オフィスや学校で取り入れられることの多い「ホワイトボード」。
キャスター付きの大型のものをはじめ、ご家庭でも手軽に使用できるサイズ感のものまで日頃から多く目にしますよね。
消しカスを出さずに書いた文字をサッと消せる、とても便利なホワイトボードですが、意外と知られていないのはその処分方法です。
ホワイトボードは、その大きさや使用場所によって処分方法が異なるため、どうやって捨てれば良いの?とお困りの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「ホワイトボードの処分方法」について解説するとともに、処分にかかる費用や処分の際の注意点など、役立つ情報をまとめてご紹介していきます!
別ページにてオフィス家具の処分方法についても詳しく解説しておりますので、気になる方はそちらもあわせてご覧ください。
ホワイトボードとは?
処分方法を見ていく前に、まずはホワイトボードについて理解を深めておきましょう。
ホワイトボードとは、黒板と同じ用途で使われることの多い、滑らかなつやのある白い板のことを指します。
黒板と違ってチョークの粉が出ないため清潔に保ちやすく、紙に書くのと同様に見やすいといったメリットを持つ一方で、光を反射しやすいというデメリットもあります。
ホワイトボードの種類
ホワイトボードには、以下のような種類があります。
種類 | 特徴 |
---|---|
脚付きタイプ | ・キャスターが付いていて自由に動かせる ・高さを調整して使用できる ・1200mm以上の大型サイズが多い ・場所を取る |
壁掛けタイプ | ・既存の壁面に設置する ・コンパクトなものが多い ・サイズが豊富で安価 |
壁面タイプ | ・壁自体がホワイトボードになっている ・用途にあわせて種類を選べる ・耐久性や平滑性に優れている |
ノートタイプ | ・コンパクトで持ち運びできるタイプ ・ノートのような使い方が可能 ・かさばらない |
シートタイプ | ・壁や床などの場所に貼り付けるタイプ ・壁に傷がつかないので賃貸にも対応可 ・好みのサイズにカットできる |
ホワイトボードの材質
ホワイトボードに使用されている主な材質は、「スチール」と「ホーロー」の2種類があり、それぞれ以下のような特徴があります。
材質 | 特徴 |
---|---|
スチール | ・亜鉛メッキ銅板に白い塗装を施し、硬化型アクリルで上塗りしたもの ・マグネットを使用できる ・比較的軽い ・安価 ・消し跡が残りやすい ・耐久性が低く、傷がつきやすい |
ホーロー | ・亜鉛メッキ鋼板の表面にガラス質の素材が焼き付けられている ・マグネットを使用できる ・重量がある ・高価なものが多い ・硬度が高く消し跡が残りにくい ・滑らかで書き心地が良い |
ホワイトボードの処分方法は全部で6つ!
ホワイトボードがどんなものか理解したところで、次は具体的な処分方法について見ていきましょう。
ホワイトボードの処分方法は以下の6つ。
- 自治体を利用し処分する
- リサイクルショップや専門店に買い取ってもらう
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
- 人に譲る・地元情報掲示板を利用する
- 施設・団体・企業などに寄付する
- 不用品回収業者へ買取・回収を依頼する
それぞれの方法のメリットやデメリットについてもあわせてお伝えしますので、お持ちのホワイトボードの状態に注目し、処分方法をご検討ください。
1.自治体を利用し処分する
ご家庭で使用したものに限りますが、不要になったホワイトボードは自治体でごみとして捨てることができます。
自治体を利用した場合、サイズによって「粗大ごみ」や「不燃ごみ」として処分するか、または「自治体の処理施設へ持ち込む」の内のいずれかの方法で処分することになるでしょう。
粗大ごみとして処分する場合
規定サイズである、最大辺が30cm〜50cm以上のホワイトボードは「粗大ごみ」として捨てることになります。
粗大ごみの処分は、電話やインターネットでの事前予約制であることが多いです。その場合は、回収日までに必要な金額の手数料納付券を購入しておくのを忘れないようにしましょう。
以下は名古屋市で粗大ごみを出す場合の手順です。
- ネットか電話で回収を依頼する(その際に処分料金が確定)
- 料金分の手数料納付券をスーパー・コンビニ・郵便局などで購入し処分するホワイトボードに貼っておく
- 収集日当日の朝8時までに指定の場所に運び出して完了
名古屋市では予約締切日が収集日の7日前となっていますが、締め切り日は各自治体で異なるためご注意ください。
自治体での回収の場合、手数料は250円〜2,000円程度と比較的安価で処分できるものの、収集頻度は月1回と少ない自治体が多いです。
自治体での回収は指定された収集場所へ運ぶ必要があるため、大型のホワイトボードを処分する際には不向きかもしれません。
なお、細かなルールは自治体によって異なりますので、あらかじめ確認の上で利用するようにしてください。
不燃ごみとして処分する場合
B5サイズの小さなものやノートタイプなど、規定のサイズ以下のコンパクトなホワイトボードであれば「不燃ごみ」として処分できるでしょう。
不燃ごみで処分する場合、粗大ごみと同様に収集は月1回と少ない地域が多いものの、指定のごみ袋を購入すれば、そのほかの費用は無料で予約も必要なく簡単に処分できます。
粗大ごみに該当するホワイトボードを規定サイズ以下にカットし、不燃ごみとして処分することも可能ですが、ホワイトボードは頑丈な金属でできているため、そう簡単には切断できません。
苦労して解体したとしても粗大ごみとして処分しなければならない自治体もありますので、作業を進める前にあらかじめ自治体のルールをご確認ください。
ごみ処理施設に持ち込む場合
急ぎでホワイトボードを処分したい!という場合は、ご自身で自治体のごみ処理センターへ持ち込んで処分する方法もあります。
事業で使用したホワイトボードは「粗大ごみ」「不燃ごみ」では処分できませんが、持ち込みであれば受け入れ可能です。
ごみ処理施設では重さによって処分料金が決まることがほとんどですし、自治体によっては無料としている場合もあるため、通常の粗大ごみ収集に出すよりもさらに安く済む可能性が高いです。
ただし、車への積み下ろしや運搬は自力で行わなくてはいけないため、大型で重量のあるホワイトボードの場合は不向きかもしれません。
また、センターによっては持ち込みに予約が必要な場合や、本人確認が必要な場合、さらに受付時間が決まっていることもあるので事前にきちんと確認しておきましょう。
2.リサイクルショップや専門店に買い取ってもらう
状態の良いホワイトボードをお持ちであれば、売却しお得に処分するのがおすすめです。
ホワイトボードはサイズを問わず人気のある製品なので、買取してもらえる可能性は高いです。
買取には「出張買取」「宅配買取」「店頭買取」の3つの方法が利用可能なので、大きなホワイトボードの売却でも安心して利用できるでしょう。
ホワイトボードはほかのオフィス家具とは異なり”ホワイトボードと言えば○○”といった有名メーカーは存在しないため、
- 傷や汚れがないか
- 各機能が正常に動作するか
- 付属品・保証書・説明書の有無
などが重視されます。
安価な壁掛けタイプは買取不可とする業者が多いですが、キャスター付きで移動しやすいものや、自立できるものは需要が高いです。
ただし、リサイクルショップは数多くのジャンルを幅広く取り扱う便利なお店である一方で、その分専門性に欠けるというデメリットがあります。
本来なら価値のあるホワイトボードでも、相場の半分以下の値段で査定される場合もあるため、査定を受けに行く前に店舗に確認をしておくと安心かもしれません。
できれば高く買い取ってほしい!という場合はオフィス家具専門の買取業者で売却するという選択肢もあります。専門店なら製品ごとの価格の推移やリアルタイムの市場相場を把握しているため、安心してホワイトボードを手放せますよね。
なお、専門店であっても店舗ごとに取り扱いできる製品には違いがありますので、事前に確認を済ませておきましょう。
3.フリマアプリ・ネットオークションに出品する
メルカリやラクマ、ヤフオク!といった大手フリマアプリやネットオークションには、コンパクトな壁掛けタイプのものから、人気の高いキャスター付きのものまで、さまざまなホワイトボードが出品されています。
フリマアプリやネットオークションの大きなメリットは、多少傷があるものや型が古くても性能が優れたものなら売れる点と、自分の好きな価格で売れる点でしょう。
フリマアプリ・ネットオークションに出品する手順
- 事前にホワイトボードの相場を調べた上で、販売価格を決定する
- 購入からどれくらい経過・使用しているのかといった商品説明を明確に書く
- ホワイトボードの商品画像を自分で撮影し、商品ページに掲載する
- 自宅からの運び出しと発送手続き
- 購入者とのやり取り
フリマアプリやネットオークションは手軽にホワイトボードを処分できて便利な手段ではありますが、その反面、下記のようなデメリットもあるため注意が必要です。
- 出品から梱包、発送まですべて自分でするため手間がかかる
- 売れた場合は配送料と手数料がかかる
- 説明していたよりホワイトボードの状態が悪いとクレームになることも
そのほか、出品したからといってすぐに売れるわけではないというデメリットもあります。あまり手間や時間をかけられない…という方は別の方法を検討したほうが良いかもしれません。
4.人に譲る・地元情報掲示板を利用する
買取業者には断わられてしまったホワイトボードでも、目立った傷や汚れのない状態のものであれば、欲しがっている方を探して譲渡するのも良いかもしれません。
友人や親戚など、周囲の方に聞いてみても良いですし、ジモティーのような地域の掲示板であれば、直接引き取りに来られる近隣の人を中心に相手を探せるので、梱包や配送の手間も省け、処分費用もかからず無料でホワイトボードを手放せます。
なお、相手が遠方であった場合は配送料が発生し、大きさと重量のあるホワイトボードの場合は思った以上に費用がかかるかもしれません。
配送料をどちらが負担するかといった金銭面で揉めるケースも少なくないので、あらかじめ話し合い、後々トラブルにならないようご注意ください。
5.施設・団体・企業に寄付する
不要なホワイトボードをボランティア団体や施設、企業などへ寄付するのもおすすめです。
ホワイトボードは施設や企業といった場所で使われていることが多いアイテムのひとつです。
新品を購入するとなると、安価なものでも10,000円~15,000円ほどはしてしまうため、使用上問題のないものであれば大変喜ばれます。
ただし、施設や団体によって募集している物品は異なります。一方的に送りつけても迷惑となってしまう場合もありますので、あらかじめ確認の上で寄付するようご配慮ください。
なお、基本的には送料はこちらで負担する形となりますので、遠方の団体に寄付する場合にはいくらかかるのか確認しておく必要があるでしょう。
弊社でも「ユースマイル」という世界の恵まれない人達に寄付する取り組みをしています。
そのままの状態で寄付するのが難しい場合は、寄付品の売却による売上からワクチン支援団体(認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会)を通じて、ワクチンにて現地にお届けする支援を行っています。
ご興味のある方はぜひ一度ご覧になってみてくださいね。
6.不用品回収業者へ買取・回収を依頼する
ホワイトボードにはさまざまな処分方法があるのはお分かりいただけたかと思いますが、回収までに時間がかかったり、梱包・配送する必要があったりと、時間や手間がかかる方法が多かったですよね。
「手間や時間をかけずにホワイトボードを処分したい!」…そんなときは不用品回収業者の出番です。
不用品回収業者なら以下のようなメリットがあります。
- 家庭用・事業用問わず回収OK
- どんなホワイトボードでも回収可能
- 自宅にいながら手早く処分できる
- 年中無休で対応可能
- ホワイトボード以外の不用品もまとめて回収できる
不用品回収業者の強みは、家庭からだけでなく事業から排出されたものまで回収できる点。
状態を問わずどんなホワイトボードでも引き取ってもらえるのに加えて、分別・搬出・回収といった作業はすべてスタッフにお任せできるので、手間や時間をかけずにホワイトボードの処分を完了できます。
また、業者の多くは年中無休で稼働しており即日回収や夜間作業にも対応可能です。
そのため引っ越し前日・当日に不要なものを処分してしまいたい、仕事が忙しいので夜に回収に来てもらいたい!といったご希望にも臨機応変に対応してもらえます。
そしてもうひとつ大きな魅力は「買取サービス」です。
ホワイトボードの買取・回収だけでなく、そのほかの不用品の中で買取可能なものがあれば買取金額と作業費を相殺し、状況によっては費用がかかるどころか無料で利用できる場合もあるのです。
悪徳業者に要注意!
しかし不用品回収業者のほとんどがこういったメリットがある一方で、中には悪徳業者も紛れている可能性があるため注意が必要です。
気を付けるべき点は以下のとおりです。
- 「無料」を謳い文句にする。
- チラシ投函を積極的にしている。
- トラックで町を巡回している。
こういった業者は、後から高額請求してきたり、不用品回収後に不法投棄したりするケースも。
「無料回収」を謳い文句に、出張費用や運搬費用などを後から請求するという悪どい業者も少なくありません。
ましてや不法投棄の場合は、業者だけでなく依頼主も裁かれてしまうので、決して他人事ではないのです。
- 対応が丁寧
- 訪問見積もりに対応している
- 口コミが高評価
- 見積もり書が明解
- 値段交渉に応じてくれる
など、これらの条件に当てはまっている業者であればまず安心して大丈夫です。信頼できる業者であれば、手間なくお得にホワイトボードを処分できるでしょう。
ホワイトボードの処分でよくある質問
Q.壊れているホワイトボードでも回収することはできますか?
A.はい、弊社は破損や汚れのあるホワイトボードでも回収いたします。
なお、壊れたものの搬出作業はケガの危険性がありますので、弊社スタッフにすべてお任せください。
Q.大量のホワイトボードでも回収することはできますか?
A.はい、もちろん可能です。弊社では1回のご依頼で回収可能なアイテム数に上限がございません。
ホワイトボードとともにご自宅の不用品を一気に処分したいというご依頼も大歓迎です。お気軽にご相談ください。
Q.ホワイトボードの買取は可能ですか?
A.ホワイトボードの状態にもよりますが、キャスター付きや自立式など需要の高い製品は喜んで買取させていただきます。
買取可能な場合は回収費用と相殺しお得に利用していただけますので、まずはお見積もりからお気軽にご相談ください。
ホワイトボードの処分費用はいくら?
全部で6つの処分方法を見てきましたが、それぞれどのくらい費用がかかるのかも比較しておきましょう。
ホワイトボードの処分費用を処分方法別にまとめると以下のようになります。
処分方法 | 費用目安 |
---|---|
自治体を利用し処分する | 無料〜2,000円 ※ 自治体によって異なる |
リサイクルショップに買い取ってもらう | 無料〜 ※ 出張費用がかかる場合がある |
フリマアプリ・ネットオークションに出品する | 販売手数料 + 配送料 ※ 売上金額・配送先によって異なる |
人に譲る・地元情報掲示板を利用する | 無料〜 ※ 遠方の場合は配送料がかかる |
施設・団体・企業などに寄付する | 無料〜 ※ 遠方の場合は配送料がかかる |
不用品回収業者へ買取・回収を依頼する | 3,000円〜 ※ 利用する業者・作業内容によって異なる |
ご自身で解体・搬出すればその分費用は抑えられますが、いくら費用がかかるからと言って無理にホワイトボードの解体作業や搬出作業をするのはおすすめできません。
必ずしも費用が安ければ良いというわけではなく、ご自身の状況にあわせて、安全かつ確実な方法で無理なく手放しましょう。
ホワイトボードを処分する際の注意点
ここまでホワイトボードの処分方法やかかる費用について見てまいりましたが、最後に注意点についても確認しておきましょう。
処分する前に必ず備品シールを剥がす
事業で使用されたホワイトボードの中には、バーコードやQRコードが記載された備品シールで管理されたものも多いのではないでしょうか。
もしも備品シールが貼られているホワイトボードを売却・廃棄する際には、必ず備品シールを剥がしておきましょう。
備品シールは会社で備品を管理するための重要なものであり、きちんと処理をしておかないとどのホワイトボードを捨てたのかが把握できなくなってしまいます。
なお、売却時には見た目も重要になりますので、なにか貼っているものがある場合はすべて剥がしておくようにしましょう。
事業で使用されたホワイトボードは自治体では処分できない
この記事をご覧の方の中には、事業で使用したホワイトボードの処分を検討している方もいらっしゃるでしょう。
事業で使用したものでも、壁掛け式のコンパクトなホワイトボード1点なら粗大ごみや不燃ごみとして処分できるのでは?と思うかもしれません。
しかし、事業で使用したホワイトボードはサイズを問わずどんなものでも「産業廃棄物」として扱われ、一般ごみとして出すことができない自治体がほとんど。
事業で使用して出たごみの処分が正しく行われなかった場合には業者だけでなく依頼主にも罰則が科せられてしまいます。
引き渡し後のトラブルを防ぐためにも、産業廃棄物は必ず資格や許可を得た業者に依頼しましょう。
ホワイトボードを自力で切断するのは難しい
ホワイトボードは銅板や鋼板、スチールといった金属類で構成されています。
そのため、規定サイズ以下に細かく切断できれば「不燃ごみ」として処分することも不可能ではありません。
しかし、これらの金属類を規定サイズ以下の大きさに切り分けるには、切断するための大掛かりな機械や工具などが必要となり、一般のご家庭で行うことはまず難しいでしょう。
また、一度に処分できるごみの量に制限のある自治体も多いため、すべて処分し終わるまでに労力だけでなく時間もかかります。
解体作業にはケガや事故の危険性もありますので、費用を抑えたいからと言ってむやみに分解・解体するのではなく、安全かつ確実な方法で処分することをおすすめいたします。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「ホワイトボードの処分方法」について詳しく解説してまいりました。
ホワイトボードは、そのサイズや使用された場所によって選択できる処分方法が異なります。
記事の中ではごみとしてホワイトボードを処分する方法のほか、状態の良いホワイトボードを売却・譲渡するなど有効活用する方法もご紹介しています。
ホワイトボードは耐久性も高く需要が高い製品です。ただ廃棄してしまうよりも売却しお得に処分しましょう。
「手間なくお得にホワイトボードを処分したい!」という場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。
弊社「出張回収センター」でもホワイトボードを含め、さまざまなジャンルの製品の買取・回収を行っています。
分別・搬出・回収など面倒な作業はすべてスタッフにお任せいただけます。
お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談くださいませ!
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