【圧力鍋 処分】意外と知らない?圧力鍋の捨て方をご紹介

目次

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あっという間に素材をやわらかく煮込むことができる圧力鍋は、「時短」「光熱費の節約」などの点からも、とても注目されているアイテムのひとつ。
圧力鍋は普通の鍋よりも長持ちすると言われていますが、いつかは壊れたり劣化したりするもの。
しかし、いざ圧力鍋を処分しようと思い立っても、普通の鍋と捨て方は違うの?と悩む場合が多いようです。

今回は「圧力鍋」の捨て方について、ご紹介していきたいと思います。

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「圧力鍋」ってどんな鍋?

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圧力鍋とは、密閉して鍋の中に圧力をかけることで、高温調理ができる鍋のことです。
密閉状態で加熱し沸点を高めることで、通常よりも高い温度で調理でき、時短やおいしさアップに繋がります。

わずかな時間だけ火にかけ、あとはほったらかしにしておくだけで、時間のかかる煮込み料理も短い時間で簡単にできてしまう、とても便利なものなのです。

圧力鍋のしくみ

そもそも圧力鍋は、なぜこんなに短時間で素材に火が通るのでしょうか。

それは「圧力が高くなると沸点が高くなる」という現象を利用したため。
通常の気圧で普通の鍋を使用した場合水の沸点は100℃ですが、密閉して加熱することで圧力がかかった鍋=圧力鍋の中だと105〜128℃にまで水の沸点が上がります。すると、その温度の分だけ早く食材に火が通る、というわけです。

電気圧力鍋と圧力鍋の違い

圧力鍋と電気圧力鍋の違いは、鍋内の圧力の調節方法、つまり「火加減の調整が必要か否か」にあります。

圧力鍋の場合、コンロの火力を調節することで圧力を調節します。そのため圧力鍋を使用する場合、鍋の様子を見ながら火加減を調節する必要があります。
一方で電気圧力鍋は、初めにレシピに適した圧力時間や調理メニューを設定するだけで、あとは出来あがりまで放っておいて調理を終えることが可能です。

電気圧力鍋は炊飯器のようにスイッチひとつで何もする必要がないのが魅力ではありますが、圧力鍋は調理に細かい調整がきくため、楽しみながら使用することができるのがメリットと言えるでしょう。
また、値段の面から見ると、全自動である電気圧力鍋は1〜3万円程度なのに対し、圧力鍋は4千円程度の手頃な値段から購入することができます。

圧力鍋を手放すタイミングは?

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圧力鍋はいつ手放すタイミングか、わからないという人も多いのではないでしょうか。

というのも、一般的に圧力鍋はメーカー保証もが10年から30年と長く、「一生もの」というイメージが強いため、圧力鍋の寿命やお手入れについては気にせずに使用されている方も多いようです。
確かに圧力鍋本体の寿命は長いのですが、それは定期的なお手入れと付属品の交換をおこなった場合と言われています。

圧力鍋の寿命

 圧力鍋の寿命は、「ゴムパッキン」の寿命と密接な関係があります。
パッキンはゴム製のため、年月の経過とともに消耗が進み徐々に劣化していくもの。
メーカーや使用頻度や加圧時間などによって変動しますが、おおよそ1年程度で寿命がきます。
これはあくまでも目安なので、例えば玄米を炊くといった「長い加圧時間を必要とする調理」をほぼ毎日のように頻繁におこなった場合、半年程度で寿命を迎える場合もあるでしょう。

 しかし、「ゴムパッキンの寿命=圧力鍋の寿命」というわけではなく、パッキンを交換さえすれば、問題なくまた使用できます。
そして、寿命を過ぎたパッキンを交換せず圧力鍋を使用するのは、圧力鍋本体の寿命を縮めるだけでなく、大事故に繋がる怖れがあるため危険です。
そのためパッキンは、安全に圧力鍋を使い続けるために定期的な交換を心掛けましょう。

こうなったら寿命のサイン

  • 圧力がかかりにくくなった
  • 圧力を上げてもすぐに下がってしまう 
  • 料理の出来が良くない
  • パッキンが変色している
  • パッキンが硬くて弾力性がない
  • 蒸気が漏れる

上記の項目に一つでも当てはまる場合は、パッキンの交換を検討してください。

圧力鍋の処分方法にはどんなものがあるの?

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ここからは圧力鍋の詳しい処分方法について、解説します。
圧力鍋の処分方法としてあげられるのは、以下の8つです。

①不燃ゴミとして処分する

圧力鍋の素材がステンレス・アルミだった場合は、「不燃ゴミ」として捨てるのがもっとも一般的な処分方法です。この場合、自治体の指定する曜日に指定のゴミ袋に入れて捨てるだけでOK。
ただし、自治体によっては「金属ゴミ」として分類されているところもありますので、事前に自治体の分別を確認した上で処分するようにしましょう。

なお、名古屋市の場合は、不燃ゴミとして処分できるだけでなく、「リサイクルステーション」の利用も推奨されているので、詳しくはそちらをご覧ください。

②粗大ゴミとして処分する

一般的に多くの自治体では30㎝角以上や一辺の長さが30㎝、または50㎝以上のものは「粗大ゴミ」となります。
そのため、もともとサイズが大きめに作られている電気圧力鍋や、大容量の圧力鍋の場合は粗大ゴミとして処分することが多くなります。
お持ちの圧力鍋がどの分別区分になるかは、お住まいの自治体へ確認してください。

圧力鍋を粗大ゴミとして処分する場合、一般定には以下のような手順になります。

粗大ゴミの申し込み手順

  1. 粗大ゴミ受付センターに電話で申し込む
  2. 収集日、収集場所、料金を確認する
  3. 指定の販売店(スーパーコンビニなど)で、手数料納付券(シール)を購入
  4. 納付券に名前を記入して、圧力鍋に貼る
  5. 収集日に指定場所に出す(立ち合いは不要)

粗大ゴミで捨てる場合は比較的安く処分できますが、処分するまでに時間がかかることや、ゴミを指定された場所(家の外)まで運ばなければならないというデメリットもあります。
急いで圧力鍋を処分したくても、予約した日にち以外で処分することはできず、夜勤のある人や平日の朝に時間が取れない場合には、不便に感じるかもしれません。

③小型家電回収ボックスを利用する

電気圧力鍋に限りますが、サイズの小さなものは「小型家電リサイクル法」に基づき、小型家電回収ボックスで処分することができます。
「小型家電リサイクル法」とは、小型家電(携帯電話、デジタルカメラなど)含まれる、鉄、アルミ、金、銅、レアメタルなどの、有用金属を回収・リサイクルするための法律です。

小型家電のリサイクル・収集方法は、以下の4つが一般的。
どの回収方法を実施しいているかは、お住まいの自治体へご確認ください。

  • ピックアップ回収:不燃ゴミとして処分された中から小型家電を選別する
  • ボックス回収:公共施設や家電量販店に設置してある回収ボックスに投入
  • イベント回収:定期的に行われるイベントの開催期間中に回収
  • ステーション回収:ゴミ収集場所で資源ゴミと合わせて回収

④家電量販店に引き取ってもらう

家電の販売店では、小型家電リサイクル法に基づき、不要になった家電を回収・リサイクルしてもらえるので利用しましょう。
ただし、こちらも電気圧力鍋に限られます。

店舗別の電気圧力鍋の引き取り費用は以下のとおりです。

店舗名下取り費用(リサイクル料金のみ)
エディオン550円(税込)
ビッグカメラ1,958円(税込)
ケーズ電機550円~1,100円(税込)

※ 2024年7月現在

こちらはすべて店頭に持ち込んだ際の引き取り料金です。
ビックカメラは店頭下取りを実施しておらず、宅配のみで「どれだけ入れても1箱1,958円」としています。
店舗によって引き取り条件や費用が異なるため、利用前に各店舗のルールを確認した上で依頼しましょう。

⑤リサイクルショップに買い取ってもらう

まだ使用できる圧力鍋なら買い取ってもらうのもおすすめです。
家具家電など数多くのジャンルを取り扱うリサイクルショップなら、圧力鍋も買い取ってもらうことができます。
処分に費用がかからないだけではなく、逆にお金を得ることができるのは嬉しいですよね。

リサイクルショップは「店頭買取」だけでなく、「宅配買取」「出張買取」と全ての買取サービスを利用できる店舗が多いので、利用してみてはいかがでしょうか。

ただし、リサイクルショップの中には圧力鍋のような、キッチン用品の取り扱いがないという店舗もあります。
また、リサイクルショップは再販を目的としているためどんなものでも良いというわけではなく、状態の良い圧力鍋でないと買取不可になる場合も。
その場合、引き取ってもらえないことがほとんどなので、確実に処分したい場合には不向きな方法かもしれません。

⑥ネットオークション・フリマアプリなどに出品する

ネットオークションやフリマアプリでは、出品者が設定した価格で販売できるシステムとなっており、買取店よりも高値で売れる可能性があります。
仮に買取店では断られてしまった圧力鍋だとしても、人気メーカーのものや、目立ったキズや破損した部分がないものは、売れるかもしれません。

フリマアプリを利用する手順は以下のとおりです。

  1. 事前に圧力鍋の相場を調べたうえで、販売価格を決定する
  2. 商品説明や商品の写真を載せて出品する
  3. 売れたら梱包・発送手続き
  4. 購入者とのやり取り

ただし売れた際には、サイト運営側に落札金額の5〜10%程度の手数料を支払わなければならない場合があります。
また、配送料は出品者側が負担したほうが売れやすい傾向にありますが、圧力鍋の大きさや発送先によっては送料が高額になる可能性も。
配送の際には自身で梱包材を用意する必要もあるため、事前にいくらかかるかを調べて販売価格を設定しましょう。

さらに、必ず売れるという保証もなく、売れるまでは保管が必要であることや、手間や労力がかかることを知った上で利用するのがおすすめです。

⑦支援団体に寄付する

圧力鍋をただ廃棄処分するのはもったいないという方には、寄付がおすすめです。
「もらったけど一度も使っていない」というような未使用品はもちろん、「使ったけど部品の破損や汚れがないもの」であっても寄付を受け付けていることがあります。
不用品を捨ててしまう前に、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。

ただし、寄付する際は無料ではなく、配送料や寄付金が必要になることも。
寄付先の支援団体や施設によって、圧力鍋を受け入れているかどうかや寄付の条件などが異なるため、必ず寄付前に確認しておきましょう。

当社でも「ユースマイル」にて、発展途上国へ寄付する取り組みをしています。
さまざまな寄付を受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

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⑧不用品回収業者に買取・回収を依頼する

圧力鍋以外にもを処分したいものがあるのであれば、不用品回収業者がおすすめです。
不用品回収業者は不用品の回収・処分をおこなう民間の業者で、大量の不用品や大きなものの処分にも向いています。
自宅までトラックで引き取りに来てもらえるうえ、運び出しや車への積み込みなどをおこなってくれるため、労力がかかりません。

また、買取やハウスクリーニングなどさまざまなサービスを用意している業者が多く、不用品の買取と処分や、不用品処分と部屋の掃除など、複数のサービスを同時に依頼できるのもメリットです。
買取をしてくれる業者なら、査定額を差し引いてお得に処分できるため、自宅の不用品をまとめて処分してはいかがでしょうか。

ほかにも以下のようなメリットがあります。

  • 自分の都合に合わせて自宅まで回収に来てくれる(夜間・土日祝も可)
  • 申し込みが簡単
  • 買取不可な場合は、そのまま処分ができる
  • 自分で運び出す必要がない
  • 一度に大量の不用品処分が可能

・業者選びのポイントはこちらの記事がおすすめです

お得に圧力鍋を処分したいなら「買取」がおすすめ

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まだ使える圧力鍋は、売って処分するのがおすすめです。
どんな圧力鍋なら買い取ってもらえるのか、詳しく見ていきましょう。

どんな圧力鍋が売れる?

①新品や未使用

基本的に新品・未開封のものは高価買取が期待できますが、家電は毎年新しいものが売り出されるため、その都度商品価値が下がっていきます。
そのため使わず何年も経ってしまったアイテムは、新品だとしても買い取ってもらうのは難しくなってしまうでしょう。
使わないものは早めに査定に出すのがおすすめです。

②外箱や付属品が揃っている

買取側は再販を目的としているため、付属品や外箱があることが重要になります。
しかし外箱がない・付属品に欠品がある場合でも買取は可能ですので、その場合は欠品している付属品の内容を査定時に伝えるようにしましょう。

③キズ・汚れが少ないキレイな状態

調理器具やキッチン用品は衛生面を気にする人が多いため、査定時には以下のようなことをチェックされます。

  • 焦げ付き
  • 水垢、サビ汚れ
  • キズやヒビ・欠け

汚れがあれば自分で事前にキレイにしておくと査定評価も良くなります。出来る限り焦げや汚れは取っておきましょう。

④人気メーカーのもの

圧力鍋の場合は、機能性、安全性がより求められることから、信頼できるメーカーのものが人気が高くなっています。

以下に人気メーカーを一部ご紹介します。

ティファールは1956年にフランスで設立された企業で、「こびり付きにくいフライパン」や「すぐに沸くケトル」でよく知られているメーカーです。
ティファールの圧力鍋は、初心者の方でも簡単に調理できるように作られている点が魅力。安心の10年保証や5つの安全設計を採用し、厳しい安全基準をクリアしています。

フィスラーは、1845年にドイツで創立された高級調理器具のブランドで、世界中で展開されています。
フィスラーの圧力鍋は、スプリング式なので音が静かなのが特徴。10年保証が付いているモデルを多く発売しています。蓋が閉まってロックされないと圧力がかからない「カチッと簡単ロック」が搭載されているのも魅力です。

ビタクラフトは、1939年創立のアメリカのステンレス調理器具メーカー。 製品はアメリカで生産され販売されていますが、アジアと欧州市場での人気が高く、売り上げの大部分を占めています。
ビタクラフトの圧力鍋は厳密な品質管理のもとに製造される製品で、こちらも10年間の保証期間付き。正常な使い方で故障した場合には、無料で修理または交換ができるので安心です。

ワンダーシェフは、1951年創業で圧力鍋の製造・販売・輸入などしている日本のメーカーです。家庭用だけでなく、業務用の圧力鍋を取り扱っています。
ワンダーシェフは圧力鍋に特化しているからこそ種類が豊富で、安全性が高いと多くの圧力鍋初心者からも人気。保温性が優れたステンレスを使用しており、火から下ろした後も15分以上内部の温度を100度以上に保つため、ガス代や電気代の節約にもなるのが特徴です。

アイリスオーヤマは、1971年に日本で創立されたメーカーです。
アイリスオーヤマの電気圧力鍋は、ボタン1つで圧力調理・蒸し調理・低温調理など多くの調理に対応しているので、料理が苦手な方や料理の負担を減らしたい方にもおすすめ。
最新モデルでも2万円台で購入できるリーズナブルさや、インテリアになじむスタイリッシュなデザインも人気です。

シロカは、1989年設立のお洒落でやさしい家電を手がけている日本の家電メーカー。
電気圧力鍋は、シンプルで分かりやすい操作性の「おうちシェフ」をラインナップ。たっぷり作れる大容量モデルも存在します。初めて電気圧力鍋を買う方から、本格的な料理を手軽に作りたい方まで幅広い層にオススメです。

パナソニックの電気圧力鍋は、圧力を使った調理だけでなく、無水調理や低温調理などバリエーション豊かな調理方法を可能としています。カレーであれば4~5人分を作れる大容量ながら、サイズ自体はコンパクトであるため、あまりスペースの無いキッチンでも楽々収納することができるのが魅力。

査定に出す前にここをCheck!

査定に出す前に以下の項目をチェックしておくと、スムーズに売却がおこなえます。

✔メーカーやシリーズを確認しておく

圧力鍋は買取査定の際、メーカー・シリーズ、どのくらい使用したのかなどが、査定の際に必要な情報となります。
購入時の外箱・説明書などがあればシリーズの確認をすることができるので、あらかじめ確認しておきましょう。

✔動作することを確認しよう!

こちらは特に電気圧力鍋に当てはまるチェック項目です。
ほかの電化製品と同様に、以下のような確認が必要となります。

  • 電源が入るか
  • メニュー操作には問題がないか

また、普通の圧力鍋でも蓋がきちんと閉まらない、圧力がかかってもピンが正しく動作しないなどの不具合がある場合には買取が難しくなるので注意しましょう。

まとめ

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今回は圧力鍋の処分方法についてご紹介しました。
普通の「圧力鍋」か「電気圧力鍋」かによっても処分方法が異なるため、お持ちの圧力鍋の種類を確認して最適な方法を選択してください。

また、圧力鍋以外にも不用品がたくさんある場合は、「不用品回収業者」がおすすめです。
「調理器具をまとめて処分したい」「引っ越しで出た不用品を一緒に処分したい」などの場面でも、回収から処分まですべてお任せできるため、手間や時間がかかりません。

当社「出張回収センター」は創業20年、高いリサイクル率や豊富な買取実績などで、お得にご利用いただけるプランをご用意。
メールやLINEで無料見積もりもできますので、まずはお気軽にご相談ください。

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