
かつては家庭用の電話機と同様に、利用者の多い通信手段のひとつだった「FAX」。
時代の変化とともにスマホやパソコンでのやりとりが一般化したことによって、今では「あまり使用する機会がない」という人も多いのではないでしょうか。
使わなくなったFAXは、今後も活躍の場がなさそうであれば処分を検討しても良いかもしれません。
しかし「FAXはなにゴミになるの?」「どのように処分すればいいの?」など、困ってしまいますよね。
そこで今回は、FAXを処分するにあたって、知っておきたいポイントを解説していきます。
▼この記事でわかること
- FAXの処分方法
- FAXの売却方法
- FAXを捨てる際の注意点
使わなくなったFAXの処分方法は9通り!

FAX本体はどのような方法で処分すれば良いのでしょうか?
どのような処分方法にもメリット、デメリットがそれぞれ存在するため、どんな処分方法なら都合が良いのか考えながら決めていきましょう。
不燃ゴミや資源ゴミとして処分する
小さめのFAXは、不燃ゴミや資源ゴミとして処分できる可能性があります。
不燃ゴミや資源ゴミに該当するFAXの具体的なサイズや、不燃ゴミになるのか資源ゴミになるのかといった区分は、自治体によって違いますのでまずは自治体のホームページを確認してみましょう。
多くの場合、30〜50cm未満なら不燃ゴミや資源ゴミに分別されます。
自治体によって異なりますが、「指定のゴミ袋に入れて、ゴミ回収場所に持ち込む」という形で処分するのが一般的です。
粗大ゴミとして処分する
目安として、30~50cmを超えるサイズのFAXは「粗大ゴミ」に区分されます。
粗大ゴミとして処分するときには、自治体が展開している「粗大ゴミ用のシール」をFAXに貼り付けてゴミに出します。
シールは地域のコンビニやドラッグストアで購入でき、費用は300〜500円程度です。
粗大ゴミとして処分するときには、自治体の粗大ゴミ処理受付センターへ問い合わせる必要があります。その際に、粗大ゴミの収集日時を確認し、その日に合わせて指定場所にFAXを出しましょう。
ただし、予約してもすぐに処分できるとは限りません。実際の収集日時は数週間後となるケースもたくさんあるでしょう。
「今すぐ処分したい!」という場合には、あまりおすすめできない処分方法といえます。
小型家電回収ボックスを利用して処分する
各自治体では、小型家電専用の回収ボックスが用意されています。
家電量販店やショッピングモール、・公共施設に足を運んだときに、回収ボックスを目にしたことがある人もいるかもしれません。
不要になったFAXも、回収ボックスに入るサイズであればリサイクル処分の道を選びましょう。
小型家電回収ボックスが近くにあればすぐに処分できる上、時間の都合もつけやすい点が魅力です。
ただし、小型家電回収ボックスはボックスに入るサイズのものしか取り扱いできません。
サイズの大きいFAXは、そのほかの方法を利用しましょう。
購入したメーカーに引き取ってもらう
FAXを購入したメーカーがわかるのであれば、問い合わせることで不要になったFAXの引き取りを依頼できます。FAXの保証書を保管している場合は、確認してみましょう。
また、引き取りにあたっては無料ではなく、費用がかかりますので注意してください。
金額はメーカーごとに違うため、まずは一度問い合わせてみましょう。
家電量販店に引き取ってもらう
家電量販店では、いらなくなった家電製品の回収サービスを実施しています。
詳細は家電量販店によって違いますが、中には「対象製品なら無料回収します」というサービスを展開し、FAXを無料で引き取ってもらえる場合もあります。
「段ボール箱に入る製品はまとめて◯◯円」という料金形態のサービスもあるため、そのほかにも処分したい製品があればまとめて処分するのがお得です。
さらに「運搬料金を支払えば、自宅まで取りに行きます」というようなサービスもあるため、持ち運びの難しいFAXを手放したい場合も一度相談してみましょう。
また、現在のFAXを手放し、新たにFAXを購入するのであれば、古いFAXを家電量販店に下取りしてもらえることもあります。
リサイクルショップで売却する
まだ使えるFAXや人気のあるメーカーのFAXであれば、リサイクルショップへ持ち込むことで買取してもらえる場合もあります。多くのリサイクルショップで、査定だけならば無料で行ってもらえるので一度相談してみるのも良いでしょう。
また、店舗によっては「出張査定」のサービスも実施しています。FAXの中でも重い製品は、自力で運ぶのが大変かもしれません。
そのような場合、リサイクルショップの出張査定サービスを活用することで負担なく処分できます。
一方でリサイクルショップを利用する場合には、「売れない可能性」も考慮しなければいけません。リサイクルショップに持ち込んだからと言って、必ず売却できるわけではないためです。
まだ使えるFAXであっても、買い手がいなければリサイクルショップは買い取ってくれません。スマホの普及により、そもそもFAXの需要自体がなくなってきている今、高額の買取は期待できないでしょう。
当然、壊れていたり使えなかったりする製品は引き取ってもらえず、ふたたび持って帰ることになります。手間がかかってしまうため「少しでも値段をつけて売れる可能性があるなら試したい」という方におすすめの方法です。
リサイクルショップをはじめとする不用品買取店では、以下のような不用品も買取可能です。詳しくはこちらの記事をご覧ください!
FAXを必要としている相手を探して譲る
「ゴミとして処分するにもお金がかかるなら、他の処分方法を検討したい」「売却先が見つかるまで時間と手間をかけるのは面倒」
このような場合は、人に譲るというのもおすすめです。
周りの人や、友人の友人などさらに視野を広げて探してみると、FAXをほしがっている人が見つかるかもしれません。FAXは使用する人が減ってきているとはいえ、ビジネスシーンではまだまだ現役ということもあるでしょう。
「最近、FAXの不調が気になるけれど、わざわざ購入するのには抵抗がある」という相手が見つかれば、きっと喜んでもらえるはずです。
FAXを譲る際は、まず正常に作動するか確認しておきましょう。
また、「無料で譲るのか、それとも販売するのか」といった条件を明確にすることも大切です。
たとえば、こちらが「◯円なら売りたい」と考えていても、相手が「無料で譲ってもらえる」と誤解していると、トラブルの原因になりかねません。親しい人との取引では、お金の話を曖昧にすると後々トラブルにつながることもあります。
また、「無料で譲るが、自宅まで引き取りに来てもらいたい」といった条件がある場合は、事前にしっかりと話し合い、認識のズレを防ぎましょう。
SNSやフリマアプリ、ネットオークションで譲る
身近な人にFAXを欲しがっている相手が見つからなければ、ネットを通じて相手を見つけるのもいいかもしれません。次のようなサービスを利用して呼びかけることで、譲る相手を見つけやすくなります。
- SNS
- 掲示板
- 地元特化型情報サイト
- フリマアプリ
- ネットオークション
こうしたサービスを利用する場合は、次のような手順で譲る相手を探しましょう。
- FAXの写真を撮影する
- メーカー・型番の基本情報を調べ、記載する
- 使用期間やキズ・汚れの有無など追加情報を記載する
- 有料で譲るのであれば希望金額を設定する
- 購入、引き取り希望者が現れるまで待つ
- 相手とコンタクトをとる
- FAXを梱包し、発送する
- 相手が受け取ったら、相手の対応を評価する
SNSや掲示板を通じて譲る場合は、最初からメッセージのやり取りで条件を調整することもあります。
利用するサービスによって対応が異なるため、状況に応じて柔軟に対応することが大切です。
不用品回収業者に回収してもらう
不用品回収業者は、自宅で不要になった製品を回収し、適切に処分してくれる専門業者です。
壊れたFAXはもちろん、トナーカートリッジやインクリボンも分別不要でまとめて回収してもらえます。
不用品回収業者のメリットは以下の通り。
- 壊れたFAXや古い機種でも回収可能
- 仕分けの手間なく、そのまま処分できる
- オフィス機器や通信機器を一度に回収
- 最短即日・スピード対応も可能
- 出張買取でコストを抑えられる場合も
「リサイクルショップで買取を断られてしまった」「忙しくて捨てるタイミングがなかった」といった不用品も、まとめて一度に処分できるのが大きなメリットです。
自分で分別や持ち込みをする手間もなく、自宅にいながら回収してもらえるので、手軽に処分したい方におすすめの方法といえるでしょう。
不用品回収業者では、FAX以外にもさまざまな不用品を買取・回収しております!詳しくは以下の記事もご覧ください!
- ハードディスクの処分方法7選!HDD・SSDの廃棄の手順・注意点を解説
- 【2025年】ブルーレイレコーダーのお得な処分方法とは?注意点も解説!
- 【家庭用・業務用】コピー機の処分方法7選!どこで売れる?費用・注意点も解説
悪徳業者にご注意ください!
不用品回収業者の中には、高額請求や不法投棄を行う悪質な業者も存在します。信頼できる業者を選ばないと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
悪徳業者を避けるために、以下のポイントを踏まえて検討しましょう。
- 「無料回収」を強調していないか
- 料金を事前に明示し、書面で見積もりを出してくれるか
- 口コミや評判が良いか
- 回収・買取の実績が豊富か
- ホームページから会社概要が確認できるか
不用品回収業者を選ぶ際は、実績や対応件数・GoogleMapのレビューもチェックすると安心です。
当社では無料の見積もりを実施中!
「FAXを処分したいけれど、どこに頼めばいいかわからない」「費用がどれくらいかかるか知りたい」など、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
信頼できる不用品回収業者の選び方については、こちらの記事で詳しく解説しております!
FAXの不調がみられたら、寿命のサイン?

日常的にFAXを使用している人はもちろん、たまにしかFAXを使わない人であっても、あるとき突然「最近FAXの調子が悪いような気がする」と感じることがあるかもしれません。
FAXを処分すべきタイミングについて確認していきましょう。
FAXの寿命は平均何年?
一般的な固定電話は長く使用できるものが多いですが、FAXの平均寿命は、約5年が目安です。
やはり、短い期間でもたくさん使っているFAXの方が、早く使えなくなってしまう傾向にあります。
製品によっては3年ほどで早々に寿命を迎えてしまうFAXもありますし、使用頻度が高くなければ数十年問題なく使えているということもあるでしょう。
「この年月使ったら必ず使えなくなる」というわけではありませんので、あくまで参考程度にしてください。
こんな不調があらわれたら、FAXの買い替えや処分を検討すべき
それでは、FAXの処分を検討するタイミングとは具体的にどのようなタイミングなのでしょうか?
もし、使用していて次のような傾向が出てきたら少し注意した方がいいかもしれません。
- 届いたFAX用紙に線が入る
- その他、きれいに印字されない
- 記録紙がつまりやすい
- 送受信ができない
- 用紙が2枚重なる
上記のようなトラブルの中でも、どのような特徴が発生しているかによって、原因も変わります。
FAXに不調が現れる原因とは?
FAXには、家庭用のプリンターのように丸い棒状の「ドラム」と呼ばれる装置が搭載されています。
ドラムが回転することによって印刷を実現しているため、ドラムが壊れてしまえばFAXも使用できません。
もし、ドラムに不調があった場合には使い続けるのが難しく、修理や交換が必要になるでしょう。
そのほか、パネル部分にエラーメッセージが出ていることからFAXの不調に気づくケースもあります。
このようなケースでは、エラーメッセージやエラーコードをヒントにすることで、FAXのトラブルを解決できる場合もあります。
しかし、むやみに触ると逆効果になる場合もあるため、詳細が不明なのであれば下手に操作しないようにしてください。
不調のFAXは修理すべき?処分するべき?
FAXを修理するには、費用がかかります。5年以上使用しているFAXであれば、修理ではなく買い替えを検討してもいいかもしれません。
FAXはもちろんのこと、付属品や部品についても寿命は約5年が目安です。
購入してから5年以上経っているFAXの場合、修理するにしても部品が揃わなかったり、取り寄せることでかえって高額の修理費用が発生したりするかもしれません。
そのため、新しいFAXを買い替えた方が、結果的に安上がりになるケースもあります。
FAXを処分する際の注意点

ここでは、FAXを処分する際に確認すべきポイントを解説していきます。
個人情報を消去しておく
FAXには、個人情報が多く含まれています。
持ち主である自分自身の個人情報はもちろんのこと、友人や知人など、身の回りの人の個人情報も登録されているケースは少なくありません。
多くのFAXには、相手の情報を簡単に呼び出せるよう「電話帳」のような機能が搭載されています。
こうした機能に登録された情報をそのままにして処分してしまうと、個人情報を抜き取られてしまうリスクが高くなるでしょう。
自分だけでなく人を巻き込んだトラブルを避けるためにも、個人情報は忘れずに消去しておいてください。
電話回線を解約しておく
FAXを使わなくなったときには、その分の電話回線も不要になります。
FAX本体の処分にばかり気を取られていると、電話回線に関して手付かずのまま放置してしまうこともあるでしょう。
すると「すでに使用していない電話回線の料金を支払い続けている」ということにもなりかねません。
忘れてしまわないためにも、早い段階できちんと解約しておきましょう。
ただし、今後もFAXを使い続ける予定があり、ただ新しいものに買い替えるだけであれば、電話回線を解約する必要はありません。
インクリボンやトナーカートリッジを取り外す
FAXは、本体だけがあれば良いのではなくさまざまな付属品やパーツを組み合わせて使用します。
たとえば、インクリボンやトナーカートリッジといった付属品は、必ず外してから処分してください。
トナーカートリッジとは、トナーと呼ばれる非常に細かな粉末が入っているカートリッジです。
これらの付属品がないと、FAXは正常に作動しません。
インクリボンは、文字を紙に転写するために必要な付属品ですが、処分するときにはきちんと取り外しましょう。
FAXのトナーカートリッジやインクリボンの処分方法

トナーカートリッジとインクリボンはどちらもインク製品ではありますが、インクの成分がそれぞれ違います。
ゴミの区分も変わるため、きちんと確認しながら処分方法を選んでください。
トナーカートリッジの処分方法
トナーカートリッジは、インクが粉状になっていることが特徴です。
粉塵爆発のリスクを避けるため、可燃ゴミや不燃ゴミといった家庭ゴミと一緒に処分できません。
基本的には、FAXの処分方法と同様の方法で処分できますが、「ゴミとして処分する」という方法はできませんので注意してください。
その代わり、回収ポストへの投入やメーカーの回収・不用品回収業者への依頼などの方法で処分できます。
インクリボンの処分方法
トナーカートリッジが粉状であるのに対して、インクリボンはその名前の通りいわゆる「インク」を使用しています。
液体であることから、トナーカートリッジに比べれば処分もそこまで大変ではないでしょう。
インクリボンの場合、「燃えるゴミ」として処分することも可能です。
そのほかの捨て方として、トナーカートリッジと同様に家電量販店の回収ボックスを利用するという方法もあります。
FAXを処分する際に出やすい不用品

FAXのように、意外と知らない「パソコン・通信機器」の捨て方については、こちらの記事も参考にしてください!
FAXの処分でよくある質問

Q.FAXの買取は可能でしょうか?
A.もちろん、FAXの買取は可能です。スタッフがFAXの査定を行い、買取可能であれば適正価格で買取いたします。
また、買取金額にご不満な場合の交渉も受け付けておりますので、お気軽にお申し出ください。
Q.重たい複合機でも回収してもらえますか?
A.はい、回収可能です。当社は不用品回収の専門業者です。重量のある複合機の運び出しにも対応しており、安全かつスムーズに回収いたします。
搬出が困難な場合でも、経験豊富なスタッフが適切に対応いたしますので、安心してご依頼ください。
Q.FAX単品でも回収に来てくれるのでしょうか?
A.はい、FAX1台からでも回収にお伺いしますのでご安心ください。
また、ほかの不用品もまとめて処分したい場合は、お得な「積み放題プラン」もご利用いただけます。ぜひお気軽にご相談ください。
Q.FAX以外の粗大ゴミもまとめて回収してくれますか?
A.はい、FAXだけでなく、家具や家電などの粗大ゴミも一緒に回収いたします。
まとめて処分することで、コストを抑えられる場合もありますので、お気軽にご相談ください。
Q.夜間しか時間がとれないのですが大丈夫ですか?
A.はい、お客様のご都合に合わせて、夜間の回収にも対応いたします。
ただし、スタッフやトラックの手配が必要となるため、ご希望の日時が決まりましたらお早めにご連絡ください。
Q.FAXを処分する際に、事前にやっておくことはありますか?
A.特にお手間は必要ございません。汚れがあっても問題ありませんので、そのままの状態でお待ちください。
ただし、履歴が気になる場合は、設定をリセットしてデータを消去することをおすすめします。
FAXの処分方法まとめ

FAXを使用していて、詰まったり、印字された紙に汚れが入ったりしている場合には、FAXの買い替えや処分を検討すべきかもしれません。
壊れたFAXでも、リサイクル回収や買取・譲渡など、処分方法はさまざまです。
また、FAX本体だけでなく、トナーカートリッジやインクリボンも適切に処分する必要があります。
「分別が面倒」「まとめて処分したい」そんな方には、不用品回収業者の利用がおすすめです!不用品回収業者なら、FAX本体はもちろん、付属品も分別不要でそのまま回収可能。
大型家具やリサイクル家電といった不要なものをまとめて処分できるので、お部屋もスッキリ片付きます。
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