コロナ禍も落ち着いてきたので久しぶりに実家に帰省してみたら、
- 床に積み上げられた新聞紙
- 何十年も前に買った雑誌
- 使っていない布団が何組も
- いつ使うのかわからない紙袋の束
- 冷蔵庫には賞味期限の切れた調味料がたくさん
・・・といったふうにそこかしこに物があふれていて、こんなに実家には物が多かったっけ・・・?と驚いてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
物が多い家にはリスクも多いので、まだ自分が元気なうちに実家を片づけてしまおう!と思い立つ方は多いでしょう。
しかし、そう簡単に進まないのが「実家の片付け」です。
たくさんの物を処分する大変さはもちろん、物を捨てるのに抵抗がある親が多いため、なかなか片付けが進まない、と言った現実があるようです。
今回の記事では、なぜ実家は片付かないのか、その原因から、片づけに同意してくれない親の説得のコツ、片づけに業者を利用する際のポイントや注意点まで解説していきます!
親が物を捨ててくれない、実家の片づけをしているけれどうまくいかない・・・、とお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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1.どうして「実家」は片付かないのか?
「生前整理」や「終活」などの言葉が良く聞かれるようになった最近ですが、まだ実家に物が多かったり、物が多いを通り越してゴミ屋敷化してしまった、なんてことも良くあるようです。
実家に物があふれかえったり、ゴミ屋敷になってしまう原因には以下があります。
- 親が元々、物を捨てられない人だった
- 体力がなくなり、片付けやゴミ出しができない
- 認知機能が低下し、物を管理できない
- 孤独感ゆえに物に執着し、捨てられない
戦時中や戦後など、物が足りない時代を生き抜いてきた世代には、もったいなくて物を手放せない、という人も多く、年々増えていくものを捨てられずそのままになっているというケースはよくある話です。
しかし、以前は物を捨てられていた人でも、高齢になるにつれて体力がなくなり、片付けやゴミ捨てが億劫になってしまったり、認知症を患って物の管理ができなくなった、という理由で物が溜まってしまう、というケースも多いのです。
また、配偶者に先立たれ一人暮らしになったり、子どもとあまり会わずに孤独感を強めた結果、物に執着してしまうというパターンもあります。
実家が片付かないことで起こるリスク
物にあふれた家で生活を送り続けると、その家に住んでいる本人には、
- 物に足を取られ、転んだりケガをしてしまう
- ホコリの溜まったコンセントから出火し、火事になる
- 害虫や害獣が大量発生し、健康面に支障が出る
- カビによるアレルギーを発症する
などの大きなリスクがあり、特に高齢になった親は抵抗力も弱まっていることからより深刻な事態になることも考えられます。
本人だけでなく、家族や近所の人にも、
- ケガや病気になった親の世話をする
- 起こった火事が延焼し、周りの家を巻き込む
- 害虫や害獣被害が近所にまで及ぶ
などさまざまなトラブルに繋がってしまう恐れも十分にあります。
また、なにがどこにあるかわからない家を残して親が亡くなった場合、その片付けは全て子どもが行うことに。
そうなると片づけを行う人には精神的にも体力的にもかなりの労力がかかってしまいます。
できることなら、親が元気に生きている間に家を片づけ、大切に残していきたいものや、相続についても話しておきたいところですよね。
2.「実家の片付け」が難しい理由
いざ片づけよう!と決意してもそう簡単には進まないのが「実家の片付け」です。
なぜ「実家の片付け」が難しくなるのか、その理由を見ていきましょう。
遠方で片づけに行けない
実家から離れて暮らしている場合、特に「実家の片付け」は困難になります。
実家に帰るだけでも移動に長い時間と手間、お金がかかってしまうのに加えて、実家の物が多い場合は、片付けには膨大な時間が必要になるからです。
片付けには早くても数日から、長くなると数か月、時間がかかることもあり、仕事をしている場合は有休をとったり、長期休暇を利用しなければなりません。
「休みなのに休めない」という状況に陥り、体力的にも心理的にも負担が大きくなってしまいます。
少し片づけたとしても、その後、離れて暮らしている間にまた物が増えてしまっていて、心が折れてしまう、なんてことも。
近所に住んでいたとしても、仕事や自分の生活で日々忙しく、実家に帰って片付けをしている暇がない、自分の生活で精一杯で、実家の片付けどころではないといった場合もあるでしょう。
物が多すぎて、作業がなかなか進まない
近所に住んでいたとしても、物が多すぎてゴミ屋敷化した実家を片づけるのは大変な労力を伴います。
たとえ実家とはいえ、片づけるのは親の持ち物なので、どれを捨てていいか、どこまで捨ててもいいのかという判断がつきにくく、物を仕分けるだけで1日が終わってしまう、ということも。
さらに、仕分けた物を実家のある自治体のゴミ出しルールに従って分別し、収集日に間に合うようにまとめて、もし親が重たいものを持ち運べない場合はゴミ出しまでサポートする必要があります。
物が多い場合はその作業を延々と繰り返さねばなりません。
先が見えない作業をするのは辛いですよね。
心が折れてしまい片付け途中でリタイア、ということも良く起こるケースです。
親と意見が合わず、片付けに協力してもらえない
実家の片付けが難しいとされている一番の理由は、「親が片付けを嫌がったり、協力的でない」というケースが多いからでしょう。
客観的に見ると、大至急片付けが必要な状態に思えても、実際にそこで暮らしている人にとっては何の問題もないわけですから、勝手に片付けられても困る、というわけです。
この場合、なぜ片付けが必要なのかを、親と子で十分に話し合うことから始める必要があります。
また、片づけに納得してくれても、親にとって大切な物を許可なく捨ててしまったことで喧嘩になってしまうというケースも良くあります。
実家の片づけをする前には、まず家主であり物の持ち主である親の同意を得て、作業する際は慎重に物の選別を行う必要があるでしょう。
3.まずは親の気持ちを大切に
実家の片づけをするにはまず親の同意が必要になります。
自分の判断で勝手に物を捨てたり掃除をすると、
- まだ使っている物を捨てられた
- 貴重品がなくなった
- 置き場所を変えられてどこにあるかわからなくなった
といったことが起こり、親が不満を感じることで、片付けが進まなくなる可能性があります。
親子間のトラブルになると、子が離れていくことで親が孤立してしまい、さらに物をため込んでしまう・・・という負の連鎖になってしまうことも考えられます。
必ず片づけに納得してもらってから作業を開始し、物を捨てる際は必ず確認を取るようにしてください。
親が片づけに納得してくれない場合、以下のような方法があります。
- 片付けをすることで得られるメリットを説明する
- 物をため込むリスクについて説明する
- 売ったり、寄付することを提案してみる
- 明らかなゴミから捨てる
それぞれについて詳しく解説していきます。
片付けをすることで得られるメリットを説明する
物があふれ、ゴミや不用品が溜まっている状況がダメなのではなく、ゴミや不用品を片付ければ、部屋が広くなって暮らしやすくなるのでは?という提案をします。
そのほかにも、
- 要らない物が売れればお金になる
- ホコリやカビが減り、健康面でもメリットがある
- 家族が帰省しやすくなる
など、部屋を片付けるメリットを説明しましょう。
いちいち説明しなければならないのは面倒かもしれませんが、実家も、実家にあふれている物もすべて親の持ち物であるという点を忘れてはいけません。
「片付けるべき!」ではなく、「片付けを手伝おうか?」という姿勢で、話し合いをスタートさせることが重要です。
物をため込むリスクについて説明する
物を捨てるメリットを説明したけれど、あまり反応が良くなく、納得してもらえなかった、という場合は物をため込むリスクについて説明してみましょう。
自分が住んでいる環境や、自分の体の状態について改めて知ることで、片づけに前向きになってくれることもあります。
- 物に足を取られ、転んだりケガをしてしまう
- ホコリの溜まったコンセントから出火し、火事になる
- 害虫や害獣がでて、感染症にかかる
- カビによるアレルギーが発生する
など、物を溜めることで起こる問題を説明してみてください。
この場合も「片付けるべき!」ではなく、「そういった被害にあってしまわないか心配なので、片づけをしてみない?」と声をかけてみましょう。
売ったり、寄付することを提案してみる
物を捨てられない人の中には、捨てるのではなく人にあげたり売ったりするのであれば物を手放せる、という人もいます。
まだ使えるものを捨てるのはもったいない、と思っているだけでその物自体には執着がなく、人が使ってくれるならOKと考える人も多いのです。
その場合は、手放す手段を知らないか、知っていても物が多く手が付けられないため放置しているかのどちらかなので、自分が手伝うので物を売ったり寄付してみないか聞いてみましょう。
実際に物が売れたり、寄付して感謝されるなどの経験があれば、物を手放すハードルはより低くなっていき、少しずつでも片付けが進められるかもしれません。
明らかなゴミから捨てる
部屋や家を片づけよう、と言われると、面倒だし困ってないから、と断られてしまいやすいので、まず明らかに「ゴミ」とわかるものから捨ててみる方法もあります。
ゴミでない不用品は、まだ使えると思ってしまい断られてしまうかもしれませんが、例えば空き缶や新聞紙など、捨てるタイミングがわからず取っておいている物なら捨てやすく、許可が出やすいのです。
ゴミを捨てていくうちに「捨てる」ことへのハードルが下がったり、空いたスペースにゴミを溜めないようになったりと言った変化が出てくるかもしれません。
長く時間がかかってしまう方法ではありますが、とりあえず試してみるのがおすすめです。
4.親を説得できない場合におすすめの方法
親によっては上記の説得の方法を試しても物を捨てることに否定的で、片付けの話を出しただけで怒りだしたり、話を聞いてももらえない、なんてこともあるでしょう。
その場合は、感情的になったり、勝手に物を片づけたりするのではなく、別の方向からアプローチをしてみましょう。
試してみてほしいポイントは4つあります。
- 自分の物から片づける
- 環境の変化を待ってみる
- 家族や親戚を頼る
- 地域包括支援センターに協力を求める
それぞれ詳しくご紹介していきます。
自分の物から片づける
親がどうしても物を捨てたくない、というのなら無理に説得を続けるのではなく、実家に残っている自分の荷物から片づけてみるのもいいかもしれません。
家によっては自分が住んでいた部屋がまだ残っており、勉強机や卒業アルバム、昔作った工作がまだ残っているなんてこともあるのではないでしょうか?
実家に置いてあったものでも、自分の物ならば親に許可を取らずに捨てることができます。
昔の賞状や作った工作などは、親が思い出として大切に保管している場合もあるため、捨てる前には一声かけておくといいでしょう。
捨てていくうちに、親がゴミ出しに協力してくれるようになったり、物を捨ててすっきりした部屋を見た親の考え方が変わることも期待できます。
親が納得してくれないのであれば、まずは自分にできるところから始めてみてください。
環境の変化を待ってみる
どの方法を試してみても、どうしても、絶対に物を捨てたくない!という親もいます。
無理に片づけをしたり、片づけられない相手を否定したりするとトラブルになり、物の問題だけでなく人間関係も複雑になって、もっと話がややこしくなってしまうことも。
そんなときは一度距離を置き、環境の変化があるタイミングで実家の片づけを提案するという方法もあります。
高齢な親の周りに起こる環境の変化には、
- 転倒し、ケガをした
- 体調を崩し、入院することになった
- 訪問介護やデイサービスを利用することになった
- 害虫被害で健康面に支障が出た
などがあります。
もちろん、ケガをしたり体調を崩す前に片づけることができればベストですが、そもそも話を聞いてもらえなかったり片づけに反対された場合はそれも難しいです。
その場合は無理に話を進めるのではなく、一度離れて様子を見てみるのもいいかもしれません。
家族や親戚を頼る
親の片づけをするのは自分の役目、と思って一人で親を説得したり作業を進めずに、難しいなと思った場合は周囲の人に助けを求めるのも一つの手です。
子どもに片づけを促されているという状況が許せないので、説得に応じることができないでいる、という場合もあります。
その場合は家族や親戚から声をかけてもらいましょう。
意外とすんなり話が進んだり、みんなで作業することで、親の孤独感や自分の負担が薄れるということもあるかもしれません。
地域包括支援センターに協力を求める
実家の生活環境が、自分たちでは対応しきれないような状態だったらどうでしょうか?
親が、ゴミ捨てや掃除・洗濯など、身の回りの世話を自分でできなくなってしまっていたら、ぜひ、行政のサポートを利用することをおすすめします。
病気などが原因で片付けられなくなっているのであれば、それは、在宅介護サービスや施設の利用を検討するタイミングかもしれません。
介護サービスを利用しておらず、誰に相談してよいかわからない場合は、地域包括支援センターに相談しましょう。
地域包括支援センターの連絡先や場所は、親が暮らしている自治体のHPなどで検索することができます。
5.業者を利用するという選択肢も
上記にお伝えしてきた方法で親が片づけに前向きになったり、とりあえず片付けすることになったとしても、
- 物が多すぎて、どこから手をつけたらいいかわからない
- 遠方に住んでいて、片付けができない
などの理由で自分たちだけでは実家の片付けが難しい場合もあります。
そんなときは不用品の回収やハウスクリーニングなどのサービスを提供する、民間の業者を利用する方法がおすすめです。
民間の業者を利用するメリットとデメリットをお伝えしていきます。
メリット①ストレスを減らし、時間を有効に使える!
特に遠方に住んでいる場合、大量のゴミや粗大ゴミを捨てに行ったり、汚れの溜まった部屋を掃除する作業はかなり大きな負担です。
自分一人で何とかしようと思うと、休みのたびに何度も足を運ばなければなりません。
少し費用はかかってしまいますが、不用品回収業者にゴミの回収を依頼すれば、粗大ゴミやリサイクルが必要な家電も、すべてまとめて片付けてもらえます。
自分で少しずつ捨てに行くほうが安く済みそうですが、
- 捨てるものの分別を行う
- 地域の自治体に問い合わせて捨て方を調べる
- 粗大ゴミの処分のために面倒な手続きをする
- 自分の車で何度も粗大ゴミを運ぶ
- 貴重な休みをすべて分別やゴミ捨てに費やす
・・・という労力を考えると、希望する日時に回収に来てもらう費用のほうがずっとお得かもしれません。
また、多くの業者が不用品の回収と共にクリーニングサービスも提供しています。
家中をピカピカにしてもらおうと思うとかなり高額な費用がかかってしまうので、台所だけ、お風呂場だけというように、場所を限定してクリーニングをしてもらう方法がおすすめです。
特に手間がかかる水回りの掃除をプロのスタッフに任せることで、家財道具の仕分けや片付けなど、ほかの作業に十分な時間を使うことができます。
メリット②第三者が入ることで、ギスギスしなくなる
多くの不用品回収業者が、実家の片付けに特化したサービスを提供しています。
その中で特におすすめしたいのが、プロのスタッフによる片付けサポートサービス。
荷物の仕分け作業などを、プロのスタッフが手伝ってくれます。
親子で作業をしていると、どうしてもお互い遠慮がなくなり、ギスギスした雰囲気になってしまいがちですが、第三者が間に入ってくれることで、落ち着いて作業をすすめることができます。
また、家族や親戚などの近い人間には見られたくないけど、仕事として来ているスタッフにならお任せできる、というふうに親側の心の負担が軽くなることもあります。
自分が実家に行けないときでも、代わりにスタッフに片付けを手伝ってもらうこともできるので、とても便利な方法です。
メリット③買取サービスで費用がお得になる可能性も
不用品回収業者に依頼するなら、買取サービスを同時に行ってくれる業者を選ぶのがおすすめです。
物が多い実家には、様々な種類の不用品が眠っています。
中には骨董品や使っていないままの家電や家具、まだ着られる着物など、売れるものも多くあるかもしれません。
ひとつひとつをリサイクルショップやフリマアプリなどで売ることも可能ですが、物が多い場合は持ち込んだり出品するだけでも大変な作業になりますし、結局売れなかった場合は持ち帰ってまた後日処分しなければならない、といった手間もかかります。
不用品の回収と共に査定・買取も行ってくれる業者であれば、1度依頼するだけで済むので時短になります。
ゴミだと思っていた不用品に値が付くこともあり、結果的にお得に実家の片付けができる場合もありますよ。
デメリット:業者選びは悪徳業者に注意!
便利な不用品回収業者ですが、中には悪徳業者も存在しているため業者選びは慎重に行ってください!
国民生活センターでは、引っ越しや自宅整理の際に利用した不用品回収業者とのトラブルの相談が2021年度には2,000件を超え、年々増加しているとして注意を呼び掛けています。
不用品回収を行ったり、不用品を買い取る・売るという場合には以下の資格が必要です。
一般廃棄物収集運搬業許可 | 一般家庭から家具や家電、ゴミなどを回収する場合に必要 |
産業廃棄物収集運搬業許可 | 法人からゴミを回収する場合に必要 |
古物商の許可 | 回収した不用品を売ったり、リサイクル品の買い取りをする場合に必要 |
資格を持っている業者なら安心して依頼ができます。
ホームページ上の「会社概要」のページの中に、「許認可」や「取得許可番号」などという項目で書かれていることが多いので、依頼する前にはまずそちらを確認してみてください。
無料・格安などを謳っていないか?
不用品の無料回収や買取を呼び掛けながら町を巡るトラックや、格安で不用品回収を行うと書かれているチラシが、ポストに入れられているのを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?
不用品を回収して処分するには少なからず費用がかかるものです。
そのため、無料、または格安で、と書かれているからにはそれなりの理由があると思ったほうが良いでしょう。
無料・格安というワードだけを見て業者選びをすると、
- 最初は無料と言っていたのに、不用品回収作業後に費用をとられた!
- 実際は売却できるものまで無料で持って行かれてしまった
- 大切にしていたものを勝手に捨てられた
- 回収されたものが違法な手段で売却された
- 回収された不用品が不法投棄された
といったトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。
使っていないものだし、タダで回収してもらえるならどこでもいいと思ってしまいがちですが、回収された不用品が不法投棄された場合は元の持ち主も罪に問われるケースも。
適切な方法・金額で回収を行う業者に依頼するようにしましょう。
複数の業者から見積もりを取ろう
利用する前には、見積もりを複数の業者からとって確認するのも大切です。
1社の見積もりをとっただけではそのプランが適切な金額なのか、相場がどれくらいなのか? というのを判断するのは難しいので、できるだけ複数の業者からの見積もりをとっておきましょう。
電話やメールだけで見積もりをとって、実際現地で作業した後に追加料金を上乗せしてくる業者も存在するため、できれば訪問して見積もりを取ってくれる業者を選ぶのがおすすめです。
見積もりを提示された際は、追加料金が発生しないか、または追加料金が出る場合の条件などを確認しておくと回収当日のトラブルを防止できます。
見積もりに記載される項目には、
- 人件費
- 車両費
- 処分費
- ハウスクリーニング費
- リサイクル費用(家電リサイクルにかかる費用や、代行手数料など)
などがあり、この項目や費用がざっくりとしか書かれていない場合、追加で費用を請求される場合も。
項目を一つ一つ確認して不明瞭な点がないようにしておきましょう。
▼不用品回収業者の選び方についてもっと詳しく!▼
6.まとめ
思い出がたくさんつまった大切な実家で親がいつまでも元気で暮らせるように、不用品を処分して、暮らしやすい環境づくりをしたいですよね。
そのためには、まず、そこで暮らす親や家族としっかり話し合うことからスタートしましょう。
どういう状態が望ましいのかということについて認識を共有しておくことで、実家の片付けはスムーズにすすみます。
しかし、同意を得たからと言ってなんでも捨てていいわけではありません。
物を捨てる際は、捨てていいものかどうか許可を取りつつ、作業を進めていきましょう。
また、遠方で実家になかなか帰れない、近所だけど時間がない、という場合や、物が多すぎて作業が進まない場合は不用品回収業者を利用することをおすすめします。
不用品回収業者はゴミ回収のプロなので、不用品の分別や大きな家具や家電の運び出しまで全てお任せでき、あっという間に億劫な「実家の片付け」を終えられますよ。
業者を利用する上で気を付けるポイントは、悪徳業者に依頼しないようにすることです。
家の前まで来てくれてるから、無料と言っているからといって適当に業者選びをするとトラブルに巻き込まれてしまうことも。
業者を選ぶ際は、
- 不用品買取サービスをしているか
- 不用品回収・買取に必要な資格を持っているか
- 無料・格安を謳っていないか
- きちんと見積もりを出してくれているか
を必ずチェックして、確実に、お得に実家を片づけられるようにしてくださいね。
実家の片付けが進まずお困りの方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください!
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