一人では動かせない!大きくて重いタンスの処分方法9選!無料の捨て方も解説

目次

タンスの上の猫

断捨離で服を減らしたり、引っ越し先に置くスペースがなかったりして、不要になったタンスの処分にお悩みではありませんか?

タンスは丈夫で簡単に壊れないため、処分する機会はそう多くありません。
そのためいざ捨てる際には「分別がわからない」「使用済みのタンスは買い取ってもらえるのかな?」など処分方法に迷うことも多いでしょう。
タンスは重量もサイズもあるため、そもそも持ち上げることすらできずにお困りの方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回の記事では、タンスの処分方法と注意点について詳しく解説していきます。
廃棄や売却の方法はもちろん、持ち上げられないタンスを簡単に手放す方法もお伝えしていきますので、タンスの処分にお困りの方はぜひ参考にしてみてください!

▼この記事でわかること

  • タンスの処分方法
  • 持ち運べないタンスを処分する方法
  • 処分時の注意点
まずはお気軽にご相談ください!
電話受付時間:9時~19時

タンスの処分方法9選!

カラフルなタンス

今回ご紹介するタンスの処分方法は、以下の9通りです。

  1. 自治体の粗大ごみ収集を利用して捨てる
  2. 自治体のごみ処理施設に自己搬入する
  3. タンスを解体して普通ごみとして捨てる
  4. リメイクして再利用する
  5. 家具店の引取サービスを利用する
  6. リサイクルショップ・中古家具店に買い取ってもらう
  7. フリマアプリやネットオークションを利用する
  8. 人に譲る・ジモティーを利用
  9. 不用品回収業者に回収を依頼する

処分方法それぞれのメリットとデメリットも詳しく解説していきますので、お手持ちのタンスの状態や、運搬方法なども考慮しつつ自分に合った方法を選んでみてくださいね。

自治体の粗大ごみ収集を利用して捨てる

整理タンスや和タンス、脚付きタンス(チェスト)などタンスにはさまざまな種類がありますが、どれも自治体の「粗大ごみ収集」を利用して処分できます。
一般的な処分の手順は以下の通りです。

  1. 電話かインターネット受付で事前予約を取る
  2. 手数料を予約時に確認し、手数料納付券を購入する
  3. 手数料納付券に氏名や受付番号を記載し、タンスに貼りつける
  4. 指定日時に収集場所へ運び出して完了

自治体によっては、予約が不要であったり申し込み方法が異なったりするケースもあります。
まずはお住まいの自治体のホームページを確認してください。

タンスの処分手数料は多くの自治体で1,000円前後で設定されており、比較的安い費用でタンスを手放せるのがメリットです。

自治体手数料
愛知県名古屋市・タンス(高さ120cm未満かつ幅90cm未満):1,000円
・タンス(高さ120cm以上または幅90cm以上):1,500円
岐阜県高山市550円
神奈川県横浜市・長辺1m未満のタンス:1,000円
・長辺1m以上のタンス:1,500円
東京都国立市・幅90cm未満のタンス:1,000円
・幅90cm以上のタンス:1,500円
・押し入れタンス:500円
大阪府大阪市・幅と奥行、高さの合計が2m未満:400円 
・幅と奥行、高さの合計が2m以上2.5m未満:700円 
・幅と奥行、高さの合計が2.5m以上:1,000円

ただしそのぶん、タンスを収集場所まで持ち運ぶ手間がかかります。
また、収集頻度が月1回と少ないため、お急ぎの場合は間に合わないこともあるかもしれません。

自治体のごみ処理施設に自己搬入する

もしタンスを収集日を待たずに捨てたいなら、自治体のごみ処理施設に自己搬入するという方法もあります。
重量で手数料が決まる施設であれば通常の粗大ごみ収集よりも安く処分できる可能性もあるため、処分する品が多い方や費用を節約したい方は利用を検討してみるといいでしょう。

ここでは、愛知県名古屋市の自己搬入手順を紹介します。

  1. 事前に処分するものを「可燃ごみ」と「不燃・粗大ごみ」に分別する
  2. 車に処分するごみを積んだ状態で、お住まいの区の環境事業所で受付
  3. 環境事業所で搬入する処理施設を教えてもらう
  4. 指示された場所まで自分で搬入し、ごみを車から降ろす
  5. 計量を行い、現金で手数料を支払う(10㎏までごとに200円)

名古屋市では予約は必要ありませんでしたが、予約が必要な施設もあるのでよく確認してから搬入してください。

自己搬入は自分のタイミングでタンスを処分でき便利な手段ではあるものの「搬入に車が必要」「搬出や積み下ろしは自分たちで行わなければならない」という点で利用できない方も多いでしょう。
車や人手が用意できない場合は、別の方法を検討しましょう。

タンスを解体して普通ごみとして捨てる

「手間や労力はいくらかかってもいい」「お金をかけずにタンスを処分したい」場合は、ごみ袋に入るサイズまでタンスを解体して捨てるという方法もあります。

【タンスの解体手順】

  1. 作業スペースを確保し、床を養生する
  2. ケガ対策のため軍手を着用する
  3. 釘はドライバーで、ダボなら内側から金づちで叩いて外す
    ※ガラス戸などがある場合は最初に分解しておく
  4. ネジや釘をすべて外し、箱状になったタンスの天板を石頭金づちで叩いて外していく
  5. 木材をノコギリで小さく切断する
  6. パーツを分別し、ごみ袋に入れて指定日にごみに出す

この方法なら、粗大ごみ手数料をかけずにタンスを捨てられます。
可燃ごみは収集頻度が高いので、粗大ごみ収集を待たずにタンスを捨てられるのもメリットといえるでしょう。

ただしDIYに不慣れな場合は作業に時間や手間がかかるのはもちろん、ノコギリやドライバーといった工具をイチから揃える必要があったり慣れない作業でケガをするリスクがあったりと、デメリットの方が大きくなってしまいます。
工具の取り扱いに慣れていないなら、タンスは解体せずそのまま粗大ごみに出したほうが結果的にお得かもしれません。

リメイクして再利用する

思い入れのあるタンスを有効活用したいなら、リメイクして再利用するという方法もあります。

  • プロに依頼してタンスをリビングボードや学習机など全く新しい家具にリメイク
  • 上下をばらして、コンパクトな家具にする簡単なリメイク
  • 引き出しを抜いてオープン棚に
  • 解体した引き出しを利用してデッドスペースの収納棚に!
  • ペンキで塗装して好きな色にチェンジ!
  • 100均のカッティングシートやリメイクシートを貼る
  • マスキングテープやステンシルを使用してみる
  • タンスの取っ手を付け替える など

インターネットで「タンス リメイク」と調べてみると、上記のようなアイディアや、リメイクの工程を記録した写真・動画など、参考になるものがたくさん見つかります。
興味がある方はぜひ探してみてください!

家具店の引取サービスを利用する

古いタンスを処分し、新しい家具を購入する予定がある方なら、家具店の引取サービスを利用するという手もあります。

家具店条件費用
ニトリ家具の指定はないが購入家具と同数量か同容量のもの税込4,400円
IKEAIKEAの家具なら買取サービスが利用できる無料
無印良品タンスは不可
ナフコ対象商品で、購入商品と同種同量の商品であれば可無料
東京インテリア大型家具の配送時に不要家具の搬出・移動サービスが利用できる
(購入家具と同等・同数の家具のみ)
2,000円~5,000円
※2025年1月時点

「購入家具と同等・同数の家具のみ回収」「自社製品の引取のみ可」など、お店によって条件・引取費用は大きく違います。
新しくタンスを買う際には、古いタンスの引取や費用についても事前に確認しておくといいでしょう。

リサイクルショップ・中古家具店に買い取ってもらう

お手持ちのタンスが有名ブランドのものなら、リサイクルショップや中古家具買取店で高価買取してもらえる可能性があります。
使用済みだからとすぐに捨ててしまわず、一度査定を受けてみてはいかがでしょうか。

【高価買取が期待できるブランド】

  • 天童木工
  • 飛騨産業
  • マルニ木工(maruni)
  • カリモク家具(Karimoku)
  • ウニコ(unico)
  • カッシーナ(Cassina)
  • ドレクセル ヘリテイジ(DREXEL HARITAGE)
  • アルフレックス(arflex)

大きなタンスを店舗に持ち込むのは大変なので、査定を依頼するなら「出張買取」を実施している店舗を選ぶのがおすすめです。
「タンス1点だけでは出張買取を利用できない」「エリア内しか対応できない」など店舗によって利用条件が異なりますので、詳しくはお店に問い合わせて確認しましょう。

タンスはお手入れ後に査定に出そう

いくらブランド品のタンスでも、ホコリや汚れが付いているとそのぶん査定額が低くなってしまいます。
高価買取してもらえるよう、できるだけお手入れをしてから査定に臨みましょう。

  • 汚れを取り、傷があれば修復する
  • カビがないかチェックし、あればふき取り乾燥させる
  • 臭いが気になる場合は引き出しを抜き、外気にあてる

高価なタンスの場合は、表面の仕上げに熟練の技が必要なものもあるため、不慣れな方が手入れしてしまうとかえって状態が悪くなってしまうことも。
お手持ちのタンスの仕様や素材に適した方法で手入れをすることが大切です。

フリマアプリやネットオークションを利用する

リサイクルショップで買取不可になってしまうことが多いノーブランドのタンスでも、フリマアプリやネットオークションに出品すれば売却できる可能性があります。
ごみとして捨てるしかないと思っていたものが高額買取されるケースもあるため、どんなものが出品されているか一度見てみてはいかがでしょうか。

【メルカリで実際に取引されているタンス】

  • 茶タンス アンティーク:7,980円
  • ニトリ キャビネット:13,000円
  • カリモク 4段チェスト:22,000円
  • ドレクセル ヘリテイジ 脚付きタンス:23,500円

ただし出品したからといってすぐに売れる保証はないため、タンスに需要がない場合は、買い手がつかないまま時間が経ってしまうケースももちろんあります。
そのまま出品し続けたり販売価格を値引きしたりすれば売却できる可能性もありますが、売れるまでかさばるタンスを部屋に置き続けなければならないというデメリットもあるため注意が必要です。

人に譲る・ジモティーを利用する

売るほどではないけれどまだ使えるタンスを捨てるのが惜しい…という場合は、タンスを必要としている人に譲り、使ってもらう方法もあります。
タンスを家まで取りに来てもらえれば梱包や発送の手間がかからず、送料も必要ないため気軽な手段です。

もし周りにタンスを譲る相手がいなかった場合は、SNSや地域掲示板「ジモティー」などを利用し、譲り先を探す方法を検討するのもいいでしょう。
「ジモティー」では、マンション下や最寄り駅前など引き渡し場所を指定し、取引相手にタンスを取りに来てもらえます。
フリマアプリやネットオークションのように自分で梱包・発送する手間が省け、売却・譲渡した場合でも手数料がかからないのが大きなメリットです。

とはいえ無料だからと破損や汚損があるタンスを無理やり押し付けてしまうと、のちのち返品やクレームといったトラブルに発展してしまう可能性も。
タンスを人に譲る場合は事前にタンスの状態を確認してもらっておく、譲る前には掃除やメンテナンスを済ませておくなど配慮しておくとトラブルを防げるでしょう。

不用品回収業者に回収を依頼する

最後は最も手間が少ない「不用品回収業者にタンスの回収を依頼する」方法をご紹介します。

【不用品回収業者のメリット】

  • タンスの種類、大きさ、量を問わず回収可能
  • 大きなタンスは解体して運び出してくれる
  • ほかの不用品もまとめて処分してもらえる
  • 自分の都合のいい日時に回収を依頼できる
  • 買取を利用すれば費用がお得になることも

不用品回収業者にタンスを回収してもらえば、面倒なごみ出しの手配をしなくて済むのはもちろん、重いタンスを家から運び出す必要もなくなります。
作業をすべてスタッフにおまかせできるので、あっという間に邪魔なタンスを処分可能です。

タンスを粗大ごみに出す場合は月1回の収集日を待たなくてはなりませんでしたが、不用品回収業者なら早ければ電話したその日に家に回収に来てもらえることもあります。
業者によっては夜間の作業を依頼できることもあるため、日中に時間が取れない方にも安心です。
急いでタンスを処分したい方や、仕事をしていて対応できる時間が限られている方はぜひ一度、問い合わせてみてはいかがでしょうか。

悪徳業者に注意!

便利な不用品回収業者ですが、業者の中には不法投棄をしたり、あとから高額な料金を請求したりする悪質な業者も残念ながら存在しています。
「安いから」「玄関先まで来てくれたから」といった理由だけで業者を選ぶのは危険です。
以下のポイントを確認して、安全な業者に依頼をしてください。

  • ホームページに正確な情報が載っている
  • スタッフの顔写真を掲載している
  • 基本プランや追加料金について詳しい記載がある
  • 訪問見積もりを実施している
  • 最新のクチコミを確認できる

見積もりの段階でわからないことや不審な点があった場合は、スタッフに問い合わせて納得いくまで確認しておきましょう。
その際、小さな質問にでも嫌な顔をせず、親切に答えてくれる業者であれば安心して依頼できます。

まずはお気軽にご相談ください!
電話受付時間:9時~19時

安心して依頼できるおすすめの不用品回収業者については、以下の記事でも解説しています。
業者選びでお困りの方はぜひ、参考にしてみてください!

タンス処分時の注意点

古いタンス

ここでは、タンス処分時の注意点を解説します。
処分前には目を通してみてください。

タンスの運搬には注意が必要

サイズや重量があるタンスはそもそも持ち運ぶのが難しいのですが、タンスを置いてある家や部屋の造りによっては搬出がより困難になることがあります。

持ち出すのが難しい状況でタンスを無理に持ち出そうとしたり、階段から降ろそうとした場合、壁や床の破損のリスクがあるのはもちろん、大きなケガに繋がる恐れもあり大変危険です。
持ち運びが難しいタンスは無理せず、業者に運び出してもらってください。

引っ越し業者の不用品引取サービスは利用できないことが多い

タンスを持ち運ぶ手間をかけずに処分する方法のひとつに、「引っ越し業者の不用品回収サービス」というものがあります。
引っ越しの荷物の搬出と不要なタンスの引取を一度で済ますことができるので、引っ越しを控えて時間がないときには非常に便利な手段です。利用を検討している方も多いのではないでしょうか?

しかし2025年1月現在、引っ越し業者の多くは不用品回収に対応していません。
引っ越し当日、追加費用を支払ったとしても回収には対応してもらえないため、注意が必要です。

引っ越し業者不用品の引取対応
アート引越センター家電リサイクル法の対象製品以外は回収不可
サカイ引越センターエリア限定対応。
一部地域では買取サービスも。
ハート引越センター回収不可
日本通運回収不可
クロネコヤマト回収不可

不用品回収に対応している引っ越し業者ももちろんありますが、その場合のプランや追加費用は業者ごとに異なります。
引っ越し業者から見積もりをとる際には、不用品回収を実施しているかどうかや費用についても忘れずに確認しておきましょう。

中に貴重品が残っていないか確認して処分する

タンスを処分する前には、引き出しの中に荷物が残っていないかを必ず確認しましょう。
洋服やアクセサリーなどはもちろん、現金や貴重品などがタンスの中に残されている場合があります。
また、引き出しの奥に物を落としてそのままにしているケースも多いので注意してください。

多少面倒ですが、タンスを処分する前には引き出しをすべて取り外して、中を点検しておくのをおすすめします。

タンス処分時によく出る不用品

たんす

以下の記事では、「婚礼タンス」「桐タンス」といったタンスの種類ごとの捨て方や、タンス以外の衣類収納家具の捨て方を詳しく解説しています。
クローゼット内の断捨離やご実家のお片付けなどの際にはぜひ、参考にしてみてください。

よくある質問

質問

Q 依頼した当日に回収してもらえますか?

A. はい、ご依頼いただいた当日でも回収にお伺いいたします。
名古屋市周辺であれば最短30分でお伺いすることも可能ですので、お急ぎの方はぜひご依頼ください。
ただし、ほかのお客様との兼ね合いによってはご希望に添えない可能性もございます。
お急ぎの場合はなるべく早めにお問い合わせいただけますと幸いです。

Q タンスと一緒に鏡台や衣装ケース(収納ボックス)、ハンガーなども処分してもらえますか?

A. はい、まとめて回収・処分可能です。
引越しの前後や遺品整理、空き家整理などで、家財一式の処分のご依頼も多くいただいております。
まとめてご依頼頂いた方が、手間も少なく1個当たりの費用も安く済むためおすすめです。

Q かなり大きなタンスですが、回収できますか?

A. はい、回収可能です。
そのままの大きさだと搬出が難しい場合は、経験豊富なスタッフがその場で解体し、スムーズに運び出します。
お客様の手をお借りすることはございませんので、安心しておまかせください。

Q 古いタンスでも売れますか?

A. 古いタンスでも状態や種類によっては買取できる可能性があります。
特に名の知れた職人による民芸家具や工芸品などは、年数が経つほど希少価値が高まるため、高値での買取が可能です。
古いからと捨ててしまわず、ぜひ無料の査定をご利用ください。

まとめ

2つのタンス

不要なタンスは自治体でごみとして捨てるのが一般的ですが、まだ状態の良いものやブランド家具であれば売却や譲渡といった手段で有効活用も可能です。
お手持ちのタンスの状態や、ご自身の希望に合わせた方法を選びましょう。

記事中では処分方法をいくつかお伝えしてきましたが、そもそもタンスは非常に重たくサイズがあるため、売却や廃棄する以前に「持ち上げることすらできない」「2階から降ろせない」などお困りの方も多いかもしれません。
そんなときには不用品回収業者の利用を検討してみてください。

  • タンスの種類、大きさ、量を問わず回収可能
  • 大きなタンスは解体して運び出してくれる
  • ほかの不用品もまとめて処分してもらえる
  • 自分の都合のいい日時に回収を依頼できる
  • 買取を利用すれば費用がお得になることも

弊社「出張回収センター」でも、タンスをはじめとした不用品の買取・回収を行っています。
タンスの処分でお困りでしたら、お気軽にお問い合わせください!

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