10年以上前の家電は無料回収してもらえる?処分方法6選と注意点を解説

目次

家電粗大ごみ

スマホやテレビ、照明器具など、わたしたちの生活に欠かせないさまざまな家電。
冷蔵庫や洗濯機といった家電は長持ちするものも多いため、捨てるタイミングがわからず10年以上使っている…なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、10年以上経った家電はいきなり壊れてしまったり電気代が高かったりと、さまざまなリスクがあるため注意が必要です。不調が出ないうちに買い替えておくのをおすすめします。

とはいえ、いざ買い替える際には「古い家電の捨て方がわからない」「ほかにどんな方法があるか知りたい」など、捨て方に迷う方も多いでしょう。できれば費用をかけずに捨てたい、持ち運べない家電があるといった事情でお困りの方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回のコラムでは、10年以上経った古い家電のお得な処分方法と注意点を解説します。
断捨離や買替で古い家電の処分を検討している方はぜひ、参考にしてください!

▼この記事でわかること

  • 古い家電のお得な処分方法
  • 無料回収の手順
  • 処分時の注意点
まずはお気軽にご相談ください!
電話受付時間:9時~19時

10年以上前の家電のお得な処分方法6選!

家具と家電

今回ご紹介する家電のお得な処分方法は以下の6通りです。

  1. 新しい家電の購入時に下取りしてもらう
  2. フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  3. 人に譲る・ジモティーを利用する
  4. 小型家電回収に出す
  5. 自治体でごみとして捨てる
  6. 不用品回収業者に回収を依頼する

それぞれの手順や注意点について、詳しく見ていきましょう!

①新しい家電の購入時に下取りしてもらう

古い家電を処分して新しいものに買い替えるということなら、家電量販店の引取サービス(下取り)を利用する方法があります。
下取りを利用できれば、古い家電を無料で引き取ってもらえます。それ以外にも、新しい製品の購入金額から値引きしてもらえたり、店舗で使えるポイントをもらえたりとよりお得に古い家電を手放せる可能性も。

ただし、下取り対象製品や利用条件はお店ごとに違うため注意が必要です。

  • ノジマ:同等商品を購入すれば同じ数量まで無料で処分(※モバイル会員限定)
  • エディオン:エディオンネットショップでの下取りは不可
  • ヨドバシカメラ:家電製品の下取りキャンペーンを期間限定で実施
  • ビックカメラ:買替無料下取りサービスを実施

新しい家電を購入する際は、下取りについても事前に確認しておくのがおすすめです。

処分のみの引取も可能

家電量販店では、下取りだけでなく不要家電の引取サービスも実施されています。

家電量販店回収費用
エディオン・特定品目は無料
・小型家電は550円
・中型家電 1,100円
・大型家電 4,400円
・特殊家電 2,200円
ノジマ処分のみの対応は不可。同等商品を購入すれば同じ数量まで無料で処分(※モバイル会員限定)
ヨドバシカメラ・3辺合計サイズが100cm・重量が10kg以下:550円
・3辺合計サイズが150cm・重量が20kg以下:1,100円
・3辺合計サイズが240cm・重量が30kg以下:2,200円
・3辺合計サイズが340~360cm・重量が50~70kg以下:4,400円
ビックカメラ・コジマ小型家電まとめて回収一括1,958円(税込)を実施

パソコンやスマホ、ゲーム機といった特定品目は無料で回収してもらえますが、それ以外の家電の引取は有料です。大型家電の場合は数千円の費用がかかるうえ、自分で家電量販店まで持ち込む手間もかかるため注意しましょう。

また、家電をどの分類で回収するかの判断や費用は家電量販店によって異なるため、家電をどこに持ち込むかによって回収費用が変わる可能性も。
持込前には複数の店舗の費用を比較しておくと安心です。

②フリマアプリ・ネットオークションに出品する

古い家電でもまだきれいなもの、正常に動作するものであればフリマアプリ・ネットオークションに出品すれば売れるかもしれません。
新しい製品のように高額買取してもらえるわけではありませんが、要らない家電を処分費用をかけずに手放せて、少額でも現金化できる可能性があるのはうれしいですよね。
壊れている家電がジャンク品として売れることもありますので、どんなものでも捨ててしまう前に一度出品してみるのがおすすめです。

【メルカリではこんなものが売れています】

  • ナショナル 炊飯器10合炊き:2,500円
  • イワタニ モーニングクッカー:17,900円
  • 象印 トースター(2006年製):2,900円
  • パナソニック アイロン:1,600円

古い家電は動作不良が起こりやすいため、譲った後で「破損している」「動かない」などクレームになるおそれがあります。
譲る前にはきちんと動作確認を行い、その旨を商品説明に記載しておきましょう。
また、以下の点にも注意が必要です。

  • 出品作業~梱包・発送まですべて自分でやらなければならない
  • 売れるまでに時間がかかる可能性がある
  • 売れた場合、販売手数料がかかる

③人に譲る・ジモティーを利用する

売れない家電だけど捨てるのはもったいないということであれば、親族や友人に使ってもらえないか聞いてみるのもいいでしょう。
譲り先が見つからないなら、地元の掲示板「ジモティー」に投稿してみるのもおすすめです。

ただしこちらも古い家電の動作不良や汚損により、譲った後でトラブルになる可能性があります。
譲る前には相手に家電の状態についてきちんと説明をしておき、了承を取ったうえでお譲りするようにしてください。
譲った先で気持ちよく使ってもらえるよう、お譲り前のメンテナンスも忘れないようにしておきましょう。

④小型家電回収に出す

小型家電リサイクル法の対象となる一部の家電は、自治体やメーカーなどで無料で回収してもらえます。

ただし、自治体によって対象品目や費用が異なるため、お住まいの自治体に事前の確認が必要です。
例えば愛知県名古屋市では小型家電回収ボックスを設置し、以下のように小型家電を回収しています。

【名古屋市の回収ボックスの概要】

  • 回収ボックスの入り口の大きさ:縦15cm以下かつ横40cm以下かつ奥行25cm
  • 対象品目:携帯電話、スマートフォン、パソコン、ゲーム機、電話機、ハンディ扇風機、電動工具 など
  • 設置場所:総合スーパー、区役所、環境事業所 など

このような回収ボックスは各自治体に設置されており、無料で利用できます。
気軽に小型家電を処分できるので、非常に便利です。

ただし、小型家電が回収ボックスに入らない場合は「認定事業者」に回収を依頼したり、不定期開催のイベント回収に小型家電を持ち込んだりと、別の方法での処分が必要です。
小型家電回収ボックスの投入口サイズについては、あらかじめ確認しておく必要があるでしょう。

また、小型家電回収を利用する際には以下の点にも注意してください。

  • 個人情報が含まれるものは、あらかじめデータを削除しておく
  • バッテリーは取り外しておく
  • 箱や袋から出して、小型家電だけを入れる
  • 電球、蛍光管、電池類は回収不可

⑤自治体でごみとして捨てる

ここまで古い家電を無料で手放す方法をお伝えしてきましたが、家電の種類や状態によっては、売れなかったり引き取ってもらえなかったりするケースももちろんあるでしょう。
その場合は、自治体でごみとして排出してください。

  • サイズが小さい家電:不燃ごみ・金属ごみ
  • サイズが大きな家電:粗大ごみ

不燃ごみや金属ごみの場合、指定のごみ袋を購入する費用はかかるものの、回収自体は無料なので気軽に処分できます。
ただし自治体の粗大ごみ規定サイズを超える家電は、粗大ごみとして手数料を支払って処分しなければならないため注意が必要です。

粗大ごみ規定サイズや家電をどう分別するかについては自治体ごとに対応が異なりますので、まずは自治体のルールを確認しましょう。

  • 愛知県名古屋市:30cm角を超える大きさのごみは粗大ごみ
  • 神奈川県横浜市:一番長い辺が30cm以上の金属製品、それ以外(プラスチック商品、木製品など)で50cm以上のものは、粗大ごみ
  • 福岡県北九州市:粗大ごみとして定められているもの・それ以外のもので市の指定袋(45リットル)に入らない大きさのもの

愛知県名古屋市の粗大ごみの捨て方

愛知県名古屋市では、粗大ごみを事前予約制で回収しています。
予約受付から回収までの手順は以下の通りです。

  1. 受付締切日までに粗大ごみ受付センターに電話かインターネットで申込
  2. 収集日、収集場所、料金を確認する
  3. スーパーやコンビニなど指定の販売店で手数料納付券(シール)を購入
  4. 処分する家電に受付番号や氏名を記入した手数料納付券を貼る
  5. 収集日に指定場所に出す(立ち合いは不要)

名古屋市では炊飯器や扇風機といった小型の家電は250円、電子レンジやファンヒーターといった中型家電は1,000円と、家電の種類・サイズごとに手数料が変わります。

  • 250円:炊飯器、掃除機、プリンター など
  • 500円:ガスこんろ、ストーブ(ファンヒーター除く)、ホットカーペット など
  • 1,000円:オルガン、電子レンジ、ファンヒーター など
  • 1,500円:カラオケ演奏装置、電子ピアノ など

詳しい費用は申し込みの際に教えてもらえますが、サイズが大きいものや重量がある家電だと費用が変わることもあります。費用について不安な場合は、申込時に家電の詳しいサイズや重量を伝えて確認しておきましょう。

⑥不用品回収業者に回収を依頼する

売れなかった家電は自治体のごみ回収で安価に処分できますが、大型の家電の場合は持ち歩くのが難しいですし、ほかにも捨てたいものがある場合いちいち分別するのも面倒ですよね。
そんなときには不用品回収業者の利用が便利です。

  • 状態の良い家電なら買い取ってもらえる
  • さまざまなジャンルの不用品をまとめて回収
  • スタッフに面倒な作業をすべておまかせできる
  • 家電リサイクル法対象品目も回収してもらえる

自治体のごみ回収は自治体が指定した回収日を待たなければならず、捨てるまでにどうしても時間がかかるのがネックでした。
その点、不用品回収業者では即日対応が可能です。電話をしたその日のうちに回収に来てもらえることもあるため、急ぎの場合には非常に便利な手段といえるでしょう。
また、分別や部屋からの運び出しなどすべての作業をスタッフにおまかせできるため、一人暮らしの方にも安心というメリットも。

ただし、便利なぶん費用がかかるのがデメリットです。
よりお得に利用したいなら、以下のようなポイントを押さえておきましょう。

  • 複数の不用品をまとめて回収してもらう
  • 定額プランを利用する
  • 不用品を買い取ってもらう
  • 相見積もりを取って費用を比較する

複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」は、費用の節約になるだけでなく悪徳業者を見分けるのにも有効です。
複数の業者と連絡を取るのは手間ですが、2~3社から見積もりを取っておくのをおすすめします。

まずはお気軽にご相談ください!
電話受付時間:9時~19時

以下の記事では、安心して依頼できるおすすめの不用品回収業者を紹介しています!
業者選びの際はぜひ、参考にしてみてください!

「製造から10年以上経った家電」処分時の注意点

注意マーク

ここからは、製造から10年以上経った家電を処分する際に気を付けたいポイントを紹介します。
処分前には一度、チェックしておいてください。

古い家電はリサイクルショップで買取されにくい

長く使える家電は多くありますが、リサイクルショップでの家電の買取基準は「5年」が目安です。
それ以上年数が経っている家電はいくら見た目が新しくても、動作に問題がなくても買い取ってもらえないため注意しましょう。

例えば、大手リサイクルショップでは買取できる家電の製造年数を以下のように設定しています。

  • セカンドストリート:家電は10年以内に製造されたものが買取対象
  • ハードオフ:基本的に製造後7年以内のものが買取対象(オーディオ製品は年式問わず受付)
  • トレジャーファクトリー:製造年数が7年以内

ちなみに、家電の買取基準である「5年」とは製造年月日から数えて5年です。
購入した年からの年数ではありませんのでご注意ください。

製造年月日は家電本体にシールなどで記載されていることが多いため、簡単に調べることができます。
主な家電の製造年月日の記載場所は以下の通りです。

  • 冷蔵庫・・・冷蔵室の扉を開けた内側
  • 洗濯機・・・正面右上・上ふたを開いた内側・右側面上部・背面上部など
  • テレビ・・・背面の両サイド・背面ステッカー
  • 電子レンジ・・・右側面
  • エアコン・・・室内機下部・室外機
  • 空気清浄機・・・背面下部のステッカー
  • 炊飯器・・・背面・裏面

冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンは自治体で捨てられない

洗濯機は7年~10年、冷蔵庫にいたっては20年以上使えるものもあるなど、大型家電は平均寿命が長いため、頻繁に捨てる機会がないものです。「捨て方を知らない」という方や「普通に粗大ごみとして捨てればいいんじゃないの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、冷蔵庫や洗濯機、テレビ、エアコンといった家電4品目については、家電リサイクル法の対象製品のため自治体のごみ回収で処分できません。
「リサイクル料金」や「収集・運搬料金」を支払い、処分する必要があるため注意しましょう。

家電リサイクル料金
冷蔵庫170L以下:3,740円
171L以上 4,730円
テレビ15インチ以下のテレビ(小):1,870円
16インチ以上のテレビ(大):2,970円
洗濯機
衣類乾燥機
2,530円
エアコン990円

メーカー・容量によっては上記の区分の対象外となり、金額が異なる場合があります。
詳しい金額については「再商品化等料金一覧」で確認しましょう。

家電4品目について詳しい捨て方は以下の記事で解説しています。処分時には参考にしてください。

パソコンはリサイクルして処分する

パソコンも家電4品目と同じく、自治体のごみ回収で捨てられない家電です。
資源有効利用促進法に基づき、正しい手段で処分・リサイクルしなければなりません。

パソコンはメーカーや一般社団法人パソコン3R推進協会に無料回収してもらうのが一般的ですが、それ以外にも、環境省・経済産業省の「認定事業者」に回収を依頼する方法や、自治体の小型家電回収ボックスを利用する方法などいくつか処分方法があります。

  • パソコンメーカーに回収を依頼する
  • 環境省・経済産業省の「認定事業者」に回収を依頼する
  • 自治体の小型家電回収ボックスを利用する
  • 家電量販店で回収してもらう
  • 不用品回収業者に回収を依頼する

製造年数の新しいパソコンであれば、売却も可能です。
パソコンやパソコンモニターの処分方法について詳しくは、以下の記事で解説しています。処分時には参考にしてみてください。

事業で使用した家電は自治体で処分不可

給湯室で使用したコーヒーメーカーやオフィスで使用したプリンターなどを処分する際、自治体のごみ回収の利用を考える方は多いかもしれません。
しかしオフィスや店舗、事務所などで使用した家電は、家庭用・業務用に関わらず「事業系ごみ(産業廃棄物)」として扱われます。
事業系ごみは自治体のごみ回収では排出できませんので、注意しましょう。

産業廃棄物は、都道府県等から産業廃棄物処理業の許可を受けた処理業者に、運搬・処理を委託して処分します。捨て方や業者の選び方など、詳しくは自治体のホームページや環境省のホームページを確認してください。

よくある質問

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Q 家電1点だけでも回収してもらえますか?

A. 当社「出張回収センター」では回収する不用品の数量や種類などに制限を設けておりません。家電が1点のみの場合でも、大量にあったとしても問題なく回収させていただきますので、安心してご依頼ください。

Q 洗濯機やエアコン、テレビなどを取り外してもらえますか?

A. 弊社「出張回収センター」は、家電の回収だけでなく取り外しにも対応しております。取り外し前には作業スペースを確保し、搬入経路をしっかりと養生するなどして破損・汚損がないよう作業いたしますので安心してご依頼ください。

ただし、家電を取り外した後の壁の修繕や開けた穴の補修など、賃貸物件の原状回復については対応をいたしかねます。あらかじめご了承ください。

Q 古い家電ですが、買取は可能ですか?

A.当社は国内だけでなく海外にもリサイクル・販売ルートを保有しておりますので、古い機種でも買取できる可能性がございます。お問い合わせの際に機種名や製造年月などをお伝え下さい。

Q  見積もりだけでもお願いできますか?

A. お見積もりのみでも喜んで対応させていただきます。なお、見積もりは無料となっておりますのでご安心ください。ご依頼方法は電話やメール、LINEなどいくつか手段がございますので、お客様のご都合の良い方法でご連絡いただければ幸いです。

Q 依頼した当日に回収してもらうことは可能ですか?

A. 名古屋市内・近郊であれば、最短30分で訪問可能ですが、ほかのお客様との兼ね合いによっては回収の時間を調整させていただく場合もございます。お急ぎでしたら早めにご連絡いただきますようお願いいたします。

まとめ

コンセント

製造年数が10年以上経った家電は基本的に売却できませんが、フリマアプリ・ネットオークションに出品することでお得に手放せる場合もあります。
なるべく処分費用を節約したいということでしたら、一度出品してみるといいかもしれません。

もしフリマアプリで売れなかったとしても、家電の種類によっては自治体の小型家電回収や家電量販店の引取サービスを利用し、無料で手放せる場合もあります。
まずはお手持ちの家電の状態や種類を確認し、お得に処分できる方法を探してみてはいかがでしょうか。お伝えしたように「家電リサイクル法」対象家電の4品目についてはリサイクル料金がかかるため、処分時には注意してくださいね。

もし「大型家電の処分に困っている」「ほかの不用品も一緒に処分したい」ということでしたら、不用品回収業者の利用がおすすめです。

  • 状態の良い家電なら買い取ってもらえる
  • さまざまなジャンルの不用品をまとめて回収
  • スタッフに面倒な作業をすべておまかせできる
  • 家電リサイクル法対象品目も回収してもらえる

弊社「出張回収センター」でも、大型家電をはじめとした不用品の回収・買取を行っています。
家電4品目も問題なく回収いたしますので、安心してご依頼ください!

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