正しいテレビの処分方法6選|処分の際の注意点・処分費用はいくら?

目次

リビングに置かれたテレビ

映像と音声を離れた場所に送り再現するAV機器「テレビ」。
次から次へと新製品が発売されるため、定期的に最新のものに買い替える方も少なくありません。

しかし、いざ処分しようと思っても、どう捨てたら良いのかわからずお困りの方も多いのではないでしょうか?

テレビは自治体を利用し処分できません。
「家電リサイクル法」に基づきリサイクル料金を支払い、適切に処分しなければならない電化製品です。

今回は「テレビの処分方法」について詳しく解説していきながら、処分の際の注意点や気になる処分費用まで、まとめて紹介していきます。

▼この記事でわかること

  • テレビの正しい処分方法
  • テレビを処分する際の注意点
  • テレビの処分にかかる費用目安
まずはお気軽にご相談ください!
電話受付時間:9時~19時

テレビの処分方法は6通り!

テレビとリモコンをかざす男性の手

テレビの処分方法は以下の6つです。

  1. 家電量販店に引き取ってもらう
  2. 指定引取場所へ持ち込む
  3. 自治体指定の回収業者へ依頼する
  4. リサイクルショップで売却する
  5. フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  6. 不用品回収業者へ買取・回収を依頼する

それぞれメリット・デメリットをあわせてご紹介しますので、お持ちのテレビの大きさ・状態に注目し処分方法をご検討ください。

1.家電量販店に引き取ってもらう

不要なテレビはリサイクル料金や収集運搬料を支払い、家電量販店で引き取ってもらうことが可能です。
買い替え時だけでなく、ただ単にテレビを処分したいという場合にも利用できる便利な方法です。

家電リサイクル法では販売したテレビの引取義務を販売店に定めています。
テレビを購入した店舗であれば必ず引き取ってもらえますので、以前購入した店舗がわかる場合はそちらに問い合わせ引き取ってもらうのが確実でしょう。

しかし、購入した店舗以外を利用する場合は引取不可になってしまったり、収集・運搬料金が通常よりも高くなってしまったりするケースも。
さらに自宅まで回収に来てもらう場合は別途費用がかかることもありますので、必ず確認した上での利用をおすすめします。

2.指定引取場所へ持ち込む

全国にある「指定引取場所」へ直接テレビを持ち込むことも可能です。
直接持ち込むことで運搬費用がかからない分、安く処分できる点が大きなメリットと言えます。

ただし、

  • 事前に郵便局に行き、リサイクル料金を支払う必要がある
  • リサイクル料金の支払いは振込手数料がかかる
  • 自分でテレビを指定引取場所まで運搬しなければならない

点にはご注意ください。

また引取場所によって利用できる日時が異なる場合がありますので、必ず各引取場所の営業日を確認した後に搬入しましょう。

3.自治体指定の許可業者へ依頼する

ご自身で引取場所への搬入が難しい場合には、自治体が指定する許可業者に引取場所までの運搬を依頼することも可能です。

以下は、許可業者について記載のあった自治体の一例です。

自治体申込先申込手段
愛知県名古屋市名古屋市一般廃棄物事業協同組合
一般廃棄物収集運搬業許可業者
電話
東京都目黒区家電リサイクル受付センター電話・ネット
大阪府大阪市大阪市一般廃棄物収集運搬業許可を有した業者電話・FAX

主な手順は以下のとおりです。

  1. 自治体が指定する業者へ電話またはネットで依頼する
  2. お近くの郵便局で家電リサイクル券を購入する
  3. 回収時に業者へ収集・運搬料金を支払う

なお、自治体によって申込先や手順が異なり、収集・運搬料金は利用する業者によって異なります。
まずは各自治体のホームページを確認し、不明な点は直接お問い合わせください。

4.リサイクルショップで売却する

購入してまだ日が浅いテレビの場合は、リサイクルショップで売却するのも良いかもしれません。
買取の際には、出張・宅配・店頭持込のいずれかの方法が利用できるため、お近くに店舗がない方でも気軽に利用できます。

  • パナソニック(Panasonic)
  • ソニー(SONY)
  • 東芝

といった人気国内メーカーのものや、需要の高い50インチ以上ある大型サイズのテレビなら高額査定も期待できるでしょう。
査定に出す際には保証書・取扱説明書、リモコンやケーブルといった付属品を揃え、できる限りきれいに掃除しておくとより印象が良くなります。

ただし、いくら人気のある製品だとしても買い取ってもらえるのは製造から5年以内の製品に限られます。
リサイクルショップによっては、壊れていてもジャンク品として買い取るケースもありますが、ほとんどの店舗では難しいかもしれません。

また店舗によって取り扱う製品や査定額にもばらつきがあるため、思ったような金額で売れない場合も。
少しでも高く買い取ってもらいたい場合は相見積もりをし、いくつか業者を比較した上で売却先を決めるのがおすすめです。

5.フリマアプリ・ネットオークションに出品する

メルカリラクマヤフオク!といった大手フリマアプリやネットオークションに出品するのもお得にテレビを処分できる方法のひとつです。

たとえ製造年数が経過しており買取不可になったテレビでも、人気メーカーやデザイン性が高いもの、大型サイズのものであれば売却できる可能性があります。

出品する手順

  1. 事前にテレビの相場を調べ、相応の販売価格を設定する
  2. 購入時期・使用年数・傷や汚れの有無など、商品説明を細かく記載する
  3. 商品画像を撮影し、商品ページに掲載する
  4. 購入希望者とやり取りをする
  5. 自宅からの運び出しと発送手続き

個人で手軽に出品できて便利ではあるものの、一方で下記のようなデメリットもあります。

  • 出品から発送まですべて自分で行うため手間も時間もかかる
  • 売れた場合は配送料と手数料がかかる
  • 必ず売れる保証はない
  • 購入者と思わぬトラブルに発展する場合もある

出品したからと言って確実に売れるわけでなく、テレビのような大型家電の場合は梱包や発送の手間もかかってしまうでしょう。
処分に時間をかけていられない方にはあまりおすすめできない方法かもしれません。

6.不用品回収業者へ買取・回収を依頼する

持ち込みや梱包・発送といった手間を省き、楽してお得にテレビを処分したいなら不用品回収業者への依頼がおすすめです。

不用品回収業者を利用するメリットは以下のとおりです。

  • 自宅まで買取・回収しに来てもらえる
  • どんなテレビでも確実に処分できる
  • 年中無休・即日対応
  • テレビ以外の不用品もまとめて引き取ってもらえる

不用品回収業者であれば、自ら回収場所まで運搬する必要はもちろんありませんし、事前にリサイクル券を購入するといった手間も不要です。
業者の多くは年中無休で稼働しているため、お客様の都合にあわせて依頼当日の回収、夜間作業にも対応可能。

「引っ越し前日・当日に急ぎで不用品を処分したい!」
「仕事が忙しく夜中でないと都合がつかない。」

といったご希望にも柔軟に対応いたします。

今回ご紹介した処分方法の中には自宅まで回収に来てもらえる方法もありましたが、その分費用がかかってしまう点はやはり気になりますよね。

そこで利用して欲しいのが不用品回収業者の買取サービスです。
テレビはもちろん、そのほか買取可能な不用品があれば査定額を作業費から差し引くことで、場合によっては無料で利用することも可能になります。
買取が難しい場合にも、まとめての依頼でひとつひとつの処分費がグッとお得になるプランもありますので、なるべく費用を抑えたい!という方におすすめの方法なのです。

不用品回収業者を利用する際の注意点

ただし、不用品回収業者の多くは上記のようなメリットがあるものの、中には悪徳業者も紛れている可能性がある点にはご注意ください。

  • トラックで町を巡回している
  • チラシ投函を積極的にしている
  • 「無料回収」を謳っている

こういった業者は、悪徳業者である可能性が非常に高いです。

後から高額請求される、不法投棄されてしまうといった事例も少なくありませんし、不法投棄は業者だけでなく依頼側まで裁かれてしまうため、十分に警戒する必要があります。

まずはお気軽にご相談ください!
電話受付時間:9時~19時

以下のページにて安心して依頼できるおすすめの不用品回収業者についても紹介しております。ぜひ参考にしてみてくださいね。

テレビを処分する際の注意点

注意

処分方法を見てきたところで、ここで処分の際の注意点についてもあわせて確認しておきましょう。

使用年数が5年以上のテレビは買取不可になりやすい

処分方法の中には売却する方法もいくつかあったかと思いますが、実は使用年数が5年を超えるものは買取不可としている業者がほとんどです。

各メーカーは、テレビが故障した際に使用する部品の保有期間を「製造終了後8年間」と定めています。
テレビをはじめとした家電は再販にあたって修理をする場合が多く、この部品の保有期間を考慮すると買取できる年数がどうしても限られてしまうのです。

壊れていないテレビであれば、5年以上経過していても買い取ってもらえる可能性はありますが、多くの場合は難しいと覚えておきましょう。

テレビに残されたデータをすべて初期化する

テレビを廃棄する場合も売却する場合も、必ず事前に「個人情報の初期化」をし、テレビに保存されている個人情報を消去しておきましょう。
個人情報が残ったまま処分してしまうと、情報漏洩につながり思わぬトラブルに発展してしまう可能性もあります。

このとき設定内容だけでなく、内蔵しているHDD(ハードディスク)に残ったデータもあわせて削除や初期化しておくことをおすすめします。

処分時には必ずB-CASカードを返却・破棄する

テレビを処分する際に忘れがちなのが「B-CASカードの返却・破棄」です。

テレビ購入時に同梱されるB-CASカードですが、有料放送と契約中のカードを破棄する場合は、契約カードの変更、解約などの手続きをする必要があります。

解約後のB-CASカードは、

  • B-CAS社へ返却
  • ICチップを切断し破棄

のどちらかの方法で処分してください。

具体的な返却方法はB-CAS社ホームページをご覧いただき、必要な場合はカスタマーセンターへお問い合わせください。

テレビの処分費用はいくら?

お札と電卓

テレビの処分方法や注意点についてはご理解いただけたかと思いますが、気になるのは”結局いくら費用がかかるのか”ですよね。

冒頭でも触れたように「家電リサイクル法」の対象であるテレビは自治体を利用して処分することはできず、処分する際にはリサイクル料金を支払う必要があります。

以下はメーカー別に見たテレビのリサイクル料金です。

メーカー液晶・有機EL・
プラズマ式 テレビ
(15インチ以下)
液晶・有機EL・
プラズマ式 テレビ
(16インチ以上)
パナソニック
東芝
1,870円
(ブラウン管テレビ:1,320円)
2,970円
(ブラウン管テレビ:2,420円)
日立
シャープ
三菱電機
ソニー
1,870円
(ブラウン管テレビも同額)
2,970円
(ブラウン管テレビも同額)
富士通ゼネラル1,870円
(ブラウン管テレビのみ)
2,970円
(ブラウン管テレビのみ)
参考:一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センター|再商品化等料金一覧

上記のリサイクル料金に収集・運搬料金(業者により異なる)を加算した料金が、テレビの処分にかかる主な費用となります。

なお、すでに存在しないメーカーの場合は指定法人の一律料金となりますのでご注意ください。

家電リサイクル券の購入方法

リサイクル料金は「家電リサイクル券」を購入し支払うことになります。

この家電リサイクル券の購入方法には、

  • 料金販売店回収方式
  • 料金郵便局振込方式

の2通りあり、どちらを選択するかによって手続きが異なります。

手続き先手続き方法
料金販売店回収方式一般社団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センターに入会している小売業者(取扱店)取扱店にリサイクル料金と収集運搬料金を支払う
料金郵便局振込方式郵便局1.郵便局に備え付けられている専用の用紙に必要事項を記入後、リサイクル料金を振り込む
2.引き取り時、業者へ収集運搬費を支払う

家電リサイクル券購入時の注意点

リサイクル券の購入時に注意しなければならない点がいくつかあります。

  • 誤って購入したリサイクル券では業者に引き取ってもらえない
  • 郵便局で支払った際にもらう「振替払込受付証明書」は必ず保管する
  • 引き取り後の「排出者控」は必ず受け取る

テレビはメーカーやサイズによってリサイクル料金が異なるため、間違って購入してしまったリサイクル券では引き取ってもらえません。その場合に返金は可能ですが、再度手続きする手間がかかってしまうため、購入の際は十分に注意しましょう。

また、郵便局で支払った際にもらう「振替払込受付証明書」は引き取り時に必要になり、業者引き取り後にもらう「排出者控」は、製品がメーカーに引き渡されているのかを家電製品協会のサイトで確認できます。

その後もしもトラブルがあった際にも役立ちますので、必ず受け取り、処分後もしばらく保管しておくと安心です。

処分方法別に費用を比較

今回ご紹介した処分方法別に処分費用を比較すると以下のようになります。

処分方法費用目安
家電量販店に引き取ってもらう 4,370円〜6,200円
※ メーカー・利用する店舗によって異なる
指定引取場所へ持ち込む1,320円〜
※ 振り込み手数料が別途必要
自治体指定の許可業者へ依頼する5,000円〜
※ 利用する業者によって異なる
リサイクルショップに買い取ってもらう無料〜
※ 出張費用がかかる場合がある
フリマアプリ・ネットオークションに出品する販売手数料 + 配送料
※ 売上金額・配送先によって異なる
不用品回収業者へ買取・回収を依頼する5,000円〜
※ 利用する業者・作業内容によって異なる

持ち込み処分が可能あれば収集・運搬料金を抑えられますが、お近くに回収場所がない方、持ち込む手段がない方には少々不便かもしれません。

必ずしも費用が安ければ良いというわけではなく、ご自身の状況にあわせて、安全かつ確実な方法で無理なく処分しましょう。

テレビの処分の際に出やすい不用品

インテリアと共に設置されたテレビ

テレビを処分する際に、どうせなら〇〇もまとめて処分したい!という方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、テレビを処分する際に出やすい不用品が何ごみにあたるのかも簡単にご紹介いたします。

品目ごみの区分
テレビ台粗大ごみ
DVDプレーヤー不燃ごみ・小型家電
大きさによっては粗大ごみ
スピーカー不燃ごみ・小型家電
大きさによっては粗大ごみ

なお、自治体によって細かい区分や規定のサイズは異なります。必ずお住まいの自治体に確認した上で処分してください。

別ページにてテレビ台の処分方法のほか、上記の品目を詳しく解説した記事もありますので、処分を検討中の方はぜひそちらもあわせてご覧くださいね。

テレビの処分時によくある質問

Q&A

Q.見積もりして欲しいのですが料金はかかりますか?

A.お見積もりやご相談は無料で承っております。年中無休で当日対応も可能となっておりますので、回収や買取をご希望の場合はお気軽にご相談ください。

Q.傷があるテレビでも買取してもらえますか?

A.弊社は修理工場を保有しているため、修理・修復が可能です。そのため、多少の傷や汚れなどがあっても買取できる可能性もございます。
買取可能な場合は回収費用と相殺しお得に利用していただけますので、ぜひご利用ください。

Q.大型テレビなのですが運び出しをしてもらえますか?

A.テレビの搬出・回収はすべてスタッフが行いますので、お客様は何もする必要はございません。ぜひくつろいでお過ごしくださいませ。

Q.テレビだけの回収もしてもらえますか?

A.もちろん可能でございます。弊社では1点のみの回収も行っておりますので、お気軽にご依頼ください。

Q.すぐに回収してほしいのですが本日中に来てもらうことは可能ですか?

A.お任せください。弊社は最短即日回収も行っておりますので、お住まいの地域が名古屋市内であれば、最短30分でご自宅まで伺うことが可能です。

ただし、混雑状況によっては多少お待たせすることもございますので、あらかじめご了承ください。

まとめ

リビングに置かれた大きなテレビ

今回は「テレビの処分方法」について解説してまいりました。

テレビは家電リサイクル法の対象となる家電です。必ずルールに従い、正しく処分しましょう。

記事の中ではごみとしてテレビを処分する方法のほか、状態の良いテレビを売却し有効活用する方法も紹介しています。
処分前に一度目を通していただき、ご自身の希望にあわせた方法を選べるようにしてみてくださいね。

「手間なくお得にテレビを処分したい!」という場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。

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