大型との違いは?小型冷蔵庫の処分方法7選・費用・注意点を解説!

目次

色とりどりの食材が並べられた小型冷蔵庫

コンパクトなサイズ感が使いやすく、寝室やリビングに置く”セカンド冷蔵庫”として人気のある「小型冷蔵庫」。

家庭用冷蔵庫の容量は300L~500Lあるのが一般的ですが、小型冷蔵庫は容量が100L以下か、大きくとも150L程度の小さな冷蔵庫のことを指します。
1ドア・2ドアタイプのものが多く、価格帯は1万円~2万円台とお手頃で、一般的な家庭用冷蔵庫よりサイズは小さいものの機能面は申し分ありませんし、狭いスペースにも置ける優れものです。

そんな小型冷蔵庫ですが、処分するとなると大型の冷蔵庫と違うの?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は「小型冷蔵庫の処分方法」について見ていくとともに、処分費用や処分の際の注意点、そして一般的な大型冷蔵庫との違いまでまとめて紹介していきます。
小型・大型関係なく、冷蔵庫処分に役立つ内容となっておりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

▼この記事でわかること

  • 小型冷蔵庫の処分方法
  • 小型冷蔵庫を処分する際の注意点
  • 小型冷蔵庫の処分にかかる費用
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小型冷蔵庫の処分方法は7通り

お酒がいくつか並べてある小型冷蔵庫

小型冷蔵庫の処分方法として挙げられるのは、以下の7つです。

  1. 家電量販店に引き取ってもらう
  2. 指定引取場所へ持ち込む
  3. 引っ越し業者に引き取ってもらう
  4. リサイクルショップや専門店に買い取ってもらう
  5. フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  6. 人に譲る・ジモティーを利用する
  7. 不用品回収業者へ依頼する

それぞれの方法のメリットやデメリットについても併せてお伝えしますので、お持ちの小型冷蔵庫の状態に注目し、処分方法を検討しましょう。

①家電量販店に引き取ってもらう

いらない小型冷蔵庫は購入元である家電量販店に引き取ってもらえます。
家電リサイクル法では、販売した小型冷蔵庫の引取義務を販売店に定めているため、小型冷蔵庫を購入した店舗であれば必ず引き取ってくれるでしょう。

費用合計はお手持ちの小型冷蔵庫のメーカーや利用する店舗によって異なりますが、大まかな費用は以下のとおりです。

店舗名リサイクル料金(税込)収集・運搬料金(税込)
ビックカメラ170L以下:3,740円~5,599円
171L以上:4,730円~6,149円
2,200円
ヤマダデンキ170L以下:3,740円~5,599円
171L以上:4,730円~6,149円
2,500円
ヨドバシカメラ170L以下:3,740円~
171L以上:4,730円~
550円

リサイクル料金や収集運搬料は必要となりますが、買い替え時だけでなく、ただ単に小型冷蔵庫を処分したいという場合にも利用できるため助かりますよね。

ただし、購入した店舗以外を利用する場合は引取不可になってしまったり、収集・運搬料金が通常よりも高くなってしまったりする場合もあります。
さらにご自宅まで回収に来てもらう場合は別途費用がかかることもありますので、利用の際には確認が必要です。

②指定引取場所へ持ち込む

事前に郵便局にある家電リサイクル券に必要事項を記入し、郵便局の窓口でリサイクル料金を支払うことで全国にある「指定引取場所」へ直接小型冷蔵庫を持ち込むことも可能です。
引っ越し先での処分、購入した店舗がわからないなどの場合にとても便利ですし、運搬費用がかからないぶん、安く処分できる点が大きなメリットです。

ただし、

  • 事前に郵便局でリサイクル料金を支払わなければならない
  • リサイクル料金の支払いには振込手数料がかかる
  • ご自身で小型冷蔵庫を指定引取場所まで運ぶ必要がある

点にはご注意ください。

また施設によって利用できる日時が異なる場合がありますので、必ず各取引場所の営業日を確認してから持ち込みましょう。

③引っ越し業者に引き取ってもらう

引っ越しのタイミングで小型冷蔵庫を処分する場合は、引っ越し業者の不用品引取サービスを利用するという方法もあります。

引っ越し作業と同時に利用でき、搬出から処分まですべてお任せできるので時間がない場合には大変便利です。

ただし、通常の引っ越しプランには不用品回収が含まれていないため、オプション扱いになる場合がほとんどでしょう。
業者によってはそもそも不用品回収に対応していない場合や、家電リサイクル法対象の家電は別途料金がかかるなどの条件があり、対応もまったく異なります。

業者のほとんどがホームページで料金を明記しておらず割高になりやすい傾向にあるため、引取を希望する場合にはあらかじめ対応可能かどうか、費用はいくらになるのかなど事前に確認しておく必要があるでしょう。

④リサイクルショップや専門店に買い取ってもらう

まだ使用して間もない小型冷蔵庫をお持ちであれば、売却しお得に処分することも可能です。

買い取ってもらえればもちろん処分費用は無料ですし、「出張買取」「宅配買取」を利用すれば自宅にいながら手軽に小型冷蔵庫を処分できます。

小型冷蔵庫はコンパクトで使い勝手がいいため人気のアイテムです。汚れや臭いがなく、きれいな状態のものや、発売から5年以内で年式が新しいものなら問題なく買い取ってもらえるでしょう。

  • アイリスオーヤマ
  • Panasonic(パナソニック)
  • HITACHI(日立)
  • TWINBIRD(ツインバード)
  • MITSUBISHI(三菱電機)

といった人気メーカーの製品なら高価買取も期待できるので、一度査定を受けてみるのがおすすめです。

ただし、リサイクルショップは数多くのジャンルを幅広く取り扱う便利なお店である一方で、その分専門性に欠けるというデメリットがあります。
本来なら価値のある小型冷蔵庫でも相場より安い価格で査定されるケースもあるため、家電専門の買取業者で、小型冷蔵庫の買取実績がある業者を何件か比較するのがおすすめです。
査定を受けに行く前にホームページを確認しておくと安心かもしれません。

⑤フリマアプリ・ネットオークションに出品する

メルカリラクマYahoo!オークションといった大手フリマアプリやネットオークションには、一人暮らしなら十分な2ドアタイプのものから、卓上に置ける小さなタイプのものまでさまざまな小型冷蔵庫が出品されています。

たとえ買取業者では断られてしまったとしても、フリマアプリやネットオークションであれば売却できる可能性も十分にあります。
リサイクル料金を支払って処分するしかないと思っていた小型冷蔵庫でも、想像よりもずっと高く売れたケースもありますので、どんな状態のものでも一度出品してみてもいいかもしれません。

フリマアプリ・ネットオークションに出品する手順は以下を参考にしてください。

  1. 事前に小型冷蔵庫の相場を調べた上で、販売価格を決定する
  2. 購入からどれくらい経過・使用しているのか、商品説明をわかりやすく書く
  3. 小型冷蔵庫の商品画像を自分で撮影し、商品ページに掲載する
  4. 自宅からの運び出しと発送手続き

段ボールに難なく入るサイズであったとしても、小型冷蔵庫は10kg〜30kg程度の重さがあるため、その分配送料は高くついてしまいます。
販売額を設定する際は送料や手数料をあらかじめ計算しておき、損にならないよう価格設定しましょう。

フリマアプリやネットオークションは気軽にいらない小型冷蔵庫を処分できて便利ではありますが、その反面、下記のようなデメリットもあるため注意が必要です。

  • 出品から梱包、発送まですべて自分で行うため手間がかかる
  • 売れた場合は発送料・手数料がかかる

そのほか、出品したからといって必ず売れるわけではないというデメリットもあります。手間や時間をかけられないという方は別の手段を検討したほうがいいかもしれません。

⑥人に譲る・ジモティーを利用する

わざわざ売るほどではないけれど、動作に問題なく目立った汚れや傷のない小型冷蔵庫なら、欲しがっている方を探して譲渡するのもいいでしょう。

友人や知人など、周囲に聞いてみてもいいですし、ジモティーのような地域の掲示板であれば、直接引取に来られる近隣の人を中心に相手を探せるので、梱包や配送の手間も省け、処分費用もかからず無料で小型冷蔵庫を手放せます。

ただし、無償とは言え人に手渡すものである以上はどれだけ使用したものなのか提示し、マナーとしてきれいに手入れしておく必要はあります。
外見はきれいでも、内部に汚れや臭いがある状態では印象が悪いので、事前に細部まで確認しておきましょう。

なお、相手が遠方であった場合は配送料が必要となります。
小型冷蔵庫を配送するには少なくとも1,500円〜4,000円程度の費用が必要になり、配送料をどちらが負担するかといった金銭面で揉めるケースも少なくありません。
必ず引き渡し前に現物を目で見て確認してもらい、それでも譲ってほしいと言われた場合にのみ引き渡すようにしましょう。

⑦不用品回収業者へ依頼する

小型冷蔵庫にはさまざまな処分方法がありましたが、ご自身で運びださなければならなかったり、梱包の必要があったりと、手間や時間のかかる方法が多かったですよね。

「近くに利用できる店舗がない」「なるべく手間と費用を抑えて小型冷蔵庫を処分したい!」といった場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。

不用品回収業者なら、

  • どんな小型冷蔵庫でも回収できる
  • 必要な場合は水抜き作業も可能
  • 小型冷蔵庫以外のものも引取OK

どんな小型冷蔵庫でも引き取ってくれるのに加え、水抜き・搬出といった作業はすべてスタッフにお任せできるので、手間や時間をかけずに小型冷蔵庫の処分を完了できます。

また、業者の多くは年中無休で稼働しており即日回収や夜間作業にも対応可能。
そのため引っ越し前日・当日に不要なものを処分してしまいたい、仕事が忙しいので夜に回収に来てほしいといったご希望にも臨機応変に対応してもらえます。

そしてもうひとつ大きな魅力は「買取サービス」です。
専門的な知識を持ったスタッフが在籍している不用品回収業者であれば、小型冷蔵庫も価値を分かった上でしっかりと査定してもらえますし、買取可能な場合は費用がかかるどころか無料で利用できるケースもあります。

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しかし不用品回収業者のほとんどがこういったメリットがある一方で、中には悪徳業者も紛れている可能性があるため、業者選びには注意が必要です。

「無料」を謳い文句にする、チラシ投函を積極的にしている、トラックで町を巡回しているといった業者は、悪徳業者である可能性が非常に高いでしょう。
後から高額請求してきたり、不用品回収後に不法投棄したりする被害も実際に多く報告されています。

  • 対応が丁寧
  • 訪問見積もりに対応している
  • 口コミが高評価
  • 見積もり書が明解
  • 値段交渉に応じてくれる

など、これらの条件に当てはまっている業者を3社ほど比較し、納得いった業者へ依頼しましょう。

悪徳業者の特徴や見分け方についてや、安心して依頼できるおすすめの不用品回収業者については以下のページにて紹介しております。業者選びの際はぜひ参考にしてみてくださいね。

小型冷蔵庫を処分する際の注意点

注意

ここまで小型冷蔵庫の処分方法について見てまいりましたが、ここで注意点についても確認しておきましょう。

冷蔵庫は大型・小型のどちらも「家電リサイクル法」の対象品目

大型・小型問わず、冷蔵庫は「家電リサイクル法」の対象品目となっています。

  • エアコン
  • テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)
  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • 洗濯機・衣類乾燥機

これら4品目については、自治体での粗大ごみ回収の対象外であり、処分する際にリサイクル料金を支払う必要があります。

なお、業務で使用された場合でも、家庭用小型冷蔵庫の場合は家電リサイクル法の対象です。
業務用冷蔵庫の処分方法は家庭用のものとは大きく異なりますので、該当する場合はそちらをご確認ください。

リサイクル券の「排出者控」は保管しておく

小型冷蔵庫に限らず家電リサイクル法対象の家電すべてに言えることなのですが、引取後にもらえるリサイクル券の「排出者控」は、処分の後も大切に保管してください。

必ず保管しなければならない義務はありませんが、正しくリサイクル手順が行われたという証明になるため、きちんと保管しておくと安心です。

なお、一般財団法人 家電製品協会のホームページで排出者控に記載された番号を検索すると、ご自身が排出した小型冷蔵庫が家電メーカーへ無事引き渡されたかを確認できますので、ぜひご活用ください。

処分の前には「水抜き」しておく

売る場合でも廃棄する場合でも、冷蔵庫を処分する際には事前に「水抜き」する必要があります。

冷蔵庫の使用時は冷却によってできた霜が溶け水になり、冷蔵庫の熱によって蒸発するというサイクルを繰り返しているので水抜きの必要はないのですが、電源を落とした冷蔵庫には熱がないため水を蒸発させられません。
この溜まった水の漏れを防ぐために「水抜き」は必要となるのです。

水抜きの大まかな手順は以下のとおりです。

  1. 冷蔵庫の中を空にし、掃除しておく(このとき、製氷機内の水・氷も捨てておく)
  2. 前日に電源プラグを抜く
  3. 必要に応じて霜取りをする
  4. 棚や扉をガムテープで固定する
  5. 冷蔵庫を古毛布や緩衝材などで巻く

もしも水抜きをしていない場合、運搬中の揺れにより水が漏れ、冷蔵庫本体が故障してしまうばかりかほかの家財品やお部屋を汚してしまう可能性も。

中には水抜き不要な業者もありますが、業者によっては水抜きしたものでないと引取不可としている場合もありますので、あらかじめ確認した上で利用するようにしましょう。

小型冷蔵庫の処分費用はいくら?

費用

処分方法や注意点の次は、どれだけ費用がかかるのか確認していきましょう。

小型冷蔵庫は「家電リサイクル法」の対象とお伝えしましたが、対象品目の処分にかかる金額は、リサイクル料金と収集・運搬料金(業者により異なる)の合計です。
冷蔵庫のリサイクル料金は、メーカーや冷蔵庫の容量(サイズ)によって異なります。

以下は、容量別に見た冷蔵庫のリサイクル料金です。

容量リサイクル料金(税込)
170L以下3,740円
171L以上4,730円

小型冷蔵庫の容量は大きくても150L以下である場合がほとんどですので、リサイクル料金は「3,740円」ということになりますね。

以上を踏まえ、今回紹介した処分方法別に処分費用をまとめると以下のようになります。

処分方法費用目安
家電量販店に引き取ってもらう4,290円〜8,099円
※利用する店舗によって異なる
指定引取場所に持ち込む3,740円〜
※ 振り込み手数料が別途必要
引っ越し業者に引き取ってもらう
※具体的に明記されておらず割高になりやすい
リサイクルショップや専門店に買い取ってもらう無料〜
※出張費用がかかる場合がある
フリマアプリ・ネットオークションに出品する販売手数料+配送料
※ 売上金額・配送先によって異なる
人に譲る・ジモティーを利用する無料〜
※遠方の場合は配送料がかかる
不用品回収業者へ依頼する単品回収:3,000円〜
積み放題プラン:22,000円〜
※利用する業者・作業内容によって異なる

ご自身で持ち込みが可能なら費用を抑えることが可能です。
しかし、小型とは言え重さは10kg~30kg程度ありますので、中には運搬が難しい方もいらっしゃるかもしれません。

費用を抑えようと無理に運ぶのではなく、自宅まで引取が可能な業者や、宅配にて処分できる業者を利用するのがおすすめです。

大型冷蔵庫ともなると100kgを超える重量があるため、搬出・運搬作業にかなりの労力が必要となります。
もしも大型冷蔵庫の処分もお考えなら、別ページの一般的な冷蔵庫の処分方法も併せてご確認ください。

小型冷蔵庫の処分で出やすい不用品

小型冷蔵庫を開ける様子

小型冷蔵庫を処分する際に、ほかのキッチン家電の処分をお考えの方もいらっしゃるでしょう。

似た製品である冷凍庫の処分をはじめ、以下の記事にてさまざまなキッチン家電の処分について解説しています。処分の際はぜひ参考にしてください。

小型冷蔵庫の処分でよくある質問

Q&A

Q.小型冷蔵庫単品でも回収に来てもらえますか?

A.もちろん小型冷蔵庫単品でも回収に伺います。
ただし、単品のみの回収は廃棄するよりも費用が高くついてしまう可能性がございます。
ほかに処分したい不用品があれば、まとめてのご依頼をおすすめいたします。

Q.壊れた小型冷蔵庫でも回収してもらえますか?

A.はい、もちろん大丈夫です。
状態に関わらずどんな小型冷蔵庫でも回収いたしますので、安心してご依頼ください。

Q.回収前に小型冷蔵庫の掃除や水抜きをする必要はありますか?

A.いいえ、そのままの状態で構いません。
掃除および水抜き作業は弊社のスタッフがすべて行いますので、汚れたままの小型冷蔵庫でも遠慮なくお申し付けください。

Q.小型冷蔵庫の買取は可能ですか?

A.弊社には買取専門事業部があり、さまざまな品目を買取しております。
製造から5年以内かつ状態がいいもので、問題なく使用できる小型冷蔵庫であれば買取できる可能性もございます。買取可能な場合は回収費用と相殺しお得にご利用いただけますので、まずはお見積もりからお気軽にご相談ください。

まとめ

小型冷蔵庫からリンゴを取り出す男性

今回は小型冷蔵庫の処分方法ついて詳しく解説してまいりました。

小型冷蔵庫は通常の冷蔵庫同様に「家電リサイクル法」の対象品目です。
そのため、自治体を利用し粗大ごみとして処分できず、処分にはリサイクル料金と収集・運搬費用が必要となり、その費用は決して安いものではありません。

記事の中ではごみとして小型冷蔵庫を処分する方法のほか、まだ使える場合は売ったり譲ったりして有効活用する方法も紹介しています。
処分前に一度目を通していただき、ご自身の希望に合わせた処分方法を選べるようにしてみてくださいね。

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