発電機の処分方法8選!無料の捨て方や燃料の処分方法も解説

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「発電機」というと工事現場や農業用というイメージを持つ方が多いですが、近年では個人でも持つ人が増えてきました。
キャンプや庭など屋外での作業のために1台あると便利ですし、災害時の電源確保のためにも持っておくと安心でしょう。

しかし発電機は不要になったり故障したりして処分する際、「燃料を使っている」「サイズが大きい」「自治体では回収不可とされることも多い」などから、捨てづらいものでもあります。
そのため、どう処分したらいいかわからずお困りの方も多いのではないでしょうか?

そこで今回のコラムでは発電機の処分方法について解説していきます。
処分の際の注意点などもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

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発電機とは

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発電機とは燃料でエンジンを動かし、電気を作る機械のことを指します。
メーカーによって名称やサイズ、出力などに細かい違いがあるものの、大きく分けると以下の2種類に分類されます。

種類特徴
インバーター◎電気を安定する装置がついているのでパソコンやテレビなど精密機器にも使用できる
◎低燃費・軽量でコンパクト、静か
△高額
スタンダード
(インバーター以外のもの)
◎高出力
◎比較的安価で購入できる
△周波数の切り替えができないので使用する場所には注意が必要
△精密機器には使用できない

燃料は3種類

発電機は以下の3種類の燃料でエンジンを動かし、発電をおこないます。

  • 軽油(ディーゼル)※大型発電機に使用される場合が多い
  • ガソリン
  • ガス(カセットボンベ・LPガス)

ガソリンはコスパが良いものの管理が大変、カセットボンベは管理が簡単なものの長時間の使用には向かないなど、燃料それぞれにメリットとデメリットがあります。
発電機を選ぶ際は、種類や出力、本体の価格だけでなく使用する燃料についても考慮しておく必要があるでしょう。

ポータブル電源との違い

発電機と混同されやすいものの一つにポータブル電源があります。
発電機とポータブル電源は電力を供給するという用途は同じものの、燃料や電力量はまったく異なる別物です。
自治体で処分する場合は捨て方も違うことが多いので、間違わないように注意しましょう。

ポータブル電源の特徴は次のとおりです。

  • 電気を蓄電して使用する
  • 電力量が発電機より少なく、複数の家電は使えない
  • 発電機よりも音が静か
  • 廃棄しないので室内でも使える
  • メンテナンスが簡単

ポータブル電源についてはこちらの記事でも詳しく取り上げています。

発電機は何ごみ?分別は自治体ごとに違う

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発電機はその大きさや重さ、機械であることから「粗大ごみ」として処分できると思う方も多いのではないでしょうか。
しかし発電機をどのように分別するかの判断は、自治体によって異なります。

自治体分別区分備考
北海道札幌市大型ごみエンジン付は販売店へ
神奈川県横浜市粗大ごみ持ち運び可能なものに限る オイル・ガソリン等は抜いて
東京都八王子市回収不可専門業者に処理を依頼する
埼玉県秩父郡東秩父村粗大ごみ
東大阪市回収不可販売店等に相談
高知県高知市資源物「金属」燃料は抜いて
沖縄県沖縄市市で収集不可

上記のように、発電機は大型ごみや粗大ごみ以外にも、金属ごみや不燃ごみにされることもあり、回収不可になるケースも多いです。
その場合は自治体のごみ回収で捨てられないので別の手段を検討しましょう。

発電機の処分方法8選

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ここからは実際に発電機を処分する方法を順番にご紹介していきます。

①粗大ごみとして捨てる

お住まいの自治体で発電機が粗大ごみに分別されていた場合、予約や手数料納付券の購入を事前に済ませておく必要があります。
ごみに出す手順は以下のとおりです。

  1. 粗大ごみ受付センターに電話かインターネットで申込み
  2. 収集日、収集場所、料金を確認する
  3. スーパーやコンビニなど指定の販売店で手数料納付券(シール)を購入
  4. 発電機に受付番号や氏名を記入した手数料納付券を貼る
  5. 収集日に指定場所に出す

予約の受付締切日や収集頻度、手数料の金額などは自治体によって違いがあります。
事前にお住まいの地域のルールを確認しておきましょう。

この方法であれば比較的安価な費用で発電機を処分できますが、一方ですぐに捨てられない、ごみ捨て場まで発電機を運ばなければならない、といったデメリットも。
急ぎの場合や、持ち運びが難しいなら別の手段を検討してみましょう。

②不燃ごみとして捨てる

粗大ごみや大型ごみとされることが多い発電機ですが、自治体によっては「不燃ごみ」「金属ごみ」など別の分別にされていることもあります。

その場合は、ごみ袋に入れた発電機を指定日時にごみ収集所に持って行けば処分が完了します。
予約は必要なく、費用もごみ袋代を除けば無料なので比較的簡単な処分方法と言えるでしょう。

ただし、発電機の種類やサイズによっては分別が変わることもあり、そうなるとごみにだしても回収してもらえない可能性があります。
分別や捨て方に不安があるなら、ごみを捨てる前に自治体に問い合わせて確認しておきましょう。

③ごみ処理施設へ自己搬入する

粗大ごみの回収日を待たずに処分したい、ほかのものもまとめて捨てたいという場合は、自治体のごみ処理施設へ発電機を搬入するという方法もあります。

こちらも粗大ごみと同じく、事前予約の有無や手順、回収費用は自治体によって異なります。
いきなり持ち込むのではなく、事前にルールの確認を必ずしておきましょう。

例として以下の自治体の利用手順をご紹介します。

自治体手順と費用
神奈川県横浜市事前に粗大ごみ受付センターへの申込と手数料の納付が必要。
申込日時に搬入施設に持込む。
市が収集する場合と同じ料金が必要。
愛知県名古屋市事前予約は不要。
車に処分するごみを積んだ状態で、お住まいの区の環境事業所で受付をおこなう。
指示された場所まで自分で搬入をし、ごみを計量したあとで手数料を支払う。
処理手数料は10キログラムまでごとに200円。
大阪府大阪市居住区の担当処理施設に電話予約が必要。
最大辺が1mを超えるものなどは破砕処理が必要となるので、その場合は破砕設備設置の舞洲工場に問い合わせて指示を受ける。
処理手数料は10キログラムごとに90円。

この方法であればすぐに発電機を処分でき、搬入するものの重さによっては戸別回収よりも安い費用で発電機を処分できる可能性もあります。
ただし次のようなデメリットもあるため、利用前に確認しておきましょう。

  • 発電機を回収不可としている自治体では、自己搬入しても回収してもらえない
  • 搬入には車が必須
  • 平日の限られた時間しか利用できない

④メーカーや販売店に問い合わせる

自治体で発電機が回収不可となっている場合は、発電機のメーカーや購入した店舗に処分について問い合わせをしてみましょう。
お手持ちの発電機に適した処分方法を案内してもらえます。

例えば「ヤマハ」ではヤマハ発電機サービス指定店へ相談となっています。

⑤買取専門店に売却する

まだ使える発電機であれば、売却してお得に手放すこともできます。

売却先は街のリサイクルショップでも可能ですが、「古い発電機」「不具合のある発電機」は買い取ってもらえないため注意しましょう。
また、たくさんのジャンルのものを扱うリサイクルショップでは発電機の価値や状態が考慮されず、安値での買取になってしまう可能性があります。

以下のような有名メーカーの発電機をお持ちの場合は、「アウトドア用品買取専門店」や「中古家電買取専門店」「電動工具や業務用機械の買取専門店」などの、専門性の高い買取店に売却するのがおすすめです。

  • ホンダ(本田技研工業)
  • ヤマハ(ヤマハモーターパワープロダクツ)
  • YAMAZEN(株式会社山善)
  • KOSHIN(株式会社工進)
  • EENOUR(イーノウ)
  • 新ダイワ(新ダイワ工業株式会社)
  • DAYTONA(株式会社デイトナ)

また、汚くて売れないもの、故障している発電機の場合はスクラップ業者に売却することもできます。
リサイクルショップや買取専門店での買取よりはかなり安い金額での売却になるものの、費用をかけずに発電機を処分できるため、捨てる前に問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

⑥フリマアプリやネットオークションに出品する

発電機はフリマアプリ・ネットオークションに出品して処分することも可能です。

自分で自由に価格を設定できるので、リサイクルショップや買取専門店より高く売れる可能性があるほか、古いものや不具合があるものであっても、価格によってはジャンク品として売れるかもしれません。

ただし、利用の際には以下のような注意点もあります。

  • 梱包から発送までを自分で全ておこなうので手間がかかる
  • 重さとサイズがある発電機は送料が高くなる
  • 売却できた場合は販売額に応じて5%~10%の手数料がかかる
  • 発電機は新品未使用でないと宅配便を利用できないことが多い

発電機は基本的に「新品未使用」でなければ宅配業者では送ることができません
使用済みの場合は100%燃料を抜いた状態であれば利用できることもありますが、一般的には難しいと考えておきましょう。

⑦ジモティーを利用する

「ジモティー」のようなネット上の掲示板を利用し、発電機を譲るという方法もあります。

フリマサイトやネットオークションと違い、直接手渡しができるため配送の心配がいりません。
無料での譲渡もできますが、価格を付けて「売却」することも可能なので、都合に合わせて利用してみましょう。
また、譲る人が燃料が入ったままで良いなら、そのままの状態で渡すこともできるため手軽な方法だと言えます。

ただし、発電機に不具合があったり汚れがひどかったりすると譲ったあとでトラブルになることも。
譲る前に発電機の状態を詳しく相手に伝えておき、トラブルを防止しましょう。

⑧不用品回収業者に依頼する

  • 自治体で発電機が回収不可になっている
  • 忙しくて発電機を処分する暇がない
  • 発電機のほかにもまとめて処分したいものがある

このような状況の方は、不用品回収業者の利用がおすすめです。

不用品回収業者はどんな状態の発電機でも回収可能で、一斗缶やオイルといった自治体で捨てにくいものも処分できます。
分別や搬出、積込まですべてスタッフにおまかせできるので、とにかく手間がかかりません。

また、不用品回収業者は年中無休で稼働しており、即日や夜間の作業にも臨機応変に対応してくれるという大きなメリットも。
忙しくて平日の粗大ごみが捨てられないという方にも便利です。

発電機に入ったガソリンやオイルもそのまま回収してもらえますが、中にはガソリンは回収不可としている業者もあるため注意が必要です。
事前にガソリンなどの燃料の取り扱いができる業者かどうか、必ず確認をしておきましょう。

▼不用品回収業者の選び方についてはこちらでも詳しく解説しています▼

発電機を処分する際の注意点

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ここからは発電機の処分時に知っておきたい注意点について解説します。

燃料を抜いておく

発電機の処分時には「ガソリンやエンジンオイルなどの燃料はすべて抜いておく」ことを忘れないようにしてください。

ガソリンが入ったままの発電機の処分は、火災や爆発につながる可能性もあり大変危険です。
また、自治体によっては古くて固まってしまったオイルやガソリンがタンク内にこびりついていても回収不可となります。

抜いた後の燃料の捨て方

抜いた後のオイルやガソリンは正しい方法で処分をおこないましょう。

ガソリン

抜いた後のガソリンは専用容器に入れ、ガソリンスタンドに持ち込めば回収してもらえます。
回収費用は無料~数百円とガソリンスタンドごとに違い、また店舗によっては回収してもらえないこともあるため事前の確認が必要です。

エンジンオイル

エンジンオイルもガソリンと同じく、少量でもそのまま捨てたり撒いたりすることはできません。

  • ガソリンスタンドに持ち込んで捨ててもらう
  • 購入店で引き取ってもらう

といった方法で処分ができますので、お近くのガソリンスタンドやエンジンオイルを購入したお店に問い合わせをしてみましょう。

近くに引き取ってくれるお店がないなら廃油処理パックにオイルをしみ込ませたあと、自治体のごみ回収で捨てるという方法もあります。オイルをしみ込ませた廃油処理パックがどの分別になるかは自治体ごとに異なりますので、確認してからごみに出すようにしてください。

カセットボンベ

取り外したカセットボンベは、中身が入っているものであれば火気のない屋外や風通しの良いところでガスを抜きます。
ガス抜きキャップが装着されていることが多いのでそちらを利用し、処分をおこないましょう。※ガスが噴き出す恐れがあるため穴はあけないようにしてください。

ガスを抜いた後のカセットボンベは自治体の指示に従い処分をします。

業務用のものは自治体では捨てられない

業務用の発電機は産業廃棄物となり自治体では捨てられず、別の方法での処分が必要になります。
業務用でなく、家庭で使用するような小型の発電機を事業で使った場合も「事業に利用した」ものであれば産業廃棄物になるため、廃棄の際には注意しましょう。

産業廃棄物となった発電機は、自治体のホームページに記載されている処理方法に従って処分します。
まずはホームページを確認し、記載がない場合は直接自治体に問い合わせてみて確実に処分ができるようにしましょう。

発電機の処分でよくある質問

Q.発電機がとても重たいのですが回収してくれますか?

A.出張回収センターは経験豊富なスタッフが回収作業に従事しておりますので、基本的にはどのような不用品でも回収可能でございます。
発電機のように重たい物でも複数のスタッフで運び出す他、事前に養生も行いますので、お客様のご自宅を傷つける心配はございません。マンションの上層階にも対応しておりますが、作業内容によってはスタッフを増員する必要がございますのでご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

Q.日中は忙しいので夜間に発電機を回収してほしいのですが。

A.ご安心ください。出張回収センターはお客様のご都合に合わせて作業スケジュールを組んでおりますので、夜間の発電機の回収作業も受け付けております。
大きな音を立てないように丁寧な作業を心がけておりますので、ご近所に迷惑がかかる心配はございません。土日や祝日の回収作業も可能でございます。

Q.発電機の回収を周りに知られたくないのですが対応可能でしょうか?

A.出張回収センターはお客様のご希望にできる限り対応することを心がけております。
ご近所に発電機の回収を知られないよう、会社名が入っていない車両や制服を用いるなど細心の注意を払って作業を行うのでご安心ください。
なお、絶対に周りに気づかれないとは断言できないのでその点はご了承願います。

Q.発電機が複数あるのですがすべて回収してくれますか?

A.お客様のご希望に合わせた回収作業を行っておりますので、発電機の台数についてもご希望通りの対応が可能でございます。
発電機の台数や大きさによっては車両やスタッフの数を増やすこともありますので、事前の見積もりの際に詳細をお伝えいたします。

Q.大きな発電機は邪魔なのですぐに片付けてくれますか?

A.名古屋市や近隣地域にお住まいであれば、ご依頼から最短で30分以内のお伺いが可能でございます。他の地域はややお時間を頂戴するものの、できる限りご依頼のあった当日中の発電機の回収作業を心がけておりますのでお急ぎの方はぜひご検討ください。

Q.発電機の回収作業までこちらで何かしておくことはありますか?

A.発電機の回収のご依頼いただいた後、回収作業までにお客様ご自身にしていただくことは特にございません。
作業完了後にお支払いをお願いしますので、お支払いの準備だけお願いいたします(現金のほか、クレジットカードでのお支払いも可能です)。
なお、作業当日はお客様に立ち会っていただきますが、もし立ち会いが難しければ状況によって当社スタッフのみで作業することも可能です。
ご希望の場合は事前にご相談ください。

まとめ

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今回は発電機の処分方法や注意点について解説しました。

発電機は、重量があること、燃料を使用する機械であることから処分が難しい製品です。
自治体ごとに分別や捨て方は異なっているので、処分するならまずはお住まいの自治体の処分方法について確認しておきましょう。
また、処分時には燃料を抜くのを忘れないようにしてくださいね。

手間や時間をかけずに発電機を処分したい方は不用品回収業者がおすすめ。
重たい発電機でもスタッフが運搬してくれますし「燃料が入ったまま」「余った燃料も一緒に」など、要望に合わせて柔軟に対応してくれるのも魅力です。

当社「出張回収センター」でも発電機の回収をおこなっています。
不用品回収と同時に買取もできますので、まずはお気軽にお問合せください。

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