電子レンジの処分方法6選|無料で処分できる?処分時の注意点まで解説

電子レンジを使用する様子

私たちの生活に欠かせない家電製品のひとつである「電子レンジ」。

食材の加熱や解凍に頻繁に使われるため、ある日突然壊れてしまい、買い替えが必要になることがあります。
また、生活スタイルの変化により、電子レンジを手放す方もいらっしゃいますよね。
そうした際、使わなくなった電子レンジをどのように処分すればいいのか悩むことも多いのではないでしょうか?

電子レンジは、自治体を利用して処分もできますが、それ以外にもさまざまな手段で手放すことが可能です。

この記事では、電子レンジの処分方法や処分費用、処分時の注意点などについて紹介します。それぞれの方法のメリット・デメリットを理解して、自分に合った方法で電子レンジを処分しましょう!

▼この記事でわかること

  • 電子レンジの処分方法
  • 電子レンジを処分する際の注意点
  • 電子レンジの処分にかかる費用
  • 電子レンジの寿命・買い替えのタイミング
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電子レンジの処分方法は6通り!

電子レンジ

電子レンジの処分方法は下記の6通りが挙げられます。

  1. 粗大ごみ・不燃ごみとして処分する
  2. 家電量販店の引取サービスを利用する
  3. リサイクルショップや家電専門買取店で売却する
  4. フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  5. 人に譲る・ジモティーを利用する
  6. 不用品回収業者へ依頼する

それぞれの処分方法について詳しく解説していきます。

①粗大ごみ・不燃ごみとして処分する

電子レンジは、2013年4月1日から施行された「小型家電リサイクル法」の対象品目ですので、冷蔵庫や洗濯機などの家電4品目とは異なり、自治体を利用しての処分が可能となります。

以下は電子レンジの処分について記載のあった自治体の一例です。

自治体名分別区分処分費用備考
愛知県名古屋市粗大ごみ20kg以上:1,000円
20kg以下:500円
オーブンレンジも同様
東京都新宿区粗大ごみ900円
埼玉県さいたま市もえないごみ無料透明袋に入れて出す
大阪府大阪市小型家電リサイクル回収
粗大ごみ
400円
※リサイクルに出せない場合

基本的には粗大ごみとして処分する自治体が多いものの、埼玉県さいたま市のように「不燃ごみ」として処分する自治体もあります。不燃ごみの場合は、収集日にごみ集積所まで持ち運べば無料で処分可能です。

似た製品であるオーブンレンジも処分方法としては同じですが、自治体によっては電子レンジと手数料が異なることがあるため注意しましょう。

粗大ごみ回収の申し込み手順

粗大ごみ回収の申請方法は、自治体によってルールが異なります。
一般的な手順は下記のとおりです。

  1. 自治体のWebサイトや電話から予約
  2. ごみ処理手数料券を購入
  3. 手数料券を貼った電子レンジを当日朝に出す
  4. 指定日時に回収

粗大ごみ回収を利用して処分するには、電子レンジを玄関の外まで自分で持ち運ぶ必要があります。
自治体によっては、65歳以上の高齢者を対象とした運搬サービスを利用できる場合もあるため、費用の有無や受付方法を確認してください。

ごみ処理施設(クリーンセンター)に直接持ち込むことも可能

電子レンジを自家用車で運搬できる場合、自治体のごみ処理施設(クリーンセンター)に持ち込むことで処分することも可能です。

以下は、ごみの持ち込みについて記載のあった自治体の一例です。

自治体名ごみ処理施設の利用料
愛知県名古屋市10kgまでごとに200円
大阪府大阪市10kgごとに90円
福岡県福岡市10kgまでごとに140円

粗大ごみ回収のように収集日を待たずに済み、重さで換算する地域が多いため戸別収集よりも安い料金で処分できることがメリットです。

一方、自分で荷下ろしする手間がかかることや、手続きが必要になることがデメリットと言えます。
手続き方法は自治体ごとに異なり、予約が必要な場合もあります。
大型連休前(5月・8月)や年末年始、引っ越しシーズン(3月)は混雑することが多いため、これらの時期を避けた方がスムーズに処分できるでしょう。

②家電量販店の引取サービスを利用する

電子レンジは家電量販店にて有料で引き取ってもらえます。
時期によっては下取りキャンペーンが実施され新しい家電への買い替えがお得になる場合もありますし、処分のみの受付も可能なので、処分前には一度各店舗の公式サイトを確認してみましょう。

各店舗の利用条件および引取費用は以下の表を参考にしてください。

店舗名利用条件引取費用
ヤマダデンキ・小型家電リサイクル対象の製品に限る店頭回収:2,200円(税込)
自宅から宅配便にて回収:一箱2,200円(税込)
ノジマ・モバイル会員限定で買い替え時に同等数引取可
※商品購入から30日以内
無料
ジョーシン・3辺の合計が160cm・重量30kg以内のものなら何点でも引取可
・業務用で使用されていた製品は不可
・箱の用意が必要
自宅から宅配便にて回収:一箱2,090円(税込)
※会員web価格
エディオン・縦+横+高さの合計が120cm以下で重さが10kg以下店頭回収:550円(税込)
ビックカメラ・梱包状態で3辺160cm・30kg以内のものなら何点でも引取可
・業務用で使用されていた製品は不可
・箱の用意が必要
自宅から宅配便にて回収:一箱1,958円(税込)
ケーズデンキ・家庭用電気製品に限る(事業で使用していない)店頭回収:2,200円(税込)
※引取のみの場合は別途出張費用がかかる

上記のとおり、店舗によって細かな条件や費用が異なります。事前にサービス内容を確認し、納得した上で利用しましょう。

③リサイクルショップや家電専門買取店で売却する

状態のいい電子レンジなら、リサイクルショップや家電専門の買取業者に買い取ってもらう方法もあります。

  • Panasonic(パナソニック)
  • SHARP(シャープ)
  • HITACHI(日立)
  • TOSHIBA(東芝)
  • アイリスオーヤマ
  • ハイアール
  • 山善
  • TWINBIRD(ツインバード)

といった人気メーカーの電子レンジなら高額査定の可能性もあります。

しかしその一方で買取は製造から5年以内の製品に限られ、電子レンジの状態やメーカーによっては買取を断られる場合がある点には要注意です。

一般的なリサイクルショップでも買取可能な店舗が数多くありますが、店舗それぞれに特徴があるため、家電に強い店舗を選ぶのがおすすめです。
家電を多く取り扱っている店舗なら知識のある専門スタッフがいるため、適正な価格で買い取ってもらえるはずです。
グリル皿や天板などの付属品や説明書が揃っていると、同じ型でも査定額が上がることがありますので、査定の際は付属品も揃えて依頼するようにしましょう。

④フリマアプリ・オークションに出品する

買取業者で思うように売却できなかった電子レンジでも、フリマアプリやネットオークションなら売れる可能性があります。

以下は実際にメルカリで取引されている電子レンジの一例です。

  • TOSHIBA東芝電子レンジ ER-SS17A(W) 2019年製:11,380円
  • LADONNA(ラドンナ)2021年製:17,000円
  • ニトリ 単機能電子レンジ 2019年製:4,500円

好きな金額で出品できるのは大きなメリットですが、出品や梱包・発送の手間がかかることや、送料や手数料を負担するというデメリットもあります。

また、らくらくメルカリ便を利用すると、100サイズで送料が1,050円かかり、販売手数料として売り上げの10%が引かれます。これらの費用を考慮して、適切に価格設定してください。

⑤人に譲る・ジモティーを利用する

周囲で電子レンジが欲しいという方がいるのであれば、譲るというのもいいでしょう。電子レンジには高価な製品もありますし、売却は難しくても問題なく使用できるものなら喜ばれるはずです。

もしも譲る相手が周りで見つからないということなら、地元掲示板「ジモティー」を利用して譲り先を探してみるのもおすすめです。

ジモティーの利用手順は下記を参考にしてください。

  1. 投稿ボタンから商品情報や支払い方法を入力し、出品する
  2. 問い合わせが来たら、受渡の方法や日程を相談する
  3. 条件が合ったら、受渡予定者に選択する
  4. 商品の受渡と支払いを済ます
  5. 「受け渡し完了」ボタンを押して商品の受付を終了する
  6. 購入者を評価して取引完了

ただし、故障している電子レンジをそのまま譲ってしまったり、欲しがっていない方に無理に押し付けたりすることで譲渡後のクレームや返品といったトラブルになってしまう可能性もあるためご注意ください。

譲渡前には電子レンジを点検・掃除し、問題なく譲渡できるもののみお渡ししましょう。

⑥不用品回収業者へ依頼する

「急ぎで電子レンジを処分したい」「電子レンジ以外にも処分したいものがある」という場合には、不用品回収業者の利用がおすすめです。

不用品回収業者を利用するメリットは下記のとおりです。

  • どんな電子レンジでも回収してもらえる
  • 電子レンジに限らずさまざまな不用品の回収・買取可能
  • 運搬やトラックへの積込はスタッフにお任せ
  • 熟練の技術で安全に運び出してもらえる
  • 買取と廃棄を一度に済ませられる

不用品回収業者は、自宅まで電子レンジを回収しに来てもらえるだけでなく、ほかの不用品も同時に引き取ってもらえるため、引っ越しに伴い冷蔵庫や炊飯器といったキッチン家電をまるごと処分したい!という場合にも大変便利です。

そしてもうひとつ大きな魅力は「買取サービス」が利用できる点です。
電子レンジの買取・回収だけでなく、そのほかの不用品の中で買取可能なものがあれば買取金額と作業費を相殺し、場合によっては費用がかかるどころか無料で利用できる場合も。

また、不用品回収業者は日時の指定ができるため、依頼してすぐに自宅まで来てもらうことや、夜間に利用することも可能です。
普段忙しくて電子レンジの処分ができなかったという場合や、仕事の都合で日中は対応できない方におすすめしたいサービスなのです。

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なお、不用品回収業者を選ぶ際は、悪質な業者の特徴を事前に把握することが大切となります。

見積もりの内訳が曖昧、「無料回収」を謳っている、といった業者に依頼してしまうと、電子レンジを適切に処分してくれないだけでなく、高額な費用を請求される恐れがあります。
トラブルに巻き込まれないためにも、複数社に見積もりを依頼すると安心です。

別ページでは悪徳業者の特徴や見分け方についてや、安心して依頼できるおすすめの不用品回収業者についても紹介しております。業者選びの際に参考にしてみてくださいね。

電子レンジの処分に関する注意点

注意

ここでは、電子レンジを捨てる際に気をつけるべきポイントを紹介します。

売却・譲渡する前にきれいに掃除する

電子レンジを売却・譲渡する際は、事前に汚れをしっかりと掃除しましょう。きれいな状態であれば喜ばれますし、そのぶん売れやすくなります。

外観の汚れは、中性洗剤で拭き取り、ホコリはウエットティッシュで取り除きます。内部の汚れは、食品くずをきれいにしてから、焦げを重曹クリーナーで落としましょう。
油汚れは中性洗剤を使い、水垢はクエン酸水を3~4分間加熱してから拭き取ると効果的です。

売却・譲渡の際は周波数(Hz)を明記する

日本の電源周波数が静岡県の富士川と新潟県の糸魚川を境に、東日本は50Hz、西日本は60Hzと地域によって異なるのはご存知ですか?
電子レンジは電源周波数の影響を受ける家電製品なため、周波数が異なる地域で使用すると故障して使えない恐れがあります(製品によっては全国で使用可能なものもあります)。

電子レンジを売却・譲渡する際には、必ず対応している電源周波数を明記し、送り先でトラブルがないよう注意しましょう。

電子レンジは小型家電回収ボックスには入らない

電子レンジは「小型家電リサイクル」の対象とお伝えしましたが、自治体で各地域に設置されている小型家電回収ボックスに電子レンジは入れることはできません。

基本的に、ボックスの投入口に入るサイズのものが対象となっており、電子レンジは大きすぎてほかの小型家電の回収に支障をきたす可能性があるため、一部の自治体では投入が禁止されています。
自治体で処分する際は、ごみ分別ルールを確認の上、粗大ごみとして申し込んでください。

電子レンジの処分にかかる費用

費用

今回紹介した処分方法別の処分費用は以下のとおりです。

処分方法処分費用
粗大ごみ・不燃ごみとして処分する無料〜1,000円
※自治体によって異なる
家電量販店の引取サービスを利用する無料〜2,200円(税込)
※店舗によって異なる
リサイクルショップや家電専門買取店で売却する無料〜
※出張費用がかかる場合がある
フリマアプリ・ネットオークションに出品する販売手数料 + 配送料
※売上金額・配送先によって異なる
人に譲る・ジモティーを利用する無料〜
※遠方の場合は配送料がかかる
不用品回収業者へ依頼する単品回収:3,000円〜
積み放題プラン:22,000円〜
※利用する業者・作業内容によって異なる

費用面だけで言えば、自治体を利用して粗大ごみや不燃ごみとしての処分がもっとも安価で手軽と言えます。
しかし、自治体を利用しての処分は収集日が限られますし、近隣に持ち込める施設がなければ処分に困ってしまう方もいらっしゃいますよね。

無理に費用を抑えようとするのではなく、ご自身がどのような状況なのかを踏まえて、負担なく処分できる方法を選択しましょう。

電子レンジの寿命・買い替えのタイミングは?

時計

電子レンジを処分する上で、電子レンジがのどのくらいの寿命なのか知っておくことも大切です。

電子レンジの寿命は一般的に10年が寿命と言われています。
これは、食品を温めるためにマイクロ波を出す「マグネトロン」という部品の寿命が10年程度とされているためです。

  • 食品が温まりにくい
  • 加熱が途中で止まる
  • 電源が入らない、操作ボタンが反応しない
  • 異臭・異音がする
  • 使用中に火花が出る

このようなサインが見られたら故障のサインです。

なお、メーカーによる製造終了後の部品保有期間は約8年と定められていることから、購入から8年以上経過した電子レンジは修理できない場合が多く、買い替えを検討する必要があるでしょう。

参考:全国家庭電気製品公正取引協議会

電子レンジの処分時に出やすい不用品

電子レンジ

電子レンジを処分する際に、ほかのキッチン家電もまとめて処分したい!という方もいらっしゃるでしょう。

以下の記事で解説していますので、処分の際は一度目を通してみてくださいね。

電子レンジの処分でよくある質問

質問

Q.電子レンジ1台でも回収してもらえますか?

A.はい、電子レンジ1台でも喜んで回収いたします。
お客様のご自宅まで回収に伺いますので、どうぞお気軽にご利用ください。

Q.今日引っ越しするのですが、すぐに電子レンジの回収に来てもらえますか?

A.はい、弊社は地域最多級のトラックを稼働しておりますので、当日のご依頼にもスピード対応が可能です。
もしご自宅が名古屋市内・近郊でしたら、最短1時間以内で訪問が可能でございます。
ただし、ほかのお客様との兼ね合いもございますので、なるべくお早めにお問い合わせいただけますと幸いです。

Q.まだきれいな電子レンジですが、買取はしてもらえますか?

A.電子レンジは、需要の高い商品ですので、使用年数が浅くコンディションのいいものであれば、買取できる可能性もございます。ぜひお気軽にご相談ください。

Q.平日の日中は自宅にいないのですが、土日祝日や、夜でも電子レンジの回収をお願いできますか?

A.もちろん喜んで承ります。出張回収センターは土日祝日も休まずに、年中無休で対応しております。
もし夜間をご希望でしたら、スタッフのスケジュール調整およびトラックの手配が必要となりますので、ご都合がわかりましたらお早めにお申し込みください。

まとめ

電子レンジに手を添える女性

今回は電子レンジの処分について解説しました。

電子レンジは「小型家電リサイクル法」の対象となる家電製品なため、適切な処分が求められます。
冷蔵庫やテレビとは異なり、自治体を利用し処分することも可能ですが、収集日が限られる、持ち込む必要があるといった不便な点も多いです。

「急ぎで電子レンジを処分したい」「手間をかけたくない」という場合は、愛知県名古屋市の出張回収センターにお任せください!
出張回収センターでは、電子レンジをはじめとした家電や家具など、そのほかさまざまな不用品の回収・買取が可能です。
最短即日のスピード訪問に対応しておりますので、お急ぎの場合もお気軽にご相談ください。

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