セニアカーの不用品回収

セニアカー（シニアカー）を処分する、基本的な方法は次の7つです。
セニアカーの状態や、自身の状況に合わせて選びましょう。

知り合いに譲る

介護関連で、セニアカーを必要とする人たちは数多く存在します。お知り合いにそういった方がいらっしゃる場合には、譲るのをお勧めします。
セニアカーは30万円以上するものもある、高価な乗り物です。譲ってもらえるのなら、嬉しいという方も多いのではないでしょうか？
譲ることができれば処分費用がかかりませんし、再利用して有効活用できるので、リサイクル活動の一環にもなりますよね。

ただしこの方法の注意点は、輸送方法です。セニアカーは重く、軽トラックなどへの積み込み積み下ろしは簡単ではありません。輸送は専門業者に任せるのが賢明です。譲る相手が見つからないときには、他の方法で処分しましょう。

介護施設などに寄付する

セニアカーを必要としているのは、個人だけではありません。セニアカーは介護施設などでも役立つ乗り物です。セニアカーは高価なので、寄付を募っている介護施設や福祉施設も少なくありません。また、福祉団体の中にも、寄付をお願いしているところもあり、そういった相手に不用となったセニアカーを寄贈するのは、社会貢献という意味でもとても素晴らしい行為です。それに寄付する側にも処分費用が浮くというメリットがありますよね。

寄付先は、インターネットや地元のコミュニティセンターなどで手軽に調べることが可能です。ただし、壊れたものや汚れの酷いものを寄付するのは控えましょう。

メーカーに問い合わせる

セニアカーのメーカーの中には、不用になったセニアカーの回収を行っているところがあります。メーカーのHPなどで確認し、可能ならば回収してもらいましょう。
メーカーによっては、代理店が対応する場合も。セニアカーの扱いに長けた相手に回収してもらえるので、安心できるというのがこの方法のメリットです。バッテリーの処分方法などを相談することもできます。

ただし、回収を行っていないメーカーもあり、また回収までに時間がかかることもあります。そう言った場合には他の処分方法を検討することをお勧めします。

リサイクルショップに売る

介護関連用品の買い取りを行っているリサイクルショップに、セニアカーを売るという方法もあります。
日本は高齢化社会なのでセニアカーの需要があり、中古市場も活発です。人気メーカーのセニアカーなら、高価買い取りも期待できます。注意が必要なのが、リサイクルショップへの売り方です。リサイクルショップに直接持ち込むのは、あまりお勧めできません。というのも、買取や引き取りが不可の場合には、また持ち帰らなければならないからです。セニアカーは100kgを越えるかなり重量のあるものなので、セニアカーの運搬には手間と時間がかかります。

リサイクルショップに売るのなら、出張買い取りが良いでしょう。買い取り交渉がまとまれば、そのまま持ち去ってくれるので負担がありません。ただし買い取りしてもらえない場合には、引き取ってもらえないので他の方法で処分するしかありません。

フリマアプリやネットオークションに出品する

まだ十分使えるものや新しいセニアカーなら、フリマサイトやネットオークションを利用して売却するのも良いですよね。

フリマサイトやネットオークションを利用するには、まず登録を行ってアカウントを作成します。続いて、売却したいセニアカーの画像をアップし、希望価格やサイズ、仕様など基本的な情報を入力します。買い手がついたら入金確認などを行い、発送するという流れが一般的です。
フリマサイトやネットオークションで売却できれば、自分の希望する価格で買い取ってもらうことができます。

ただし、必ず買い手がつくとは限らず、すぐに処分できない点がデメリットです。また、売れた場合も配送するための梱包と手配が必要なため、その分の手間がかかりま寿司、セニアカーの場合、100kgを超える重さとなり配送料はかなり高くつくことが予想されます。
買い手とのやり取りや配送料などが不安な場合には、他の処分方法を検討することをお勧めします。

不用品回収業者に回収を依頼する

とにかく運搬する手間や時間をかけたくない！という方には、不用品回収業者がオススメです。

不用品回収業者であれば、どんなセニアカーでも回収可能です。動かなくなっていたり、汚れていたりするものでもかまいませんし、セニアカーの搬出からトラックへの積み込み、処分まで業者スタッフが一貫して行ってくれるので安心して任せられます。また、セニアカー１台からその他不用品に至るまで複数の不用品をまとめて回収してくれるので、一気に片付くのも魅力です。
とはいえ、気になるのはその費用ですよね。
不用品回収業者の中には、不用品回収だけでなく買取にも力を入れている業者があり、そういった業者に依頼すれば、回収費用と買取金額を相殺して利用することができるので意外とお得なのです。

しかし、不用品回収業者のほとんどがこういったメリットがある一方、中には悪徳業者もあるので注意が必要です。
「無料回収」を謳い文句に、出張費用や運搬費用などを後から請求したり、不用品回収後に不法投棄したりするケースも。
不法投棄の場合は、業者だけでなく依頼主も法で裁かれるので他人事ではありません。


不用品の回収や処分には、一般廃棄物収集運搬業許可などの資格が必要になります。資格を取得している業者であれば、まず安心して大丈夫です。
必ずホームページに記載されているはずなので、不用品回収業者に依頼を検討する場合、まず資格を持った業者なのか、見積もりはどうか、さまざまな方向から調べましょう。