミングで処分する方が多いようです。
ベビーカーの寿命は5年
二人目の子どもが生まれたときに引き続き使用するために、ベビーカーを捨てずに保管しておく方も多いかと思いますが、ベビーカーの寿命は5年程度と実は短めです。
もちろん使用頻度や使い方によってはそれ以上使えることもあるので、すぐに処分しなければいけないというわけではありませんが、安全のためにも使用期間が5年を超えたベビーカーは状態を点検し、処分や買替を検討したほうがいいでしょう。
故障したベビーカーはすぐに修理・処分を!
5年を経過していないベビーカーでも、場合によっては以下のような不具合が起こってしまうこともあります。
【故障の症状】
- タイヤのすり減りやパンク
- 接合部分の傷みやゆるみ
- 変形・割れ・ひび
- シートやシートベルトのやぶれ・ほつれ
ベビーカーの不具合は、子どものケガや事故に直結しかねず大変危険です。不具合が見られたらすぐに使用を取りやめ、メーカーや販売店に修理を依頼するか、買替・処分を検討しましょう。
ベビーカーの処分方法7選!
今回ご紹介するベビーカーの処分方法は以下の7つです。
- 欲しい人に譲る
- 自治体で粗大ごみとして処分する
- 解体して不燃ごみとして処分する
- 寄付する
- 専門店で売却する
- フリマアプリやネットオークションに出品する
- 不用品回収業者に回収・買取を依頼する
それぞれの手順や注意点について確認していきましょう。
①欲しい人に譲る
最近赤ちゃんが生まれた親族や知人がいるのなら、ベビーカーを譲って使ってもらう方法があります。お譲りできればベビーカーを売ったり捨てたりする手間や時間がかからず、また直接手渡しできれば送料や梱包も必要ないので、手軽な処分方法といえるでしょう。
ただし、ベビーカーは大切なお子さんを乗せるものですから、故障したものや衛生的に問題があるものはお譲りできません。
大切にしまっておいたベビーカーでも保管している間に劣化している可能性がありますので、お渡し前には動作確認とメンテナンスをして、譲り先で問題なく使用してもらえるようにしておきましょう。
②自治体で粗大ごみとして処分する
ベビーカーを「粗大ごみ」として捨てる場合、事前予約が必要としている自治体は多いです。大まかな手順と各自治体の手数料の金額をご紹介しますので参考にしてみてください。
- 電話・インターネット受付で予約をする
- 処分費用・回収日時・回収場所を確認
- 販売店(スーパー・コンビニなど)で手数料納付券を購入
- ベビーカーに手数料納付券を貼り付ける
- 収集日の指定時間までにベビーカーを指定場所に出す
【各自治体の手数料】
- 静岡県浜松市:310円
- 愛知県名古屋市:250円
- 大阪府大阪市:200円
- 福岡県福岡市:300円
粗大ごみ回収では比較的安くベビーカーを処分できますが、月一回程度と回収頻度が低く、捨てるまでに時間がかかってしまうというデメリットがあります。
急いで処分したいときは、別の方法を検討したほうがいいかもしれません。
クリーンセンター(ごみ処理施設)への持ち込み
ベビーカーは自治体の運営するクリーンセンター(ごみ処理施設)にご自身で搬入し、処分も可能です。
持ち込みの手順や稼働日は施設ごとに異なりますので、お住まいの自治体のホームページを確認してから搬入しましょう。
- 粗大ごみ回収より早く捨てられる
- ベビーカー以外のものもまとめて捨てられる
- 重量で手数料が決まる施設なら1点当たりの手数料がお得になる可能性も
クリーンセンターへの搬入は上記のようなメリットがある反面、「持ち込みには車が必須」「施設の稼働日が平日のみ」というデメリットもあります。利用できない場合は別の方法を検討したほうがいいでしょう。
③解体して不燃ごみ・可燃ごみとして処分する
自治体では基本的にベビーカーは粗大ごみに分別されていますが、解体すれば不燃ごみや可燃ごみとして出すこともできます。その場合は、手数料をかけずに、粗大ごみ回収よりも早くベビーカーを処分可能です。
ただし、解体には時間や手間がかかるのはもちろん、以下のようなデメリットもあるため注意してください。
- パーツごとに分別が必要
- 大きなパーツは粗大ごみ手数料が必要になることも
- 解体不可とされている自治体もある
解体作業に慣れていない、時間がないということなら解体せず粗大ごみに出すことを検討しましょう。
④寄付する
状態の良いベビーカーをお持ちなら、寄付するという方法もあります。
不要なものを捨てるのではなく有効活用してもらえれば嬉しいですよね。
しかし、寄付できるのはもちろん再使用、再販売可能なベビーカーのみで、状態の悪いものや故障したベビーカーは寄付できないのでご注意ください。また、施設によってはベビーカーを寄付品目としていないこともあるので、寄付する前には確認が必要です。
弊社「出張回収センター」でも、使わなくなった不用品を発展途上国の子どもたちに寄付する「ユースマイル」という取り組みを行っています。
ホームページには寄付の手順やこれまでの寄付実績などを掲載していますので、ベビーカーやそれ以外の子ども用品を寄付したい方、寄付活動に興味のある方はぜひ一度、ご覧になってみてください。
⑤専門店で売却する
目立ったキズや汚れなどがないベビーカーであれば、ベビー用品買取専門店に買い取ってもらうのがおすすめです。
- Combi(コンビ株式会社)
- Aprica(アップリカ・チルドレンズプロダクツ合同会社)
- Pigeon(ピジョン株式会社)
- MACLARLEN(マクラーレン)
- Graco(グレコ)
- エンドー
上記したような人気メーカーのものであれば、高価買取が期待できますよ。
ただし、状態の良いベビーカーでも製造から5年以上経っているベビーカーは故障のリスクがあるため、買取を断られてしまうことも多いので注意してください。ベビーカーの買取を検討しているなら、できるだけ早く持ち込むことが大切です。
⑥フリマアプリ・ネットオークションに出品する
使用済みのベビーカーは、フリマアプリ・ネットオークションに出品して処分も可能です。スマホひとつで簡単に出品できるので、スキマ時間に利用してみてはいかがでしょうか?
【メルカリで実際に取引されているベビーカー】
- besrey 2人乗りベビーカー:10,500円
- Combi ベビーカー:7,800円
- Aprica 新品未使用ベビーカー:64,000円
- Combi ベビーカー:5,000円
ベビーカーは限られた期間に使用するものなので、できるだけ費用を抑えて購入したいという方は多く、人気メーカーのものや、使用状態が良好なものは高値で取引されることも多いです。
しかしその反面、フリマアプリやネットオークションは出品したからといってすぐに売れるとは限らず、処分までに時間がかかってしまいがちです。また、商品の出品や配送など面倒な手続きも多いため、忙しい方だと手間に感じてしまうかもしれません。
急ぎの場合や、手間をなくしたいということなら別の方法を検討したほうがいいでしょう。
⑦不用品回収業者に回収・買取を依頼する
「ベビーカーをもっと手軽に処分したい」「ベビーサークルやジョイントマットなど、ベビーカーのほかにも処分したいものがある」ということなら、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
- 家までスタッフが来てくれる
- 分別や搬出など面倒な作業はすべておまかせできる
- お店やごみ収集場所までベビーカーを持ち運ぶ手間がかからない
- 家の中の不用品をまとめて回収してくれる
- 買取査定を家にいながらしてもらえる
自治体の粗大ごみ回収は安くベビーカーを処分できるというメリットがあるものの、収集頻度が低いことや、「決められた日の朝にごみ出しに行かなければならない」というデメリットがありました。ただでさえ子どもの身支度や送迎で忙しい朝に、ごみ出しに行くのは大変ですよね。
その点、不用品回収業者であれば自分の都合のいい日時に回収を依頼できます。夜間や不在時など、さまざまな状況に臨機応変に対応してくれるので、忙しい方にも安心です。
ベビーカー処分時によくある質問
Q すぐにでもベビーカーを処分したいのですが、どのくらいで回収してもらえますか?
A. 名古屋周辺からのご依頼であれば、最短30分でご自宅まで伺うことが可能です。ただし、混雑状況によっては多少お時間がかかってしまうこともございます。その場合でもできる限り素早く対応させていただきますので、お急ぎの方は一度お問い合わせください。
Q ベビーカーと一緒に他の不用品も回収してもらうことはできますか?
A. 当社はベビーカー以外にも、家具や家電などさまざまな不用品の回収を行っております。量や数の上限もございませんので、まとめて処分したい不用品がございましたら、遠慮なくお申し付けください。
Q 土日や祝日にも対応してもらえますか?
A. もちろん対応可能です。当社は年中無休で不用品の回収を行っておりますので、土日や祝日のご依頼も大歓迎です。平日は仕事が忙しく時間が取れないという方も、ぜひお気軽にご連絡ください。
Q 壊れているベビーカーも回収可能ですか?
A. 壊れているベビーカーも、問題なく回収いたしますのでご安心ください。状態が悪くリサイクルショップなどで買取を断られてしまったベビーカーなども回収可能です。
Q ベビーカーを買取してもらえますか?
A. 状態が良く、まだ使えるようなものであれば買取できる可能性もございます。当社には買取専門事業部がございますので、さまざまな品目の買取を行っております。買取可能かどうか判断させていただきますので、まずはお見積もりをご利用ください。
ベビーカー処分時の注意点
ここでは、ベビーカー処分時の注意点をご紹介します!処分前には目を通しておいてください。
メーカー・販売店での無料引き取りは利用できないことが多い
ベビーカーの処分を検討した際に、「製造メーカーや販売店での無料引き取り」を利用できないかな?と思うこともあるかもしれません。
しかし、ほとんどのメーカー・販売店は以下のように、ベビーカーの無料引き取りに対応していません。
- アカチャンホンポ:不可
- 西松屋:不可
- Combi(コンビ):不可
- Aprica(アップリカ):不可
- Pigeon(ピジョン):不可
持ち込んだり、郵送したりしても回収してもらえないので注意してください。ベビーカーの処分は自治体のごみ回収や不用品回収業者を利用しましょう。
悪徳業者に注意
かさばるベビー用品をまとめて回収してくれる不用品回収業者は便利な存在ですが、中には「無料と言いながら高額な追加料金を要求する」「回収された不用品を不法投棄する」ような悪徳業者もいるため依頼時には注意してください。
悪徳な業者を見分けるには、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」が有効です。
- 費用の相場がわかる
- 料金やプランが自分に合っているものかどうかを判断できる
- 同じサービスでより安い業者を探すことが可能
- 業者の不審な点に気づきやすくなる
- 他業者の見積書を利用して、値引きの交渉ができることも
- 複数の業者と連絡を取ることで、業者や担当者の人柄がわかるので安心
中には、電話やメールだけで見積もりをとり、現地での作業後に追加料金を請求するような業者もいます。見積もりを依頼するなら、自宅まで訪問してくれ、実際の荷物量を見て見積もりを出してくれる業者を選ぶようにしてください。
コラムの別ページでは不用品回収業者に必須の「古物商許可」について、また業者選びのポイントについても解説しています。業者選びの際はぜひ参考にしてみてください。
まとめ
ベビーカーの寿命は約5年と意外と短めです。また使うかも…と保管している間に劣化して使えなくなってしまう可能性があるので、売却や譲渡をしたいなら早めに行動するようにしましょう。
劣化して使えなくなったベビーカーは自治体で粗大ごみとして処分できますが、「早く捨てたい」「ベビーカーベッドやベビーサークルなどほかにも捨てたいものがある」ということなら不用品回収業者の利用がおすすめです。
- 家までスタッフが来てくれる
- 分別や搬出など面倒な作業はすべておまかせできる
- お店やごみ収集場所までベビーカーを持ち運ぶ手間がかからない
不用品回収業者は自分の都合のいい日時に回収を依頼できるので、子育てで忙しいご家庭には特に便利な手段となっています。費用が心配、どんなサービスがあるのかわからないということなら無料の見積もりも利用できるので、ぜひ一度問い合わせをしてみてください。
当社「出張回収センター」でも、ベビーカーの回収・買取を行っています。
ベビー用品はもちろん、そのほかの不用品の回収も承っておりますので、ぜひ一度ご相談ください!
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