サックスを処分する方法とは?買取や手順についても解説

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サックスを処分する方法とは?買取や手順についても解説

ジャズを始め、クラシックやポップスなど幅広いジャンルで活躍する「サックス」は、楽器の中でも花形だと言われています。
趣味で習ったり吹奏楽で使用したりと、人気の楽器と言えるでしょう。

しかし「サックス」を含め楽器は、不要になったときの処分方法に悩む人も少なくありません。
楽器は高価なものも多く、「ごみとして捨てられるのか」「どんな状態でも売却できるのか」といったことが心配だという声も。

そこで今回は「サックス」の処分方法について解説していきます。
お得に手放せる売却についても詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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サックスの処分方法

サックスを処分する方法とは?買取や手順についても解説

サックスの処分方法は主に「ごみとして捨てる」か「売却する」のどちらかになります。
しかし、サックスは通常のごみと同じようにごみ袋に入れて自治体で捨てることはできません。
また、高価な楽器でもあるサックスを、お得に手放したいという人は「売却」を検討しましょう。

まずここではサックスを処分する方法について、詳しく解説していきます。

処分方法1.自治体で「粗大ごみ」として処分する

一般的に自治体では30㎝角や50㎝角、一辺の長さが50㎝以上といった大きさのものは「粗大ごみ」に該当します。
サックスの大きさは種類によって異なりますが、次のようにすべて30㎝以上の大きさとなります。

  • ソプラノサックス:最も小さく、通常の長さは約60cm
  • アルトサックス:ソプラノよりやや大きく、平均的な長さは約70cm
  • テナーサックス:アルトよりさらに大きく、長さは約90cm
  • バリトンサックス:この4種類の中で最も大きく、約1mほど

このように一番小さな「ソプラノサックス」でも30㎝以上あり、ケースがあればさらに大きくなるでしょう。

自治体の粗大ごみを利用するメリットは「処分費用が安い」「自治体の運営なので安心」といったことがあげられます。
一方で「回収日が少ない」「申し込みが必要」「自分で回収場所まで運ばなければならない」といったことが不便に感じる人も多いため、手順やルールについて利用前に確認しておくのがおすすめです。

粗大ごみを出す手順

  1. 自治体のホームページや電話にて収集の申し込みをする
  2.  スーパーやコンビニなどの販売店で「手数料納付券(シール)」を購入する
  3. シールに必要事項を記入し、ごみに貼る
  4.  指定日に、指定場所へごみを出す

粗大ごみの回収日は1か月に1回程度というところがほとんどです。
申し込みのタイミングによってはすぐに捨てることができず、しばらくは自分で保管しなければならない場合もあるため注意しましょう。

また、自治体の粗大ごみ回収品目に「サックス」は記載されていないことが多く、例えば名古屋市では「ギター」や「キーボード」はあるものの、「サックス」は記載がありません。
その場合は手数料や回収条件などについて、お住まいの自治体へ問い合わせる必要があります。
楽器とケースは別々の扱いになることもあるため、費用や手順と一緒に確認しておきましょう。

処分方法2.自治体のごみ処理施設へ持ち込む

自治体にあるごみ処理施設へサックスを持ち込み、処分するという方法もあります。
この方法だと回収日や日数が決められた戸別回収とは違い、ごみ処理施設の営業時間内であれば自由にごみの持ち込みができるため、柔軟にごみの処分をおこなえるでしょう。
一般的にごみ処理施設の利用は平日の9時~16時程度までで、土曜日も受け入れている場合があります。

ただし、自治体によっては施設の利用に「事前予約」が必要であったり、ごみの種類や住んでいる場所によって持ち込み先が変わるなど、手順やルールはさまざまです。
なかには直接ごみの持ち込みができない地域もありますので、まずはお住まいの自治体で利用できるか確認しましょう。

ここでは名古屋市での直接搬入の方法をご紹介します。

  1. ごみ(サックス)を車両に積んだ状態でお住まいの区の環境事業所へ行く
  2. 環境事業所で受付後、指定のごみ処理施設へごみを持ち込む
  3. ごみ処理施設にてごみを計測後、10kgまで200円を現金で支払う

名古屋市の場合、サックスの持ち込み先は「不燃・粗大ごみ」の取り扱い工場である大江破砕工場です。
受付場所と工場が別場所となるほか、土日は利用できません。

また、サックス以外のごみも一緒に処分することができますが、「可燃ごみ」に関しては工場が別となり、同時に運ぶことができないので注意しましょう。

処分方法3.不用品回収業者へ依頼する

サックスをごみとして処分する方法として、「不用品回収業者」へ依頼するという方法もあります。
不用品回収業者は、家庭やオフィスから出るさまざまな不用品を回収・処分してくれる業者で、自治体とは違い回収ルールや回収日の指定に従う必要がないのがメリットです。

また、自宅までスタッフが引き取りに来てくれるため、サックス以外にも不用品があれば一緒に依頼するとよいでしょう。
サックスを含め、粗大ごみや大量のごみを出すのを、近所の人に見られたくないという方にもおすすめの方法です。

一般的な不用品回収業者は年中無休のところが多く、土日や夜間なども利用できることから気軽に利用しやすくなっています。
ただし自治体に比べると回収費用が高めになるため、事前に見積もりを取り、大体の回収費用を把握しておきましょう。

不用品回収業者の費用について

不用品回収業者では、「不用品1点につきいくら」と費用が決まっているのが一般的です。
しかし、実際はそれ以外にも「車両費」や「人件費」などの基本料金が必要になることが多く、それが自治体での処分費用よりも高くなってしまう原因です。

この車両費はトラック1台の費用になりますが、回収品が何点あってもトラックの大きさが同じであれば同料金となる「定額プラン」の場合、複数点まとめて出すのがお得になります。
もしサックス以外にも処分したいものがあれば一緒に依頼してみましょう。

サックスを売却して手放す方法

サックスを処分する方法とは?買取や手順についても解説

サックスをごみとして処分するのではなく、売却してお金に変えたいと思う方は多いでしょう。
とは言え、「自分の楽器でないから価値がわからない」「壊れているので売却できないのでは?」と悩む方も少なくありません。
ここでは、売却できるサックスの特徴や売却方法についてお伝えします。

壊れていても買取可能?

まず、サックスを含め楽器については買取できるかどうかが「買取店に出してみないとわからない」ということが言えます。
というのも楽器の場合、「音が出ない」「部品が紛失している」というような状態でも、楽器の修理修繕を専門とするプロに修理を依頼し、再利用できるということもあるからです。

もちろん、どうしても修理ができないというものは買取不可になる可能性もありますが、まずは査定に出してみるのがおすすめです。

買取査定時にチェックされる項目

サックスの査定時にチェックされる項目は次のとおりです。

  • メーカーとモデル
  • 楽器の状態(傷・汚れ・ラッカーの剥がれ・音の状態など)
  • 製造年とシリアルナンバー
  • ケースや付属品の有無
  • カスタマイズや改造の有無

サックスの査定において重要なのはメーカーやモデルです。
人気メーカーのものは高価買取の対象になり、例え状態が悪くても買い取ってもらえる可能性が高くなるでしょう。

ほかにもヴィンテージサックスや廃盤モデルのもの、改造をしていないオリジナルの状態が保たれたサックスなどは高価買取になりやすいです。

サックスに必要な付属品

サックスを演奏する際や保管の際に必要なものは、次のようなものがあります。

  • マウスピース
  • リード
  • リガチャー
  • チューナー
  • 楽器ケース

これらのものは、サックス本体を購入しただけでは付属していないこともあります。
特に中古で購入した場合、本体以外は「ネックストラップ」や「ケース」のみということも多いでしょう。

サックスの人気メーカー3社をご紹介

楽器店へ行くと安価なものから高価格のものまでさまざまあるサックス。
世界中で多くのメーカーがサックスを製造しており、安いものだと4~5万円でも購入できます。
安いものは練習用、初心者用としては十分ですが、長く使い続けるにはやはり一流メーカーの製品がおすすめです。
ここでは人気の高いメーカー3社をご紹介します。

セルマー(ヘンリー・セルマー・パリ)

フランスの老舗楽器メーカーで、多くの演奏家が愛用していることでも知られています。
さまざまな管楽器を製造しており、サックスは特に有名で「サックスならセルマー」といわれるほど。

しかし高価格化が進み、中古でも50万円前後、新品なら100万以上するものも多く、なかなか手に入れにくいものでもあります。

YAMAHA(ヤマハ)

スポーツ用品ほかさまざまな製品を販売する日本のメーカーで、楽器分野では、ピアノ、ギター、バイオリン、ドラムなど幅広いジャンルの製品を製造・販売しています。

サックスは安定した音質が特徴で、低価格のモデルでも質が良いことで有名。
安価なものなら15万円程度で購入することができ、入門セットとしても購入されています。
学校の吹奏楽やブラスバンドからプロまで、さまざまな場で愛用されているメーカーです。

ヤナギサワ(柳澤管楽器株式会社)

日本のメーカーで、安価なモデルからプロ仕様までさまざま作っています。
サックス専門メーカーとして60年以上サックスを作り続けており、「ヤナギサワ」ブランドとして世界中に名前が知られているほど。
価格帯は安いもので30万円~40万円前後となっています。

売却方法1.楽器専門の買取店へ依頼

サックスの売却は、街のリサイクルショップではなく楽器専門の買取店へ出すのがおすすめです。
楽器専門の買取店では取り扱い品目の幅が広いため、人気メーカーに限らずさまざまなサックスを買い取ってもらえる可能性が高くなります。
査定するスタッフも楽器の知識のあるプロであるため、適正な価格で買い取ってもらえるでしょう。

また、楽器専門の買取店であれば、多少不具合のある楽器でも自社で修繕し、再販できることから故障品、ジャンク品も引き取ってもらえるかもしれません。
状態が悪いサックスであっても、捨てる前に楽器専門の買取店へ査定に出してみてはいかがでしょうか。

とは言え、このような楽器専門の買取店は家の近くにないという人も多いと思います。
また、店舗を構えている買取店が少ないため、査定は「宅配」や「出張」でおこなうことが多いでしょう。
宅配買取の場合は自宅で段ボール箱に詰めて送るだけですし、出張買取の場合はスタッフが自宅まで来て査定をしてくれます。
便利である一方で、どちらの方法もすぐに現金化できなかったり、査定してもらうまでに時間がかかったりといったことも。
査定後、納得できない価格だった場合はキャンセルができるかなども確認しておくと安心です。

売却方法2.フリマサイト・ネットオークションを利用する

フリマサイトやネットオークションを利用するというのも選択肢の一つです。

フリマサイト・ネットオークションに出品する際には、自分で売却価格を決めることができ、時には買取店やリサイクルショップよりも高く売れることもあります。
パーツや楽譜といったものでも需要があれば売れるため、買取を断られたものを出品してみるのもよいでしょう。

とは言え、楽器に関してはこのようなサイトで中古品を買う人があまり多いとは言えません。
サックスを含め楽器は高額なものも多く、「中古品を知らない人から買う」ということにリスクを感じる人もいます。

出品するのであれば、楽器のコンディションやメーカー、モデル、使用状況など、詳細を細かく載せ、後にトラブルにならないよう注意しなければなりません。
また、必ず売れる保証がないことや、梱包・発送を自身でおこなわなければならないことを踏まえて利用しましょう。

売却方法3.リサイクルショップで売却する

街のリサイクルショップでも楽器の取り扱いがあるところもあります。
例えば大手リサイクルショップである「ブックオフ」や「セカンドストリート」では楽器の取り扱いがあり、サックスについても買取可能です。
また、ブランド品や貴金属を扱う「コメ兵」でも楽器の買取をしており、買取の基準や対象品をホームページで公開しています。

リサイクルショップを利用するメリットは「楽器以外のものも一緒に売れる」ということ。
また、「店舗数が多いため利用しやすい」ということも言えるでしょう。
リサイクルショップでも「宅配買取」や「出張買取」をおこなっているところは多いですが、実店舗へ行けばいつでも利用できるほか、その場で現金化できるというメリットもあります。

ただし、楽器専門店と比較すると査定額は安くなりがちです。
さらに「音が出にくい」「錆びや傷がある」といった、コンディションの悪いサックスは買取不可となる可能性が高いため注意しましょう。

売却方法4.不用品回収業者の買取サービスを利用する

不用品回収業者の中には、不用品回収と一緒におこなう「不用品買取サービス」をおこなっていることがあります。
「不用品の処分と売却が同時にできる」「売却できなくても有料で引き取ってもらえる」というメリットがあり、買取品があれば処分費用から引いてもらえるため、支払い額を安く抑えることができます。

ただし、不用品回収業者が買取をおこなう品は「家電」や「家具」が一般的で、楽器の買取をおこなっていないことも。
「サックスの査定もしてほしい」という場合は、事前に確認しておきましょう。

不要になったサックスを高く売るためにできること

サックスを処分する方法とは?買取や手順についても解説

サックスを売却するときは、以下のポイントに注意しましょう。
これを意識することで、査定額が高くなることが期待できます。

  • キレイな状態で査定に出すこと
  • 付属品を揃えて査定に出すこと
  • なるべく早く査定に出すこと
  • 送る場合は破損・汚損に注意をする
  • 複数の買取店へ査定に出す

サックスを含め木管楽器は、手入れをしなければ汚れやすいという特徴を持っています。
特に、ずっとしまったままのサックスを売りに出すというときは状態を確認し、キレイにしてから査定に出すようにしましょう。
サックスのお手入れ方法は専門のクロスなどを使用するため、楽器店のホームページを確認すると安心です。

また、どのジャンルの売却でも言えることですが「付属品を一緒に出す」「なるべく早く売りに出す」「複数の買取店で査定する」は、サックスにおいても同じです。
楽器にも「保証書」や「説明書」が付属していることが多いため、一緒に出すようにしましょう。

ほかにも「宅配買取」を利用する場合は、サックスが配送途中で傷ついたり破損したりしないよう、「ケースに入れて発送する」「緩衝材を使用する」など、梱包に気を付けておこなってください。

サックスを寄付するという手もある

サックスを処分する方法とは?買取や手順についても解説

「手元にあるサックスを役立てたい」「誰かにまた楽器として使ってもらいたい」ということであれば、寄付をするという選択もあります。
この場合、きちんと音が出て正常に使えるサックスに限られますが、新しい持ち主の元に届けることができたら嬉しいですよね。

サックスを含め楽器は高価なものであるため、欲しいけど手に入れづらいという人も多いものです。
特にサックスは中学校・高校の吹奏楽部でも使用されますが、同じものを何度もメンテナンスをしながら使い続けていることがたくさんあります。

このような、学校への寄付や海外への支援活動をおこなう「支援団体」でサックスの寄付を受け付けていますので、気になる方はインターネットで探してみましょう。

当社「REPROZホールディングス」でも寄付活動をおこなっており、発展途上国へ支援を続けています。
ユースマイル」のサイトでサックスを含め、さまざまな寄付品を受け付けていますので、ぜひご利用ください。

サックスについて

サックスを処分する方法とは?買取や手順についても解説

サックスの正式名称は、saxophone(サクソフォーン)と言い、「木管楽器」に分類される楽器です。
発明者である「アドルフ・サックス」にちなんで「サクソフォーン」と名付けられましたが、略称、口語呼びが「Sax=サックス」となっています。

サックスと言うとアルファベットの「J」のような形をした楽器を思い浮かべる人が多いでしょう。
実はこれはサックスの中で最もポピュラーな「アルトサックス」と「テナーサックス」で、「ソプラノサックス」は縦笛のようにまっすぐな形、「バリトンサックス」はねじを含む長く複雑な形になっています。

「サックス」と一口に言ってもさまざまな種類があることを知っておきましょう。

サックスの種類

サックスで一般的なのは次の4種類です。

ソプラノサックスアルトサックステナーサックスバリトンサックス
特徴4種類の中では一番高音。甘く柔らかな音色が特徴生産台数やモデルが最も多く一般的にイメージされるサックスアルトサックスに次いで多く使用されている種類のサックス一番大きく低音を担当するサックス
値段の相場10万円程度から150万円程度2,3万円程度から150万円程度5,6万円程度から200万円弱程度20万円程度から200万円弱程度

よく使用されるのがこの4種類ですが、演奏のしやすさや値段の手頃さなどから多くのサックス講師が初めにすすめるのは「アルトサックス」です。
そのため新品・中古品ともに流通量が多いと言えるでしょう。

これ以外の、レアなサックスも以下にご紹介します。

  • ソプラニッシモサクソフォン
  • ソプラニーノサクソフォン
  • バスサクソフォン
  • コントラバスサクフォン
  • サブコントラバスサクスフォン

これらは上級者向けであったり、高価だったりして一般的に持つ人は少ないでしょう。
特に「コントラバスサクフォン」や「サブコントラバスサクフォン」は貴重で、世界に数本しか存在していません。

サックスの処分方法まとめ

サックスを処分する方法とは?買取や手順についても解説

今回はサックスの処分方法についてお伝えしてきました。
サックスを含め楽器類は高価なものも多いため、不具合やコンディションに不安があっても、査定に出してみるのがおすすめです。
特に人気の3大メーカーであれば、思わぬ金額で買い取ってくれるかもしれません。

サックスの売却方法はいくつか選択肢がありますが、どの方法が最適かは楽器の状態や希望する条件によって異なります。
最も重視するのが「買取金額」なのか、「処分までのスピード」なのか、それとも「サックス以外の不用品もまとめて処分したい」のかなど、ご自身の状況に合わせて選んでくださいね。

当社「出張回収センター」ではサックスをはじめ、さまざまな楽器の処分、買取をおこなっています。
プロの査定士が在籍しており、買取についても力を入れていることから多くのお客様に満足いただいています。
メール見積もりもできますので、まずはお気軽にご相談ください。

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