人気のウインタースポーツであるスキーですが、楽しめる期間が短いため「気づいたらクローゼットの中でウェアが眠ったままになっている」という人もいるかもしれません。
「古くなってしまった」「サイズが合わない」「使う予定がない」というスキーウェアは、処分を検討しましょう。
この記事では、取り扱いの難しいスキーウェアの処分方法について解説していきます。
できるだけお得に処分する方法も解説しますよで「クローゼットにしまいこんだまま、長らく使っていないスキーウェアがある…」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
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使わないスキーウェアってどうやって捨てられる?
いらなくなったものの中でも、特に汚れているもの、使えないものはゴミとして処分しましょう。
スキーウェアは「可燃ゴミ」として処分できる
スキーウェアは「衣類」に分類されることから、大抵の自治体では可燃ゴミとして処分できます。
ただし一部の自治体では、衣類は資源として扱われていますので注意しましょう。
例えば愛知県名古屋市では、スキーウェアは、次のように扱われています。
名古屋市|家庭ごみ・資源の50音別分別早見表より
- 集団資源回収・リサイクルステーションなどへ
- 利用できない場合は可燃ゴミへ
このように自治体によって分別方法、回収手順は異なるため自治体の決まりを確認してみてください。
自宅で眠るスキーウェアは売ることもできる?
スキーウェアを処分するにあたって「せっかくならなるべくお得な形で処分したい」と考える人も多いのではないでしょうか?
スキーウェアは高額な商品も多いため、はじめてスキーに挑戦する人や色んなスキーウェアを試したい人に中古のスキーウェアが人気を集めており「リサイクルショップに売る」という形でも処分できます。
だからと言ってどのような状態のスキーウェアでも必ず売れるというわけではないため、まずは手持ちのスキーウェアが次のような条件に当てはまっているか確認してみましょう。
新品や新品に近いスキーウェア
やはり使い古したスキーウェアに比べ、新品のスキーウェアは高額がつきやすくなります。
また、たとえ新品でなかったとしても、数回使っただけであれば使用感のあるものよりも価値が高くなるため、早めに手放すことが大切です。
- スキーやスノボに行く予定がしばらくない
- 予定が入ったときはレンタルウェアを利用すれば十分と感じている
- スキーやスノボを数回やって自分には合わないと感じている
- 手持ちのスキーウェアではサイズが合わない
このように感じている人は、次のシーズンがはじまる前に査定に出してしまうと高い金額がつきやすくなるでしょう。
人気メーカー、ブランドのスキーウェア
ノーブランドのスキーは買取不可というケースもありますが、中古市場でも需要の高い人気ブランドのスキーウェアは、やや古かったり使用感があったりしても積極的に買取してもらえるかもしれません。
特に次のようなブランドは、高値での買取が叶いやすいでしょう。
スキーウェアの人気ブランド
- MIZUNO(ミズノ)
- phenix(フェニックス)
- DESCENTE(デサント)
- Goldwin(ゴールドウイン)
- THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
- ICEPEAK(アイスピーク)
- ONYONE(オンヨネ)
- SALOMON(サロモン)
もし、手持ちのスキーウェアが上記のようなブランドに該当しているのであれば、思わぬ高額買取も期待できそうですね。
スキーウェアをできるだけ高く買取してもらうコツ
スキーウェアを高値で取り扱ってもらうためには、次のようなポイントにも注意しましょう。
シーズン前に売る
不用品をリサイクルショップなどで売るときには「シーズン前に売る」ということを意識することによって、高額買取を実現しやすくなります。
スキーウェアの場合、冬に需要が高まるため最盛期となる12月~2月よりも少し早い、10月~11月頃にもっとも買取需要が高くなるのです。
買取強化キャンペーンを実施する店舗も出てくるので、少しでも高く売りたいときにはそうした店舗を探してみてください。
反対に、多くの人が十分にスキー・スノボを楽しんだ後のシーズンとなる春には、たとえ同じスキーウェアであっても買取金額が大きく下がってしまいます。
スキーウェアを使った上で売りたいときには、すぐに売却せず秋まで待つのがおすすめです。
査定前に手入れをしておく
スキーウェアを売るとき、クローゼットに眠っていたものを出してきてそのまま売る…というのはおすすめできません。
高く売りたいのであれば、次のようなポイントをチェックしてみましょう。
- シミがついていないか?
- カビが生えていないか?
- 泥汚れなどの汚れがついていないか?
- においがついていないか?
このような点は査定時にもチェックされ、金額を決める上でも重要な要素となりますので気になるところがあれば必ず事前にクリーニングをして、気にならない状態にしておきましょう。
使用後のお手入れを徹底する
査定前にクリーニングへ出すなどのケアをすることももちろん大切ですが、一番効果的なのは使用するたびきちんとお手入れをしておくことです。
一度カビなどが生え、においがついてしまったスキーウェアは、その後クリーニングに出したとしてもこびりついたにおいや違和感が消えなくなっている可能性が高いと言えるでしょう。
スキーウェアは一見きれいに見えていても、やはり屋外で使用するスポーツウェアですから多かれ少なかれ汚れているものです。
雪や土、泥、さらには汗なども染み込んでいるためクローゼットにしまいこむ前にきれいな状態にしておきましょう。
【スキーウェアのお手入れ方法】
スキーウェアのお手入れをするときにんは、まず洗濯表示を確認してください。
洗濯表示には自宅での洗濯ができるか、できないかといったウェアごとに違う大切な情報が記載されているため、お手入れ前に必ず確認する必要があります。
自宅での洗濯ができないという表示があれば無理に試さず、きちんとクリーニング店へ持ち込みましょう。
自宅で洗濯する場合には、できるだけ傷をつけないよう注意することが欠かせません。
洗濯用ネットに入れた上で、洗濯機の手洗いコースを使用するか、洗濯機は使わずに手洗いをするのがおすすめです。
また、生地や塗料によっては色落ちしてしまう可能性もありますので他の衣類と混合しないようにしましょう。
洗剤は、おしゃれ着の洗濯に使われる中性洗剤を使うことでより生地へのダメージを抑えられます。
スキーウェアは厚みがあるため、洗濯後には風通しの良い場所でしっかり乾かすことが大切です。
半乾きの状態でクローゼットなどに入れてしまった場合、カビやにおいの原因になってしまいます。
乾かしたあと、撥水スプレーもかけることによっても良い状態を保ちやすくなるので試してみてくださいね。
乾いたスキーウェアは、型崩れしないように畳んだり圧縮袋に入れたりせず、吊るして保管しましょう。
スキーウェアの手入れは大変にも思えますが、1シーズンごとに必ず行うようにしましょう。
こまめな手入れが、売るときにもきれいな状態を保つきっかけにもなります。
売値がつかないスキーウェアの特徴とは?
手持ちのスキーウェアについて「売れるのか売れないのか、判断できない」ということもあるのではないでしょうか。
そんなときには、次のような「売れない特徴」に該当していないか確認してみてください。
古いスキーウェア
古いスキーウェアの場合、せっかくリサイクルショップへ持ち込んでも買取不可になることが少なくありません。
どんどん新しい製品が発表されているスキーウェアは、最新モデルであれば数年前のものとはまったく違い機能性に優れています。
もちろん流行などもありますので、古いスキーウェアはどうしても値段がつかなくなってしまうのです。
しかしその中でも、人気のあるブランド、レトロなデザイン、ヴィンテージといった要素から人気を集めるスキーウェアもあります。
「古いから」だけで判断せず、一度相場を確認してから売るべきか捨てるべきか判断しましょう。
汚れや傷がついているスキーウェア
スキーウェアは使用する機会が限られているため「買ってから時間経っているけれど、使用回数が少ないからそこまで汚れていないだろう」と考える人も多いのではないでしょうか。
しかし実際は、ただ保管しているだけでも時間が経つごと経年劣化していくものです。
表面は一見きれいに見えていても、見えない部分が劣化しているケースもあります。
ポリウレタン樹脂によってコーティングされているスキーウェアは、劣化すると粉っぽい汚れが落ちてきたり、べたついたりと清潔に使えない状態になってしまいます。
さらに、色褪せのあるスキーウェア、撥水効果が消えているスキーウェアなども買取不可となるため、クローゼットから出したら一度状態点検をしてみましょう。
その他のスキーウェアの処分方法
捨てる、リサイクルショップに売る以外にもスキーウェアを処分する方法はさまざまありますので、こちらも参考にしてください。
フリマアプリやネットオークションに出品する
「売る」というと専門の買取店をイメージすることが多いと思いますが、フリマアプリやネットオークションも活用できます。
売れやすい、売れにくいスキーウェアの条件は基本的にリサイクルショップと変わりませんが、自分で値付けができるのが大きな違いです。
例えばリサイクルショップで売れなかったスキーウェアや、「絶対にこの金額で売りたい」という希望のあるスキーウェアも、理想の金額で出品できます。
もちろん、必ず買い手がつくわけではありませんが、一度出品してみるのも良いでしょう。
一方で、フリマアプリやネットオークションを利用するときには次のような注意点もあります。
- すぐに買い手が見つかるとは限らない
- 金額や基本情報の登録を自分でしなければいけない
- 手数料や発送料がかかる
- 梱包や発送の手間がかかる
「面倒な作業はしたくない」「すぐにスキーウェアを処分したい」というときには、他の方法で処分した方がいいかもしれません。
人に譲る
「売れるかわからないけれど、問題なく使用できるスキーウェアがある」というときには、人に譲るのも一つの手です。
「これからスキーをはじめたいと考えている」など、スキーウェアを欲している人がいるなら譲ることで、相手に喜んでもらえるのはもちろんのこと無駄なゴミを減らすことにもつながり、地球環境保全にも役立ちます。
ただし譲る場合にも、スキーウェアの状態をよく確認することを忘れないでください。
スキーウェアが汚れていたり不衛生だったりすると、のちのちトラブルになりやすいものです。
可能であれば譲る前に一度、状態を見てもらい納得してもらいましょう。
事前に見てもらうのが難しい場合には、譲る前にできるだけきれいな状態にするとともに、気になる傷や汚れがある場合は写真付きで共有して問題がないか聞いてみましょう。
ジモティーで譲る
周囲にスキーをする人がおらずなかなか譲り相手が見つからないときには、ジモティーも活用してみてください。
ジモティーとは、近い地域の人たちをつなぐ無料掲示板です。
いらなくなったものを譲りたい方と、譲ってもらいたい方をつなぐこともできるため、スキーウェアを譲る相手も見つかるでしょう。
近くに住んでいる相手へスキーウェアを譲るのであれば、配送しなくとも直接手渡しでの受け渡しも可能です。
さらに配送料だけでなく、手数料もかかりません。
譲る場合は無償という条件も多いですが、相手が納得していれば価格交渉をしてもかまいません。
ジモティーを利用する際には次のような点に注意しましょう。
- すぐに譲る相手が見つかるわけではない
- どのような条件で譲るかのすり合わせる必要がある
- トラブルがあった場合には自分たちで処理しなければいけない
店舗や業者を挟まず個人間でやりとりをするため、気軽である一方でトラブル時には自ら対応しなければいけません。
不用品回収業者に回収してもらう
「売れるかわからないけれど、売れるなら売りたい」
「自分で運搬するのは大変だから回収に来てほしい」
このようなケースでは、自宅まで不用品を回収しに来てくれる不用品回収業者を利用するのもおすすめです。
そして不用品回収業者の中には、ゴミの回収だけでなく「不用品の買取」もあわせて行う業者もあります。
汚れているものや壊れているものはそのままゴミとして回収して処分し、その中でもきれいなものや中古市場で人気の高いものなど、売れそうなら買取へ切り替えることができるのです。
つまり「売れるスキーウェアかわからないから、判断を任せたい」というときにも気軽に利用できます。
スキーウェアはもちろんのこと、その他の不用品もまとめて処分できるのも不用品回収業者の魅力です。
例えば「スキーウェアと一緒にスキー板やスキーキャリア、スノーボードなどもまとめて処分してしまいたい」ということもあるでしょう。
これらのアイテムは一つひとつが大きいため処分するのも大変です。
サイズの大きい不用品はゴミとして出すとなると、「粗大ゴミ」で処分しなければならず、地域の粗大ゴミセンターへ連絡をしたり、ゴミ処理センターへ運搬したりと手間のかかる作業を行わなければいけません。
不用品回収業者へ依頼すれば、自分で搬出する必要もなく、スタッフに「ここにあるいらないものを持って行ってください」と伝えるだけで処分が完了します。
【不用品回収業者の選び方】
不用品回収業者は数が多いため、中にはいわゆる「悪徳業者」に該当するような業者も存在していることを理解しておきましょう。
悪徳業者にひっかからないためには、次のような業者には依頼しないようにしましょう。
- やたらと「無料」「格安」を売りにしたサービスを展開している
- 必要な資格の「許可証」を確認できない
- 公式ホームページに具体的な料金や内訳が書かれていない
- 見積もりをとっても具体性に欠けている
- トラックで街中を走りながら「不用品回収します」と呼び掛けている
不用品回収を行う上では、次のような資格が必要不可欠です。
一般廃棄物収集運搬業許可 | 一般家庭においてゴミの回収や運び出しを行う許可 |
産業廃棄物収集運搬業許可 | 会社などの法人からゴミの回収や運び出しを行う許可 |
古物商の許可 | 不用品の買取や売却の許可 |
どのような許可においても、許可証がないのにも関わらず行っている場合には注意した方が良いでしょう。
そして必要以上に「無料」や「格安」という言葉を使い煽っている業者の中には、必要な手続きを踏まない無資格の業者の可能性もあります。
無資格の業者へそうと知らず依頼してしまった場合には、業者だけでなく依頼した側も罰せられてしまいます。
「知らなかったために罰せられた」ということにならないよう、許可証を見せてもらうなど依頼前にきちんと確認をしてください。
また、相場に比べて明らかに安すぎる金額や無料サービスを展開している業者の中には、のちのち費用を追加請求することを目的とした業者もあります。
はじめに聞いていた金額とは違う金額を請求されるなど、トラブルに発展する可能性もあるため業者選びは慎重に行いましょう。
依頼前に、資格について正しい知識を身につけておくことによってトラブルを避けやすくなるはずですよ。
▼「古物商許可」について詳しくはこちら▼
まとめ
いらなくなってしまったスキーウェアは、多くの場合「可燃ゴミ」や「資源ゴミ」として処分できます。
自治体の決まりに従って、適切な処分を行いましょう。
「捨てるのはもったいない!」と感じるようなきれいなスキーウェアや、人気ブランドのアイテムであればリサイクルショップやフリマアプリ、ネットオークションなどを通じて処分することもできます。
最後に、今回ご紹介した処分方法についてまとめて解説していきましょう。
処分方法 | 手間 | 時間 | 費用 |
---|---|---|---|
自治体のゴミ回収に出す | × 分別しゴミ回収所まで 持ち運ぶ手間が必須 | △ 収集日まで待つ必要がある | ◎ 無料 |
リサイクルショップに売る | × 店舗まで運ぶ手間が必須 | △ 店舗へ持ち込めばその日のうちに売れるが出張サービスなどは待つことも | ◎ 査定は無料 |
フリマアプリ・ネットオークションに出品 | × 出品にあたって情報の登録や 配送が必須 | △ 買い手が見つかるまで 時間がかかることも | △ 出品は無料だが 送料・手数料が必須 |
人に譲る | × 譲り先を探す手間が必須 | △ 譲り先が見つかるまで 時間がかかることも | ◎ 無料 |
ジモティーを使う | × 譲り先を探す手間が必須 | △ 譲り先が見つかるまで 時間がかかることも | ◎ 無料 |
不用品回収業者に回収してもらう | ◎ 自宅にいるだけで 回収に来てもらえる | ◎ 業者によっては 即日対応もできる | △ 不用品が少ないと 割高になりがち |
それぞれの方法にメリット、デメリットがあるため自分に合った方法を選ぶことがなによりも大切です。
不用品回収業者の中には悪徳業者もいるなど、注意すべきこともあるため最適な方法をしっかり検討しましょう。
「出張回収センター」は、多くのお客様のもとへうかがい不用品回収に従事してきた実績のある不用品回収業者です。
ご自宅に眠っているスキーウェアも、経験豊富なスタッフが回収にうかがい適切な方法で処分いたします。
取り扱いに困っているアイテムや、費用のことなど気になることはお気軽にお声がけください。
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