みなさんは、現像した写真はどのように保存していますか?
最近では、スマートフォンの普及により、実際に紙の写真を現像することは少ないかもしれません。
ですが、みんなで写真を見て思い出したり、アルバムを作って形に残すなど現像した写真ならではの楽しみ方もありますよね。
また、インスタグラムが流行し、投稿する写真を撮影するためカメラがブームになったり、プリント倶楽部といった”プリクラ”など、流行には写真は欠かせない存在です。
写真といえば、中学時代・高校時代の卒業アルバムなどもあります。
私もつい最近、実際に昔の友人と再会し、懐かしい気持ちで卒業アルバムを見ていました。
また、写真について調べてみると、携帯会社の月に1回アルバムを発行できるサービスや、昭和時代の写ルンですが最流行しフィルムカメラの普及がすすむ など写真について話題になることも多くありました。
このように、写真やアルバムは多くの人々の関心を集めるものであることがわかります。
そんな写真ですが、いざ捨てるとなるとその処分方法に困ったことはありませんか?
「人の顔が写っているものは捨てにくい…」という気持ちだったり、「卒業アルバムなどのアルバムは重たく、何ゴミに分別するんだろう?」 「昔撮ったプリクラが引き出しの中に眠っているが、捨てるに捨てられない…」という疑問や悩みを持った方も多くいると思います。
そこで今回は、写真の捨て方について紹介していきます。
日本では、人形や写真など顔のついた物には人の念がこもっていると言われ、捨てるときにはお寺などで供養することも。
また、「人の映った写真を捨てることは風水的に縁起が悪い」という話もよく耳にします。
写真を捨てる際にはお悩みの他にも「大量の写真を捨てたい」、「重たいアルバムを捨てたい」など、状況は様々です。
そんなときには、ご自身の状況やお悩みに合わせて捨て方を選ぶことをおすすめします。
ここでの情報をぜひ参考にしてみてくださいね。
写真を捨てるのは縁起が悪い?
そもそも、写真を捨てることで何か悪い影響があるのもなのでしょうか。
一部で信じられている風水によると、「悪運と決別して新しい幸福を呼び込む方法」のひとつとして過去の写真を処分することが良いとされています。
とくにいい思い出のない写真を持ち続けると、マイナスな運気と決別できないのですぐに処分するべきなんだとか。
このように、写真の処分をすることは決して悪いことではないみたいです。
捨てたい写真がある場合は、思い切って処分してしまうのもおすすめです!
写真はそのまま捨ててもいいの?
人の顔や風景が写っている写真は、処理が必要です。
写真は人の顔が乗っているものも多いと思います。顔や自宅などの風景は個人情報です。捨てる際には、裁断するなどの方法で顔がわからなくした状態で捨てましょう。
「ごみ袋に入れるから大丈夫」と思う方も多いと思いますが、要注意です。
写真が入ったごみ袋をごみ捨て場で漁られて、写真がなくなっていたなんてこともあります。
写真を捨てるときには注意が必要といえます。
写真の捨て方3選!
写真はどのように捨てたらいいの?と疑問に思う方も多いと思います。
ここでは、写真の捨て方を3つ紹介していきます。
自分にあった捨て方を選びましょう!
家庭ごみとして処分する
写真は、基本的には写真は燃えるごみとしての処分が可能です。
資源ごみではないので注意しましょう。
住んでいる地域ごとのルールにあった処分方法を選択する必要があるので、不安な場合は地域の自治体のホームページをチェックしましょう。
また、額縁がついている場合やアルバムの場合は、使用される素材によって分別方法が変わるため、注意が必要です。
神社でお焚き上げをしてもらう
写真には、人が写っていることから「ごみとして捨てるのは気が引ける…」そう考える方もいるかもしれません。
また、大切な人やペットの写真は捨てにくいですよね。
そんなときは、お焚き上げという方法があります。お焚き上げとは、遺品や粗末に扱うことができない物などを神社やお寺で供養してもらった後に焼いて天に還すという儀式です。
一般的にはお寺や神社などにこちらから依頼をして行ってもらいます。相場は写真の大きさや量にもよりますが3000円~ほどです。
手順は以下の通りです。
- 神社に問い合わせて費用などの見積もりを出してもらう。
- 神社の方に写真の送り方を確認する
- 後日「供養報告書」が送られる
供養報告書とは、供養した日や、依頼された写真の供養が終了したことなどが記載されている報告書のことです。
郵送する方法と、直接神社に写真を持ち込み一緒に供養してもらう方法があります。
神社に依頼する際は、どの場所でも行ってくれるとは限りませんので注意が必要です。
このような儀式は義務ではありません。あくまで気持ちの問題なので、不要と感じる場合はしなくても大丈夫です。
自宅でもお焚き上げできる
また、自宅でもお焚き上げをすることは可能です。
手順は
- 写真に思いを込める
- 写真を火で燃やす
という簡単なものです。
自宅でお焚き上げをするときには、火を扱うので近所迷惑にならないよう注意してくださいね。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者とは、文字通り不用品を回収する業者です。
量が多かったり、自宅の家具など持ち運びが大変なものから、衣類、文房具などジャンル問わず回収してもらうことができます。写真も例外ではありません。
写真は個人情報です。個人情報を私たち素人が捨てるのは少し怖いですよね。
ですが、不用品回収業者に依頼すれば、安心感を持って写真を捨てることができます。
また、自宅まで回収に来てくれ、写真の他にも自宅の不要なものも一緒に処分することができます。
料金はかかりますが、写真はどうしても多くの個人情報を与えてしまうため、不安な方は個人情報の廃棄に長けている廃棄業者を利用しましょう。
写真を処分するときの注意点
写真はその一瞬を捉えた貴重なものです。そして、人の顔や環境がわかる個人情報でもあります。
紙という軽い素材のため簡単に捨てがちですが、とても重要なものです。
そんな写真を捨てるときの注意点を紹介していきます。
顔が分からないようにして捨てよう
写真にははっきりと顔が写っていることも多く、住んでいる場所や近所など、多くの個人情報がバレてしまうことも。
実は写真を捨てることは、個人情報を手放すというとても重大なことなのです。
そのため、写真を捨てる際には特に他の人に見られないようにすることが重要です。
写真の顔を分からないように処分する方法は以下の通りです。
- 裁断して処分する
- 保護スタンプを押して処分する
- ガムテープで巻いて処分する
- 漂白剤につけて処分する
裁断して処分する
写真を人の顔を確認できないくらいに細かく裁断しましょう。
細かく小さく切り刻めば、それが写真かどうかも分かりませんよね。
シュレッダーを使う事でより簡単に細かく切ることができます。
もちろん普通のはさみでも十分対応は出来ますが、枚数が多いとかなりの時間がかかってしまうため注意が必要です。
保護スタンプを押して処分する
保護スタンプとは、隠したい部分をインクで消すためのスタンプです。
押すだけで目隠しが出来るためとても楽に個人情報を守る事が出来ます。また、100円均一ショップで購入できるため費用もかかりません。
「顔が写っている所を切るのはどうしてもいい気がしない」そんな方にはぴったりの方法です。
ガムテープで巻いて処分する
枚数が多ければ、一番効率的で時短な方法です。
また、家にガムテープがあれば、費用も一切かけずに処分を行えます。
一定の枚数をまとめ、ガムテープでぐるぐる巻きにして燃やすごみとして捨てましょう。
そのままごみに出しても誰かに見られるという心配もなくなります。
漂白剤につけて処分する
水と漂白剤を混ぜ、そこに写真を漬けるという簡単な方法です。
水と漂白剤を混ぜた液体に浸すとみるみる色が消え、白い紙になっていきます。
漂白剤は種類により分量などが異なりますので、自宅の漂白剤に表記されている正しい量で行うようにしましょう。
顔を消すという点では、この方法が1番確実な方法です。
写真を捨てる前にデジタル化して思い出を残そう
昔の写真やフィルムカメラなど、データに残っていない写真を処分するのは心苦しいですよね。
また、「折角の思い出を捨てたくない!でも増えすぎて困っている…」なんて方も多いのではないでしょうか。
例えば子供の成長記録として撮りためた写真などは、1枚でも捨てたくないですよね。
そんな時は、写真そのものをデータにして保存することができます。
スマートフォンアプリで画像を読み込む
スマートフォンのアプリで写真をデジタル化できます。
写真を読み込むだけでデジタル化に変換可能なものもあり、基本的には無料です。
常に活用するスマートフォン内にデータを残せば、いつでも好きな時に見る事もできますね。
専門業者やカメラ屋でデジタル化
自分で上手くできなかったり、きれいにデータを残しておきたいときは専門業者やカメラ屋に依頼しましょう。
写真を処分しても思い出はずっと残しておくことができます。
専門業者でのデータ化変換はそれなりに費用も掛かりますが、1枚1枚自分で読み込むよりも手間がかからず、専門業者なのできれいにデータに残すことできるという安心感もあります。
カメラ屋の写真のデータ化サービスとして、
カメラのキタムラの「アルバムそのままDVDライト」サービスというものがあります。
このサービスは、アルバムをそのまま店頭に持ち込むだけで写真をデジタル化してくれるものです。
自分で作業する場合、すべての写真を手作業でアルバムから外したり、一枚一枚問題なくスキャンができているか確認したりと面倒な作業が多いもの。この「アルバムそのままDVDライト」を利用すれば、そういった手間は不要で、最短一日で写真のデジタル化が完了します。
また、カメラのキタムラでは写真復元サービスというものもあります。
このサービスは、古い写真の復元だけでなく、明るさ調整や色調調整、不要な部分を切り取るトリミング、不要なものの消去、画像合成などなど、写真のトラブルを修復・補正するというものです。
また、スマホのデータがいっぱいになってしまったという方におすすめなのが
「データ保存サービス」 です。
写真や紙類だけではなく、動画に対応したサービスもあります。
スマートフォンは手軽に動画撮影ができる反面、撮り溜めた動画でスマホの容量がいっぱいになってしまっていませんか?
「スマホ動画保存」サービスを使えば、そういったスマホ内の動画もDVDやブルーレイディスクに保存することができます。
スマホやメモリーカードを店頭に持ち込むことで、最短1日で受取が可能です。
スマホの空き容量確保だけでなく、バックアップとしてもおすすめです。
このように写真に関するサービスはたくさんあることがわかります。
このサービスを利用して、大切な思い出をデータに残し、後悔がないようにしましょう。
写真は納得できる処分方法を選ぼう!
写真を捨てることは悪いことではないどころか、「幸運を呼び込む」という意味合いがあります。そのため、定期的に写真を捨てることはとってもいいことなのです。
ですが、大切な人やペットの写真を勢いで捨ててしまうと、ずっと心残りになってしまうことも。
あまり考えずに納得しないまま写真を捨てて方の
「亡くなった方の写真を勢い余って捨ててしまい、後悔している」
「邪魔だと思ってそのまま燃えるごみに出した卒業アルバムがネット上で拡散されていた…」
という声もあります。
写真の処分方法を3つご紹介してきましたが、どの方法を選んでも問題ありません。
大切なのは、あなたが納得して後悔しない方法を選ぶことです。
ぜひ、自分にあった写真の捨て方を見つけてください。
まとめ
今回は写真の捨て方について紹介しました。いかかでしたでしょうか。ご自身にあった捨て方は見つかりましたか?
写真は、私たちの大切な思い出を形にするという素敵なものです。
また、同時にたくさんの個人情報を含む重要なものでもあります。
そのため、捨てる際には、
- 顔が分からないようにて捨てる
- データとして残しておく
という注意点を意識しましょう。
また、写真を捨てる方法は家庭ごみとして処分する、お焚き上げをする、不用品回収業者に依頼するという3つの方法がありました。
写真を捨てる際にはご自身の状況や、お悩みに合わせて処分しましょう。
また、自分が納得しないまま勢いで写真を捨ててしまうと、思わぬ後悔にも繋がります。
そのようなことは避けたいですよね。
そのために、ぜひここの情報を活用してください。大切な写真を適切に処分しましょう!