部屋の雰囲気を変えてくれるのはもちろん、収納としての機能性も高いサイドボードにはこだわりがある人も多いのではないでしょうか?
「部屋の印象を変えたいから、今あるサイドボードは処分したい」「壊れてしまったサイドボードを処分したい」というときには、正しい処分方法から確認してみましょう。
まずは正しい処分のために知っておくべきサイドボードの定義、そして処分方法、困ったときのポイントなど解説していきます。
「サイドボードってどうやって処分すればいい?」「できれば今すぐ処分したいけどそんなことできるのかな?」というような、サイドボードにまつわるお困りごとを抱えている方はぜひ最後までご覧ください!
サイドボードとは?
不用品を処分するためにはまず「その製品がどんな名前で、どのように扱われているのか」を確認することが大切です。
まずは、処分方法を見極めるためにサイドボードの基本情報から確認しましょう。
サイドボードの定義
まずは、処分方法を見極めるためにサイドボードの基本情報から確認しましょう。
サイドボードとは、収納家具や飾り棚として使用される、比較的背が低めで細長いシルエットのインテリアのことです。
特に、高さが60cm〜90cmほどに該当するものが総称として「サイドボード」と呼ばれることが多い傾向にあります。
元々は、ダイニングテーブルのそばに置き食器棚として利用されることが多かったために、サイドボードと呼ばれるようになったそうです。
現在では、本来の使い方に限らずさまざまなシーンで使用されています。
- リビングに置いてテレビ台やローソファに馴染む収納として
- 玄関に置いてシューズボックスとして
- ベッドサイドに置いて細々したものの収納として
- キッチンやダイニングに置いて食器棚、調味料棚として
- 書斎に置いて本棚やデスク代わりとして
収納力も高く便利なアイテムだからこそ、壊れたり、使い勝手が悪く感じられたり、部屋の雰囲気に合わなくなったりしたときには、買い替えや処分を検討することになるでしょう。
基本的な処分方法は自治体によって違う
サイドボードを処分するにあたって気になるのは「サイドボードってなにゴミになるの?」ということではないでしょうか?
結論からお伝えすると、サイドボードの正しい処分方法は自治体によって違います。
まずは自治体の公式ホームページなどをチェックして、どんな風に処分すればいいのかチェックしてみてください。
検索しても出てこない、公式ホームページなどを確認しても詳細がわかりにくい場合には、「サイドボード」という名前以外の項目も参考にしてみましょう。
【サイドボードに近い製品の一例】
- 食器棚
- 飾り棚
- キャビネット
自治体によっては「◯cm以上の家具」というような形でまとめられていますので、そちらも参考にしてみてください。
食器棚をはじめとした家具の処分については、こちらの記事もご参考ください!
食器棚を上手に処分するには?売却や引き取りについても詳しく解説!
本棚は捨てるより売却がオトク!高く売るコツや売れなかった本棚の処分方法もご紹介
サイドボードを捨てる場合の主な処分方法
それではさっそく、サイドボードの処分方法について解説していきます。
粗大ゴミとして処分する
粗大ゴミは、通常の不燃ゴミとしてまとめ切らない大きなゴミのことです。
粗大ゴミの定義は「30cm角以上」「50cm角以上」「不燃ゴミの袋に入らないもの」など、自治体ごとに違います。
しかしサイドボードのように大型の家具は、ほとんどの場合不燃ゴミのサイズには収まらず粗大ゴミの扱いになるでしょう。
粗大ゴミを処分するときは、管轄の粗大ゴミ受付センターに連絡し、回収場所や回収日時を確認します。
そして指定の時間までに、指定の集荷場所にサイドボードを置いておくことによって処分できます。
その際には、サイドボードに粗大ゴミシールを貼ることを忘れないようにしましょう。
粗大ゴミシールはコンビニやドラッグストアで数百円ほどで購入できます。
自宅近くの集荷場所に持ち込むだけなので、重いサイドボードでも比較的扱いやすいのが魅力です。
ただし回収日時をこちらで決めることはできませんので「この日までに必ず処分したい」という希望がある場合には、予定が合わない可能性もあるため注意しましょう。
その他には、地域のゴミセンターやリサイクルセンターへ持ち込むという方法もあります。
ゴミセンターやリサイクルセンターでは通常のゴミ回収で回収できないゴミも含め、さまざまなゴミの回収を行っています。
自力でゴミセンターまで持ち込むことができるのなら、好きなタイミングで処分できるので便利な処分方法と言えそうですね。
解体して可燃ゴミとして処分する
サイドボードがそれほど大きなサイズでない場合、解体することで可燃ゴミとして処分できる可能性があります。
そのままの状態ではサイズが大きすぎて粗大ゴミ扱いになる家具でも、可燃ゴミとして出すことができれば処分費用もかかりません。
ノコギリや電動工具などを持っているのであれば、試してみるのも良いでしょう。
ただし、可燃ゴミとして問題なく出せるサイズにするためには非常に小さなサイズにする必要があります。
手間もかかりますし、作業にあたってはケガの恐れもあるため、日頃から木工作業を行っている人や手先に自信のある人以外は避けておいた方がいいかもしれません。
サイドボードを捨てる以外の処分方法
自分の家では使わなくなってしまったけれど、製品としてはまだ使える…という場合には、ただ捨てるのはもったいないように感じるのではないでしょうか?
そんなときには、次のような処分方法も検討してみてください。
リサイクルショップで売る
傷などがなくきれいでまだまだ使えるサイドボードは、リサイクルショップで売ってみるのも良いでしょう。
リサイクルショップで売ることができれば、多少なりとも儲けにつながることが特徴です。
特に、次のような条件に当てはまるサイドボードは売れる可能性が高いでしょう。
- 人気ブランドのアイテム
- 使用年数が浅い
- 傷や汚れがない
- 希少価値が高い
- ブラウンやグレー、ベージュといった定番カラー
少しでも高く売りたいのであればいくつかのリサイクルショップを周り、見積もりをとって比較するのがおすすめです。
金額にこだわらないのなら、比較せずすぐに売ってしまえば、その日のうちにスムーズに手放すこともできますよ。
フリマアプリやネットオークションで売る
「買取希望金額がある」「思い出の品だから納得のいく値段で手放したい」
このような希望があるのなら、フリマアプリやネットオークションを活用するのもおすすめです。
フリマアプリやネットオークションは自分で金額を設定できるため、品が良ければ高値で即売却もできるかもしれません。
また出品時には、必要な情報をきちんとまとめましょう。
- 商品写真を撮影する
- ブランド名やサイズのほか、傷の状態などを記載する
- 希望金額を設定する
- 購入者が現れたら商品を発送する
出品後は買い手が見つかるまで待つ必要があるので、場合によっては処分まで時間がかかるケースもあります。
買い替えのときに引き取ってもらう
家具やインテリアアイテムを取り扱う一部の店舗では、新しいサイドボードを購入する際に現在使っているサイドボードを下取りのような形で引き取ってもらえる場合があります。
次のような店舗を利用する際には、問い合わせてみると良いでしょう。
- ニトリ
- IKEA
- 無印良品
ただし、すべての店舗で実施しているサービスではありません。
利用の際には特定の条件がある場合もあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
人に譲る
身近に趣味の合う人がいれば、譲るというのもおすすめです。
「お金はいらないから、その代わり引き取りに来てほしい」など条件を伝えれば、運搬が難しい場合でもスムーズな引き渡しが叶います。
身近で欲しがっている人がいないのであれば、ネットを通じて「サイドボードをお譲りします」と呼びかけ、より広い視野で探してみるのも良いでしょう。
ただし、遠方の相手になると配送料の負担が発生するため、配送方法を検討したり、配送料を誰が持つのかについて話し合ったりする必要があります。
特にサイドボードは大型家具となり、配送料が高くなる場合がありますので納得のいく形を見つけましょう。
不用品回収業者に回収を依頼する
不用品回収業者とは、いらなくなったものを回収する業者のことです。
その名の通り自宅まで回収に来てくれるので、自分で運んだり、解体したりといった手間がありません。
「一般廃棄物収集運搬業の許可」をはじめとした、必要な資格を保有しているためどのようなアイテムもきちんと回収し、正しい方法で運搬、処分いたします。
リサイクル可能な素材や製品についてはリサイクルを行うなど、必要に応じて地球環境に配慮した対応も行ってもらえるので、自分での分別に自信がない人でも安心です。
さらに「古物商の許可」を取得している不用品回収業者であれば、回収した不用品をただ処分するのではなく、買取してもらえる可能性もあります。
サイドボードも、まだきれいで使えそうな場合や、人気のある形やブランドのもので中古市場での価値が期待できる場合には、買取へ切り替えることができますよ。
不用品回収業者の利用は、次のような人におすすめです。
- サイドボードが大きい、重いので運ぶのが難しい
- 今すぐサイドボードを捨てたい
- 売れそうなら売りたいがきちんと値がつくのか知りたい
- 他にも捨てたいものがある
- 忙しくて不用品の分別や運び出しができない
ただし、不用品回収業者の中には悪徳業者もあります。
悪徳業者に依頼してしまった場合、思わぬ金額を請求されたり、サイドボードの所有者として不法投棄の責任を問われたりとトラブルに巻き込まれてしまう可能性もゼロではありません。
自分の好きなタイミングで、自宅にいながら不用品を処分できる便利な方法だからこそ、業者選びにはきちんとこだわりましょう。
特に、次のようなポイントを意識して業者選びをしてください。
- 「無料回収」など明らかに過剰なサービスがない
- 公式ホームページ上に利用料金が明確に記載されている
- 「なにを回収したらいくらかかるか、どこからオプションになるか」といった詳細が確認できる
- 口コミを確認したとき不安な要素が少ない
悪徳業者の場合、料金形態を隠してあとから請求するなど、契約段階で不明瞭な点があります。
少しでも「どういうことだろう?」と感じる点があれば、契約前にしっかり聞いて、確認を取りましょう。
サイドボードを処分するときの「こんなときどうする?」
サイドボードを処分するにあたっては「どうしよう?」と悩んでしまうこともあるでしょう。
そんなとき、参考にしてほしいポイントをご紹介していきます。
車にサイドボードが乗り切らない場合はどうする?
サイドボードを処分施設やリサイクルショップ、譲る相手のもとへ持っていくためには、一度車などに乗せて運搬しなければいけません。
しかしサイドボードの大きさによっては、車に乗り切らないこともあるでしょう。
無理に乗せるとサイドボードが傷ついてしまったり、ガラスなどの素材が使われているサイドボードなら割れてしまったりとトラブルが起こる可能性が高くなります。
車に乗りそうになければ、無理せず軽トラックをレンタルするなどの形で対処しましょう。
その際にも緩衝材でサイドボードを覆い、傷がつかないように注意してください。
ケガや転倒のトラブルを避けるためには家族や知人に手伝いを頼み、無理にひとりで運ばないようにしてください。
「手伝いを任せる相手がつかまらない」「慣れない軽トラックを運転するのが心配」というときには、自宅まで回収に来てもらうことをおすすめします。
部屋から出せない場合はどうする?
大きなサイドボードを自宅内で組み立てて使っていた場合には、いざ処分しようと考えたときに「サイズが大きく、ドアや廊下を通らないので部屋から出せない」と気づく場合もあります。
そのような場合には、解体できそうなら試してみましょう。
足などの一部のパーツを外すだけでも、部屋から出しやすくなるかもしれません。
また「一人で作業しているので自力で部屋から出せそうにない」というときには、不用品回収業者へ依頼しましょう。
元々、不用品の回収・引き取りに特化した業者であれば、さまざまな現場に対応したノウハウを保有しているため、知識や技術を活かして運びにくいサイドボードも回収、運搬します。
出せないサイドボードについてもスタッフが対応しますので、任せておけば問題ありません。
「ひとりで部屋から出せないから処分できない」と考えずに、まずは相談してみましょう。
まとめ
サイドボードとは元々食器棚として使用されていた、比較的背の低い家具のことです。
処分にあたっては次のような方法があります。
- 粗大ゴミに出す
- 解体して可燃ゴミに出す
- リサイクルショップで売る
- フリマアプリ、ネットオークションで売る
- 買い替えのときに引き取ってもらう
- 人に譲る
- 不用品回収業者に回収を依頼する
どのような処分方法を選ぶときにも、サイドボードのように大きなアイテムは取り扱いに気をつけ、ケガなどのトラブルが起こらないように注意しましょう。
大きなサイドボードを一人で取り扱うのが難しいと感じたら、不用品回収業者へ依頼するのがおすすめです。
出張回収センターでは、サイドボードをはじめ取り扱いの難しい製品や、持ち運びが大変な製品を含めさまざまな不用品の回収をいたします。
「サイドボードの運び出しが自力でできない」「サイドボード以外のものもまとめて処分したい」といったご相談は、ぜひお気軽にお聞かせください!
家具の処分方法についてお困りなら、ぜひこちらの記事もご確認くださいませ。