スケートボードは近年オリンピックの種目になるなど、ますます注目を集めています。
プロ認定を受けて本格的に取り組む人もいれば、チャレンジしてみたけれど難しかったと挫折する人もいるかもしれません。
使わなくなったスケボーは、どのように処分するのが正しいのでしょうか?
この記事では判断の難しいスケボーの捨て方、またその他の処分方法について解説していきます。
スケボーをお得に処分したい方、なるべく手間をかけずに処分したい方はぜひ参考にしてくださいね。
スケボーの基本的な捨て方
それでは早速、スケボーの基本的な捨て方を解説していきます。
スケボーの捨て方は自治体ごとに異なる
スケボーの捨て方を考える上では、まず「捨て方を調べる」ところからはじめましょう。
というのも、スケボーの正しい捨て方は自治体によって違うのです。
例えば例えば神戸市ではスケートボードは『燃えないゴミ』での処分となりますが、横浜市では『粗大ごみ』扱いとなります。
自治体によって定められた決まりをきちんと守って正しい捨て方をしないと、罰金をはじめとした処罰の対象となる場合もあります。
まずは自治体の公式ホームページを参考にするとともに、不明な場合には問い合わせるなどして正しい対応を心がけましょう。
スケボーを燃えないゴミとして処分する場合
スケボーを燃えないゴミとして処分する場合には、自治体で指定されている「燃えないゴミ」専用の袋に入れるなどして、回収場所へ持ち込みます。
自治体によっては専用の袋がなく「中身のわかる透明な袋に入れる」「袋に入らないものには専用シールを貼る」というケースもあり、それぞれのルールが決まっていますので従って捨てましょう。
スケボーを粗大ゴミとして処分する場合
粗大ゴミとは、燃えないゴミよりもさらに大きなサイズのゴミのことです。
多くの自治体では「30cm角を超えるゴミ」が粗大ゴミとして扱われます。
ただし川口市の場合には「一辺が40cm以上を超えるゴミ」であったり、福岡市の場合には「指定袋に入らない大きさのゴミ」であったりと、詳細が異なります。
ただしスケボーは、多くの場合80cm以上のサイズとなります。
そのためほとんどのケースで粗大ゴミとして扱って良いでしょう。
粗大ゴミを出すときには、次のような手順で回収してもらいます。
- 粗大ゴミ回収センターに電話やネットなら問い合わせ個別収集の申し込みをする
- 必要な額の「手数料納付券」を購入する
- 指定の回収日時に、指定の場所にスケボーを出しておく ※立ち合いは不要です
ただし粗大ゴミの指定回収日は自治体によって定められています。
場合によっては指定回収日まで遠く、数週間から数ヶ月かかってしまうこともあるかもしれません。
「今すぐ粗大ゴミを捨てたい」というときには、粗大ゴミを取り扱うリサイクルセンターへ持ち込むという方法もあります。
リサイクルセンターでは、持ち込まれたゴミをその日のうちに回収してくれます。
指定の回収日時まで待てないときにも、スムーズな処分が叶えられるでしょう。
ただし、リサイクルセンターまでの運搬は自分で行わなければいけません。
出張回収などのサービスはありませんので、その点は理解しておきましょう。
スケボーを燃えるゴミとして処分できる場合もある?
そのままでは粗大ゴミの区分になるスケボーでも、解体することによって燃えるゴミなどの形で処分できる可能性があります。
例えば本体部分が木でできているスケボーなら解体して部分ごと処分することにより、主な部分は燃えるゴミ、その他のパーツはリサイクル可能な資源…と適切に処分できます。
解体に必要なものは次の通りです。
- 軍手
- ゴーグル
- レンチ
- スパナ
- ドライバー
これらを利用してスケボーを解体する手順は、次の通りです。
- まず必要なものを揃えて、軍手やゴーグルを着用する
- スケボーを裏返し、ネジを外してトラックを取り外す
- ナットを外し、トラックからホイールを取り外す
- ホイール内のベアリングを取り出す
- デッキのグリップテープを剥がす
- それぞれの部品を分類し処分する
解体処分は、再利用できる部品を適切に取り出してその後も活用できるというメリットがあります。
一方で解体の作業は大変で、どうしても時間や手間がかかってしまうでしょう。
慣れていない人の場合には、ケガのリスクもあるため注意しなければいけません。
また、せっかく解体してもパーツごとの分類をきちんと正確にわかっていないと、結果的に無意味になってしまいます。
正しい取り扱いについて理解した上で、解体作業を行いましょう。
スケボーを捨てる以外の形で処分するにはどうすればいい?
ここまで、基本的な捨て方を解説してきましたがスケボーは捨てる以外にもさまざまな処分方法があります。
「まだ使えるからもったいない」、「手間のかからない形で処分したい」というときには、その他の方法も参考にしてくださいね。
リサイクルショップなどで売る
スケボーはリサイクルショップや中古スポーツ用品専門店などで、買取をしてもらえる可能性があります。
比較的きれいなスケボーや、中古市場で需要の高いスケボーであれば一度査定に出してみるのも良いでしょう。
リサイクルショップなどで売る場合には、多くの店舗で査定に出したその日のうちに査定額がわかり、売るかどうかの判断ができます。
「どうしても今日のうちに処分してしまいたい」というような要望にも応えることができますので、急いでいる人であれば特に活用すべきでしょう。
しかし、査定額については基本的に店舗の鑑定士任せとなります。
「絶対にこの金額で売りたい」という希望があったとしても、鑑定士が納得のいく金額を提示してくれるとは限りません。
「少しでも高く売りたい」という希望があれば複数の店舗を回って査定してもらい、比較する必要があります。
持ち運びの手間もかかり、その日のうちに処分することが難しくなるかもしれません。
フリマアプリやネットオークションを利用する
「絶対に売りたい金額が決まっている」というようなケースでは、フリマアプリやネットオークションを利用するというのもひとつの手です。
フリマアプリやネットオークションでは、自分で販売価格を決定できます。
そのため、査定では安い金額を提示されてしまったスケボーでも理想の金額で手放せる可能性があります。
ただし、確実に買い手が見つかるとは限りません。
理想の売値が相場価格以上であった場合には、なかなか売れないこともあるでしょう。
そした適正価格であった場合にも、即日売れるとは限らず売れるまでは自宅で保管しなければいけません。
「そのうち売れれば良い」という、時間の余裕がある人におすすめの方法です。
出品にあたっては、次のような作業を行います。
- 出品するスケボーの写真を撮影する
- サイズや状態などの基本情報を記載する
- 希望金額を指定する
- 買い手が現れるのを待つ
- 買い手が見つかったら梱包や発送をする
ちなみに配送料は、出品者が負担するケースがほとんどです。
そのため金額を設定するときに、配送料を考えずに決定してしまうと損をしてしまう可能性があります。
必ず「スケボー本体の金額+配送料」で計算した金額を設定してください。
人に譲る
スケボーに興味がある人や、実際にやっている人が周囲にいる場合には譲るというのもひとつの方法です。
特に「やってみたいけれど、なかなかタイミングが掴めずにいた」という人には喜ばれるでしょう。
そのような人が近くにいない場合には、ネットを活用して譲る相手を探すのもおすすめです。
- ジモティーなどの地元特化型掲示板
- 同じ趣味の人が集う掲示板やSNS
このようなサービスを活用することによって、より広い視野で譲る相手を探せるようになります。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者とは、自宅に眠っている使わないもの、いらないもの、処分方法がわからないものなどをまとめて回収してくれる専門業者です。
不用品回収業者では家具、家電、生活雑貨などありとあらゆるものを取り扱っていますが、その中のひとつとしてスケボーの回収も依頼できます。
スケボーを回収場所まで運ぶことを手間に感じていたり、スケボーだけでなくいらない家具などもあわせて処分したいと考えていたりするのであれば、ぜひ活用すべきでしょう。
回収にあたっては、スタッフが自宅まで引き取りに来てくれるので手間がかかりません。
不用品回収そのものは非常に便利なサービスですが、中にはいわゆる「悪徳業者」も存在しています。
次のような特徴が見られる業者には、注意した方が良いでしょう。
- 「無料回収」を謳っている
- 料金表示やサービス内容の明確な記載がない
- 回収事例が掲載されていない
- 一般廃棄物収集運搬業許可などの許可証を確認できない
- 極端に悪い口コミが多い
このような業者へ依頼してしまった場合には、さまざまなトラブルが起こりかねません。
「無料と聞いていたのに、後から後からオプション料金を請求され、気づけば大きな金額を支払わなければいけなくなっていた」
「回収してもらったはずのものが不法投棄されており、警察から連絡がきた」
「業者を利用したあと、個人情報が漏洩しトラブルに見舞われた」
このようなトラブルに巻き込まれないためには、事前にしっかり下調べをするとともに、少しでも違和感を覚えたらきちんと問い合わせて納得のいく状態で契約することが大切です。
「出張回収センター」では、長年の実績に基づいた知識やノウハウを活かした不用品回収を行っています。
業者選びに悩んでしまったときには、まずはお見積りからご相談くださいね。
スケボーを買取に出すときのポイント
思い入れのあるスケボーを処分するときには多くの人が「せっかくなら高く売りたい」「譲った相手に喜んでほしい」と考えるのではないでしょうか?
そんなときに意識してもらいたいポイントを解説していきます。
1) 要らなくなったらすぐに売る
スケボーの中でも特に、電動スケボーなどはまだそこまで普及しきっていないこともあり、中古市場でも高値で取り扱われています。
ところが、今後広く普及していけば現在の金額よりも安い金額で取り扱われることとなるでしょう。
また、電動でない従来のスケボーであっても、スケボーの性質上使えば使うほど汚れたり傷がついたりしやすくなっていきます。
丁寧に取り扱っていたとしても、やはりまだそこまで使用していないスケボーの方が高値で取引されるでしょう。
そのため、使っていないスケボーを処分するなら、できるだけ早く決断することをおすすめします。
2)備品を管理しておく
中古で物を高く売るためには、できるだけ購入したときに近い状態にすることが大切です。
もし、スケボーを購入したときに次のようなものがついていたのなら、売るときにもきちんと揃えておきましょう。
- 専用の箱
- 袋
- 取扱説明書
- タグ
- 純正の備品
人へ譲るときも同様に、これらが揃っていれば譲った相手に喜ばれるでしょう。
3)事前にメンテナンスをしておく
スケボーは使用したそのままの状態では、汚れていたり傷がついていたりすることも多いものです。
そのためできるかぎり汚れを落とすなど、見た目をきれいにしておきましょう。
汚れたままスケボーを売った場合には、買取業者が「汚れたスケボーをきれいにする」という作業を行わなければいけません。
売る前にできる限りのことをしておけば、作業負担が少なくなるため高値で取り扱われやすくなります。
また、電動スケボーの場合にはメンテナンスと合わせて動作確認をしておくこと大切です。
正常に作動しないスケボーの場合、買取不可になる可能性もあり、また持ち帰らなければいけなくなるためしっかりチェックしておきましょう。
まとめ
スケボーの基本的な捨て方として、燃えないゴミや粗大ゴミに出すという方法があります。
詳細な取り扱いは自治体によっても違いますので、よく確認しておきましょう。
まだ使えるスケボーであれば、捨てる以外にも売る、人に譲るといった方法で処分できます。
その際には、備品を揃えておいたりメンテナンスをしておいたりするとより高値で取り扱われるかもしれません。
さらに、不用品回収業者へ依頼するという方法もあります。
「出張回収センター」は、創業より15年以上多くの不用品回収を行っています。
スケボーはもちろん、家具や家電もまとめて回収いたします。
不用品回収のスペシャリストとして、回収した不用品の性質を見極め適切な対応をいたしますので、まずはお気軽にご相談くださいね。
当社ではスケートボードのほか、その他スポーツ用品の処分方法も解説していますので、こちらもご参考ください!