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開封したお菓子や海苔などがすぐにしけってしまい食べられなくなってしまった…と困ることも多くありますよね。
そんなときに、食品や物を湿気から守ってくれるのがシリカゲルなどの乾燥剤です!
シリカゲルは食品にはもちろん、雑貨やCD、電化製品にまで同封されています。
湿気を吸収する効果があるため、湿気による物の劣化を防いでくれます。
脱酸素剤など、他の乾燥剤と比べて湿気を吸収しても熱を発することもなければ、シリカゲルは直接触っても害がないため、安全に利用することができます。夏にはお中元や、年末にはお歳暮など、ギフトを贈るというときにもシリカゲルが入っているのを見たことがある方も多いはずです。
お中元やお歳暮に送られるものは、発送場所から遠くの地域に運ばれるため環境の変化から湿気が発生しやすく、傷みやすいと言われています。そこでシリカゲルを入れることで、食品の傷みを防ぐことができるのです。
また、販売時の精密機器にもシリカゲルは同封されています。
カメラなど精密機器は湿気に弱く、湿気からレンズがカビてしまったり、故障に繋がる…なんてこともあるためです。
扱いに注意が必要な精密機器の保管にも、湿気を吸収するシリカゲルが一役買ってくれるというわけですね!
このように、私たちの生活においてシリカゲルはとても重要な存在です。
私たちが何気なく口にする食品や普段使うものに同封されているシリカゲルですが、用が済んだり効果が落ちてきたときには、どのように捨てたら良いのでしょうか。
袋に入っていることも多く中身が見えないことから、分別方法などで疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
シリカゲルは捨てずにリサイクルする方法もありますので、環境のことを考えると捨てずにリサイクルしたいところです。
さらに、シリカゲルは家庭で処分する場合と、事業活動で処分する場合には処分方法が変わってくるので注意が必要です。
そこでこの記事では、シリカゲルがどのように捨てるのが適切か、リサイクル方法など解説していこうと思います。
この記事を読んでおけば、乾燥剤の処分に困ることはありませんので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
シリカゲルとは、透明と青色の小さなビーズ状もので水分を含むほとんどの液体や気体を吸収できる代表的な乾燥剤の一つです。純度の高い二酸化ケイ素を用いて作られます。
二酸化ケイ素には毒性がないため、食品の乾燥剤として用いられることが多くなっています。
また、ほとんどの液体・気体を乾燥させることができるという高い機能を持っており、吸湿することによって溶けたり膨らんだりといった変質も起こらないため、食品以外にもさまざまな分野で活用されており、最も汎用的に使用されている乾燥剤です。
シリカゲルは、湿気を吸収する効果があります。
そのため食品以外にも物の劣化を防ぐことができます。
お菓子や海苔から、DVDやCDまた雑貨などにも使用されています。
また、住宅の湿気対策や電化製品などの精密機器に同封されていることも。わたしたちの生活にシリカゲルは必要不可欠な事が分かりますね。
シリカゲル以外にも乾燥剤の種類は大きく分類すると4種類あります。
シリカゲルと同様に、多く使われている乾燥剤です。
低湿度での吸湿力に優れています。
しかし、生石灰は少量の水分を加えると消石灰(水酸化カルシウム)に変化して高熱が発生するため要注意。
生ゴミなど濡れているものと一緒にしてしまうと発熱してしまう可能性があるので取り扱いには気をつけましょう。
湿気を吸収すると液状化する乾燥剤です。
押し入れの吸湿剤のような容器入りか、紙と合わせたシート状で使われることが多いです。
吸湿スピードが速いので、押し入れの吸湿剤の他には、主にクッキーやパイなどサクサクといった食感を開封まで保ちたい個包装のお菓子に使用されることが多いです。
包装内の酸素を吸着して湿気を減らすというしくみ。
還元鉄が主成分となっている粉状のものです。
再利用するのには難しいですが、乾燥剤の中で1番寿命が長いことで有名です。
粘土に水を吸わせるタイプの乾燥剤です。
主成分に粘土質鉱物を用いた安全な乾燥剤です。
高湿度の環境では不向きな乾燥剤ですが、吸水しても発熱しないため、安全性に関しては抜群です。
低湿度環境ではシリカルアルミナゲル系の乾燥剤のほうがシリカゲルよりも効果を発揮することが分かっています。
シリカゲルの捨て方は事業活動と一般家庭で違います。間違った捨て方をしてしまうと廃棄物処理法に違反してしまうことも。
環境などから適切な捨て方を選びましょう。
では、それぞれの区分での処分方法について解説していきます。
一般家庭で乾燥剤を処分する場合、自治体が指定する区分でゴミとして捨てることになります。
一般的には燃えないゴミとして扱われますが、処分する地域の自治体によっては「燃えるごみ」「プラスチックごみ」「燃えないごみ」など、乾燥剤の区分が異なります。
処分する地域の自治体に確認した上で乾燥剤を捨てるようにしましょう。
手順は次の通りです。
このように普段の家庭ごみと変わらない捨て方です。この方法は手間も費用も抑えて処分することができます。
注意すること
乾燥剤を捨てる時は袋から中身を出さずに捨てましょう。
袋を開けて捨ててしまうと、細かい粒をペットや赤ちゃんが誤飲してしまう可能性があります。
思わぬ事故になりかねないので注意が必要です。
回収業者に依頼する方法です。
この方法は料金はかかりますが、自宅まで回収に来てくれるため便利です。
ご家庭内で大量にシリカゲルが余る、ということはあまりないと思いますが、シリカゲルの他にも回収してほしいものがある際にはシリカゲルもまとめてお願いできます。
回収金額は業者によって異なります。無料見積もりなどを利用して比較をし、ご自身の納得できる金額で回収できる業者を見つけましょう。
事業活動で発生したシリカゲルを処分する場合、基本的には産業廃棄物として取り扱う事になります。
乾燥剤は産業廃棄物の中でも「汚泥」に区分されます。
事業活動で発生したシリカゲルを家庭ごみなどで処分した場合、廃棄物処理法に違反することになるため、適切な捨て方を選びましょう。
事業活動で乾燥剤を処分する際は、産業廃棄物の収集運搬や処分の許可を得ている業者に、汚泥としての処理を依頼しましょう。
ただし、場合によっては乾燥剤を一般廃棄物として処分できることがあるため、業者に確認をとるとよいでしょう。料金はかかりますが、業者が回収しに来てくれることから、運ぶ手間を省くことができます。
手順は家庭でシリカゲルを処分するときと同様です。
シリカゲルが吸収した水分を飛ばすことで、乾燥剤として再利用できます。
この方法は、乾燥させる手間はかかりますが、ゴミを減らすことができるため、リサイクル活動に貢献することができます。
手順は次の通りです。
袋からシリカゲルを出し、フライパンでゆっくり温めます。たったこれだけです。
水分を吸ったシリカゲルはピンク色や白色ですが、粒が青色になったら再利用できる合図です。
水分を飛ばしたシリカゲルは熱を冷ましてから袋にいれ、再び乾燥剤として使います。
また、シリカゲルを電子レンジで温める方法もありますが、一気に熱すると破裂する可能性があるため、電子レンジを使う際は十分に注意しましょう。
保存する容器は必ず密閉容器にしましょう。
密閉が不十分だと空気中の水分をずっと吸ってしまうので、いずれ青色になって使用できなくなってしまいます。そのときはもう1度加熱しなくてはいけません。
そのため、しっかり密閉できる容器にしましょう。
そして、使用する時袋は不織布のお茶パックがおすすめです。
入れる時は袋の7分目ほどの量にしておくと、袋に余裕が生まれてシリカゲルの空気に触れる面積が増えるのでより効率よく水分を吸ってくれます。
再利用したシリカゲルは、湿気があると臭いの原因になることがある靴のつま先などに入れておくと防臭効果があります。
また、シリカゲルを電子レンジで温める方法もありますが、一気に熱すると破裂する可能性があるため、電子レンジを使う際は十分に注意しましょう。
シリカゲルは様々なものに再利用することができます。
使用できるかの判断基準はピンク色に変色していないかどうかです。
変色していないと使用することができます。
具体例として以下の使い方があります。
靴箱は風通しが悪い場所です。
また使用した靴を入れるため、汗などで湿気がたまり、臭いやカビの原因になることも…
乾燥剤を靴箱の四隅に置いておくことで湿気を吸収し、臭いやカビ対策になります。
ドライフラワーは湿気があると作ることができません。
ドライフラワーを作る時にシリカゲルを近くにおいておくと空間の湿気を取ってくれるのできれいにドライフラワーを作ることができます。
庭で小さい畑などをやっている方は肥料を撒いてもあまり効果がなかったということはありませんか?それは肥料がいけないのではなく、土に保水力がないからかもしれません。
乾燥剤は保水力があるので肥料が流れてしまうのを防ぐことができます。
塩などの調味料が保存している間にカチカチに固まってしまったということもありますよね。
料理中にいちいちスプーンで叩いて粉々にするのも大変です。
そんな時は乾燥剤を一緒に入れておくと1日程度でサラサラにすることができます。
さっと使えてストレスが減るのでぜひ試してみてください。
生活しているとうっかりスマホを水に落としてしまったなんてことも。
スマホが濡れてしまったときには、すぐに乾燥させないといけませんよね。
そんなときにシリカゲルの中に1〜3日入れておくと乾燥させる事ができます。
諦めて買い換える前に一度試してみると良いかもしれません。
カメラのレンズは精密機械なため湿気に非常に弱いです。
乾燥剤と一緒に保存しておけば故障するリスクが低くなります。
カメラ撮影が趣味の方にはおすすめです。
再利用はシリカゲルのみすることができます。
他の乾燥剤では熱が発生してしまったり、有害物質が発生してしまい危険な場合も。
しっかりとシリカゲルであることを確認してから開封しましょう。
今回はシリカゲルの捨て方について紹介しました!
シリカゲルは家庭からでるか事業活動からでるかで捨て方が変わるということで、注意が必要ですね。
シリカゲルを捨てる際は、お住まいの自治体のゴミ出しルールを守り、正しい捨て方で処分しましょう。
また、シリカゲルに似た乾燥剤のひとつである生石灰にも注意が必要です。
生石灰は少量の水分を加えると消石灰(水酸化カルシウム)に変化し高熱が発生するため、リサイクルをするときや、生ごみと一緒に捨てる場合には注意しましょう。
シリカゲルを再利用することでエコ活動にも貢献することができます。
近年は持続可能な社会づくりのためにSDGsが提唱されています。
テレビやネット広告でも目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
ひとつのシリカゲルをリサイクルするという小さなことでも、ひとりひとりが取り組むことで、持続可能な社会をつくるという大きな効果に繋がります。
また、事業活動で処分したいシリカゲルがあったり、シリカゲル以外にも不用品を処分したい!など捨て方に困っている場合は出張買取センターへご相談ください。LINEやメール、お電話からでも無料見積もりを行っております。
回収内容についてお教えください。詳しくご記入いただくほど、精度の高いお見積もりが可能です!
不明点等はスタッフが丁寧に確認いたしますので、まずは分かる範囲でお気軽にご記入ください。